JP2017010706A - 回路遮断器 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の接続では、配線数(工数)が増加するため、作業性が悪く極数が増えると接続数が増えて配線に手間がかかり、配線数が増えると本体周囲の作業スペースが大きくなり盤の小型化を阻害していた。【解決手段】可動、固定接点に接続された第1端子、可動、固定接点に接続された第2端子を1組とする3組以上の開閉機構を備えた回路遮断器であって、隣接する開閉機構の第1端子間又は第2端子間を接続するU字形接続導体、一方の開閉機構の第1端子と、隣接する他方の開閉機構の第2端子間を接続するノ字形接続導体、U字形接続導体及びノ字形接続導体を嵌め込み収納する案内溝を有し筐体の背面を覆う絶縁体を備え、互いに隣接する開閉機構の各第1端子、各第2端子は、U字形接続導体、ノ字形接続導体で選択的に接続されることによって2組の開閉機構を直列接続する共に電源用端子及び負荷用端子は、各第1端子及び各第2端子のいずれかの端子によって構成されている。【選択図】図1

Description

この発明は、配線用回路遮断器に関し、特に回路遮断器を直流回路に使用する場合の回路遮断器に関するものである。
近年の地球温暖化防止の対策を背景に、太陽光、風力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーの導入が推進されている。太陽光発電システムなどの直流電源回路を扱うシステムにおいては、安全性を向上させるため配線の遮断機能を有した装置が必要となってきている。
一般に、直流回路に回路遮断器を設置する場合、直流回路は交流回路のように電流零点がなく、太陽光発電システムの大規模化に伴い使用電圧も高くなる傾向があるため、開閉性能や遮断性能の確保が困難である。
従って、3極又は4極の回路遮断器を使用し、2極のうち一方の電源側配線部分と他方の負荷側配線部分を線材(導線)により直列に接続し、1極当たりに負荷を低減して限流遮断性能の向上が図られている。
特開2012−138173号公報
図27は、従来の一般的な直流回路遮断器の配線図である。
図27(a)は、3極の回路遮断器を用いた場合の一般的な配線図である。
電源側端子は、端子8a〜8cのうち8aと8cとを電源端子として使用し、負荷側端子は、端子9a〜9cのうち9aと9bとを負荷端子として使用し、電源側の端子8bと負荷側の端子9cを導線89bcにより接続し、すなわち2極を直列接続して使用していた。
また、図27(b)は、4極の回路遮断器を用いた場合の一般的な配線図である。
電源側端子は、端子8a〜8dのうち8aと8dとを電源端子として使用し、負荷側端子は、端子9a〜9dのうち9bと9cとを負荷端子として使用し、電源側の端子8bと負荷側の端子9aとを導線89baにより接続し、また電源側の端子8cと負荷側の端子9dとを導線89cdにより接続し、それぞれ図27(b)の左右の2極を直列接続して、直流回路に回路遮断器を使用していた(特許文献1の図7参照)。
上記のような従来の接続では、配線数(工数)が増加するため、作業性が悪く、極数が増えると接続数が増えて配線に手間がかかるという課題があった。また、配線数が増えるため本体周囲の作業スペースが大きくなり盤の小型化を阻害するという問題もあった。
また、客先では、図27以外の方法で配線する場合があり、配線の複雑化によって配線ミスによる短絡事故を起こす可能性もあった。
この発明は、前述のような接続する配線数を減少させ、作業の容易化と短絡事故の防止の低減を図ると共に、少ない部品数で様々な配線が行える構造を提供するものである。
この発明に係わる回路遮断器は、可動接点又は固定接点に接続された第1端子、及び可動接点又は固定接点に接続された第2端子を1組とする少なくとも3組以上の開閉機構を備え、前記開閉機構は筐体に並設され且つ2組単位で直列接続される回路遮断器であって、隣接する開閉機構の第1端子間又は第2端子間を接続するU字形接続導体、一方の開閉機構の第1端子と、隣接する他方の開閉機構の第2端子間を接続するノ字形接続導体、及び前記U字形接続導体及び前記ノ字形接続導体を嵌め込み収納する案内溝を有し、前記筐体の背面を覆う絶縁体を備え、互いに隣接する開閉機構の各第1端子、各第2端子は、前記U字形接続導体及び前記ノ字形接続導体で選択的に接続されることによって2組の開閉機構を直列接続する共に、
電源用端子及び負荷用端子は、各第1端子及び各第2端子のいずれかの端子によって構成されているものである。
この発明の回路遮断器によれば、2極又は4極を電線で接続する必要がなくなるため配線数が減り作業の簡易化ができる。また、配線スペースの省略化ができる。
また、多様な配線方法にも同じ部品の組合せにより対応することができ、従って、部品の共用化ができると共に、客先に応じた配線方法で予め構成することで配線ミスによる短絡事故を防止することができる。
また、絶縁体は、長手方向の上下を180度反転しても取り付けることができるため、案内溝も電源側と負荷側の両方に配置できる構造となっている。また、絶縁体は、各極で分離し長手方向を軸とする対称な2部品で構成され、回路遮断器本体の極数に依存せず取付可能な構成となっている。
この発明の実施の形態1における回路遮断器の要部を背面側から見た斜視図である。 この発明の実施の形態1における回路遮断器の要部を前面側から見た斜視図である。 この発明の実施の形態1における回路遮断器の要部である絶縁体の組合せ状態を示した説明図である。 この発明の実施の形態1における回路遮断器において、ノ字形接続導体の接続後の状態を示した背面図である。 この発明の実施の形態1における回路遮断器において、(a)は電源側端子におけるノ字形接続導体の接続後の状態を示した断面図、(b)は負荷側端子におけるノ字形接続導体の接続後の状態を示した断面図である。 回路遮断器の要部である絶縁体とノ字形接続導体を単体で示した斜視図で、(a)は一方の板状絶縁部材1を示す斜視図、(b)は他方の板状絶縁部材2を示す斜視図、(c)は一方のノ字形接続導体3を示す斜視図、(d)は他方のノ字形接続導体4を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1における回路遮断器組立後の回路遮断器本体の背面図である。 この発明の実施の形態1における回路遮断器の配線状態を示し、(a)は外形図、(b)はその配線図の1例である。 この発明の実施の形態2における回路遮断器の要部を背面側から見た斜視図である。 この発明の実施の形態2における回路遮断器の要部を前面側から見た斜視図である。 この発明の実施の形態2における回路遮断器において、U字形接続導体の接続後の状態を示した背面図である。 この発明の実施の形態2における回路遮断器において、追加される構成部品(U字形接続導体)を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2における回路遮断器の絶縁体とU字形接続導体との組合せ状態を示した、回路遮断器組立後の回路遮断器本体の背面図である。 この発明の実施の形態2における回路遮断器の配線状態を示す外形図である。 この発明の実施の形態3における回路遮断器の配線を示す説明図で、回路遮断器背面側から見た接続用導体の接続後の状態と結線を示す背面図と結線図である。 この発明の実施の形態4における回路遮断器の要部を背面側から見た斜視図である。 この発明の実施の形態4における回路遮断器の要部を前面側から見た斜視図である。 この発明の実施の形態4における回路遮断器の絶縁体の組合せ状態を示した説明図である。 この発明の実施の形態4における回路遮断器において、ノ字形接続導体の接続後の状態を示した背面図である。 この発明の実施の形態4における回路遮断器の絶縁体とノ字形接続導体との組合せ状態を示した、回路遮断器組立後の回路遮断器本体の背面図である。 この発明の実施の形態4における回路遮断器の配線状態を示す外形図である。 この発明の実施の形態5における回路遮断器の配線を示す説明図で、回路遮断器背面側から見た接続用導体の接続後の状態と結線を示す背面図と結線図である。 この発明の実施の形態6における回路遮断器要部の構成部品である絶縁体を単体で示した分解図である。 この発明の実施の形態6における回路遮断器の絶縁体の組合せ状態を示した説明図である。 この発明の実施の形態6における回路遮断器(4極タイプ)の配線を示す説明図で、4極回路遮断器背面側から見た接続用導体の接続後の状態と結線を示す背面図と結線図である。 この発明の実施の形態6における回路遮断器(3極タイプ)の配線を示す説明図で、3極回路遮断器背面側から見た接続用導体の接続後の状態と結線を示す背面図と結線図である。 従来の回路遮断器を直流回路に使用するときの一般的な2例を示す配線図である。
まず、この発明に係る回路遮断器の基本構成を説明する。
この発明に係る回路遮断器は、可動接点又は固定接点に接続されて電源側の端子又は負荷側の端子となり得る第1端子、及びこの第1端子と対向し且つ可動接点又は固定接点に接続されて電源側の端子又は負荷側の端子となり得る第2端子を1組(1極)とする開閉機構を、3組(3極)以上備えたことを基本構成とし、開閉機構は筐体内に並設され且つ2組(2極)を1単位として直列接続可能に構成されている。
更に、回路遮断器は、直列回路形成のため隣接する第1端子間又は第2端子間を適宜接続するU字形接続導体、同じく直列回路形成のため一方の開閉機構の第1端子と隣接する他方の開閉機構の第2端子間を適宜接続するノ字形(スラッシュ、斜線状)接続導体、同一形状の板状絶縁部材2枚1組で構成され筐体背面を覆う絶縁体などを具備し、絶縁体には、U字形接続導体及びノ字形接続導体を嵌め込み収納する案内溝が設けられ、U字形接続導体及びノ字形接続導体は、各第1端子、各第2端子を選択的に接続することによって
2組の開閉機構を直列接続すると共に、各第1端子及び各第2端子のいずれかの端子によって電源側端子及び負荷側端子が構成されている。なお、ノ字形接続導体とU字形接続導体とは、総称して適宜「接続用導体」という。
また、絶縁体は、開閉機構の背面を覆う同一形状の板状絶縁部材2枚1組で構成され、絶縁体の案内溝は、2枚1組とする板状絶縁部材の内面に設けられている。そして、この案内溝は、板状絶縁部材の両端部にU字形接続導体を嵌め込む第1溝部(以下「U字形溝部」という)、及び両端のU字形溝部間に跨って設けられノ字形接続導体を嵌め込む傾斜状の第2溝部(以下「ノ字形溝部」という)とで形成されている。
また、U字形溝部とノ字形溝部とは、2枚の同一形状の板状絶縁部材を突合組み合わせることにより形成されるが、1枚の板状絶縁部材では、両端部にU字形溝部の一半部と、U字形溝部から板状体側面中央部に達して延在するノ字形溝部の一半部とが形成されている。
従って、案内溝は、2枚の板状絶縁部材のうち、一方の板状絶縁部材を水平面上で180度回転させて他方の板状絶縁部材に突合組み合わせることにより、一方のU字形溝部を他方のU字形溝部に連通させると共に一方のノ字形溝部を他方のノ字形溝部に連通させることによって構成されている。
以下、図面に基づいて、この発明の各実施の形態を説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1〜図8に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施の形態1における回路遮断器を背面側から見た斜視図、図2は回路遮断器を前面側から見た斜視図、図3は絶縁体の組合せ状態を示した説明図、図4はノ字形接続導体の接続後の状態を示した背面図、図5はこの発明の実施の形態1における回路遮断器において、(a)は電源側端子におけるノ字形接続導体の接続後の状態を示した断面図、(b)は負荷側端子におけるノ字形接続導体の接続後の状態を示した断面図、図6は絶縁体とノ字形接続導体を単体で示した斜視図で、(a)は一方の板状絶縁部材1を示す斜視図、(b)は他方の板状絶縁部材2を示す斜視図、(c)は一方のノ字形接続導体3を示す斜視図、(d)は他方のノ字形接続導体4を示す斜視図、図7は回路遮断器組立後の回路遮断器本体の背面図、図8は回路遮断器における配線状態を示し、(a)は外形図、(b)はその配線図の1例である。
実施の形態1における回路遮断器は、第1端子(電源側の端子50a、50b、50c、50d)、及びこの第1端子に対向する第2端子(負荷側の端子50e、50f、50g、50h)間において、それぞれの端子を1組(50aと50e、50bと50f、50cと50g、50dと50h)とする開閉機構を4組すなわち4極備えて、2本のノ字形接続導体3とノ字形接続導体4により2組の開閉機構を直列接続する実施例である。
図1において、回路遮断器50は、絶縁体102と絶縁体103、及び2本のノ字形接続導体3とノ字形接続導体4を備えている。
ノ字形接続導体3、4は、回路遮断器50本体にボルト6で固定され、絶縁体102、絶縁体103は、回路遮断器50本体に取付ねじ7で固定されている。
なお、ノ字形接続導体3、4は、一方の電源側の端子50a、50dと、隣接する他方の対向する負荷側の端子50f、50g間を直列接続するものである。
また、ノ字形接続導体3は、図4において電源側左極から負荷側右極に接続され、ノ字形接続導体4は、電源側右極から負荷側左極に接続されている。
絶縁体102、103は、図2に示すように回路遮断器筐体の背面を覆うものであり、左右対称とする2種類の2枚の板状絶縁部材(樹脂系材質)1、2で構成され、また、絶縁体102、103は、例えば2枚の同一形状の板状絶縁部材1のうち、一方の板状絶縁部材1を水平面上で180度回転させて他方の板状絶縁部材1に突合組み合わせることにより2枚1組単位で使用される。
2枚1組とする各板状絶縁部材1、2の絶縁体102、103の内面には、ノ字形接続導体3、4を嵌め込み収納する案内溝102abc、103abcが後述するようにして設けられている。
案内溝102abc(103abcは後述)は、図3に示すように、U字形接続導体(後述)を嵌め込む両端部のU字形接続導体用溝部102b、102c(第1溝部に相当)と、ノ字形接続導体3を嵌め込む傾斜状のノ字形溝部102a(第2溝部に相当)とにより構成されている。
また、この案内溝102abcは、図6に示すようにU字形接続導体用溝部102b、102cの一半部1b、1cと、このU字形溝部の一半部1bから板状体長手側面の中央部に達する箇所まで延在させたノ字形溝部102aの一半部1aとを、次のように組み合わせることにより形成される。
すなわち、案内溝102abcは、例えば2枚の板状絶縁部材1のうち、一方の板状絶縁部材1を水平面上で180度回転させて他方の板状絶縁部材1に突合組み合わせることにより一方のU字形接続導体用溝部102b、102cの一半部1b、1cを他方のU字形接続導体用溝部102b、102cの一半部1b、1cに連通させると共に一方のノ字形溝部102aの一半部1aを他方のノ字形溝部102aの一半部1aに連通させることによって構成されている。
また、案内溝103abcも案内溝102abcと同様に、2枚の板状絶縁部材2のうち、一方の板状絶縁部材2を水平面上で180度回転させて他方の板状絶縁部材2に突合組み合わせることにより一方のU字形溝部の一半部2b、2cを他方のU字形溝部の一半部2b、2cに連通させると共に一方のノ字形溝部の一半部2aを他方のノ字形溝部の一半部2aに連通させることによって構成されている。
なお、図3に示すように、ノ字形溝部102a、103aと同時に形成されたU字形接続導体用溝部102b、102c、U字形接続導体用溝部103b、103c(第1溝部に相当)は、後述する別の実施の形態において隣接極を接続する場合に適用されるものである(実施の形態2、3)。
図4において、ノ字形接続導体3は、回路遮断器50本体の電源側の端子50aと負荷側の端子50fにボルト6により固定される。また、ノ字形接続導体4は、回路遮断器50本体の電源側の端子50dと負荷側の端子50gにボルト6により固定されるが、電源側の端子及び負荷側の端子との接続構造の様子は、それぞれ図5(a)、(b)に示す断面図のようになる。なお、図5(a)中、S1は可動接点、S2は固定接点である。
図6(a)、(b)において、2枚1組となる各板状絶縁部材1、2は、長手方向の上下を180度反転しても取付ねじ7による取付が可能な形状となっている。
2枚の板状絶縁部材1を、180度反転した場合、板状絶縁部材1にある溝(1a、1b、1c)は、隣にくる同じ形状の板状絶縁部材1との組み合わせによって案内溝102abcが形成される。同様に、2枚の板状絶縁部材2を、180度反転した場合、板状絶縁部材2にある溝(2а、2b、2c)は、隣にくる同じ形状の板状絶縁部材1との組み合わせによって案内溝103abcが形成される
図6(c)に示すノ字形接続導体3は、図4において電源側の左極と負荷側の右極の接続に使用する。一方、図6(d)に示すノ字形接続導体4は、ノ字形接続導体3とは反対に電源側の右極と負荷側の左極の接続に使用できる形状となっている。
図7において、絶縁体102、103の板状絶縁部材1、2は、ノ字形接続導体3と4の取付後、取付ねじ7を使用してそれぞれ回路遮断器50本体と4点で固定される。なお、図ではわかりやすくするために内部のノ字形接続導体3、4を破線のハッシュで示している。
ノ字形接続導体3、4は、絶縁体102、103に形成された案内溝102abc、103abcに従って取り付けられているため、絶縁体102、103と干渉せず回路遮断器50本体の背面に取付可能である。
案内溝102abcは、絶縁体102の取付後にノ字形接続導体3との干渉を防止すると共に、大地との絶縁を保護する。また、案内溝103abcは、絶縁体103の取付後にノ字形接続導体4との干渉を防止すると共に、大地との絶縁を保護する。
ノ字形接続導体3、4は、回路遮断器背面に取り付けたことにより、図8に示すように、負荷側から電源側への回り込み配線が不要となるため、配線に必要なスペースの省略化が可能になる。また、配線する端子数を8個から4個まで減少させることができ、配線作業の簡略化及び配線ミスの低減が可能となる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図9〜図14に基づいて説明する。
図9はこの発明の実施の形態2における回路遮断器を背面側から見た斜視図、図10は回路遮断器を前面側から見た斜視図、図11は回路遮断器のU字形接続導体の接続後の状態を示した背面図、図12は回路遮断器において、追加される構成部品(U字形接続導体)を示す斜視図、図13は回路遮断器の絶縁体とU字形接続導体との組合せ状態を示した、回路遮断器組立後の回路遮断器本体の背面図、14は回路遮断器の配線状態を示す外形図である。なお、図14の配線図は図示しない(図8(b)と同様の構成のため、以下の「実施の形態」の説明においても図示することを省略する)。
図9において、回路遮断器50は、絶縁体102と絶縁体103、及び2個のU字形接続導体5を備えている。
U字形接続導体5は、回路遮断器50本体にボルト6で固定され、絶縁体102、絶縁体103は、回路遮断器50本体に取付ねじ7で固定されている。
絶縁体102、103は、回路遮断器筐体の背面を覆うものであり、実施の形態1と同一のものである。
すなわち、左右対称とする2種類の2枚の板状絶縁部材1、2で構成され、また、絶縁体102、103は、例えば2枚の同一形状の板状絶縁部材1のうち、一方の板状絶縁部材1を水平面上で180度回転させて他方の板状絶縁部材1に突合組み合わせることにより2枚1組単位で使用される。
板状絶縁部材2枚1組とする各絶縁体102、103の内面には、U字形接続導体5を嵌め込み収納するU字形接続導体用溝部102b、102c、103b、103cが後述するようにして形成される。なお、U字形接続導体用溝部はノ字形案内溝と同時に形成される。
U字形接続導体用溝部102b、102c(103b、103cは後述)は、図6に示すU字形溝部の一半部1b、1cを、次のように組み合わせることにより形成される。
すなわち、U字形接続導体用溝部102b、102cは、2枚の板状絶縁部材1のうち、一方の板状絶縁部材1を水平面上で180度回転させて他方の板状絶縁部材1に突合組み合わせることにより一方のU字形溝部の一半部1b、1cを他方のU字形溝部の一半部1b、1cに連通させることによって構成されている。
また、U字形接続導体用溝部103b、103cもU字形接続導体用溝部102b、102cと同様に、2枚の板状絶縁部材2のうち、一方の板状絶縁部材2を水平面上で180度回転させて他方の板状絶縁部材2に突合組み合わせることにより一方のU字形溝部の一半部2b、2cを他方のU字形溝部の一半部2b、2cに連通させることによって構成されている。
図11において、U字形接続導体5は、回路遮断器50本体の電源側の端子50aと50bとにボルト6により固定される。同様に、電源側の端子50cと50dもU字形接続導体5でボルト6により固定される。
図12に示すU字形接続導体5は、電源側又は負荷側の隣接極同士の接続に使用できる形状となっている。すなわち、図13のU字形接続導体5では、開閉機構の電源側の端子50aと50b、隣接する電源側の端子50cと50d間を接続するものである。
図13において、絶縁体102、103の板状絶縁部材1、2は、取付ねじ7を使用してそれぞれ回路遮断器50本体と4点で固定される。なお、図ではわかりやすくするために内部のU字形接続導体5を破線のハッシュで示している。
U字形接続導体5は、絶縁体102、103によって形成された案内溝に従って取り付けられているため、絶縁体と干渉せず回路遮断器50本体の背面に取付可能である。
絶縁体102のU字形接続導体用溝部102b、103bによってU字形接続導体5の取付後に、U字形接続導体5との干渉を防止すると共に、大地との絶縁を保護する。
図14に示すように、回路遮断器背面にU字形接続導体5を取り付けたことにより負荷側から電源側への回り込み配線が不要となるため、配線に必要なスペースの省略化が可能になる。また、配線する端子数を8個から4個まで減少させることができ、配線作業の簡略化及び配線ミスの低減が可能となる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を、図15に基づいて説明する。
図15は、この発明の実施の形態3における回路遮断器の配線を示す説明図で、回路遮断器背面側から見た接続用導体の接続後の状態と結線を示す背面図と結線図である。
実施の形態1、2の絶縁体102と103、U字形接続導体5、ノ字形接続導体3、4の組合せを変更することで、部品を共用化しつつ他の接続方法にも対応することができる。
以下、実施の形態3として他の接続方法を説明する。
図15(a)は、実施の形態2のU字形接続導体5を負荷側に配置した場合に可能な配線例である。
図15(b)は、実施の形態1の絶縁体102と103の配置を互いに交換した場合に可能な配線例である。
図15(c)(d)は、絶縁体102又は103を2つ使用した場合に可能な配線例である。
以上にように、図15(a)〜(d)は、4極品の回路遮断器50に適用され、配線する端子数を8個から4個まで減少させることができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4を図16から図21に基づいて説明する。
図16はこの発明の実施の形態4における回路遮断器を背面側から見た斜視図、図17は回路遮断器を前面側から見た斜視図、図18は絶縁体の組合せ状態を示した説明図、図19はノ字形接続導体の接続後の状態を示した背面図、図20は回路遮断器の絶縁体とノ字形接続導体との組合せ状態を示した、回路遮断器組立後の回路遮断器本体の背面図、図21は回路遮断器における配線状態を示す外形図である。
実施の形態4における回路遮断器は、第1端子(電源側の端子51a、51b、51c)、及びこの第1端子に対向する第2端子(負荷側の端子51e、51f、51g)間において、それぞれの端子を1組(51aと51d、51bと51e、51cと51f)とする開閉機構を3組すなわち3極備えて、1本のノ字形接続導体3により1組の開閉機構を直列接続する実施例である。
図16において、回路遮断器51は、板状絶縁部材1と、2枚の板状絶縁部材1からなる絶縁体102、ノ字形接続導体3を備えている。ノ字形接続導体3と回路遮断器51本体は、ボルト6で固定し、板状絶縁部材1と回路遮断器50本体は取付ねじ7で固定する。
図17においては、板状絶縁部材1が3枚あるが、上述の要領で中極の長手方向の上下を180度反転させてもう一方と組み合わせることにより絶縁体102が形成されている。
絶縁体102には、ノ字形接続導体3を誘い込むための案内溝102abcが設けられ、板状絶縁部材1の取付後にノ字形接続導体3との干渉を防止すると共に、大地との絶縁を保護する。
図18に示す、板状絶縁部材1により構成される絶縁体102においては、ノ字形溝部102aの他にU字形接続導体用溝部102b、102cが同時に形成される。これらは、別の形態において隣接極を接続する場合に適用される(実施の形態5参照)。
図19において、ノ字形接続導体3は、回路遮断器51本体の電源側の端子51aと負荷側の端子51eにボルト6により固定される。
図20において、絶縁体102の板状絶縁部材1は、ノ字形接続導体3の取付後、取付ねじ7を使用してそれぞれ回路遮断器51本体と4点で固定される。なお、図ではわかりやすくするために内部のノ字形接続導体3を破線のハッシュで示している。
ノ字形接続導体3は、絶縁体102によって形成された案内溝102abcに従って取り付けられているため、絶縁体102と干渉せず回路遮断器51本体の背面に取付可能である。
ノ字形接続導体3は、回路遮断器背面に取り付けたことにより、図21に示すように、負荷側から電源側への回り込み配線が不要となるため、配線に必要なスペースの省略化が可能になる。また、配線する端子数を6個から4個まで減少させることができ、配線作業の簡略化及び配線ミスの低減が可能となる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5を図22に基づいて説明する。
図22は、この発明の実施の形態5における回路遮断器の配線を示す説明図で、回路遮断器背面側から見た接続用導体の接続後の状態と結線を示す背面図と結線図である。
この実施の形態5によれば、実施の形態4の絶縁体102とノ字形接続導体3との組合せを変更することで、部品を共用化しつつ他の接続方法にも対応することができる。
以下実施の形態5として他の接続方法を説明する。
図22(a)は、実施の形態4にU字形接続導体5を使用した場合に可能な配線例である。
図22(b)は、実施の形態4の絶縁体102を実施の形態1の103に変更した場合に可能な配線例である。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6を図23から図24に基づいて説明する。
実施の形態6の絶縁体1と2は、これまでに説明した2種類の板状絶縁部材1、2に改造を施し、絶縁体102,103にU字形接続導体5を案内するための十字形溝部を更に追加することで実施の形態1〜5による場合より配線数を2つ減らすことができるものである。
以下実施の形態6として溝形状を追加した場合を図23〜図26により説明する。
図23はこの発明の実施の形態6における回路遮断器要部の構成部品である絶縁体を単体で示した分解図、図24は回路遮断器の絶縁体の組合せ状態を示した説明図、図25はこの発明の実施の形態6における回路遮断器(4極タイプ)の配線を示す説明図で、4極回路遮断器背面側から見た接続用導体の接続後の状態と結線を示す背面図と結線図、図26はこの発明の実施の形態6における回路遮断器(3極タイプ)の配線を示す説明図で、3極回路遮断器背面側から見た接続用導体の接続後の状態と結線を示す背面図と結線図である。
実施の形態6に係る板状絶縁部材1、2は、図23に示すように実施の形態1〜4の溝部(1b、1c、2b、2c)に加えて更に溝部(1d、1e、2d、2e)を追加し、図24に示すように、絶縁体104〜108に、T字形のU字形接続導体用溝部104a、104b、105a、105b、106a、106b、107a、107b、108a、108bを形成している。
この追加したT字形溝部により、本体取付時に隣接する板状絶縁部材1と2の組合せや方向に依存せずに、U字形接続導体5を嵌め込むことが可能となる。
従って、U字形接続導体5による各端子の接続により、実施の形態1〜4より配線数を減少させることができ、更なる作業の容易化、配線スペースの省略化が可能な構造となっている。
以下、図25、図26によって、各接続用導体の接続状態、及び接続用導体の接続後の状態の結線を説明する。
4極タイプの回路遮断器の場合は、図25(a)(b)に示すように、絶縁体1、2間において、電源側の端子50b〜50c間、又は負荷側の端子50fと50g間をU字形接続導体5で接続する。
このように絶縁体1、2間がU字形接続導体5で接続できるため、配線する端子数を8個から2個まで減少させることができる。
3極タイプの回路遮断器の場合は、図26(a)(b)(c)(d)に示すように、電源側の端子51aと51b間、51bと50c間、又は負荷側の端子51dと51e間、51eと51f間をU字形接続導体5で接続する。
このようにU字形接続導体5で接続できるため、配線する端子数を6個から2個まで減少させることができる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
102:絶縁体、 103:絶縁体、 104〜108:絶縁体(実施の形態5のみ)、
1:板状絶縁部材、 2:板状絶縁部材、 3:ノ字形接続導体、
4:ノ字形接続導体、 5:U字形接続導体、 50:4極の回路遮断器、
51:3極の回路遮断器、
50a、50b、50c、50d:電源側の端子、
50e、50f、50g、50h:負荷側の端子、
50a〜50d:4極の回路遮断器の電源側の端子、
50e〜50h:4極の回路遮断器の負荷側の端子、
102abc:案内溝、 103abc:案内溝、
102a:ノ字形溝部(第2溝部に相当),
102b、102c:U字形接続導体用溝部(第1溝部に相当),
103b、103c:U字形接続導体用溝部(第1溝部に相当),
8a〜8d:電源側の端子、 9a〜9d:負荷側の端子

Claims (3)

  1. 可動接点又は固定接点に接続された第1端子、
    及び可動接点又は固定接点に接続された第2端子を1組とする少なくとも3組以上の開閉機構を備え、前記開閉機構は筐体に並設され且つ2組単位で直列接続される回路遮断器であって、
    隣接する開閉機構の第1端子間又は第2端子間を接続するU字形接続導体、
    一方の開閉機構の第1端子と、隣接する他方の開閉機構の第2端子間を接続するノ字形接続導体、及び
    前記U字形導体及び前記ノ字形接続導体を嵌め込み収納する案内溝を有し、前記筐体の背面を覆う絶縁体を備え、
    互いに隣接する開閉機構の各第1端子、各第2端子は、前記U字形接続導体及び前記ノ字形接続導体で選択的に接続されることによって2組の開閉機構を直列接続する共に、
    電源用端子及び負荷用端子は、各第1端子及び各第2端子のいずれかの端子によって構成されていること特徴とする回路遮断器。
  2. 前記絶縁体は、前記開閉機構を覆う板状絶縁体で且つ2枚1組で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 前記板状絶縁体には、両端部に前記U字形接続導体を嵌め込む第1溝部の一半部、及びこの第1溝部から板状体長手側面の中央部に達して前記ノ字形接続導体を嵌め込む傾斜状の第2溝部の一半部が形成され、
    前記案内溝は、2枚の前記板状絶縁体のうち、一方の板状絶縁体を水平面上で180度回転させて他方の板状絶縁体に突合させることにより、一方の第1溝部を他方の第1溝部に連通させると共に一方の第2溝部を他方の第2溝部に連通させることによって構成されていることを特徴とする請求項2に記載の回路遮断器。
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