JP2017107586A - サーバーからのドキュメントの部分的なロードおよび編集 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークを通じてクライアント・コンピューター上のドキュメントにアクセスするとき、ドキュメントを一部のみ開くことで、高速にレンダリングする方法を提供する。【解決手段】クライアント・コンピューター上でドキュメントの第1の部分を開ための、第1の部分のサイズを判定するために使用する情報を含む要求をサーバー・コンピューターに送信する。ドキュメントの第1の部分のサブセットである第2の部分を、クライアント・コンピューターのディスプレイ・スクリーン上でレンダリングし、クライアント・コンピューター上でユーザーがドキュメントの第3の部分をスクロールしたと判定したとき及びドキュメントのさらなる部分がサーバー・コンピューターにおいて利用可能であると判定したときに、ドキュメントの追加部分を開く第2の要求をサーバー・コンピューターに送信する。【選択図】図6
Description
本発明は、サーバー・コンピューターに格納されたドキュメントの部分的なロードおよび編集のためのシステムおよび方法に関する。
クライアント・コンピューターによりアクセスされるドキュメントは一般に、ネットワークを通じてサーバー・コンピューターまたはデータベースに格納される。典型的なドキュメントへのアクセスは、サーバー・コンピューターに格納されたドキュメントをクライアント・コンピューター上のウェブ・ブラウザーを介して閲覧すること、および、サーバー・コンピューターに格納されたドキュメントをクライアント・コンピューター上のアプリケーションプログラムを介して編集することを含む。
ネットワークを通じてクライアント・コンピューター上のドキュメントにアクセスするときは、送信距離、ドキュメント長および他の要因に起因して、時間遅延が生ずる場合がある。
本概要は、選択した概念を、以下の発明を実施するための形態でさらに詳細に説明される、簡易な形式で導入するために提供される。本概要は、特許請求する主題の主要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、特許請求する主題の範囲を決定する際の支援として意図したものでもない。
本開示の実施形態は、クライアント・コンピューターにおいてドキュメントにアクセスする方法に関する。クライアント・コンピューターにおいて、ドキュメントの第1の部分を開く第1の要求をサーバー・コンピューターに送信する。当該ドキュメントはサーバー・コンピューターに格納される。ドキュメントの第1の部分はドキュメント全体よりも小さい。当該要求は、ドキュメントの第1の部分のサイズを判定するのにサーバー・コンピューターが使用する情報を含む。クライアント・コンピューターにおいて、ドキュメントの第1の部分をサーバー・コンピューターから受信する。ドキュメントの第1の部分をサーバー・コンピューターから受信した後、ドキュメントの第2の部分をクライアント・コンピューター上のディスプレイ・スクリーン上にレンダリングする。ドキュメントの第2の部分は、ドキュメントの第1の部分のサブセットである。クライアント・コンピューターにおいて、ドキュメントのさらなる部分がサーバー・コンピューターにおいて利用可能であるという判定がされる。クライアント・コンピューターにおいて、ユーザーがクライアント・コンピューター上のディスプレイ・スクリーン上でドキュメントの第3の部分をスクロールしたという判定がされる。クライアント・コンピューターが、ユーザーがドキュメントの第3の部分をスクロールしたと判定したとき、および、クライアント・コンピューターが、ドキュメントのさらなる部分がサーバー・コンピューターにおいて利用可能であるという判定したときは、ドキュメントの追加部分を開く第2の要求をサーバー・コンピューターに送信する。
これらの特徴およびその他の特徴ならびに利点は、下記の詳細な説明を読み、および添付図面を検討することで明らかになるであろう。上記の一般的な説明および下記の詳細な説明はともに例示にすぎず、特許請求する態様を限定するものではないことは理解されよう。
本出願は、サーバー・コンピューターに格納されたドキュメントの部分的なロードおよび編集を行うシステムおよび方法に関する。
例示的な実施形態では、サーバー・コンピューターに格納されたドキュメントにクライアント・コンピューター上でアクセスするときに、サーバー・コンピューターはドキュメントの一部のみを開き、ドキュメントの開いた部分をクライアント・コンピューターに送信する。開かれたドキュメントの部分のサイズは、一般に、クライアント・コンピューター上のディスプレイ・スクリーンに適合することができるドキュメントのサイズに、スクロールを可能とするドキュメントをやや多くの部分を加えたものに対応する。開かれたドキュメントの部分を、クライアント・コンピューター上のメモリにロードする。ドキュメント全体ではなくキュメントの一部のみを開き、ドキュメントのこの部分をクライアント・コンピューターにロードすることによって、ドキュメントをクライアント・コンピューター上で、ドキュメント全体を開いた場合よりも高速にレンダリングすることができる。
本開示では、ドキュメントの一部を開くことは、ドキュメントに対するハンドルをサーバー・コンピューターにおいて取得し、およびドキュメントの一部をクライアント・コンピューターに送信することを指す。
図1は、ネットワーク上でドキュメントにアクセスする際に使用される例示的なシステム100を示す。例示的なシステム100は、クライアント・コンピューター102、104、ネットワーク110、およびサーバー・コンピューター112を含む。より多くまたはより少ないクライアント・コンピューターおよびサーバー・コンピューターを使用することができる。
サーバー・コンピューター112は、ネットワーク110を介してクライアント・コンピューター102および104にアクセス可能である。ネットワーク110の例は、インターネットおよび企業のイントラネットである。ネットワーク110のその他の例が可能である。
例示的なクライアント・コンピューター102は、ウェブ・ブラウザー106を含み、および例示的なクライアント・コンピューター104は、クライアント・ソフトウェア・アプリケーション108を含む。例示的なクライアント・ソフトウェア・アプリケーションは、本件特許出願人提供のMicrosoft Word(登録商標)2010文書処理プログラムである。
サーバー・コンピューター112に格納されたドキュメントにクライアント・コンピューター102上のウェブ・ブラウザー106がアクセスするとき、クライアント・コンピューター102はドキュメントを開く要求をサーバー・コンピューター112に送信する。当該要求は一般に、クライアント・コンピューター102上の情報の表示に関する1つまたは複数のパラメータを含む。例えば、あるパラメータが、ドキュメントがレンダリングされるクライアント・コンピューター102上のディスプレイ・スクリーンのサイズを指定してもよい。別のパラメータが、ドキュメントがレンダリングされるフォント・サイズを指定してもよい。第3のパラメータが、ディスプレイ・スクリーンの画素解像度を指定してもよい。他の例示的なパラメータを使用してもよい。
例示的なサーバー・コンピューター112がドキュメントを開く要求を受信するときに、サーバー・コンピューター112は、ドキュメントを部分的に開くべきであると判定する。一部の例では、サーバー・コンピューター112は、ドキュメントを部分的に開くべきであると判定し、当該判定はクライアント・コンピューター102上の情報の表示に関する1つまたは複数のパラメータの存在によって行われる。他の例では、ドキュメントを開く要求が、ドキュメントを部分的に開くべきであると指定する関数コードを含んでもよい。サーバー・コンピューター112がドキュメントを部分的に開くべきであると判定する他の手段が可能である。
サーバー・コンピューター112は、1つまたは複数のパラメータに含まれる情報を使用して、ドキュメントのどれだけ多くの部分をクライアント・コンピューター102に送信すべきかを判定する。サーバー・コンピューター112は、ドキュメントのどれだけ多くの部分がクライアント・コンピューター102上のディスプレイ・スクリーンのサイズに適合するかを判定する。サーバー・コンピューター112が、ドキュメントのどれだけ多くの部分がクライアント・コンピューター102上のディスプレイ・スクリーンのサイズに適合するかを判定するときに、サーバー・コンピューター112は、判定したサイズに追加のサイズを加えた分のドキュメントを開く。追加のサイズは、クライアント・コンピューター102にロードすべきであるが現在は表示されない、ドキュメントの一部を表す。例えば、ドキュメントを開くとき、追加のサイズは、あるディスプレイ・スクリーンに対応してもよく、当該ディスプレイ・スクリーンはあるディスプレイ・スクリーンに適合するドキュメントの初期部分の下に位置する。クライアント・コンピューター102におけるユーザーがドキュメントの第1の表示されたスクリーンを越えてスクロールするときに、ドキュメントの第2のスクリーンは既にロードされ、および表示の準備ができている。
サーバー・コンピューター112がドキュメントのどれだけ多くの部分を開くかを判定するときに、サーバー・コンピューター112は、サーバー・コンピューター112が開いたドキュメントの部分をクライアント・コンピューター102に送信する。クライアント・コンピューター102がドキュメントの当該部分をサーバー・コンピューター112から受信するときに、クライアント・コンピューター102は受信したドキュメントの当該部分をクライアント・コンピューター102上のメモリにロードする。そして、クライアント・コンピューター102は、ドキュメントの第1のページをクライアント・コンピューター102上のディスプレイ・スクリーンにレンダリングする。
図2は、サーバー・コンピューター112に格納された例示的なドキュメント200のページを示す。例示的なドキュメント200のページは、5つの最上位オブジェクト−4つのパラグラフおよび1つのテーブルを含む。本開示で使用する際、オブジェクトとはドキュメントの特定のコンポーネントである。例示的なオブジェクトは、段落、テーブル、画像、文、ワード、テーブルのセル、およびハイパーリンクを含む。その他の例示的なオブジェクトが可能である。段落、テーブル、および画像などのオブジェクトは、追加的な組込みオブジェクトを含むことができるので、それらは最上位オブジェクトとして指定される。例えば、段落オブジェクトが1つまたは複数の文オブジェクトを含んでもよい。その他の最上位オブジェクトが可能である。各最上位オブジェクトは、一意な識別子を有する。したがって、ドキュメント内の各段落、文、ワード、画像、テーブル、およびテーブルのセル等は一意に識別される。
例示的なドキュメント200における第1の最上位オブジェクトは段落202である。例示的な段落202は、ID#100によって識別される。ドキュメント200における他の最上位オブジェクトは、段落204(ID#200)、段落206(ID#300)、テーブル208(ID#400)、および段落210(ID#500)を含む。種々の例において、段落における文または文におけるワードなどの、別のオブジェクトに組み込まれたオブジェクトが、高位オブジェクトに関連付けられたIDを有してもよい。例えば、段落202における第1の文を110によって識別してもよく、第1の文における第1のワードを101によって識別してもよい。種々の例において、ID番号が別のフォーマットであってもよい。本明細書でさらに詳細に論ずるように、一意なIDを伴うドキュメント内の各オブジェクトを識別することで、当該ドキュメントの編集が容易になる。
ドキュメントは一般に、当該ドキュメントに特有なフォーマットでサーバー・コンピューター112に格納される。例えば、Microsoft Word(登録商標)文書処理のドキュメントは一般に、Word(登録商標)文書処理のドキュメントと一貫した形式で格納される。Microsoft Word(登録商標)文書処理アプリケーションの幾つかのバージョンについては、フォーマットはXMLであってもよい。Microsoft Word(登録商標)文書処理アプリケーションのその他のバージョンについては、フォーマットは独自のものであってもよい。しかし、Word(登録商標)文書処理のドキュメントがクライアント・コンピューター102のウェブ・ブラウザー上にレンダリングされるときに、Word(登録商標)文書処理のドキュメントは、ウェブ・ブラウザーと一貫したフォーマット、例えばHTMLフォーマットでレンダリングされる。サーバー・コンピューター112はドキュメントの開いた部分をクライアント・コンピューター102に送信する。当該部分はクライアント・コンピューター102がHTMLに変換できるフォーマットである。種々の例において、サーバー・コンピューター112がクライアント・コンピューター102上でレンダリングすべきドキュメントの一部を開くときに、サーバー・コンピューター112はドキュメントをWord(登録商標)文書処理フォーマットからXMLフォーマットに変換してもよい。そして、サーバー・コンピューター112はドキュメントの開いた部分をクライアント・コンピューター102にXMLフォーマットで送信する。
サーバー・コンピューター112がドキュメントの当該部分を開くことを判定するときに、サーバー・コンピューター112はドキュメントの開いた部分に含めるべきオブジェクトの数に関する閾値を判定する。サーバー・コンピューター112は、オブジェクト閾値を幾つかの方法のうち1つを介して判定してもよい。1つの方法では、サーバー・コンピューター112はクライアント・コンピューター102のディスプレイ・スクリーンに関する情報を取得する。当該情報は、当該ドキュメントを開く要求においてクライアント・コンピューター102からサーバー112に送信される1つまたは複数のパラメータで提供される。
当該1つまたは複数のパラメータに含まれるディスプレイ・スクリーン情報は、ディスプレイ・スクリーンのサイズ、ディスプレイ・スクリーンで使用されるフォントのサイズ、およびディスプレイ・スクリーンの画素解像度を含んでもよい。ディスプレイ・スクリーン情報を使用して、サーバー・コンピューター112はディスプレイ・スクリーンに適合するオブジェクトの数を判定する。別の方法では、ディスプレイ・スクリーンに適合するオブジェクトの数を、ドキュメントの部分を開くクライアント・コンピューター102からの要求メッセージに含まれるヒントから判定する。
そして、サーバー・コンピューター112は、追加のオブジェクトの数を判定する。個の数は、一般には1つまたは2つの追加のディスプレイ・スクリーンのサイズに対応する。オブジェクト閾値は、ディスプレイ・スクリーンに適合するオブジェクトの数に追加のオブジェクトの数を加えた総数に対応する。1つまたは2つの追加のディスプレイ・スクリーンのサイズに対応するドキュメントの部分は、クライアント・コンピューター102におけるユーザーがページをスクロールし、および隣接するページをクライアント・コンピューター102上のメモリからレンダリングさせることを可能とする。オブジェクト閾値を計算するその他の方法が可能である。
サーバー・コンピューター112は、オブジェクト閾値のサイズに対応するドキュメントの一部を開き、およびドキュメントのオブジェクトをクライアント・コンピューター102に送信し始める。オブジェクト閾値に達したときに、サーバー・コンピューター112は、オブジェクトのクライアントコンピューター102への送信を、最上位オブジェクトの最後に達するまで継続する。最上位オブジェクトの最後に達するまで送信することで、例えば、ドキュメントの開いた部分が、段落またはテーブルの真ん中で途切れるのではなく、最上位オブジェクト上で途切れることが保証される。オブジェクト閾値に達したときに、および最上位オブジェクトの最後に達したときに、サーバー・コンピューター112はオブジェクトのクライアント・コンピューター102への送信を停止する。
図3は、クライアント・コンピューター102上のメモリ領域308を使用して、サーバー・コンピューター112からクライアント・コンピューター102に送信されるドキュメントの開いた部分をロードしおよび格納する例を示す。メモリ領域308は、様々な最上位オブジェクトのサイズに対応するためにサイズが可変である。例示的なメモリ領域308は、ドキュメントの開いた部分の3つのページの部分からのデータを格納する。その他の例では、ページの部分のより多くのページもしくはより少ないページを含む様々なメモリ・サイズを格納してもよい。
図3では、ページ304は、黒の太線枠で示され、クライアント・コンピューター102上でレンダリングされたドキュメント・データのページに対応する。ページ304は、3つの例示的な最上位オブジェクト−オブジェクト316、318、および320を含む。ページ302は、ページ304に先行するドキュメントのページに対応し、およびページ306は、ページ304に続くドキュメントのページに対応する。図3では、ページ302および306の一部のみを実際にクライアント・コンピューター102上のメモリ領域308にロードする。例えば、ページ302のオブジェクト312および314をメモリ領域308にロードするが、オブジェクト310はロードしない。同様に、オブジェクト320、322、および324をメモリ領域308にロードするが、オブジェクト326はロードしない。
先に論じたように、サーバー・コンピューター112は一般に、開いたドキュメントのデータをクライアント・コンピューター102に送信する。当該開いたドキュメントのデータは、レンダリングされたデータの1つのページにドキュメントの追加のセクションを加えたものに対応する。図3では、ページ304は、レンダリングされるページに対応する。ページ302のオブジェクト312および314、ならびにページ306のオブジェクト320、322および324は、ドキュメントの追加のセクションに対応する。ドキュメントの追加のセクションをロードしおよび格納する理由は、ユーザーがドキュメントのスムーズなスクロールを可能とすることである。
例えば、ユーザーがページ304の最下部を越えてスクロールダウンした場合、オブジェクト320は、クライアント・コンピューター102上のメモリに既に格納されており、いかなる追加のダウンロードすることなく参照することができる。同様に、ユーザーがページ304の上端を越えて上にスクロールした場合、オブジェクト314も既にクライアント・コンピューター102のメモリに格納されており、何らさらにダウンロードすることなく閲覧することができる。
図3に示すように、メモリ領域308にロードされ、および格納された最初のオブジェクトはオブジェクト312であり、メモリ領域308にロードされ、および格納された最後のオブジェクトはオブジェクト324である。メモリ領域308は全部の最上位オブジェクトを格納する。メモリ領域308の最上部は、項目328により指定され、最上位オブジェクト312の最初の線に対応する。同様に、メモリ領域308の最下部は、項目330により指定され、最上位オブジェクト324の最後の線に対応する。ユーザーが、ページ304の最下部へスクロールダウンして、ページ306の一部がクライアント・コンピューター102のディスプレイ・スクリーン上でレンダリングされるときに、オブジェクト312がメモリ領域308の外に移動することができ、およびオブジェクト326がメモリ領域308の中に移動することができる。
このように、メモリ領域308のサイズを調節して、新たな最上位オブジェクトを含み、および古い最上位オブジェクトを削除する。さらに、下記で論ずるように、メモリ領域308から削除した最上位オブジェクトをクライアント・コンピューター102からアンロードし、追加のオブジェクトをサーバー・コンピューター112から受信し、およびメモリ領域308に格納してもよい。
図4はクライアント・コンピューター102のメモリ領域402の例を示し、図2におけるドキュメントの一部が最初にクライアント・コンピューター102において開かれ、およびサーバー・コンピューター112から受信されるときに対応する。メモリ領域402にロードしおよび格納するドキュメントの例示的な部分は、ドキュメント200の第1のページ、およびドキュメントの第2のページ404の一部を含む。種々の例において、ドキュメントの第2のページ404全体をメモリ領域402にロードしおよび格納してもよい。
ドキュメント200の第1のページが、クライアント・コンピューター102のディスプレイ・スクリーン上でレンダリングされる。一般に、レンダリングされたページに先行するドキュメントのページもしくはページの一部もメモリ領域402にロードしおよび格納する。しかし、この例では、レンダリングされたページがドキュメントの第1のページであるので、第1のページに先行するロードすべきコンテンツはない。この例では、これを、ドキュメント200の第1のページに先行する空白ページ401により示す。この例では、ユーザーがページ200の最下部およびページ402にスクロールしたときに、メモリ空間がページ200を格納できるようにするために、ページ200をロードした場所より上のメモリ領域402の部分は使用されない。メモリ領域402におけるスクロールの実装については、本明細書においてよりさらに詳細に論ずる。
図4に示すように、ドキュメントの第1のページ200は、オブジェクト202、204、206、および208、ならびにオブジェクト210の一部を含む。ドキュメントの第2のページ404は、オブジェクト210の残りの部分を含み、408、410、および412も含む。しかし、この例では、ドキュメントの第2のページ404の一部のみをロードするので、オブジェクト412はメモリ領域402からはずれ、かつこの時点では実際にクライアント・コンピューター102にロードおよび格納がされていない。図4において、オブジェクト412は、オブジェクト412がページ404の一部であることを示すように示されている。
オブジェクト202、204、206、208、210、408、410、および412は全て最上位オブジェクトであり、例えば、これらが段落、テーブル、リスト、または画像などのオブジェクトを含むことを意味する。サーバー・コンピューター112が、開くドキュメントの部分のサイズを、サーバー・コンピューター112が計算したオブジェクト閾値に基づいて判定するときに、サーバー・コンピューターは、オブジェクト閾値に対応するオブジェクトを、当該オブジェクト閾値に対応するオブジェクトを含む最上位オブジェクトの最後まで渡し続ける。図4に示すように、メモリ領域402にロードされおよび格納された最後の最上位オブジェクトはオブジェクト410である。オブジェクト410の最後の線406は、メモリ領域402の最後に対応する。
サーバー・コンピューター112がドキュメントの部分をクライアント・コンピューター102に送信するときに、サーバー・コンピューター112はまた、ドキュメントのさらなる部分がサーバー・コンピューター112において利用可能であるということのインジケーションを提供する。サーバー・コンピューター112は、ドキュメントのさらなる部分が利用可能であるということのインジケーションを、ドキュメントの部分をクライアント・コンピューター102に送信するのに使用するメッセージ内にフラグを設定することにより提供してもよい。当該フラグは一般に、ドキュメントのさらなる部分が利用可能であるときに設定される。フラグを使用する代わりに、サーバー・コンピューター112は、送信されるドキュメントの部分における最後のオブジェクトのID、およびドキュメントにおける最後のオブジェクトのIDを当該メッセージに含めてもよい。当該IDを評価することによって、クライアント・コンピューター102はドキュメントのさらなる部分が利用可能であるかを、サーバー・コンピューター112から判定してもよい。クライアント・コンピューター102とサーバー・コンピューター112との間で送信されるメッセージは、HTTP通信プロトコルを使用した標準的なウェブ・ベースのメッセージである。
ユーザーがレンダリングされたドキュメントのスクロールを開始し、およびドキュメント全体がまだクライアント・コンピューター102にロードされていないとき、クライアント・コンピューター102はドキュメントのさらなる部分を開いて、およびクライアント・コンピューター102にロードする必要があると判定する。クライアント・コンピューター102は、ドキュメントのさらなる部分を、スクロール度合いに基づいて取得する必要があると判定する。種々の例において、クライアントはスクロールされた最上位オブジェクトの数を計算し、およびスクロールされた最上位オブジェクトの数が閾値、例えばレンダリングされたデータのページ半分に対応する閾値より大きいときは、クライアント・コンピューター102はドキュメントの追加部分をサーバー・コンピューター112に要求する。種々の例において、閾値はページ半分より大きくても小さくてもよい。例えば、閾値が1ページまたは1ページの4分の3であってもよい。
図5は、ユーザーがドキュメントを1ページ分スクロールダウンしたときの例示的なメモリ領域402を示す。図5に示すように、ユーザーに対してレンダリングされたドキュメントの部分は、オブジェクト408、410および412、ならびにオブジェクト210の一部を含むページ404である。メモリ領域402の最上部は、オブジェクト206の最上部の線504に対して調整される。オブジェクト202および204はこの時点でメモリ領域402の外部にある。種々の例において、オブジェクトがスクロールの結果としてメモリ領域402の外部に移動したとき、当該オブジェクトをクライアント・コンピューター102からアンロードして、クライアント・コンピューター102上のメモリ・リソースを節約してもよい。例えば、メモリ・オブジェクト202および204をクライアント・コンピューター102によってアンロードしてもよい。メモリ・オブジェクト202および204がクライアント・コンピューター102によってアンロードされるときに、ユーザーがドキュメントの最上部にスクロールしたときにこれらのメモリ・オブジェクトを再度サーバー・コンピューター112から取得する必要がある。
図5はまた、ドキュメントにおいて1ページ分スクロールダウンした結果として、サーバー・コンピューター112が、ページ502により表されるドキュメントにおける次のページをメモリ領域402にロードすることを示す。この例では、ドキュメントにおける次のページは画像であり、オブジェクト510に対応する。サーバー・コンピューター112が最上位オブジェクトをクライアント・コンピューター102に送信するので、メモリ領域402の最下部がオブジェクト510の最後の線506に対して調整される。
種々の例において、サーバー・コンピューター112はドキュメントの次のページ(オブジェクト506に対応)を、クライアント・コンピューター102からの要求メッセージの結果として送信する。クライアント・コンピューターは、ユーザーが1ページ分スクロールダウンしたことを検出すると、要求メッセージをクライアント・コンピューター102に送信する。要求メッセージは、ドキュメントの追加部分を開き、およびドキュメントの追加部分をクライアント・コンピューター102に送信するようにサーバー・コンピューター112に命令する。ドキュメントの追加部分はこのケースでは1ページに対応する。種々の例において、クライアント・コンピューター102は、ユーザーが1ページより多くまたは少なくスクロールした結果として、要求をサーバー・コンピューター112に発行してもよい。
ドキュメントの部分をクライアント・コンピューター102上でスクロールしおよび参照することに加えて、ユーザーはドキュメントの1つまたは複数の部分を編集し、またはコンテンツをドキュメントに追加してもよい。論じたように、ドキュメント内の各オブジェクトは一意なID番号により識別される。ユーザーがドキュメントの一部を編集するときに、サーバー・コンピューター112において、編集されたオブジェクトが識別され、およびドキュメントの開いた部分に対して更新される。新たなオブジェクト、例えば新たなワード、文、または段落が追加された場合、当該ワード、文、または段落に対してID番号が生成される。種々の例において、既存のオブジェクトのID番号を調節して、追加されたワード、文、または段落の位置を示してもよい。さらに、当該ドキュメントの一部のみが開かれ、および編集されたオブジェクトのIDが既知であるので、ドキュメント全体を開く必要がなく、ドキュメントを編集し、および変更をサーバー・コンピューター112に保存することができる。
図6は、ドキュメントの一部をクライアント・コンピューターにおいて開く方法600の例示的なフローチャートを示す。例えば、ドキュメントの部分をクライアント・コンピューター102におけるウェブ・ブラウザー106で開いてもよい。あるいは、ドキュメントの部分をクライアント・コンピューター104におけるクライアント・アプリケーション、例えばMicrosoft Word(登録商標)文書処理アプリケーション108で開いてもよい。開くべきドキュメントはサーバー・コンピューター、例えばサーバー・コンピューター112に格納される。
オペレーション602において、ドキュメントの一部を開く要求メッセージをクライアント・コンピューター102からサーバー・コンピューター112に送信する。要求メッセージは、開くべきドキュメントの部分のサイズを示す情報を含む。例えば、要求メッセージ、ドキュメントの部分に含めるべきオブジェクトの数を示すヒントを含んでもよい。あるいは、要求メッセージは、クライアント・コンピューター102における情報の表示に関する情報を提供する1つまたは複数のパラメータを含んでもよい。当該情報は、ディスプレイ・スクリーンのサイズ、フォント・サイズ、およびディスプレイの画素解像度などの項目を含んでもよい。
オペレーション604において、ドキュメントの第1の部分をサーバー・コンピューター112から受信する。ドキュメントの第1の部分は一般に、ドキュメントの第1のページに、ドキュメントの追加分、一般にはページもしくはページの一部を加えたものを含む。種々の例において、ドキュメントの第1の部分のサイズは、このサイズより大きいかまたは小さいサイズを含んでもよい。ドキュメントのページより大きいものを含める理由は、クライアント・コンピューター102のユーザーが第1のページを越えてスクロールし、および第2のページもしくは第2のページの一部をクライアント・コンピューター102上のメモリから迅速に表示できるようにすることである。
ドキュメントの第1の部分を送信することに加えて、サーバー・コンピューター112はまた、クライアント・コンピューターに対し、ドキュメントのさらなる部分が利用可能であるかを示す。サーバー・コンピューター112は、ドキュメントのさらなる部分が利用可能であることを、サーバー・コンピューター112からクライアント・コンピューター102に送信されるメッセージ内にフラグを設定することで示してもよい。ドキュメントのさらなる部分が利用可能であることを示す他の方法が可能である。例えば、サーバー・コンピューター112は、ドキュメントにおける最後のオブジェクトのID、および送信された部分における最後のオブジェクトのIDを含めてもよい。そして、クライアント・コンピューター102はIDを比較して、ドキュメントのさらなる部分が利用可能であると判定してもよい。
オペレーション606において、サーバー・コンピューター112から受信したドキュメントの第1の部分をクライアント・コンピューター102上の第1のメモリ領域にロードする。第1のメモリ領域は、ドキュメントの一部を格納することに専用されたクライアント・コンピューター102のメモリ領域である。一般に、当該メモリ領域は、ドキュメントの2つまたは3つのページを格納するのに十分な大きさであるが、種々の例において、当該メモリ領域が当該ドキュメントの2つまたは3つより多いかまたは少ないページを格納してもよい。ドキュメントの2つのページを格納するのに十分な大きさのメモリ領域により、現在のページに前ページの半分および次ページの半分を加えたものを格納することができる。3つのページを格納するのに十分な大きさのメモリ領域により、現在のページに前ページ全体および次ページ全体を加えたものを格納することができる。種々の例において、ドキュメントの部分がメモリ領域からレンダリングされるので、メモリ領域はビューポートとして知られている。
サーバー・コンピューター112から取得し、およびメモリ領域に格納したドキュメントの部分は、1つまたは複数のオブジェクトを備える。各オブジェクトは単語、ワード、段落、テーブル、テーブルのセルなどのドキュメントの特定の部分を表す。各オブジェクトは一意なIDを有する。さらに、オブジェクトの1つまたは複数が最上位オブジェクトとして指定される。最上位オブジェクトは、1つまたは複数の他のオブジェクトを備える、ドキュメント内のオブジェクトである。例えば、段落は、1つまたは複数の文オブジェクトおよびワードオブジェクトを備える最上位オブジェクトである。
当該メモリ領域に格納したドキュメントの部分におけるオブジェクトは、最上位オブジェクトの境界上に配置される。したがって、メモリ領域は最上位オブジェクトの最初の線により始まり、最上位オブジェクトの最後の線により終わる。最上位オブジェクトは一般に、XMLコードの1つまたは複数の行から構成される。メモリ領域における最後の最上位オブジェクトのサイズについて調整するために、当該メモリ領域のサイズが調整可能である。
オペレーション608において、ドキュメントの第2の部分をクライアント・コンピューター102のディスプレイ・スクリーン上でレンダリングする。一般に、当該第2の部分はドキュメント・データのページを含む。ドキュメントの第2の部分は、クライアント・コンピューター102上のメモリ領域からレンダリングされ、ドキュメントの第1の部分の一部を備える。図4のページ200および図5のページ404は、クライアント・コンピューター102のメモリ領域からレンダリングしたドキュメントのページの例である。
オペレーション610において、ユーザーがドキュメントをスクロールする。オペレーション612において、ドキュメントのさらなる部分がサーバー・コンピューター112で利用可能であるかを判定する。種々の例において、当該判定は、オペレーション604において、サーバー・コンピューター112からクライアント・コンピューター102へ送信されたドキュメントの第1の部分を有するメッセージ内のフラグの状態をチェックすることを含んでもよい。他の例では、クライアント・コンピューター102は、サーバー・コンピューター112から送信されたドキュメントの部分における最後のIDを、ドキュメントにおける最後のIDと比較してもよい。
オペレーション614において、ドキュメントのさらなる部分がサーバー・コンピューター112において利用可能であると判定するときに、クライアント・コンピューター102は、ドキュメント
のさらなる部分をいつサーバー・コンピューター112から取得するかを判定する。種々の例において、クライアント・コンピューターは、ドキュメントのページがユーザーによりスクロールされた後に、ドキュメントのさらなる部分をサーバー・コンピューター112から取得すると判定する。他の例では、クライアント・コンピューターは、ユーザーがクライアント・コンピューター102においてドキュメントのどの部分をスクロールしても常に、ドキュメントのさらなる部分をサーバー・コンピューター112から取得すると判定する。他の例が可能である。
のさらなる部分をいつサーバー・コンピューター112から取得するかを判定する。種々の例において、クライアント・コンピューターは、ドキュメントのページがユーザーによりスクロールされた後に、ドキュメントのさらなる部分をサーバー・コンピューター112から取得すると判定する。他の例では、クライアント・コンピューターは、ユーザーがクライアント・コンピューター102においてドキュメントのどの部分をスクロールしても常に、ドキュメントのさらなる部分をサーバー・コンピューター112から取得すると判定する。他の例が可能である。
オペレーション616において、ドキュメントのさらなる部分をサーバー・コンピューター112から取得するとクライアント・コンピューター102において判定されるときに、クライアント・コンピューター102はドキュメントの第3の部分に対する要求メッセージをサーバー・コンピューター112に送信する。要求メッセージは、ドキュメントの第3の部分のサイズに関する情報を含む。種々の例において、ドキュメントのサイズに関する情報は、ドキュメントの第3の部分に含めるべきオブジェクトの数に関するヒントを含んでもよい。種々の例において、ドキュメントのサイズに関する情報は、クライアント・コンピューター102上でレンダリングされたドキュメントに対するスクロール量を示す1つまたは複数のパラメータを含んでもよい。サーバー・コンピューター112は、ドキュメントのサイズに関する情報を使用してドキュメントの第3の部分のサイズを判定する。
オペレーション618において、ドキュメントの第3の部分をサーバー・コンピューター112から受信する。オペレーション620において、ドキュメントの第3の部分を第1のメモリ領域にロードする。ドキュメントの第3の部分を第1のメモリ領域にロードするときに、ユーザーがドキュメントをスクロールダウンしたので、ドキュメントの第3の部分を第1のメモリ領域の最後に追加する。第1のメモリ領域のサイズを拡張して、ドキュメントの第3の部分のサイズを収容する。ドキュメントの第3の部分の最後は、最上位オブジェクトであり、および最上位オブジェクトの最後は第1のメモリ領域の最後に対応する。
種々の例において、ドキュメントの第3の部分を第1のメモリ領域に追加するときに、一般に、サイズがドキュメントの第3の部分と類似するドキュメントの一部を、第1のメモリ領域からアンロードする。ドキュメントの一部を第1のメモリ領域からアンロードすることで、クライアント・コンピューター102上のメモリ消費が削減される。
オペレーション622において、ドキュメントの第4の部分を第1のメモリ領域からアンロードする。ドキュメントの第4の部分は、ドキュメントの第1の部分のサブセットである。先に論じたように、ドキュメントの第4の部分のサイズは、一般にドキュメントの第3の部分と類似する。ドキュメントの第4の部分のサイズは、ドキュメントの第3の部分と類似するが、ドキュメントの第3の部分と同一ではない。なぜならば、第1のメモリ領域が最上位オブジェクトで終了し、ドキュメントの第1および第3の部分における最上位オブジェクトのサイズが異なる場合があるからである。ドキュメントの第3の部分を第1のメモリ領域に追加するときに、ドキュメントの第4の部分を第1のメモリ領域からアンロードすることで、クライアント・コンピューター102のメモリ消費を制限する。
オペレーション624において、ユーザーが、クライアント・コンピューター102上でレンダリングされたドキュメントの部分を編集する。種々の例において、ドキュメントがクライアント・コンピューター102上に表示されている任意の時点で、ドキュメントを編集してもよい。これには、ドキュメントが最初に表示された時点またはドキュメントがスクロールされた後の時点が含まれる。図6はドキュメントのさらなる部分がサーバー・コンピューター112において利用可能でないときに、ドキュメントを編集していることを示すが、これはドキュメントを編集することができる時点の1例にすぎない。
オペレーション626において、ユーザーはドキュメントの編集された部分をクライアント・コンピューター102において保存する。ユーザーは一般に、クライアント・コンピューター102上で保存ボタンを押下またはクリックすることで、ドキュメントの編集された部分を保存する。オペレーション628において、クライアント・コンピューター102は、サーバー・コンピューター112がドキュメントの編集された部分を保存することを要求する要求メッセージをサーバー・コンピューター112に送信する。サーバー・コンピューター112は、ドキュメント全体を開き、もしくは保存する必要もなく、ドキュメントの編集された部分を保存する。開かれたドキュメントの部分のみが保存される。
図7は、ドキュメントの一部をサーバー・コンピューター、例えばサーバー・コンピューター112において開く方法700の例示的なフローチャートを示す。オペレーション702において、サーバー・コンピューター112は、サーバー・コンピューター112に格納されたドキュメントの部分を開く要求メッセージをクライアント・コンピューター102から受信する。要求メッセージは、開くべきドキュメントの部分のサイズに関する情報を含む。種々の例において、当該情報は、開くべきドキュメントにおけるオブジェクトの数に関するヒントを含んでもよい。他の例では、当該情報が、クライアント・コンピューター102のディスプレイ・スクリーンのサイズ、クライアント・コンピューター102で使用されるフォント・サイズ、ディスプレイ・スクリーンの解像度などの情報を指定する1つまたは複数のパラメータを含んでもよい。
オペレーション704において、サーバー・コンピューター112は、開くべきドキュメントの部分に対するオブジェクト閾値を判定する。オブジェクト閾値は、開くべきドキュメントの部分に含めるべきオブジェクトの数を識別する。オブジェクト閾値に関するヒントがクライアント・コンピューター102によって提供されないときは、当該オブジェクト閾値は一般に、クライアント・コンピューター102上の1つのディスプレイ・スクリーンのサイズに適合するドキュメントにおけるオブジェクトの数に、追加のオブジェクトの数を加えたものを判定することにより計算される。追加のオブジェクトの数は一般に、1つのディスプレイ・スクリーンのサイズに適合するオブジェクトの数の倍数である。
オペレーション706において、サーバー・コンピューター112は、要求されたドキュメントを開き、およびオブジェクト閾値に達するまで、ドキュメントにおける1つまたは複数のオブジェクトをクライアント・コンピューター102に送信する。オブジェクトをクライアント・コンピューター102に送信する前に、各オブジェクトをクライアント・コンピューター102において必要とされるフォーマットに変換する。例えば、Word(登録商標)フォーマットの各オブジェクトをXMLフォーマットに変換してもよい。
オブジェクト閾値に達するときに、オペレーション708において、サーバー・コンピューター112は、オブジェクト閾値に対応するオブジェクトに対応する最上位オブジェクトを判定する。オブジェクト閾値に対応するオブジェクトにおいてさらなるオブジェクトが存在するときに、オペレーション710において、サーバー・コンピューター112は、最上位オブジェクトにおける最後のオブジェクトに達するまでオブジェクトをクライアント・コンピューター102に送信し続ける。
オペレーション712において、ドキュメントの最後に達したか否かの判定を行う。オペレーション712において、ドキュメントの最後に達したと判定したときは、オペレーション714において、サーバー・コンピューター112はクライアント・コンピューター102からのさらなる動作を待つ。当該さらなる動作は、ドキュメントの編集された部分を保存すること、ドキュメントを閉じること等でもよい。
オペレーション712において、ドキュメントの最後に達していないと判定したときは、オペレーション716において、サーバー・コンピューター112は、追加のコンテンツがドキュメントに存在することをクライアント・コンピューター102に通知する。サーバー・コンピューター112は一般に、メッセージを介して当該通知をクライアント・コンピューター102に送信する。種々の例において、通知を新たなメッセージで送信するのではなく、当該通知を、ドキュメント・コンテンツを含むメッセージ、例えばオペレーション706もしくは710からのメッセージに含めてもよい。他の例では、クライアント・コンピューターが、ドキュメントにおける追加のコンテンツが利用可能であるかを問い合わせるメッセージをサーバー・コンピューター112に送信してもよく、サーバー・コンピューター112が当該問合せメッセージに応答して当該通知をクライアント・コンピューター102に送信してもよい。
オペレーション718において、サーバー・コンピューター112は、ドキュメントの追加部分に対する要求メッセージをクライアント・コンピューター102から受信する。要求メッセージは一般に、ドキュメントの追加部分のサイズに関する情報を含む。種々の例において、当該情報は、ドキュメントの追加部分に含めるべきオブジェクトの数に関するヒントであってもよい。他の例では、当該情報が、開くべきページまたはページの部分の数を含んでもよい。他の例が可能である。
オペレーション720において、サーバー・コンピューター112は、ドキュメントの追加部分のサイズを判定する。サーバー・コンピューター112は一般に、要求メッセージに含まれる情報を使用して、ドキュメントの追加部分のサイズを判定する。種々の例において、ドキュメントの追加部分のサイズをサーバー・コンピューター112上で構成し、またはハード・コーディングしてもよい。
オペレーション722において、オブジェクト閾値をドキュメントの追加部分に対して判定する。オブジェクト閾値は、ドキュメントの追加部分に含めるべきオブジェクトの数に対応する。ドキュメントの追加部分に含めるべきオブジェクトの数に達するときに、オペレーション724において、サーバー・コンピューター112は、オブジェクト閾値におけるオブジェクトを含む最上位オブジェクトを判定する。オペレーション726において、サーバー・コンピューター112は、ドキュメントの追加部分から1つまたは複数のオブジェクトをクライアント・コンピューター102に送信する。サーバー・コンピューター112は、オブジェクト閾値に達するまで、1つまたは複数のオブジェクトをクライアント・コンピューター102に送信する。オブジェクト閾値に達するときに、サーバー・コンピューター102は、オブジェクト閾値におけるオブジェクトに対応する最上位オブジェクトにおける最後のオブジェクトに達するまで、オブジェクトをクライアント・コンピューター102に送信し続ける。
オペレーション728において、サーバー・コンピューター112はドキュメントの編集された部分をクライアント・コンピューター102から受信する。ドキュメントの編集された部分は、1つもしくは複数の編集されたオブジェクト、または1つもしくは複数の新たに追加されたもしくは削除されたオブジェクトを含んでもよい。各オブジェクトは一意なオブジェクトIDを有するので、1つまたは複数のオブジェクトが新たに追加または削除されるときに、ドキュメントにおけるオブジェクトIDが、新たに追加または削除されたオブジェクトの位置に応じて調整される。
オペレーション730において、当該ドキュメントの編集された部分をサーバー・コンピューター112において保存する。ドキュメントの編集された部分は、ドキュメント全体を開く必要なしに保存される。
図8は、開くべきドキュメントの部分に対するオブジェクト閾値を判定する方法704の例示的なフローチャートを示す。オペレーション802において、開くべきドキュメントの部分のサイズに関する情報を、クライアント・コンピューター102からサーバー・コンピューター112に送信される要求メッセージにおいて識別する。開くべきドキュメントの部分のサイズを、当該要求メッセージに含まれる1つまたは複数のパラメータに含めてもよい。
オペレーション804において、オブジェクト閾値のサイズに関するヒントが要求メッセージに含まれているかを判定する。当該ヒントを1つまたは複数のパラメータに含めてもよく、または当該ヒントを要求メッセージにおける他の場所に含めてもよい。当該ヒントは、要求メッセージに含まれている場合は、サーバー・コンピューター112が開き、およびクライアント・コンピューター102に送信すべきメッセージの部分に対するオブジェクト閾値に対応するオブジェクトの数を提供する。
ヒントが要求メッセージに含まれていると判定するときは、オペレーション806において、当該ヒントにおいて識別されたオブジェクトの数を要求メッセージから抽出する。ヒントが要求メッセージに含まれていないと判定するときは、オペレーション808において、オブジェクト閾値に関するその他の情報を要求メッセージから抽出する。当該その他の情報は、一般に、要求メッセージにおける1つまたは複数のパラメータに含まれ、クライアント・コンピューター102上のディスプレイ・スクリーンのサイズ、使用されているフォントのサイズ、およびディスプレイ・スクリーンに対するスクリーンの画素解像度などの項目を含んでもよい。その他の種類の情報も可能である。
オペレーション810において、オペレーション808から取得した情報を使用して、ディスプレイ・スクリーンのサイズに適合するオブジェクトの数を判定する。例えば、ディスプレイ・スクリーンのサイズが既知であり、ディスプレイ・スクリーン上で使用されるフォントのサイズが既知であり、およびオブジェクトの平均サイズが既知である場合は、ディスプレイ・スクリーンのサイズ内のサイズに適合することができるオブジェクトの数の推定値を取得することができる。
オペレーション812において、オペレーション810における計算で取得したオブジェクトの数またはオペレーション806において要求メッセージに含まれるヒントの結果として取得したオブジェクトの数に、乗算因子を乗ずる。乗算因子を使用して、オブジェクト閾値を判定する。乗算因子は一般に、ページ・サイズの倍数である。例えば、2という乗算因子は2つのページに対応するサイズを示し、および1.5という乗算因子は半ページに対応するサイズを示す。種々の例において、その他の乗算因子を使用することができる。
オペレーション814において、オペレーション812における乗算の結果をオブジェクト閾値として指定する。例えば、乗算因子が1.5である場合、オブジェクト閾値におけるオブジェクトの数は、ディスプレイ・スクリーンのサイズ内に適合するオブジェクトの数にディスプレイ・スクリーンの半分のサイズ内に適合するオブジェクトの数を加えたものに対応する。
図9を参照すると、クライアント・コンピューター102、104およびサーバー・コンピューター112の例示的なコンポーネントが示される。例示的な実施形態では、クライアント・コンピューター102、104、およびサーバー・コンピューター112はコンピューティングデバイスである。クライアント・コンピューター102、104、およびサーバー・コンピューター112は、入力/出力デバイス、中央処理装置(「CPU」)、データ記憶デバイス、およびネットワークデバイスを含むことができる。
基本的な構成では、クライアント・コンピューター102、104およびサーバー・コンピューター112は一般に、少なくとも1つのプロセシングユニット902およびシステム・メモリ904を含む。コンピューティングデバイスの厳密な構成および種類に応じて、システム・メモリ904は揮発性(RAMなど)、不揮発性(ROM、フラッシュ・メモリなど)、またはこれら2つの何らかの組合せであってもよい。システム・メモリ904は一般に、本件特許出願人提供のWindows(登録商標)オペレーティング・システムなどのネットワーク・パーソナル・コンピューター、または、やはり本件特許出願人提供のMicrosoft Exchange Server2007などのサーバーの動作を制御するのに適切なオペレーティング・システム906を含む。システム・メモリ904はまた、1つまたは複数のソフトウェア・アプリケーション908を含んでもよく、およびプログラム・データを含んでもよい。
クライアント・コンピューター102、104、およびサーバー・コンピューター112は、追加の特徴または機能を有してもよい。例えば、クライアント・コンピューター102、104、およびサーバー・コンピューター112は、コンピューター可読媒体を含んでもよい。コンピューター可読媒体は、コンピューター可読記憶媒体および通信媒体の両方を含むことができる。
コンピューター可読記憶媒体は、磁気ディスク、光学ディスク、またはテープを含むデータ記憶デバイス(着脱可能および/または着脱不能)などの物理媒体である。かかる追加の記憶装置を、図9において着脱可能記憶装置910および着脱不能記憶装置912により示す。コンピューター可読記憶媒体は、コンピューター可読命令、データ構造、プログラム・モジュール、またはその他のデータなどの、情報を記憶する任意の方法または技術で実装された揮発性および不揮発性の媒体、着脱可能および着脱不能の媒体を含んでもよい。コンピューター可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリもしくはその他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)もしくはその他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、または所望の情報を記憶するために使用することができ、およびクライアント・コンピューター102、104によりアクセスすることができるその他の任意の媒体を含むことができるが、これらに限定されない。かかる任意のコンピューター可読記憶媒体は、クライアント・コンピューター102、104の一部であってもよい。クライアント・コンピューター102、104は、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイスなどの入力デバイス914を有してもよい。ディスプレイ、スピーカ、プリンタなどの出力デバイス916を含めてもよい。
クライアント・コンピューター102、104、およびサーバー・コンピューター112はまた、分散コンピューティング環境、例えば、イントラネットまたはインターネットにおけるネットワークを介してなど、デバイスをその他のコンピューティングデバイス920と通信することを可能にする通信接続918を含んでもよい。通信接続918は、通信媒体の1例である。通信媒体は一般に、コンピューター可読命令、データ構造、プログラム・モジュール、または、搬送波もしくはその他の伝送機構などの変調データ信号内のその他のデータによって具現化してもよく、ならびに任意の情報伝達媒体を含む。用語「変調データ信号」は、1つまたは複数のその特性集合を有する信号、または信号内の情報をエンコードするように変化した信号を意味する。限定ではなく例として、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接配線接続などの有線媒体、ならびに、音声、RF、赤外線、およびその他の無線媒体などの無線媒体を含む。
上述した様々な実施形態は例示としてのみ提供したものであり、かつ限定と解釈すべきではない。本開示の真の趣旨および範囲を逸脱せずに、様々な修正および変更を、上述した諸実施形態に加えてもよい。
Claims (10)
- クライアント・コンピューターにおいてドキュメントにアクセスする方法であって、
前記クライアント・コンピューターにおいて、ドキュメントの第1の部分を開く第1の要求をサーバー・コンピューターに送信するステップであって、前記ドキュメントは前記サーバー・コンピューターに格納され、前記ドキュメントの前記第1の部分は前記ドキュメント全体より小さく、前記要求は、前記ドキュメントの前記第1の部分のサイズを判定するのに前記サーバー・コンピューターが使用する情報を含むことと、
前記クライアント・コンピューターにおいて、前記ドキュメントの前記第1の部分を前記サーバー・コンピューターから受信するステップと、
前記クライアント・コンピューターにおいて、前記ドキュメントの前記第1の部分を前記サーバー・コンピューターから受信した後に、前記ドキュメントの第2の部分を前記クライアント・コンピューターのディスプレイ・スクリーン上でレンダリングするステップであって、前記ドキュメントの前記第2の部分は前記ドキュメントの前記第1の部分のサブセットであることと、
前記クライアント・コンピューターにおいて、前記ドキュメントのさらなる部分が前記サーバー・コンピューターにおいて利用可能であると判定するステップと、
前記クライアント・コンピューターにおいて、ユーザーが前記ドキュメントの第3の部分を前記クライアント・コンピューターにおけるディスプレイ・スクリーン上でスクロールしたと判定するステップと、
前記クライアント・コンピューターが、前記ユーザーが前記ドキュメントの前記第3の部分をスクロールしたと判定したとき、および、前記クライアント・コンピューターが、前記ドキュメントの前記さらなる部分が前記サーバー・コンピューターにおいて利用可能であると判定したときに、前記ドキュメントの追加部分を開く第2の要求を前記サーバー・コンピューターに送信するステップと
を備えることを特徴とする方法。 - 前記クライアント・コンピューターにおいて、前記ドキュメントの少なくとももう1つの追加部分が前記サーバー・コンピューターにおいて利用可能であると判定するステップは、前記ドキュメントのさらなる部分が利用可能であることを示すメッセージをサーバー・コンピューターから受信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記ユーザーが前記ドキュメントの前記第3の部分を前記ディスプレイ・スクリーン上でスクロールしたと判定するステップは、前記ユーザーが前記ディスプレイ・スクリーン上で所定数のオブジェクトをスクロールしたと判定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記所定数のオブジェクトにおける各オブジェクトは最上位オブジェクトであり、前記最上位オブジェクトの各々は、段落、テーブル、リストまたは画像のうちの1つであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 前記クライアント・コンピューターが前記ドキュメントの前記追加部分を前記サーバー・コンピューターに要求するときに、前記クライアント・コンピューターは前記ドキュメントと類似するサイズの部分を前記クライアント・コンピューターからアンロードすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記ドキュメントの前記追加部分を前記サーバー・コンピューターから受信するステップと、前記ドキュメントの前記追加部分を前記サーバー・コンピューターから受信したときに、前記ドキュメントの一部を前記クライアント・コンピューターからアンロードするステップとをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記第1の要求に含まれる前記情報は、前記クライアント・コンピューター上の前記ディスプレイ・スクリーンのサイズ、前記ディスプレイ・スクリーン上で使用されるフォントのサイズ、および前記ディスプレイ・スクリーンの画素解像度のうちの1つまたは複数を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記第1の要求に含まれる前記情報は、前記ドキュメントの前記第1の部分に含まれるべきオブジェクトの数に関するヒントを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- サーバー・コンピューター上で実行される、前記サーバー・コンピューターに格納されたドキュメントを部分的に開く方法であって、
前記サーバー・コンピューター上で、第1のメッセージをクライアント・コンピューターから受信するステップであって、前記第1のメッセージは前記ドキュメントの第1の部分を開く要求であり、前記ドキュメントの前記第1の部分は1つまたは複数のオブジェクトを含み、前記要求は前記ドキュメントの前記第1の部分のサイズを判定する情報を含むことと、
前記サーバー・コンピューター上で、前記ドキュメントの前記第1の部分のサイズを判定するステップであって、前記ドキュメントの前記第1の部分のサイズを判定することは、前記ドキュメントの前記第1の部分に対するオブジェクト閾値を判定するステップを含み、前記オブジェクト閾値は、前記ドキュメントの前記第1の部分に含めるべきオブジェクトの最小数に対応することと、
前記サーバー・コンピューター上で、前記ドキュメントの1つまたは複数のオブジェクトを前記クライアント・コンピューターに送信するステップであって、前記1つまたは複数のオブジェクトは、前記ドキュメントの先頭から開始し、前記クライアント・コンピューターに送信されているオブジェクトの数が前記オブジェクト閾値に等しくなるまでのオブジェクトを含むことと
を備えることを特徴とする方法。 - コンピューター可読記憶媒体であって、コンピューティングデバイスにより実行されると、前記コンピューティングデバイスに、
ドキュメントの第1の部分を開く第1の要求をサーバー・コンピューターに送信することであって、前記ドキュメントは前記サーバー・コンピューターに格納され、前記ドキュメントの前記第1の部分は前記ドキュメント全体より小さく、前記要求は、前記ドキュメントの前記第1の部分のサイズを判定するのに前記サーバー・コンピューターが使用する情報を含む、ことと、
前記ドキュメントの前記第1の部分を前記サーバー・コンピューターから受信することと、
前記ドキュメントの前記第1の部分を前記サーバー・コンピューターから受信した後に、前記ドキュメントの第2の部分を前記クライアント・コンピューターにおけるディスプレイ・スクリーン上でレンダリングすることであって、前記ドキュメントの前記第2の部分は前記ドキュメントの前記第1の部分のサブセットである、ことと、
前記ドキュメントのさらなる部分が前記サーバー・コンピューターにおいて利用可能であると判定することと、
ユーザーが前記クライアント・コンピューターにおけるディスプレイ・スクリーン上で前記ドキュメントの第3の部分をスクロールしたと判定することであって、前記ドキュメントの前記第3の部分は所定数のオブジェクトを含み、前記オブジェクトの各々は段落、テーブル、リストまたは画像のうちの1つである、ことと、
前記ユーザーが前記ドキュメントの前記第3の部分をスクロールしたと判定したとき、および前記ドキュメントのさらなる部分が前記サーバー・コンピューターにおいて利用可能であると判定したときは、前記ドキュメントの追加部分を開く第2の要求を前記サーバー・コンピューターに送信することであって、前記ドキュメントの前記追加部分のサイズは、スクロールした前記ドキュメントの前記第3の部分のサイズと類似する、ことと
を含む方法を実行させる命令を備えることを特徴とするコンピューター可読記憶媒体。
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