JP2017018483A - 医療用プローブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】生体組織Aに対して照射するレーザ光P,Qを伝送し射出端8aから射出する第1の伝送路8と、生体組織Aにおける動的成分の情報を含む生体組織Aからの散乱光を入射端9aにおいて受光して伝送する第2の伝送路9と、射出端8aから射出されたレーザ光P,Qを屈折して生体組織Aに照射するとともに、生体組織Aからの散乱光Rを集光して入射端9aに受光させる、全体として正のパワーを有する光学素子10と、光学素子10により屈折されたレーザ光P,Qの光路に沿って生体組織Aから戻る散乱光Rをレーザ光P,Qの光路から分離して入射端9aに入射させる分離素子11とを備える医療用プローブ2。
【選択図】図2
Description
本発明の一態様は、生体組織に対して照射するレーザ光を伝送し射出端から射出する第1の伝送路と、前記生体組織における動的成分の情報を含む該生体組織からの散乱光を入射端において受光して伝送する第2の伝送路と、前記射出端から射出された前記レーザ光を屈折させて前記生体組織に照射するとともに、該生体組織からの散乱光を集光して前記入射端に受光させる、全体として正のパワーを有する光学素子と、前記レーザ光の光路に沿って前記生体組織から戻る散乱光を前記レーザ光の光路から分離して前記入射端に入射させる分離素子とを備える医療用プローブを提供する。
また、分離素子によってレーザ光の光路に沿って戻る散乱光がレーザ光の光路から分離されて入射端に入射させられるので、医療用プローブから生体組織までの距離に関わらず、レーザ光を照射した生体組織の領域からの強度の高い散乱光を検出でき、検出感度を向上することができる。
このようにすることで、プリズムの部分反射部にレーザ光が入射すると、該レーザ光は部分反射部を透過して生体組織に照射される。一方、生体組織におけるレーザ光の照射位置近傍からレーザ光の光路に沿って戻る散乱光は、プリズムの部分反射部に入射すると、その少なくとも一部が反射されてレーザ光の光路から分離される。これにより、簡易な構成で、生体組織における動的成分を精度よく測定することができる。
このようにすることで、プリズムの部分反射部にレーザ光が入射すると、該レーザ光は部分反射部において反射されて生体組織に照射される。一方、生体組織におけるレーザ光の照射位置近傍からレーザ光の光路に沿って戻る散乱光は、プリズムの部分反射部に入射すると、その少なくとも一部が透過してレーザ光の光路から分離される。これにより、簡易な構成で、生体組織における動的成分を精度よく測定することができる。
このようにすることで、レーザ光の光束よりも受光できる散乱光の光束を大きくすることができ、十分な光量の散乱光を取り込むことができる。
このようにすることで、入射端に入射される散乱光は、光学素子から生体組織側において、光学素子から生体組織に向かってレーザ光の光束よりも大きく収束する光束となる。これにより、レーザ光を反射する部分反射部の周囲を透過する散乱光を多く確保しつつ、生体組織におけるレーザ光の光束と散乱光の光束との重なりを大きくして、効率よく散乱光を検出することができる。
このようにすることで、部分反射部に入射するレーザ光および散乱光は、ハーフミラーの反射率に従って部分的に透過し部分的に反射されるので、レーザ光の光路から散乱光を簡易に分離することができる。
このようにすることで、第1の伝送路によって伝送するレーザ光の偏光方向に応じて部分反射部を構成している偏光ビームスプリッタの偏光方向を設定しておくことにより、部分偏光部におけるレーザ光の損失を少なくして、SN比を向上することができる。
このようにすることで、光学素子の面において反射したレーザ光が散乱光の光束に混じって入射端に入射することを防止してSN比を向上することができる。
このようにすることで、分離素子の面において反射したレーザ光が散乱光の光束に混じって入射端に入射することを防止してSN比を向上することができる。
本実施形態に係る医療用プローブ2は、図1に示される測定システム1に備えられている。
この測定システム1は、本実施形態に係る医療用プローブ2と、該医療用プローブ2に供給する第1のレーザ光Pを発生する測定用光源3および第2のレーザ光Qを発生する表示用光源4と、医療用プローブ2により受光された散乱光Rを検出する光検出器5と、該光検出器5により検出された散乱光Rの強度情報を処理して血管Bの有無を判定するプロセッサ6とを備えている。
第2のレーザ光Qは、可視の波長帯域を有するレーザ光である。生体組織Aは赤色であるため、視認性を向上するため、第2のレーザ光Qとしては緑色あるいは青色の波長帯域を有するレーザ光であることが好ましい。
プロセッサ6は、光検出器5から出力された信号を高速フーリエ変換処理して周波数特性を求め、該周波数特性を解析することによって、太い血管Bの有無を判定し、太い血管Bが存在すると判定された場合には、表示用光源4を作動させて第2のレーザ光Qを医療用プローブ2に供給するようになっている。図中、符号7は、第1のレーザ光Pを伝播する照明用光ファイバ8に、表示用光源4からの第2のレーザ光Qを入射させる光カプラである。
また、第1プリズム12の射出面12aは、検出用光ファイバ9の入射端9aに略平行に近接して配置され、射出面12aから該射出面12aに直交する方向に射出される散乱光Rを少ない屈折で射出させるようになっている。第1プリズム12には、接合面14に平行で、かつ射出面12aに対して45°の角度をなした傾斜面12bが備えられている。この傾斜面12bは散乱光Rを反射するようになっている。
一方、生体組織Aからの散乱光Rは、レーザ光P,Qと同一の光路に沿って略平行光束をなして集光レンズ10に入射するもののみが、プリズム11を経由して検出用光ファイバ9の入射端9aに入射されるようになっている。
本実施形態に係る医療用プローブ2を用いて生体組織Aの内部に存在する血管Bの測定を行うには、図1に示されるように、医療用プローブ2を患者の体内に挿入し、先端部を測定したい生体組織Aの表面に対して、間隔をあけて対向させて配置する。
このとき、別途体内に挿入した内視鏡(図示略)によって、医療用プローブ2が対向している領域近傍の生体組織Aの表面を撮影し、モニタ(図示略)に表示しておく。
すなわち、本実施形態に係る医療用プローブ2によれば、2つのプリズム12,13の接合面14に設けたハーフミラー14aによって、第1のレーザ光Pと同等の経路を辿って戻る散乱光Rを第1のレーザ光Pの光路から分離するので、集光レンズ10より生体組織A側において、射出端8aから射出された第1のレーザ光Pの光束の主光線と、入射端9aに入射される散乱光Rの光束の主光線とを略一致させることができる。
その結果、生体組織Aと医療用プローブ2との間隔を変えても、比較的大きな強度の散乱光Rを検出し続けることができ、SN比を向上して高精度の測定を行うことができるという利点がある。生体組織Aに対する医療用プローブ2の距離を厳密に設定せずに済むので、使い勝手を向上することができる。
この場合には、略平行に配置した照明用光ファイバ8および検出用光ファイバ9の長手軸に対して、プリズム16の2つの平行な平面16a,16bを傾斜して配置する。
また、本実施形態においては、第1のレーザ光Pを集光レンズ10によって略平行光に屈折することとしたが、これに代えて、射出端8aから射出された第1のレーザ光Pの拡散角度より小さい拡散角度で拡散する光、あるいは、平行光に近い収斂光に集光することにしてもよい。
8 照明用光ファイバ(第1の伝送路)
9 検出用光ファイバ(第2の伝送路)
10 集光レンズ(光学素子)
11 プリズム(分離素子)
15 グリンレンズ(光学素子)
16 プリズム(分離素子、平行平板)
16a 第1の入射面
16b 第2の入射面
16c ハーフミラー(部分反射部)
A 生体組織
P レーザ光
R 散乱光
Claims (11)
- 生体組織に対して照射するレーザ光を伝送し射出端から射出する第1の伝送路と、
前記生体組織における動的成分情報を含む該生体組織からの散乱光を入射端において受光して伝送する第2の伝送路と、
前記射出端から射出された前記レーザ光を屈折させて前記生体組織に照射するとともに、該生体組織からの散乱光を集光して前記入射端に受光させる、全体として正のパワーを有する光学素子と、
前記レーザ光の光路に沿って前記生体組織から戻る散乱光を前記レーザ光の光路から分離して前記入射端に入射させる分離素子とを備える医療用プローブ。 - 前記分離素子が、前記射出端から射出された前記レーザ光を透過させる領域に前記散乱光の少なくとも一部を反射する部分反射部を備えるプリズムである請求項1に記載の医療用プローブ。
- 前記プリズムが、前記レーザ光を入射させる第1の入射面と、前記散乱光を入射させる第2の入射面とを平行に備え、かつ、これらの入射面が前記レーザ光および前記散乱光の光束の主光線に対して傾斜して配置される、透明な材質からなる平行平板であり、
前記第1の入射面の前記レーザ光の入射領域に、前記部分反射部が設けられ、
前記第2の入射面を透過し前記部分反射部において反射された前記散乱光が前記第2の入射面に内側から再度入射する領域に、入射した散乱光を反射して前記第1の入射面から射出させる反射領域が設けられている請求項2に記載の医療用プローブ。 - 前記分離素子が、前記射出端から射出された前記レーザ光を反射させる領域に前記散乱光の少なくとも一部を透過する部分反射部を備えるプリズムである請求項1に記載の医療用プローブ。
- 前記プリズムが、前記レーザ光を入射させる第1の入射面と、前記散乱光を入射させる第2の入射面とを平行に備え、かつ、これらの入射面が前記レーザ光および前記散乱光の光束の主光線に対して傾斜して配置される、透明な材質からなる平行平板であり、
前記第1の入射面を透過した前記レーザ光が前記第2の入射面に内側から入射する領域に前記レーザ光を反射する反射領域が設けられ、
該反射領域において反射された前記レーザ光が前記第1の入射面に内側から再度入射する領域に前記部分反射部が設けられ、
該部分反射部が、前記散乱光を透過させる領域内の一部に部分的に配置されている請求項4に記載の医療用プローブ。 - 前記第2の伝送路の開口数が、前記第1の伝送路の開口数よりも大きい請求項5に記載の医療用プローブ。
- 前記射出端が前記光学素子の焦点距離近傍に配置され、
前記入射端が前記光学素子の焦点距離よりも該光学素子から離れた位置に配置されている請求項5または請求項6に記載の医療用プローブ。 - 前記部分反射部が、ハーフミラーである請求項1から請求項7のいずれかに記載の医療用プローブ。
- 前記部分反射部が、所定の偏光を有する前記レーザ光を透過させる偏光ビームスプリッタである請求項1から請求項7のいずれかに記載の医療用プローブ。
- 前記レーザ光の光束と前記散乱光の光束とが重なる位置に配置される前記光学素子の面が前記レーザ光の光束の主光線に対して傾斜して配置されている請求項1から請求項9のいずれかに記載の医療用プローブ。
- 前記レーザ光の光束と前記散乱光の光束とが重なる位置に配置される前記分離素子の面が前記レーザ光の光束の主光線に対して傾斜して配置されている請求項1から請求項9のいずれかに記載の医療用プローブ。
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