JP2017014786A - 基礎断熱建物 - Google Patents

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修一 玉井
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Abstract

【課題】コンクリート製基礎の断熱材を重ね配置して、断熱材の上に水切り装置が配置されている建物において、断熱材の点検作業を簡単に行える水切り装置を提供する。
【解決手段】水切り装置11は、土台4に固定された本体と、本体に左右スライド可能に装着されたカバー体15とを備えている。本体は溝型レール部16を有しており、カバー体15は、溝型レール部16に嵌まるスライダー部24と、これに連続した庇状部とを有している。断熱材2の上面を点検するに当たっては、カバー体15をスライドさせて断熱材2を露出させる。
【選択図】図2

Description

本願発明は、コンクリート製基礎の外面に発泡樹脂等の断熱材を重ね配置している基礎断熱建物に関するものである。
近年の木造住宅は、壁を木製等の内壁と窯業系等の外壁(サイディング)との二重構造にしていることが多く、内壁は、コンクリート製基礎の上面に直接に又はシール用スペーサを介して配置された横長の木製土台の上に構築されており、その内面又は外面に断熱材を配置していることが多い。内壁と外壁との間には通気空間が空いている。
そして、建物内部の断熱性を高めるために、コンクリート製基礎の外面に、発泡樹脂より成る断熱材を貼り付けることが行われている。この場合、断熱材の上に雨水がかかることを防止するため、断熱材は上から水切りで覆われており、水切りは土台に釘やビスで固定されている。
ところが、断熱材を構成する発泡樹脂は柔らかくて白蟻の食害を受けやすいという問題があり、そこで、断熱材が白蟻の被害を受けていないかどうかを点検したいという要望が生じている。
この点について特許文献1では、水切りを、土台に固定された部分(本体部)と、断熱材を覆う傾斜状の部分(カバー部)とに分離構成して、カバー部を、その長手方向と直交した幅方向の移動によって本体部に着脱式とすることにより、カバー部を取り外して断熱材の点検を可能にすることが開示されている。また、特許文献1には、カバー部を本体部に対してヒンジで連結して、カバー部を跳ね上げ回動することにより、断熱材の点検を可能にした構成も開示されている。
特許第5192279号公報
特許文献1では、カバー部を取り外しても跳ね上げても、断熱材の点検は容易に行える。特に、カバー部を取り外し式にすると、断熱材の上面を視認するに当たって障害物はないため、点検はしごく容易になる。しかし、カバー部は一般に3m前後の長さがあるため、特許文献1のうち、カバー部をその幅方向に移動させて本体部に着脱する方式では、カバー部を本体から抜き外すことは容易であっても、本体部に嵌め込むことは極めて困難である。
つまり、カバー部は自重によって大きく撓み変形する一方、本体部の嵌合溝はカバー部の板厚と同じであるため、カバー部を位置決めして本体部に嵌め直すことは、現実には不可能に近い。隣の建物との間隔が僅かしかなくて人が入り込むのがやっとという現場も多いが、このような現場では、カバー部の取付けの困難性はより一層高くなる。
他方、特許文献1のうち跳ね上げ方式は、着脱式のような作業の困難性からは解放されるが、ヒンジ部から雨水が断熱材に漏れるおそれがあり、水切りとしての機能が不完全になる可能性が高いという別の問題がある。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、水切り機能の確実性は確保しつつ、断熱材の点検を容易に行える技術を提供せんとするものである。
本願発明は、外面に断熱材を重ね配置したコンクリート製基礎の上に、土台部を介して内壁が構築されており、前記内壁の外側には、前記内壁との間に通気間隔を空けた状態で外壁が配置されており、かつ、前記断熱材は、前記土台部に取付けた横長の水切り装置で上から覆われている、という基本構成の建物を対象にしている。
そして、請求項1の発明で、前記水切り装置は、前記土台に固定された本体と、当該本体の長手方向にスライドし得るようにして前記本体に装着されたカバー体とを有しており、前記カバー体をスライドさせることにより、前記断熱材の上面を人が視認可能になっている。
請求項1の展開例として請求項2では、前記本体には、下向きに開口溝を有する溝型レール部が全長に亙って形成されている一方、前記カバー体には、前記溝型レール部の下向き開口溝に嵌まる上向きフランジ状のスライダー部が全長に亙って形成されている。
本願発明は、跳ね上げ回動式の構成の改良技術も含んでいる。この技術は、請求項1と同じ基本構成であり、特徴は、請求項3に記載したように、前記水切り装置は樹脂の押し出し成形品であって、前記土台に固定された本体部と、前記本体と一体に繋がった状態で前記断熱材を上から覆うカバー部とから成っており、前記カバー部に、上向きに起こして前記断熱材の上面を視認できるようにするための薄肉状のヒンジ部が、下面に長溝を形成することによって全長にわたって形成されている。
請求項1の発明において、例えば、建物の1つの壁に対応して1つのカバー体しか存在しない場合を例に取ると、まず、カバー体を抜き外して断熱材を点検することができる。この場合、抜き外したカバー体は断熱材の点検後に本体に嵌め直す必要があるが、カバー体の端面と本体の端面とは僅かの大きさ(面積)であるため、嵌め合わせは容易である。従って、カバー体を元の状態に容易に取り付け直すことができる。
また、例えば建物の1つの壁に対応して1つのカバー体しか存在しない場合、カバー体を抜き外さずに、端部をわずかだけ本体に嵌め込んだ状態に維持し、その状態で点検することができる。この場合、カバー体の端部が僅かに断熱材を覆っていても、カバー体の端部で覆われている面積は僅かであるため、簡単に覗き見ることができる。すなわち、点検は確実に行える。
そして、点検が終了したら、カバー体を元の状態に押し戻したらよい。この場合、本体に対するカバー体の嵌まり合いは維持されているので、押し戻しはごく簡単に行える。従って、このようにカバーの端部を本体に嵌めたままで点検することが、現実的には優れていると云える。
次に、建物の1つの壁に対応して複数のカバー体が存在している場合(すなわち、一直線に延びる本体に対して、カバー体が複数本に分割されている場合)を例に取ると、この場合も、点検作業は、端のカバーを抜き外して点検する場合と、端のカバーを大きくスライドさせつつ、端部は本体に嵌め合わせた状態に保持する場合とに分けられる。
そして、端のカバーを抜き外しても、大きくスライドさせ端部のみを本体に嵌めた状態に残しても、いずれにおいても、断熱材のうち端のカバーで覆われていた部分を点検できる。次いで、残りのカバー体をスライドさせることにより、当該残りのカバー体で負われていた部分を点検できるが、この場合、残りのカバーは抜き外す必要はなく、単にスライドさせるだけでよい。従って、点検してからカバー体の群を元に戻す作業は簡単に行える。
実施形態のように、各カバー体を同じ程度の長さに設定するか、一端のカバーを少し長目に設定しておくと、一端のカバーを完全には抜き外さずに端部を本体に嵌め合わせた状態にしつつ、残りのカバー体と略同じ露出空間を形成できるため、点検の容易性は一層確実になる。
また、請求項1では、カバー体と本体とはシール性を確保した状態に嵌め合わせることが簡単に実現できるため、高いシールを確保できる。特に、請求項2の構成を採用すると、カバー体と本体との嵌合部をラフにしてカバー体を軽快にスライドさせ得るようにしても、雨水が断熱材に落ちることはないため、特に好適である。
なお、一直線に延びる本体に対してカバー体を複数に分割構成した場合、隣り合ったカバー体は、実施形態に例示したような連結部材を使用することにより、シール性を確保しつつ連結できる。従って、シール性に不具合が生じるようなことはない。
請求項3の構成を採用すると、カバー部を跳ね上げることで容易に点検できるが、カバー体は全体が一体構造品であって、ヒンジ部は薄肉化によって形成されているため、シール性の問題は全く生じない。しかも、下面に長溝を形成することで薄肉部を形成しているため、カバー部の上面に水が溜まるようなことはなく、排水性能にも支障はない。
土台の上に内壁を構築した構造は木造住宅に多用されているが、木造住宅では白蟻の被害が問題になる。この点、断熱材に防蟻材を混入すると、白蟻の浸入を防止して住宅の品質向上に大きく貢献できる。そして、断熱材が白蟻の食害を受けていないことを定期点検によって確認できると、非常に好ましくて、防蟻断熱材の普及にも貢献できると云える。この点、本願発明では、建物同士の間隔が狭い場合であっても、水切り装置の機能を損なうことなく断熱材の状態を容易に点検できるため、防蟻断熱材の普及に大きく貢献できると云える。
第1実施形態の縦断側面図である。 (A)は図1の要部拡大図、(B)は建物における水切り装置の配置例を示す模式的な平面図である。 カバー体の連結構造を示す図で、(A)は分離平面図、(B)は連結した状態での平面図である。 (A)は図3(B)の IVA-IVA視断面図、(B)は図3(B)の IVB-IVB視断面図である。 建物の出隅部での連結構造を示す平面図である。 点検の手順例を示す図である。 第2実施形態の要部断面図である。 本体の接続構造例である第3実施形態の分離部分正面図である。 第4実施形態の要部断面図である。 第5実施形態の要部断面図である。 請求項4の具体例である第6実施形態の断面図である。
(1).第1実施形態の概要
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜6に示す第1実施形態の構造を説明する。以下の説明において、方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、図2(B)に表示するように、対象となる1つの壁を基準にし、壁に向いて方向を前後方向、壁と対向した水平方向を作用方向とし定義している。正面図は壁を向いた方向である。図1は縦断側面図なので、紙面と直交した方向が左右方向になる。
図1で、建物(木造住宅)の要部を表示している。建物は、地面に立設したコンクリート製基礎1を有しており、コンクリート製基礎1の外面には、発泡スチロール等の発泡樹脂より成る断熱材2が重ね配置されている。断熱材2の上面は、コンクリート製基礎1の上面と同一面になっている。
断熱材2は、接着剤による接着や、断熱材2を型枠の内側に配置してコンクリートを打設する一体化等により、コンクリート製基礎1に離脱不能に接合されている。なお、断熱材2の外面にはモルタル層のような保護層が形成されているが、図では省略している。
本実施形態では、断熱材2には防蟻剤を混合している。防蟻剤としては、チアメトキサムのようなネオニコチノイド系が好適であり、例えば、特許第5235066号に記載した方法で製造できる。もとより、防蟻断熱材の製法や使用する防蟻剤は様々なものを採用できる。
なお、チアメトキサム以外のネオニコチノイド系薬剤の他の防蟻剤成分としては、イミダクトプリド、アセタミプリド、クロチアニジン、ジノテフランなどが挙げられる。他の化学系防蟻剤としては、ピレスロイド系のベルメトリン、トラロメトリン、ビフェントリン、シフェノトリン、プラレトリンが挙げられ、非エステルピレスロイド系のエトフェンブロックス、シラフルオフェン、フェニルピロール系のクロルフェナピル、フェニルピラゾール系のフィプロニル、カーバメイト系としてフェノブカルブなどが挙げられ。天然物系のものもの使用できる。
コンクリート製基礎1の上面には、樹脂製のシールスペーサ3を介して木製(角材製)の土台4が寝た状態で配置されており、これらシールスペーサ3と土台4とによって土台部5が構成されている。また、図示は省略するが、土台4の上は、柱や壁パネル等よりなる内壁になっている。内壁の外側には、窯業系やセメント系等の外壁材(サイディング)6が多段に配置されている。
外壁材6の下端は、概ね土台4の下端と同じ高さになっており、このため、外壁材6と断熱材2との間には、シールスペーサ3の厚さと同じ程度の間隔の隙間7が空いている。シールスペーサ3を設けない場合や、シールスペーサ3がシート状で薄い場合には、外壁材6の下端は土台4の下端よりも上に位置する。
内壁及び土台4と外壁材6との間には、若干の間隔の通気層8が空いている。また、内壁の外面には防湿シート9が重なっており、防湿シート9は縦長の押さえ部材10で内壁に押さえ固定されている。押さえ部材10は横方向に適宜間隔で配置されており、外壁6は、押さえ部材10の外面に重なったような状態になっている。
断熱材2は、左右長手の水切り装置11で上から覆われている。これにより、断熱材2に雨水がかかるのを防止すると共に、防湿シート9を伝って流れ落ちた結露水を地面に逃がしている。水切り装置11は、土台4とシールスペーサ3との外面に跨がって重なった本体(レール)12と、本体12に装着したカバー体13とを備えている。図1では、防湿シート9の下端部をめくった状態で本体12を配置しているが、防湿シート9の下端部を本体12で押さえ固定してもよい。
(2).水切り装置の本体
本体12は、例えばステンレス板のような防錆性金属板を曲げ加工して製造されており、図2に明示するように、下向き開口部14とその下方に位置した上向き開口部15とからなる蟻溝的の溝型レール部16を有しており、従って、溝型レール部16は外向きに開口している。下向き開口部14の上下幅が、上向き開口部の上下幅よりも少し大きくなっている。これは雨水の浸入防止のためであるが、これらの寸法は任意に設定できる。
下向き開口部14の開口縁には前向きの上リップ17を形成し、上向き開口部14の開口縁には前向きのしたリップ18を形成している。これら上下のリップ17,18は、手前に向けて低くなるように傾斜している。なお、これら上下リップ17,18は補強機能も発揮している。
本体12のうち溝型レール部16よりも上の部分は2枚重ね部19になっており、この2枚重ね部19を構成する前後の板は、スポット溶接によって一体に接合されている。そして、2枚重ね部19に、ビス20で固定するためのビス穴21を左右方向に適宜間隔で空けている。図のビス20は皿ビスを使用しているが、鍋頭等の他の種類のビスを使用してもよい。また、本体12は釘止めすることも可能である。
更に、図2(A)に一点鎖線鎖線の線22のみで示すように、溝型レール部16を開口部の個所においてビス22でシールスペーサ3に固定することも可能である。この場合のビス23は、頭が溝型レール部16の手前に露出しない皿ビスを使用するのが好ましい。本体12は、高い取付け強度を確保するためには、高さが異なる個所において土台部5に固定するのが好ましい。
(3).水切り装置のカバー体及び連結部材
図1に全体を示すとおり、カバー体13は、本体12の溝型レール部16に入り込んだスライダー部24と、断熱材2の上に位置して手前に緩く傾斜した庇状部25と、庇状部25の前端に設けた下向き壁部26とで構成されている。下向き壁部26は断熱材2の上よりも下方に入り込んでいる。本実施形態のカバー体13は、合成樹脂の押し出し加工品であり、全体が一体に繋がっている。スライダー部24の上端と下端とには、丸みを持たせている。
図では、スライダー部24が溝型レール部16にきっちり嵌まった状態に描いているが、実際には、スライダー部24と溝型レール部16との間には、上下方向と前後方向とに若干の隙間(クリアランス)を設けている。このため、カバー体13を軽快にスライドさせることができる(この点は他の実施形態も同様である。)。スライド性を一層高めるために、スライダー部24の前面又は後面若しくは前後両面に左右長手のリブや溝を形成するなどしてもよい。また、スライダー部24と溝型レール部16との重合面の個所に、グリスのような経年劣化がない潤滑剤を塗布しておくことも可能である。
図2では建物の外形を示しており、玄関27を除いた各壁に水切り装置11が配置されている。各壁(辺)のうち横幅が短い場合(例えば1.5m以内)の場合は、水切り装置11のカバー体13は単一で構成されているが、壁の横幅がある程度以上に大きくなると、水切り装置11は一列に並んだ複数のカバー体13で構成されている。そこで、隣り合ったカバー体13の連結が必要になる。また、建物のコーナー部(出隅部、入隅図)では、直交した姿勢のカバー体13の連結も必要になる。このための連結部材の例を、図3〜5で示している。
図3,4では、直列に並んだカバー体13を連結するための直線部用連結部材28の例を示している(図1,2(A)も参照)。直線部用連結部材28は、基本的には、カバー体13の庇状部25及び下向き壁部26に外側からに重なる外面部29と、カバー体13の庇状部25及び下向き壁部26に内側からに重なる内面部30とで構成されており、従って、内面部29及び外面部30とも、傾斜部と下向き部とを有している。本実施形態の直線部用連結部材28は、合成樹脂を材料にした射出成形品であり、内面部29及び外面部30とは下向き部の下端において一体に繋がっている。
図3(B)に示すように、カバー体13を直列に配置した状態では、図3(B)に示すにように、隣り合ったカバー体13の庇状部25と下向き壁部26とは、端面が当接するように設定している。しかし、庇状部25の端面の全体を当接させると、直線部用連結部材28の内面部29と外面部30とは自由に離れるため、よほど頑丈な構造にしないと、下向き壁部26同士の挟持機能もシール機能も期待できない。しかし、これでは直線部用連結部材28が大型化してしまい、見た目も良くない。
そこで、本実施形態では、内面部29と外面部30とを傾斜部の前後中途部においてブリッジ部31で連結する一方、カバー体13の庇状部25には、ブリッジ31との衝突を防止する切り欠き32を形成している。これにより、直線部用連結部材28は、全体をカバー体13に倣う薄い構造としつつ、カバー体13同士をしっかりと連結できる。ブリッジ部31は、直線部用連結部材28の左右中間部に位置している。なお、直線部用連結部材28とカバー体13とをビスで固定することも可能である。
また、直線部用連結部材28の左右中間部には、断熱材2の上面に当接する足部33を下向きに突設している。これにより、カバー体13の倒れを防止して安定性を向上できる。カバー体13に、外壁材6の下端に当接又は近接する上向きのストッパーを設けることも可能であり、この場合は、風でカバー体13が煽られても浮き上がりを阻止できる利点がある。
図2(A)に示すように、直線部用連結部材28における内面部29と外面部30との後端部は、カバー体13の庇状部25と本体12の前向きリップ17,18との間に嵌まり込むように設定している。これにより、直線部用連結部材28によるカバー体13の挟持機能が向上してシール性が一層確実になる。また、内面部29と外面部30との後端は、庇状部25と前向きリップ17,18との間への差し込みがスムースになるように、クサビ状(テーパ状)に形成している。
図5では、建物の出隅コーナー部に配置する出隅コーナー部用連結部材35を、一点鎖線で表示している。出隅コーナー部用連結部材35は、平面視形状が平面視L型になっている点で直線部用連結部材28と相違するだけであり、基本的な構造は直線部用連結部材28と同じである。
但し、出隅コーナー部では、隣り合ったカバー体13の端面は当接してはおらず、正方形の空間が空いているので、出隅コーナー部用連結部材31では、ブリッジ部31は、隣り合ったカバー体13の端面間の空間に対応して四角形になっている。なお、出隅コーナー部において、隣り合ったカバー体13の端面が当接していない(突き合わさっていない)のは、互いに突き合わさると、カバー体13のスライドができなくなるからである。
入隅コーナー部の連結部材も平面視L形に形成されており、基本的には直線部用連結部材28と同じ構造である。但し、入隅コーナー部では、隣り合ったカバー体13の端面は突き合わさるので、カバー体13の端部に切り欠き32を形成しており、ブリッジ部31は切り欠き32に嵌まるだけの小さなものになっている。
(4).まとめ
1つの壁の水切り装置11が1本のカバー体13だけで構成されている場合は、出隅コーナー部用連結部材31を取り外してから、カバー体13を外側に大きく引き抜くようにスライドさせることで、図6(E)に示すように、断熱材2の上面を視認できる。これにより、断熱材2が白蟻の被害を受けていないかどうか、点検できる。
この場合、カバー体13を本体12から完全に抜き外す必要はないのであり、一部を本体12に嵌めたままにしておいても差し支えない。カバー体13は断熱材2との間には若干の隙間があるので、多少は嵌まり合っていても、断熱材2の上面を覗き見ることができるからである。そして、端部を本体12に嵌めたままにしておくことにより、点検後は単にカバー体13を押し戻したら済むため、カバー体13を元に戻す作業をごく簡単に行える。
図6(A)〜(D)では、1つの壁の個所において1つの水切り装置11を3本のカバー体13で構成している場合の点検方法の一例を示している。まず、この例では、3本のカバー体13のうち左2本のカバー体13は同じ長さL1で、右端のカバー体13は少し長い長さL2に設定している。
そして、まず、(B)に示すように、右端のカバー体13を引き抜き方向に大きくスライドさせて、端部のみを本体12に嵌めた状態にすることにより、断熱材2のうち右端のカバー体13で覆われていた部分を点検する。
次いで、(C)に示すように、中央部のカバー体13を右にずらすことにより、外壁材6のうち中央部のカバー体13で覆われていた部分を点検する。次いで、(D)に示すように、左端のカバー体13を右にずらすことにより、断熱材2のうち左のカバー体13で覆われていた部分を点検する。点検が終了したら、左端のカバー体13から順に戻して、隣り合ったカバー体13を連結部材28,31で固定する。
各カバー体13の長さは同じでもよいが、本実施形態のように、抜き方向に大きくスライドさせる右端のカバー体13の長さを他のカバー体15よりも少し長くしておく、残ったカバー体13をスライドさせることにより、当該カバー体13で覆われていた部分を完全に露出させることができるので、視認の容易性が高まる利点がある。図6(C)に点線矢印で示すように、両端のカバー体13を外向きにスライドさせて点検することも可能である。
いずれにしても、断熱材2を露出させて視認できるため、点検を確実に行える。また、カバー体13は抜き外す必要はないため、元に戻す作業はごく簡単である。なお、カバー体13を外側にどの程度スライドさせ得るかは現場によってまちまちであるので、カバー体13の長さは現場に応じて設定したらよい。隣に建物ができたことでスライド可能長さが短くなる場合は、その段階で複数のカバー体13に交換したらよい。
(5).第2実施形態(図7〜8)
図7に示す実施形態では、本体12に押し出す加工品を採用して、カバー体13に板金加工品を採用している。本体12は、基本的には第1実施形態と同様であり、上下の下向き開口部14,15を備えている。本体12は、アルミ等の金属製であってもよいし、剛性樹脂製であってもよい。
第1実施形態と同様に、前向きリップ17,18を設けてもよい。カバー体13のスライダー部24は2枚重ね状に折り返して形成しており、スライダー部24から、庇状部25の下面に重なる下向き片36を前向きに突設している。このため、スライダー部24は高い剛性を有している。カバー体13の全体を2枚重ね構造に構成することも可能であり。なお、図7に一点鎖線で示すように、断熱材2の上面を、手前に向けて下がる傾斜面に形成することも可能である。この場合は、断熱材2のうちコンクリート製基礎1との接合面を視認しやすくなる。
本体12は、カバー体13のスライドをガイドするという性質上、できるだけ長いのが好ましく、建物の1つの壁の個所の水切り装置11では、本体12は1本の構造であるのが理想的である。しかし、運搬の問題や取り扱いの容易性の点から、複数本に分割して接続せねばならない場合も多い。この場合も、隣り合った本体12が一直線に繋がるのが好ましい。そこで、本実施形態では、図8に示すように、本体12の背面部の一端に係合突片37を形成して、他端には、係合突片37が上下ずれ不能に嵌まる係合溝38を形成している。
これにより、複数の本体12の一体性を高めて、カバー体13のスライドをスムースに行うことができる。このような連結構造は、他の実施形態にも適用できる。また、エンドに位置した本体12で係合突片37が外向きに露出する場合は、係合突片37は切除される。
(5).第3〜5実施形態(図9〜11)
図9に示す第3実施形態では、本体12は押し出し加工品であり、下向き開口部14を形成しているが、上向き開口部15は形成しておらず、庇状部25の基端部を下方から支持する支持リップ39を設けている。カバー体13には、前端部が下向き動するように自重が作用しているので、このような嵌め合わせ構造であっても問題はない。カバー体13は板金製でもよいし、樹脂の押し出し加工品であってもよい。板金製品の場合は、スライダー部24は2枚重ね構造に構成するのが好ましい。
図10に示す第4実施形態では、本体12には、上下リップを有する前向き開口部40を形成しており、これを溝型レール部16としている。前向き開口部40の奥は溝幅(断面積)が大きくなった膨れ部40aになっており、これに対応して、カバー体13のスライダー部24も膨れた形状になっている。このため、カバー体13は抜け不能に保持される。図示のカバー体13は押し出し加工品であるが、板金加工品として、スライダー部24をカーリングによって形成することも可能である。
この実施形態では、前向き開口部40はポケット状になっているので、カバー体13の上面に雨水が吹き当たっても、前向き開口部40の内部に浸入して断熱材2に垂れ落ちるようなことはない。
図11に示す第5実施形態は、請求項3の具体例である。この実施形態では、水切り装置11は全体が樹脂の押し出し加工品で構成されており、土台4にビス20等のファスナで固定される本体部41と、これに一体に繋がったカバー部42とで構成されている。そして、カバー部41のうち付け根寄りと外壁材6の前端の下方部とに、薄肉状のヒンジ部43を形成している。ヒンジ部43は、下面に三角形や台形状の長溝44を形成することによって設けている。また、カバー部40のうち手前寄りの部位には、断熱材2の上面に当たる足片45を一体に設けている。
この実施形態では、カバー体13は、2つのヒンジ部44の個所で屈曲することにより、上側に大きく起こし回動させることができる。これにより、断熱材2の上面を点検することができる。この実施形態では、水切り装置11は、単一構造であってしかも押し出し加工品であるため、コストを大幅に抑制できる。また、実施形態のように足片45を設けると、ヒンジ部43を構成したものでありながら、高い安定性を確保できる。また、足片45を設けると、虫の入り込みも阻止できる。なお、足片45を設けることは、他の各実施形態にも適用できる。
本実施形態では2本のヒンジ部43を形成したが、ヒンジ部43の数は、1本又は3本以上であってもよい。外壁材6の下方の部位を、前後に広い範囲に亙って薄肉化することも可能である。すなわち、ヒンジ部43を帯状の形態に構成することも可能である。この図11の例において、図7の一点鎖線のように断熱材2の上面を前傾させると、断熱材2の点検容易性は一層高くなる。
(6).その他
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、請求項1〜3において、本体とカバー体との嵌め合わせ構造は様々な態様を採用できる。例えば、本体を、その下部が土台の手前にはみ出たクランク状の形態にすることにより、本体と土台との間に下向きの開口溝を形成する一方、カバー体のスライダー部を、下向き開口溝に下方から嵌入する形態として、本体でスライダー部をスライド可能に吊支することができる。この場合は、カバー体のスライダー部は、土台の前面に重なった状態でスライドする。
断熱材は、厚さが異なる複数種類が存在しているが、本願発明の請求項1の発明では、本体は断熱材の厚さに関係なく共通品として使用できるため、それだけコストを抑制できる利点がある。隣り合ったカバー体の接続手段としては、金属板または樹脂にてカバー体の内外に重なる形態に構成し、ビスにより、内外の板でカバー体の端部を挟持してもよい。この場合も、断熱材の上面に載る足片を設けることが可能である。
本願発明の水切り装置は、具体化して建物に適用できる。従って、産業上利用できる。
1 コンクリート製基礎
2 断熱材
3 土台部を構成するシールスペーサ
4 土台部の中核である土台(角材)
5 土台部
6 外壁材
11 水切り装置
12 本体
13 カバー体
14 下向き開口溝
15 上向き開口溝
16 溝型レール部
24 スライダー部
25 庇状部
26 下向き壁部
28 直線部用連結部材
41 本体部
42 カバー部
43 ヒンジ部
44 長溝

Claims (3)

  1. 外面に断熱材を重ね配置したコンクリート製基礎の上に、土台部を介して内壁が構築されており、前記内壁の外側には、前記内壁との間に通気間隔を空けた状態で外壁が配置されており、かつ、前記断熱材は、前記土台部に取付けた横長の水切り装置で上から覆われている構成であって、
    前記水切り装置は、前記土台に固定された本体と、当該本体の長手方向にスライドし得るようにして前記本体に装着されたカバー体とを有しており、前記カバー体をスライドさせることにより、前記断熱材の上面を人が視認可能になっている、
    基礎断熱建物。
  2. 前記本体には、下向きに開口溝を有する溝型レール部が全長に亙って形成されている一方、前記カバー体には、前記溝型レール部の下向き開口溝に嵌まる上向きフランジ状のスライダー部が全長に亙って形成されている、
    請求項1に記載した基礎断熱建物。
  3. 外面に断熱材を重ね配置したコンクリート製基礎の上に、土台部を介して内壁が構築されており、前記内壁の外側には、前記内壁との間に通気間隔を空けた状態で外壁が配置されており、かつ、前記断熱材は、前記土台部に取付けた横長の水切り装置で上から覆われている構成であって、
    前記水切り装置は樹脂の押し出し成形品であって、前記土台に固定された本体部と、前記本体と一体に繋がった状態で前記断熱材を上から覆うカバー部とから成っており、前記カバー部に、上向きに起こして前記断熱材の上面を視認できるようにするための薄肉状のヒンジ部が、下面に長溝を形成することによって全長にわたって形成されている、
    基礎断熱建物。
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