JP2017012255A - 電気掃除機 - Google Patents
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ところで、海外の電気掃除機のユーザにあっては、床に置いた掃除機本体に隣接した立ち位置で、プッシュボタンを手指だけではなく足先でも操作したいとの要望がある。
本実施形態に係る電気掃除機は、掃除機本体の上面に設けられるプッシュボタン(フットスイッチ)が後輪の車軸よりも前方に配置され、掃除機本体の上方で左右に延在するハンドルの、掃除機本体に対する投影面に、前方に向かって昇り勾配になっているプッシュボタン(フットスイッチ)の上面の少なくとも一部が重なっていることを主な特徴点とする。
以下では、電気掃除機の全体構成について説明した後に、プッシュボタン(フットスイッチ)について詳しく説明する。なお、以下の説明における前後左右上下の方向は、図1の矢印に示す方向を基準とする。
図1は、本発明の実施形態に係る電気掃除機1の全体斜視図である。
本実施形態に係る電気掃除機1は、図1に示すように、吸口体2、延長管3、操作管4、吸引ホース5、掃除機本体6、本体ハンドル7などを備えている。
吸口体2は、図示しないが回転ブラシ、ローラなどを備えている。
手元操作部41には、後記する電動送風機8a(図5参照)の出力選択スイッチ、吸口体2に内蔵される回転ブラシ(図示省略)の駆動スイッチなどが設けられている。
符号20cは、手元操作部41を延長管3から取り外すための接合解除ボタンである。
掃除機本体6は、集塵部9と、この集塵部9と一体になって掃除機本体6の略外形を形成するケーシング10と、後輪11aと、フットスイッチ12と、を備えている。
集塵部9は、次に説明するように掃除機本体6から分離可能となっている。
図2は、掃除機本体6から集塵部9を分離した様子を示す分解斜視図である。
本実施形態での集塵部9は、図2に示すように、略円柱状の外形を有しているサイクロン集塵方式のものであり、後記するケーシング10の前部外側に設けられた集塵部支持部13に配置される。
上側円筒部91aには、ダストケース91内に連通する給気ダクト91cが一体になるように設けられている。
本実施形態での上側円筒部91aと下側円筒部91bとは、内部が視認可能なように透明材料又は半透明材料で形成されている。
また、フィルタケースカバー93には、クリーンフィルタケース92内に連通する排気ダクト93aが一体になるように設けられている。
なお、本体部95aは、ダストケース91の上側円筒部91a内に配置され、内筒リング95bと内筒キャップ95cとは、ダストケース91の下側円筒部91b内に配置されている。
このような集塵部支持部13に配置された集塵部9の給気ダクト91cは、ケーシング10に開口する給気口10aと連通し、集塵部9の排気ダクト93aは、ケーシング10に開口する排気口10bと連通する。符号10cは、排気口10bに設けられたアレルオフフィルタである。このアレルオフフィルタ10cは、主に花粉、ハウスダストなどのアレル物質を捕集するHEPAフィルタからなる。
なお、集塵部9外に排出される空気流は、ケーシング10の排気口10bに設けられたアレルオフフィルタ10cを通過する。これにより空気流に含まれる微細なアレル物質は、より確実に空気流から除去される。
次いで、下側円筒部91bの下部開口近傍で開閉蓋94を係止している前記の係止爪(図示省略)が解除される。これにより下方に向けて付勢されている内筒キャップ95cが開閉蓋94を押し退けるように突出する。開閉蓋94は、ヒンジ94a周りに回動することで、下側円筒部91bの下部開口を大きく開放する。下側円筒部91bに溜まった塵埃は、下方に突出する内筒キャップ95cによって下側円筒部91b外に放出されて廃棄される。
なお、本実施形態での集塵部9は、図示しないが、係止爪(図示省略)の解除ボタン(図示省略)を集塵部9の胴部の所定の位置に有している。ユーザがこの解除ボタンを押すことによって、係止爪の係止が解除される。
次に、ケーシング10について説明する。
図3は、右斜め後方の上方から見下ろした掃除機本体6の全体斜視図である。
ケーシング10は、前記のように、集塵部9と一体になって掃除機本体6の略外形を形成している。
ケーシング10の前部には、前記の集塵部支持部13(図2参照)を構成する台座部13aが形成されている。符号13bは、集塵部9の上部を支持する前記の支持板である。
ケーシング10の後部には、電源プラグ18の収納部17、後に詳しく説明するフットスイッチ12のガイド部材14などが形成されている。図3中、符号10fは、電動送風機室(図示省略)の通気穴、符号7は、後に詳しく説明する本体ハンドルである。
具体的には、図5に示すように、電動送風機8aは、左の後輪11a寄りに配置され、コードリール8bは、右の後輪11a寄りに配置されている。
また、図示しないが、ケーシング10内には、電動送風機8aの排気口と掃除機本体6の排気口とを繋ぐ通風路の途中に、ULPA(Ultra Low Penetration Air Filter)からなる高集塵フィルタを備えている。
本実施形態での電源プラグ18は、電源コード(図示省略)がコードリール8b(図5参照)で巻き取られてケーシング10内に収納された際に、掃除機本体6の後面から後方に突出するように配置される。
掃除機本体6は、図3に示すように、車輪として後部に左右一対の後輪11aを有している。この後輪11aは、特許請求の範囲にいう「車輪」に相当する。
この後輪11aは、前記のように大径に形成され、本実施形態での後輪11aの外径は、図4に示すように、掃除機本体6の高さの半分程度に設定されている。
また、掃除機本体6は、図4に示すように、前方下部に前輪11bを有している。この前輪11bは、図示しないが掃除機本体6の左右幅方向の中央に設けられ、一対の後輪11aと協働して掃除機本体6を床面上で三点支持する。
また、前輪11bは、上下方向に延在する所定の軸周りに回動可能なキャスタ構造を有し、床面上の移動時に掃除機本体6の回頭を容易にしている。
次に、本体ハンドル7について説明する。本体ハンドル7は、ユーザが掃除機本体6を持ち運ぶ際に使用するほか、掃除機本体6の側部への入力荷重から集塵部9を保護する役割を有する。また、本実施形態での本体ハンドル7は、後に詳しく説明するように、ユーザがフットスイッチ12に足先でアクセスする際に邪魔にならず、しかもユーザが意図しないフットスイッチ12への入力(落下物や家具による不用意なフットスイッチ12への干渉)を防止するように構成されている。
ハンドル支持部7bは、図4に示すように、集塵部9の傾きに合せて前方から後方に向けて昇り勾配に傾斜している。
図6に示すように、ハンドル支持部7bの下端部は、集塵部支持部13の台座部13aに接続されている。ハンドル支持部7bの上端部は、この上端部と一体に成形されたブラケット7cを介してフットスイッチ12近傍のケーシング10に接続されている。
なお、ハンドル支持部7bは、ケーシング10に接続される下端部及び上端部以外は、ケーシング10と所定の前後間隔を開けて離間している。ケーシング10とハンドル支持部7bとの離間間隔は、5mmから50mmの範囲内で設定することができる。
なお、本実施形態でのハンドル支持部7bは、下側円筒部91b及び上側円筒部91aに沿うように延在しており、下側円筒部91bから上側円筒部91aへの変わり目で屈曲している。
このようなハンドル支持部7bによれば、前記のように、掃除機本体6の側部への入力荷重から集塵部9を保護することができる。
このハンドル部7aが設けられる位置は、次に説明するフットスイッチ12が設けられる位置と所定の関係にある。この位置関係については後に詳しく説明する。
フットスイッチ12は、図3に示すように、掃除機本体6の後部上面に設けられている。このフットスイッチ12は、ユーザが上下方向に操作するものであり、特許請求の範囲にいう「プッシュボタン」に相当する。
本実施形態でのフットスイッチ12の使用態様としては、通常どおりユーザの手指で操作される場合のほか、掃除機本体6に隣接した立ち位置のユーザの足先で操作される場合をも想定している。
本実施形態でのフットスイッチ12は、左右一対設けられている。
図3中、符号14は、フットスイッチ12の周囲を囲むようにケーシング10に設けられるガイド部材である。
また、左側のフットスイッチ12は、電源ボタンであり、電動送風機8aの上方で掃除機本体6の上面に設けられている。
フットスイッチ12の上面形状は、略四角形を呈しており、掃除機本体6の中央寄りで前後方向に延びる内側端縁と、内側端縁の前側でこの内側端縁と略直角をなして左右方向に延びる前側端縁と、内側端縁と対向する外側で、前側端縁と鋭角をなして延在する外側端縁と、前側端縁と対向する後側で、外側端縁と鈍角をなすとともに内側端縁と鋭角をなして延在する後側端縁と、を有している。
ここで「車軸Axよりも前側」とは、水平面に配置した掃除機本体6の鉛直方向の上面視で、フットスイッチ12の後記する前後方向の長さの中央位置P(図8(a)参照)が車軸Axよりも前側に位置することを意味する。したがって、例えばフットスイッチ12の後端の一部が車軸Axに掛っていたとしてもフットスイッチ12は後輪11aの車軸Axよりも前側に設けられていることとなる。
なお、フットスイッチ12の上面の全てがハンドル部7aの投影面S内にある場合も許容されるが、フットスイッチ12の前部がハンドル部7aの投影面S内にあるものが望ましい。
ちなみに、本実施形態でのフットスイッチ12は、次に説明する急傾斜部15b(図7(b)参照)の少なくとも一部が投影面Sと重なっている構成とすることができる。
このようにフットスイッチ12の一部がハンドル部7aの投影面S内にあり、残りの一部が投影面S外にあるものは、掃除機本体6に隣接した立ち位置のユーザがフットスイッチ12の位置を視認し易く望ましい。
本実施形態での傾斜部15は、フットスイッチ12の後部上面にあって傾斜角度の緩やかな緩傾斜部15aと、フットスイッチ12の前部上面にあって、緩傾斜部15aよりも傾斜角度の急な急傾斜部15bと、を備えている。
なお、緩傾斜部15aは、特許請求の範囲にいう「緩斜面」に相当し、急傾斜部15bは、特許請求の範囲にいう「急斜面」に相当する。
図7(b)中、符号Bで示される一点鎖線は、緩傾斜部15aから急傾斜部15bへと切り替わる境界線であり、この境界線Bより前方部分が投影面Sと重なっている。
また、急傾斜部15bの少なくとも一部が投影面S内にある構成とすることもできる。そして、緩傾斜部15aは、その少なくとも一部が投影面S外にある構成とすることができる。
なお、傾斜部15は、これに限定されるものではなく、傾斜角度が一律のものとすることもできる。また、前記の緩傾斜部15aと急傾斜部15bとの組み合わせにおいて、緩傾斜部15aを水平面に変更することもできる。また、傾斜部15を所定の曲率で湾曲する湾曲面とすることもできる。
なお、図7(b)中、符号14は、後に詳しく説明するガイド部材である。
フットスイッチ12のボタン本体12aの左右幅の長さL1は、前後幅の長さL2以上となるように設定されている。
ここで「左右幅の長さL1」は、ボタン本体12aの最も左側の端部と最も右側の端部との距離で規定される。
また「前後幅の長さL2」は、ボタン本体12aの最も前側の端部と最も後側の端部との距離で規定される。なお、前記した中央位置Pは、「前後幅の長さL2」の中央位置で規定される。
支持軸12cは、ボタン本体12aの略中央部で下方に向けて突出するように形成されている。
この支持軸12cは、先割れの円筒体で形成されている。この支持軸12cは、後記するガイド部材14(図8(c)参照)内にフットスイッチ12を配置した際に、ガイド部材14の内側に立設されるボス部16a(図8(c)参照)を内嵌する。
この作用軸12dは、フランジ部12bと一体に成形される板体からなる。
そして、作用軸12dは、後記するガイド部材14(図8(c)参照)内にフットスイッチ12を配置した際に、ケーシング10内に連通する連通孔16b(図8(c)参照)に挿通される。
図8(b)中、符号12eは、支持軸補強リブであり、符号12fは、フットスイッチ12をガイド部材14内に上下動可能に止め置く縦長の係止穴であり、符号12gは、支持軸12cの先割れ部を形成するスリットである。
ガイド部材14は、図3に示すように、フットスイッチ12の周囲を囲むように、ケーシング10の一部として形成されている。このガイド部材14は、フットスイッチ12を上下方向に案内する。
ガイド部材14は、図8(c)に示すように、フットスイッチ12を囲む板体で形成されている。つまり、ケーシング10の上面には、このガイド部材14によってフットスイッチ12を収納するポケット16が形成される。
ボス部16aは、フットスイッチ12の支持軸12c(先割れ円筒体)に内嵌される円柱部材で形成されている。このボス部16aの周囲には、支持軸12c(先割れ円筒体)のスリット12gが跨ぐリブ16dを残して支持軸12cの嵌入穴16cが形成されている。
ちなみに、フットスイッチ12は、リブ16dが上下移動可能なスリット12gを有することで、ガイド部材14内で上下移動が自在となっている。また、支持軸12c係止穴12fには、ケーシング10内に設けられる図示しない突起がスライド可能に嵌入している。これによりフットスイッチ12は、前記したように、ガイド部材14内で上下動可能に止め置かれる。
本実施形態に係る電気掃除機1によれば、掃除機本体6の上面に設けられたフットスイッチ12が後輪11aの車軸Axよりも前側に設けられているので、例えばユーザが足先でフットスイッチ12を押圧したときのように大きな荷重がフットスイッチ12に入力された場合であっても、掃除機本体6がふらつき、又は転倒することが避けられる。
したがって、ユーザは、掃除機本体6のふらつきや転倒を生じさせることなく、足先でフットスイッチ12を、より確実に押圧することができる。
これに対して電気掃除機1によれば、ガイド部材14によって元の位置への復元が確実に行われる。
前記実施形態では、サイクロン集塵方式の電気掃除機1について説明したが、本発明は紙パック式、布バッグ式、バッグレス式などの他の方式の電気掃除機に適用することもできる。
また、前記実施形態では、上面形状が略四角形のフットスイッチ12を有する電気掃除機1について説明したが、フットスイッチ12の上面形状はこれに限定されるものではなく、円形、楕円形、四角形以外の多角形などとすることもできる。
また、前記実施形態では、2つのフットスイッチ12を有する電気掃除機1について説明したが、フットスイッチ12の数は、1つ又は3以上とすることもできる。
2 吸口体
3 延長管
4 操作管
5 吸引ホース
6 掃除機本体
7 本体ハンドル
8a 電動送風機
8b コードリール
9 集塵部
10 ケーシング
11a 後輪(車輪)
12 フットスイッチ(プッシュボタン)
13 集塵部支持部
14 ガイド部材
15 傾斜部
15a 緩傾斜部(緩斜面)
15b 急傾斜部(急斜面)
Ax 車軸
Claims (6)
- 掃除機本体の後部に左右一対配置される車輪と、
前記掃除機本体の上方で左右に延在するように配置されるハンドルと、
前記掃除機本体の上面に設けられ上下方向に操作されるプッシュボタンと、を備え、
前記プッシュボタンは、前記車輪の車軸よりも前側に設けられ、
前記プッシュボタンの上面は、後方から前方に向けて昇り勾配に傾斜し、
前記ハンドルの上方から前記掃除機本体を見た当該ハンドルの投影面に前記プッシュボタンの上面の少なくとも一部が重なっていることを特徴とする電気掃除機。 - 請求項1に記載の電気掃除機において、
前記プッシュボタンは、前記掃除機本体の上面に複数個設けられ、複数個の前記プッシュボタンのうちの1つは、電源コードを巻き取るためのボタンであることを特徴とする電気掃除機。 - 請求項2に記載の電気掃除機において、
複数個の前記プッシュボタンのうちの他の1つは、電源ボタンであることを特徴とする電気掃除機。 - 請求項1から3の何れか1項に記載の電気掃除機において、
前記プッシュボタンの上面の昇り勾配は、急斜面と緩斜面とで形成され、
前記急斜面の少なくとも一部が前記ハンドルの投影面と重なっていることを特徴とする電気掃除機。 - 請求項1から4の何れか1項に記載の電気掃除機において、
前記掃除機本体は、前記プッシュボタンを上下方向に案内するガイド部材を当該プッシュボタンの周囲に有することを特徴とする電気掃除機。 - 請求項1から5の何れか1項に記載の電気掃除機において、
前記プッシュボタンは、左右幅の長さが前後幅の長さ以上であることを特徴とする電気掃除機。
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