JP2017109745A - 隔離ケース - Google Patents
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Description
この防湿ケースは、内ケースの側壁や前壁の高さを、外ケースの内のり高さ寸法(外ケースの底板上面と外ケースの蓋板下面との間の高さ寸法)よりも高く形成する構成を採用したものであった。そのため、内ケースの蓋板を閉じた状態でこの内ケースを外ケース内へ嵌め入れ、外ケースの蓋板を閉じると、この外ケースの蓋板が内ケースの蓋板を押し下げ、これにより内ケースの蓋板が内ケースの側壁や前壁の上縁を下向きに押圧するようになって、その結果、内ケースの側壁や前壁の上縁が縦方向に圧縮(圧潰)されながら内ケースの蓋板との当接圧を高め、確実な封鎖性が得られることになる。
ただ、この防湿ケースでは、閉じた状態から内ケースの蓋板を開いたときに側壁や前壁の上縁に少なからず圧縮痕が残り、元の直立状態に完全復元し難いということがあるので、再使用の回数が増えれば増えるほど封鎖性が低下するという点で、僅かながら改良の余地を残していた。
即ち、本発明に係る隔離ケースは、底板と、前記底板の周りで立て起こされ隣接間が連接されることにより囲いを形成する複数枚の壁板と、前記壁板のうち少なくとも一つを支持体として当該支持体の上縁部から横張出方向へ屈曲可能に接続された蓋板と、を有し、前記支持体を除く壁板のうち少なくとも一つは、前記底板の下面位置から当該壁板の上縁位置までの壁板高さ[T]が前記支持体における前記底板の下面位置から前記蓋板の下面位置までの支持体高さ[H]よりも相対的に高くなる寸法[T>H]で形成されており、前記蓋板の下面には、少なくとも前記壁板高さ[T]を有した壁板の上縁への押圧時に当該蓋板の下面を凹ませて前記壁板の上縁と係合する壁板受け止め部が設けられていること
を特徴とする。
前記壁板受け止め部は、前記壁板高さ[T]を有した壁板の上縁との当接予定部を低剛性構造にすることで形成されたものとすることができる。
前記壁板受け止め部は、前記壁板高さ[T]を有した壁板の上縁が当接される位置に合致した配置とするのが好適である。
図1乃至図8は本発明に係る隔離ケース1を示しており、図9は、この隔離ケース1を外ケース2内へ嵌め入れて使用する場合の使用例を示している。なお、図9に示した使用例はあくまでも一例であって、本発明に係る隔離ケース1において使用時に外ケース2と組み合わせることは限定事項ではない。
そして本発明に係る隔離ケース1では、蓋板10が接続された壁板6についてこれを立て起こした際の高さ(詳細については後述する)と、これ以外の壁板(蓋板10との間で高い封鎖性を得ようとする相手部材であって符号7,8,9の全てでもよいし、その中のいずれかでもよい)を立て起こした際の高さとの間に、後者が高くなるような寸法差を生じさせてある。すなわち、この壁板高さの差により、蓋板10を閉鎖時に高い封鎖性が得られるようにしてある。
また、底板5は長方形状に形成され、そのうち長辺部側で対向配置される一対の壁板6,8には、それぞれ長手方向両端部から延長方向へ向けて小型の折り板12を設けてある
。これら壁板6,8と折り板12との間にも罫線13を設けてあり、この罫線12を境にして、壁板6,8から折り板12をL字状に折り曲げることができるようにしてある。
使用素材として採用する段ボールシートは、ケースに要求される断熱性、耐水性、衝撃吸収性、重量などを満たすものであれば、AフルートやBフルート等で区別される厚さ、CライナーかKライナーか等によって区別されるライナー素材の違い、シングルやダブル、或いは積層構造数等として区別される構造の違いなどに関し、本発明の実施条件としては何ら限定されるものではない。但し、蓋板10に特定の強度が求められる場合(後述するように「壁板受け止め部20」を低剛性構造とする場合)は除く。
ここにおいて、蓋板10が上記のような閉鎖状態とされたとき、底板5の下面位置から蓋板10の下面位置までの高さは支持体6の高さに支配されたものと言える。そこでいま、支持体6の高さを「底板5の下面位置から蓋板10の下面位置までの高さ」と定義すると共に、この寸法が底板5と支持体6との間の罫線11、及び支持体6と蓋板10との間の罫線11による線幅や屈曲嵩などに影響されないものとおいて、図4及び図5に示すように符号[H]で表すものとする。
このような高さ関係を持たせてあるので、支持体6上で蓋板10を横張出方向へ屈曲させた際には、立て起こされた壁板7,8,9の上縁部に対して蓋板10の下面が強く押圧されるようになる。
なお、本実施形態では、図3に示したように支持体6と、この支持体6に対向する壁板8とに折り板12を設けてあるが、これら折り板12の上縁に、支持体6や壁板8から遠ざかれば遠ざかるほど低位となる下り勾配部16を設けてある。また支持体6や壁板8に隣接する壁板7,9についても、それらの上縁のうち一部(1/4程度)に下り勾配部17を設けてある。
10を押圧する際の面圧がより一層高められるという作用が得られることになる。
また本発明に係る隔離ケース1は、一方で、蓋板10の下面に対して壁板受け止め部20が設けられたものとしている。この壁板受け止め部20は、蓋板10を壁板7,8,9の上縁へ押圧する際に、蓋板10の下面を凹ませた状態として、壁板7,8,9の上縁と係合させるところである。
なお、蓋板10に対してのみ、凹みとしての壁板受け止め部20を生じさせるため(壁板7,8,9に変形は生じないため)、いわゆる「食い込み状態」が生じても壁板7,8,9の上縁は切り立った直立状態を維持するようになる。
すなわち、図8(a)及び(b)は通常の罫線を壁板7,8,9の肉厚中心へ対応させて1本だけ配置した様子を表している。また図8(c)及び(d)は2本の罫線を壁板7,8,9の肉厚と同間隔又は若干狭い間隔で平行に配置した様子を表している。また図8(e)及び(f)は2本のリード罫(罫線と切開線とを線方向に沿って交互に施したもの)を壁板7,8,9の肉厚と同間隔又は若干狭い間隔で平行に配置した様子を表している。
なお、壁板受け止め部20を形成させるうえでは、図8に示した各種の方法を複合的に採用してもよいし、図8以外の方法で壁板受け止め部20を形成してもよいことは言うまでもない。場合によっては、蓋板10の肉厚を貫通するような切開線により壁板受け止め部20を形成させるようにしてもよい。このような貫通切開線であっても、上記したように壁板7,8,9の上縁により「食い込み状態」が生じることにより、所望する高い封鎖性を得ることは可能である。
一方、壁板受け止め部20は、壁板7,8,9の上縁が当接される位置に完全に合致させなくてもよい場合がある。例えば、図8(a)及び(b)に示したような1本の罫線で壁板受け止め部20を形成する場合に、この罫線が壁板7,8,9の片面位置又は片面位置から微妙に離れた位置などに配置されていたとしても、蓋板10の押圧時には、この壁
板受け止め部20(罫線)に壁板7,8,9の上縁がめり込むか、又は壁板受け止め部20(罫線)に沿って生じる剛性低下領域を押し潰すようにしなって、最終的には罫線を中心位置に配置したときと同様の嵌り込み状態が略確実に得られるものとなる。
このような係合状態が得られるため、仮に壁板7,8,9の上縁に縞(筋)状、波状、鋸刃状などの凹凸による切断痕が残っていたとしても、これらの凹凸が蓋板10の下面との間で隙間を発生させるおそれはない。すなわち、蓋板10と壁板7,8,9との間で高い封鎖性が得られるものとなる。これにより、段ボールシートを切断する過程において、縞(筋)状、波状、鋸刃状などの凹凸による切断痕が生じるのを防止することを目的に、慎重で且つ高精度の製作を行う必要はなく、生産能率の低下や生産コストの高コスト化を招来することもない。
そこで、本発明の隔離ケース1では、蓋板10に対してその先端縁の両端位置に小さな折り返し片31を設けておき、遅くとも隔離ケース1を外ケース2へ嵌め入れた段階で、これら折り返し片31を蓋板10の上面側へ折り重ねるようにしてある。これら折り返し片31により、外ケース2の蓋板30が隔離ケース1の蓋板10を確実に押圧し、所期の作用が確実に得られるようになる。
壁板受け止め部20は、前記したように図8に示したようなスリット又は溝とすることが限定されるものではなく、壁板7,8,9の上縁との当接予定部を低剛性構造にすることで形成することもできる。低剛性構造にするには、この隔離ケース1を形成するための使用素材(段ボールシート)として、AフルートやBフルート等の薄手のものを採用したり、ライナーとしてCライナーを採用したりすればよいものである。
例えば、底板5は四角形とすることが限定されるものではなく、その他の多角形をはじめ、円形や楕円形、星形などとしてもよい。従って、支持体6(壁板6)及び壁板7,8,9の必要枚数も4枚に限定されるものではない。更に、支持体6(壁板6)及び壁板7,8,9は、底板5を中心としてその周りに放射状に配置することが限定されるものではなく、例えば支持体6(壁板6)及び壁板7,8,9が互いに屈曲可能な状態で横一文字状(直線状又は円弧カーブ状)に連接され、このうち一つの壁板が底板に接続された構造とすることも可能である。
2 外ケース
5 底板
6 壁板(支持体)
7,8,9 壁板(支持体以外のもの)
10 蓋板
11 罫線
12 折り板
13 罫線
16 下り勾配部
17 下り勾配部
20 壁板受け止め部
30 蓋板(外ケース)
31 折り返し片
Claims (5)
- 底板と、
前記底板の周りで立て起こされ隣接間が連接されることにより囲いを形成する複数枚の壁板と、
前記壁板のうち少なくとも一つを支持体として当該支持体の上縁部から横張出方向へ屈曲可能に接続された蓋板と、を有し、
前記支持体を除く壁板のうち少なくとも一つは、前記底板の下面位置から当該壁板の上縁位置までの壁板高さ[T]が前記支持体における前記底板の下面位置から前記蓋板の下面位置までの支持体高さ[H]よりも相対的に高くなる寸法[T>H]で形成されており、
前記蓋板の下面には、少なくとも前記壁板高さ[T]を有した壁板の上縁への押圧時に当該蓋板の下面を凹ませて前記壁板の上縁と係合する壁板受け止め部が設けられている
ことを特徴とする隔離ケース。 - 前記壁板受け止め部は、前記壁板高さ[T]を有した壁板の上縁を嵌めるスリット又は溝として形成されていることを特徴とする請求項1記載の隔離ケース。
- 前記壁板受け止め部は、前記壁板高さ[T]を有した壁板の上縁との当接予定部を低剛性構造にすることで形成されていることを特徴とする請求項1記載の隔離ケース。
- 前記壁板受け止め部は、前記壁板高さ[T]を有した壁板の上縁が当接される位置に合致した配置とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の隔離ケース。
- 前記支持体を除く全ての壁板が前記壁板高さ[T]に形成されており、前記壁板受け止め部は、前記蓋板の下面に対して前記壁板高さ[T]を有する全ての壁板と1対1対応する配置で複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の隔離ケース。
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| JPS58194121U (ja) * | 1982-06-21 | 1983-12-23 | 大日本印刷株式会社 | 組立発泡ケ−ス |
| JPH0387635U (ja) * | 1990-11-13 | 1991-09-06 | ||
| JP2000053172A (ja) * | 1998-08-06 | 2000-02-22 | Sanko Co Ltd | 保冷容器 |
| JP3130190U (ja) * | 2006-12-28 | 2007-03-15 | ザ・パック株式会社 | 防湿ケース |
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