JP2017104776A - 二酸化炭素吸収液および二酸化炭素分離回収方法 - Google Patents

二酸化炭素吸収液および二酸化炭素分離回収方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来のアミン水溶液に比べて室温近傍での吸収量が多く、かつ高温での易脱性に優れ、吸収液の蒸発損失が少なく、低比熱で、反応熱が小さく、回収する二酸化炭素当たりの二酸化炭素吸収液の再生に要するエネルギーを削減できる二酸化炭素吸収液を提供する。【解決手段】二酸化炭素吸収液は、高温回収可能な非水系であって、窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンと、窒素−水素結合を有さない3級アミン溶媒とを含み、前記窒素−水素結合を有さない3級アミン溶媒は、水素結合受容性に富み、立体構造的にも安定化し、前記窒素−水素結合を有するアミンと二酸化炭素との反応を促進するように、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した酸素原子及び/又は窒素原子を有し、酸素原子と窒素原子の合計が2以上の3級多座アミンである。【選択図】なし

Description

本発明は、二酸化炭素吸収液および二酸化炭素分離回収方法に関する。
二酸化炭素や硫化水素などの酸性ガスの分離回収では、アミン化合物の水溶液を吸収液として用いた化学吸収法が実用化されている。この化学吸収法のプロセスでは、吸収塔において室温近傍で、酸性ガスを含む気体を吸収液に接触させて、酸性ガスを選択的に吸収液に化学的に吸収させ、酸性ガス濃度の低下した気体と酸性ガスを吸収した吸収液を気液分離し、再生塔において、その酸性ガスを吸収した吸収液を加熱して、酸性ガスを放散させて回収し、同時に吸収液を再生し、循環して用いる。
しかし、このようなアミン水溶液を用いた二酸化炭素分離回収方法では、再生塔で二酸化炭素を回収して吸収液を再生するために吸収液を高温にする必要があり、消費エネルギーが著しく大きくなる。このような問題を解決するため様々な検討が行われている。
例えば特許文献1には、ガス流からCOを分離する循環方法であって、アルカノールアミンCO吸収剤および非求核性の塩基を含む吸収剤にガス流を接触させる工程を含む方法が記載されている。特許文献1の実施例には、アルカノールアミンと、非求核性の塩基としてテトラメチルグアニジンを用いたものが記載されている。また、特許文献2には、COなどの不純物ガスを含む流体をイオン液体およびアミン化合物を含む不純物除去混合物と接触させる段階を含む、不純物ガス低減方法が記載され、アミン化合物としてモノアミンやジアミンなどが記載されている。
特表2013−542060号公報 特表2011−521778号公報
従来のアミン水溶液を用いた二酸化炭素分離回収方法の問題は、二酸化炭素の脱離(反応熱)の工程に高温が必要なこと、溶媒の水は比熱が大きく、昇温・冷却に過大なエネルギーを要すること、加熱に際して水の蒸発潜熱が余分に掛かることに由来する。特許文献1に記載の方法は、水性溶媒を用いたり、用いるテトラメチルグアニジンの沸点が160℃程度と低いので、二酸化炭素の脱離の工程で溶媒損失が大きくなる恐れがある。特許文献2に記載の方法は、水などを溶媒として用い、実施例では、二酸化炭素の放出の温度が100℃と低い温度の結果が示されているのみであり、また、アミン溶液の昇温・冷却に過大なエネルギーを要する恐れがある。
したがって、本発明の課題は、従来のアミン水溶液に比べて室温近傍での吸収量が多く、かつ高温での易脱性に優れ、吸収液の蒸発損失が少なく、低比熱で、反応熱が小さく、回収する二酸化炭素当たりの二酸化炭素吸収液の再生に要するエネルギーを削減できる二酸化炭素吸収液を提供することである。
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意検討した結果、非水系において、溶媒として、特定の3級多座アミンを用いると、室温近傍では、水素結合受容性に富み、立体構造的にも安定化し、二酸化炭素とアミンとの反応を促進すること、高温では、二酸化炭素の放出が容易になること、二酸化炭素吸収剤として、特定の2級アミンを用いると二酸化炭素との反応熱が低くなること、また、特定の酸素原子や窒素原子を複数有する多座アミンを用いると二酸化炭素の吸収量が富んでいること、このような吸収液は、従来のアミン水溶液に比べて室温近傍での二酸化炭素の吸収量が多く、かつ、その吸収液を高温で取り扱うことができ、その高温で二酸化炭素の易脱性が優れ、吸収液の蒸発損失が少なく、二酸化炭素吸収液の再生エネルギーを削減できることを見出した。本発明者らは、更に検討を行い本発明を完成した。
上記課題を解決するため本発明は以下の態様を含む。
(1)窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンと、窒素−水素結合を有さない3級アミン溶媒とを含み、
前記窒素−水素結合を有さない3級アミン溶媒は、水素結合受容性に富み、立体構造的にも安定化し、前記窒素−水素結合を有するアミンと二酸化炭素との反応を促進するように、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した酸素原子及び/又は窒素原子を有し、酸素原子と窒素原子の合計が2以上の3級多座アミンである、高温回収可能な非水系の二酸化炭素吸収液。
(2)前記3級多座アミンは、
1つの窒素原子に、水酸基を有する主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基が1つと、炭素数2以上の無置換の炭化水素基が2つ結合した3級アミン、
1つの窒素原子に、水酸基を有する主鎖の炭素数が3以上の炭化水素基が1つと、無置換の炭化水素基が2つ結合した3級アミン、
1つの窒素原子に、水酸基を有する主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基が2つと、無置換の炭素数3以上の炭化水素基が1つ結合した3級アミン、又は
非環状骨格を構成するエチレン基、プロピレン基、若しくはブチレン基を介したジアミン骨格を有する3級アミン、
である、前記(1)に記載の二酸化炭素吸収液。
(3)前記3級多座アミンは、N−ブチルジエタノールアミン、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、又はN,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミンである、前記(1)又は(2)に記載の二酸化炭素吸収液。
(4)前記3級多座アミンは、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンである、前記(3)に記載の二酸化炭素吸収液。
(5)前記3級多座アミンは、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、又はトリエタノールアミンである、前記(1)に記載の二酸化炭素吸収液。
(6)前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、更に水酸基を有する炭化水素基を有する、前記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の二酸化炭素吸収液。
(7)前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、4−アミノ−1−ブタノール、N−メチルエタノールアミン、3−メチルアミノ−1−プロパノール、2−(エチルアミノ)エタノール、2−(ブチルアミノ)エタノール、モノエタノールアミン、又はジエタノールアミンである、前記(6)に記載の二酸化炭素吸収液。
(8)前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、ジエタノールアミンである、前記(7)に記載の二酸化炭素吸収液。
(9)前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した酸素原子及び/又は窒素原子を有する、前記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の二酸化炭素吸収液。
(10)前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した窒素原子を有するジアミン骨格を有する、前記(1)〜(5)及び(9)のいずれか1つに記載の二酸化炭素吸収液。
(11)前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した窒素原子を有するジアミン骨格を2以上有するポリアミンである、前記(10)に記載の二酸化炭素吸収液。
(12)前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、エチレンジアミン、ピペラジン、N−ヘキシルエチレンジアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N−(2−ヒドロキシイソプロピル)エチレンジアミン、N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリス(2−アミノエチル)アミン、1−(2−アミノエチル)ピペラジン、トリエチレンテトラミン、又は1,2−ビス(3−アミノプロプルアミノ)エタンである、前記(9)〜(11)のいずれか1つに記載の二酸化炭素吸収液。
(13)水分含有量が5質量%未満である、前記(1)〜(12)のいずれか1つに記載の二酸化炭素吸収液。
(14)前記(1)〜(13)のいずれか1つに記載の二酸化炭素吸収液を二酸化炭素を含む混合ガスと50℃以下で接触させることによって、二酸化炭素を前記二酸化炭素吸収液に吸収させて、前記混合ガスから二酸化炭素を選択的に分離する吸収工程、及び
前記の二酸化炭素を吸収した二酸化炭素吸収液を120℃以上に加熱することで吸収した二酸化炭素の90%以上を放散させて回収し、前記二酸化炭素吸収液を再生する加熱再生工程、を含む二酸化炭素分離回収方法。
本発明の二酸化炭素吸収液は、従来のアミン水溶液に比べて室温近傍での吸収量が多く、かつ高温での易脱性に優れ、吸収液の蒸発損失が少なく、低比熱で、反応熱が小さく、回収する二酸化炭素当たりの二酸化炭素吸収液の再生に要するエネルギーを削減可能である。
二酸化炭素吸収試験装置(大気圧ガス吹込型)を示す図。 二酸化炭素吸収試験装置(高圧・ガス吸収量測定)を示す図。 二酸化炭素反応熱測定装置を示す図。 二酸化炭素吸収放散試験装置(温度スイング型)を示す図。 実施例1−1〜1−6の二酸化炭素吸収液(MEA/各種溶媒)の二酸化炭素吸収量を示すグラフ。 実施例1−7〜1−13の二酸化炭素吸収液(MEA/各種溶媒)の二酸化炭素吸収量を示すグラフ。 実施例2−1〜2−5の二酸化炭素吸収液(各種アミン/MDEA溶媒)の二酸化炭素吸収量を示すグラフ。 実施例2−6〜2−12の二酸化炭素吸収液(各種アミン/MDEA溶媒)の二酸化炭素吸収量を示すグラフ。 実施例2−13〜2−17の二酸化炭素吸収液(各種アミン/MDEA溶媒)の二酸化炭素吸収量を示すグラフ。 各二酸化炭素吸収液の反応熱。 実施例3−1〜3−3、実施例4−1〜4−3の二酸化炭素吸収液の二酸化炭素吸収量を示すグラフ。 実施例5−1〜5−3、実施例6−1〜6−3の二酸化炭素吸収液の二酸化炭素吸収量を示すグラフ。 実施例5−1〜5−3、実施例6−1〜6−3の二酸化炭素吸収液の二酸化炭素吸収量を示すグラフ。 不純物試験(水蒸気成分同伴)における二酸化炭素吸収(50℃)の結果を示すグラフ。 不純物試験(水蒸気成分同伴)における二酸化炭素放散(120℃)の結果を示すグラフ。
本発明の二酸化炭素吸収液は、高温回収可能な非水系の二酸化炭素吸収液であり、窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンと、窒素−水素結合を有さない3級アミン溶媒とを含む。この窒素−水素結合を有さない3級アミン溶媒は、水素結合受容性に富み、立体構造的にも安定化し、窒素−水素結合を有するアミンと二酸化炭素との反応を促進するように、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した酸素原子及び/又は窒素原子を有し、酸素原子と窒素原子の合計が2以上の3級多座アミンである。
「非水系」とは、本発明の二酸化炭素吸収液が、実質的に水を含まないことをいい、好ましくは、水含有量が10質量%未満、より好ましくは5質量%未満、特に好ましくは3質量%未満である。
「高温で回収可能な」とは、二酸化炭素を、常温付近、好ましくは10℃で吸収した本発明の二酸化炭素吸収液を高温、具体的には80℃以上、好ましくは100℃以上、より好ましくは120℃以上、さらに好ましくは140℃以上、特に好ましくは150℃以上に加熱して、二酸化炭素吸収液から二酸化炭素をガスとして放出して分離できること、好ましくは10℃で吸収した二酸化炭素の50モル%以上、より好ましくは70モル%以上、特に好ましくは90モル%以上を分離できることであり、吸収液がこれらの温度で安定であることを要し、吸収液の常圧における沸点が、これらの温度より高いことが好ましい。なお、「高温で回収可能な」とは、本発明の二酸化炭素吸収液における二酸化炭素の放出温度の限定を意図するものではない。本発明の二酸化炭素吸収液は、二酸化炭素を吸収した温度より高い温度であれば二酸化炭素を放出することができる。
(3級アミン溶媒)
本発明に用いる3級アミン溶媒は、窒素−水素結合を有さず、水素結合受容性に富み、立体構造的にも安定化し、二酸化炭素化学吸収性アミンと二酸化炭素との反応を促進するように、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した酸素原子及び/又は窒素原子を有し、酸素原子と窒素原子の合計が2以上の3級多座アミンである。ここで、「水素結合受容性に富み、立体構造的にも安定化し、二酸化炭素化学吸収性アミンと二酸化炭素との反応を促進」とは、例えば式1で示されるように、3級多座アミンの窒素原子や酸素原子が、二酸化炭素化学吸収性アミンの水素と多座で相互作用して、二酸化炭素との反応生成物を安定化することである。
式1中、H−N(R)Rで表される化合物は、本発明に係る窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンを表し、Rは、無置換若しくは置換基を有していてもよい炭化水素基又は水素、Rは、無置換若しくは置換基を有していてもよい炭化水素基である。
式1中、XN(R)Rで表される化合物は、本発明に係る3級多座アミンを表し、R及びRは、無置換若しくは置換基を有していてもよい炭化水素基、Rは、無置換若しくは置換基を有していてもよい、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基であり、Xは、窒素原子又は酸素原子及びそれらに結合する水素又は無置換若しくは置換基を有していてもよい炭化水素基である。なお、本明細書で、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基とは、三級アミンの窒素原子と、窒素原子又は酸素原子との間の最短の基本骨格が、エチレン基やプロピレン基、ブチレン基などのように炭素数2以上のことをいう。従って、例えば、HO−C(H)(CH)N(R)Rといった主鎖の炭化水素が1であるアミンは、本願発明に係る3級多座アミンには含まれない。主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基としては、自由度の高い、非環状骨格を構成するエチレン基、プロピレン基、又はブチレン基が好ましく、エチレン基がより好ましい。
電子供与性の酸素原子や窒素原子は水素結合受容性が高く、二酸化炭素化学吸収性アミンの水素と相互作用して、二酸化炭素との反応生成物を安定化しうる。そして、式1中にRと曲線で表される主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基は、自由度が高いため、その両端に結合する窒素原子及び/又は窒素原子が、二酸化炭素化学吸収性アミンの水素を包摂しうる。このような3級多座アミンは、二酸化炭素を吸収する室温近傍などの比較的低温側では、二酸化炭素化学吸収性アミンの水素を包摂して安定化することによって二酸化炭素との反応を促進する。また、Xに結合した水素は二酸化炭素化学吸収性アミンと反応した二酸化炭素と水素結合を形成でき、反応生成物をさらに安定化して、二酸化炭素との反応を促進可能である。一方、二酸化炭素を放出する高温側では、この包摂の度合いが低下するので、二酸化炭素の放出を促進しうる。
本明細書では、一分子内に複数の窒素原子が存在し、それらの窒素原子が異なる級数であるときには、アミンの級数は、高い方の級数とする。例えば、一分子内に3級窒素原子(窒素原子に炭化水素基が3つ結合している)と2級窒素原子(窒素原子に炭化水素基が2つ結合し、水素原子が一つ結合している)を有する場合には、そのアミンは3級アミンである。したがって、この例の場合には、水素−窒素結合を有する3級アミンであり、3級アミン溶媒ではなく、二酸化炭素化学吸収性アミンに分類される。窒素炭素二重結合は、炭化水素基が窒素原子に2つ結合しているとして級数を定める。
本発明に3級アミン溶媒として用いる3級多座アミンとしては、水素結合受容性に富み、立体構造的にも安定化し、二酸化炭素化学吸収性アミンと二酸化炭素との反応を促進するように、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した酸素原子及び/又は窒素原子を有し、酸素原子と窒素原子の合計が2以上の3級アミンであれば特に限定されないが、例えば、式2で示される、1つの窒素原子に、水酸基を有する炭化水素基が1つと、水酸基を有さない炭化水素基が2つ結合した3級多座アミン;
(式2中、R及びRは、無置換又は置換基(水酸基を除く)を有していてもよい炭化水素基、n1は、2以上の整数であり、括弧内の炭素原子は置換基を有していてもよく、炭素原子の一部がヘテロ原子で置換されていてもよい。)
式3で示される、1つの窒素原子に、水酸基を有する炭化水素基が2つと、水酸基を有さない炭化水素基が1つ結合した3級多座アミン;
(式3中、Rは、無置換又は置換基(水酸基を除く)を有していてもよい炭化水素基、n1及びn2は、2以上の整数であり、括弧内の炭素原子は置換基を有していてもよく、炭素原子の一部がヘテロ原子で置換されていてもよい。)
式4で示される、1つの窒素原子に、水酸基を有する炭化水素基が3つ結合した3級多座アミン;
(式4中、n1、n2、及びn3は、2以上の整数であり、括弧内の炭素原子は置換基を有していてもよく、炭素原子の一部がヘテロ原子で置換されていてもよい。)
式5で示される、炭素数2以上の炭化水素基を介した2つの窒素原子を有するジアミン骨格を有する3級アミンが挙げられる。
(式5中、R、R、R、及びRは、無置換又は置換基を有していてもよい炭化水素基、n4は、2以上の整数であり、括弧内の炭素原子は置換基を有していてもよく、炭素原子の一部がヘテロ原子で置換されていてもよい。)
ここで、本明細書において、炭化水素基は、特に断りのない限り、例えば、無置換又はハロゲン基、水酸基などの置換基を有するアルキル基、アルケニル基、アルキニル基が挙げられ、環状であっても非環状であってもよく、骨格にヘテロ原子を有していてもよい。中でも、水酸基を有する炭化水素基は、水酸基を有するアルキル基が好ましい。また、水酸基を有さない炭化水素基は、アルキル基が好ましい。
式2で示される、1つの窒素原子に、水酸基を有する炭化水素基が1つと、水酸基を有さない炭化水素基が2つ結合した3級多座アミンとしては、例えば、2−ジメチルアミノエタノール((Me)N(EtOH))、2−(ジエチルアミノ)エタノール((Et)N(EtOH))、2−(ジイソプロピルアミノ)エタノール((i−Pr)N(EtOH))、2−(ジブチルアミノ)エタノール((n−Bu)N(EtOH))、3−ジメチルアミノ−1−プロパノール((Me)N(n−PrOH))、及び4−(ジメチルアミノ)−1−ブタノール((Me)N(n−BuOH))などが挙げられる。
中でも、式2において、R及びRが、炭素数が2以上の炭化水素基である3級アミン、すなわち、1つの窒素原子に、水酸基を有する主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基が1つと、炭素数2以上の炭化水素基が2つ結合した3級アミン、又は式2において、n1が3以上の整数である3級アミン、すなわち、1つの窒素原子に、水酸基を有する主鎖の炭素数が3以上の炭化水素基が1つと、無置換の炭化水素基が2つ結合した3級アミンが好ましい。具体的には、2−(ジエチルアミノ)エタノール、2−(ジイソプロピルアミノ)エタノール、及び2−(ジブチルアミノ)エタノール、並びに3−ジメチルアミノ−1−プロパノール及び4−(ジメチルアミノ)−1−ブタノールなどが挙げられる。
式3で示される、1つの窒素原子に、水酸基を有する炭化水素基が2つと、水酸基を有さない炭化水素基が1つ結合した3級多座アミンとしては、例えば、N−メチルジエタノールアミン(MDEA)、N−エチルジエタノールアミン((Et)N(EtOH))、N−ブチルジエタノールアミン((n−Bu)N(EtOH))が挙げられる。
中でも、式3において、Rが炭素数3以上の炭化水素基である3級アミン、すなわち、1つの窒素原子に、水酸基を有する主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基が2つと、無置換の炭素数3以上の炭化水素基が1つ結合した3級アミンが好ましく、具体的には、N−ブチルジエタノールアミンが挙げられる。
式4で示される、1つの窒素原子に、水酸基を有する炭化水素基が3つ結合した3級多座アミンとしては、例えば、トリエタノールアミン(N(EtOH))、トリプロパノールアミン(N(n−PrOH))、トリブタノールアミン(N(n−BuOH))が挙げられる。中でもトリエタノールアミンが好ましい。
式5で示される、炭素数2以上の炭化水素基を介した2つの窒素原子を有するジアミン骨格を有する3級アミンとしては、例えば、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン((Me)N(C)N(Me))、や、更に、窒素原子が、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した酸素原子を有する置換基と結合した、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン((EtOH)N(CH4)N(EtOH))、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン((i−PrOH)N(C)N(i−PrOH))などの非環状骨格を構成するエチレン基、プロピレン基、若しくはブチレン基を介したジアミン骨格を有する3級アミンが挙げられる。中でも、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンが好ましい。
(二酸化炭素化学吸収性アミン)
本発明に用いる二酸化炭素化学吸収性アミンは、窒素−水素結合を有する。窒素−水素結合を有するアミンは、二酸化炭素と反応してカルバメート塩を生成しうる(式6−1)。なお、生成したカルバメート塩と未反応のアミンとの間でプロトン移行が起こり(式6−2)、二酸化炭素化学吸収性アミンと二酸化炭素との反応は化学量論的に2:1になることがある(式6−3)。
(ここで、R及びRは、それぞれ水素原子又は炭化水素基である。)
このようにして、二酸化炭素化学吸収性アミンは20℃程度の比較的低温で二酸化炭素を吸収できる。二酸化炭素を吸収した二酸化炭素化学吸収性アミンは、少なくとも二酸化炭素を吸収した温度より高い温度で、好ましくは100℃や150℃といった高温にすると二酸化炭素を放出し、二酸化炭素化学吸収性アミンが再生される。
本発明に用いる二酸化炭素化学吸収性アミンは、窒素−水素結合を有するアミンであれば、特に限定されず、式7で表される、アンモニアの水素原子の1つ又は2つが炭化水素基で置換されている、1級又は2級の窒素原子を有するアミンである。
(式7中、Rは、無置換若しくは置換基を有していてもよい炭化水素基又は水素、Rは、無置換若しくは置換基を有していてもよい炭化水素基である。炭化水素基中の炭素原子の一部がヘテロ原子で置換されていてもよい。)
より具体的には、式8に示すように、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した酸素原子及び/又は窒素原子を有するアミンが挙げられる。
(式8中、Rは、無置換若しくは置換基を有していてもよい炭化水素基又は水素、n5は、2以上の整数である。括弧内の炭素原子は置換基を有していてもよく、炭素原子の一部がヘテロ原子で置換されていてもよい。Xは、−OR、−N(R)Rなどの、窒素原子又は酸素原子及びそれらに結合する水素又は無置換若しくは置換基を有していてもよい炭化水素基である(R、R、及びRは、無置換若しくは置換基を有していてもよい炭化水素基又は水素である。)である。
さらに具体的には、式9で表される、1つの窒素原子に、水素原子が2つと水酸基を有する炭化水素基が1つ結合したアミン;
(式9中、n6は、2以上の整数である。括弧内の炭素原子は置換基を有していてもよく、炭素原子の一部がヘテロ原子で置換されていてもよい。)
式10で表される、1つの窒素原子に、水素原子が1つと水酸基を有する炭化水素基が1つと水酸基を有さない炭化水素基が1つ結合したアミン;
(式10中、Rは、無置換若しくは置換基(水酸基を除く)を有していてもよい炭化水素基、n7は、2以上の整数である。括弧内の炭素原子は置換基を有していてもよく、炭素原子の一部がヘテロ原子で置換されていてもよい。)
式11で表される、1つの窒素原子に、水素原子が1つと水酸基を有する炭化水素基が2つ結合したアミン;
(式11中、n8及びn9は、2以上の整数である。括弧内の炭素原子は置換基を有していてもよく、炭素原子の一部がヘテロ原子で置換されていてもよい。)
式12で表される、1つの窒素原子に、水素原子と、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した窒素原子を有するジアミン骨格を有するアミンが挙げられる。
(式12中、R、R、R10は、無置換若しくは置換基を有していてもよい炭化水素基、n10は、2以上の整数である。括弧内の炭素原子は置換基を有していてもよく、炭素原子の一部がヘテロ原子で置換されていてもよい。)
式9で表される、1つの窒素原子に、水素原子が2つと水酸基を有する炭化水素基が1つ結合したアミンとしては、モノエタノールアミン(MEA)、3−アミノ−1−プロパノール(NH2(n−PrOH))、4−アミノ−1−ブタノール(NH(n−BuOH))などが挙げられる。中でも、4−アミノ−1−ブタノールなどの水素原子が2つと水酸基を有する炭素数3以上の炭化水素基が1つ結合したアミンが好ましい。
式10で表される、1つの窒素原子に、水素原子が1つと水酸基を有する炭化水素基が1つと水酸基を有さない炭化水素基が1つ結合したアミンとしては、N−メチルエタノールアミン(MMEA)、3−メチルアミノ−1−プロパノール(MeNH(n−PrOH))、2−(エチルアミノ)エタノール(EtNH(EtOH))、2−(プロピルアミノ)エタノール(PrNH(EtOH))、2−(ブチルアミノ)エタノール(BuNH(EtOH))などが挙げられる。
式11で表される、1つの窒素原子に、水素原子が1つと水酸基を有する炭化水素基が2つ結合したアミンとしては、ジエタノールアミン(DEA)、ジプロパノールアミン、ジブタノールアミンなどが挙げられる。
式12で表される、水素原子と、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した窒素原子を有するジアミン骨格を有するアミンとしては、エチレンジアミン(EDA)、ピペラジン(PZ)などのアルキレンジアミン;N−ヘキシルエチレンジアミン(HexEDA)などのアルキルアルキレンジアミン;N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン(HN(C)NHEtOH)、N−(2−ヒドロキシイソプロピル)エチレンジアミン(HN(C)NHiso−PrOH)、N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン(EtOHNH(C)NHEtOH)などのヒドロキシアルキル基を有するアルキレンジアミン;ジエチレントリアミン(HN(C)HN(C)NH)、トリス(2−アミノエチル)アミン(N(CNH)、1−(2−アミノエチル)ピペラジン((PZ−(C)NH))、トリエチレンテトラミン(HN(C)HN(C)HN(C)NH)、1,2−ビス(3−アミノプロプルアミノ)エタン(HN(C)HN(C)HN(C)NH)などの主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した窒素原子を有するジアミン骨格を2以上有するポリアミンなどが挙げられる。なお、本明細書において「ジアミン骨格を2以上有する」とは、ジエチレントリアミンのようにジアミン骨格の窒素原子が共通する場合を含む。
本発明に用いる二酸化炭素化学吸収性アミンは、窒素−水素結合を有するとともに、水酸基を有する炭化水素基を有すると好ましい。水酸基を有する炭化水素基は、特に限定されず、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルケニル基、ヒドロキシアルキニル基が挙げられ、更にハロゲン基などの置換基を有することもできる。水酸基を有する炭化水素基としては、ヒドロキシアルキル基が好ましい。ヒドロキシアルキル基を有するアミンは、アルカノールアミンとも呼ばれる。ヒドロキシアルキル基の例としては、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシ−i−プロピル基、及びヒドロキシブチル基などが挙げられる。中でも、炭素数2又は3以上であると好ましく、ヒドロキシエチル基が特に好ましい。
窒素−水素結合を有するとともに、水酸基を有する炭化水素基を有する二酸化炭素化学吸収性アミンの具体例としては、MEA、MMEA、2−(エチルアミノ)エタノール、2−(プロピルアミノ)エタノール、2−(ブチルアミノ)エタノール、3−メチルアミノ−1−プロパノール、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N−(2−ヒドロキシイソプロピル)エチレンジアミン、N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、DEA、ジプロパノールアミンなどが挙げられる。中でも、二酸化炭素吸収液として二酸化炭素分離回収の効率が高いなどの点で、水酸基を有する炭素数2以上の炭化水素基が窒素原子に結合した2級アミン又は1級アミンが好ましく、水酸基を有する炭素数2以上の炭化水素基が窒素原子に結合した2級アミンがより好ましい。より具体的には、MEA、DEA、MMEAが好ましく、DEAがより好ましい。
(二酸化炭素吸収液)
本発明の二酸化炭素吸収液は、前述の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンと、前述の窒素−水素結合を有さない3級アミン溶媒を含む。本発明に用いる二酸化炭素化学吸収性アミン及び3級アミン溶媒は、通常、室温で液体であり、本発明の二酸化炭素吸収液は、二酸化炭素化学吸収性アミンと3級アミン溶媒とを混合することによって得られる。
二酸化炭素化学吸収性アミンと3級アミン溶媒の組み合わせは特に限定されないが、二酸化炭素化学吸収性アミンがモノエタノールアミンの場合、3級アミン溶媒は、1つの窒素原子に、水酸基を有する主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基が1つと、炭素数2以上の無置換の炭化水素基が2つ結合した3級アミン;1つの窒素原子に、水酸基を有する主鎖の炭素数が3以上の炭化水素基が1つと、無置換の炭化水素基が2つ結合した3級アミン;1つの窒素原子に、水酸基を有する主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基が2つと、無置換の炭素数3以上の炭化水素基が1つ結合した3級アミン;又は非環状骨格を構成するエチレン基、プロピレン基、若しくはブチレン基を介したジアミン骨格を有する3級アミン;などの3級多座アミンが好ましい。
具体的には、MEAと、2−ジメチルアミノエタノール、2−(ジエチルアミノ)エタノール、2−(ジイソプロピルアミノ)エタノール、2−(ジブチルアミノ)エタノール、3−ジメチルアミノ−1−プロパノール、4−(ジメチルアミノ)−1−ブタノール、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−ブチルジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、又はN,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミンの組合せが好ましい。
3級アミン溶媒が、MDEAの場合は、二酸化炭素化学吸収性アミンが、窒素−水素結合を有し、かつ、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した酸素原子及び/又は窒素原子を有するアミンであると好ましい。具体的には、MDEAと、MEA、3−アミノ−1−プロパノール、4−アミノ−1−ブタノール、MMEA、3−メチルアミノ−1−プロパノール、2−(エチルアミノ)エタノール、2−(プロピルアミノ)エタノール、2−(ブチルアミノ)エタノール、DEA、ジプロパノールアミン、ジブタノールアミン、EDA、PZ、N−ヘキシルエチレンジアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N−(2−ヒドロキシイソプロピル)エチレンジアミン、N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリス(2−アミノエチル)アミン、1−(2−アミノエチル)ピペラジン、トリエチレンテトラミン、又は1,2−ビス(3−アミノプロプルアミノ)エタンの組合せが好ましい。
二酸化炭素吸収液中の二酸化炭素化学吸収性アミンと3級アミン溶媒の割合は特に限定されず、これらの種類によって適宜選択されるが、二酸化炭素化学吸収性アミン/(二酸化炭素化学吸収性アミン+3級アミン溶媒)(質量比)で、好ましくは1/100〜50/100、より好ましくは10/100〜40/100である。二酸化炭素化学吸収性アミンの比率がこの範囲にあると、室温近傍での二酸化炭素吸収量を上げ、かつ高温での二酸化炭素易脱性を向上できる。
本発明の二酸化炭素吸収液は、非水系の二酸化炭素吸収液であり、実質的に水を含まない。具体的には、本発明の二酸化炭素吸収液の水含有量は、好ましくは、10質量%未満、より好ましくは5質量%未満、特に好ましくは3質量%未満である。
(二酸化炭素分離回収方法)
本発明の二酸化炭素吸収液は、二酸化炭素を含む混合ガスから、二酸化炭素ガスを分離回収できる。混合ガスは、二酸化炭素を含むガス状の混合物であれば、特に限定されず、その他の成分を含むことができる。その他の成分としては、二酸化炭素以外の酸性ガス、窒素ガス、酸素ガス、水、ばいじんなどが挙げられる。二酸化炭素以外の酸性ガスの例としては、硫化水素;一酸化硫黄、二酸化硫黄(亜硫酸ガス)、三酸化硫黄などの硫黄酸化物;一酸化窒素、二酸化窒素、亜酸化窒素(一酸化二窒素)、三酸化二窒素、四酸化二窒素、五酸化二窒素などの窒素酸化物;塩酸、硝酸、リン酸、硫酸などの無機酸類;カルボン酸、スルホン酸、炭酸などの有機酸類、が挙げられる。本発明の二酸化炭素吸収液は、混合ガスにその他の成分としての水が飽和量含まれていても二酸化炭素の回収性に影響が少ない。また、本発明の二酸化炭素吸収液は、混合ガスにその他の成分としてばいじんが含まれていても二酸化炭素の回収性に影響が少ない。
次に、本発明の二酸化炭素吸収液を用いた二酸化炭素分離回収方法について説明する。
本発明の二酸化炭素分離回収方法は、前述の二酸化炭素吸収液を二酸化炭素を含む混合ガスと接触させることによって、二酸化炭素を前記二酸化炭素吸収液に吸収させて、前記混合ガスから二酸化炭素を選択的に分離する吸収工程、及び前記の二酸化炭素を吸収した二酸化炭素吸収液を吸収工程より高温に加熱することで吸収した二酸化炭素を放散させて回収し、前記二酸化炭素吸収液を再生する加熱再生工程、を含む。本発明の二酸化炭素吸収液は、室温近傍での吸収量が多く、かつ高温での易脱性に優れ、蒸発損失が少なく、低比熱で、反応熱が小さいので、回収する二酸化炭素当たりの、二酸化炭素吸収液の再生に要するエネルギーを削減できる。
吸収工程の二酸化炭素吸収液の温度は、下限が二酸化炭素吸収液が凝固しない限り特に限定されないが、60℃以下が好ましく、40℃以下が好ましく、室温近傍(20℃±20℃)が更に好ましく、10℃以下が特に好ましい。吸収工程の二酸化炭素吸収液の温度が低いほど、二酸化炭素の吸収量が増加する傾向がある。本発明の二酸化炭素分離回収方法は、二酸化炭素を化学的に二酸化炭素吸収液に吸収させるので、吸収工程の圧力は、特に限定されないが、二酸化炭素の二酸化炭素吸収液への溶解性や、二酸化炭素吸収液の同伴による損失を防ぐなどの点で、通常、大気圧以上が好ましく、1MPa〜6MPaなどの高圧条件でも利用することができる。
加熱再生工程の二酸化炭素吸収液の温度は、吸収工程の温度より高い限り特に限定されないが、好ましくは40℃以上、より好ましくは80℃以上、更に好ましくは100℃以上、特に好ましくは140℃以上高くすることができる。温度差が大きいほど、吸収工程で吸収した二酸化炭素を高い割合で回収できる。より具体的な加熱再生工程の二酸化炭素吸収液の温度は、好ましくは50℃以上、より好ましくは80℃以上、更に好ましくは120℃以上、特に好ましくは150℃以上である。本発明の二酸化炭素吸収液は、高温で安定であり、蒸気圧が低いので、アミン水溶液に比べて高温にすることができる。加熱再生工程の二酸化炭素吸収液の温度の上限は特に限定されないが、好ましくは200℃以下、より好ましくは180℃以下、更に好ましくは160℃以下である。本発明の二酸化炭素分離回収方法は、二酸化炭素を化学的に二酸化炭素吸収液から放散させて回収するので、加熱再生工程の圧力は、特に限定されないが、二酸化炭素の二酸化炭素吸収液からの放散性などの点で、吸収工程の圧力と同等又は低圧にすることが好ましく、吸収工程の圧力より高圧にすることもできる。
本発明の二酸化炭素分離回収方法において、吸収工程で吸収した二酸化炭素を加熱再生工程で回収する割合は特に限定されないが、50%以上回収することが好ましく、80%以上回収することが好ましく、90%以上回収することが好ましく、95%以上回収することがより好ましい。本発明の二酸化炭素吸収液は、吸収工程と加熱再生工程における二酸化炭素吸収液の温度差を大きくすることができるので、高収率で二酸化炭素を回収できる。
本発明の二酸化炭素分離回収方法において、混合ガスと二酸化炭素吸収液の接触方法は、二酸化炭素が二酸化炭素吸収液に化学的に吸収される限り、特に限定されない。例えば、二酸化炭素吸収液中に混合ガスをバブリングさせる方法、混合ガスに二酸化炭素吸収液をスプレーする方法、二酸化炭素吸収液を含浸又はゲル化させた材料と混合ガスを接触させる方法などが挙げられる。
本発明の二酸化炭素分離回収方法において、二酸化炭素吸収液を再生する方法は、吸収した二酸化炭素が放散され、二酸化炭素吸収液が再生されるのであれば、特に限定されない。
本発明の二酸化炭素吸収液およびそれを用いた二酸化炭素分離回収方法は、二酸化炭素の分離回収に優れているが、二酸化炭素以外の酸性ガスの分離回収に用いることも出来る。
(実施例)
以下、本発明を実施例に基づき説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。測定は、以下の測定方法を用いた。圧力は、特に断りのない限り絶対圧である。
(測定方法)
(1)二酸化炭素吸収量(常圧吹込型)
図1に示す、二酸化炭素吸収試験装置を用いて常圧で測定を行った。二酸化炭素吸収試験装置は、ガラス製の反応容器112に二酸化炭素を導入するための二酸化炭素のボンベ101、減圧弁102、流量計103、バルブ104、コイル状の熱交換器105、及びバルブ106、並びに、熱媒107を入れる恒温槽108、その恒温槽108内の熱媒107の温度を測定する白金測温体109を接続した抵抗表示器110、恒温槽108内の熱媒107の温度を一定に調節する冷却水循環装置111、反応容器112内に入れた回転子113を回転させるマグネチックスターラー114を備える。
反応容器112には、栓115、ガス導入管116、バルブ付き放出管117を取り付けることができる。バルブ106は、反応容器112に取り付けられたガス導入管116と接続できる。熱交換器105及び反応容器112は、恒温槽108の熱媒107に浸され、冷却水循環装置111で一定の温度に保たれる。反応容器112内には、回転子113が入れてあり、マグネチックスターラー114によって、反応容器112内の二酸化炭素吸収液を撹拌できる。熱媒107は、10℃以上80℃以下で測定する場合は水を用い、80℃以上150℃以下で測定する場合にはオイルを用いる。
以下に、この二酸化炭素吸収試験装置を用いた、二酸化炭素吸収量測定手順を記載する。
1)窒素雰囲気下で、所定量(約10cc)の二酸化炭素吸収液をガラス製の反応容器112に取り分け、反応容器112の口を栓115で封じる。反応容器全体の質量を分析天秤で計測し、これから風袋(反応容器112、回転子113及び栓115)の質量を差し引き、二酸化炭素吸収液の質量Wtotalを得る。
2)反応容器112にガス導入管116及び放出管117を取り付け、再度、質量を計測して反応容器全体の質量Wを得る。
3)反応容器112を恒温槽108に設置する。ガス導入管116をバルブ106に接続する。
4)恒温槽108の温度を40℃に保ち、二酸化炭素を反応容器112に流通させ、二酸化炭素吸収液に二酸化炭素を吸収させる。一定時間(例えば60分)毎に反応容器全体の質量を分析天秤で測定する。測定毎の質量変化が0.001g以下になった際の、反応容器全体の質量をWとする。
5)二酸化炭素吸収液に吸収された二酸化炭素の質量WCO2を下記式に基づき求める。
CO2=W−W
また、二酸化炭素吸収液中の二酸化炭素化学吸収性アミン1モルあたりの二酸化炭素吸収量αCO2を下記式に基づき決定する。
αCO2=(WCO2/MCO2)/(W/Mchem
ここで上記式中、MCO2は二酸化炭素のモル質量であり、Mchemは二酸化炭素化学吸収性アミンのモル質量であり、二酸化炭素化学吸収性アミンの質量Wは二酸化炭素吸収液の質量Wtotalに質量分率xを乗じて求めた。
6)恒温槽108の温度を適宜変更し、前記4)〜5)の操作と解析を行い、各温度における二酸化炭素吸収量を決定する。その後、40℃で吸収された二酸化炭素の質量を再度計測し、再現性を確認する。
(2)二酸化炭素吸収量(高圧密閉型セル)
前記(1)の常圧吹込型の測定方法において、特に溶媒の蒸気圧が高い場合に、溶媒が二酸化炭素ガスと同伴して反応容器から放出されて、二酸化炭素の吸収量が正確に測定できないことがある。比較例1のMEA/水からなる二酸化炭素吸収液は、水の蒸気圧が高いため、図2に示すように、反応容器112を耐圧容器である高圧セル(耐圧セル)215に代え、栓115、ガス導入管116、及び放出管117の代わりに、管の端部が液面に付かない長さのバルブ付きのガス導入管及び耐圧栓を用いて測定する。この二酸化炭素吸収試験装置(高圧密閉型セル)を用いた二酸化炭素吸収量測定手順は、質量変化を測定する前に、耐圧セルに接続したバルブ210を開放し、常圧において適当な時間静置することを除いて、前述した二酸化炭素吸収量装置(常圧吹込型)の手順と同じである。
(3)吸収液の反応熱の測定
二酸化炭素吸収液が二酸化炭素を吸収した際の発熱量を、図3に示す反応熱測定装置を用いて、25℃、二酸化炭素圧力約0.1MPaの条件で測定し、二酸化炭素1モル当たりの反応熱を測定した。
図3に示す反応熱測定装置は、二酸化炭素ボンベ301、窒素ボンベ302、冷却水循環装置303、シリンジポンプ304、305、恒温水槽306、温度計307、熱量計308、制御用パソコン309、圧力計310、温調用ジャケット311から構成される。以下に、反応熱の測定手順を記載する。
1)十分に露点が低いグローブボックス内で、ステンレス製容器に、事前に十分に乾燥した二酸化炭素吸収液を所定量(約0.1cc)仕込み、電子天秤で仕込み量(Wtotal)を測定する。その後、ステンレス製容器を25℃に保持された熱量計308にセットする。また、恒温水槽306を40℃に保持する。シリンジポンプ305を用い、窒素を0.01mL/minでフローさせ、熱量の変化が0.01mW/h以下になるまで待機する。
2)熱量の変化が0.01mW/h以下になったら、シリンジポンプ305を停止する。その後、直ちにシリンジポンプ304を始動し、熱量計308にセットしたステンレス製容器内に二酸化炭素をフローさせ、二酸化炭素吸収液に二酸化炭素を吸収させる。二酸化炭素の吸収に伴う発熱ピークが検出され、一定時間経過すると、熱量変化は再び0.01mW/h以下になる。二酸化炭素の吸収量が飽和に到達したと見なし、シリンジポンプ304を停止し、測定を終了する。
3)制御用パソコン309を用い、ピークを積分して発熱量(Q)を得る。以下の式を用いて、反応熱(ΔH)を決定する。
ΔH=Q/(Wtotal×(x/Mchem)×αCO2
上記式中、xは二酸化炭素吸収液中の二酸化炭素化学吸収性アミンの質量分率、Mchemは二酸化炭素化学吸収性アミンのモル質量、αCO2はアミン1モルあたりの二酸化炭素吸収量(モル比)である。
(4)不純物試験(水蒸気成分同伴)
二酸化炭素分離回収に及ぼす、混合ガス中の不純物の影響を、不純物が水蒸気の場合について調べた。図4に示す二酸化炭素吸収放散試験装置(温度スイング型)を用いて、混合ガス(12mol%CO−N)がドライな場合と水蒸気成分を含んだ場合において、50℃における二酸化炭素の吸収試験を実施後、120℃に昇温して二酸化炭素の放散試験を行った。二酸化炭素吸収放散試験装置(温度スイング型)は、二酸化炭素ボンベ401、窒素ボンベ402、マスフローコントローラー403、404、恒温加湿器405、吸収液注入器406、反応器407、恒温槽408、コントローラー409、撹拌器410、撹拌翼411、温度計412、冷却水循環装置413、冷却器414、圧力計415、二酸化炭素濃度計416、データロガー417、ガスフローメーター418、記録用PC409、A〜Iバルブから構成される。
以下に、二酸化炭素吸収放散試験の操作手順を記載する。
1)反応器を空の状態でセットし、窒素ボンベ402から窒素ガスのみをマスフローコントローラー404で所定の流量で流して、系内を窒素ガスで置き換え、二酸化炭素濃度計416の読みが0.00%を示すのを確認する。
2)冷却水循環装置413の電源を入れ、冷却器414を0℃近傍まで冷却する。
3)窒素ガスをゆっくりと流した状態で、吸収液注入器406から二酸化炭素吸収液100mLを反応器407に入れる。
4)バルブEを操作して窒素ガスの流路をバイパス側に切り替える。
5)撹拌器410の電源を入れ、撹拌翼411を800rpmで回転する。
6)反応器407内にセットした温度計412の値を読み取り、二酸化炭素吸収液が50.0℃になるようにコントローラー409で恒温槽408の温度を制御する。
7)二酸化炭素ボンベ401を開け、マスフローコントローラー403で所定の流量の二酸化炭素を流す。
8)二酸化炭素用のマスフローコントローラー403と窒素用のマスフローコントローラー404を用いて、二酸化炭素濃度が12.0%、混合ガスの総流量が約400mL/minとなるように調整する。
9)バイパス側の状態で、二酸化炭素濃度計416とガスフローメーター418の値を2秒間隔でデータロガー417と記録用PC418を用いて計測し、30分以上安定することを確認する。
10)バルブEを操作して、流路を反応器407側に切り替える。バルブEを切り替えた時間を時間0分として、二酸化炭素濃度計416とガスフローメーター418の値を2秒間隔で5時間連続して記録する。
11)5時間経過後、吸収液の温度を120℃になるようにコントローラー409で恒温槽408の温度を制御する。
12)120℃に設定した時間を0分として、二酸化炭素濃度計416とガスフローメーター418の値を2秒間隔で3時間連続して記録する。
13)3時間経過後、ガスの流路を反応容器側からバイパス側に切り替え、二酸化炭素濃度計416とガスフローメーター418の値の記録を停止し、実験を終了する。
14)50℃で得られた二酸化炭素濃度とガス流量をそれぞれ標準状態(0℃、1atm)に換算し、吸収液出口の二酸化炭素量を求めた。バイパス側の流路で得られた二酸化炭素濃度とガス流量をそれぞれ標準状態(0℃、1atm)に換算し、吸収液入口の二酸化炭素量を求めた。吸収液入口と吸収液出口の二酸化炭素量の差から二酸化炭素吸収量を求める。
15)同様にして、120℃で得られた二酸化炭素濃度とガス流量から吸収液出口の二酸化炭素量を求め、バイパス側の流路で得られた吸収液入口の二酸化炭素量の差から、二酸化炭素放散量を求める。
16)不純物として水蒸気を混合ガスに同伴させる場合は、バルブCおよびDを恒温加湿器405側に切り替え、混合ガスを50℃に制御した膜チューブ内を通過することにより、外側に流通させた50℃のイオン交換水を飽和した混合ガスを調製し、二酸化炭素吸収液を充填した反応器に送り込み、10)以降の操作を行う。
(実施例1−1:MEA/2−ジメチルアミノエタノール)
二酸化炭素化学吸収性アミンとしてのモノエタノールアミン(MEA、2−アミノエタノール、シグマアルドリッチ社製、純度≧99.0%)1.01gと、3級アミン溶媒としての2−ジメチルアミノエタノール(アルドリッチ社製、純度≧99.5%)5.83gを混合して二酸化炭素吸収液E1−1を得た(モル分率20%)。水分含有率は1%以下である。図1に示す装置を用いて常圧で二酸化炭素吸収液E1−1の二酸化炭素吸収量を測定した。結果を図5に示す。10℃で吸収した二酸化炭素は、125.91(mol%/二酸化炭素化学吸収性アミン)であった。また、10℃で吸収した二酸化炭素の80℃における回収率は、83.67%であった。
(実施例1−2〜13)
3級アミン溶媒として、MDEAの代わりに、表1に示す3級アミン溶媒(モル分率20%)を用いた以外は、実施例1−1と同様にして二酸化炭素吸収液E1−2〜E1−13を得た(モル分率20%)。低温側(10〜150℃)は図1に示す装置を用いて常圧で、二酸化炭素吸収液E1−2〜E1−13の二酸化炭素吸収量を測定した。結果を図5、図6に示す。なお、E1−4は、二酸化炭素を吸収すると2相となった。また、E1−2は60℃以上で、E1−5は80℃以上で、E1−6は40℃以上で、二酸化炭素を吸収すると2相となった。また、10℃で吸収した二酸化炭素及び10℃で吸収した二酸化炭素の150℃における回収率を表1に示す。
また、二酸化炭素吸収液E1−7の反応熱を測定した。測定結果を図10に示す。
(実施例2−1〜17)
二酸化炭素化学吸収性アミンとしてMEAの代わりに、表2に示すアミン(モル分率20%)を用いた以外は、実施例1−1と同様にして二酸化炭素吸収液E2−1〜E2−17を得た(モル分率20%)。図1に示す装置を用いて常圧で、二酸化炭素吸収液E2−1〜E2−17の二酸化炭素吸収量を測定した。結果を図7〜図9に示す。なお、E2−9では、10℃〜100℃において濁りが観測された。E2−17では、10℃〜100℃において濁りが観測された。E2−15では、80℃〜100℃で固体の析出が見られ、E2−16では60℃で固まり、150℃超まで溶けなかった。また、10℃で吸収した二酸化炭素及び10℃で吸収した二酸化炭素の150℃における回収率を表1に示す。
二酸化炭素吸収液E2−4、E2−6、E2−7、E2−10、E2−11、E2−14、E2−16について反応熱を測定した。測定結果を図10に示す。
(実施例3−1〜3−3:MMEA/MDEA)
二酸化炭素化学吸収性アミンとしてのN−メチルエタノールアミン(MMEA、アルドリッチ社製、2−(メチルアミノ)エタノール、純度≧98.0%)0.90gと、3級アミン溶媒としてのメチルジエタノールアミン(MDEA、アルドリッチ社製、純度≧99.0%)5.61gを混合して二酸化炭素吸収液E3−1を得た(14質量%)。水分含有率は2%以下である。同様にして二酸化炭素吸収液E3−2(30質量%)及び二酸化炭素吸収液E3−3(50質量%)を得た。図1に示す装置を用いて常圧で二酸化炭素吸収液E3−1、E3−2,E3−3の二酸化炭素吸収量を測定した。結果を図11に示す。
(実施例4−1〜4−3:2−(ブチルアミノ)エタノール/MDEA)
二酸化炭素化学吸収性アミンとしての2−(ブチルアミノ)エタノール(アルドリッチ社製、純度≧98.0%)1.79gと、3級アミン溶媒としてのメチルジエタノールアミン(MDEA、アルドリッチ社製、純度≧99.0%)7.29gを混合して二酸化炭素吸収液E4−1を得た(20質量%)。水分含有率は2%以下である。同様にして二酸化炭素吸収液E4−2(30質量%)及び二酸化炭素吸収液E4−3(50質量%)を得た。図1に示す装置を用いて常圧で二酸化炭素吸収液E4−1、E4−2,E4−3の二酸化炭素吸収量を測定した。結果を図11に示す。
(実施例5−1〜5−3:ジエチレントリアミン/MDEA)
二酸化炭素化学吸収性アミンとしてのジエチレントリアミン(シグマアルドリッチ社製、純度≧99.0%)1.61gと、3級アミン溶媒としてのメチルジエタノールアミン(MDEA、アルドリッチ社製、純度≧99.0%)7.42gを混合して二酸化炭素吸収液E5−1を得た(18質量%)。水分含有率は2%以下である。同様にして二酸化炭素吸収液E3−2(30質量%)及び二酸化炭素吸収液E3−3(50質量%)を得た。図1に示す装置を用いて常圧で二酸化炭素吸収液E5−1、E5−2,E5−3の二酸化炭素吸収量を測定した。結果を図12に示す。
(実施例6−1〜6−3:N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン/MDEA)
二酸化炭素化学吸収性アミンとしてのN−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン(アルドリッチ社製、純度≧99.0%)1.59gと、3級アミン溶媒としてのメチルジエタノールアミン(MDEA、アルドリッチ社製、純度≧99.0%) 7.33gを混合して二酸化炭素吸収液E5−1を得た(18質量%)。水分含有率は2%以下である。同様にして二酸化炭素吸収液E3−2(30質量%)及び二酸化炭素吸収液E3−3(50質量%)を得た。図1に示す装置を用いて常圧で二酸化炭素吸収液E5−1、E5−2,E5−3の二酸化炭素吸収量を測定した。結果を図12、図13に示す。
(実施例7)
二酸化炭素化学吸収性アミンとしてのモノエタノールアミン(MEA、2−アミノエタノール、シグマアルドリッチ社製、純度≧99.0%)45.0115gと、3級アミン溶媒としてのメチルジエタノールアミン(MDEA、アルドリッチ社製、純度≧99.0%)105.0151gを混合して二酸化炭素吸収液E7−1を得た(30質量%)。水分含有率は1%以下である。二酸化炭素吸収液E7−1を用いて、模擬石炭燃焼排ガス(12mol%CO−N)による、ドライ条件で、二酸化炭素吸収・放散試験を行った、結果を図14、図15に示す。
(実施例8)
二酸化炭素化学吸収性アミンとしてのモノエタノールアミン(MEA、2−アミノエタノール、シグマアルドリッチ社製、純度≧99.0%)36.4403gと、3級アミン溶媒としてのメチルジエタノールアミン(MDEA、アルドリッチ社製、純度≧99.0%)85.0013gを混合して二酸化炭素吸収液E8を得た(30質量%)。水分含有率は1%以下である。二酸化炭素吸収液E8を用いて、加湿条件で、模擬石炭燃焼排ガス(12mol%CO−N)の二酸化炭素吸収・放散試験を行った、結果を図14、図15に示す。
(実施例9)
二酸化炭素化学吸収性アミンとしてのモノエタノールアミン(MEA、2−アミノエタノール、シグマアルドリッチ社製、純度≧99.0%)40.0276gと、3級アミン溶媒としてのN,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン(シグマアルドリッチ社製、純度99.3%) 93.3696gを混合して二酸化炭素吸収液E9を得た(30質量%)。水分含有率は1%以下である。二酸化炭素吸収液E9を用いて、加湿条件で、模擬石炭燃焼排ガス(12mol%CO−N)の二酸化炭素吸収・放散試験を行った、結果を図14、図15に示す。
(比較例1:MEA/水)
二酸化炭素化学吸収性アミンとしてエタノールアミン(MEA、2−アミノエタノール、シグマアルドリッチ社製、純度≧99.0%)0.67gと、溶媒として超純水5.15gを混合して、二酸化炭素吸収液R1(モル分率20%)を得た。二酸化炭素吸収液R1の反応熱を測定した。結果を図10に示す。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
101 窒素又は二酸化炭素のボンベ
102 減圧弁
103 流量計
104 バルブ
105 熱交換器
106 バルブ
107 熱媒
108 恒温槽
109 白金測温体
110 抵抗表示器
111 冷却水循環装置
112 反応容器
113 回転子
114 マグネチックスターラー
115 栓
116 ガス導入管
117 放出管
201 真空ポンプ
202 真空計
203 高圧セル部
204 ガスチャンバー部
205 恒温槽
206、207、208、209、210 バルブ
211 サーミスター
212 圧力計
213 冷却水循環装置
214 二酸化炭素ボンベ
215 高圧セル
216 撹拌子
217 スターラー
301 二酸化炭素ボンベ
302 窒素ボンベ
303 冷却水循環装置
304 シリンジポンプ
305 シリンジポンプ
306 恒温水槽
307 温度計
308 熱量計
309 制御用パソコン
310 圧力計
311 温調用ジャケット
401 二酸化炭素ボンベ
402 窒素ボンベ
403、404 マスフローコントローラー
405 恒温加湿器
406 吸収液注入器
407 反応器
408 恒温槽
409 コントローラー
410 撹拌器
411 撹拌翼
412 温度計
413 冷却水循環装置
414 冷却器
415 圧力計
416 二酸化炭素濃度計
417 データロガー
418 ガスフローメーター
409 記録用PC
A、B、C、D、E、F、G、I バルブ

Claims (14)

  1. 窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンと、窒素−水素結合を有さない3級アミン溶媒とを含み、
    前記窒素−水素結合を有さない3級アミン溶媒は、水素結合受容性に富み、立体構造的にも安定化し、前記窒素−水素結合を有するアミンと二酸化炭素との反応を促進するように、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した酸素原子及び/又は窒素原子を有し、酸素原子と窒素原子の合計が2以上の3級多座アミンである、高温回収可能な非水系の二酸化炭素吸収液。
  2. 前記3級多座アミンは、
    1つの窒素原子に、水酸基を有する主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基が1つと、炭素数2以上の無置換の炭化水素基が2つ結合した3級アミン、
    1つの窒素原子に、水酸基を有する主鎖の炭素数が3以上の炭化水素基が1つと、無置換の炭化水素基が2つ結合した3級アミン、
    1つの窒素原子に、水酸基を有する主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基が2つと、無置換の炭素数3以上の炭化水素基が1つ結合した3級アミン、又は
    非環状骨格を構成するエチレン基、プロピレン基、若しくはブチレン基を介したジアミン骨格を有する3級アミン、
    である、請求項1に記載の二酸化炭素吸収液。
  3. 前記3級多座アミンは、N−ブチルジエタノールアミン、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、又はN,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミンである、請求項1又は2に記載の二酸化炭素吸収液。
  4. 前記3級多座アミンは、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンである、請求項3に記載の二酸化炭素吸収液。
  5. 前記3級多座アミンは、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、又はトリエタノールアミンである、請求項1に記載の二酸化炭素吸収液。
  6. 前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、更に水酸基を有する炭化水素基を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の二酸化炭素吸収液。
  7. 前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、4−アミノ−1−ブタノール、N−メチルエタノールアミン、3−メチルアミノ−1−プロパノール、2−(エチルアミノ)エタノール、2−(ブチルアミノ)エタノール、モノエタノールアミン、又はジエタノールアミンである、請求項6に記載の二酸化炭素吸収液。
  8. 前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、ジエタノールアミンである、請求項7に記載の二酸化炭素吸収液。
  9. 前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した酸素原子及び/又は窒素原子を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の二酸化炭素吸収液。
  10. 前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した窒素原子を有するジアミン骨格を有する、請求項1〜5及び9のいずれか1項に記載の二酸化炭素吸収液。
  11. 前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、主鎖の炭素数が2以上の炭化水素基を介した窒素原子を有するジアミン骨格を2以上有するポリアミンである、請求項10に記載の二酸化炭素吸収液。
  12. 前記の窒素−水素結合を有する二酸化炭素化学吸収性アミンは、エチレンジアミン、ピペラジン、N−ヘキシルエチレンジアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N−(2−ヒドロキシイソプロピル)エチレンジアミン、N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリス(2−アミノエチル)アミン、1−(2−アミノエチル)ピペラジン、トリエチレンテトラミン、又は1,2−ビス(3−アミノプロプルアミノ)エタンである、請求項9〜11のいずれか1項に記載の二酸化炭素吸収液。
  13. 水分含有量が5質量%未満である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の二酸化炭素吸収液。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の二酸化炭素吸収液を二酸化炭素を含む混合ガスと50℃以下で接触させることによって、二酸化炭素を前記二酸化炭素吸収液に吸収させて、前記混合ガスから二酸化炭素を選択的に分離する吸収工程、及び
    前記の二酸化炭素を吸収した二酸化炭素吸収液を120℃以上に加熱することで吸収した二酸化炭素の90%以上を放散させて回収し、前記二酸化炭素吸収液を再生する加熱再生工程、を含む二酸化炭素分離回収方法。
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