JP2017019524A - 宝飾品用包装容器 - Google Patents
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Abstract
Description
宝飾品は、見た目が極めて重要な商品であることから、宝飾品を購入しようとする者は、カタログ等の写真を見るだけでなく、店頭で、宝飾品の実物を見てから購入することを望む場合が多い。
このような化粧箱による包装は、宝飾品に高級感を与えて購入意欲を高めるという側面もあるが、反面、宝飾品に対して物々しい印象を与えてしまうことがある。特に、宝飾品を購入した経験の無い者はこのような傾向が強く、例えば、宝飾品を取り出した際に手をすべらせて破損させることを過度に心配してしまうことがある。
例えば、特許文献1には、透明材を用いて形成された開閉蓋を用いた宝石箱が開示されている。
また、特許文献2には、商品収納容器の本体を、透光性を有する合成樹脂製のシートで形成し、中に入れた筒状の商品を外部から視認可能な商品収納容器が開示されている。
しかしながら、これらの包装体は、底部は透明でない素材で構成されており、一部の方向(下方向)からは、内部に保持された商品を観察することはできず、商品には、外部から観察できない部位が存在する。
このため、かかる公知技術では、宝飾品を細部まで観察したいという要求に応えるには不十分であり、改善の余地があった。
該容器本体は、1枚の平板を折り曲げてなるものであり、
該支持部材は、透明な素材で構成された平板を折り曲げてなるものであり、該支持部材に支持された該宝飾品が該容器本体と接触しないようになっていることを特徴とする包装容器を提供するものである。
そのため、宝飾品に対して物々しい印象を与えてしまうことがなく、客は気楽に購入できるので売り上げが向上する。
本発明の包装容器は、内部に宝飾品を保持するための容器本体と、容器本体の内部に宝飾品とともに保持され、容器本体の内部において宝飾品がガタつかないように宝飾品を固定するための支持部材から構成されるものである。
本発明における「透明」とは、中に保持された宝飾品を外から観察できる状態をいい、無色透明に限らず、有色透明も含まれる。ただ、宝飾品を外部から観察しやすくする、という本発明の目的を達成するためには、容器本体や支持部材は、無色透明である(透過率が高い)ことが好ましい。
前記のように、本発明の包装容器は、容器本体と支持部材の全てが透明な素材で構成されており、あらゆる方向から中に保持された物を観察することができるという特徴を有するものであるが、一部に観察できない方向が存在してもよい(例えば、対称な構造を有する宝飾品の場合)。
購入者は、商品(宝飾品)を容器から取り出した後、包装容器は廃棄するが、説明文は手元に残しておくことを望む場合があるので、表示手段は、紙を容器内部に接着することなく収納したものであるのが最も好ましい。
容器本体は、1枚の平板を折り曲げてなるものである。1枚の平板を折り曲げることにより、内部に宝飾品及び支持部材を保持することのできる容器となる。
容器本体の形状や組み立て方法に特に限定はなく、公知の形状や方法を使用することができる。容器本体の展開図の一例として、図1に示すものや、特許文献2の図3及び図4に記載の「容器本体11」のようなもの等が挙げられる。
容器本体は、一部に接着剤や両面テープ等で接着された部分が存在していてもよい。宝飾品の観察の妨げにならないように、また、購入者による分解が困難にならないようにするため、接着部分はできるだけ少ない方が好ましい。
該吊り下げ手段も、例えば図1(a)に示したように、容器本体を形成する1枚の透明な平板と一体になって形成されており、折り曲げた際に、例えば図3のように上部に立ち上がるようになっていることが、簡便である点、吊り下げ手段が容器本体から外れにくい点等から好ましい。
厚さの下限が上記以上であると、十分な強度を有し、破損等に強くなる。厚さの上限が上記以下であると、折り曲げ加工が容易となり、また、軽く取り扱いやすくなる。
容器本体が直方体、三角柱、六角柱等の場合、各辺の長さは、3cm〜20cmが好ましく、4cm〜15cmがより好ましく、5cm〜13cmであることが特に好ましい。
上記のような体積や長さであることにより、包装容器を手に取って様々な方向から観察しやすくなり、本発明の効果を奏しやすくなる。
空間充填率の下限が上記以上であると、容器本体が必要以上に大きくならず宝飾品を観察しやすくなる。空間充填率の上限が上記以下であると、衝撃による宝飾品の破損が起こる心配がない。
支持部材は、透明な素材で構成された平板を折り曲げてなるものであり、該支持部材に支持された宝飾品は容器本体と接触しないようになっている。
宝飾品は、容器本体と接触していないので、容器本体が外部から衝撃を受けても、その衝撃は、宝飾品には伝わらず、宝飾品が破損することがない。
このため、保持空間の中に保持された宝飾品は、「宙に浮いたような状態」となり、容器を手に取ることにより、底部も含めたあらゆる方向から宝飾品を観察することができる。
該支持部材は、好ましくは該支持部材の全部は、容器本体の中で(保持空間の中で)、ずれたりガタついたりしないように、該容器本体に内接して固定されていることが好ましい。
特に、ガラス製品のような宝飾品は、光の反射・屈折の影響による印象の変化が顕著であることから、支持部材の数が多すぎると包装容器の中に保持された状態と容器から取り出した状態で見え方が変わってしまう場合がある。
このため、支持部材の数は、できるだけ少なくする方がよく、5つ以下が好ましく、3つ以下がより好ましく、2つ以下が特に好ましく、1つが最も好ましい。
孔の数は、1つの支持部材に1か所でもよいし2か所以上でもよい。また、複数の支持部材を使用する場合、全ての支持部材が孔を有していてもよいし、一部の支持部材のみが孔を有していてもよい。
孔に宝飾品を嵌合させた状態で保持することで、宝飾品はガタつくことなく安定に保持される。
厚さの下限が上記以上であると、十分な強度を有し、破損等に強くなる。厚さの上限が上記以下であると、折り曲げ加工が容易となり、また、軽く取り扱いやすくなる。
生産性等の観点から、容器本体と支持部材の全ては、同一の素材で構成されていることが好ましい。
生産性等の観点から、容器本体と支持部材の全ては、同一の厚さの平板で構成されていることが好ましい。更に、容器本体と支持部材は、同一の素材かつ同一の厚さの平板で構成されていることが特に好ましい。
本発明の包装容器の中に保持される宝飾品の種類については、特に限定はなく、置物、宝石、時計、ガラス製品等が挙げられる(一例を図2に示す)。特に、ガラス製品は、見る角度を変えることにより光の反射の具合等が変わり、見た目の印象が大きく変わるという性質を持つことから、様々な角度から容器本体の中に保持された宝飾品を見ることができる、という本発明の特徴を生かしやすく、本発明の適用対象として適している。「ガラス製品」には、その全てがガラスでできた製品の他、「その一部にガラス以外の材質でできた部分を有する製品」も含まれる。
ガラス製品は割れやすいので、落とす等して包装容器が衝撃を受けても、その衝撃がガラス製品に伝わらず破損しにくいという本発明の特徴を生かしやすい。
なお、容器本体や支持部材の組み立ては手作業で行なったが、折り線部分は折りやすいように予め折り癖をつけておいた。
以下に示す方法・手順で、図2に示すクリスタルガラス製のダイヤモンド形状の置物12(株式会社日興インターナショナル製、クリスタルダイヤNKTR−0295P)を、容器本体100と支持部材110から構成される略直方体形状の包装容器10の中に保持した(図3)。
また、正面101に対向する面を「背面102」、右側面103に対向する面を「左側面104」、平面(上面)105に対向する面を「底面106」という。
容器本体100として、厚さ0.2mmのポリエチレンテレフタレート(PET)の1枚の平板を折り曲げてなるものを使用した。その展開図を図1(a)に示す。図1(a)において、点線は山折り線、一点鎖線は谷折り線を示す(以下、他の展開図においても同様)。
容器本体100には、折り曲げた際に爪状部分を嵌入するためのスリット100B、100Cが存在する。また、面105b、面105cには、切り欠き部分(100D、100E)が存在し、これらは、容器本体を折り曲げた時にスリットとなるスリット形成部である。
すなわち、面102bと面104aの間、面104aと面101aの間、面101aと面103aの間、面103aと面102aの間にそれぞれ位置する山折り線を折り、糊代部分(接着部分)100A(図1(a)の斜線部)と面102bを、両面テープで接着した(糊代部分(接着部分)100Aの紙面表側と面102bの紙面裏側を接着面とした)。
すなわち、面105bと面104aの間、面105cと面103aの間にそれぞれ位置する山折り線、及び、面105bと面107aの間、面105cと面107bの間にそれぞれ位置する谷折り線を折った。これにより、面105bと面105cにより、容器上方が塞がれ、また、面107aと面107bが容器上方に立ち上がった爪のような状態となった。
次に面101aと面105aの間、面105aと面102cの間にそれぞれ位置する山折り線を折った。この際、面107aと面107bにより形成された爪状部分をスリット100Bに嵌入し、面102cを「切り欠き部分(スリット形成部)100D、100Eにより形成されたスリット」に嵌入した。
最後に、面102aと面105dの間の山折り線を折り、爪状の面105dをスリット100Cに嵌入した。面102aには、切れ込み100F、100Gがあるので、容易に面105dをスリット100Cに嵌入することができた。
支持部材110として、厚さ0.2mmのポリエチレンテレフタレート(PET)の1枚の平板を折り曲げてなるものを使用した。その展開図を図1(b)に示す。
支持部材110には、ダイヤモンド形状の置物12を嵌合するための第一嵌合孔110A及び第二嵌合孔110Bが存在する。第一嵌合孔110A、第二嵌合孔110Bはそれぞれ、置物12の第一嵌合部128、第二嵌合部129と略同一形状となっている。
面101aと面106aの間に位置する山折り線を折り、次に面104aと面106bの間、面103aと面106cの間にそれぞれ位置する山折り線を折り、面106b、106cの凸部分100H、100Iを面106aの凹部分100Kに嵌入した。最後に、面102aと面106dの間に位置する山折り線を折り、面106dの凸部分100Jを、面106b(の凸部分100H)及び面106c(の凸部分100I)と、面106aとの間に形成された溝に嵌入した。
これにより、容器本体100の底面106が閉じられた状態となり、包装作業が完了した。
支持部材110は、面111a、115a、116a、113a、113b、114a、114bにおいて、容器本体100と内接して固定されていた。
また、置物12は容器本体100の中でガタつくことはなく安定して保持されており、包装容器10を故意に床面に落としてみて衝撃を与えても、置物12が破損することは無かった。
以下に示す方法・手順で、図5に示すクリスタルガラス製の直方体形状の置物24(株式会社日興インターナショナル製、クリスタルガラスNKTR−0057)を、容器本体と支持部材から構成される略直方体形状の包装容器の中に保持した。
なお、容器本体は、実施例1で使用した容器本体11と寸法が異なるのみで、折り曲げの手順等は同一である。
また、置物24と包装容器は、その上下面が正方形形状である。
実施例1の(1−1)と同様にして組み立て、容器本体を、底面以外が閉じた状態とした。
3つの支持部材(第一支持部材210、第二支持部材220、第三支持部材230)として、ポリエチレンテレフタレート(PET)の1枚の平板を折り曲げてなるものを使用した。それぞれの支持部材の展開図を図4(a)〜(c)に示す。
実施例1の(1−3)と同様にして、容器本体の底面を閉じられた状態とし、包装作業を完了した。
第一支持部材210と第三支持部材230は、容器本体と内接して固定され、置物24を取り囲む第二支持部材220は、第一支持部材210と第三支持部材230に挟まれて固定されていた。
以下に示す方法・手順で、クリスタルガラス製の置物32(株式会社日興インターナショナル製、クリスタル拡大鏡NKTR−0049)を、容器本体と支持部材310から構成される略直方体形状の包装容器の中に保持した。
なお、容器本体は、実施例1で使用した容器本体11と寸法が異なるのみで、折り曲げの手順等は同一である。
実施例1の(1−1)と同様にして組み立て、容器本体を、底面以外が閉じた状態とした。
支持部材310として、ポリエチレンテレフタレート(PET)の1枚の平板を折り曲げてなるものを使用した。その展開図を図6に示す。
支持部材310には、切れ込み310P、310Qが存在し、谷折り線を折ることにより、両開き窓を開けたような状態となり、置物32の嵌合部(右嵌合部327、左嵌合部328)を嵌合するための嵌合孔が、面317及び面318に形成される。面317と面318に形成される嵌合孔は、それぞれ、置物32の右嵌合部327、左嵌合部328と略同一形状となっている。
実施例1の(1−3)と同様にして、容器本体の底面を閉じられた状態とし、包装作業を完了した。
支持部材310は、面311a、311b、312a、315a、315b、315c、316a、316b、316cにおいて、容器本体と内接して固定されていた。
なお、上記実施例1〜3で示した方法・手順は一例を示したものであり、これとは異なる方法・手順で組み立ててもよい。
100 容器本体
100A 糊代部分(接着部分)
100B スリット
100C スリット
100D 切り欠き部分(スリット形成部)
100E 切り欠き部分(スリット形成部)
100F 切れ込み
100G 切れ込み
100H 凸部分
100I 凸部分
100J 凸部分
100K 凹部分
101 正面
102 背面
103 右側面
104 左側面
105 平面(上面)
106 底面
107 吊り下げ手段
107A 吊り下げ孔
110 支持部材
110A 第一嵌合孔
110B 第二嵌合孔
117 支持面
118 第一嵌合面
119 第二嵌合面
12 宝飾品(置物)
127 上部
128 第一嵌合部
129 第二嵌合部
210 第一支持部材
217 支持面
220 第二支持部材
228a 支持面
228b 支持面
228c 支持面
228d 支持面
230 第三支持部材
239 支持面
24 宝飾品(置物)
247 上面
248 側面
249 下面
310 支持部材
310P 切れ込み
310Q 切れ込み
317 右嵌合面
317F 支持面
317B 支持面
318 左嵌合面
318F 支持面
318B 支持面
32 宝飾品(置物)
32F 正面
32B 背面
32R 右側面
32L 左側面
32C 上曲面
32U 底面
327 右嵌合部
328 左嵌合部
Claims (8)
- 透明な素材で構成された容器本体の内部に、宝飾品を支持する1又は2以上の支持部材を有する包装容器であって、
該容器本体は、1枚の平板を折り曲げてなるものであり、
該支持部材は、透明な素材で構成された平板を折り曲げてなるものであり、該支持部材に支持された該宝飾品が該容器本体と接触しないようになっていることを特徴とする包装容器。 - 上記宝飾品はガラス製品である請求項1に記載の包装容器。
- 上記支持部材の少なくとも1つは、上記宝飾品を嵌合させるための孔を有するものである請求項1又は請求項2に記載の包装容器。
- 上記容器本体は略直方体形状である請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載の包装容器。
- 文字や図形を表示する表示手段を有する請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載の包装容器。
- 上記容器本体は、その上部に吊り下げ手段を有する請求項1ないし請求項5の何れかの請求項に記載の包装容器。
- 上記容器本体と上記支持部材の全ては、同一の素材で構成されている請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載の包装容器。
- 上記容器本体及び/又は上記支持部材は、ポリエチレンテレフタレート(PET)で構成されている請求項1ないし請求項7の何れかの請求項に記載の包装容器。
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