JP2017100756A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器本体の剛性および強度を高めた場合でも、蓋体を容易に外すことができる容器を提供すること。【解決手段】本体側角部25の外周部には、外側に突出し周方向に所定の長さを有した本体側係合部29が設けられ、蓋体側角部の内周部には、内側に突出し周方向に所定の長さを有して本体側係合部29と係脱する蓋体側係合部が設けられ、本体側長辺26寄りに設けられた本体側係合部29の一方の端部29Aは、円弧状の本体側角部25を形成する円弧中心Oから、該本体側長辺26に向けて延ばした仮想直線BLを基準として30°〜60°の角度範囲に位置し、本体側係合部29の他方の端部29Bは、仮想直線BLを基準として90°までの角度範囲に位置している。【選択図】図3

Description

本発明は、容器に関する。
従来、バターやマーガリン、ジャム、ヨーグルト等の食品を収容する平面矩形状の樹脂製容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような容器は、食品が充填される有底の容器本体と、容器本体の開口部の外周部に係脱して当該開口部を開閉可能な有天の蓋体とで構成される。
容器本体および蓋体の係脱構造として、容器本体の外周部のコーナー部分には、外側に向けて突出した容器本体側の係合爪部が成形され、蓋体の内周部のコーナー部分には、内側に向けて突出した蓋体側の係合爪部が成形されることが一般的である。そのような係合爪部は、周方向に沿って所定の長さで設けられる。
蓋体により容器本体の開口部を閉塞する場合、蓋体を容器本体に上方から押し込み気味に被せることで、容器本体では係合爪部の周囲が弾性変形し、蓋体側では係合爪部の周囲が弾性変形し、蓋体側の係合爪部が本体側の係合爪部を乗り越えて当該本体側の係合爪部の下部に係合する。
一方、蓋体を容器本体から外して開口部を開放する場合、平面矩形状とされた蓋体の長辺側を外側から把持し、容器本体ごと内側にゆがませて弾性変形させる。そうすると、蓋体の短辺側が外側に広がるようにゆがみ、蓋体のコーナー部分が容器本体のコーナー部分から外側に離間し、蓋体および容器本体の互いの係合爪部の係合が解除される。
特開2015−187006号公報
ところで、バターのように、マーガリンなどと比較して硬めの食品を収容する場合には、容器本体の肉厚を厚くし、剛性および強度を高めることが望まれる。こうすることで、バターをバターナイフで掬おうとした時に、硬さが硬いことでうまく掬えず、その勢いでバターナイフが容器本体にあたっても、容器本体の損傷を抑制することができる。
しかしながら、容器本体の肉厚を厚くして剛性を高めると、蓋体を容器本体から外す際、蓋体を把持して容器本体ごとゆがませようとしても、容器本体がゆがみにくいことに併せて、蓋体もゆがみにくくなるため、蓋体が外しにくくなるという課題がある。
本発明の目的は、容器本体の剛性を高めた場合でも、蓋体を容易に外すことができる容器を提供することにある。
本発明の容器は、容器本体と該容器本体の開口を覆う蓋体とを有する樹脂製の容器であって、前記容器本体は、前記開口の辺縁を形成する立上側壁を有し、前記蓋体は、前記開口の閉塞時に前記立上側壁の外側に位置する垂下側壁を有し、前記立上側壁および前記垂下側壁は、平面視にて四角形とされて四隅に円弧状の本体側角部および蓋体側角部を有するとともに、前記開口を挟んで対向しかつ外側から把持される側の一対の把持側辺と、前記開口を挟みかつ前記把持側辺に対して角度をなして対向する一対の非把持側辺とを有し、前記本体側角部の外周部には、外側に突出し周方向に所定の長さを有した少なくとも1つの本体側係合部が設けられ、前記蓋体側角部の内周部には、内側に突出し周方向に所定の長さを有して前記本体側係合部と係脱する少なくとも1つの蓋体側係合部が設けられ、前記容器本体および前記蓋体の少なくとも一方において、最も前記把持側辺寄りに設けられた本体側係合部および蓋体側係合部の前記把持側辺側の一端部は、前記円弧状の本体側角部および蓋体側角部を形成する円弧中心から、一対の前記把持側辺の対向方向と平行で、該把持側辺に向けて延ばした仮想直線を基準として30°〜60°の角度範囲に位置し、最も前記把持側辺寄りに設けられた本体側係合部および蓋体側係合部の前記非把持側辺側の他端部は、前記仮想直線を基準として90°までの角度範囲に位置することを特徴とする。
本発明の容器によれば、本体側係合部あるいは蓋体側係合部の把持辺側の一端部は、前記仮想直線を基準として30°〜60°の間に位置しているため、それら本体側係合部あるいは蓋体側係合部が非把持辺側に寄った位置から形成され始めることになり、把持辺側での互いの係合代が小さくなる。従って、蓋体の把持辺を把持して内側にゆがませると、蓋体の非把持辺側の僅かなゆがみで本体側係合部と蓋体側係合部との係合が非把持辺側の端部から外れようになり、容器本体の剛性を高めた場合でも、蓋体を容易に外すことができる。
30°よりも小さい角度範囲から一端部が形成されていると、係合代を十分に小さくすることができず、本発明の効果を奏しにくい。反対に、60°を越えて一端部が形成されていると、僅かな衝撃や外力が容器に作用しただけで蓋体が容易に外れる可能性があり、実用的ではない。
本発明の容器において、前記本体側係合部の下部および前記蓋体側係合の上部のうちの一方の断面形状は凹状とされ、他方の断面形状は前記一方に対して凹凸係合可能な凸状とされていることが好ましい。
本発明によれば、本体側係合部と蓋体側係合部とが凹凸係合するので、僅かな把持力で互いの係合を外すことができる一方で、容器が落下した際の衝撃や、蓋体の上方からの外力などによって容易に外れることを防止でき、容器本体を蓋体にて安定して閉塞しておくことができる。
本発明の一実施形態に係る容器の全体を示す分解斜視図。 容器を構成する容器本体および蓋体の係合部分を示す断面図。 容器本体の要部を示す拡大図。 第1変形例を示す断面図。 第2変形例を示す拡大図。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る容器1の全体を示す分解斜視図である。図2は、容器1の要部を示す断面図である。
[容器]
図1において、容器1は、例えばバターなどの硬めの食品を収容するものであり、樹脂製の成型品である。容器1は、上部に開口2Aが形成された有底の容器本体2と、容器本体2に係脱自在に取り付けられ開口2Aを覆う有天の蓋体3とを備えている。
ここで、容器本体2の肉厚は、バターに比較して軟らかいマーガリンや、ジャム、ヨーグルト等の他の食品を収容するために用いられる容器本体よりも厚く、容器本体2の剛性が高められている。これは、より勢いよく扱われるバターナイフが容器本体2にあたっても、剛性が高められていることで、その損傷を防止するためである。ただし、蓋体3の肉厚は、上記の他の食品に用いられる容器の蓋体と同程度に薄く、特段に剛性や強度が高められているといったことはない。
[容器本体]
図1において、容器本体2は、底面部21と、底面部21の周縁から上方に立設された側面部22とを有している。側面部22の上端縁には、図2にも示すように、外部に向けて水平に延出した第1鍔部23が周方向に沿って連続して設けられている。第1鍔部23の先端縁には、開口2Aの辺縁を形成する鉛直な立上側壁24が設けられている。
立上側壁24は、平面視にて矩形状とされて四隅に円弧状の本体側角部25を有するとともに、開口2Aを挟んで対向しかつ外側から把持される側の一対の把持側辺としての本体側長辺26と、開口2Aを挟みかつ本体側長辺26に対して略直角をなして対向する一対の非把持側辺としての本体側短辺27とを有している。
また、立上側壁24の下端縁には、本体側角部25、本体側長辺26、および本体側短辺27にわたる第2鍔部28が周方向に沿って連続して設けられている。このような第2鍔部28は、蓋体3を支持する部位である。図1では、第2鍔部28は、本体側短辺27およびその両側の本体側角部25にかけては大きく延設され、本体側長辺26に対応した位置では蓋体3の厚さ程度に小さく延設されて描かれているが、例えば周方向に沿って略同じ延設長さで形成される場合もある。
本体側角部25の外周部には、外側に突出し周方向に所定の長さを有した1条の本体側係合部29が成型により設けられている。
[蓋体]
蓋体3は、天面部31と、天面部31の周縁から下方に垂設された側面部32とを有している。側面部32の下端縁には、外部に向けて水平に僅かに延出した第1鍔部33が周方向に沿って連続して設けられている。第1鍔部33の先端縁には、容器本体2の開口2Aの閉塞時に立上側壁24の外側に位置する垂下側壁34が設けられている。第1鍔部33の先端縁は、垂下側壁34の上端縁と連続している。
垂下側壁34も、平面視にて矩形状とされて四隅に円弧状の蓋体側角部35を有するとともに、容器本体2の開口2Aを挟んで対向しかつ外側から把持される側の一対の把持側辺としての蓋体側長辺36と、開口2Aを挟みかつ蓋体側長辺36に対して略直角をなして対向する一対の非把持側辺としての蓋体側短辺37とを有している。
また、垂下側壁34の下端縁には、蓋体側角部35、蓋体側長辺36、および蓋体側短辺37にわたる第2鍔部38(図2にのみ図示)が周方向に沿って連続して設けられている。このような第2鍔部38が容器本体2の第2鍔部28に当接され、蓋体3が支持される。
蓋体側角部35の内周部には、内側に突出し周方向に所定の長さを有して本体側係合部29と係脱する蓋体側係合部39がアンダーカット成型により設けられている。
[本体側係合部]
以下、図3をも参照して本体側係合部29について詳説する。
図3には、1箇所の本体側角部25の周辺が示されている。図3において、本体側係合部29の本体側長辺26の一端部としての端部29Aは、円弧状の本体側角部25を形成する円弧中心Oから、一対の本体側長辺26の対向方向と平行で、該本体側長辺26に向けて延ばした仮想直線BLを基準として30°〜60°の角度範囲に位置し、本実施形態では40.5°とされ、角度αで示されている。つまり、端部29Aは、角度αとして30°よりも小さい角度範囲には存在しない。
また、本体側係合部29の本体側短辺27の他端部としての端部29Bは、仮想直線BLを基準として90°までの角度範囲に位置し、本実施形態では60°とされ、角度αに角度βを加算した角度で示される。従って、本体側係合部29は、角度βの範囲で形成されていることになり、その角度範囲は19.5°である。このように、本実施形態の本体側係合部29は、従来になく本体側短辺27寄りの位置から始まって形成されている。
なお、詳細な図示および説明を省略するが、蓋体側係合部39は、角度αおよび角度βを参考として用いて説明すると、一端部が角度α=30°の位置に存在し、他端部が角度α+β=60°の位置に存在し、30°の角度範囲にわたって形成されている。すなち、蓋体側係合部39は、角度αでの45°を中心として、蓋体側長辺36および蓋体側短辺37に向かって均等な長さで延設されている。
[蓋体の取り外し]
図2の状態にある蓋体3を容器本体2から外して開口2Aを開放する場合、蓋体3の対向する蓋体側長辺36を外側から把持し、蓋体3を内側にゆがませて弾性変形させる(図1中の白抜き矢印および2点鎖線参照)。そうすると、蓋体3の蓋体側短辺37が外側に広がるようにゆがみ、蓋体3の蓋体側角部35が容器本体2の本体側角部25から外側に離間し、蓋体3および容器本体2の互いの係合部29,39の係合が解除され、蓋体3が容器本体2から外れる。この間、容器本体2は、蓋体3の把持によって蓋体3がゆがむのに対し、本体側長辺26が僅かに弾性変形する程度で、殆どゆがむことはない。
[実施形態の効果]
以上に説明した本実施形態によれば、本体側係合部29の本体側長辺26側の端部29Aは、仮想直線BLを基準として30°〜60°の間に位置しているため、本体側係合部29が本体側短辺27側に寄った位置から形成され始めることになり、本体側長辺26側での蓋体側係合部39と係合代を小さくできる。従って、蓋体3の蓋体側長辺36を把持して内側にゆがませると、これに併せて容器本体2をゆがませなくとも、蓋体3の蓋体側短辺37の僅かなゆがみで本体側係合部29と蓋体側係合部39との係合を本体側短辺27側の端部29Bから外すことができ、容器本体2の剛性を高めた場合でも、蓋体3を容易に外すことができる。
[変形例]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変更等は、本発明に含まれる。
〈第1変形例〉
図4には、本発明の第1変形例が示されている。
本変形例では、本体側係合部29の下部には、円弧面を有する断面凹状の凹状部29Cが長手方向に沿って設けられている。蓋体側係合部39の断面形状は、従来通りの半円形状であり、蓋体側係合部39の上部が凹状部29Cに対して凹凸係合し、互いの係合状態が維持される。
本変形例によれば、本体側係合部29と蓋体側係合部39とが凹凸係合するので、前記実施形態で説明したように、僅かな把持力で互いの係合を外すことができる一方で、容器1が落下した際の衝撃などによって容易に外れることを防止でき、容器本体2を蓋体3にて安定して閉塞しておくことができる。なお、蓋体側係合部39の上部に凹状部を設け、本体側係合部29の断面形状を半円形状としてもよい。
〈第2変形例〉
図5には、本発明の第2変形例が示されている。
本変形例では、本体側係合部29の端部29A,29B側に、より先端に向かうに従ってかつより下部に向かうに従って徐々に薄くなる傾斜面部29Dが設けられている。
本変形例によれば、本体側係合部29と蓋体側係合部39との係合が解除される際には、本体側係合部29に対して、特にその端部29B側から蓋体側係合部39の係合が解除され始めることから、そのような端部29Bに傾斜面部29Dが設けられていることで、蓋体側係合部39を一層外れ易くできる。なお、端部29A側の傾斜面部29Dは省略してもよいが、端部29A側にも設けることで、係合解除終盤でも蓋体側係合部39を解除し易くできる可能性がある。また、蓋体側係合部39の両端に、より先端に向かうに従ってかつより上部に向かうに従って徐々に薄くなる傾斜面部を設けてもよい。
〈その他の変形例〉
例えば蓋体側係合部39の蓋体側長辺36側の端部を、蓋体3に設定される仮想直線を基準として30°〜60°の角度範囲に位置させ、蓋体側短辺側の端部を、仮想直線を基準として90°までの角度範囲に位置させてもよいし、本体側係合部29および蓋体側係合部39の両方をそのように設けてもよい。
本体側係合部29や蓋体側係合部39は、周方向に複数設けられていてもよく、その中の最も本体側長辺26や蓋体側長辺36寄りの係合部29,39において、本発明が適用されればよい。
立上側壁24や垂下側壁34は、平面視で矩形状ではなく、正方形であってもよい。また、矩形状とされた場合でも、把持される側を本体側短辺27や蓋体側短辺37とし、非把持側を本体側長辺26や蓋体側長辺36としてもよい。
本発明は、例えばバター等の食品を収容する容器として好適に利用できる。
1…容器、2…容器本体、2A…開口、3…蓋体、24…立上側壁、25…本体側角部、26…把持側辺である本体側長辺、27…非把持側辺である本体側短辺、29…本体側係合部、29A…一端部である端部、29B…他端部である端部、29C…凹状部、34…垂下側壁、35…蓋体側角部、36…把持側辺である蓋体側長辺、37…非把持側辺である蓋体側短辺、39…蓋体側係合部、α、β…角度。

Claims (2)

  1. 容器本体と該容器本体の開口を覆う蓋体とを有する樹脂製の容器であって、
    前記容器本体は、前記開口の辺縁を形成する立上側壁を有し、
    前記蓋体は、前記開口の閉塞時に前記立上側壁の外側に位置する垂下側壁を有し、
    前記立上側壁および前記垂下側壁は、平面視にて四角形とされて四隅に円弧状の本体側角部および蓋体側角部を有するとともに、前記開口を挟んで対向しかつ外側から把持される側の一対の把持側辺と、前記開口を挟みかつ前記把持側辺に対して角度をなして対向する一対の非把持側辺とを有し、
    前記本体側角部の外周部には、外側に突出し周方向に所定の長さを有した少なくとも1つの本体側係合部が設けられ、
    前記蓋体側角部の内周部には、内側に突出し周方向に所定の長さを有して前記本体側係合部と係脱する少なくとも1つの蓋体側係合部が設けられ、
    前記容器本体および前記蓋体の少なくとも一方において、
    最も前記把持側辺寄りに設けられた本体側係合部および蓋体側係合部の前記把持側辺側の一端部は、前記円弧状の本体側角部および蓋体側角部を形成する円弧中心から、一対の前記把持側辺の対向方向と平行で、該把持側辺に向けて延ばした仮想直線を基準として30°〜60°の角度範囲に位置し、
    最も前記把持側辺寄りに設けられた本体側係合部および蓋体側係合部の前記非把持側辺側の他端部は、前記仮想直線を基準として90°までの角度範囲に位置する
    ことを特徴とする容器。
  2. 請求項1に記載の容器において、
    前記本体側係合部の下部および前記蓋体側係合の上部のうちの一方の断面形状は凹状とされ、他方の断面形状は前記一方に対して凹凸係合可能な凸状とされている
    ことをと特徴とする容器。
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