JP2017106335A - 内燃機関及び内燃機関の制御装置 - Google Patents

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啓介 渋谷
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Abstract

【課題】異なる容積のシリンダを有する内燃機関において気筒休止制御を行い、運転状態に応じた最適な出力を発揮させる。
【解決手段】本発明に係る内燃機関100は、ピストン104の上下動によりクランクシャフト119を駆動し、少なくとも一部の容積が異なるように構成された複数の気筒と、複数の気筒の一部を休止する気筒休止機構と、を備える。異なる容積のシリンダを有する内燃機関において気筒休止制御を行うことで、運転状態に応じた最適な出力を発揮することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関及び内燃機関の制御装置に関する。
従来、例えば下記の特許文献1には、異なる容積の二つのシリンダを有する内燃機関が記載されている。
特表平8−507844号公報
近年、内燃機関の燃費向上等を目的として、吸排気バルブを閉弁状態で維持する気筒休止制御に関する技術開発が行われている。
しかし、上記特許文献1に開示された技術は、異なる容積の二つのシリンダを有するものであるが、気筒休止を行うことは何ら考慮されていなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、異なる容積のシリンダを有する内燃機関において気筒休止制御を行うことで、運転状態に応じた最適な出力を発揮させることが可能な、新規かつ改良された内燃機関及び内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ピストンの上下動によりクランクシャフトを駆動し、少なくとも一部の容積が異なるように構成された複数の気筒と、前記複数の気筒の一部を休止する気筒休止機構と、を備える、内燃機関が提供される。
前記複数の気筒のうち、第1群の気筒の容積に対して第2群の気筒の容積が異なるものであっても良い。
また、前記第1群の気筒に対して前記第2群の気筒のボア又はストロークが異なるものであっても良い。
また、水平対向に配置された4つの前記気筒を備え、前記第1群の気筒が1番気筒及び2番気筒であり、前記第2群の気筒が3番気筒及び4番気筒であっても良い。
また、直列に配置された4つの前記気筒を備え、前記第1群の気筒が1番気筒及び4番気筒であり、前記第2群の気筒が2番気筒及び3番気筒であっても良い。
また、前記第1群の気筒の容積に対して前記第2群の気筒の容積が2倍であっても良い。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、運転状態を示す情報を取得する取得部と、前記運転状態に基づいて、容積が異なるように構成された複数の気筒の一部を休止する休止制御部と、を備える、内燃機関の制御装置が提供される。
前記運転状態は、アクセル開度に基づいて定められる運転者の要求駆動力であっても良い。
また、前記複数の気筒のうち、第1群の気筒の容積に対して第2群の気筒の容積が異なり、前記休止制御部は、前記第1群の気筒又は前記第2群の気筒を休止するものであっても良い。
また、前記複数の気筒は水平対向に配置され、前記第1群の気筒が1番気筒及び2番気筒であり、前記第2群の気筒が3番気筒及び4番気筒であっても良い。
また、前記複数の気筒は直列に配置され、前記第1群の気筒が1番気筒及び4番気筒であり、前記第2群の気筒が2番気筒及び3番気筒であっても良い。
また、前記第1群の気筒の容積に対して前記第2群の気筒の容積が2倍であっても良い。
以上説明したように本発明によれば、異なる容積のシリンダを有する内燃機関において、気筒休止制御を行うことが可能な内燃機関及び内燃機関の制御装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の概略構成を示す図である。 図1に示される内燃機関の構成の一部を詳細に説明するための図である。 本実施形態に係る制御装置の概略的な機能構成を示す図である。 バルブ制御機構を示す模式図である。 バルブ制御機構を示す模式図である。 バルブ制御機構を示す模式図である。 クランクシャフトに対してコネクティングロッドを介してピストンが装着された状態を示す模式図である。 図5の矢印A方向からピストンを見た状態を示す模式図である。 ピストンが挿入されるシリンダブロックを示す模式図である。 要求駆動力と休止気筒との関係を規定したマップの一例を示す模式図である。 第1のモード、第2のモード、第3のモードのそれぞれにおいて、クランクシャフトの回転数と出力との関係を示す特性図である。 本実施形態に係る制御装置において実行される気筒休止制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る内燃機関の制御装置200により制御される内燃機関100の概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係る内燃機関100の概略構成を示す図である。
内燃機関100は、図1に示したように、シリンダ102、ピストン104、コネクティングロッド106、点火プラグ108、吸排気バルブ110、カム機構およびクランクシャフト119を備える。なお、内燃機関100は、図示しない車両に縦置きされる縦置き型の内燃機関である。
シリンダ102は、気筒として、図1に示したように複数設けられ、複数のシリンダ102の各々はピストン104をそれぞれ収納し、シリンダ102およびピストン104によってシリンダ102内に燃焼室が形成される。また、ピストン104は、燃焼室における燃料の燃焼によって直線往復運動を行い、当該直線往復運動はコネクティングロッド106を介してクランクシャフト119に伝達される。
吸排気バルブ110はカム機構の動作によって開閉し、吸気バルブの開弁によってシリンダ102の燃焼室に外部の新気が取り込まれ、排気バルブの開弁によって燃焼後のガスがシリンダ102の燃焼室から排出される。また、点火プラグ108の点火によって、シリンダ102の燃焼室内に供給される燃料が燃焼される。
カム機構は、図1に示したように、カムシャフト112および当該カムシャフト112に固定されるカム114で構成される。カムシャフト112の回転によってカム114が回転し、カム114の突出部分が直接的または間接的に吸排気バルブを押し込むことによって吸排気バルブ110が開閉する。なお、カム114と吸排気バルブ110との間に別途ロッカアームが設けられ、ロッカアームを介して吸排気バルブ110が押し込まれてもよい。また、吸排気バルブ110は、ばねを有し、吸排気バルブ110が押し込まれた後に元の位置に戻るようにされている。
クランクシャフト119は、図1に示したように、クランクピン116、クランクジャーナル118およびこれらと連結されるクランクアーム120で構成される。クランクピン116はコネクティングロッド106と連結され、ピストン104の直線往復運動によってクランクアーム120が回転され、クランクアーム120の回転によってクランクジャーナル118が回転する。クランクジャーナル118は、クランクジャーナル118−1、118−2、118−3、118−4及び118−5で構成され、クランクジャーナル118−5側にトランスミッションが連結される。ここで、本実施形態では、トランスミッションに連結される側をリア側とも称し、反対側をフロント側とも称する。また、図1に示した内燃機関100は、リア側の2気筒が対向し、フロント側の2気筒が対向する、4気筒の水平対向型である。
続いて、図2を参照して、上述した内燃機関100の構成の一部について詳細に説明する。図2は、図1に示される内燃機関100の構成の一部を詳細に説明するための図である。
内燃機関100は、さらに、燃料供給機構、EGR(Exhaust Gas Recirculation)機構および制御装置200を備える。
燃料供給機構は、シリンダ102内に燃料を供給する。具体的には、燃料供給機構は、図2に示したように、フューエルインジェクタ122、燃料配管124、燃料ポンプ126および燃料タンク128を備えて構成される。例えば、フューエルインジェクタ122は、燃料ポンプ126によって燃料タンク128から吸い上げられ、燃料配管124を通じて供給される燃料をシリンダ102の燃焼室に向けて直接的に噴射する。
EGR機構は、シリンダ102から排出される排気の一部を吸気側に戻すことにより、排気をシリンダ102に供給する。具体的には、EGR機構は、図2に示したように、EGRバルブ130およびEGR配管132で構成される。例えば、EGR配管132は、シリンダ102からの排気が流れる排気管134Bおよびシリンダ102に供給される空気が流れる吸気管134Aを連通させる。なお、図1に示した吸排気バルブ110は、図2における吸気バルブ110A及び排気バルブ110Bに相当する。EGRバルブ130は、当該EGR配管132に設けられ、EGR配管132を通過して吸気管に流れ込む排気の量を調節する。
吸気管134Aには、スロットルバルブ135が設けられている。スロットルバルブ135は、運転者のアクセル操作によって駆動される。制御装置200は、センサにより検出されたスロットルバルブ135の開度(アクセル開度)を取得する。
バルブ制御部(気筒休止機構)250は、制御装置200からの指令に基づいて、通常運転時と気筒休止運転時において吸排気バルブ110(吸気バルブ110A、排気バルブ110B)を制御する。バルブ制御部250の構成については後述する。
制御装置200は、内燃機関100を構成する各装置の動作を制御する。具体的には、制御装置200は、制御対象である各アクチュエータと接続線、例えばワイヤハーネス等で接続され、当該接続線を通じて送受信される電気信号を用いて各アクチュエータに動作指示を行う。例えば、制御装置200は、ECU(Electronic Control Unit)であり得る。
続いて、図3を参照して、内燃機関の制御装置200の機能構成について説明する。図3は、本実施形態に係る制御装置200の概略的な機能構成を示す図である。
制御装置200は、図3に示したように、取得部210、記憶部220、気筒選択部230、休止制御部240及び通信部250を含む。
取得部210は、内燃機関100に関する各種情報を取得する機能を有する。例えば、取得部210は、内燃機関100に関する運転状態を示す情報を取得する。運転状態を示す情報を、以下では運転状態情報とも称する。
記憶部220は、所定の記録媒体に対してデータの記録再生を行う部位である。例えば、記憶部220は、後述するマップを記憶する。
気筒選択部230は、休止制御部240により休止される対象となる気筒を選択する機能を有する。例えば、気筒選択部230は、取得部210により取得された運転状態情報に基づいて、休止対象の気筒を選択する。その際、気筒選択部230は、記憶部220に記憶されたマップを参照することで、振動音の抑制を考慮した気筒休止制御が実現される。なお、気筒選択部230が行う休止対象の気筒の選択には、気筒を休止させるか否かの選択、及び休止させる気筒の選択が含まれる。
休止制御部240は、複数の気筒のうち一部を休止状態にする機能を有する。例えば、休止制御部240は、吸排気バルブ110を閉弁状態で維持する気筒休止制御を行う。例えば、休止制御部240は、吸排気バルブ110を閉弁状態に維持する気筒休止機構に、閉弁状態の維持又は解除を指示することにより、吸排気バルブ110の開閉を制御する。休止状態においては、燃料供給機構による燃料供給は停止される。そのため、気筒休止制御により燃料消費率が向上し得る。
通信部250は、内燃機関100を構成する各装置との通信を行う。具体的には、通信部250は、制御装置200の制御対象である各アクチュエータおよび内燃機関100に備えられる各センサと通信を介して接続する。例えば、通信部250は、取得部210又は休止制御部240等からの動作指示をアクチュエータに送信し、センサにより取得された情報を当該センサから受信する。例えば、制御装置200は、CAN(Controller Area Network)通信等を用いて制御対象の各アクチュエータ等と通信を行う。なお、通信部250は、他の制御装置、例えば駆動制御装置等と通信を行ってもよい。
図4A,4B,4Cは、バルブ制御部(気筒休止機構)250の一例を示す模式図である。なお、バルブ制御部250の構成は以下に示す構成に限定されるものではない。図4Aに示すように、吸気バルブ110Aは、ロッカーアーム260,262を介して、吸気カム254によって駆動される。吸気カム254は、吸気カムシャフト112aに設けられている。また、排気バルブ110Bは、ロッカーアーム270,272を介して、排気カム280によって駆動される。排気カム280は、排気カムシャフト112bに設けられている。
図4Bは、吸気カム254及びロッカーアーム260,262によって吸気バルブ110Aが駆動される様子を、4気筒運転、気筒停止のそれぞれについて示した図である。図4Bは、図4A中の矢印AA方向からロッカーアーム260,262、吸気カム254を見た状態を示している。図4Bに示すように、2つのロッカーアーム260,262は並んで配置されている。吸気バルブ110Aは、右側に配置されたロッカーアーム262と当接し、ロッカーアーム262によって駆動される。左側に配置されたロッカーアーム260は、吸気カム254と当接し、吸気カム254によって駆動される。吸気バルブ110Aは、図4Bに示す位置P1でロッカーアーム262と当接する。
図4Bに示すように、ローカーアーム260とロッカーアーム262を固定するピン290が設けられている。ピン290は油圧によって駆動される。4気筒運転時には、ローカーアーム260とロッカーアーム262とがピン290によって固定される。これにより、吸気カム254によってロッカーアーム260が駆動されると、ロッカーアーム262はロッカーアーム260と一体となって駆動される。従って、ローカーアーム260及びロッカーアーム262は、回転軸266を中心として、吸気カム254の形状に倣って吸気カム254の位相で往復運動を行う。これにより、ロッカーアーム262と当接する吸気バルブ110Aが開閉駆動される。
また、気筒停止時には、ローカーアーム260とロッカーアーム262はピン290によって固定されない。これにより、吸気カム254は、ロッカーアーム260をそれぞれ駆動するが、ロッカーアーム262は駆動されないため、吸気バルブ110Aが閉じた状態が維持される。
図4Cは、排気カム280及びロッカーアーム270,272によって排気バルブ110Bが駆動される様子を、4気筒運転、気筒停止のそれぞれについて示した図である。図4Cは、図4A中の矢印AB方向からロッカーアーム270,272、排気カム280を見た状態を示している。図4Cに示すように、2つのロッカーアーム270,272は並んで配置されている。排気バルブ110Bは、右側に配置されたロッカーアーム272と当接し、ロッカーアーム272によって駆動される。左側に配置されたロッカーアーム270は、排気カム280と当接し、排気カム280によって駆動される。排気バルブ110Bは、図4Cに示す位置P2でロッカーアーム272と当接する。
図4Cに示すように、ローカーアーム270とロッカーアーム272を固定するピン294が設けられている。ピン294は油圧によって駆動される。4気筒運転時には、ローカーアーム270とロッカーアーム272とがピン294によって固定される。これにより、排気カム280によってロッカーアーム270が駆動されると、ロッカーアーム272はロッカーアーム270と一体となって駆動される。従って、ローカーアーム270及びロッカーアーム272は、回転軸268を中心として、排気カム280の形状に沿って往復運動を行う。これにより、ロッカーアーム272と当接する排気バルブ110Bが開閉駆動される。
また、気筒停止時には、ローカーアーム270とロッカーアーム272はピン294によって固定されない。これにより、排気カム280はロッカーアーム270を駆動するが、ロッカーアーム272は駆動されないため、排気バルブ110Bが閉じた状態が維持される。
続いて、本実施形態に係る内燃機関100の各気筒の容積について説明する。図5は、クランクシャフト119に対してコネクティングロッド106を介してピストン104が装着された状態を示す模式図である。水平対向型の内燃機関100が車両に縦置きされた状態において、4つの気筒を車両の前側から1番気筒、2番気筒、3番気筒、4番気筒とする。本実施形態では、1番気筒、2番気筒の容積と、3番気筒、4番気筒の容積が異なっている。このため、1番気筒、2番気筒のボア及びストロークと、3番気筒、4番気筒のボア及びストロークが異なっている。
図6は、図5の矢印A方向からピストン104を見た状態を示す模式図である。本実施形態では、内燃機関100の気筒の容積を異ならせ、気筒休止の際の出力を多段階に調整可能としている。
このため、本実施形態では、例えば、1番気筒、2番気筒の容積に対し3番気筒、4番気筒の容積を2倍とする。シリンダ102のボア及びストロークの一方又は双方を変更することで、異なる容積を実現する。
また、容積を変化させる場合に、排気量の異なる内燃機関のピストン、シリンダ、コネクティングロッド等の部品を利用することができる。一例として、本実施形態に係る内燃機関100の排気量が2.0L(リットル)の場合、1番気筒、2番気筒は、4気筒の1.6L(リットル)の内燃機関の部品を利用することができる。この場合、ピストン101の直径(ボアサイズ)はφ79[mm]程度であり、ストロークは、82[mm]程度となる。また、3番気筒、4番気筒は、4気筒の2.5L(リットル)の内燃機関の部品を利用することができる。この場合、ピストン101の直径はφ94[mm]程度であり、ストロークは90[mm]程度となる。
図7は、ピストン104が挿入されるシリンダブロックを示す模式図であり、図1の矢印A2方向からシリンダ102を見た状態を示している。図7に示すように、2番気筒のシリンダ102の直径と4番気筒のシリンダ102の直径は異なるものとなる。
本実施形態に係る制御装置200(例えば、取得部210)は、運転状態情報を取得する機能を有する。運転状態情報は多様に考えられる。例えば、運転状態情報は、アクセル開度、内燃機関100の回転数及び内燃機関100のトルクを含む情報であってもよい。なお、回転数は、エンジン回転センサを用いて取得され得る。また、トルクは、アクセル開度と燃料噴射量に基づいて計算され得る。
本実施形態に係る制御装置200(例えば、気筒選択部230)は、休止対象の気筒を選択する機能を有する。
例えば、気筒選択部230は、内燃機関100の要求駆動力に基づいて休止対象の気筒を選択する。ここで、内燃機関100の要求駆動力は、アクセル開度から求まる。本実施形態では、1番気筒〜4番気筒を選択的に運転または休止させることで、3つの運転モードを実現する。第1のモードは、1番気筒〜4番気筒の全気筒を運転する全気筒運転モードである。この場合、内燃機関100の出力が最も高くなる。第2のモードは、1番気筒及び2番気筒を休止するモードである。上述したように、1番気筒、2番気筒の容積に対して3番気筒、4番気筒の容積は2倍であるため、第2のモードの出力は、第1のモードの2/3となる。第3のモードは、3番気筒及び4番気筒を休止するモードである。この場合、第3のモードの出力は、第1のモードの1/3(第2のモードの1/2)となる。
気筒選択部230は、内燃機関100の要求駆動力と休止気筒との関係を規定したマップに基づき、休止気筒を決定する。図8は、要求駆動力と休止気筒との関係を規定したマップの一例を示す模式図である。図8に示すように、要求駆動力がF1未満の場合は、第3のモードとされ、3番気筒及び4番気筒が停止される。また、要求駆動力がF1以上、F2未満の場合は、第2のモードとされ、1番気筒及び2番気筒が停止される。また、要求駆動力がF2以上の場合は、第1のモードとされ、全気筒が運転される。
図9は、第1のモード、第2のモード、第3のモードのそれぞれにおいて、クランクシャフト119の回転数と内燃機関100の出力との関係を示す特性図である。ここで、実線は第1のモード、破線は第2のモード、一点鎖線は第3のモードをそれぞれ示している。図9に示すように、回転数に応じた最高出力の特性は、第1のモード、第2のモード、第3のモードの順に低くなる。
また、第1〜第3のモードのそれぞれにおいて、回転数に応じて最も燃費が良い領域R1〜R3が存在する。ここで、領域R1は第1のモードの最も燃費が良い領域を示しており、領域R2は第2のモードの最も燃費が良い領域を示しており、領域R3は第3のモードの最も燃費が良い領域を示している。
図9において、例えば点Pで内燃機関100を運転する場合、第1〜第3のモードのいずれでも運転することはできるが、第2のモードで運転した場合、最も燃費が良くなる。一方、第1のモード、第3のモードで運転した場合、第2のモードに比べて燃費が低下する。
ここで、各気筒の容積が等しい4気筒の内燃機関において気筒休止を行う場合、全気筒運転と2気筒運転のいずれかのモードで運転が行われる。この場合、全気筒運転の出力に対して2気筒運転の出力は1/2であるため、図9のような3種類の特性を得ることができない。このため、運転状態に応じて、常に燃費が良くなる領域で運転を行うことは困難である。
一方、本実施形態では、気筒の容積が異なるようにしているため、図9のような出力の異なる3種類の特性を得ることができ、要求駆動力に応じて第1〜第3のモードを選択することで、より最適な出力を得ることができる。また、運転状態に応じて、最も燃費が良い領域R1〜R3で運転を行うことが可能となる。
図10は、本実施形態に係る制御装置200において実行される気筒休止制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10に示すように、まず、取得部210は、運転状態情報を取得する(ステップS102)。次いで、気筒選択部230は、図8のマップに基づいて、第1〜第3のモードのいずれかを選択し、休止対象となる気筒を選択する(ステップS104)。そして、休止制御部240は、上記ステップS104において気筒選択部230により休止対象として選択された気筒を休止状態にする(ステップS106)。なお、ステップS104において第1のモードが選択された場合には、ステップS106ではいずれの気筒も休止状態とはされない。
上記実施形態では、4気筒の水平対向型の内燃機関100を対象として説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、内燃機関100は、直列型又はV型等の多様な形態であっても良いし、2気筒又は6気筒等の任意の数の気筒を有していても良い。
例えば、直列型の4気筒の内燃機関に適用した場合、振動を抑制する観点から、1番気筒と4番気筒、または2番気筒と3番気筒を同時に休止する。このため、1番気筒と4番気筒の容積に対して2番気筒と3番気筒の容積が異なるように構成する。一例として、1番気筒と4番気筒の容積に対して2番気筒と3番気筒の容積が2倍となるように構成する。
また、V型の内燃機関の場合は、一方のバンクの気筒の容積に対して、他方のバンクの気筒の容積がことなるように構成する。この場合、両バンクの重量の均一化を図るため、径の異なるピストンであっても重量は同一にすることが望ましい。
以上説明したように本実施形態によれば、内燃機関100が備える複数の気筒の容積を異なるように構成したため、複数の気筒を選択的に気筒休止することで、内燃機関100の出力を多段階に調整することができる。従って、内燃機関100の運転状態に応じて最適な気筒休止を行うことで、内燃機関100を最適な状態で制御することができ、燃料消費を最小限に抑えることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
100 内燃機関
104 ピストン
119 クランクシャフト
210 取得部
240 休止制御部
300 バルブ制御部(気筒休止機構)

Claims (12)

  1. ピストンの上下動によりクランクシャフトを駆動し、少なくとも一部の容積が異なるように構成された複数の気筒と、
    前記複数の気筒の一部を休止する気筒休止機構と、
    を備えることを特徴とする、内燃機関。
  2. 前記複数の気筒のうち、第1群の気筒の容積に対して第2群の気筒の容積が異なることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記第1群の気筒に対して前記第2群の気筒のボア又はストロークが異なることを特徴とする、請求項2に記載の内燃機関。
  4. 水平対向に配置された4つの前記気筒を備え、前記第1群の気筒が1番気筒及び2番気筒であり、前記第2群の気筒が3番気筒及び4番気筒であることを特徴とする、請求項2又は3に記載の内燃機関。
  5. 直列に配置された4つの前記気筒を備え、前記第1群の気筒が1番気筒及び4番気筒であり、前記第2群の気筒が2番気筒及び3番気筒であることを特徴とする、請求項2又は3に記載の内燃機関。
  6. 前記第1群の気筒の容積に対して前記第2群の気筒の容積が2倍であることを特徴とする、請求項2〜5のいずれかに記載の内燃機関。
  7. 運転状態を示す情報を取得する取得部と、
    前記運転状態に基づいて、容積が異なるように構成された複数の気筒の一部を休止する休止制御部と、
    を備えることを特徴とする、内燃機関の制御装置。
  8. 前記運転状態は、アクセル開度に基づいて定められる運転者の要求駆動力であることを特徴とする、請求項7に記載の内燃機関の制御装置。
  9. 前記複数の気筒のうち、第1群の気筒の容積に対して第2群の気筒の容積が異なり、
    前記休止制御部は、前記第1群の気筒又は前記第2群の気筒を休止することを特徴とする、請求項7又は8に記載の内燃機関の制御装置。
  10. 前記複数の気筒は水平対向に配置され、前記第1群の気筒が1番気筒及び2番気筒であり、前記第2群の気筒が3番気筒及び4番気筒であることを特徴とする、請求項9に記載の内燃機関の制御装置。
  11. 前記複数の気筒は直列に配置され、前記第1群の気筒が1番気筒及び4番気筒であり、前記第2群の気筒が2番気筒及び3番気筒であることを特徴とする、請求項9に記載の内燃機関の制御装置。
  12. 前記第1群の気筒の容積に対して前記第2群の気筒の容積が2倍であることを特徴とする、請求項9〜11のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
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