JP2017016809A - アース端子 - Google Patents
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Abstract
【課題】アース端子の一部が確実に非導電膜を突き破ってボディの金属面に食い込むことを目的とする。
【解決手段】金属面83上に非導電膜85が被着されてなるボディ80に対してボルト90で取り付けられるアース端子10であって、前記ボルト90の軸部95を挿通可能なボルト孔21を有する端子本体部20と、前記ボルト孔21の縁部に前記ボディ80側に突出して形成され、前記ボルト90の締結に伴い前記非導電膜85を突き破って前記金属面83に食い込む食い込み角部23と、前記端子本体部20に前記食い込み角部23と同じ側に突出して形成され、前記食い込み角部23が前記金属面83に接触した状態で前記ボディ80に接して前記ボルト90の締結力を受ける平坦座面33を有する着座部31とを有する。
【選択図】図7
【解決手段】金属面83上に非導電膜85が被着されてなるボディ80に対してボルト90で取り付けられるアース端子10であって、前記ボルト90の軸部95を挿通可能なボルト孔21を有する端子本体部20と、前記ボルト孔21の縁部に前記ボディ80側に突出して形成され、前記ボルト90の締結に伴い前記非導電膜85を突き破って前記金属面83に食い込む食い込み角部23と、前記端子本体部20に前記食い込み角部23と同じ側に突出して形成され、前記食い込み角部23が前記金属面83に接触した状態で前記ボディ80に接して前記ボルト90の締結力を受ける平坦座面33を有する着座部31とを有する。
【選択図】図7
Description
本明細書に開示される技術は、アース端子に関する。
一般的に、自動車のワイヤーハーネス等においては、アース用の電線の端末に圧着されたアース端子をボディの所定位置に固定することにより、ボディアースをとるようになっている。自動車のボディには、ナットが予め溶接固定されている。また、ボディには、上記のナットを含んで、所要箇所に腐食防止のための塗装が施されている。塗装により形成された塗装膜をボディとの間に挟んだ状態でアース端子をボディにボルト締結すると、ボディとの電気的接触が不十分になったり、塗装膜にへたりが生じた際に、アース端子にがたつきが生じる可能性がある。
このような問題を解決するために、アース端子とボディの金属面との間の塗装膜を剥ぎ取って、アース端子とボディの金属面との金属同士を固定する方法がある。例えば、特開2001−229994号公報(下記特許文献1)では、アース端子のボルト挿通孔が形成された板状部材の両端部から薄肉部を介して外方に突出し先端部に突起を形成した突出部材を設けている。そして、ボルトをナットに螺合していくと、突出部材の突起が車体パネルの塗装膜を剥がしながら突出部材が金属面に食い込んで、アース端子と金属部分が直接に接触する。
しかしながら、特開2001−229994号公報(上記特許文献1)の構成では、ボルト締結の際にボルトを締め付けすぎると、その締結力によって突出部材のいわゆるエッジが潰れ、突出部材の先端が金属面上を滑って金属面への接触が意図した通りに行われない可能性がある。
本明細書で開示されるアース端子は、金属面上に非導電膜が被着されてなるボディに対してボルトで取り付けられるアース端子であって、前記ボルトの軸部を挿通可能なボルト孔を有する端子本体部と、前記ボルト孔の縁部に前記ボディ側に突出して形成され、前記ボルトの締結に伴い前記非導電膜を突き破って前記金属面に食い込む食い込み角部と、前記端子本体部に前記食い込み角部と同じ側に突出して形成され、前記食い込み角部が前記金属面に接触した状態で前記ボディに接して前記ボルトの締結力を受ける平坦座面を有する着座部とを有する。
このような構成によると、端子本体部をボルトで締め付けると、ボルト孔の縁部に形成された食い込み角部が非導電膜を突き破ってボディの金属面に食い込む。この際に、食い込み角部が金属面に接触した状態で、着座部の平坦座面がボディと接触して、ボルト締結の締結力を受けることができるため、ボルトを締め付け過ぎたとしても、食い込み角部が変形しつつ金属面上を滑ってしまうことを抑制することができ、食い込み角部の食い込み状態を維持できる。
本明細書に開示されるアース端子の実施の態様として、以下の構成としても良い。
前記着座部は、前記ボルト孔を中心とした円弧状領域に設けられている構成としても良い。
このような構成によると、ボルトによる締結力を着座部が均等に受けることができる。
前記着座部は、前記ボルト孔を中心とした円弧状領域に設けられている構成としても良い。
このような構成によると、ボルトによる締結力を着座部が均等に受けることができる。
また、前記着座部は、前記ボルト孔を中心とした連続した円環状に形成されている構成としても良い。
このような構成によると、食い込み角部とボディの金属面との接触部分の外周を着座部が囲うことになるため、食い込み角部とボディとの接触部分に異物や水等が浸入することを抑制することができる。
このような構成によると、食い込み角部とボディの金属面との接触部分の外周を着座部が囲うことになるため、食い込み角部とボディとの接触部分に異物や水等が浸入することを抑制することができる。
本明細書に開示されたアース端子によれば、アース端子の一部が確実に非導電膜を突き破ってボディの金属面に食い込むから、接触抵抗が小さくなる。
<実施形態>
実施形態について図1から図7を参照して説明する。
本実施形態のアース端子10は、自動車のワイヤーハーネスのアース用の電線Wの端末に圧着されており、ボディ80に頭付ボルト90(「ボルト」の一例)によって取り付けられることにより、アース用の電線Wがアースをとるようになっている。なお、本実施形態において、上下方向については、図2及び図6を基準とする。
実施形態について図1から図7を参照して説明する。
本実施形態のアース端子10は、自動車のワイヤーハーネスのアース用の電線Wの端末に圧着されており、ボディ80に頭付ボルト90(「ボルト」の一例)によって取り付けられることにより、アース用の電線Wがアースをとるようになっている。なお、本実施形態において、上下方向については、図2及び図6を基準とする。
ボディ80は、図5から図7に示すように、金属製の筐体81の表面がアース接続用の金属面83とされている。この金属面83は、腐食防止のための塗装処理がされて、塗装膜85(「非導電膜」の一例)によって覆われている。また、ボディ80の筐体81の下側(裏側)には、頭付ボルト90と螺合可能なナット87が溶接固定されており、このナット87の雌ネジ孔87Aが露出可能なように、筐体81に開口89が設けられている。
このボディ80にアース端子10を固定するための手段として、図5から図7に示すように、頭付ボルト90が用いられる。頭付ボルト90は六角形の頭部91を有しており、その頭部91よりも拡径した円形のワッシャ93が一体となった構成とされている。また、頭付ボルト90は、ナット87の雌ネジ孔87Aと螺合可能な雄ネジが形成された軸部95を有している。
次に、アース端子10について図1から図4によって説明する。アース端子10は、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属からなり、ボルト孔21が設けられた端子本体部20と、ワイヤーハーネスのアース用の電線Wが接続される電線接続部15とを備えている。電線接続部15は、電線Wが圧着されるオープンバレル形式のワイヤバレル17とインシュレーションバレル19とが設けられている。ワイヤバレル17は、電線Wにおける芯線端末にかしめられており、ワイヤバレル17の後方に形成されたインシュレーションバレル19は、電線Wの絶縁被膜の端末にかしめられている。
端子本体部20は、図1に示すように、角部が丸みを帯びた略正方形の板状をなし、その中心には、略円形のボルト孔21が形成されている。このボルト孔21は、頭付ボルト90の軸部95が挿通可能とされており、図7に示すように、ボルト孔21の内径寸法が、筐体81の開口89の内径寸法よりも大きくなっている。そして、図3及び図6に示すように、端子本体部20の裏面の内、ボルト孔21の縁部(周縁部)には、端子本体部20の板面と交差する方向(下側)に突出して金属面83に食い込む食い込み角部23が設けられている。
食い込み角部23は、ボルト孔21の縁部の全周に亘って連続して形成され、内方側の斜め下方(本実施形態では端子本体部20の板面から約45度の角度)に突出している。食い込み角部23がこのような角度で突出することで、食い込み角部23の角で尖った形状のエッジ25は、下方(ボディ80側)に突出している。このエッジ25は、約90度の角になるように形成されており、筐体81の金属面83に対して垂直にあたるようにされている。食い込み角部23は、ボルト孔21の縁部を下側に向かってバーリング加工を施すことで形成されている。なお、このような形状に加工するには、剪断面を曲げる成形を行えばよく、その一例としてバーリング加工が最適である。
端子本体部20のボルト孔21の周囲の領域は、頭付ボルト90の締め付けにより発生する力を受ける締結部30である。本実施形態においては、アース端子10の端子本体部20の締結部30と頭付ボルト90の頭部91との間にワッシャ93が配されているので、頭付ボルト90の締め付けによる軸方向の力は、ワッシャ93の下面と当接する領域に直接かかって、端子本体部20が下方に押されるようになっている。つまり、端子本体部20の締結部30は、ワッシャ93と当接する領域であって、頭付ボルト90の締め付けによる軸方向の力を受ける領域であり、当該領域は、図1に示すように、ワッシャ93の投影範囲(図1の二点鎖線で囲まれた領域)内である。
端子本体部20の締結部30には、図3及び図4に示すように、食い込み角部23と同じ側(下方)に突出して形成される着座部31が設けられている。着座部31は、食い込み角部23と同心の連続した円環状をなしており、塗装膜85と当接する塗装膜85の表面に略平行な平坦座面33を有している。着座部31は、平坦座面33によってボディ80と接触しており、着座部31は頭付ボルト90の締め付けによる軸方向の力を受けると、その力を平坦座面33全体で受けるために潰れにくくなっている。
図6に示すように、食い込み角部23のエッジ25は、アース端子10の端子本体部20の下面よりも下側に突出している。このエッジ25の下端部までの突出寸法L1は、塗装膜85の膜厚よりも大きくなっているため、塗装膜85を突き抜けて金属面83に食い込み可能である。一方、着座部31もアース端子10の端子本体部20の下面よりも下側に突出している。着座部31の平坦座面33の下端部までの突出寸法L2は、エッジ25の突出寸法L1よりも小さくなっている。より具体的には、エッジ25が金属面83に接触した状態で、平坦座面33が塗装膜85と接触する程度となっている。つまり、エッジ25の突出寸法L1は着座部31の突出寸法L2と比べると、その差分(L1−L2)が塗装膜85の膜厚とほぼ同じか、エッジ25の金属面83への食い込み量分膜厚よりも若干大きくなっている。
次にアース端子10の取付手順について説明する。図5及び図6に示すように、ボディ80の塗装膜85上に、アース端子10を宛がう。この際に、ナット87の雌ネジ孔87Aとボルト孔21の中心位置が合うようにアース端子10を配置する。そして、頭付ボルト90の軸部95の雄ネジを雌ネジ孔87Aに螺合させて頭付ボルト90を締め込んでいくと、ワッシャ93の下面が締結部30に当接する。この状態でさらに頭付ボルト90を締め込んでいくと、アース端子10の端子本体部20は、頭付ボルト90の締め付けによる軸方向の力(締結力)を受けて下方に押される。
図7に示すように、頭付ボルト90の締め付けによる軸方向の力を受けてアース端子10の締結部30が下方に押されると、その下方への力がエッジ25部分に集中することで、食い込み角部23のエッジ25が塗装膜85に食い込み、エッジ25が塗装膜85を貫通して筐体81の金属面83に接触する。そして、エッジ25が金属面83に食い込んだ状態で、着座部31の平坦座面33が塗装膜85と接触し、平坦座面33全体で頭付ボルト90の締め付けによる軸方向の力を受けるようになる。そのため、頭付ボルト90を過剰に締め付けたとしても、その力は着座部31によって受けられるため、エッジ25に過剰な力がかかることがない。また、着座部31は、塗装膜85と角のない平坦座面33で接触するため、角が潰れることがなく、塗装膜85の上を滑って移動する虞がない。
このように食い込み角部23のエッジ25が塗装膜85を突き抜けて金属面83に食い込んで固定接続されることで、アース端子10から直接筐体81に電流を流すことができるようになる。また、エッジ25が金属面83に直接食い込むことから、塗装膜85にへたり等が出た場合であっても、金属同士で固定されている部分があることから、アース端子10へのがたつきが発生しにくくなる。そして、エッジ25が金属面83に食い込んだ部分の外周を着座部31が囲んで、塗装膜85と接触することでエッジ25が外部に露出しなくなるので、エッジ25と金属面83の露出した部分に異物が混入したり水が浸入したりすることを抑制できる。
以上のように本実施形態においては、端子本体部20を頭付ボルト90で締め付けると、ボルト孔21の縁部に形成された食い込み角部23が塗装膜85を突き破ってボディ80の金属面83に食い込む。この際に、食い込み角部23が金属面83に接触した状態で、着座部31の平坦座面33がボディ80と接触して、ボルト締結の締結力を受けることができるため、頭付ボルト90を締め付け過ぎたとしても、食い込み角部23が変形しつつ金属面83上を滑ってしまうことを抑制することができ、食い込み角部23の食い込み状態を維持できる。
また、着座部31は、ボルト孔21を中心とした円弧状領域に設けられている。そのため、頭付ボルト90による締結力を着座部31が均等に受けることができる。
また、着座部31は、ボルト孔21を中心とした連続した円環状に形成されている。そのため、食い込み角部23とボディ80の金属面83との接触部分の外周を着座部31が囲うことになるため、食い込み角部23とボディ80との接触部分に異物や水等が浸入することを抑制することができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々な態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、ボディ80にナット87を溶接固定したが、ボディ80に雌ねじ孔を直接設けるようにしても良い。
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々な態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、ボディ80にナット87を溶接固定したが、ボディ80に雌ねじ孔を直接設けるようにしても良い。
(2)上記実施形態では、頭付ボルト90で締結したが、ボディ80側にスタッドボルトを立てて、アース端子10を貫通させ、スタッドボルトをナットで締結してアース端子10をボディ80に固定するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、塗装膜85を非導電膜の一例として挙げたが、非導電膜は、例えばアルミニウム製の金属板部の表面に自発的に形成される酸化被膜等であってもよい。また、非導電膜は、絶縁性を有するものに限られず、少なくともボディ80の金属面83の導電率よりも低い導電率を有するものであれば良い。
(4)上記実施形態では、頭付ボルト90とワッシャ93を一体としたが、ワッシャはボルトと別体としてもよい。また、ワッシャ93は用いずにボルトのみでアース端子10を締結してもよい。
(5)上記実施形態では、着座部31は連続した円環状をなしていたが、非連続の形状であっても良い。また、円弧状ではなく、直線状をしていても良い。
(6)上記実施形態では、平坦座面33は平面状をなしていたが、曲面状であっても良い。また、食い込み角部23より潰れにくくなっていれば良い。
10…アース端子
20…端子本体部
21…ボルト孔
23…食い込み角部
25…エッジ
30…締結部
31…着座部
33…平坦座面
80…ボディ
83…金属面
85…塗装膜(非導電膜)
87…ナット
87A…雌ねじ孔
90…頭付ボルト(ボルト)
91…頭部
93…ワッシャ
95…軸部
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80…ボディ
83…金属面
85…塗装膜(非導電膜)
87…ナット
87A…雌ねじ孔
90…頭付ボルト(ボルト)
91…頭部
93…ワッシャ
95…軸部
Claims (3)
- 金属面上に非導電膜が被着されてなるボディに対してボルトで取り付けられるアース端子であって、
前記ボルトの軸部を挿通可能なボルト孔を有する端子本体部と、
前記ボルト孔の縁部に前記ボディ側に突出して形成され、前記ボルトの締結に伴い前記非導電膜を突き破って前記金属面に食い込む食い込み角部と、
前記端子本体部に前記食い込み角部と同じ側に突出して形成され、前記食い込み角部が前記金属面に接触した状態で前記ボディに接して前記ボルトの締結力を受ける平坦座面を有する着座部とを有するアース端子。 - 前記着座部は、前記ボルト孔を中心とした円弧状領域に設けられている請求項1に記載のアース端子。
- 前記着座部は、前記ボルト孔を中心とした連続した円環状に形成されている請求項2に記載のアース端子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015130555A JP2017016809A (ja) | 2015-06-30 | 2015-06-30 | アース端子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2015130555A JP2017016809A (ja) | 2015-06-30 | 2015-06-30 | アース端子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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|---|---|---|---|
| JP2015130555A Pending JP2017016809A (ja) | 2015-06-30 | 2015-06-30 | アース端子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017016809A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR3063393A1 (fr) * | 2017-02-28 | 2018-08-31 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif de mise a la masse de cosses electriques. |
| DE112018000626T5 (de) | 2017-02-01 | 2019-12-12 | Denso Corporation | Ultraschallwellenausgabevorrichtung |
-
2015
- 2015-06-30 JP JP2015130555A patent/JP2017016809A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| FR3063393A1 (fr) * | 2017-02-28 | 2018-08-31 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif de mise a la masse de cosses electriques. |
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