JP2017015337A - 乾燥機 - Google Patents

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浩二 杉山
Koji Sugiyama
浩二 杉山
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Abstract

【課題】 構造を簡素化しつつ、十分な乾燥を実現できる乾燥機を提供する。
【解決手段】 回転ドラム1は回転軸6,7周りを回転する。一方の回転軸7は温風の吸気手段を構成し、他方の回転軸6は温風の排気手段を構成する。回転ドラム1の回転動作と吸気手段及び排気手段による温風の吸排気によって、被乾燥処理物を混合しつつ、全体を万遍なく乾燥させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、粉末材料等の被乾燥処理物を容器内で乾燥処理する乾燥機の改良に関する。
従来、容器内で粉末材料等の被乾燥処理物を混合しつつ、容器内に温風等を給送して乾燥処理する乾燥装置が知られている(下記特許文献参照)。
特許第3734985号
上記特許文献記載の乾燥装置は、回転ドラムを所定の角度で傾斜させた状態で回転させるとともに、温風給気口から温風を給送し、かつ、温風排気口から前記温風を強制的に排気する。その結果、前記回転ドラム内に収容した被乾燥処理物は、温風によって回転ドラムの軸方向(長さ方向)に吹き飛ばされるとともに、回転ドラムの回転運動によって外側から内側方向に巻き込まれて、万遍なく温風と接触するので、大量の被乾燥処理物を比較的少量の温風で乾燥させることができる利点を有する。
しかし、上記構成の乾燥装置は、被乾燥処理物を万遍なく温風と接触させて乾燥させることはできるが、被乾燥処理物を収容する回転ドラムは、これを傾斜させる動作と回転させる動作を実現しなければならず、装置が複雑かつ大型化してしまう問題がある。
また、被乾燥処理物を回転ドラムから排出する場合にも、温風排気口が斜め下向きとなるように所定の角度傾斜させた状態で回転ドラムを回転させることにより、回転ドラム内の被乾燥処理物を温風排気口から排出させる必要があり、複雑な動作が必要となる。
本発明は、上記問題に鑑み、装置の構成を極力簡素化しつつ、被乾燥処理物の乾燥能力はそのままに、容器内から被乾燥処理物を排出する作業も単純化することのできる改良した乾燥機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、粉末材料等の被乾燥処理物を収容する容器と、当該容器を乗載する支持手段と、前記容器を前記支持手段に対して所定の角度範囲で回転させる回転手段からなり、当該回転手段を構成する回転軸の一方に吸気手段を備え、かつ、前記回転手段を構成する回転軸の他方に排気手段を備えて乾燥機を構成したことに特徴を有する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の吸気手段を、支持手段に回転可能に支持される回転軸と、回転軸の一方端を容器内に挿入して当該容器と共動回転するよう構成し、かつ、回転軸の中空部に形成した流路を介して容器外部と容器内部を連通し、容器内に挿入した回転軸の一方端には容器内の被乾燥処理物が回転軸の流路から容器外部へ漏出することを防止するフィルタを備えて構成したことに特徴を有する。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の排気手段を、前記支持手段に回転可能に支持される回転軸と、回転軸の一方端を容器内に挿入して当該容器と共動回転するよう構成し、かつ、回転軸の中空部に形成した流路を介して容器外部と容器内部を連通し、容器内に挿入した回転軸の一方端には容器内の被乾燥処理物が回転軸の流路から容器外部へ漏出することを防止するフィルタと、該フィルタの周りに前記被乾燥処理物が堆積することを防止するカバー体を備えて構成したことに特徴を有する。
請求項1記載の発明によれば、単純な装置構成で、容器の回転角度範囲を拡大しつつ、回転動作のみによって被乾燥処理物を充分に混合しつつ、全体を万遍なく乾燥処理することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、容器の回転動作に必要な回転軸を利用して吸気手段を構成したので、回転軸と別途、吸気手段を設ける必要はなく、装置構成をより簡素化できる。
請求項3記載の発明によれば、容器の回転動作に必要な回転軸を利用して排気手段を構成したので、回転軸と別途、排気手段を設ける必要はなく、装置構成を簡素化できるとともに、排気手段に備えるフィルタの周囲にはカバー体が具備されているので、被乾燥処理物が排気手段のフィルタ周りに堆積して排気効率が低下することを防止できる。
本発明の乾燥機の正面図と縦断面図の結合図である。 本発明の乾燥機の吸気手段を拡大して示す縦断面図である。 本発明の乾燥機の排気手段を拡大して示す縦断面図である。 本発明の乾燥機を回転動作させたときの側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図4により説明する。図1において、Aは本発明の乾燥機を示しており、1は粉末材料等の被乾燥処理物を収容するための容器(以下、回転ドラムという)であり、長手方向の一方端(図1の上側)に図示しない被乾燥処理物の投入・排出口2を備えている。
3はアングル鋼等によって枠組して形成した支持台であり、図示しない軸受よって支持座4,5に回転可能に枢支した回転軸6,7を介して回転ドラム1を支えている。
8は回転軸6に止着したスプロケットであり、支持台3の下部に設置した電動機9(ギヤードモータ等)の回転出力をベルト10で受けて回転する。
図2に本発明の要部の1つである吸気手段11を示す。吸気手段11は回転軸7を利用して構成されており、支持台3を構成する支持座5の中空部12に中空筒状の回転軸7を挿通しており、回転軸7の一方端(図2の左方端)の外周部は軸受13を介して支持座5に回転可能に枢支されている。回転軸7の左方端の開口部14には中空状のノズル15が取り付けられ、図示しない熱源としてのヒータと送風機等によって構成される温風発生装置からの温風を回転軸7の流路16内に給送するように構成されている。
回転軸7の他方端(図2の右方端)は、回転ドラム1内へ没入・固定されており、その開口部17には、回転ドラム1内の図示しない被乾燥処理物が回転軸7の流路16を通って回転ドラム1の外部へ漏出することを防ぐフィルタ18が止着されている。
図3は本発明のもう1つの要部である排気手段19を示している。排気手段19は回転軸6を利用して構成されており、支持台3を構成する支持座4の中空部20に中空筒状の回転軸6を挿通しており、回転軸6の一方端(図3の右方端)の外周部は支持座4に回転可能に枢支されている。回転軸6の右方端の外周部にはスプロケット8が回転軸6と共動回転するように取り付けられている。
回転軸6の他方端(図3の左方端)は、回転ドラム1内へ没入・固定されており、その開口部21には、回転ドラム1内の図示しない被乾燥処理物が回転軸6の流路22を通って回転ドラム1の外部へ漏出することを防ぐフィルタ23が止着されている。
また、回転軸6の左方端には、回転ドラム1内の図示しない被乾燥処理物がフィルタ23周りに堆積して排気を阻害することを防止するカバー体24が取り付けられている。なお、回転軸6の右方端は、図示しない排風機等からなる温風排出装置と接続されている。
次に上記乾燥機Aにおいて、被乾燥処理物を乾燥処理する場合について説明する。粉末材料等の被乾燥処理物を乾燥処理する場合は、回転ドラム1が垂直上向きの状態から、投入・排出口2が斜め上向きになるように傾斜させた後、被乾燥処理物を投入・排出口2から回転ドラム1内に投入する。
被乾燥処理物の投入が完了したら、投入・排出口2を図示しない蓋で閉じ、図1に示す乾燥機Aの電動機9を駆動することで、ベルト10を介してスプロケット8を回転させる。スプロケット8の回転は回転軸6に伝達され、回転軸6は支持台3の支持座4内に備えた図示しない軸受を利用して回転する。
回転軸6は回転ドラム1に連結されており、回転ドラム1は他方の回転軸7によって支持台3を構成する支持座5の図2に示す軸受13を利用して回転することで、回転軸6,7に連結されている回転ドラム1は、回転軸6,7を軸心として図4に示すように回転する。
回転ドラム1の回転は、図示しない制御装置にあらかじめ設定した制御プログラムが電動機9を駆動制御することで実現するものであり、回転ドラム1の回転角度範囲や回転速度は、回転ドラム1内の被乾燥処理物の種類や投入量等に応じて最適な値に設定される。なお、本実施例では、回転ドラム1の回転角度範囲を図4に示す180度程度の範囲に設定した場合について説明する。
回転ドラム1が回転したら、図2に示す回転軸7に取り付けたノズル15を介して、図示しない温風発生装置から給送される温風を回転軸7の流路16内に送り込む。
送り込まれた温風は回転軸7の右端部に取り付けたフィルタ18を介して回転ドラム1内に給気され、回転ドラム1内の被乾燥処理物と接触し、これを乾燥させる。このとき、回転ドラム1は前述した通り広い角度範囲で回転動作しているので、回転ドラム1内の被乾燥処理物は、回転ドラム1の回転動作によって十分に混合されながら温風が吹き付けられことにより、被乾燥処理物全体が万遍なく温風と接触し、乾燥効率を高めることができる。
被乾燥処理物と接触することにより湿気を帯びた温風は、図3に示す排気手段19に取り付けた図示しない排風機の吸引力によって、フィルタ23から回転軸6内の流路22を通って回転軸6外部へ排出される。
このとき、回転軸6のフィルタ23周りには、これを囲繞するカバー体24が取り付けられているので、回転ドラム1の回転動作によっても被乾燥処理物がフィルタ23周りに堆積することはなく、フィルタ23を通した排気を阻害することはない。また、回転ドラム1内の被乾燥処理物は、吸気手段11及び排気手段19の各フィルタ18,23によって回転ドラム1外へ漏出することはない。
一方で、上述の排気動作を繰り返すことにより、排気手段19のフィルタ23に粉末材料等からなる被乾燥処理物が付着して目詰まりを生じることもあるが、この場合は、エアーを排気手段19の右方端側(図示しない排風機側)から左方端側(回転ドラム1側)へ吹付ける逆洗や、バイブレータによる振動を利用して目詰まりを解消すれば良い。
上記の如く被乾燥処理物を充分に乾燥させたら、電動機9の駆動を停止させて回転ドラム1の回転動作を終了させるとともに、図示しない温風発生装置及び温風排出装置を停止させる。その後、投入・排出口2の図示しない蓋を開け、回転ドラム1を垂直下向きの状態へ回転させて、投入・排出口2から被乾燥処理物を外部に取り出して、被乾燥処理物の乾燥処理を終了する。
以上のように、本発明の乾燥機Aによれば、回転ドラム1を広い角度範囲で回転させることができるので、回転動作のみで被乾燥処理物を充分に混合することができ、従来のように回転ドラムの傾斜と回転動作の双方を実現する複雑な構造を備えることなく被乾燥処理物全体を万遍なく乾燥させることができる。
また、被乾燥処理物を乾燥させる温風は回転軸6,7を利用して吸気及び排気できるので、吸排気を実現するために別途の機構を備える必要はなく、装置構造を簡素化することができる。
なお、吸気手段11を構成する回転軸7の流路16の径(配管径)の大きさに応じて、回転ドラム1内に送り込む温風の風速を調節することができる。吸気手段11に接続される図示しない温風発生装置の送り出し温風量が一定であっても、例えば、流路16の径を大きくすることによって、温風の風速を遅くできるし、逆に径を小さくとることによって、温風の風速を速くすることができる。したがって、被乾燥処理物の特性に応じて温風の風速を種々変更させるが可能となる。
本発明は、容器内の被乾燥処理物を乾燥処理するあらゆる装置に適用可能である。
1 回転ドラム
2 投入・排出口
3 支持台
4,5 支持座
6,7 回転軸
8 スプロケット
9 電動機
10 ベルト
11 吸気手段
12,20 中空部
13 軸受
14,17,21 開口部
15 ノズル
16,22 流路
18,23 フィルター
19 排気手段
24 カバー体
A 乾燥機

Claims (3)

  1. 粉末材料等の被乾燥処理物を収容する容器と、当該容器を乗載する支持手段と、前記容器を前記支持手段に対して所定の角度範囲で回転させる回転手段からなり、当該回転手段を構成する回転軸の一方に吸気手段を備え、かつ、前記回転手段を構成する回転軸の他方に排気手段を備えて構成したことを特徴とする乾燥機。
  2. 前記吸気手段は、前記支持手段に回転可能に支持される回転軸と、該回転軸の一方端を前記容器に連結して当該容器と共動回転するよう構成し、かつ、当該回転軸の中空部に形成した流路を介して前記容器外部と容器内部を連通し、前記容器内に挿入した前記回転軸の一方端には前記容器内の被乾燥処理物が前記回転軸の流路から容器外部へ漏出することを防止するフィルタを備えて構成したことを特徴とする請求項1記載の乾燥機。
  3. 前記排気手段は、前記支持手段に回転可能に支持される回転軸と、該回転軸の一方端を前記容器に連結して当該容器と共動回転するよう構成し、かつ、当該回転軸の中空部に形成した流路を介して前記容器外部と容器内部を連通し、前記容器内に挿入した前記回転軸の一方端には前記容器内の被乾燥処理物が前記回転軸の流路から容器外部へ漏出することを防止するフィルタと、当該フィルタ周りに前記被乾燥処理物が堆積することを防止するカバー体を備えて構成したことを特徴とする請求項1記載の乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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