以下、図面に基づいて、本願の開示する伝送装置、伝送方法及び伝送システムの実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、本実施例の伝送システム1の一例を示す説明図である。図1に示す伝送システム1は、パケットを格納したフレームを伝送するパケットNW2と、OTNフレームを伝送するOTNNW3とを有し、パケットNW2とOTNNW3とを同一トポロジのNWで構築したシステムである。パケットNW2は、第1の信号であるフレームを伝送する第1の回線であるパケットパスで接続して構成するL2(Layer 2)のNWである。OTNNW3は、パケットを挿入可能にする第2の信号であるOTNフレームを伝送する第2の回線であるOTNパスで接続して構成するL1(Layer 1)のNWである。
伝送システム1は、パケットNW2及びOTNNW3を光ファイバ5で接続する複数の伝送装置4、例えば、第1の伝送装置4A、第2の伝送装置4B、第3の伝送装置4C、第4の伝送装置4D及び第5の伝送装置4Eの5台の伝送装置4を有する。
図2は、伝送装置4のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。尚、説明の便宜上、伝送装置4として説明するが、第1〜第5の伝送装置4A〜4Eは同一の構成であるため、同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図2に示す伝送装置4は、複数枚のパケットカード11と、複数枚のOTNカード12と、SW(Switch)カード13と、CPU(Central Processing Unit)カード14とを有する。パケットカード11は、パケットNW2との通信インタフェースを実装したカードである。尚、説明の便宜上、パケットカード11は、例えば、第1のパケットカード11A及び第2のパケットカード11Bの2枚である。OTNカード12は、OTNNW3との通信インタフェースを実装したカードである。尚、説明の便宜上、OTNカード12は、例えば、第1のOTNカード12A及び第2のOTNカード12Bの2枚である。
SWカード13は、パケットカード11同士、OTNカード12同士若しくは、パケットカード11とOTNカード12との間を切替接続するスイッチを実装したカードである。SWカード13は、第1のパケットカード11Aと第2のパケットカード11Bとの間を接続し、パケットNW2内のパケットパスでフレームを伝送する。SWカード13は、第1のOTNカード12Aと第2のOTNカード12Bとの間を接続し、OTNNW3内のOTNパスでOTNフレームを伝送する。また、SWカード13は、例えば、第1のパケットカード11Aと第2のOTNカード12Bとの間、又は第2のパケットカード11Bと第1のOTNカード12Aとの間を切替接続する。CPUカード14は、伝送装置4全体を制御するCPUを実装したカードである。
伝送装置4は、スロット番号#1のスロット内に第1のパケットカード11A、スロット番号#2のスロット内に第1のOTNカード12Aを装着している。更に、伝送装置4は、スロット番号#3のスロット内に第2のパケットカード11B、スロット番号#4のスロット内に第2のOTNカード12Bを装着している。
図3は、伝送装置4の機能構成の一例を示す説明図である。図3に示すパケットカード11は、パケット通信部21と、パケット処理部22とを有する。パケット通信部21は、パケットNW2と接続してパケット通信を実行する通信部である。パケット処理部22は、各種パケット通信に関わるパケット処理を実行する処理部である。OTNカード12は、OTN通信部31と、OTN処理部32とを有する。OTN通信部31は、OTNNW3と接続してOTN通信を実行する通信部である。OTN処理部32は、各種OTN通信に関わるフレーム処理を実行する処理部である。SWカード13は、マトリックススイッチ13Aを有する。マトリックススイッチ13Aは、パケット処理部22同士、OTN処理部32同士、パケット処理部22とOTN処理部32との間を切替接続するスイッチである。
CPUカード14は、流量モニタ部41と、OTNモニタ部42と、記憶部43と、制御部44とを有する。流量モニタ部41は、パケットカード11内のパケット通信部21と接続し、受信フレーム内の宛先MACアドレス毎のパケットの流量、すなわちデータ量を測定する。OTNモニタ部42は、OTN通信部31を通じてOTNパスの空き容量をモニタする。記憶部43は、MACテーブル43Aと、変換テーブル43Bと、設定テーブル43Cとを有する。
図4は、MACテーブル43Aの一例を示す説明図である。図4に示すMACテーブル43Aは、パケットの宛先MACアドレス毎に転送先のパケットカード11を識別する識別情報を管理している。尚、識別情報は、例えば、パケットカード11を装着するスロットのスロット番号及びポート番号を有する。制御部44は、受信パケット内の宛先MACアドレスを抽出した場合、MACテーブル43Aを参照し、抽出した宛先MACアドレスに対応する、当該パケットを転送すべき転送先のパケットカード11のスロット番号及びポート番号を認識する。
図5は、変換テーブル43Bの一例を示す説明図である。図5に示す変換テーブル43Bは、抽出した転送先のパケットカード11を転送先のOTNカード12に変換するテーブルである。変換テーブル43Bは、受信パケットの転送先のパケットカード11のスロット番号及びポート番号と、転送先のOTNカード12のスロット番号及びポート番号とを対応付けて管理している。制御部44は、受信パケットをOTNパスで転送する際、変換テーブル43Bを参照し、受信パケット内の宛先MACアドレスの転送先のパケットカード11に対応したOTNカード12のスロット番号及びポート番号を認識する。設定テーブル43Cは、OTNパスに関わる各種情報を記憶する。尚、各種情報は、例えば、パス確認要求の場合、そのリクエスト番号、ODU種別、送信元MACアドレス、宛先MACアドレス、受信ポート番号等である。
制御部44は、CPUカード14全体を制御する。制御部44は、第1の判定部51と、第2の判定部52と、設定部53とを有する。第1の判定部51は、流量モニタ部41にて測定した受信パケットの流量が所定閾値を超えたか否かを判定する。第2の判定部52は、受信パケットの流量が所定閾値を超えた場合に、受信パケットの流量が設定可能なOTNパスの空き容量未満であるか否かを判定する。設定部53は、MACテーブル43Aを参照し、受信パケットの宛先MACアドレスに対応する転送先のパケットカード11を抽出する。更に、設定部53は、受信パケットの流量が設定可能なOTNパスの空き容量未満の場合、変換テーブル43Bを参照し、転送先のパケットカード11に対応する転送先のOTNカード12を抽出する。そして、設定部53は、抽出した転送先のOTNカード12を通じて、転送先のOTNパスを設定する。
また、設定部53は、受信パケットの流量が設定可能なOTNパスの空き容量未満でない場合、MACテーブル43Aを参照し、受信パケットの宛先MACアドレスに対応した転送先のパケットカード11を抽出する。そして、設定部53は、抽出した転送先のパケットカード11を通じて、転送先のパケットパスで受信パケットを伝送する。また、設定部53は、受信パケットをOTNパスで転送中に、受信パケットの流量が所定閾値を超えなくなった場合、設定中のOTNパスを削除し、受信パケットを転送先のパケットカード11のパケットパスに切替えて伝送する。
図6は、OTNフレームのフォーマット構成の一例を示す説明図である。図6に示すOTNフレーム60は、OH領域61と、ペイロード領域62とを有する。OH領域61は、1列目〜16列目の16バイト×4行のフレームサイズであって、各種OH(Overhead)を格納する領域である。ペイロード領域62は、17列目〜3824列目の3808バイト×4行のフレームサイズであって、各種データを格納する領域である。
OH領域61には、1行目の1列目〜7列目のフレーム同期OH(Frame Alignment OH)と、1行目の8列目〜14列目のOTUOHと、2行目〜4行目の1列目〜14列目のODUOHと、1行目〜4行目の15列目〜16列目のOPUOHとを有する。OTUOHは、OTUのOH領域である。ODUOHは、ODUのOH領域である。OPUOHは、OPUのOH領域である。
フレーム同期OHは、FAS(Frame Alignment Signal)と、MFAS(Multi Frame Alignment Signal)とを有する。FASは、フレーム同期信号である。MFASは、マルチフレームの同期を検出するマルチフレーム同期信号である。OTUOHは、SM(Section Monitoring)と、GCC(General Communication Chanel)0と、RES(Reserved for future international standardization)とを有する。SMは、OTU終端点同士のモニタ状態を示す情報である。GCC0は、OTU終端点同士の通信チャネルをサポートするための情報である。
ODUOHは、RES63と、TCMACT(Tandem Connection Monitoring Activation)と、TCM1〜6と、FTFL(Fault Type & Fault Location reporting channel)と、PM(Path Monitoring)と、EXP(Experimental)とを有する。更に、ODUOHは、GCC1〜2と、APS(Automatic Protection Switching)/PCC(Protection Communication Control channel)とを有する。TCMACTは、タンデムコネクション監視をアクティブ状態にするか否かを識別する情報である。FTFLは、故障タイプ及び故障位置を通知するための情報である。PMは、パス状態を監視した情報である。EXPは、試験用であるか否かを識別する情報である。APS/PCCは、自動予備切替及び切替通信チャネルである。
ODUOH内のRES63は、リクエスト種別(Request Type)63Aと、リクエスト番号(Request Number)63Bと、RES63Cとを格納するReservation領域である。リクエスト種別63Aは、リクエストの種別を示し、例えば、パス確認要求の場合は“0”、パス確認応答の場合は“1”である。また、リクエスト種別63Aは、パス設定要求の場合は“2”、パス設定応答の場合は“3”、パス削除要求の場合は“4”である。RES63Cは、各種情報を格納可能にし、ODU種別の場合は“0”、送信元MACアドレスの場合は“1”、宛先MACアドレスの場合は“2”、TS番号が1〜64の場合は“3”、TS番号が65〜128の場合は“4”である。
次に本実施例の伝送システム1の動作について説明する。第1の伝送装置4Aは、パケットNW2経由で受信フレームを第3の伝送装置4Cに伝送する際、例えば、第4の伝送装置4D→第5の伝送装置4E→第3の伝送装置4Cの経路のパケットパスで接続する。その結果、第1の伝送装置4Aは、パケットNW2経由で受信フレームを第3の伝送装置4Cに伝送できる。また、第1の伝送装置4Aは、OTNNW3経由でOTNフレームを第3の伝送装置4Cに伝送する際、例えば、第4の伝送装置4D→第5の伝送装置4E→第3の伝送装置4Cの経路のOTNパスで接続する。その結果、第1の伝送装置4Aは、OTNNW3経由でOTNフレームを第3の伝送装置4Cに伝送できる。
次に、図7は、パケットNW2の受信パケットをOTNパスで転送する際の動作の一例を示す説明図である。第1の伝送装置4Aは、受信パケットの流量が所定閾値を超え、かつ、受信パケットの流量が設定可能なOTNパスの空き容量未満の場合、受信パケット内の宛先MACアドレスの転送先のパケットカード11に対応するOTNカード12があるか否かを判定する。そして、第1の伝送装置4Aは、転送先のOTNカード12がある場合、そのOTNカード12を通じて受信パケットの宛先である第3の伝送装置4CまでのOTNパスの設定を要求すべく、第4の伝送装置4Dに対して受信パケット内の宛先MACアドレスを挿入したパス設定を要求する。
第4の伝送装置4Dは、第1の伝送装置4Aからのパス設定の要求を受信した場合、設定要求内の宛先MACアドレスの転送先のパケットカード11に対応するOTNカード12があるか否かを判定する。そして、第4の伝送装置4Dは、転送先のOTNカード12がある場合、そのOTNカード12を通じて、第5の伝送装置4Eに対して受信パケット内の宛先MACアドレスを挿入したパス設定を要求する。
第5の伝送装置4Eは、第4の伝送装置4Dからのパス設定の要求を受信した場合、設定要求内の宛先MACアドレスの転送先のパケットカード11に対応するOTNカード12があるか否かを判定する。しかし、第5の伝送装置4Eは、転送先のOTNカード12がない場合、宛先MACアドレスの転送先のパケットカード11を通じて第3の伝送装置4Cとの間のパケットパスで接続する。
その結果、第1の伝送装置4Aは、受信パケットを、第4の伝送装置4Dから第5の伝送装置4EまでのOTNパスで転送する。更に、第5の伝送装置4Eは、受信パケットを第3の伝送装置4Cまでのパケットパスで伝送する。
図8は、パス確認処理に関わる各伝送装置4の処理動作の一例を示すシーケンスである。尚、図8に示すパス確認処理は、例えば、第1の伝送装置4Aから第3の伝送装置4Cまでの設定可能なOTNパスを確認する処理である。
図8において第1の伝送装置4Aは、使用可能なパス帯域がある場合、転送先の設定可能なOTNパスを確認すべく、転送先のOTNカード12を通じてパス確認要求を第4の伝送装置4Dに伝送する(ステップS111)。尚、パス確認要求は、リクエスト種別(Req Type)、リクエスト番号(Req Num)、ODU種別(ODU Type)、送信元MACアドレス(Source MAC)及び宛先MACアドレス(Dest MAC)を含むOTNフレームである。リクエスト種別“0”はパス確認要求を示す。リクエスト番号は、リクエストを識別する番号である。ODU種別は、希望の使用帯域種別、例えば、ODU2等である。送信元MACアドレスは、受信フレーム内の送信元を識別するMACアドレスである。宛先MACアドレスは、受信フレームの宛先を識別するMACアドレスである。第1の伝送装置4Aは、パス確認要求を第4の伝送装置4Dに伝送後、パス確認要求内のリクエスト番号、ODU種別、送信元MACアドレス及び宛先MACアドレスを設定テーブル43Cに記憶する(ステップS112)。
第4の伝送装置4Dは、第1の伝送装置4Aからパス確認要求を受信した場合、使用可能なパス帯域があるか否かを判定する。第4の伝送装置4Dは、使用可能なパス帯域がある場合、転送先のOTNカード12を通じてパス確認要求を第5の伝送装置4Eに伝送する(ステップS113)。第4の伝送装置4Dは、パス確認要求内のリクエスト番号、ODU種別、送信元MACアドレス、宛先MACアドレス及びパス確認要求の受信ポート番号を設定テーブル43Cに記憶する(ステップS114)。
第5の伝送装置4Eは、第4の伝送装置4Dからパス確認要求を受信した場合、使用可能なパス帯域があるか否かを判定する。第5の伝送装置4Eは、使用可能なパス帯域がある場合、転送先のOTNカード12を通じてパス確認要求を第3の伝送装置4Cに伝送する(ステップS115)。第5の伝送装置4Eは、パス確認要求内のリクエスト番号、ODU種別、送信元MACアドレス、宛先MACアドレス及びパス確認要求の受信ポート番号を設定テーブル43Cに記憶する(ステップS116)。
第3の伝送装置4Cは、第5の伝送装置4Eからパス確認要求を受信した場合、パス確認要求内のリクエスト番号、ODU種別、送信元MACアドレス、宛先MACアドレス及びパス確認要求の受信ポート番号を設定テーブル43Cに記憶する(ステップS117)。第3の伝送装置4Cは、第1の伝送装置4AとのOTNパスの確認応答を示すパス確認応答を第5の伝送装置4Eに伝送する(ステップS118)。尚、パス確認応答は、リクエスト種別と、リクエスト番号と、ODU種別と、送信元MACアドレス、宛先MACアドレス及びパス確認の応答結果とを有する。リクエスト種別“1”はパス確認応答を示す。
第5の伝送装置4Eは、パス確認応答を受信した場合、パス確認応答を、パス確認要求を受信したポート経由で第4の伝送装置4Dに転送する(ステップS119)。更に、第5の伝送装置4Eは、第3の伝送装置4Cからパス確認応答を受信した場合、パス確認応答を受信したポートを識別するパス確認応答の受信ポート番号を設定テーブル43Cに記憶する(ステップS120)。第4の伝送装置4Dは、パス確認応答を受信した場合、パス確認応答を、パス確認要求を受信したポート経由で第1の伝送装置4Aに伝送する(ステップS121)。更に、第4の伝送装置4Dは、第5の伝送装置4Eからパス確認応答を受信した場合、パス確認応答を受信したポートを識別するパス確認応答の受信ポート番号を設定テーブル43Cに記憶する(ステップS122)。更に、第1の伝送装置4Aは、第4の伝送装置4Dからパス確認応答を受信した場合、パス確認応答を受信したポートを識別するパス確認応答の受信ポート番号を設定テーブル43Cに記憶する(ステップS123)。
図8に示すパス確認処理は、伝送装置4間のパス確認要求に対する応答で伝送装置4間の設定可能なOTNパスを確認できる。
図9は、パス設定処理に関わる各伝送装置4の処理動作の一例を示すシーケンスである。尚、図9に示すパス設定処理は、第1の伝送装置4Aと第3の伝送装置4Cとの間でパス確認応答後にOTNパスを設定する処理である。
第1の伝送装置4Aは、パス確認に関わる、リクエスト番号、ODU種別、送信元MACアドレス、宛先MACアドレス及びパス確認応答の受信ポート番号を設定テーブル43Cに記憶している。第4の伝送装置4Dは、パス確認に関わる、リクエスト番号、ODU種別、送信元MACアドレス、宛先MACアドレス、パス確認要求の受信ポート番号及びパス確認応答の受信ポート番号を設定テーブル43Cに記憶している。第5の伝送装置4Eは、パス確認に関わる、リクエスト番号、ODU種別、送信元MACアドレス、宛先MACアドレス、パス確認要求の受信ポート番号及びパス確認応答の受信ポート番号を設定テーブル43Cに記憶している。第3の伝送装置4Cは、パス確認に関わる、リクエスト番号、ODU種別、送信元MACアドレス、宛先MACアドレス及びパス確認要求の受信ポート番号を設定テーブル43Cに記憶している。
図9において第1の伝送装置4Aは、設定テーブル43Cに記憶中のパス確認応答の受信ポート番号を参照し、そのポートを用いてパス設定要求を第4の伝送装置4Dに伝送する(ステップS131)。尚、パス設定要求は、リクエスト種別と、リクエスト番号と、ODU種別と、送信元MACアドレスと、宛先MACアドレスとを有するOTNフレームである。リクエスト種別“2”はパス設定要求を示す。
第4の伝送装置4Dは、第1の伝送装置4Aからのパス設定要求を受信した場合、設定テーブル43Cに記憶中のパス確認応答の受信ポート番号を参照し、そのポートを用いてパス設定要求を第5の伝送装置4Eに伝送する(ステップS132)。第5の伝送装置4Eは、第4の伝送装置4Dからパス設定要求を受信した場合、設定テーブル43Cに記憶中のパス確認応答の受信ポート番号を参照し、そのポートを用いてパス設定要求を第3の伝送装置4Cに伝送する(ステップS133)。
第3の伝送装置4Cは、第5の伝送装置4Eからパス設定要求を受信した場合、設定テーブル43Cに記憶中のパス確認要求の受信ポート番号を参照し、そのポートを用いてパス設定応答を第5の伝送装置4Eに伝送する(ステップS134)。第3の伝送装置4Cは、第5の伝送装置4Eと接続する第1のOTNカード12Aと第2のパケットカード11Bとの間のクロスコネクトを設定する(ステップS135)。尚、パス設定応答は、リクエスト種別と、リクエスト番号と、ODU種別と、送信元MACアドレスと、宛先MACアドレスと、TS番号とを有するOTNフレームである。リクエスト種別“3”はパス設定応答を示す。TS番号は、OTNパスに使用するTS(Tributary Slot)を識別する番号である。
第5の伝送装置4Eは、第3の伝送装置4Cからパス設定応答を受信した場合、設定テーブル43Cに記憶中のパス確認要求の受信ポート番号を参照し、そのポートを用いてパス設定応答を第4の伝送装置4Dに伝送する(ステップS136)。第5の伝送装置4Eは、第3の伝送装置4Cと接続する第2のOTNカード12Bと第4の伝送装置4Dと接続する第1のOTNカード12Aとの間のクロスコネクトを設定する(ステップS137)。第4の伝送装置4Dは、第5の伝送装置4Eからパス設定応答を受信した場合、設定テーブル43Cに記憶中のパス確認要求の受信ポート番号を参照し、そのポートを用いてパス設定応答を第1の伝送装置4Aに伝送する(ステップS138)。第4の伝送装置4Dは、第5の伝送装置4Eと接続する第2のOTNカード12Bと第1の伝送装置4Aと接続する第1のOTNカード12Aとの間のクロスコネクトを設定する(ステップS139)。更に、第1の伝送装置4Aは、第4の伝送装置4Dからパス設定応答を受信した場合、第4の伝送装置4Cと接続する第2のOTNカード12Bと第1のパケットカード11Aとの間のクロスコネクトを設定し(ステップS140)、図9に示す処理動作を終了する。その結果、第1の伝送装置4Aは、第3の伝送装置4Cとの間の各伝送装置4でクロスコネクトを設定して第3の伝送装置4Cとの間のOTNパスを自動設定することになる。
図9に示すパス設定処理は、第1の伝送装置4Aと第3の伝送装置4Cとの間でパス確認応答後にOTNパスの設定要求に対する応答に応じてOTNパスを自動設定できる。
図10は、パス削除処理に関わる各伝送装置4の処理動作の一例を示すシーケンスである。尚、図10に示すパス削除処理は、第1の伝送装置4Aと第3の伝送装置4Cとの間の各クロスコネクトを削除して第1の伝送装置4Aと第3の伝送装置4Cとの間のOTNパスを削除する処理である。
図10において第1の伝送装置4Aは、例えば、受信パケットをOTNパスで転送中に、受信フレームの流量が所定閾値を超えなくなると、設定中のOTNパスのクロスコネクトを削除する(ステップS21)。そして、第1の伝送装置4Aは、第1のパケットカード11Aと第2のOTNカード12Bとの間のクロスコネクトを削除した場合、パス削除要求を第4の伝送装置4Dに伝送する(ステップS22)。尚、パス削除要求は、リクエスト種別と、リクエスト番号と、送信元MACアドレスと、宛先MACアドレスとを有するOTNフレームである。リクエスト種別“4”はパス削除要求を示す。
第4の伝送装置4Dは、第1の伝送装置4Aからパス削除要求を受信した場合、第1のOTNカード12Aと第2のOTNカード12Bとの間のクロスコネクトを削除し(ステップS23)、パス削除要求を第5の伝送装置4Eに伝送する(ステップS24)。第5の伝送装置4Eは、第4の伝送装置4Dからパス削除要求を受信した場合、第1のOTNカード12Aと第2のOTNカード12Bとの間のクロスコネクトを削除し(ステップS25)、パス削除要求を第3の伝送装置4Cに伝送する(ステップS26)。第3の伝送装置4Cは、第5の伝送装置4Eからパス削除要求を受信した場合、第1のOTNカード12Aと第2のパケットカード11Bとの間のクロスコネクトを削除する(ステップS27)。その結果、第1の伝送装置4Aは、第3の伝送装置4Cとの間の各伝送装置4のクロスコネクトを削除して第3の伝送装置4Cとの間のOTNパスを削除する。
図10に示すパス削除処理は、伝送装置4間で設定中のOTNパスの各クロスコネクトを順次削除してOTNパスを削除できる。
図11は、始点側設定処理に関わる伝送装置4の処理動作の一例を示すフローチャートである。尚、第1の伝送装置4Aを始点とし、第3の伝送装置4Cを終点とする。図11において伝送装置4内の制御部44は、パケットカード11を通じてパケットNW2からフレームを受信したか否かを判定する(ステップS31)。制御部44は、フレームを受信した場合(ステップS31肯定)、受信フレーム内の宛先MACアドレス毎の受信パケットの流量を監視する(ステップS32)。
制御部44は、MACテーブル43Aを参照し、受信パケットの宛先MACアドレスに対応する転送先のパケットカード11を抽出する(ステップS33)。更に、制御部44は、第1の判定部51にて受信パケットの流量が所定閾値を超えたか否かを判定する(ステップS34)。制御部44は、受信パケットの流量が所定閾値を超えた場合(ステップS34肯定)、変換テーブル43Bを参照し、設定部53にて転送先のパケットカード11に対応した転送先のOTNカード12があるか否かを判定する(ステップS35)。
制御部44は、転送先のOTNカード12がある場合(ステップS35肯定)、転送先のOTNカード12に関わる設定可能なOTNパスの空き容量を確認する(ステップS36)。制御部44は、第2の判定部52にて受信パケットの流量が転送先のOTNカード12に関わる設定可能なOTNパスの空き容量未満であるか否かを判定する(ステップS37)。
制御部44は、受信パケットの流量が設定可能なOTNパスの空き容量未満の場合(ステップS37肯定)、受信パケットの転送先として設定可能なOTNパスを確認すべく、パス確認処理を実行する(ステップS39)。尚、パス確認処理は、設定可能なOTNパスを確認すべく、パス確認要求を送信した後、そのパス確認要求に対するパス確認応答を受信した場合に、設定可能なOTNパスを確認できる。例えば、図8に示すステップS111、S112、S121及びS123等の処理を実行する。
更に、制御部44は、パス確認処理にて設定可能なOTNパスを確認後、受信フレームの転送先として設定可能なOTNパスを設定すべく、パス設定処理を実行し(ステップS40)、図11に示す処理動作を終了する。尚、パス設定処理は、パス確認済みの設定可能なOTNパスを設定すべく、パス設定要求を送信した後、そのパス設定要求に対するパス設定応答を受信した場合に、OTNパスを設定できる。例えば、図9に示すステップS131、S138及びS140等の処理を実行する。その結果、伝送装置4は、OTNNW3の設定中のOTNパスで受信フレームを転送できる。
制御部44は、パケットカード11を通じてフレームを受信しなかった場合(ステップS31否定)、図11に示す処理動作を終了する。制御部44は、受信パケットの流量が所定閾値を超えなかった場合(ステップS34否定)、転送先のパケットカード11に受信フレームを転送し(ステップS41)、図11に示す処理動作を終了する。その結果、伝送装置4は、パケットNW2のパケットパスで受信フレームを伝送できる。
制御部44は、転送先のパケットカード11に対応した転送先OTNカードがない場合(ステップS35否定)、転送先のパケットカード11に受信フレームを転送すべく、ステップS41に移行する。制御部44は、受信パケットの流量が空き容量未満でない場合(ステップS37否定)、転送先のパケットカード11に受信フレームを転送すべく、ステップS41に移行する。
図11において伝送装置4は、受信パケットの流量が所定閾値を超え、受信パケットの宛先MACアドレスのパケットカード11に対応する転送先のOTNカード12があるか否かを判定する。伝送装置4は、転送先のOTNカードがある場合、受信パケットの流量がOTNパスの空き容量未満であるか否かを判定する。そして、伝送装置4は、受信パケットの流量がOTNパスの空き容量未満の場合、転送先のOTNカード12を通じてOTNパスを設定する。その結果、伝送装置4は、受信パケットの流量が所定閾値を超えた場合に、受信パケットをOTNパスで転送できる。
伝送装置4は、受信パケットの宛先MACアドレスのパケットカード11に対応する転送先のOTNカード12がない場合、転送先のパケットカード11を通じてパケットパスで受信パケットを伝送する。その結果、伝送装置4は、転送先のOTNカード12がない場合、受信パケットをパケットパスで伝送できる。
伝送装置4は、受信パケットの流量が所定閾値を超えていない場合、受信パケット内の宛先MACアドレスに対応した転送先のパケットカード11を通じて受信パケットを伝送する。その結果、伝送装置4は、受信パケットの流量が所定閾値を超えていない場合、受信パケットをパケットパスで伝送できる。
伝送装置4は、受信パケットの流量がOTNパスの空き容量未満でない場合、転送先のパケットカード11を通じて受信パケットを伝送する。その結果、伝送装置4は、受信パケットをパケットパスで伝送できる。
図12は、始点側転送処理に関わる伝送装置4の処理動作の一例を示すフローチャートである。尚、説明の便宜上、伝送装置4は、受信パケットをOTNパスで転送しているものとする。
図12において伝送装置4内の制御部44は、パケットカード11を通じて受信フレームを受信したか否かを判定する(ステップS51)。制御部44は、受信フレームを受信した場合(ステップS51肯定)、受信フレーム内の宛先MACアドレス毎の受信パケットの流量を監視する(ステップS52)。
制御部44は、宛先MACアドレス毎の受信パケットの流量が所定閾値未満であるか否かを判定する(ステップS53)。制御部44は、宛先MACアドレス毎の受信パケットの流量が所定閾値未満でない場合(ステップS53否定)、設定中のOTNパスに関わる転送先のOTNカード12に受信パケットを転送し(ステップS54)、図12に示す処理動作を終了する。
制御部44は、受信パケットの流量が所定閾値未満の場合(ステップS53肯定)、MACテーブル43Aを参照し、受信パケットの宛先MACアドレスに対応した転送先のパケットカード12に受信パケットを転送する(ステップS55)。更に、制御部44は、受信フレーム転送で設定したクロスコネクトを削除し(ステップS56)、転送先のOTNカード12からパス削除要求を送信し(ステップS57)、図12に示す処理動作を終了する。制御部44は、パケットカード11を通じて受信フレームを受信しなかった場合(ステップS51否定)、図12に示す処理動作を終了する。
図12において伝送装置4は、受信パケットを設定中のOTNパスで転送中に、受信パケットの流量が所定閾値未満となった場合、設定中のOTNパス内のクロスコネクトを削除する。そして、伝送装置4は、受信パケットを転送先のパケットカード11を通じてパケットパスで伝送する。その結果、伝送装置4は、受信パケットの流量が所定閾値未満になると、受信パケットを通常のパケットパスに切替えて伝送するため、OTNNW3へのトラフィックを軽減できる。
伝送装置4は、受信パケットを設定中のOTNパスで転送中に、受信パケットの流量が所定閾値未満にならなかった場合、設定中のOTNパスで受信パケットを転送する。その結果、伝送装置4は、設定中のOTNパスで継続して受信パスを転送できる。
図13は、中継点側設定処理に関わる各伝送装置4の処理動作の一例を示すフローチャートである。尚、第1の伝送装置4Aを始点とし、第3の伝送装置4Cを終点とした場合、中継点の伝送装置4は、例えば、第4の伝送装置4D及び第5の伝送装置4Eである。
図13において伝送装置4内の制御部44は、OTNカード12からパス確認要求を受信したか否かを判定する(ステップS61)。制御部44は、パス確認要求を受信した場合(ステップS61肯定)、パス確認要求内の宛先MACアドレスを抽出する(ステップS62)。
制御部44は、MACテーブル43Aを参照し、宛先MACアドレスに対応する転送先のパケットカード11を抽出する(ステップS63)。制御部44は、変換テーブル43Bを参照し、抽出した転送先のパケットカード11に対応する転送先のOTNカード12があるか否かを判定する(ステップS64)。
制御部44は、転送先のパケットカード11に対応する転送先のOTNカード12がある場合(ステップS64肯定)、転送先のOTNカード12に関わるOTNパスの空き容量を確認する(ステップS65)。制御部44は、受信パケットの流量が設定可能なOTNパスの空き容量未満であるか否かを判定する(ステップS66)。
制御部44は、受信パケットの流量が設定可能なOTNパスの空き容量未満の場合(ステップS66肯定)、設定可能なOTNパスを確認すべく、パス確認処理を実行する(ステップS67)。尚、パス確認処理は、設定可能なOTNパスを確認すべく、パス確認要求を送信した後、そのパス確認要求に対するパス確認応答を受信した場合に、設定可能なOTNパスを確認できる。例えば、図8に示すステップS113、S114、S119及びS122等の処理を実行する。
制御部44は、パス確認処理にて設定可能なOTNパスを確認後、受信フレームの転送先として設定可能なOTNパスを設定すべく、パス設定処理を実行し(ステップS68)、図13に示す処理動作を終了する。尚、パス設定処理は、パス確認済みの設定可能なOTNパスを設定すべく、パス設定要求を送信した後、そのパス設定要求に対するパス設定応答を受信した場合に、OTNパスを設定できる。例えば、図9に示すステップS132、S136及びS139等の処理を実行する。その結果、伝送装置4は、OTNNW3の設定中のOTNパスで受信フレームを転送できる。
制御部44は、転送先のパケットカード11に対応する転送先のOTNカード12がない場合(ステップS64否定)、パス設定要求を受信したOTNカード12と転送先パケットカード11とを接続する(ステップS69)。更に、制御部44は、パス設定応答内にTS番号を設定し、パス設定要求を受信したOTNカード12経由でパス設定応答を送信し(ステップS70)、図13に示す処理動作を終了する。
制御部44は、空き容量が受信フレームの流量以上でない場合(ステップS66否定)、パス設定要求を受信したOTNカード12と転送先パケットカード11とを接続すべく、ステップS69に移行する。
制御部44は、OTNカード12からパス設定要求を受信しなかった場合(ステップS61否定)、OTNカード12からパス削除要求を受信したか否かを判定する(ステップS71)。制御部44は、パス削除要求を受信した場合(ステップS71肯定)、パス削除要求内のMACアドレスを抽出する(ステップS72)。更に、制御部44は、MACテーブル43Aを参照し、パス削除要求内のMACアドレスに対応する転送先のパケットカード11を抽出する(ステップS73)。
制御部44は、パケットカード11と転送先のパケットカード11とを接続し(ステップS74)、クロスコネクトを削除する(ステップS75)。そして、制御部44は、クロスコネクト削除前に設定していたOTNカード12からパス削除要求を送信し(ステップS76)、図13に示す処理動作を終了する。制御部44は、パス削除要求を受信しなかった場合(ステップS71否定)、図13に示す処理動作を終了する。
図13において伝送装置4は、パス確認要求を受信した場合、パス確認要求内の受信パケットの宛先MACアドレスのパケットカード11に対応する転送先のOTNカード12があるか否かを判定する。伝送装置4は、転送先のOTNカード12がある場合、受信パケットの流量が設定可能なOTNパスの空き容量未満であるか否かを判定する。そして、伝送装置4は、受信パケットの流量が設定可能なOTNパスの空き容量未満の場合、転送先のOTNカード12を通じて設定可能なOTNパスを確認する。そして、伝送装置4は、設定可能なOTNパスのパス設定要求に対してパス設定応答を受信した場合、OTNパスを設定する。その結果、伝送装置4は、受信パケットを転送するOTNパスを設定できる。
伝送装置4は、受信パケットの宛先MACアドレスのパケットカード11に対応する転送先のOTNカード12がない場合、転送先としてパケットカード11と接続する。その結果、伝送装置4は、転送先のOTNカード12がない場合、OTNパスで受信した受信パケットをパケットパスで中継できる。
伝送装置4は、受信パケットの流量が設定可能なOTNパスの空き容量未満でない場合、転送先としてパケットカード11と接続する。その結果、伝送装置4は、OTNパスで受信した受信パケットをパケットパスで転送先に中継できる。
図14は、終点側設定処理に関わる伝送装置4の処理動作の一例を示すフローチャートである。尚、終点の伝送装置4は、例えば、第3の伝送装置4Cとする。
図14において伝送装置4内の制御部44は、OTNカード12からパス設定要求を受信したか否かを判定する(ステップS91)。制御部44は、パス設定要求を受信した場合(ステップS91肯定)、パス設定要求内の宛先MACアドレスを抽出する(ステップS92)。
制御部44は、MACテーブル43Aを参照し、宛先MACアドレスに対応する転送先のパケットカード11を抽出する(ステップS93)。制御部44は、パス設定要求を受信したOTNカード12と転送先のパケットカード11とを接続し(ステップS94)、OTNパスのTS番号を設定する(ステップS95)。
更に、制御部44は、設定TS番号を用いてクロスコネクトを設定し(ステップS96)、パス設定応答内にTS番号を設定し、パス設定要求を受信したOTNカード12からパス設定応答を送信し(ステップS97)、図14に示す処理動作を終了する。
制御部44は、OTNカード12からパス設定要求を受信しなかった場合(ステップS91否定)、OTNカード12からパス削除要求を受信したか否かを判定する(ステップS98)。制御部44は、パス削除要求を受信した場合(ステップS98肯定)、パス削除要求内のMACアドレスを抽出する(ステップS99)。更に、制御部44は、MACテーブル43Aを参照し、パス削除要求内のMACアドレスに対応する転送先のパケットカード11を抽出する(ステップS100)。
制御部44は、パケットカード11と転送先のパケット11とを接続し(ステップS101)、クロスコネクトを削除し(ステップS102)、図14に示す処理動作を終了する。制御部44は、OTNカード12からパス削除要求を受信しなかった場合(ステップS98否定)、図14に示す処理動作を終了する。
図14において終点の伝送装置4は、パス設定要求を受信した場合、パス設定要求に応じてクロスコネクトを設定し、パス設定応答を返信する。終点の伝送装置4は、対向側の伝送装置4との間でクロスコネクトを順次設定し、OTNパスを設定する。その結果、伝送装置4は、OTNパスを自動設定できる。
終点の伝送装置4は、パス削除要求を受信した場合、パス削除要求に応じて設定中のクロスコネクトを削除する。その結果、伝送装置4は、設定中のOTNパスを削除できる。
本実施例の伝送装置4は、受信パケットの流量が所定閾値を超えた場合に、受信パケット内の宛先MACアドレスに基づき、受信パケットを転送すべく、OTNパスを設定する。その結果、伝送装置4は、受信パケットの流量が増加した場合でも、OTNパスを自動設定し、受信パケットをOTNパスで転送できる。例えば、パケットNW2側のパスが不足している場合に、その容量不足分をOTNパスで補える。しかも、伝送システム1内の伝送装置4が増加した場合でも、従来技術に比較してOTNパス自動設定の処理負荷を軽減できる。
伝送装置4は、受信パケット内の宛先MACアドレスをOTNフレーム内に挿入し、OTNフレーム内の宛先MACアドレスに基づき、OTNパスの設定を要求し、設定要求に対応する応答に応じてOTNパスを設定する。その結果、伝送装置4は、受信パケット内の宛先MACアドレスを利用してOTNパスを設定できる。
伝送装置4は、受信パケットの流量が所定閾値を超え、かつ、受信パケットの流量がOTNパスの空き容量未満の場合に、受信パケット内の宛先MACアドレスに基づき、受信パケットを転送すべく、OTNパスを設定する。その結果、伝送装置4は、受信パケットをOTNパスで転送できる。
伝送装置4は、受信フレーム内の宛先MACアドレス毎に受信パケットの流量を測定する。その結果、伝送装置4は、受信パケット毎の流量を認識できる。
伝送装置4は、受信パケット内の宛先MACアドレスに基づき、受信パケットを転送するOTNパスを設定中に、パケットカード11にて受信パケットの流量が所定閾値を超えなくなった場合に、OTNパスからパケットパスに切り替える。その結果、伝送装置4は、OTNNW3へのトラフィック量を軽減できる。
尚、上記実施例では、受信パケットの流量が所定閾値を超えると、受信パケット内の宛先MACアドレスの転送先のパケットカード11に対応する転送先のOTNカード12を抽出し、抽出した転送先のOTNカード11を通じてOTNパスを自動設定する。OTNパスを自動設定する方法としては、例えば、Neighbor Discovery機能、Topology Table機能、Path Computation機能及びSignaling機能等のGMPLSを利用してOTNパスを自動設定できる。Neighbor Discovery機能は、例えば、LMPプロトコルを利用してOTNNW3内のリンクを認識する機能である。Topology Table機能は、例えば、OSPF−TEプロトコルを利用してOTNNW3内のトポロジ情報を生成する機能である。Path Computation機能は、例えば、OSPF−TEで作成したトポロジ情報及びCSPF(Constraint Shortest Path Fast)アルゴリズムを使用して宛先までの最短経路を探索する機能である。Signaling機能は、RSVP−TEプロトコルを使用して最短経路情報からエンドトゥエンドのOTNパスを設定する機能である。
しかしながら、GMPLSを使用してOTNパスを自動設定できるものの、OSPF−TEでOTNNW3全体のトポロジを認識した上で最短経路を計算する必要がある。OTNNW3内の全ての伝送装置4がOTNNW3内の全リンクのトポロジを認識する必要があるため、リアルタイムにトポロジ情報を認識するにはOSPF−TEプロトコルの処理負荷が大きくなる。しかも、OTNNW3内の伝送装置4の数が増えるに連れて、OSPF−TEの処理負荷及び最短経路の処理負荷が大きくなる。これに対して、本実施例では、GMPLSを使用しなくても、OTNパスを自動設定できるため、自動設定に要する処理負担が軽減できる。
上記実施例では、パケットNW2とOTNNW3とを同一トポロジで構成する伝送システム1を例示したが、同一トポロジで構成されなくても、OTNパスを自動設定できる。
上記実施例では、パケットNW2としてEthernet(登録商標)のNWを例示したが、これらに限定されるものではなく、パケット内に宛先MACアドレスを有するNWであれば適用可能である。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。