JP2017102781A - プラント制御装置用試験システムおよびプラント制御装置試験方法 - Google Patents

プラント制御装置用試験システムおよびプラント制御装置試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プラント制御装置の機能試験を、従来より広い範囲を自動で実施する。【解決手段】プラント制御装置用試験システム200は、監視操作模擬盤25と、シミュレータ30と、これらからの状態模擬信号を受けてこれらに出力する条件指令情報を作成するプラント制御装置用試験装置100とを備える。プラント制御装置用試験装置100は、監視操作模擬盤25またはシミュレータ30に出力する条件指令情報と、プラント制御装置10が正常な場合に得られるべき正常結果情報とを記憶した試験手順設定データベース121と、監視操作模擬盤25からプラント制御装置10への操作信号とシミュレータ30からの状態模擬信号と正常結果情報とを受け入れる試験結果入力部112と、これが受け入れた状態模擬信号と正常結果情報とを比較してプラント制御装置10の動作が正常であるか否かを判定する試験結果判定部113とを有する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、プラント制御装置用試験システムおよびプラント制御装置試験方法に関する。
図9は、原子力発電所の監視制御システムとプラント制御装置の構成を示すブロック図である。プラント制御装置10は、プラントのポンプ等の回転機器、弁、計装機器、その他の装置を含むプラント機器1を制御する。プラント制御装置10は、制御演算部11、第1入力部12a、第2入力部12b、第1出力部13a、第2出力部13bを有する。
プラント機器1の動作状態およびプラントのプロセス状態を示す状態信号は、第2入力部12bを介して、制御演算部11に入力される。これらの状態信号は、第1出力部13aを介して状態表示信号としてプラント制御装置10から出力される。プラント制御装置10から出力されたこれらの状態信号は、監視操作盤5の状態表示部5bに表示される。状態表示部5bは、プラント機器1のたとえばポンプの運転/停止、弁の開/閉状態などの動作状態を示すランプ、およびプラント機器1における水位、温度、流量などのプロセス量を示す指示計などから構成される。
運転員は、監視操作盤5の状態表示部5bに表示される動作状態あるいはプロセス量などの情報である状態信号を確認しながら、スイッチ5aを操作する。スイッチ5aの操作信号は、第1入力部12aを経由して制御演算部11に取り込まれる。制御演算部11は、第2入力部12bから取り込まれた状態信号と、第1入力部12aから取り込まれた操作信号に基づいて、それぞれのプラント機器1に対する制御信号を作成するための制御演算を行う。演算制御部11で作成された制御信号は、第2出力部13bを経由してそれぞれのプラント機器1に出力される。
図10は、従来のプラント制御システムの機能試験を実施する場合の試験システムの構成の例を示すブロック図である。
プラント制御装置10の機能試験を実施する場合は、監視操作盤5に設置のスイッチ5a、状態表示部5b(図9)の代わりに、模擬用スイッチ21と状態表示模擬用ランプ22を使用する。模擬用スイッチ21と第1入力部12a、および状態表示模擬用ランプ22と第1出力部13aをそれぞれ接続する。また、プラント機器1の代わりにプラントの動作を模擬するシミュレータ30を、第2入力部12bおよび第2出力部13bに接続する。このような体系により、制御演算部11の妥当性を試験している。
このような構成での試験においては、運転手順に基づいた試験要領書に記載されている試験手順に従い、試験員が模擬用スイッチ21を操作する。制御演算部11は、模擬信号に従って制御演算により機器作動信号を、第2出力部13bを介して、プラント機器1を模擬したシミュレータ30に出力する。また、シミュレータ30で演算されシミュレータ30から出力される状態信号は、第2入力部12b、制御演算部11、第1出力部13aを介して状態表示信号として状態表示模擬用ランプ22に表示し、これを試験員が確認して試験要領書との整合性を判断し良否判定を行っていた。
さらに、自動試験装置により、試験員が実施していた操作および信号模擬と、模擬に基づく制御装置での制御演算の妥当性を、シミュレータにて模擬したプラント状態を所定の判断基準と比較して自動判定することにより運転員の負担軽減を図っている。
特開2001−175318号公報
原子力発電プラントの監視制御装置においては、制御機器の劣化対応およびディジタル化による監視制御機能の強化を目的に、ハード的なスイッチや表示機器等のマンマシン機能を除くプラント制御装置の更新を実施している。
プラント制御装置について単独の機能試験を工場等の製造現場にて実施する場合、前述のように、マンマシン部の模擬用ハード機器およびシミュレータを準備し、模擬用ハード機器を試験員が模擬操作し、演算結果を模擬用の表示機器により試験員が確認して妥当性を判断する方法をとっている。このため、試験準備、試験実施に時間を要するとともに、試験員による目視確認による試験結果の判断間違い等のリスクがあった。
また、これを改善することを目的に、試験装置を適用する例もある。ここで、機能試験の実施に当たっては、単にAND/OR等のロジックを個別に試験するのではなく、複数のプラント機器を連動して動作させることにより、プラントの運転に従った機能確認を実施することで、より高い品質を確保したいとの要求があった。しかしながら、現状のロジックのパターン化によって試験手順に変換する方法では、自動試験の適用は困難であった。
本発明の実施形態は、上記の課題を解決するためになされたもので、従来より広い範囲の機能試験を、自動で実施することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本実施形態は、監視操作盤からの操作によりプラント機器の制御を行うプラント制御装置の試験を行うプラント制御装置用試験システムであって、前記監視操作盤を模擬して前記プラント制御装置に操作信号を出力する監視操作模擬盤と、前記プラント機器を模擬するシミュレータと、前記監視操作模擬盤および前記シミュレータからの状態模擬信号を受けて、かつ前記監視操作模擬盤および前記シミュレータにそれぞれ出力する条件指令情報を作成するプラント制御装置用試験装置と、を備え、前記プラント制御装置用試験装置は、前記試験にて順次実施する試験項目のそれぞれについて、前記監視操作模擬盤または前記シミュレータに出力する条件指令情報と、前記プラント制御装置が正常な場合に得られるべき試験結果に関する情報である正常結果情報と、を記憶した試験手順設定データベースと、前記監視操作模擬盤から前記プラント制御装置への前記操作信号と、前記シミュレータからの前記状態模擬信号と、前記正常結果情報とを受け入れる試験結果入力部と、前記試験結果入力部が受け入れた前記状態模擬信号と前記正常結果情報とを比較して、前記プラント制御装置の動作が正常であるか否かを判定する試験結果判定部と、を有することを特徴とする。
また、本実施形態は、監視操作盤からの操作によりプラント機器の制御を行うプラント制御装置の試験を行うプラント制御装置用試験方法であって、試験手順設定データベースが試験手順設定表を受け入れ格納し、試験信号データベースが試験信号機器アドレス対応表を受け入れ格納するデータベース内格納ステップと、模擬条件出力部が、前記試験手順設定データベースの前記試験手順設定表から当該試験の模擬条件を読み取る模擬条件読み取りステップと、前記模擬条件出力部が、前記試験信号データベースの前記試験信号機器アドレス対応表から模擬条件の出力先のアドレスを読み取るアドレス読み取りステップと、前記模擬条件出力部が、模擬条件を出力先に出力する模擬条件出力ステップと、シミュレータがプラントの応答を演算する応答演算ステップと、試験結果判定部が、試験手順設定表の各機器について応答結果と試験手順設定表の記載内容とを比較し判定する結果判定ステップと、繰り返し判定部が、次の試験の有無を判定し、次の試験が有る場合は当該次の試験について前記模擬条件読み取りステップ以下を繰り返す繰り返し判定ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、従来より広い範囲の機能試験を、自動で実施することができる。
第1の実施形態に係るプラント制御装置用試験システムの構成を示すブロック図である。 試験手順設定データベースに記憶されている試験手順設定表の例を示す表である。 試験信号データベースに格納されている試験信号機器アドレス対応表の例を示す表である。 第1の実施形態に係るプラント制御装置試験方法の手順を示すフロー図である。 第2の実施形態に係るプラント制御装置用試験システムの構成を示すブロック図である。 初期状態設定データベースに格納された初期状態設定表の例を示す表である。 第3の実施形態に係るプラント制御装置用試験システムの構成を示すブロック図である。 制御状態入力信号データベースに格納されている制御状態入力信号表の例を示す表である。 原子力発電所の監視制御システムとプラント制御装置の構成を示すブロック図である。 従来のプラント制御システムの機能試験を実施する場合の試験システムの構成の例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るプラント制御装置用試験システムおよびプラント制御装置試験方法について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係るプラント制御装置用試験システムの構成を示すブロック図である。プラント制御装置10は、図9を用いて説明した構成を有する。
プラント制御装置用試験システム200は、プラント機器1(図9)を模擬したシミュレータ30、監視操作盤5を模擬した監視操作模擬盤25、およびプラント制御装置用試験装置100を有する。
監視操作模擬盤25は、実際の監視操作盤5(図9)を模擬して、試験員が行う操作、およびプラント機器1からプラント制御装置10を経由して受け入れる状態信号の表示を模擬する。シミュレータ30は、プラント機器1の状態を模擬する。
プラント制御装置用試験装置100は、たとえば、計算機システムであり、記憶装置、演算装置、入力部140および出力部150を有する。記憶装置は、試験手順設定データベース121および試験信号データベース122を有する。演算装置は、模擬条件出力部111、試験結果入力部112、試験結果判定部113、および繰り返し判定部114を有する。
試験手順設定データベース121は、試験項目、各試験での試験開始の際のプラント制御装置用試験装置100から監視操作模擬盤25およびシミュレータ30のいずれかに出力すべき模擬条件、および模擬条件が監視操作模擬盤25およびシミュレータ30のいずれかに加えられた後のプラント制御装置10の動作が正常であるとした場合のプラント機器の状態に関する情報を格納する。試験手順設定表について以下に説明する。
図2は、試験手順設定データベースに記憶されている試験手順設定表の例を示す表である。表の横方向の各列は、試験項目別となっている。各列は、まず、模擬条件として、監視操作模擬盤25またはシミュレータ30に条件の指令として出力される内容が記載されている。模擬条件は、具体的には、試験番号、機器番号、タイプ、および条件の内容である。
ここで、機器番号とは、プラントのポンプ等の回転機器、弁、計装機器、その他の装置を含むプラント機器1のそれぞれに付されている個別の番号である。タイプとは、機器番号に対応する機器の種別であり、たとえば、ポンプ、弁、検出器などの別である。あるいは、操作盤上のスイッチ(SW)である。内容とは、例えば弁であれば、その開、閉である。たとえば、調節弁であれば、開閉以外に開度維持すなわちスティック状態を含む。ポンプであれば、起動または停止である。検出器たとえば液面計であれば、その出力値である。
また、各列には、それぞれの試験項目について、模擬条件の内容が加えられた場合の試験結果の欄がある。試験結果の欄は、試験ごとに2列ある。左側は、正規動作の結果予想される状態が記入されている。右側は空欄であり、試験を実施した後に、その結果が入力される欄である。
たとえば、試験番号1の試験を例にとると、機器番号MO−F001、タイプはSWすなわちスイッチ、出力されるべき指定内容は「開」である。これは、スイッチであるMO−F001を「開」とする信号を監視操作模擬盤25またはシミュレータ30に出力する試験であることを示す。
なお、監視操作模擬盤25およびシミュレータ30のどちらに出力するかについては、後述する試験信号データベース122に収納された試験信号機器アドレス対応表により与えられる。試験番号1の場合は、監視操作模擬盤25に出力されるものである。
この試験番号1については、タイプがLAMPすなわちランプである機器番号MO−F001について正規動作の結果予想される状態は、ランプ表示が「R」の状態である。タイプがVALVEすなわち弁である機器番号MO−F002について正規動作の結果予想される状態は、「閉」の状態である。また、タイプがLAMPすなわちランプである機器番号MO−F003について正規動作の結果予想される状態は、ランプ表示が「G」の状態である。
また、試験番号3の試験を例にとれば、機器番号LT001、タイプはSignalすなわち定量的な信号であり、出力されるべき指定内容は「100」である。これは、定量的な出力を発する発信器(この場合は水位発信器)であるLT001の出力を「100」すなわち、NWL+100mm(ただし、NWLは標準水位)とする模擬条件の内容を監視操作模擬盤25またはシミュレータ30に出力する試験であることを示す。出力先は、後述する試験信号データベース122に収納された試験信号機器アドレス対応表により与えられるが、この場合の出力先は、シミュレータ30である。
この試験番号3の試験において、タイプがSignalすなわち発信器である機器番号LT001について「NWL+100mm」を指定した場合、後述するように、模擬条件出力部111から機器番号LT001の出力を「NWL+100mm」に変化するように指令が出される。この場合のプラント機器1の応答がシミュレータ30により演算される。
この場合に、タイプがLAMPすなわちランプである機器番号MO−F001について正規動作の結果予想される状態は、ランプ表示が「G」の状態である。タイプがVALVEすなわち弁である機器番号MO−F002について正規動作の結果予想される状態は、「閉」の状態である。また、タイプがLAMPすなわちランプである機器番号MO−F003について正規動作の結果予想される状態は、ランプ表示が「G」の状態である。
試験信号データベース122は、試験手順設定データベース121に記憶されている試験手順設定表で指定された指定内容の出力先を、具体的に指定する情報、具体的には以下に説明する試験信号機器アドレス対応表を格納する。
図3は、試験信号データベースに格納されている試験信号機器アドレス対応表の例を示す表である。試験信号データベース121に格納されている試験信号機器アドレス対応表は、図2に示した試験手順設定表の各試験項目についての指定内容が出力されるべき機器番号およびタイプごとに、監視操作模擬盤25およびシミュレータ30のうちのどのアドレスに出力するかを示す。
たとえば、図2に示す試験手順設定表で、試験番号1の試験では、機器番号MO−F001、タイプSWの機器に指定内容である「開」状態を出力することになっている。図3に示すように、この機器番号MO−F001、タイプSWの機器の行の、監視操作模擬盤機器アドレスの欄は、SWMO−F001となっており、シミュレータ機器アドレスの欄は空欄となっている。したがって、試験手順設定表の試験番号1の試験では、具体的には、試験信号機器アドレス対応表に基づいて、監視操作模擬盤のアドレスSWMO−F001の機器に、試験手順設定表に記載されている「開」状態への移行を指令するための出力をすることになる。
模擬条件出力部111は、試験手順設定データベース121に格納されている試験手順設定表から、各試験項目に関する情報を順次読み出す。また、模擬条件出力部111は、それぞれの試験項目について、試験手順設定表で指定された指定内容の出力先について、試験信号データベース122に格納されている試験信号機器アドレス対応表から、その指定内容の出力先のアドレスを読み出す。模擬条件出力部111は、以上の読み出し結果に基づいて、それぞれの試験について、試験開始の際の指定内容を、監視操作模擬盤25またはシミュレータ30のいずれかの出力先に出力する。
試験結果入力部112は、試験開始の際の指定内容がその出力先に出力された結果のプラント機器1の状態に関する状態情報を、監視操作模擬盤25およびシミュレータ30から受け入れる。試験結果入力部112は、受け入れたプラント機器1の状態情報を、試験結果判定部113に出力する。
試験結果判定部113は、試験手順設定データベース121に格納されている試験手順設定表を読み込み、試験結果入力部112から受け入れたプラント機器1の状態情報と比較することにより、試験結果が、正規動作の結果予想される状態となっているかを判定する。また、この判定結果を、試験手順設定データベース121に出力する。試験手順設定データベース121は、格納されている試験手順設定表にこの結果を書き込む。
判定は、試験手順設定表において、実施された試験番号の試験に関して、正規動作の結果予想される状態が記載されている各機器番号に対応して行われ、それぞれの判定結果の欄に記入される。
繰り返し判定部114は、複数の試験項目を順次実施するにあたって、全ての試験項目を実施したか否かを判定する。繰り返し判定部114は、次の試験があると判定した場合は、次の試験についての一連の試験を実施するように制御する。
入力部140は、試験手順設定データベース121に格納されている試験手順設定表、あるいは試験信号データベース122に格納されている試験信号機器アドレス対応表の内容を書き換える必要が生じた場合の書き換え内容の入力を行う。また、試験手順設定データベース121に格納されている試験手順設定表に記載されている順番に試験を実施しない場合、試験を指定するために、試験番号Nを入力する。
出力部150は、入力部140から入力した内容を表示する。また、出力部150は、試験項目ごとに、試験開始時には、試験手順設定データベース121の試験手順設定表から、試験開始時の模擬条件を読み出して出力する。また、試験終了時には、試験手順設定データベース121の試験手順設定表から、試験結果を読み出して出力する。
図4は、第1の実施形態に係るプラント制御装置試験方法の手順を示すフロー図である。
まず、試験手順設定データベース121が試験手順設定表を受け入れて格納し、試験信号データベース122が試験信号機器アドレス対応表を受け入れて格納する(ステップS01)。試験番号Nを1とする(ステップS02)。
模擬条件出力部111が、試験手順設定データベース121から、試験手順設定表の中の試験番号Nの試験の模擬入力内容を読み取る(ステップS03)。すなわち、試験手順設定表中の試験番号Nの試験の列に記載された模擬条件を読み取る。
次に、模擬条件出力部111は、模擬条件で指定された模擬条件出力先の機器について、試験信号データベース122から、試験信号機器アドレス対応表によりそのアドレスを読み取る(ステップS04)。この結果、模擬条件出力部111は、監視操作模擬盤25あるいはシミュレータ30のどのアドレスに模擬条件を出力すべきかを把握する。
次に、模擬条件出力部111は、ステップS04で把握したアドレスに、当該試験についての模擬条件を出力する(ステップS05)。この結果、監視操作模擬盤25あるいはシミュレータ30の該当するアドレス部分が、模擬条件に基づいて変化し、試験が開始される。シミュレータ30は、この模擬条件の入力によるプラント各部の応答を演算する(ステップS06)。
試験結果入力部112は、シミュレータ30により演算された応答の結果を受け入れて、試験結果判定部113に出力する(ステップS07)。試験結果判定部113は、試験手順設定表の各機器について応答結果と試験手順設定表の記載内容とを比較し、応答結果が、正常であったか否かを判定する(ステップS08)。
次に、繰り返し判定部114が、試験が完了せず次の試験が残っているか否かを判定する(ステップS09)。次の試験が有りと判定された場合(ステップS09 YES)は、試験番号Nを1増加させ、次の試験について、ステップS03以降を繰り返すように、繰り返し判定部114が手順を制御する。また、次の試験がないと判定された場合(ステップS09 NO)は、試験を終了する。
以上に説明した本実施形態に係るプラント制御装置用試験システムおよびプラント制御装置試験方法によれば、試験条件については、監視操作模擬盤25に対してのみでなく、シミュレータ30に対しても、試験時の模擬条件を加えることができる。
また、その内容も、たとえば、弁の開閉やポンプの起動停止のようなオンオフ的な条件のみでなく、たとえば、水位の変動のようなプロセス量の変化のように、さらに広い模擬条件を加えることができる。
また、模擬条件出力部111により、試験時の模擬条件の印加を自動的に実施するのみでなく、試験結果入力部112および試験結果判定部113により、試験結果の確認も自動的に実施することができる。
[第2の実施形態]
図5は、第2の実施形態に係るプラント制御装置用試験システムの構成を示すブロック図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形である。本第2の実施形態においては、プラント制御装置用試験装置100は、初期状態設定部115および初期状態設定データベース123を有する。
試験実施においては、運転手順に対応したプラント運転状態より模擬操作を実施するため、前提となるプラント状態および操作機器状態をシミュレータ30および監視操作模擬盤25に設定する必要がある。
図6は、初期状態設定データベースに格納された初期状態設定表の例を示す表である。本実施形態においては、初期状態設定データベース123に格納された初期状態設定表上に試験前のプラント状態および操作機器状態を初期状態として設定する。
初期設定は、模擬対象の操作機器およびプラント信号の機器番号とSW、Signal等の対象機器のタイプ、および該当する操作機器およびプラント信号が模擬される開/閉、起動/停止、オン/オフ、数値等の状態など、必要な範囲について設定する。たとえば、図6の例の場合は、機器番号MO−F001のSWを開状態、機器番号MO−F002の弁を開状態、機器番号LT001の水位計の信号を100mm等に設定する。
初期状態設定部115は初期状態設定表に設定された機器について、試験信号データベース122に格納された試験信号機器アドレス対応表により、出力先の監視操作模擬盤25またはシミュレータ30内のアドレスを読み取りつつ、初期状態設定表に記載された初期状態の内容を出力する。
以上のように構成された本実施形態においては、初期条件を入力部から個々に入力する必要がなく、特に、初期状態が全く異なる試験に移る場合などにおいて自動的に設定されるため、人為操作が大幅に省け省力化となり、また入力ミス等に起因する不具合を防止できる。
[第3の実施形態]
図7は、第3の実施形態に係るプラント制御装置用試験システムの構成を示すブロック図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形である。本実施形態に係るプラント制御装置用試験システム200は、第1出力活殺部131、第2出力活殺部132、制御状態入力信号データベース124、およびプラント制御装置状態確認部116をさらに有する。
第1出力活殺部131は、監視操作模擬盤25からプラント制御装置10の第1入力部12aへの出力を入り切りする。また、第2出力活殺部132は、シミュレータ30からプラント制御装置10の第2入力部12bへの出力を入り切りする。
制御状態入力信号データベース124は、プラント制御装置10内の信号アドレスと、信号アドレスに格納される信号が示す操作機器および状態表示機器と、各機器の状態との対応情報を記述する制御状態入力信号表を格納する。
図8は、制御状態入力信号データベースに格納されている制御状態入力信号表の例を示す表である。制御状態入力信号表の各列は、プラント制御装置信号アドレス、機器番号、タイプ、および状態である。逆にいえば、機器番号、タイプおよび状態ごとに、プラント制御装置10内の信号のアドレスが異なる。この対応関係を、アドレス側から整理、すなわちアドレス順に各行に展開したものである。
たとえば、機器番号MO−F001のSWすなわちスイッチが、開状態の場合の信号のアドレスはA00000であり、閉状態の場合の信号のアドレスはA00001である。同様に、機器番号MO−F002のLampすなわちランプが、開表示状態の場合の信号のアドレスはA00002であり、閉表示状態の場合の信号のアドレスはA00003である。
また、機器番号LT001の液位計の場合は、状態については、その信号の値であるのでアドレスは単一でA00008である。
プラント制御装置状態確認部116は、プラント制御装置10内の制御演算部11からプラント制御装置10内の各アドレスの情報を受け入れる。プラント制御装置状態確認部116は、制御状態入力信号表に基づいて、受け入れた各アドレスの情報から、プラント制御装置10の制御実施の状態を確認する。
以上のような構成による本実施形態においては、プラントの通常運転状態において、監視操作盤5からの運転員の操作入力を受けたプラント制御装置10の制御演算部11による制御演算の状態、プラント機器1からの入力を受けたプラント制御装置10の制御演算部11によるプラント機器1の状態変化に対する制御演算の状態を、直接的に確認することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…プラント機器、5…監視操作盤、5a…スイッチ、5b…状態表示部、10…プラント制御装置、11…制御演算部、12a…第1入力部、12b…第2入力部、13a…第1出力部、13b…第2出力部、21…模擬用スイッチ、22…状態表示模擬用ランプ、25…監視操作模擬盤、30…シミュレータ、100…プラント制御装置用試験装置、111…模擬条件出力部、112…試験結果入力部、113…試験結果判定部、114…繰り返し判定部、115…初期状態設定部、116…プラント制御装置状態確認部、121…試験手順設定データベース、122…試験信号データベース、123…初期状態設定データベース、124…制御状態入力信号データベース、131…第1出力活殺部、132…第2出力活殺部、140…入力部、150…出力部、200…プラント制御装置用試験システム

Claims (7)

  1. 監視操作盤からの操作によりプラント機器の制御を行うプラント制御装置の試験を行うプラント制御装置用試験システムであって、
    前記監視操作盤を模擬して前記プラント制御装置に操作信号を出力する監視操作模擬盤と、
    前記プラント機器を模擬するシミュレータと、
    前記監視操作模擬盤および前記シミュレータからの状態模擬信号を受けて、かつ前記監視操作模擬盤および前記シミュレータにそれぞれ出力する条件指令情報を作成するプラント制御装置用試験装置と、
    を備え、
    前記プラント制御装置用試験装置は、
    前記試験にて順次実施する試験項目のそれぞれについて、前記監視操作模擬盤または前記シミュレータに出力する条件指令情報と、前記プラント制御装置が正常な場合に得られるべき試験結果に関する情報である正常結果情報と、を記憶した試験手順設定データベースと、
    前記監視操作模擬盤から前記プラント制御装置への前記操作信号と、前記シミュレータからの前記状態模擬信号と、前記正常結果情報とを受け入れる試験結果入力部と、
    前記試験結果入力部が受け入れた前記状態模擬信号と前記正常結果情報とを比較して、前記プラント制御装置の動作が正常であるか否かを判定する試験結果判定部と、
    を有することを特徴とするプラント制御装置用試験システム。
  2. 前記プラント制御装置用試験装置は、前記各試験項目における試験信号とこれに対応する機器との対応関係を示す機器信号対応情報を記憶した試験信号データベースをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のプラント制御装置用試験システム。
  3. 前記プラント制御装置用試験装置は、前記試験手順設定データベースに記憶された前記試験項目のそれぞれについて印加する条件指令情報にしたがって、前記試験信号データベースに記憶された前記機器信号対応情報に基づいて、監視操作模擬盤からの操作信号の内容信号を作成し監視操作模擬盤に出力しまたは前記シミュレータの状態模擬信号の内容信号を作成し前記シミュレータに出力する模擬条件出力部をさらに有することを特徴とする請求項2に記載のプラント制御装置用試験システム。
  4. 前記プラント制御装置用試験装置は、前記模擬条件出力部が作成する前記操作信号の内容信号および前記状態模擬信号の内容信号を表示する出力部をさらに有することを特徴とする請求項3に記載のプラント制御装置用試験システム。
  5. 前記プラント制御装置用試験装置は、
    前記各試験項目における前記プラント機器の初期状態を記憶する初期状態設定データベースと、
    前記初期状態設定データベースに記憶された前記初期状態に基づいて、前記監視操作模擬盤および前記シミュレータに初期条件として指令信号を出力する初期状態設定部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のプラント制御装置用試験システム。
  6. 前記監視操作模擬盤から前記プラント制御装置への出力を入り切りする第1出力活殺部と、
    前記シミュレータから前記プラント制御装置への出力を入り切りする第2出力活殺部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のプラント制御装置用試験システム。
  7. 監視操作盤からの操作によりプラント機器の制御を行うプラント制御装置の試験を行うプラント制御装置用試験方法であって、
    試験手順設定データベースが試験手順設定表を受け入れ格納し、試験信号データベースが試験信号機器アドレス対応表を受け入れ格納するデータベース内格納ステップと、
    模擬条件出力部が、前記試験手順設定データベースの前記試験手順設定表から当該試験の模擬条件を読み取る模擬条件読み取りステップと、
    前記模擬条件出力部が、前記試験信号データベースの前記試験信号機器アドレス対応表から模擬条件の出力先のアドレスを読み取るアドレス読み取りステップと、
    前記模擬条件出力部が、模擬条件を出力先に出力する模擬条件出力ステップと、
    シミュレータがプラントの応答を演算する応答演算ステップと、
    試験結果判定部が、試験手順設定表の各機器について応答結果と試験手順設定表の記載内容とを比較し判定する結果判定ステップと、
    繰り返し判定部が、次の試験の有無を判定し、次の試験が有る場合は当該次の試験について前記模擬条件読み取りステップ以下を繰り返す繰り返し判定ステップと、
    を有することを特徴とするプラント制御装置試験方法。
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