JP2017108921A - 歯磨き用指サック - Google Patents

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Abstract

【課題】歯磨き用指サックは、ブラッシングの際にサックから指が抜けないように、指にタイトにすると、指が圧迫を受ける。また保持用の糸などを用いると、ブラッシングする手の指の姿勢が固定されてしまい、自由な角度でのブラッシングができない。【解決手段】一端が湾曲先端部によって閉じられ、他端に開口部が設けられ、可撓性素材で形成された筒状の本体によって構成され、前記本体は、前記開口部から前記湾曲先端部との間に少なくとも1つ以上の屈曲部を有することを特徴とする歯磨き用指サックは、屈曲部で指にひっかかるので、指より大きくても指が抜けない。また、指より大きくても使用できるので、着脱が容易になる。【選択図】図1

Description

本発明は、指に装着して歯みがきが行える歯みがき用指サックに関する。
従来より、指に装着して歯みがきを行うための用具が種々提案されている。図21を参照して、特許文献1に開示されているペットの歯牙を磨くための「歯ブラシ」に付いて説明する。図21に示されるように、歯ブラシ100は、硬質合成樹脂で指サック形状に形成された筒状本体101の胴部101aに、使用者の指の大きさの違いに対応できるように、3本の切り込みスリット102が形成されている。先端部101bの側面に形成された平坦部103に設けられた複数の植設孔104に束状の線状ブラシ105aが植設されて、ブラシ部105が形成されている。
図21(d)に示されるように、ユーザは、筒状本体101に指100aを挿着した状態で、ブラシ部105をペット100bの歯牙100cに対して押しつけると共に前後動させて、歯ブラシ100でペット100bの歯みがきを行う。歯みがき動作中に筒状本体101が指100aから脱落しないために、筒状本体101の内周形状は、指100aの外形状より小さく且つ指100aが押し入れられる時に切り込みスリット102が弾性的に開くことにより拡大できるように構成されている。つまり、指100aが硬質合成樹脂製の筒状本体101の内周面によって弾性的に締め付けられることにより、歯みがき動作中の脱落防止が図られている。
次に、図22を参照して、特許文献2に開示されている、人差し指に差し込み使用する「指サック式歯ブラシ」について説明する。指サック式歯ブラシ200は、人差し指を入れるゴム又はビニール状の筒状部と、親指を差し込む口204が設けられた平坦部とを有するサック本体201と、筒状部の腹の部分に設けられた歯ブラシ部203とを含む。ユーザーは、筒状部に人差し指を挿入すると共に、サック本体201が抜けないように親指を口204に通して、指サック式歯ブラシ200で歯の裏側及び奥歯等隅々の歯磨きを行う。
次に、図23を参照して、特許文献3に開示されている「フィンガー歯ブラシ」について説明する。図23(a)に示すようにフィンガー歯ブラシ300は、ユーザが指を挿入できるように袋状に形成された指サック部301と指サック部301の開口部に設けられた細長の延長部303とを含む。延長部303のほぼ中間領域に延長部303の長手方向に直角にスリット302が設けられている。指サック部301の片面には、歯ブラシまたは歯茎のマッサージのための摩擦面305が設けられている。延長部303において指サック部301に近い領域が折り返し部304であり、先端に近い領域が把持部306である。
図23(b)に段階的に示すように、フィンガー歯ブラシ300はユーザの指に装着される。具体的には、指サック部301に指を挿入し、垂下している把持部306を上方に持ち上げて、延長部303を折り返して、スリット302を指に貫通させ、さらに延長部303を押し下げてフィンガー歯ブラシ300は装着される。装着の結果、スリット302で指サック部301の開口部近くが締まり、指サック部301が指に固定されると共に、指の付け根部に折り返し縁307が形成される。
図23(c)に示すように、装着されたフィンガー歯ブラシ300は脱着される。具体的には、装着された状態のフィンガー歯ブラシ300は、延長部303の末端の把持部306を引き上げることにより、スリット302が開放されて、指サック部301が指から抜ける。または、摩擦面305を覆うように把持部306を折り返し、延長部303で摩擦面305を覆い被せた状態で、指でつまんで指から外す。
実開平2−119030号公報 実開昭63−59531号公報 特開2001−245725号公報
特許文献1に開示の歯ブラシ100(図21)において、硬質合成樹脂で形成された筒状本体101のスリット102が先端部101bとの境界部分を支点として弾性的に開く(閉じる)ことによって筒状本体101の内径は拡大(縮小)する。歯ブラシ100の指100aへの装着は、先端部101bの円筒状内壁面に押しつけられることにより、指先の側周部に部分的に発生する摩擦力によって行われる。
筒状本体101は、スリット102を有して異なる大きさの指100aに対応するとは言え、先端部101bは挿入される指先より小さく無ければならないので、実際に対応できる指の大きさは限定される。また、指100aは、円筒形ではなく先細り且つ扁平であると共に、関節部などで部分的に突出した形状である。指100aは、3つの関節を有して一方向に自由度高く曲がると共に若干曲がった状態が自然で楽な姿勢であるので、抜けを防止するための、硬質合成樹脂で形成された円筒形の筒状本体101に指をきつめに挿入してのブラッシング動作は負担が大きく、痛みを伴いやすい。
図21に示されるように、筒状本体101は人差し指100aの先端から近位指節間関節(以降、「第2関節」)までが挿入されて使用される。人の指は、特に力を入れ無ければ、遠位指節間関節(以降、「第1関節」)及び第2関節で若干曲がった状態が自然である。しかし、筒状本体101は硬質合成樹脂で形成されているために、内部で指を第1関節で自由に曲げることが出来ない。また筒状本体101の開放端部が第2関節の間近に位置することと、第1関節を曲げないで第2関節のみを曲げることが非常に困難であることとが相俟って、第1関節及び第2関節が伸びた状態で固定され、中手指節関節(以降「第3関節」)のみが自由という非常に窮屈な状態で歯磨き動作を行わざるを得ない。
言い換えれば指が一本の歯ブラシと化した状態であり、歯の裏側や歯間などの線状ブラシ105aを当てにくい箇所を磨くためには、第1関節及び第2関節を曲げての対応は出来ず、手首や腕、さらには体の向きや姿勢を変える必要が生じる。また、第1関節及び第2関節を伸ばしたままでの作業は、若干曲がった自然で楽な姿勢に反する無理な姿勢であるので、使用者の疲れを招きやすい。
つまり、第1関節及び第2関節を曲げることが出来れば、指先(ブラシ部105、平坦部103)に掛かる力を、アーチ状を成した指全体で各関節で分散させながら楽に受け止めることができる。しかしながら、第1関節及び第2関節を曲げることが出来なければ、指先に掛かる力は第1関節及び第2関節で分散させることが出来ずに、てこの関係で増大化されて、第3関節に集中的に働き歯みがき動作を苦痛なものにする。これは、力を入れたり、歯の裏側を磨くなど姿勢を変える場合に顕著になる。
さらに、歯ブラシ100は、筒状本体101の内壁面に押しつけられた指との摩擦力によって装着されているので、ブラシ部105を押す(図21(d)に於いて、右から左に移動させる)場合は良いが、引く(図21(d)に於いて、左から右に移動させる)場合は、押しつけ力及び摩擦力が失われて、歯ブラシ100が指100aから抜けてしまう。
これを防止するためには、指100aから筒状本体101を引き抜こうとする力に抗する摩擦力を増大させるために、指100aを第1関節で曲げて指先を先端部101bの内壁に強く押しつけるか、筒状本体101の内形状を小さくする必要がある。しかしながら、スリット102間の部分は円弧状断面を有する硬質合成樹脂製の板であるので、前者の場合、第2関節の動きが筒状本体101の開放端部で制限された状態で第1関節を曲げることは困難である。後者の場合、指100aが筒状本体101の内周壁によって恒常的に締め付けられて動きが制限されると共に血行にもよくない。
また、指は腹部では先端部101bの内周壁に比較的大きな面積で接触押圧し、関節部では比較的小さな面積で接触押圧するので、関節部での摩擦力は腹部での摩擦力に比べて小さく十分な保持力を得られない。関節部での摩擦力を確保するために単位接触面積当たりの押圧力を大きくすれば、指の締め付け力、特に関節部に対する締め付け力も大きくなり、指に痛みを与えたり、血行不良を招くことになる。
また、先端部101bの円筒状内面と指とは、指の腹などの柔らかい部位では比較的広い面積で接触し、関節部では比較的狭い面積で接触する。そのために、指に掛かる単位面積当たりの押圧力は関節部では腹部より大きくなり痛みが増すが、得られる摩擦力は腹部より小さくなるので、指(末節部)と先端部101bの円筒状内面との摩擦力は減少する。さらに、ブラッシング時の引く方向は指(末節部)が先端部101bの円筒状内面を押す方向に対して垂直に近いので、円筒状内面との摩擦力は指を引く力によって相殺されて、装着力は減少して抜けやすくなる。
特許文献2に開示の指サック式歯ブラシ200(図22)は、歯ブラシ部203が設けられた筒状部に人差し指を入れると共に、親指を口204に差し込んだ状態で使用される。そのために、上述の歯ブラシ100(特許文献1)とは異なり、歯ブラシ部203を押す(図22(a)に於いて、右から左に移動させる)場合も、引く(図22(a)に於いて、左から右に移動させる)場合も共に、それぞれ人差し指及び親指によって指サック式歯ブラシ200が抜けてしまうことが防止される。さらに、指サック式歯ブラシ200を装着した状態でも、血行の問題も無く且つ人差し指を曲げることができるという利点がある。
しかしながら、指サック式歯ブラシ200においては、ブラッシング中に指から抜けるまでには至らなくとも、ブラッシングに支障を来したり、使用者に負担を強いたりする場合がある。つまり、抜け防止及び確実なブラッシングのためには、図22に示すように、人差し指と親指を突っ張ってサック本体201を緊張状態に保つことが好ましい。なぜならば、サック本体201が弛んだ状態であれば、ブラッシングの最中に歯ブラシ部203が動いて、歯に適切に当たらなくなるからである。サック本体201が緊張状態で指サック式歯ブラシ200が装着されていても、例えば歯の裏側などを磨くために人差し指を曲げれば、サック本体201は弛んでしまい、ブラシ部203は抜けないまでもブラッシング中に動いてしまう。
そのために、使用者はブラッシング中は人差し指の曲げ具合に応じて、親指を無理な姿勢で変化させる必要がある。サック本体201は、人差し指が真っ直ぐな状態の時が一番緊張状態にあり、曲げに応じて生じる弛み代の分だけ、装着する手に対して小さめである必要がある。このように、指サック式歯ブラシ200では、歯ブラシ部203を直接操作する人差し指ばかりで無く、親指までをも所定の姿勢に保たなければならず、使用者に負担がかかると共に、場合によっては親指が干渉してブラッシングの邪魔となる。
特許文献3に開示のフィンガー歯ブラシ300(図23)は、指を挿入した状態の指サック部301の開放端部から垂下している延長部303に設けられたスリット302で締め付けて指に固定される。このように、フィンガー歯ブラシ300は人差し指(第3関節近く)のみで固定されるので、指サック式歯ブラシ200(特許文献2)における親指に関する問題を有しない。また、人差し指を自由に曲げることが出来ないという歯ブラシ100(特許文献1)における問題も有しない。
しかしながら、ブラッシング中に、指サック部301の移動及び抜けを防止するためには、スリット302による締め付け力は必要十分な大きさである必要があり、歯ブラシ100におけるのと同様に血行の問題を有する。さらに、延長部303の折り返し部304、折り返し縁307、及び把持部306が指サック部301の開放端部(人差し指の根本)付近で立体的且つ可動的に形成されており、ブラッシング中に当たったりしてブラッシング対象に不快感を与えたり、使用者自身の邪魔になったりするという、歯ブラシ100及び指サック式歯ブラシ200の何れにも無い問題を有する。
本発明は、上述の問題に鑑みて、使用者に負担を掛けずに容易に着脱できると共に、締め付けること無く容易且つ確実に指に装着して歯みがきが行える歯みがき用指サックを提供することを目的とする。
より具体的に本発明に係る歯磨き用指サックは、
一端が湾曲先端部によって閉じられ、他端に開口部が設けられ、可撓性素材で形成された筒状の本体によって構成され、
前記本体は、前記開口部から前記湾曲先端部との間に少なくとも1つ以上の屈曲部を有することを特徴とする。
本発明に係る歯磨き用指サックは、可撓性の素材で一部に屈曲部を有しているので、屈曲部内部に指先の腹を引っ掛けることができる。そのため指サックを装着したまま前後に擦っても、指サックが抜けにくい。よって、指よりも大きめの指サックを使用することができるので、着脱が容易になる。また、指よりも大きめの指サックを使うので、指が圧迫されることがない。
本発明の実施の形態1の実施例1に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態1の実施例2に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態1の実施例3に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態2の実施例1に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態3の実施例1に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態3の実施例2に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態3の実施例3に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態3の実施例4に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態3の実施例5に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態3の実施例6に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態3の実施例7に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態3の実施例8に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態4の実施例1に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態4の実施例2に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態4の実施例3に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態4の実施例4に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態4の実施例5に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態4の実施例6に係る指サックの構造の説明図である。 本発明の実施の形態4の実施例7に係る指サックの構造の説明図である。 ブラシ部の針状突起の形状のバリエーションを示す図である。 特許文献1に開示されている歯ブラシの外観を示す斜視図である。 特許文献2に開示されている指サック式歯ブラシの使用状態を示す図である。 特許文献3に開示されているフィンガー歯ブラシを示す図である。
本発明に係る、歯みがき用指サック(以降、「指サックCf」)は、使用者が自身の指(好ましくは人差し指)に装着して、歯みがき動作を行う際に用いられる。使用者が磨く歯とは、自分の歯はもちろん、他人の歯やペットの歯であってもよい。なお、「歯みがき動作」とは、歯、歯茎(歯肉)、或いは歯の隙間の汚れ落としや歯茎(歯肉)のマッサージを目的とするブラッシング動作を言う。指サックCfは、装着されるであろう指の長さや太さを予め想定し、長さや太さを決めて作製される。
基本的に指サックCfは、装着される指が人差し指であることを想定し、人差し指の基節骨まで覆われるように設計される。しかし、1つの大きさで全ての人の人差し指に適合することはできない。したがって、いくつかの大きさのものが提供されてよい。
<実施の形態1>
図1〜図3を参照して本発明の実施の形態1に係る指サックCf1の実施例のそれぞれについて具体的に説明する前に、本発明の実施の形態1に係る指サックCf1(不図示)の基本的構成について説明する。指サックCf1のサック本体Scは、可撓性を有する材質(素材)によって、末端(他端)に開口部Oを有し、先端(一端)に湾曲面で閉ざされた湾曲先端部Rを有する一端が閉じられた筒形状に形成される。なお、「一端が閉じられた筒形状」は以後単に「筒形状」と呼ぶ。また、一端が閉じられた筒形状に形成された物を「筒体」と呼ぶ。筒体の内径は、特に円でなくてもよいし、場所によって同じでなくてもよい。
サック本体Scは、開口部Oから湾曲先端部Rに向かっておおよそその断面が徐々に小さくなるように形成される。ただし、後述するように、開口部Oから湾曲先端部Rまでの間に断面積が部分的に狭くなる部分があってもよい。また、サック本体Scは、開口部Oから湾曲先端部Rまでの間に少なくとも一箇所の屈曲部F1が設けられる。この屈曲部F1の中心を屈曲点P1と呼ぶ。サック本体Scにおいて、屈曲点P1より湾曲先端部Rまでの部分をサック上部Sc1、屈曲点P1より開口部Oまでの部分をサック下部Sc2とする。また、開口部Oから湾曲先端部Rに向かう方向を長さ方向と呼ぶ。
なお、屈曲部F1はサック本体Sc内に複数個存在してもよい。しかし、湾曲先端部Rから開口部Oに向けて最初の屈曲部F1は、指の第1関節の付近に設けられる。
サック本体Scは、サック上部Sc1及びサック下部Sc2それぞれの中心軸L1と中心軸L2とが所定の角度θ1(以降、「サック屈曲角度θ1」)を成して屈曲点P1で交差するように、方向Ds1(以降、「サック屈曲方向Ds1」)に屈曲している。屈曲部F1は、サック上部Sc1とサック下部Sc2とが部分的に重複する境界部分でもある。なお、中心軸L1は湾曲先端部Rを除いたサック上部Sc1aの長さ方向の回転対称軸であり、中心軸L2は、サック下部Sc2aの長さ方向の回転対称軸である。
つまり、屈曲部F1は屈曲点P1を含み長さ方向に幅を持った区間といえる。屈曲部F1の内壁で、サック本体Scの中心方向に近づくように突状を成す部分を突状内壁面SWxと呼び、突状内壁面SWxに対向して中心から離れるように凹状を成す部分を凹状内壁面SWvと呼ぶ。なお、突状内壁面SWxの反対(裏)側の外壁は凹状外壁面と呼び、凹状内壁面SWvの反対(裏)側の外壁は突状外壁面と呼ぶ。
(実施例1)
図1を参照して、本発明の実施の形態1の実施例1に係る歯みがき用指サック(以降、「指サックCf1a」)について具体的に説明する。本実施例に係る指サックCf1a及びその固有の構成要素及び特徴は、上述の指サックCf1及びその構成要素及び特徴に付されている参照符号に接尾辞「a」を追加して表す。図1(a)に、右斜め上から見た指サックCf1aの外観を示す。図1(b)に、指サックCf1aを長さ方向に二分した側断面を示す。指サックCf1aは、好ましくはシリコーンに代表される可撓性及び耐水性を有する樹脂材料で一体的に構成される。
図1(a)及び図1(b)に見て取れるように、指サックCf1aは、末端に円形状の開口部Oaを有し、湾曲先端部Raによって閉じられた先端に向かってその円形断面(直径)が徐々に小さくなる円錐状の筒体であるサック本体Scaで構成されている。さらにサック本体Scaは、屈曲点P1aを内包する屈曲部F1aで屈曲した形状を有している。サック本体Sca(指サックCf1a)は、屈曲点P1aより湾曲先端部Raまでのサック上部Sc1aと、屈曲点P1aより開口部Oaまでのサック下部Sc2aとに大別される。
サック本体Scaは、サック上部Sc1a及びサック下部Sc2aそれぞれの中心軸L1aと中心軸L2aとが所定のサック屈曲角度θ1aを成して屈曲点P1aで交差するように、サック屈曲方向Ds1aに屈曲している。なお、中心軸L1aは湾曲先端部Raを除いたサック上部Sc1aの長さ方向の回転対称軸であり、中心軸L2aは、サック下部Sc2aの長さ方向の回転対称軸である。
屈曲部F1aはサック上部Sc1aとサック下部Sc2aとが部分的に重複する境界部分である。屈曲部F1aの内壁で、サック本体Scaの中心方向に近づくように突状を成す部分を突状内壁面SWxaと呼び、突状内壁面SWxaに対向して中心から離れるように凹状を成す部分を凹状内壁面SWvaと呼ぶ。突状内壁面SWxaの反対(裏)側の外壁は凹状外壁面と呼び、凹状内壁面SWvaの反対(裏)側の外壁は突状外壁面と呼ぶ。
図1(c)に、図1(b)において、線分Ic−Icに沿って、サック上部Sc1aを中心軸L1aに垂直な面で切った断面C1aを示す。図1(d)に、図1(b)において、線分Id−Idに沿って、サック下部Sc2aを中心軸L2aに垂直な面で切った断面C2aを示す。断面C1aは直径D1で規定される円形であり、断面C2aは直径D2(D2>D1)で規定される円形である。上述のように、指サックCf1aは先端が円形断面形状を有する湾曲先端部Raで閉じられ、下端が円形断面を有する開口部Oaで開放されている円錐状の筒体(サック本体Sca)が屈曲部F1aでサック屈曲方向Ds1aに屈曲した形状を有している。直径D1及びD2はそれぞれ円錐状の筒体の開口部Oaから湾曲先端部Raに向かって漸減しているのが望ましい。しかし、内径が同じ場所があることを排除しない。なお、直径D1及びD2を指サックCf1aの直径Dと総称する。
図1(c)において、サック上部Sc1aの断面C1aの円に内接する正方形CS1が二点鎖線で示されている。正方形CS1のサック屈曲方向Ds1aに平行な二辺のそれぞれを「平行辺Lp1」とし、サック屈曲方向Ds1aに対して垂直な二辺を「垂直辺Lv1」とする。サック上部Sc1aの円筒状周壁(側周部)は、平行辺Lp1及び垂直辺Lv1に対応する4つの領域に分けることが出来る。
4つの領域とは、サック屈曲方向Ds1aに見て右側(図1(c)において上側)の平行辺Lp1に対向する上部右側周壁Wp1Rと、左側の平行辺Lp1(図1(c)において下側)に対向する上部左側周壁Wp1Lと、突状内壁面SWxa側(図1(c)において左側)の垂直辺Lv1に対向する上部凹側周壁Wv1pと、凹状内壁面SWva側(図1(c)において右側)の垂直辺Lv1に対向する上部突側周壁Wv1dとである。上部凹側周壁Wv1p及び上部突側周壁Wv1dは、サック上部Sc1aの内部から見ればそれぞれ、突(突状内壁面SWxa)側及び凹(凹状内壁面SWva)側である。
同様に、図1(d)に示すように、サック下部Sc2aの円筒状周壁(側周部)は、サック屈曲方向Ds1aに見て、内接する正方形CS2の右側の平行辺Lp2に対向する下部右側周壁Wp2Rと、左側の平行辺Lp2に対向する下部左側周壁Wp2Lと、突状内壁面SWxa側の垂直辺Lv2に対向する下部凹側周壁Wv2pと、凹状内壁面SWva側の垂直辺Lv2に対向する下部突側周壁Wv2dとの4つの領域に分けることが出来る。
上部凹側周壁Wv1p及び下部凹側周壁Wv2pと、上部突側周壁Wv1d及び下部突側周壁Wv2dと、上部右側周壁Wp1R及び下部右側周壁Wp2Rと、上部左側周壁Wp1L及び下部左側周壁Wp2Lとは、それぞれ互いに連続して、指サックCf1aのサック本体Scaを形成している。この意味において、上部凹側周壁Wv1p及び下部凹側周壁Wv2pを凹側周壁Wvpと総称し、上部突側周壁Wv1d及び下部突側周壁Wv2dとを突側周壁Wvdと総称し、上部右側周壁Wp1Rと下部右側周壁Wp2Rを右側周壁WpRと総称し、上部左側周壁Wp1Lと下部左側周壁Wp2Lとを左側周壁WpLと総称する。
指サックCf1aは、使用に際しては、サック屈曲方向Ds1aが指の曲がる方向Df(以降、「指屈曲方向Df」、不図示)と概ね一致するように指に装着される。この場合、凹側周壁Wvpは指の腹部側に位置し、突側周壁Wvdは指の背部側に位置し、右側周壁WpRは指の右側部側に位置し、左側周壁WpLは指の左側部側に位置する。ここで指の右側および左側とは、指の背部側から見た方向である。
屈曲部F1aには第1関節が収容され、サック上部Sc1aには末節部(末節骨)が収容され、サック下部Sc2aには少なくとも中節部(中節骨)が収容される。サック下部Sc2aには、基節部(基節骨)が収容されてもよい。サック本体Scに収容される指は、第1関節で自然に指屈曲方向Dfに曲がった状態で収容される。この場合、突状内壁面SWxaは曲がった指の凹部側に対向し、凹状内壁面SWvaが曲がった指の突部側に対向する。
なお、末節骨とは、人差し指、中指、薬指、小指において、先端から第1関節までの間の骨であり、中節骨とは、第1関節から第2関節までの間の骨であり、基節骨とは、第2関節から第3関節までの骨を言う。親指は先端から第1関節までの間の骨は末節骨というが、第1関節から第2関節までの間の骨は基節骨となる。つまり、親指は中節骨がない。
また、上記の指の収容状態は、歯磨き動作を人差し指、中指、薬指、小指のいずれかの指を用いて行うことを想定しているが、親指を使って歯磨き動作を行うことを排除するものではない。親指の場合は、中節骨がないので、サック下部Sc2aには、基節骨が収容されることとなる。
末節部が中節部に対して曲がる角度を指屈曲角度θf(不図示)とすると、サック屈曲角度θ1aは装着される指が第1関節で自然に曲がった時の指屈曲角度θf(5<θ1a<30)と同じ或いは近いほど好ましい。このように形成することにより、装着された指の末節部の腹は、サック上部Sc1aの上部凹側周壁Wv1pの内壁(突状内壁面SWxa側)に接触或いは非常に近接した状態になる。
また、指サックCf1aは可撓性樹脂で構成されているので、末節部を中節部に対してさらに曲げる或いは伸ばすことにより、末節部の腹でサック上部Sc1aを中節部が挿入されているサック下部Sc2aに対してサック屈曲角度θ1aの範囲を超えて(θf<θ1a、θf>θ1a)、容易に曲げ伸ばすことができる。指屈曲方向Dfがサック屈曲方向Ds1aと同じでなくても、曲げ伸ばしに若干の負荷が追加されるものの、サック屈曲角度θ1aの範囲を超えた任意の角度(θf>θ1a、θf<θ1a)に曲げ伸ばしが可能である。指サックCf1aの内形(直径D)は、指への装着及び脱着の便宜のために、指から不用意に抜けない程度に、装着が想定される指の外形より大きめに設定される。
サック下部Sc2aの下端には、開口部Oaの外周から遠心方向に張り出した縁Efaが一体的に設けられている(図1(a)、図1(b))。縁Efaは、サック下部Sc2aの開放端部(開口部Oa)の強度補強や、指サックCf1aの装着或いは脱着の際の手がかりとしての使用を目的としている。
上述の通り、指屈曲方向Dfがサック屈曲方向Ds1aと同じでなくても、指サックCf1aを装着した状態で、末節部は第1関節において可動範囲内の任意の角度(θf>θ1a、θf<θ1a)に容易に曲げ伸ばしできる。つまり、指サックCf1aを装着した状態で、末節部は可動範囲内の任意方向(指屈曲方向Df)に任意の角度(指屈曲角度θf)で曲げ伸ばしできる。
指を湾曲先端部Raに向かって動かす方向を前方向とし、指を開口部Oaに向かって動かす方向を後方向とする。また、前後方向に垂直な方向を上下方向とする。歯磨き動作時には、第1関節で末節部が中節部に対して曲がった状態の指が収容されたサック上部Sc1aの上部凹側周壁Wv1pの内壁面(突状内壁面SWxa)を末節部の腹で押すことによって、上部凹側周壁Wv1pの外面(図1において、左側の周壁の外表面)を、歯茎や歯に押しつけた状態で、利用者は、指を曲げたり伸ばしたりしまた、指単独或いは手全体を前後或いは上下に動かす。
この際(特に、指の後退時)に、上部凹側周壁Wv1pの内面が末節部の腹に対して斜め下方向から強く押しつけられて、両者の間に大きな摩擦力が発生する。この摩擦力は後退力の末節部の腹に対する垂直成分に比例するので、指屈曲角度θfが大きいほど生じる摩擦力(指サックCf1aの保持力)は大きくなる。
第1関節で曲がった末節部の腹でサック上部Sc1a(特に、上部凹側周壁Wv1p)が歯磨き動作の対象に平行ではなく角度を成して斜めに押しつけられることにより,サック本体Sca(凹側周壁Wvp、突側周壁Wvd、右側周壁WpR、及び左側周壁WpL)の内面との間に生じる摩擦力が、上述の特許文献1におけるように指を後退させる力によって相殺されることがない。
さらに、指でサック上部Sc1aを歯磨き動作の対象に押しつける力に加えて、指を後退させる力がサック上部Sc1aを歯磨き動作の対象に押しつける力として作用する。結果、指に掛かる負担を軽減しながら、末節部とサック上部Sc1aの内壁面との間に大きな摩擦力を生じさせて、指サックCf1aと指サックCf1aに挿入された指との間に十分な装着状態の保持力を得ることが出来る。
したがって、指サックCf1aは、指サックCf1aに挿入された指より多少大きくても、歯磨き動作の最中に指が指サックCf1aから抜けることが回避される。結果、指サックCf1aは少し大きめのサイズのものを利用することができるので、着脱が容易となる。また指サックCf1aを装着しても装着した指は、指サックCf1aから圧迫されることが少ない。
また、奥の方の歯や歯茎や歯の裏側等の通常の指の状態ではブラッシングし難い対象に対しては、指の向きを変えたり、更に指を曲げたりしてサック上部Sc1aの姿勢や位置を容易に調整できる。このような場合には、指サックCf1aは指の腹とは別の部分(例えば、指の側面部や背面部)とも当接することにより、さらに大きな摩擦力が生じて、指との装着状態が保持される。指サックCf1aは、歯のブラッシングに加えて、特に歯茎等のマッサージに適している。
(変形例)
次に、図1(e)及び図1(f)を参照して、指サックCf1aの変形例である指サックCf1a’について説明する。指サックCf1a’は、指サックCf1a’が指に装着された際に指の側部に対向する部分の周壁が肉厚にされている点を除いては、指サックCf1aと同様に構成されている。よって、外観及び側断面に関しては、図1(a)及び図1(b)を援用すると共に、指サックCf1a、湾曲先端部Ra、サック上部Sc1a、サック下部Sc2a、屈曲部F1a、屈曲点P1a、及び開口部Oaは、それぞれ指サックCf1a’、湾曲先端部Ra’、サック上部Sc1a’、サック下部Sc2a’、屈曲部F1a’、屈曲点P1a’、及び開口部Oa’と読み替えるものとする。
図1(e)及び図1(f)は、それぞれ、サック上部Sc1a’及びサック下部Sc2a’の断面C1a’及び断面C2a’を示している。なお、図面の作成上の都合と、視認性を考慮して、当該変形例に固有の構成要素以外の表示は特に必要ない限り省略する。
同図において、符号Waで示される2箇所の三日月状の断面部分が肉厚部Waである。肉厚部Waは、ブラッシング中に指サックCf1a’を装着している指の側部をブラッシング対象の歯の先端より保護することを意図して、右側周壁WpR及び左側周壁WpLに、開口部Oa’から湾曲先端部Ra’まで所定の幅を有して帯状に設けられている。
肉厚部Waは指サックCf1a’の右側周壁WpR及び左側周壁WpLのそれぞれの内面から互いに対向して張り出すように、本体と一体的に形成されている例が図示されている。しかし、肉厚部Waは右側周壁WpR及び左側周壁WpLの内面側に本体とは別体的に設けてもよい。また、後程、図5〜図12を参照して説明するように、肉厚部Waは、右側周壁WpR及び左側周壁WpLの外面から外周側に張り出すように本体と一体的に形成或いは別体的に設けてもよい。
本例においては、肉厚部Waは、湾曲先端部Ra’から開口部Oa’に至る側周部の全域に渡って、所定の厚さを有する帯状体として設けられる。しかし、必要に応じて、設ける位置によってその厚みや幅を変化させてもよい。また、側周部の全域の代わりに任意の一箇所以上の部分に設けてもよく、部分毎に厚みや幅を変えてもよい。
このように、指サックCf1a’(サック本体Sca’)の右側周壁WpR及び左側周壁WpLに肉厚部Waを設けることにより、歯磨き動作中に歯磨き動作対象である歯先に接触する可能性の高い指の側部を効果的に保護できる。また、自分以外の人間若しくは動物(まとめて「他人」と呼ぶ。)に対して歯磨き動作をおこなう場合で、他人に誤って噛まれてしまった場合でも、被害を低減できる。指の側部が他人の歯先により、サック本体Sca’(右側周壁WpRや左側周壁WpL)と共に切り裂かれて傷を負うことと、さらに傷口を経て侵入する他人の口中の種々の雑菌が体内に侵入して罹病することとから使用者を保護できる。
(実施例2)
次に、図2を参照して、本発明の実施の形態1の実施例2に係る指サックCf1bについて説明する。図2(a)に、右斜め上から見た指サックCf1bの外観を示す。図2(b)に、指サックCf1bを縦方向に二分した側断面を示す。同図から見てとれるように、円錐状の筒体が楕円錐状の筒体に置き換えられている点を除いて、指サックCf1bは上述の指サックCf1aと同様に構成されている。
以降、指サックCf1aの構成要素に対応する指サックCf1b(実施例2)に固有の構成要素については、指サックCf1aの構成要素に付された参照符号の接尾辞を「a」の代わりに「b」を付して識別すると共に、特に必要の無い限り説明を省く。
指サックCf1bにおける、湾曲先端部Rb、サック上部Sc1b、屈曲部F1b、サック下部Sc2b、開口部Ob、及び縁Efbは、図2(c)及び図2(d)に示されるように、その延在軸(中心軸L1b及びL2b)に垂直な平面で切った断面形状が楕円状であることを除いて、指サックCf1aにおける湾曲先端部Ra、サック上部Sc1a、屈曲部F1a、サック下部Sc2a、開口部Oa、及び縁Efaと同様に構成されている。なお、中心軸L1bは、サック上部Sc1aの長さ方向の回転対称軸であり、中心軸L2bは、サック下部Sc2aの長さ方向の回転対称軸である。
サック上部Sc1b及びサック下部Sc2bは中心軸L1b及び中心軸L2bに沿って延在している。中心軸L1bと中心軸L2bは屈曲点P1bでサック屈曲角度θ1bを成して交差し、サック上部Sc1bはサック下部Sc2bに対して、サック屈曲方向Ds1bに屈曲している。サック上部Sc1b及びサック下部Sc2bはサック本体Scbを構成している。
図2(c)に、図2(b)において、線分IIc−IIcに沿って、上部Sc1bを中心軸L1bに垂直な面で切った断面C1bを示す。図2(d)に、図2(b)において、線分IId−IIdに沿って、サック下部Sc2bを中心軸L2bに垂直な面で切った断面C2bを示す。
断面C1bは、長軸Aa1及び短軸Ai1(Aa1>Ai1)で規定される楕円形であり、断面C2bは長軸Aa2及び短軸Ai2(Aa2>Aa1、Ai2>Ai1、Aa2>Ai2)で規定される楕円形である。断面C1bと断面C2bとは好ましくは相似形であり、さらにサック屈曲方向Ds1bは短軸Ai1及びAi2と平行であるが、それに限定されるものではない。短軸Ai1及びAi2を短軸Aiと総称し、長軸Aa1及びAa2を長軸Aaと総称する。
図2(c)において、サック上部Sc1bの断面C1bの楕円に内接する長方形CR1が二点鎖線で示されている。長方形CR1のサック屈曲方向Ds1bに平行な二辺のそれぞれを「短辺Ls1」とし、サック屈曲方向Ds1bに対して垂直な二つの長辺を「長辺Ll1」とする。
サック上部Sc1bの楕円筒状周壁(側周部)は、サック屈曲方向Ds1bに見て右側(図2(c)において上側)の短辺Ls1に対向する上部右側周壁We1Rと、左側の短辺Ls1(図2(c)において下側)に対向する上部左側周壁We1Lと、突状内壁面SWxb側(図2(c)において左側)の長辺Ll1に対向する上部凹側周壁We1pと、凹状内壁面SWvb側(図2(c)において右側)の長辺Ll1に対向する上部突側周壁We1dとの4つの領域に分けることができる。上部凹側周壁We1p及び上部突側周壁We1dは、サック上部Sc1bの内部から見ればそれぞれ、突(突状内壁面SWxb)側及び凹(凹状内壁面SWvb)側である。
同様に、図2(d)に示すように、サック下部Sc2bの楕円筒状周壁(側周部)は、内接する長方形CR2のサック屈曲方向Ds1bから見て左右の短辺Ls2に対向する下部左側周壁We2L及び下部右側周壁We2Rと、突状内壁面SWxb側の長辺Ll2に対向する下部凹側周壁We2pと、凹状内壁面SWvb側の長辺Ll2に対向する下部突側周壁We2dとの4つの領域に分けることが出来る。
上部凹側周壁We1p及び下部凹側周壁We2pと、上部突側周壁We1d及び下部突側周壁We2dと、上部右側周壁We1R及び下部右周壁We2Rと、上部左側周壁We1L及び下部左側周壁We2Lとは、それぞれ連続して形成されて、凹側周壁Wepと突側周壁Wedと右側周壁WeRと左側周壁WeLとして、指サックCf1bのサック本体Scbを形成している。
指サックCf1bは、指サックCf1aと同様に、サック屈曲方向Ds1bが指屈曲方向Dfに概ね一致するように指に装着されて用いられる。但し、人の指の断面は円形ではなく扁平であるので、楕円形断面形状を有する指サックCf1bは、円形断面形状を有する指サックCf1aに比べて、装着された指との間に生じる隙間をより小さくできる。
短軸Ai(Ai1、Ai2)方向の寸法が装着される指よりも小さい場合は、その寸法差は長軸Aa(Aa1、Aa2)方向の部材によって補われると共に、指の腹及び背と指サックCf1bとの密着度(摩擦力)は向上(増大)する。結果、ブラッシング時に抜け難いと共によりフィットした装着感が得られる。
(変形例)
次に、図2(e)及び図2(f)を参照して、指サックCf1bの変形例である指サックCf1b’について説明する。指サックCf1b’は、指サックCf1aの変形例である指サックCf1a’と同様に、指の側部に対応する部分の周壁に肉厚部Wbが設けられている点を除いては、指サックCf1bと同様に構成されている。よって、指サックCf1b’の外観及び側断面に関しては、図2(a)及び図2(b)を援用すると共に構成の説明を省く。指サックCf1b、湾曲先端部Rb、サック上部Sc1b、サック下部Sc2b、屈曲部F1b、屈曲点P1b、及び開口部Obは、それぞれ指サックCf1b’、湾曲先端部Rb’、サック上部Sc1b’、サック下部Sc2b’、屈曲部F1b’、屈曲点P1b’、及び開口部Ob’と読み替えるものとする。
図2(e)及び図2(f)は、それぞれ、サック上部Sc1b’及びサック下部Sc2b’の断面C1b’及び断面C2b’を示している。なお、図面の作成上の都合と、視認性を考慮して、当該変形例に固有の構成要素以外の表示は特に必要ない限り省略する。
同図において、符号Wbで示される2箇所の三日月状の断面部分が肉厚部Wbである。肉厚部Wbは、上述の肉厚部Waと同様に、ブラッシング中に指サックCf1b’を装着している指の側部をブラッシング対象の歯の先端より保護することを意図して、右側周壁WeR及び左側周壁WeLに、開口部Ob’から湾曲先端部Rb’まで所定の幅を有して帯状に設けられている。肉厚部Wbも右側周壁WeR及び左側周壁WeLのそれぞれの内面或いは外面から張り出すように、サック本体Scbと一体的或いは別体的に形成されてもよいことは、肉厚部Waと同様である。厚みや設ける場所に関しても、肉厚部Waと同様である。
(実施例3)
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態1の実施例3に係る指サックCf1cについて説明する。図3(a)、図3(b)、図3(c)、及び図3(d)は、上述の図2(a)、図2(b)、図2(c)、及び図2(d)と同様に、それぞれ、指サックCf1cの右斜め上から見た外観、指サックCf1cの縦断面、サック上部Sc1cの横断面、及びサック下部Sc2cの横断面を示している。同図から見て取れるように、指サックCf1cは円錐状の筒体が四角錐状の筒体に置き換えられている点を除いて、上述の指サックCf1bと同様に構成されている。
以降、指サックCf1bの構成要素に対応する指サックCf1c(実施例3)に固有の構成要素については、指サックCf1bの構成要素に付された参照符号の接尾辞を「b」の代わりに「c」を付して識別すると共に、特に必要の無い限り説明を省く。
指サックCf1cにおける、湾曲先端部Rc、サック上部Sc1c、屈曲部F1c、サック下部Sc2c、開口部Oc、及び縁Efcは、図3(c)及び図3(d)に示されるように、その延在軸である中心軸L1c及びL2cに垂直な平面で切った断面形状が四角形(矩形)状である。
より正確に言えば、指サックCf1cは、角Cx1及びCx2(Cx1<Cx2)が丸い角丸四角形状の横断面を有する角丸四角錐状の筒体(サック本体Scc)がサック屈曲方向Ds1cに屈曲している。角Cx1及びCx2の丸みの大きさは製造上及び使用上の便宜や耐久性及び装着感を考慮して決定されている。なお、角Cx1及び角Cx2を廃止してもよい。この意味において、本明細書においては、それぞれ角丸四角形状断面及び角丸四角錐状も含めてそれぞれ四角形(矩形)状断面及び四角錐状と呼ぶ。
図3(c)及び図3(d)に示すように、断面C1cは、互いに直交すると共に相手を二等分する2本の中心線La1及びLi1(La1≧Li1)で規定される矩形である。同様に、断面C2cは、2本の中心線La2(La1<La2)及びLi2(Li1<La2、La2≧Li2)で規定される矩形である。つまり、断面C1c及びC2cの矩形とは、正方形も含まれるが、本発明においては図示例(La1>Li1、La2>Li2)に従い、中心線La1及びLa2を長軸Laと総称し、中心線Li1及びLi2を短軸Liと総称する。
断面C1cと断面C2cとは好ましくは相似形であり、さらにサック屈曲方向Ds1cは短軸Liと平行であるが、それに限定されるものではない。断面C1c及び断面C2cを断面Ccと総称し、角Cx1及びCx2を角Cxと総称する。本実施例においては、長軸Laと短軸Liとが交差する角部は丸い角Cxに形成されていることは上述の通りである。
サック上部Sc1cの矩形筒状周壁(側周部)は、サック屈曲方向Ds1cに見て右側(図3(c)及び図3(d)において上側)の短軸Li(Li1、Li2)に対向する右側周壁WrR(上部右側周壁Wr1R、下部右側周壁Wr2R)と、左側の(図3(c)及び図3(d)において下側)の短軸Li(Li1、Li2)に平行な左側周壁WrL(上部左側周壁Wr1Lと、下部左側周壁Wr2L)と、突状内壁面SWxc側(図3(c)及び図3(d)において左側)の長軸Laに平行な凹側周壁Wrp(上部凹側周壁Wrlp、下部凹側周壁Wr2p)と、凹状内壁面SWvc側(図3(c)及び図3(d)において右側)の長軸Laに平行な突側周壁Wrd(上部突側周壁Wr1d、下部突側周壁Wr2d)との4つの領域に分けることができる。凹側周壁Wrp及び突側周壁Wrdは、サック本体Sccの内部から見ればそれぞれ、突状内壁面SWxc側及び凹状内壁面SWvc側である。
(変形例)
次に、図3(e)及び図3(f)を参照して、指サックCf1cの変形例である指サックCf1c’について説明する。指サックCf1c’は、指サックCf1a’及びCf1b’と同様に、指の側部に対応する部分の周壁に肉厚部Wcが設けられている点を除いては、指サックCf1cと同様に構成されている。よって、指サックCf1c’の外観及び側断面に関しては、図3(a)及び図3(b)を援用すると共に構成の説明を省く。
肉厚部Wcは、上述の肉厚部Wa及びWbと同様に、装着された指の側に相当する右側周壁WrR及び左側周壁WrLの少なくとも何れか一方の内面に一体的或いは別体的に設けられても良いし、右側周壁WrR及び左側周壁WrLの少なくとも何れか一方の外面に一体的或いは別体的に設けられても良い。なお、肉厚部Wa、Wb、及びWcを肉厚部Wと総称する。そして、上述の指サックCf1a’、Cf1b’、及びCf1c’に代表される指サックCf1の変形例を指サックCf1’と総称する。
<実施の形態2>
図4を参照して詳述する前に、本発明の実施の形態2に係る指サックCf2(不図示)について説明する。指サックCf2は、上述の実施の形態1に係る指サックCf1の屈曲部F1の突状内壁面SWxに、装着された指の腹に対向する位置に部分的に隆起部Bが設けられている。
より詳しく言えば、指サックCf2の屈曲部F1における屈曲した内壁面の突状内壁面SWx側に、装着された指の第1関節に対向する位置に、隆起部Bが設けられている。これは、指サックCf2が歯みがき動作中に前後動された場合に、隆起部Bが指の屈曲凹部(或いはその近傍)に当接して、指サックCf2の動きを抑制することを意図している。なお、指の屈曲凹部とは、第1関節の指の腹側である。指サックCf2の指に対する前後方向の動きを抑制することにより、ブラッシング対象に対する指サックCf2の当接状態の安定を図ると共に、装着者の意に反する脱着を防止する。つまり、装着状態の保持力の向上と言って良い。
(実施例1)
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態2の実施例1に係る歯みがき用指サックCf2a(以降、「指サックCf2a」)について具体的に説明する。指サックCf2aは、上述の実施の形態1の実施例1に係る指サックCf1a(図1)に隆起部Baが設けられている。
図4(a)に、図1(b)と同様に、指サックCf2aの縦断面を示す。同図に見てとれるように、隆起部Baが、サック本体Scaの内壁面に設けられている点を除いて、指サックCf2aは上述の指サックCf1aと同様に構成されている。指サックCf2aに固有の構成要素について、固有の参照符号を付して重点的に説明すると共に、指サックCf1aと共通の構成要素及び特徴については、視認性の便宜上及び説明の簡便化の為に、特に必要の無い限り図示或いは説明を省く。
隆起部Baは、突状内壁面SWxa上に、サック屈曲方向Ds1aに概ね平行な直径D(図4(b))に対して概ね垂直に交わる位置を中心として、凹状内壁面SWva側に張り出して設けられている。隆起部Baは、サック上部Sc1a側の端部及びサック下部Sc2a側の端部より中央に向かって厚みを徐々に増し、もっとも厚みの大きな点で最隆起点Psを形成する(図4(a))。
隆起部Baは、指サックCf2aの中心軸L1a及びL2aの延在方向に関して、上端はサック上部Sc1a(屈曲部F1aの上部)に、下端はサック下部Sc2a(屈曲部F1aの下部)に位置している。最隆起点Psは屈曲部F1a(屈曲部F1aの中央部及び近傍)に位置している。サック本体Scaの内壁面から最隆起点Psまでの距離を、最隆起点高Hpsとする。
図4(b)に、図4(a)において、中心軸L1aに垂直な線分IVb−IVb(直径D)に沿う面で、最隆起点Psを通って切った横断面C2sを示す。同図において、隆起部Baは、凹側周壁Wvpの内面(突状内壁面SWxa)に、好ましくは、中心軸L1aと交差するサック屈曲方向Ds1aに平行な直径Dに対して対称な三日月状の断面形状を有するように形成される。
隆起部Baは、指サックCf2aの円周方向に関して、右側周壁WpR及び左側周壁WpLに端部が位置し、その肉厚(突状内壁面SWxaから隆起部Baの表面までの距離)及び最隆起点高Hpsは凹側周壁Wvpの中央部で最大で、端部に向かって漸減する三日月状輪郭を成している。
最隆起点高Hpsの輪郭は隆起部Baの円周方向の端部と中心軸L1aとを結ぶ線が成す角度を「隆起部延在角θs」とすると、隆起部Baはサック屈曲方向Ds1aに平行な直径Dを中心として、θs/2ずつ円周方向左右に広がって延在している。なお、隆起部延在角θsは、後述するように、180°以下が好ましい。
図4(c)に、線分IVb−IVbに沿って見た隆起部Baの様子を示す。同図において、二点鎖線Baeは円錐状の筒の内壁に形成されている隆起部Baを平面に展開した場合の輪郭を示している。平面に展開された状態の隆起部Ba(以降、「隆起材Bae」)は、好ましくは楕円状輪郭と楕円形の長軸が最隆起点Psと一致するような形状の肉厚部であって、突状内壁面SWxaに設けられている。隆起材Baeの長軸方向の長さを「隆起材長Lpe」とし、隆起部Ba(突状内壁面SWxaに設けられている隆起材Bae)をサック屈曲方向Ds1aに見た時の長軸方向の両端部の間隔を「隆起端部間隔LPs」とすると、図示例に於いては、次式(1)及び(2)が示す関係を有する。
Lpe=D・π・(θs/360°) ・・・ (1)
Lps=sin{π・(θs/360°)}・D・・・ (2)
厳密には、式(1)及び(2)は、サック本体Scaが円筒であることが前提であるが、サック本体Scaは円錐筒であるが側面の傾きは小さいので、実用上問題ではない。式(1)に表すように、直径Dが一定(同サイズの指サックCf2a)であれば、隆起材長Lpeは隆起部延在角θsに応じて長くなる。言い換えれば、隆起材長Lpeが長いほど、円周方向に長く延在する。式(2)に表すように、直径Dが一定であれば、隆起端部間隔LPsは、隆起部延在角θsに応じて大きくなり、隆起部延在角θsが180°の時に最大値である直径Dになり、以降小さくなる。
本実施例においては、図4(b)に例示されているように、隆起部Baはサック屈曲方向Ds1aに関して対称で隆起部延在角θsは180°以下に設定されている。
そして、最隆起点Psは、図4(a)に例示の如く、屈曲点P1aより湾曲先端部Ra側に位置することが好ましい。指の外形に対応するように三日月状に湾曲する隆起部Baの最隆起点Psが曲げた指の末節部と中節部との間の位置(第1関節)で末節部の腹の部分に当接することにより、ブラッシング時に指が後退する際に、指サックCf2aの前方への移動の妨げる。つまり指サックCf2aの指からの抜けを防止するストッパとして機能する。
また、指が前進する際には、最隆起点Psが中節部の腹の部分に当接することにより、指サックCf2aの後方への移動の妨げ、つまり指サックCf2aの緩みを防止するストッパとして機能する。この意味において、隆起部BaをストッパBaとも呼ぶ。
上述のように、本実施例においては、隆起部延在角θsは180°以下に設定される。つまり、サック本体Scaの屈曲部F1aにおける内壁面を、突状内壁面SWxaと凹状内壁面SWvaとに二分すると、ストッパBaは突状内壁面SWxaに設けられる。
隆起部延在角θsが180°を超えて、ストッパBaの端部が凹状内壁面SWvaに掛かると、最隆起点高Hpsを大きくすることができてストッパ機能は改善される。しかし、ブラッシング中に指をサック屈曲角度θ1aより大きく曲げたり、小さく伸ばしたりする際に生じる変形に対する抵抗力が増大する。増大した抵抗力に抗してサック本体Scaをサック屈曲角度θ1a以上或いは以下に曲げると、サック本体Scaの劣化の増大や損傷を招く。
さらに、ストッパBaの右側周壁WpR及び左側周壁WpLの内面にかかる部分は、指の末節部の腹に当接することの無い、ストッパ機能に無用且つ無駄な部材である。
末節部或いは中節部の腹との当接のためには、ストッパBaは右側周壁WpR或いは左側周壁WpLに在る必要はなく、突状内壁面SWxa(凹側周壁Wvpの内面)に在れば良い。この場合、最隆起点高Hpsを確保するために、ストッパBaは三日月状断面ではなく、最隆起点Psが直線状輪郭を成す弓状断面(図4(c)参照)を有するように形成すればよい。
しかしながら、最隆起点Psが直線状輪郭を成す場合、最隆起点Psが中節部(指)の腹に直線で当接することになり、最隆起点Psが三日月状輪郭を成す場合に比べて装着感が劣る。さらに言えば、隆起部Baが上述のストッパとしての機能を満たすのであれば、隆起材Baeは、必ずしも、その楕円形輪郭の長軸が最隆起点Psと一致する必要は無く、製造上の利便性や意匠状の要求を満たすべく、楕円形状輪郭以外の輪郭を有するように構成してもよい。
(実施例2)
次に、本実施の形態2の実施例2に係る歯みがき用指サックCf2b(不図示)について説明する。歯みがき用指サックCf2bは、上述の実施の形態1の実施例2に係る指サックCf1b(図2)に隆起部(ストッパ)Bb(不図示)が設けられている。上述の隆起部Baが円形断面を有する円錐状のサック本体Scaの突状内壁面SWxaに設けられているのに対して、隆起部Bbが楕円形断面を有する楕円錐状のサック本体Scbの突状内壁面SWxb側に設けられている点を除いて、指サックCf2aと同様であるので、図示と共に説明を省略する。
(実施例3)
次に、本実施の形態2の実施例3に係る歯みがき用指サックCf2c(不図示)について説明する。歯みがき用指サックCf2cは、上述の実施の形態1の実施例3に係る指サックCf1c(図3)に隆起部(ストッパ)Bc(不図示)が設けられている。上述の隆起部Bbが楕円錐状のサック本体Scbの突状内壁面SWxbに設けられているのに対して、隆起部Bcが矩形状断面を有する四角錐状のサック本体Sccの突状内壁面SWxc側に設けられている点を除いて、上述の指サックCf2bと同様であるので、図示と共に説明を省略する。
<実施の形態3>
図を参照して詳述する前に、本発明の実施の形態3に係る指サックCf3(不図示)について説明する。本実施の形態3に係る指サックCf3は、図1〜図3を参照して説明した、指サックCf1の変形例である指サックCf1’において、サック本体Scの右側周壁WpR及び左側周壁WpLの少なくとも一方の内面に設けられている肉厚部Wが、右側周壁WpR及び左側周壁WpLの少なくとも一方の外面に設けられている。これにより、肉厚部Wがサック本体Scの内部に設けられる場合に比べて、サック本体Scの内径サイズを損なうことがないので、肉厚部Wの厚みに対する制限を無くすことが出来る。
(実施例1)
次に、図5を参照して、本発明の実施形態3の実施例1に係る歯みがき用指サックCf3aについて具体的に説明する。図5(a)は、右斜め下から見た指サックCf3aの外観を示す。図5(b)は、左側周壁WpLを正面にみた指サックCf3aの側面を示す。同図から見て取れるように、歯みがき用指サックCf3aは、上述の実施の形態1の実施例1に係る指サックCf1a’(図1)において、右側周壁WpR或いは左側周壁WpLの内壁面に設けられている肉厚部Waの代わりに、肉厚部W3aが右側周壁WpR或いは左側周壁WpLの外壁面に、下端部で縁Efaと連続して設けられている。
なお、図5(a)及び図5(b)には、作図上の都合により、左側周壁WpLに設けられた肉厚部W3aが示されている。本明細書においては、図示に基づき左側周壁WpLに肉厚部W3aが設けられている例について説明するが、肉厚部W3aは左側周壁WpL及び右側周壁WpRの何れか一方或いは両方に設けられて良いことは上述の通りである。
(実施例2)
次に、図6を参照して、本実施の形態3の実施例2に係る指サックCf3bについて説明する。図6(a)は、右斜め下から見た指サックCf3bの外観を示す。図6(b)は、左側周壁WpLを正面に見た指サックCf3bの側面を示す。同図から見て取れるように、指サックCf3bは、上述の指サックCf3a(図5)に於ける肉厚部W3aが肉厚部W3bに交換されている。肉厚部W3bは、指サックCf3aの肉厚部W3aに肉厚部Wbpが更に設けられている。肉厚部Wbpが、サック本体Scaの下部凹側周壁Wv2pに、下端部が縁Efaに連続して設けられている。つまり、肉厚部W3aと肉厚部Wbpとは縁Efaでつながっている。
この肉厚部Wbpは、指サックCf3bを人差し指若しくは中指に装着した際に、親指で押さえるための補強部分である。基本的に本発明に係る指サックCf3bは、形状的に指の第一関節がひっかかり、装着した指から外れにくい構造になっているが、他人の歯を磨いている最中に、不意に噛み付かれた場合などには、指サックCf3b毎他人の口から引き出さなければならない。肉厚部Wbpは親指で押さえることで、より装着性が高まり、指に装着されたまま他人の口から引き出すことができる。
(実施例3)
次に、図7を参照して、本実施の形態3の実施例3に係る指サックCf3cについて説明する。図7(a)は、右斜め下から見た指サックCf3cの外観を示す。図7(b)は、左側周壁WpLを正面に見た指サックCf3cの側面を示す。同図から見て取れるように、指サックCf3cは、上述の指サックCf3b(図6)に於ける肉厚部W3bが肉厚部W3cに交換されている。肉厚部W3cは、肉厚部W3bにおいて、サック本体Scaの下部突側周壁Wv2dに、下端部が縁Efaに連続する肉厚部Wbvが設けられている。つまり、肉厚部W3a、肉厚部W3b、及び肉厚部W3cは、縁Efaでつながっている。
(実施例4)
次に、図8を参照して、本実施の形態3の実施例4に係る指サックCf3dについて説明する。図8(a)は、右斜め下から見た指サックCf3dの外観を示す。図8(b)は、左側周壁WpLを正面に見た指サックCf3dの側面を示す。同図から見て取れるように、指サックCf3dは、上述の指サックCf3a(図5)において、肉厚部W3aが環状肉厚部W3dtと肉厚側部W3dsとを有する肉厚部W3dに交換されている。環状肉厚部W3dtは、主にサック上部Sc1の湾曲先端部Ra寄り位置に、或いは湾曲先端部Raに重複する位置に周方向に連続して、上部凹側周壁Wv1p及び上部突側周壁Wv1dとに環状に設けられている。肉厚側部W3dsの下端部からは、肉厚側部W3dsが肉厚部W3aと同様に設けられている。上述のように、肉厚側部W3dsは左側周壁WpL及び右側周壁WeRの何れか一方、或いは両方に設けられる。
肉厚部W3aは、左側周壁WpL又は、右側周壁WeRの少なくとも一方に設けられているが、凹側周壁Wvp或いは突側周壁Wvdの何れにも設けられていない。これに対して、肉厚部W3dは、サック上部Sc1及び湾曲先端部Raの部分が全周に渡って環状肉厚部W3dtによって覆われている。サック上部Sc1aに挿入された末節部が側部だけでなく、腹側及び背側を含めて、全周方向に渡って、環状肉厚部W3dtによって、ブラッシング対象の歯先から保護されるので、指をより自由に曲げて安全にブラッシングできる。
この環状肉厚部W3dtも、他人の歯を磨いている最中に他人に噛みつかれた場合に、使用者の指を保護するのためのものである。特に指サックCf3dを装着した指先は、他人の口の中の奥歯に近い部分まで挿入される。奥歯は最も咀嚼力が強い部分なので、環状肉厚部W3dtは、使用者の指の保護に好適である。
なお、末節部の側周部の保護に対する要求の度合いに応じて、環状肉厚部W3dtは、サック上部Sc1aの全域或いは、湾曲先端部Ra寄りの或いはサック下部Sc2a寄りの一部に設けてもよい。なお、サック下部Sc2aとの距離が小さくなるほど、装着時の指の曲げに対する抵抗力が大きくなる。
(実施例5)
次に、図9を参照して、本実施の形態3の実施例5に係る指サックCf3eについて説明する。図9(a)は、右斜め下から見た指サックCf3eの外観を示す。図9(b)は、左側周壁WpLを正面に見た指サックCf3eの側面を示す。同図から見て取れるように、指サックCf3eは、上述の指サックCf3d(図8)に於ける肉厚部W3dが肉厚部W3eに置き換えられている。肉厚部W3eは、肉厚部W3dに、指サックCf3b(図6)の肉厚部W3bが設けれている。言い換えれば、指サックCf3bにおいて肉厚部W3aが肉厚部W3d(図8)に置き換えられている。
(実施例6)
次に、図10を参照して、本実施の形態3の実施例6に係る指サックCf3fについて説明する。図10(a)は、右斜め下から見た指サックCf3fの外観を示す。図10(b)は、左側周壁WpLを正面に見た指サックCf3fの側面を示す。同図から見て取れるように、指サックCf3fは、上述の指サックCf3e(図9)において、肉厚部W3eが肉厚部W3fに置き換えられている。肉厚部W3fは、肉厚部W3eに指サックCf3c(図7)の肉厚部Wbpが設けれている。言い換えれば、指サックCf3cにおいて肉厚部W3aが肉厚部W3d(図8)に置き換えられている。
(実施例7)
次に、図11を参照して、本実施の形態3の実施例7に係る指サックCf3gについて説明する。図11(a)は、右斜め下から見た指サックCf3gの外観を示す。図11(b)は、左側周壁WpLを正面に見た指サックCf3gの側面を示す。同図から見て取れるように、指サックCf3gは、上述の指サックCf3f(図10)において、肉厚部W3fが肉厚部W3gに置き換えられている。肉厚部W3gは、サック本体Scaの湾曲先端部Raを覆うように、環状肉厚部W3dtの上部に先端肉厚部W3rが設けられている。これにより、装着された末節部はその側周ばかりでなく先端部もより保護される。
(実施例8)
次に、図12を参照して、本実施の形態3の実施例8に係る指サックCf3hについて説明する。図12(a)は、右斜め下から見た指サックCf3hの外観を示す。図12(b)は、左側周壁WpLを正面に見た指サックCf3hの側面を示す。同図から見て取れるように、指サックCf3hは、上述の指サックCf3g(図11)において、肉厚部W3gが肉厚部Wbhに置き換えられている。肉厚部Wbhは、サック本体Scaの湾曲先端部Raを覆うように、環状肉厚部W3dtの上部に先端肉厚部W3rが設けられている。これにより、装着された末節部はその側周ばかりでなく先端部もより保護される。また、肉厚部Wbhは、さらに指サックCf3c(図7)の肉厚部Wbpも設けられている。
なお、図5から図12までに示した肉厚部は、サック本体より硬い材料で構成されていてもよい。つまり、本発明に係る指サックは、可撓性を有することが必要である。しかし、サック本体と肉厚部の硬さは異なっていてもよい。例えばシリコーンは、シロキサン結合による主骨格に置換基を自由に結合させることができる。この置換基の種類を変更することで、材料の硬さを変えることができる。したがって、硬さの異なる材料でサック本体と肉厚部をそれぞれ構成することができる。
<実施の形態4>
(実施例1)
図13を参照して、本実施の形態4の実施例1に係る指サックCf4aについて説明する。図13(a)は、指サックCf4aの側面断面(左側周壁)であり、図13(b)は、突側周壁Wvd側から見た図である。指サックCf4aは、実施の形態1で説明した指サックCf1aにブラシ部Brが設けられている。指サックCf4aにおいて、ブラシ部Brは、可撓性を有する針状突起Brnによって構成されている。針状突起Brnは、指サックCf4aの上部凹側周壁Wv1pから湾曲先端部Rの頂部Rtにかけて設けられている。
針状突起Brnは、指サックCf4aと同一素材によって、指サックCf4aは一体的に設けられている。つまり、指サックCf4aと個々の針状突起Brnとの間に素材が不連続になる部分はない。これは、指サックCf4aを射出成形で形成する際に、針状突起Brnも同時に形成することで製造することができる。
しかし、針状突起Brnは、指サックCf4aにあとから植設されることを排除しない。したがって、指サックCf4aを形成した後、同一素材若しくは別素材で形成された針状突起Brnを指サックCf4aの所定の箇所に植設してもよい。
針状突起Brnが設けられると、指サックCf4aで歯および歯茎をブラッシングする際に、より異物を除去しやすくなる。また、上部凹側周壁Wv1pに針状突起Brnを設け、人差し指や中指に指サックCf4aを挿入すれば、口内の歯や歯茎を最も感覚の優れた、指先で感じながら、掃除することができる。
また、湾曲先端部Rの頂部Rtにまで、針状突起Brnを設けると、指先の腹だけでなく、指先が示す先まで針状突起Brnが届くこととなり、口内の細かい部分まで掃除が可能となる。
(実施例2)
図14には、本実施の形態4の実施例2に係る指サックCf4bを示す。図14(a)は、指サックCf4bの側面断面(左側周壁)であり、図14(b)は、凹側周壁側から見た図である。。指サックCf4bは、指サックCf4aと針状突起Brnの形成箇所が異なる。指サックCf4bは、上部凹側周壁Wv1pから湾曲先端部Rの頂部Rtまで針状突起Brnを設ける。指サックCf4bは、このまま、上部凹側周壁Wv1pに指先の腹が当たるように挿入し、使用してもよい。しかし、指サックCf4bは、上部突側周壁Wv1d側に指先の腹が当たるように挿入し、使用することができる。
このように、指サックCf4bのサック屈曲方向Ds1aと逆向きに指が曲がるように挿入することで、指サックCf4bと指との間の抵抗が大きくなる。針状突起Brnで歯や歯茎を擦ると、摩擦力が大きくなるが、指サックCf4bのサック屈曲方向Ds1aと逆向きに指が曲がるように挿入することで、この大きな抵抗でも指サックCf4bが指から抜けることはない。
(実施例3)
図15には、本実施の形態4の実施例3に係る指サックCf4cを示す。図15(a)は、指サックCf4cの凹側周壁Wvp側から見た図であり、図15(b)は、側面断面(左側周壁)であり、図15(c)は、突側周壁Wvd側から見た図である。指サックCf4cは、針状突起Brnが上部突側周壁Wv1dから湾曲先端部Rの頂部Rtを回り、上部凹側周壁Wv1pまで形成されている。したがって、指サックCf4cは、指サックCf4aと指サックCf4bの効果を同時に持ち合わせる。
(実施例4)
図16には、本実施の形態4の実施例4に係る指サックCf4dを示す。図16(a)は、指サックCf4dの凹側周壁Wvp側から見た図であり、図16(b)は、側面断面(左側周壁WpL)であり、図16(c)は、突側周壁Wvd側から見た図である。指サックCf4dは、針状突起Brnが上部突側周壁Wv1d、湾曲先端部Rの頂部Rt、上部凹側周壁Wv1pだけでなく、上部右側周壁We1Rと上部左側周壁We1Lにも設けられている。このように左右の上部側周壁にも針状突起Brnを設けることで、口内に入れる指の角度がどのような角度になっても、ブラシ部Brを掃除対象箇所に摺動させることができる。図1の四角形の各辺に垂直方向に設けられている。
(実施例5)
図17には、本実施の形態4の実施例5に係る指サックCf4eを示す。図17(a)は、指サックCf4eの側面断面(左側周壁)であり、図17(b)は、図17(a)のA−A面断面図である。指サックCf4eは、針状突起Brnがサック上部Sc1aに中心軸L1aから放射状に均等に設けられている。
(実施例6)
図18には、本実施の形態4の実施例6に係る指サックCf4fを示す。図18(a)は、指サックCf4fの側面断面(左側周壁WpL)であり、図18(b)は、凹側周壁Wvp側から見た図である。指サックCf4fは、ブラシ部Brが針状突起Brnと、ブロック突起Brbによって構成されている。ブロック突起Brbは、針状突起Brnよりも太い突起である。ブロック突起Brbの先端は、平らに形成されている。ただし、平らでない形状に形成することを排除しない。
ブロック突起Brbは、針状突起Brnと比較すると太いので、腰が強く擦り落とし効果が高い。したがって、歯に固着した分泌物などであっても、擦り落とすことができる。
(実施例7)
図19には、本実施の形態4の実施例7に係る指サックCf4gを示す。図19(a)は、指サックCf4gの側面断面(左側周壁WpL)であり、図19(b)は、突側周壁Wvd側から見た図である。指サックCf4gは、ブロック突起Brbが上部突側周壁Wv1dに設けられている。図18および図19に示したように、ブロック突起Brbは、いずれの側にも設けることができる。
図20には、針状突起Brnの形状のバリエーションを例示する。図20(a)では、針状突起Brnは先端が尖った針形状をしている。図20(b)では、先端は半円形状に形成されている。図20(c)では、先端は平坦な形状をしており、断面が四角形状になっている。図20(d)では、針状突起Brnは断面が扁平なトラック形状をしており、先端が平らなヘラ状態に形成されている。
図20(e)では、針状突起Brnは断面が扁平なトラック形状であって、先端が曲面になっている。図20(f)では、針状突起Brnは、先端は平坦で断面が長方形になっている。図20(g)では、針状突起Brnは、断面が2つの円形の間を長方形で結合した形状で、先端は丸く形成されている。
図20(h)では、針状突起Brnは、断面が三日月形をしており、先端は丸く形成されている。また、図20(i)では、針状突起Brnは、断面が六角形で先端は平らに形成されている。なお、図20(i)では断面は六角形であるが、他の多角形の形状であってもよい。
また、図13から図19までに示したブラシ部Brを有する指サックCf4は、図1の指サックCf1aにブラシ部Brを設けた形状で説明を行ったが、図2乃至図12で示した各形状の指サックCf2乃至Cf3にブラシ部Brを設けてもよい。
<実施の形態5>
本実施の形態5に係る歯磨き用指サックは、指サックを構成する可撓性材料に、抗菌剤や消臭剤を添加する。歯磨き用指サックは動物若しくはヒトの口腔内に直接入れて使用される。したがって、口腔内の唾液や粘膜に直接触れることになる。口腔内には、雑菌が多く生存しているので、これらの雑菌が歯磨き用指サックにも付着する。すると、使用しているうちに、歯磨き用指サックの表面で、雑菌が繁殖する場合もある。特に、シリコーンは表面に細かい穴があるので、その穴の中で雑菌が繁殖し、悪臭を発する場合もある。
そこで、歯磨き用指サックのサック本体に抗菌剤や消臭剤を練りこんでおくことで、雑菌の繁殖を抑制し、悪臭の発生を防止することができる。
本実施の形態5に係る歯磨き用指サックの形状は、ここまで説明し例示した歯磨き用指サックの何れの形状をとってもよい。また、サック本体および肉厚部、環状肉厚部、ブラシ部の何れに練りこんでもよい。サック本体、肉厚部、環状肉厚部、ブラシ部の全てに練りこめば最も望ましい。
また、抗菌剤や消臭剤は、歯磨き用指サックの表面に担持させるだけであってもよい。なお、抗菌剤や消臭剤を担持させる場合は、塗布やスプレーコートといった手段を好適に利用することができる。したがって、歯磨き用指サックが抗菌剤や消臭剤を有するということは、歯磨き用指サックの材料に抗菌剤や消臭剤を練りこんだり、担持させたり、またその他の方法で保持させる場合を含む。
抗菌剤は、無機材料系や有機材料系など多くの種類が知られている。歯磨き用指サックに用いることのできる抗菌剤は、生体への影響が小さいものが望ましい。したがって、銀や銅といった金属を主原料とする抗菌剤は好適に利用することができる。これらの金属微粉末を多孔質のセラミック材料に担持させたものは好適に用いられ、また効果も顕著である。
また、光触媒である酸化チタンも好適に利用することができる。酸化チタンは酸化還元の強力な触媒となるので、雑菌やカビといった微生物の成長を阻害することが出来る。
有機材料系の抗菌剤としては、天然物由来のものがよい。生体への影響が小さいと考えられるからである。例えば、キチン・キトサン、プロポリス、ポリリジン、茶カテキンなどが挙げられる。また、テルペノイドやフラボノイドといった植物由来の抗菌剤を用いても良い。
消臭剤としては、臭いのもとを化学吸着するものや物理吸着するものが利用できる。物理吸着で消臭効果があるのは、微細な多孔質材料が望ましい。例えば酸化アルミニウムや酸化ジルコニウムに多孔性を与え、微粉末状にしたものが好適に用いられる。また炭粉末を用いても良い。
化学吸着で消臭効果を発揮するものも多く知られているが、ここでも生体への影響がすくないものが望ましい。例えば、カルボキシル基(−COOH)、アルデヒド基(−COH)、水酸基(−OH)といった官能基を有する植物由来の物質は、主に口腔内で発生する悪臭の元となる、硫化水素やメチルメルカプタンに結合し消臭効果を示す。これらの物質は、単体でなくてもよく、複数の物質の混合であってもよい。
抗菌剤と消臭剤は共に用いても良い。また、カテキンといったフラボノイド系の材料は抗菌効果と消臭効果を共に持ち合わせているので、抗菌および消臭効果を同時に得ることができる。このように、抗菌および消臭効果を同時に満足する材料を用いても良い。
歯磨き用指サックをシリコーンゴムで製造する場合は、材料となるシリコーン材に抗菌剤や消臭剤を混ぜて混錬し、成形前素材とする。抗菌剤や消臭剤を添加物として混入する割合は、シリコーン材に対して0.01〜30重量部程度、好ましくは、0.1〜5重量部がよい。シリコーン材は、シロキサン結合の主鎖に結合する置換基によって、硬さが変化する。それでも、30重量部以上のシリコーン材以外のものが混入すると、完成品の強度が低下するからである。
本発明に係る歯磨き用指サックは、ペットの歯や歯茎をブラッシングするだけでなく、介助が必要な人間に対しても用いることができる。
Cf1 指サック
Sc サック本体
O 開口部
R 湾曲先端部
F1 屈曲部
P1 屈曲点
Sc1 サック上部
Sc2 サック下部
L1 中心軸
L2 中心軸
θ1 サック屈曲角度
Ds1 サック屈曲方向
B 隆起部
W 肉厚部

Claims (11)

  1. 一端が湾曲先端部によって閉じられ、他端に開口部が設けられ、可撓性素材で形成された筒状の本体によって構成され、
    前記本体は、前記開口部から前記湾曲先端部との間に少なくとも1つ以上の屈曲部を有することを特徴とする歯磨き用指サック。
  2. 前記屈曲部の内壁面(突状内壁面)に隆起部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載された歯磨き用指サック。
  3. 前記歯磨き用指サックの湾曲先端部には、ブラシ部が設けられていることを特徴とする請求項1または2のいずれかの請求項に記載された歯磨き用指サック。
  4. 前記本体の側周壁には前記開口部から前記湾曲先端部まで帯状に設けられた肉厚部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1の請求項に記載された歯磨き用指サック。
  5. さらに、前記本体の周囲に環状肉厚部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載された歯磨き用指サック。
  6. 前記本体は、中心線に垂直な面で切ったときの断面が楕円であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1の請求項に記載された歯磨き用指サック。
  7. 前記本体は、中心線に垂直な面で切ったときの断面が四角形であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1の請求項に記載された歯磨き用指サック。
  8. 前記歯磨き用指サック上部の最大内径は、前記歯磨き用指サック下部の最大内径より小さいことを特徴とする請求項1に記載された歯磨き用指サック。
  9. 前記本体は抗菌剤若しくは消臭剤の少なくともいずれかが含まれていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1の請求項に記載された歯磨き用指サック。
  10. 前記肉厚部は前記本体より硬い材料であることを特徴とする請求項4に記載された歯磨き用指サック。
  11. 前記環状肉厚部は前記本体より硬い材料であることを特徴とする請求項5に記載された歯磨き用指サック。
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