JP2017012008A - 容器詰めアルコール飲料 - Google Patents
容器詰めアルコール飲料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017012008A JP2017012008A JP2015128915A JP2015128915A JP2017012008A JP 2017012008 A JP2017012008 A JP 2017012008A JP 2015128915 A JP2015128915 A JP 2015128915A JP 2015128915 A JP2015128915 A JP 2015128915A JP 2017012008 A JP2017012008 A JP 2017012008A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alcoholic beverage
- content
- juice
- carbon dioxide
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
Description
(1) 全フェノールの含有量が400〜950ppm、スクロースとグルコースとフルクトースの各含有量の合計値が4.8〜7.2g/100mLである、炭酸ガスを含有する容器詰めアルコール飲料。
(2) ヘスペリジンの含有量が0.5〜5ppmである、(1)に記載のアルコール飲料。
(3) 醸造酒を含んでなる、(1)または(2)に記載のアルコール飲料。
(4) 醸造酒としてワインを含んでなる、(1)〜(3)のいずれかに記載のアルコール飲料。
(5) アルコールの含有量が1〜15v/v%である、(1)〜(4)のいずれかに記載のアルコール飲料。
(6) 果汁を含有する、(1)〜(5)のいずれかに記載のアルコール飲料。
(7) 炭酸ガスを含有する容器詰めアルコール飲料の製造方法であって、全フェノールの含有量が400〜950ppm、スクロースとグルコースとフルクトースの各含有量の合計値が4.8〜7.2g/100mLであるアルコール飲料を調製する工程と、調製したアルコール飲料を容器に充填する工程と、を含む上記方法。
全フェノールは、分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基(ベンゼン環、ナフタレン環などの芳香環に結合したヒドロキシ基)を有する成分であり、本発明のアルコール飲料においては、全フェノールの含有量を400〜950ppmとする。飲料中の全フェノール含有量については、後述する実験1(2)の手順に基づいて定量することができる。
本発明に係るアルコール飲料においては、スクロースとグルコースとフルクトースの各含有量の合計値を4.8〜7.2g/100mLという特定の範囲がよい。飲料中のスクロースとグルコースとフルクトースの含有量については、後述する実験1(2)の手順に基づいて定量することができる。
本発明の容器詰めアルコール飲料はアルコールを含有するが、アルコールは特に限定されない。例えば、醸造アルコール、スピリッツ類(例えばジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ニュースピリッツ等のスピリッツ、及び原料用アルコールなど)、リキュール類、梅酒、ウイスキー類、ブランデー等、又は焼酎(連続式蒸留焼酎、いわゆる甲類焼酎及び単式蒸留焼酎、いわゆる乙類焼酎)等、更には日本酒、ワイン、スパークリングワイン、シードル、ビール等の醸造酒を使用することができる。特に好ましい態様において、本発明のアルコール飲料には、ワインや日本酒のような醸造酒を配合する。
本発明のアルコール飲料は、炭酸ガスを含有する。炭酸ガスをアルコール飲料に含ませると、苦味や収斂味の刺激感がより顕著に感じられる場合があるが、本発明によれば、優れた香味のアルコール飲料を得ることができる。
好ましい態様において本発明のアルコール飲料は、ヘスペリジンを含有していてもよい。ヘスペリジン(Hesperidin)は、柑橘類に多く含まれるフラボノイドであり、ポリフェノールの一種であり、抗酸化作用を有しているとされる。特に好ましい態様において、本発明のアルコール飲料のヘスペリジンの含有量は1.0〜5.0mg/100gであり、1.5〜4.5mg/100gがさらに好ましい。1つの態様において、果汁または果実由来成分を配合することによってアルコール飲料にヘスペリジンを含有させることができる。
本発明のアルコール飲料には、果汁または果実由来成分を含有するために、果汁を含有しても良い。果汁は通常の飲料に利用できるものであれば何ら制限なく使用することができ、果実を搾汁して得られる果汁をそのまま使用するストレート果汁、あるいは濃縮した濃縮果汁のいずれの形態であってもよい。また、混濁果汁を使用することもでき、果実の外皮を含む全果を破砕し種子など特に粗剛な固形物のみを除いた全果果汁、果実を裏ごしした果実ピューレ、或いは、乾燥果実の果肉を破砕もしくは抽出した果汁を用いてもよい。さらに酵母により発酵させた発酵果汁を用いてもよい。特に好ましい態様において、本発明のアルコール飲料には、透明果汁と混濁果汁の両方を配合する。
本発明のアルコール飲料には、本発明の効果を妨げない範囲で、通常の飲料と同様、各種添加剤等を配合してもよい。各種添加剤としては、例えば、果汁、甘味料、酸味料、香料、ビタミン、色素類、酸化防止剤、乳化剤、保存料、調味料、エキス類、pH調整剤、品質安定剤等を挙げることができる。例えば、糖類や甘味料を配合して、飲料の甘味を調整してもよい。また、酸味料として、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、リン酸及び乳酸のうちの1種以上を含有させると、飲料の酒らしい厚みと後味のスッキリさが増強されるので好ましい。
本発明の飲料は、容器詰めの形態である。容器の形態には、缶等の金属容器、ペットボトル、紙パック、ガラス瓶、パウチなどが含まれるが、これらに限定されない。例えば、本発明の飲料を容器に充填した後に加熱殺菌を行う方法や、飲料を殺菌して容器に充填する方法を通じて、殺菌された容器詰め製品を製造することができる。
(1)容器詰めアルコール飲料の製造
580mlのワイン用原料酒(赤ワインおよび白ワイン)、オレンジ果汁(透明果汁および混濁果汁)を混合し、スクロースと水を添加して、下表に示すアルコール飲料1000mlを調製した。得られたアルコール飲料にガス圧が液温20℃において2.0kgf/cm2となるように炭酸ガスを含有させ、容器に充填した後、官能評価に供した(アルコール含有量:7.0v/v%、pH3〜3.5)。
(2)容器詰めアルコール飲料の分析
下記の手順によって、全フェノールの含有量、ヘスペリジンの含有量を測定した。
(全フェノール含有量)
フェノール類の持つ水酸基が、試薬中のモリブデン酸及びタングステン酸が結合を作って発色する反応を利用して定量した。具体的には、水8.3mlとサンプル0.2mlを試験管に加え、均一に混合した後、フェノール試薬(和光純薬製)を0.5ml加える。次いで5分以内に、無水炭酸ナトリウム溶液(10%、和光純薬製試薬を純水に溶解し作成)を1ml添加して均一に混合し、30℃で30分間反応させる。
(スクロース、グルコース、フルクトースの各含有量)
フローインジェクション装置を用いたバイオセンサ法(BF−7、王子計測機器製)によって測定した。
(ヘスペリジン含有量)
高速液体クロマトグラフィーを用いて定量した。
(3)容器詰めアルコール飲料の官能評価
製造した容器詰めアルコール飲料について、下記の項目について専門パネル6名によって5段階で評価し、6名の評点の平均点を記録した。
(ボディ感:酒のコクや深い味わい)
5:ボディ感が十分に現われている
4:ボディ感が現われている
3:ボディ感がわずかに現われている
2:ボディ感があまり現われていない
1:ボディ感がほとんど現われていない
(爽快感:飲んだ際の後口の爽やかさ)
5:香味の爽快さが十分に現われている
4:香味の爽快さが現われている
3:香味の爽快さがわずかに現われている
2:香味の爽快さがあまり現われていない
1:香味の爽快さがほとんど現われていない
(収斂味の無さ:飲んだ後に口当たりの苦味や渋みが残らないこと)
5:後味の収斂味がほとんど感じられない
4:後味の収斂味がわずかに感じられる
3:後味の収斂味が感じられる
2:後味の収斂味が明確に感じられる
1:後味の収斂味を十分に感じられる
(後口のきれいさ:飲んだ後の口中に残るべたつきや切れの悪さがないこと)
5:後口が十分にきれいである
4:後口がきれいである
3:後口がわずかにきれいである
2:後口があまりきれいではない
1:後口がほとんどきれいではない
表に示したように、スクロース、グルコース、フルクトースの各含有量の合計値が4.8〜7.2g/100ml程度であると、特に香味に優れたアルコール飲料を得ることができた。
実験1と同様にして、容器詰めアルコール飲料を調製して評価した(アルコール含有量:7.0v/v%、pH3〜3.5、ガス圧:2.0kgf/cm2)。
市販されている炭酸ガス含有のワイン系アルコール飲料3種について、その全フェノールの含有量、ヘスペリジンの含有量、スクロース、グルコース、フルクトースの各含有量を分析するとともに、官能評価を行った。また、実験1と同様にして、表3の成分を有する本発明の容器詰めアルコール飲料を調製し、官能評価に供した(3−1、炭酸ガス圧:2.0kgf/cm2、アルコール含有量:7.0v/v%、pH3〜3.5)。
Claims (7)
- 全フェノールの含有量が400〜950ppm、スクロースとグルコースとフルクトースの各含有量の合計値が4.8〜7.2g/100mLである、炭酸ガスを含有する容器詰めアルコール飲料。
- ヘスペリジンの含有量が0.5〜5ppmである、請求項1に記載のアルコール飲料。
- 醸造酒を含んでなる、請求項1または2に記載のアルコール飲料。
- 醸造酒としてワインを含んでなる、請求項1〜3のいずれかに記載のアルコール飲料。
- アルコールの含有量が1〜15v/v%である、請求項1〜4のいずれかに記載のアルコール飲料。
- 果汁を含有する、請求項1〜5のいずれかに記載のアルコール飲料。
- 炭酸ガスを含有する容器詰めアルコール飲料の製造方法であって、
全フェノールの含有量が400〜950ppm、スクロースとグルコースとフルクトースの各含有量の合計値が4.8〜7.2g/100mLであるアルコール飲料を調製する工程と、調製したアルコール飲料を容器に充填する工程と、を含む上記方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015128915A JP6764220B2 (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | 容器詰めアルコール飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015128915A JP6764220B2 (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | 容器詰めアルコール飲料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017012008A true JP2017012008A (ja) | 2017-01-19 |
| JP6764220B2 JP6764220B2 (ja) | 2020-09-30 |
Family
ID=57827304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015128915A Active JP6764220B2 (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | 容器詰めアルコール飲料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6764220B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023008193A1 (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-02 | サントリーホールディングス株式会社 | 炭酸アルコール飲料 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013066490A (ja) * | 1998-10-28 | 2013-04-18 | Sanei Gen Ffi Inc | スクラロースを含有する組成物及びその応用 |
| WO2014103596A1 (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-03 | サントリーホールディングス株式会社 | ハーブ抽出組成物 |
-
2015
- 2015-06-26 JP JP2015128915A patent/JP6764220B2/ja active Active
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013066490A (ja) * | 1998-10-28 | 2013-04-18 | Sanei Gen Ffi Inc | スクラロースを含有する組成物及びその応用 |
| WO2014103596A1 (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-03 | サントリーホールディングス株式会社 | ハーブ抽出組成物 |
Non-Patent Citations (4)
| Title |
|---|
| "4-2甘味料の分類 甘味度による分類", 飲料用語事典, JPN6018038428, 25 June 1999 (1999-06-25), pages 11, ISSN: 0004098770 * |
| "シードルの製造方法", 醸協, vol. 85, no. 5, JPN7018003356, 1990, pages 309 - 315, ISSN: 0004098769 * |
| PHENOL-EXPLORER, JPN6018038433, 15 June 2015 (2015-06-15), ISSN: 0003890303 * |
| 日本食品化学工学会誌, vol. 42, JPN6018038431, 1995, pages 288 - 297, ISSN: 0003890302 * |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023008193A1 (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-02 | サントリーホールディングス株式会社 | 炭酸アルコール飲料 |
| JP2023019917A (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-09 | サントリーホールディングス株式会社 | 炭酸アルコール飲料 |
| JP7758499B2 (ja) | 2021-07-30 | 2025-10-22 | サントリーホールディングス株式会社 | 炭酸アルコール飲料 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP6764220B2 (ja) | 2020-09-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5306791B2 (ja) | 柑橘類由来の果汁及び/または柑橘類果実成分含有原料酒とグリセリンとを含有するアルコール飲料 | |
| JP7092826B2 (ja) | 木質成分含有飲料 | |
| JP6599224B2 (ja) | 低アルコール飲料 | |
| JP2016146825A (ja) | 果汁含有アルコール飲料 | |
| JP5498085B2 (ja) | 長時間加熱果汁含有アルコール飲料 | |
| JP6625817B2 (ja) | 容器詰めアルコール飲料 | |
| JP2019140925A (ja) | 果汁含有高アルコール飲料、果汁含有高アルコール飲料ベース、果汁含有高アルコール飲料の製造方法、及び、果汁含有高アルコール飲料の香味向上方法 | |
| JP2016152777A (ja) | 果実酒 | |
| JP6604726B2 (ja) | 果汁含有アルコール飲料 | |
| JP6438314B2 (ja) | カラメル色素含有飲料 | |
| JP2018088867A (ja) | アセスルファムカリウムを含有する飲料 | |
| JP6764220B2 (ja) | 容器詰めアルコール飲料 | |
| JP2020188742A (ja) | 三糖類を含有するアルコール飲料 | |
| JP2015100294A (ja) | 蒸留酒とプロピレングリコールと果汁とを含有するアルコール飲料 | |
| JP7824071B2 (ja) | 脂肪族アルコールとgabaとを含有する飲料 | |
| JP7738472B2 (ja) | 甘味料とgabaとを含有する飲料 | |
| JP6975761B2 (ja) | 容器詰めアルコール飲料 | |
| JP2017216991A (ja) | アセスルファムカリウムを含有する飲料 | |
| WO2023145381A1 (ja) | 木製容器由来成分を含有する飲料 | |
| WO2023127439A1 (ja) | アルコールの刺激感と戻り香が低減された飲料 | |
| WO2026048389A1 (ja) | 柑橘風味アルコールテイスト飲料 | |
| JP2024093019A (ja) | 柑橘風味飲料および柑橘風味飲料の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171117 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180926 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181002 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181120 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190411 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190704 |
|
| A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20190717 |
|
| A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20190823 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200617 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200911 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6764220 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |