JP2017019633A - 車両搭載型クレーン用アウトリガ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
同文献に開示されるアウトリガ装置は、アウトリガ格納時には、格納姿勢において、縦アウトリガの最低地上高さがシャシフレーム上面よりも高くなるので、燃料タンク等の補機類と縦アウトリガとの干渉が生じることがない。そのため、トラックにクレーンを架装搭載するときに、燃料タンク等の補機類の移設が不要であり容易に架装搭載できる。
しかしながら、この種のアウトリガ装置を大型トラックに架装搭載する車両搭載型クレーン用のアウトリガ装置として使用する場合は、車両質量に比例してアウトリガ装置自体も大型化する。そのため、縦アウトリガを手動で回転させることが困難となる。
このような構成であれば、二つのリンクは、縦アウトリガが回転するときに、回転機構の周囲を回り込むので、回転機構と干渉することなく、且つコンパクトに納まるため、ガススプリングと二つのリンクとによる簡素な構造から補助機構を構成する上で好適である。
このような構成であれば、回転機構のボスと軸受とを貫通する嵌挿孔と、この嵌挿孔に嵌挿される拘束ピンとにより、格納姿勢および接地姿勢をそれぞれ拘束することができるので、簡素な構造から回転機構の拘束機構を構成する上で好適である。
図2および図3に示すように、縦アウトリガ20は、筒状のシリンダチューブ21と、シリンダチューブ21内に油圧によりスライド移動可能に設けられたシリンダロッド22とを有する。シリンダロッド22の先端には、裏面が地面に接地する接地部となるフロート23が取り付けられている。シリンダチューブ21には、横アウトリガ12の張り出しと格納を行う際に把持するためのハンドル27が基端側の左右の二箇所に設けられている。
補助機構6は、図2および図3に示すように、封入ガスで反力を発生させるガススプリング30と、二つのリンク31,32とを有する。ガススプリング30は、当該ガススプリング30の基端部(この例ではチューブ側)が縦アウトリガ20の接地部側に支軸33を介して枢支される。この例では、ガススプリング30の基端部は、縦アウトリガ20の車幅方向内側であってシリンダチューブ21の径方向中央の位置に且つその外周面に凸設されたボスに設けられて軸線が車幅方向に沿って水平な支軸33によって軸支されている。
つまり、図6に示すように、ガススプリング30の推力F1は、作用・反作用の関係で、縦アウトリガ20と2つのリンク31,32同士の連結部の両方に掛かる。推力F1は、縦アウトリガ20を持ち上げる方向に働き、第一のリンク31に掛かる分力F2は、縦アウトリガ20を下げる方向に働く。よって、同図において、ガススプリングの推力F1によって縦アウトリガ20を持ち上げる方向に働く回転軸まわりのモーメントは、(F1・A−F2・B)となる。また、ハンドル28の位置において縦アウトリガ20を持ち上げるために必要な力Fは、縦アウトリガ20の自重によるモーメントからガススプリング30の推力F1によるモーメントを引いた値を上回ればよいので、(F>(G・C−(F1・A−F2・B))/D)となる。
作業を開始するときは、作業者は、まず、図7に示すように、横アウトリガ12を手動でベース11から車両の側方に衝止する位置まで引き出す。このとき、縦アウトリガ20は格納姿勢に保持されている。次いで、作業者は、拘束ピン26を嵌挿孔25から抜き、次いで、図5(a)〜(e)に示すように、縦アウトリガ20を下方に向けて反時計まわりに180°回転させる。作業者が縦アウトリガ20を手動で下方に回転させる際には、上記補助機構6が縦アウトリガ20の落下に抗する上向きの方向に作用するため、急激な落下(回転)が防止される。よって、急激な落下(回転)が起こらないように、人が手で支える力を上記補助機構6が補助するので、縦アウトリガ20を安全かつ容易に接地側に向けて回転させることができる。
アウトリガ装置10を格納するときは、作業者は、まず、シリンダロッド22を最縮小させてフロート23を収容する。次いで、作業者は、拘束ピン26を嵌挿孔25から抜き、縦アウトリガ20を手動で上方に時計まわりに180°回転させて格納姿勢とする。作業者が縦アウトリガ20を手動で上方に回転させる際には、上記補助機構6が縦アウトリガ20の落下に抗する上向きの方向に作用するため、手動で回転させる力を上記補助機構6が補助するので、縦アウトリガ20を容易に格納側に向けて回転させることができる。その後に、拘束ピン26を嵌挿孔25に挿入して格納姿勢を確実に固定する。次いで、横アウトリガ12をベース11内に押し込み格納する。
なお、本発明に係るアウトリガ装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能なことは勿論である。
2 シャシフレーム
3 燃料タンク(補機類)
4 回転機構
6 補助機構
10 アウトリガ装置
11 ベース
12 横アウトリガ
13 プレート
14 軸受
15 ストッパ
16 ストッパ
20 縦アウトリガ
21 シリンダチューブ
22 シリンダロッド
23 フロート
24 ボス
25 嵌挿孔
26 拘束ピン
27 ハンドル
28 ハンドル
29 ブラケット
30 ガススプリング
31 第一のリンク
32 第二のリンク
33、34、35 支軸
36 連結軸
Claims (3)
- トラックのシャシフレーム上に架装搭載される車両搭載型クレーンに装備されるアウトリガ装置であって、
前記シャシフレーム上に横架して取り付けられる中空のベースと、該ベース内に嵌装されるとともに作業時にはベースから側方に張り出される横アウトリガと、該横アウトリガの側端に突設された軸受および該軸受に同軸に外嵌する中空円筒状のボスを有する手動で回転可能な回転機構と、該回転機構の前記ボスに基端部が連結されて前記軸受まわりに接地部が上方を向く格納姿勢と接地部が下方を向く接地姿勢とに位置する縦アウトリガと、前記格納姿勢と前記接地姿勢とにおける姿勢保持力を付与するとともに相互の姿勢に手動で回転させる作業を外部からのエネルギー供給による動力源を用いずに弾性エネルギーを蓄積した蓄勢力により補助する補助機構とを備えることを特徴とする車両搭載型クレーン用アウトリガ装置。 - 前記補助機構は、封入ガスの反力を発生させるガススプリングと、二つのリンクとを有し、
前記ガススプリングは、当該ガススプリングの基端部が前記縦アウトリガの接地部側に枢支されるとともに、当該ガススプリングの先端部が、前記縦アウトリガの回転機構側で前記二つのリンクの連結部に枢支され、
前記二つのリンクは、前記縦アウトリガが回転するときに前記回転機構の周囲を回り込むように、第一のリンクの基端部が、前記縦アウトリガの基端部に枢支されるとともに、第二のリンクの基端部が、前記横アウトリガの側端であって前記回転機構よりも下方の位置に枢支されている請求項1に記載の車両搭載型クレーン用アウトリガ装置。 - 前記回転機構は、前記ボスと前記軸受との相対回転を拘束する拘束機構を備え、
前記拘束機構は、前記縦アウトリガの前記格納姿勢および前記接地姿勢のときに、前記ボスと前記軸受との軸心を通るとともに前記軸心に沿った方向と直交し且つ水平に貫通形成された嵌挿孔と、該嵌挿孔に嵌挿される拘束ピンとを有する請求項1または2に記載の車両搭載型クレーン用アウトリガ装置。
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