JP2017101351A - パイピングテープ、及びそれを用いた光装飾品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、編織地から成る帯状部の側縁に沿って玉縁部が設けられたパイピングテープおいて、前記玉縁部を、透明なフィラメント糸を含む編織糸を用いて帯状部と一体に形成された袋組織と、この袋組織の内部に編織糸によって拘束された状態で挿入された側面漏光性の光ファイバーとから構成すると共に、前記光ファイバー表面の40%以上を、袋組織の透明なフィラメント糸によって被覆することによって上記問題を解決した。
【選択図】 図1
Description
まずパイピングテープ1の基本構成については、経編地または織物地から形成された帯状部2と一体的に二重袋組織で編織して円柱状の玉縁部3を形成すると共に、この玉縁部3の袋組織の内側に光ファイバー4を挿入して、袋組織により光ファイバー4を拘束して構成している。
なお、上記パイピングテープ1の帯状部2や玉縁部3の袋組織を形成する編織組織については、糸使い等について特に限定されないが、衣服やバッグ類の生地を合わせて縫い合わせるので、薄肉で柔軟性であること好ましい。また、帯状部2の幅は縫製品の端始末処理の仕方により異なるが、5から15mmであることが好ましい。
また、上記パイピングテープ1の玉縁部3に挿入されている光ファイバー4は、外表面積の40%以上を透明なフィラメント糸で被覆しているため、あまり表面が露出しない状態となっているため、物と接触したりしても擦れても傷付くようなことがなく、発光性能の低下を招くような心配もない。
また、上記玉縁部3内の光ファイバー4を覆う袋組織の編織糸には、透明なフィラメント糸を使用しているため、光ファイバー4の側面からの発光が遮蔽される問題も生じない。なお、透明なフィラメント糸とは、艶消しとして用いられている酸化チタンが添加されていないブライトタイプのフィラメント糸を指すが、酸化チタンが少量添加されたセミダルタイプのものも含まれる。
一方、上記帯状部2の糸材に関しては、モノフィラメント糸を使用するとパイピングテープ1そのものが硬くなって縫製時や衣類の着用時に不都合が生じるので、玉縁部3の袋組織のみにモノフィラメント糸を使用して、帯状部2には、比較的柔軟なマルチフィラメント糸またはスパン糸を使用するのが好ましい。
他方また、上記玉縁部3の断面寸法に関しては、直径は3〜15mmとするのが好ましく、3から9mmとするのがより好ましい。これは直径が15mmより大きいと衣料などに縫着した際に表面に大きく突出して見た目が悪くなるだけでなく、玉縁部3自体の剛性が高くなって身体の動きが制限を受けるためである。
また上記光ファイバー4に関しては、光ファイバー4の端部から入射した一部の光が光ファイバー4の側面から漏れて発光する側面漏光性を有するものであればよく、コアに対してクラッドの被覆状態や材質の差などにより、光ファイバー4の側面から漏光するものであれば特に限定されるものではない。
また上記側面漏光性の光ファイバー4としては、長さ方向において所定の間隔でクラッド部を部分的に傷付け、あるいは除去処理されたものを使用することもでき、その場合にも、光ファイバー4の表面が袋組織で覆われているため発光性能への影響は少なく、また分散させた点状(または線状)の発光により意匠性を高めることができる。しかも、側面を部分発光させることで光源位置から離れた位置での発光量の急激な低下も抑えられる。
玉縁部3内に挿入する光ファイバー4は、衣服等に用いる場合は柔軟性を考慮に入れて1本であることが好ましいが、バッグや装飾品などにおいて柔軟性が必要ないものにおいては発光量を向上させる目的で複数本を束にして挿入することもできる。
そして、上記構成から成るパイピングテープ1を光装飾品(衣類やバッグ類等)の基材に縫着し、更に光ファイバー4の端部に光源を接続して光を入射することによって、光ファイバー4の側面から発光させることができるため、衣類やバッグ等の意匠性に向上させることができるだけでなく、衣類やバッグ等に夜間などの暗い場所でも第三者が視認できる警告機能を付与することができる。
「袋組織が経編地から成るパイピングテープ[1]」
本発明の実施例1を図2及び図3に基づいて以下に説明する。図2はダブルラッセルによる筬別の組織図を示し、筬L1、L3は玉縁部3を形成する編組織、筬L2は光ファイバー4の挿入組織、そして筬L4、L5は帯状部2を形成する組織である。そして本実施例では、表1に示す編条件で、帯状部2及び玉縁部3の袋組織が経編地から成るパイピングテープ1を作製した。
「袋組織が経編地から成るパイピングテープ[2]」
本発明の実施例2を図4に基づいて以下に説明する。この実施例2では、玉縁部3の袋組織が経編地から成るパイピングテープ1において、袋組織に複数本の光ファイバー4・4を挿入して構成している(糸材等の基本的条件は実施例1と同様)。また本実施例では、複数本の光ファイバー4・4を異なるシンカーループ9によって個別に保持することにより、各光ファイバー4・4の抜けを抑制している。
「袋組織が織物地から成るパイピングテープ」
次に本発明の実施例3を図5に基づいて以下に説明する。この実施例3では、帯状部2及び玉縁部3の袋組織が織物地から成るパイピングテープ1を作製した。図5は、パイピングテープ1の切断面を示し、光ファイバー4は透明性または半透明性のモノフィラメント糸からなる上経糸12(f1、f2、f3、f4)と下経糸13(b1、b2、b3、b4)による袋織の中に挿入されて玉縁部を形成している。そして、普通糸からなる経糸11とモノファイラメント、または普通糸の緯糸10により帯状部2を一体的に製織してパイピングテープ1を形成している。
「パイピングテープの衣類への使用」
次に本発明の実施例4を図6に基づいて以下に説明する。本実施例では、体操上着21の袖の外側、脇部、およびズボン22の外側の縫製ラインにパイピングテープ1を縫着して構成した。そして、テープ外側に延出させた光ファイバーの端部に光源(例えばLED光源)を接続して光を入射することで、パイピングテープ1の光ファイバー4の側面を発光させて、夜間などの暗い場所で運動しても視認できるようにした。またこれによって意匠性も向上も図れる。
次に本発明の実施例5を図7に基づいて以下に説明する。本実施例では、リックサック30の表面の外周部、および表面のポケット外周の縫製ラインにパイピングテープ1を縫着した。これにより、夜間など暗い場所でも後方から視認できる効果が得られる。また、異色の光源を準備して切り替え可能にしておくことで、より一層の意匠効果を発揮させることができる。
2 帯状部
3 玉縁部
4 光ファイバー
5 横振り挿入糸
6 玉縁部のフロントニードル列
7 玉縁部のバックニードル列
8 鎖編目列
9 シンカーループ
10 緯糸
11 帯状部の経糸
12 玉縁部の上経糸
13 玉縁部の下経糸
21 体操上着
22 体操ズボン
30 リュックサック
Claims (7)
- 編織地から成る帯状部の側縁に沿って玉縁部が設けられたパイピングテープおいて、
前記玉縁部が、透明なフィラメント糸を含む編織糸を用いて帯状部と一体に形成された袋組織と、この袋組織の内部に編織糸によって拘束された状態で挿入された側面漏光性の光ファイバーとから成り、更に前記光ファイバー表面の40%以上が、袋組織の透明なフィラメント糸によって被覆されていることを特徴とするパイピングテープ。 - 玉縁部の袋組織が経編地から成り、更に袋組織が前後二針床間を交互に編目形成された2針ダブル鎖組織、または3針以上のダブル鎖組織から形成されて、当該袋組織に挿入された光ファイバーが、表裏の編目間の連結糸に囲まれた状態で拘束されていることを特徴とする請求項1記載のパイピングテープ。
- 玉縁部の袋組織を形成する編糸が透明なモノフィラメント糸であることを特徴とする請求項1または2に記載のパイピングテープ。
- 玉縁部の袋組織が織物地から成り、更にこの袋組織の少なくとも経糸に透明なモノフィラメント糸が使用されていることを特徴とする請求項1記載のパイピングテープ。
- 帯状部の編織糸にマルチフィラメント糸またはスパン糸が使用されていることを特徴とする請求項3または4に記載のパイピングテープ。
- 帯状部と玉縁部の連結部分に白色系の糸または光反射性を有する糸が使用されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載のパイピングテープ。
- 請求項1〜6の何れか1つに記載のパイピングテープを基材に固定し、更にテープ外側まで延出させた光ファイバーの端部に光源を接続して構成されていることを特徴とするパイピングテープを用いた光装飾品。
Priority Applications (1)
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| JP2015235173A JP2017101351A (ja) | 2015-12-01 | 2015-12-01 | パイピングテープ、及びそれを用いた光装飾品 |
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2015
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