JP2017016881A - 電気部品用ソケット - Google Patents

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Abstract

【課題】正しい位置で接触子を接触させることができる電気部品用ソケットとする。【解決手段】上側に板状の端子4が突出した電気部品3が配置された支持部材1に対して、着脱自在に取り付けられ、電気部品3の端子4と電気的に接続される電気部品用ソケット10であって、支持部材1上に装着されるソケット本体20と、ソケット本体20に回転自在に取り付けられた回転部材30とを有し、回転部材30は、電気部品3の端子4に側面4bから接触する接触子50と、電気部品3に設けられた基準面5aに相対して当接する当接部60とを有し、当接部60が、基準面5aと相対しない位置に当接した場合に、回転部材30が、当接部60が基準面5aと相対する位置まで回動し、当該位置で回転部材30の回転が規制され、これにより、接触子50が電気部品3の端子4に側面4bから接触する位置に保持されるように構成された電気部品用ソケット10。【選択図】図1

Description

この発明は、圧力センサ(以下「デバイス」という)等の電気部品に電気的に接続される電気部品用ソケットに関するものである。
従来、この種の電気部品用ソケットとしては、コンタクトピンが配設されたデバイスソケットが知られている。このようなデバイスソケットの中には、デバイスが配置された支持部材に対して取り付けられることで、デバイスの端子と試験装置とがコンタクトピンを介して電気的に接続されて、導通試験等の試験を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−219235号公報
ここで、前記した特許文献1に示すような、上側に板状の端子が突出したデバイスに対して、コンタクトピンを電気的に接続しようとしたときに、デバイスの形状や支持部材の構成等によっては当該デバイスが支持部材に対して回転して、配置の際に常に同じ角度で端子を位置決めすることができず、コンタクトピンを正しい位置でデバイスの端子に接触させることができない場合があった。
そこで、この発明は、端子の位置が常に一定に定まらない状態で配置される電気部品(デバイス)に対して、正しい位置で接触子(コンタクトピン)を接触させることができる電気部品用ソケット(デバイスソケット)を提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、上側に板状の端子が突出した電気部品が配置された支持部材に対して、着脱自在に取り付けられ、前記電気部品の前記端子と電気的に接続される電気部品用ソケットであって、前記支持部材上に装着されるソケット本体と、該ソケット本体に回転自在に取り付けられた回転部材と、を有し、該回転部材は、前記電気部品の前記端子に側面から接触する接触子と、前記電気部品に設けられた基準面に相対して当接する当接部と、を有しており、該当接部が、前記基準面と相対しない位置に当接した場合に、前記回転部材が、前記当接部が前記基準面と相対する位置まで回動し、当該相対する位置で前記回転部材の回転が規制されるように構成されており、前記当接部が前記基準面と相対して当接する位置で前記回転部材の回転が規制されることで、前記接触子が前記電気部品の前記端子に側面から接触する位置に保持されるように構成された電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前記当接部は、付勢手段によって前記電気部品の前記基準面に向けて付勢されており、前記基準面と相対しない位置に前記当接部が当接した場合に前記付勢手段の付勢力によって前記回転部材が回転することにより、前記当接部が前記基準面と相対する位置で当接して、前記付勢力によって前記回転部材の回転が規制されるように構成されたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明に加えて、前記当接部が、水平方向に回転軸を有するローラで構成されており、前記電気部品が配置された前記支持部材に対して前記電気部品用ソケットを装着するときに前記電気部品の側面に触れて転動するように構成されたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、回転部材に設けられた当接部が電気部品の基準面に相対して当接する位置まで、当該回転部材が回転して当該相対する位置で規制され、これにより回転部材に設けられた接触子が電気部品の端子に側面から接触する位置に保持されるため、電気部品に対して正しい位置で接触子を接触させることができる。その結果、より正確な試験を行うことができる電気部品用ソケットを提供することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、当接部が付勢手段によって電気部品の基準面に向けて付勢されていることで、当接部が基準面と相対していない場合には、その付勢力によって回転部材が回転し、当接部が基準面と相対する位置で当接させることができる。また、付勢手段の付勢力によって、当接部が基準面と相対する位置で回転部材の回転が規制されるため、当該付勢力で当接部の動きを安定させて、当接部の位置が基準面からずれ難く、より正確に電気部品に対して正しい位置で接触子を接触させることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、当接部が、水平方向に回転軸を有するローラで構成されていることで、電気部品が配置された支持部材に対して電気部品用ソケットを装着するときに当該ローラが電気部品の側面に触れて転動して、スムーズに電気部品用ソケットを取り付けることができる。
この発明の実施の形態に係るデバイスソケットにおける支持部材への取付前の状態の縦断面図である。 同実施の形態に係るデバイスソケットにおける図1の状態から一部の部材を取り外した状態の上面図である。 同実施の形態に係るデバイスソケットにおける図1の状態の縦断面斜視図である。 同実施の形態に係るデバイスソケットにおけるローラのアライメント前の状態の縦断面図である。 同実施の形態に係るデバイスソケットにおける図4の状態から一部の部材を取り外した状態の上面図である。 同実施の形態に係るデバイスソケットにおける図4の状態の縦断面斜視図である。 同実施の形態に係るデバイスソケットにおけるローラのアライメント後の状態の縦断面図である。 同実施の形態に係るデバイスソケットにおける図7の状態から一部の部材を取り外した状態の上面図である。 同実施の形態に係るデバイスソケットにおける図7の状態の縦断面斜視図である。 同実施の形態に係るデバイスソケットにおけるコンタクトピンの移動開始時の状態の縦断面図である。 同実施の形態に係るデバイスソケットにおけるコンタクトピンの移動中の状態の縦断面図である。 同実施の形態に係るデバイスソケットにおけるコンタクトピンの移動終了時の状態の縦断面図である。 同実施の形態に係るデバイスソケットの縦断面図であって、(a)調節部によってコンタクトピンの移動量を小さくさせた状態、(b)調節部によってコンタクトピンの移動量を大きくさせた状態を示す図である。 同実施の形態に係る圧力センサの斜視図である。 同実施の形態に係る図14に示す圧力センサの、(a)上面図、(b)正面図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1〜図15には、この発明の実施の形態を示す。
この実施の形態の「電気部品用ソケット」としてのデバイスソケット10は、図1に示すように、「電気部品」としての圧力センサ3が配置された状態の支持部材1に対して着脱自在に取り付けられ、圧力センサ3の端子4と試験装置(図示省略)とを電気的に接続させるように構成されている。そして、例えば圧力センサ3に対するバーンイン試験等の導通試験などに用いられるものである。
この実施の形態の圧力センサ3は、図14及び図15に示すように、略円柱形状のセンサ本体5の上面に板状の一対の端子4が互いに略平行に突出形成されている。また、センサ本体5の側面上部には、位置決めのための略平面状の基準面5aを備えている。ここでは、基準面5aは、センサ本体5の側面上部の対向する2箇所に、略円柱形状の曲面で構成された側面において互いに略平行な平面を切欠形成したように設けられている。また、ここでは、基準面5aは、端子4の側面4bと直交する平面に構成されている。
また、支持部材1は、図1に示すように、圧力センサ3のセンサ本体5を着脱自在に配置するものである。この支持部材1では、略円形の固定位置(図示省略)に配置した圧力センサ3を固定手段(図示省略)で締付け等により固定するようになっており、このような配置状況により、圧力センサ3の配設時にその配置角度がバラ付く可能性がある。
また、支持部材1の上面1cには、デバイスソケット10が載置される。その上方には、平行な2本の位置決めピン1aが突出形成されている。この位置決めピン1aをデバイスソケット10の一部に挿通させることで、支持部材1に対してデバイスソケット10を配置したときの位置決めを行うようになっている。
また、デバイスソケット10は、大略すると、図1に示すように、ソケット本体20とカバー部材70とを有する構成となっている。
このソケット本体20は、支持部材1に固定配置されるベース21と、ベース21上に配置される「回転部材」としてのコンタクトユニット30とを有している。ベース21は、支持部材1の上面1cに突出形成された2本の位置決めピン1aが挿通される挿通孔22を有している。この挿通孔22に位置決めピン1aを挿通することで、支持部材1に対してベース21を所定位置に位置決めした状態で保持するようになっている。
また、コンタクトユニット30は、圧力センサ3の端子4と試験装置(図示省略)とを電気的に接続させる「接触子」としてのコンタクトピン50を有するユニットであり、ベース21に対して垂直方向(図1の上下方向)の軸を中心として回転自在に取り付けられている。このコンタクトユニット30は、コンタクトピン50が取り付けられたスライド部材40と、圧力センサ3のセンサ本体5に設けられた基準面5aに相対して平面が当接するように形成された「当接部」としての2つのローラ60とを有している。
この実施の形態のローラ60は、図2及び図3に示すように、水平方向に回転軸62を有するローラ60で構成されており、圧力センサ3を挟んで対向する位置に2つ配置されている。また、この実施の形態のコンタクトユニット30は、2つのローラ60をそれぞれ圧力センサ3の基準面5aに向けて付勢する「付勢手段」としての押圧ばね61を有している。ここでは、押圧ばね61が、ローラ60の回転軸62に当接して、圧力センサ3の基準面5aに向けて付勢することで、ローラ60を付勢するようになっている。
また、コンタクトユニット30は、図3に示すように、ベース21との境界部に、ベース21に対して垂直方向の軸を中心として、コンタクトユニット30を回転する前の基本位置に戻るように付勢する復帰ばね31を有している。そして、圧力センサ3の端子4の位置に合わせて、ローラ60が基準面5aと相対する位置まで、コンタクトユニット30が回転した場合には、試験後に支持部材1及び圧力センサ3からデバイスソケット10を取り外したときに、当該復帰ばね31の作用で基本位置までコンタクトユニット30を回転させるようになっている。
そして、圧力センサ3の基準面5aの配置角度が、コンタクトユニット30において図4〜図6に示すようなコンタクトユニット30が回転する前の基本位置におけるローラ60と相対しない位置に当接する場合には、押圧ばね61の付勢力によって、ローラ60で圧力センサ3の基準面5aを相対しない位置から復帰ばね31の付勢力に抗して押圧することで、コンタクトユニット30が基本位置から回転するようになっている。
これにより、図7〜図9に示すように、ローラ60が基準面5aと相対する位置まで回転して当該位置で当接するようになっている。そして、この基準面5aが平面からなっていることから、ローラ60の平面と相対したところで、押圧ばね61の付勢力によってコンタクトユニット30の回転が規制され、当該位置でローラ60が保持されるように構成されている。
なお、圧力センサ3の基準面5aの配置角度が、最初から基本位置におけるローラ60と相対する位置に当接する場合には、コンタクトユニット30は回転しないで、押圧ばね61の付勢力によってコンタクトユニット30の回転が規制されて、当該位置でローラ60が保持される。
このように、ローラ60が基準面5aと相対して当接する位置でコンタクトユニット30の回転が規制されることで、コンタクトピン50が圧力センサ3の端子4に側面4bから接触する位置に保持されるようになっている。
また、ローラ60が水平方向に回転軸62を有する構成となっていることで、圧力センサ3が配置された支持部材1に対してデバイスソケット10を装着するときに圧力センサ3のセンサ本体5の側面5bに触れてスムーズに転動するようになっている。
また、図1及び図3に示すように、この実施の形態のスライド部材40は、一対のスライド部材40から構成されており、圧力センサ3に対して離接する方向である水平方向に対してスライド可能に構成されている。また、2つのスライド部材40の間には、付勢ばね41が配置されており、2つのスライド部材40を離間させる方向に付勢している。また、スライド部材40の所定位置(ここでは外側上部)には、後述するカバー部材70に設けられた押圧部材80が当接して、当該押圧部材80により2つのスライド部材40が接近する方向である内側方向に押圧される被押圧部42が設けられている。この被押圧部42は、押圧部材80と接する箇所がテーパ形状又は丸みを帯びたR形状に形成されており、双方がスムーズに当接するように構成されている。
このスライド部材40には、コンタクトピン50がそれぞれ配置されている。コンタクトピン50は、スライド部材40に保持されたコンタクト本体51と、コンタクト本体51から下方に延びる弾性変形可能なばね部52、ばね部52の先端に設けられて端子4と接触するべく内側方向を向くように形成された接触部53、コンタクト本体51から上方に延びて試験装置に電気的に接続されるリード部54を有している。これにより、コンタクトピン50の接触部53が、圧力センサ3の端子4の側面4bに接近し、端子4の側面4bから接触するようになっている。この構成により、スライド部材40が内側方向にスライド移動すると、コンタクトピン50の接触部53が接近して圧力センサ3の端子4の側面4bに接触するようになっている。
なお、この2つの端子4の上部には、図14及び図15に示すように、めっき加工しためっき加工部4aが設けられており、実際に圧力センサ3を使用するときには、設置する装置に対してこのめっき加工部4aで接続されるようになっている。しかし、この実施の形態のデバイスソケット10を用いて導通試験などの試験装置と接続する際には、めっき加工部4aの保護等のためにコンタクトピン50をめっき加工部4aには接触させず、端子4の側面4bに接触させるようになっている。
また、カバー部材70は、図1に示すように、ソケット本体20を上方から覆うように配置された部材であり、ベース21及びコンタクトユニット30に対して上下動自在に設けられており、スライド部材40を押圧する押圧部材80と、支持部材1に係止されるラッチ(ラッチ機構)90とを有している。この押圧部材80は、下面が上方から下方に向けて内側から外側に広がるテーパ形状に形成された傾斜面82を有する部材であり、ここでは、カバー部材70と別部材の環状の部材で構成されている。
また、図13に示すように、このカバー部材70に取り付けられた別部材からなる押圧部材80は、カバー部材70との間で調節部として機能している。この押圧部材80は、カバー部材70の上下方向への移動量に対するスライド部材40の移動量を変化させるものである。
ここでは、カバー部材70に対して押圧部材80が螺合部81によって取り付けられており、この螺合部81の螺合度合いを変化させることで、カバー部材70に対する押圧部材80の取付位置が上下動するようになっている。これにより、カバー部材70をコンタクトユニット30の同じ位置まで下降させたときの押圧部材80の下降位置を異ならせることができ、その結果、押圧部材80によるスライド部材40の被押圧部42への押圧量を調節して、スライド部材40の内側方向への移動量を変化させることができる。
例えば、図13(a)に対して図13(b)のように螺合部81の螺合度合いを上下方向に長さL分だけ下げることで、カバー部材70を下降させたときに、長さL分だけカバー部材70が上方に位置する早い段階で押圧部材80がスライド部材40の被押圧部42に当接する。これにより、スライド部材40の内側方向への移動を早く開始するため、カバー部材70を所定位置まで下降させたときに、より内側までスライド部材40及びコンタクトピン50を移動させて(図13(a)のコンタクトピン同士の距離H1>図13(b)のコンタクトピン同士の距離H2)、コンタクトピン50の接触部53の端子4に対する接圧を強めにすることができる。
そして、図10〜図12に示すように、支持部材1上にベース21とコンタクトユニット30を有するソケット本体20が配置された状態で、カバー部材70を下降させる。これにより、押圧部材80の傾斜面82がスライド部材40の外側上部に設けられたR形状の被押圧部42に当接し、カバー部材70を下降させてこの傾斜面82と被押圧部42を摺動させることで、当該被押圧部42を内側方向に押圧する。この結果、スライド部材40が内側方向にスライドするものである。
また、スライド部材40が圧力センサ3に接近する内側方向にスライドすることで、スライド部材40に保持されたコンタクトピン50が圧力センサ3に接近する方向に変位し、コンタクトピン50の接触部53が圧力センサ3の端子4の側面4bに接触するようになっている。そして、コンタクトピン50の接触部53が圧力センサ3の端子4の側面4bに接触したときには、ばね部52の弾性力により所定の接圧を保つようになっている。
また、この実施の形態のラッチ90は、カバー部材70の左右の2箇所に対向するように設けられている。このラッチ90は、上下に延びる略棒状の部材であり、略水平方向に設けられた支点軸91を中心に回動するようになっている。その支点軸91の下部には、内側に向けた鈎状に形成された係止片92が設けられており、この係止片92が、図12に示すように、支持部材1の被係止部1bに係止されるようになっている。
また、支点軸91の上部には、カバー部材70の側面に設けられた孔部71と連通する孔部93が略水平方向に設けられており、ここにラッチばね94が配置されている。このラッチばね94により、ラッチ90の上部をカバー部材70から離間させる方向に付勢しており、その作用で支点軸91の下部に位置する係止片92がカバー部材70に接近する方向に付勢されている。
これにより、図1→図4→図7→図10→図11→図12とカバー部材70を下降させていくことで、係止片92が支持部材1の被係止部1bに上方から当接してラッチばね94に抗して一旦拡がった後、当該係止片92がラッチばね94の付勢力で支持部材1の被係止部1bの下方で係止されるようになっている。
このように、ラッチ90の係止位置によってカバー部材70の押圧部材80の高さが決定されて、これによってスライド部材40の移動量が決定する。よって、押圧部材80が調節部として調節できるようになっていると、スライド部材40の間隔を任意に設定することができるのである。
次に、このようなデバイスソケット10の作用について説明する。
まず、図1に示すように、支持部材1の略円形の固定位置(図示省略)に圧力センサ3を配置して固定手段(図示省略)で固定する。このとき、固定位置が略円形であること等により、圧力センサ3を厳密に位置決めすることは難しく、圧力センサ3の端子4の角度が一定とはならない場合がある。また、図2及び図3に示すように、コンタクトユニット30は、復帰ばね31の付勢力により、回転する前の基本位置に位置している。
次に、そのような状態の支持部材1に対して、上方からデバイスソケット10を装着していく。この場合には、図4に示すように、ソケット本体20のベース21が位置決めピン1aに支持されて支持部材1に当接した状態となる。このとき、図5及び図6に示すように、コンタクトユニット30のローラ60が水平方向に回転軸62を有する構成となっていて圧力センサ3を挟んで対向する位置に2つ配置されていることで、ローラ60を圧力センサ3のセンサ本体5の側面5bに触れさせてスムーズに転動させることができるものである。
また、図4〜図6に示すように、ローラ60が圧力センサ3の基準面5aと相対しない位置に当接する場合には、ローラ60を圧力センサ3の基準面5aに向けて押圧ばね61が付勢することで、図7〜図9に示すように、ローラ60が基準面5aと相対する位置まで回転して、ローラ60の平面と基準面5aの平面とが相対して押圧して回転が規制され、当該位置でローラ60が保持されるものである。
次に、図10に示すように、さらにカバー部材70を下降させることで、カバー部材70に設けられた押圧部材80の傾斜面82が、ソケット本体20のコンタクトユニット30に有するスライド部材40のR形状の被押圧部42に当接する。また、図11に示すように、さらにカバー部材70を下降させると、押圧部材80の傾斜面82がスライド部材40の付勢ばね41の外側方向への付勢力に抗して被押圧部42と摺動して当該被押圧部42を内側方向に押圧し、スライド部材40に固定されたコンタクトピン50を内側方向に変位させる。
このとき、ラッチ90の係止片92が、支持部材1の被係止部1bの上方から当接してラッチばね94の付勢力に抗して外側に開く。その後、図12に示すように、係止部90の係止片92が支持部材1の被係止部1bに係止されたときに、コンタクトピン50の接触部53が圧力センサ3の端子4の側面4bに所定の接圧で接触する状態となる。この状態で、コンタクトピン50のリード部54を試験装置から延びる端子部(図示省略)等に接続し、バーンイン試験等の導通試験を行う。
バーンイン試験等の導通試験後は、前記した手順の逆で支持部材1及び圧力センサ3からデバイスソケット10を取り外し、さらに支持部材1から圧力センサ3を取り外して終了する。
このように、この実施の形態のデバイスソケット10は、コンタクトユニット30に設けられたローラ60が圧力センサ3の基準面5aに相対して当接する位置まで、当該コンタクトユニット30が回転して当該相対する位置で規制され、これによりコンタクトユニット30に設けられたコンタクトピン50が圧力センサ3の端子4に側面4bから接触する位置に保持されるため、圧力センサ3に対して正しい位置でコンタクトピン50を接触させることができる。その結果、より正確な試験を行うことができるデバイスソケット10を提供することができる。
また、この実施の形態のデバイスソケット10は、ローラ60が押圧ばね61によって圧力センサ3の基準面5aに向けて付勢されていることで、ローラ60が基準面5aと相対していない場合には、その付勢力によってコンタクトユニット30が回転し、ローラ60を基準面5aと相対する位置で当接させることができる。また、押圧ばね61の付勢力によって、ローラ60が基準面5aと相対する位置でコンタクトユニット30の回転が規制されるため、当該付勢力でローラ60の動きを安定させて、ローラ60の位置が基準面5aからずれ難く、より正確に圧力センサ3に対して正しい位置でコンタクトピン50を接触させることができる。
また、この実施の形態のデバイスソケット10は、ローラ60が、水平方向に回転軸62を有する構成となっていることで、圧力センサ3が配置された支持部材1に対してデバイスソケット10を装着するときに当該ローラが圧力センサ3の側面5bに触れて転動して、スムーズにデバイスソケット10を取り付けることができる。
また、この実施の形態のデバイスソケット10は、カバー部材70の押圧部材80によってコンタクトピン50の接触部53を変位させるようになっているため、圧力センサ3に対するデバイスソケット10の装着時にカバー部材70を下降させるだけで容易にコンタクトピン50の接触部53を圧力センサ3の端子4に接触させることができる。また、カバー部材70の上下方向の変位をスライド部材40の横方向の変位に変えているため、圧力センサ3に対するデバイスソケット10の装着時にカバー部材70を下降させるだけでコンタクトピン50を水平方向に移動させることができ、コンタクトピン50の接触部53が圧力センサ3の端子4の上面には接触しないで側面4bに接触するようにできるものである。
また、この実施の形態のデバイスソケット10は、コンタクトピン50をスライドさせるスライド部材40とこれを押圧する押圧部材80を有していることで、よりスムーズかつ確実にコンタクトピン50が端子4の上面には接触しないで側面4bに接触するようにできる。
また、この実施の形態のデバイスソケット10は、カバー部材70の移動量に対するスライド部材40の移動量を変化させる調節部となる押圧部材80を有していることで、圧力センサ3の端子4に対するコンタクトピン50の接圧を調節することができ、種々の端子を有する電気部品に対応させることができる。
また、この実施の形態のデバイスソケット10は、ラッチ90(ラッチ機構)からなる係止部でデバイスソケット10が支持部材1に係止されるようになっているため、コンタクトピン50が圧力センサ3の側面5bに接触した状態で確実に保持することができる。
なお、前記した実施の形態では、本発明の「電気部品用ソケット」を、圧力センサを収容するデバイスソケットに適用したが、これに限るものではなく、他の電気部品を収容するソケットにも適用できる。
また、前記した実施の形態では、圧力センサが略円柱形状であったが、これに限るものではなく、電気部品の形状は適宜の形状で良い。
また、前記した実施の形態では、圧力センサの端子が2つのものであったが、これに限るものではなく、端子の数は適宜で良い。
また、前記した実施の形態では、付勢する手段として主にコイルばねが用いられていたが、これに限るものではなく、コイルばね以外のばねやばね以外の付勢手段を用いても良い。
また、前記した実施の形態では、スライド部材を、カバー部材に取り付けられた、テーパ形状の傾斜面を有する押圧部材で押圧することでコンタクトピンを移動させるようになっていたが、これに限るものではなく、押圧部材がカバー部材でなくソケット本体に取り付けられていても良いし、押圧部材が別の構成からなっていても良い。また、押圧部はカバー部材やソケット本体と別部材で構成された押圧部材に限るものではなく、カバー部材やソケット本体と一体に形成されたものであっても良い。
また、前記した実施の形態では、デバイスソケットを支持部材に係止する係止部としてラッチ機構を採用していたが、これに限るものではなく、ラッチ機構以外の係止部であっても良い。
また、前記した実施の形態では、当接部としてローラが配置されていたが、これに限るものではなく、当接部が他の部材で構成されていても良い。例えば、当接部がボールベアリング等で電気部品に付勢力を持って当接するようになっていれば、ローラの場合と同様に、電気部品が配置された支持部材に電気部品用ソケットを装着するときにスムーズに取り付けることができるものである。
1 支持部材
3 圧力センサ(電気部品)
4 端子
4b 端子の側面
5a 基準面
5b センサ本体の側面
10 デバイスソケット(電気部品用ソケット)
20 ソケット本体
30 コンタクトユニット(回転部材)
50 コンタクトピン(接触子)
60 ローラ(当接部)
61 押圧ばね(付勢手段)

Claims (3)

  1. 上側に板状の端子が突出した電気部品が配置された支持部材に対して、着脱自在に取り付けられ、前記電気部品の前記端子と電気的に接続される電気部品用ソケットであって、
    前記支持部材上に装着されるソケット本体と、該ソケット本体に回転自在に取り付けられた回転部材と、を有し、
    該回転部材は、前記電気部品の前記端子に側面から接触する接触子と、前記電気部品に設けられた基準面に相対して当接する当接部と、を有しており、
    該当接部が、前記基準面と相対しない位置に当接した場合に、前記回転部材が、前記当接部が前記基準面と相対する位置まで回動し、当該相対する位置で前記回転部材の回転が規制されるように構成されており、
    前記当接部が前記基準面と相対して当接する位置で前記回転部材の回転が規制されることで、前記接触子が前記電気部品の前記端子に側面から接触する位置に保持されるように構成されたことを特徴とする電気部品用ソケット。
  2. 前記当接部は、付勢手段によって前記電気部品の前記基準面に向けて付勢されており、
    前記基準面と相対しない位置に前記当接部が当接した場合に前記付勢手段の付勢力によって前記回転部材が回転することにより、前記当接部が前記基準面と相対する位置で当接して、前記付勢力によって前記回転部材の回転が規制されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の電気部品用ソケット。
  3. 前記当接部が、水平方向に回転軸を有するローラで構成されており、前記電気部品が配置された前記支持部材に対して前記電気部品用ソケットを装着するときに前記電気部品の側面に触れて転動するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気部品用ソケット。
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