本発明においては、底板部又は天板部となる基板部の相対する辺部から連設された外側板部と内側板部を接着したタイプのC式組立て式箱において、組立て状態からの解体を容易とするものを提供することを目的とする。
本発明に基づく箱Aは、図1に示すように構成され、基板部10と、側壁部20aと、側壁部20bと、側壁部20cと、側壁部20dとを有している。このように、基板部10と、側壁部20a〜20dによって、箱Aは上部が開口した箱状に形成され、内部に収納空間を有した構成となっている。なお、箱Aは、身蓋式の箱に適用した場合に、身にも蓋にも適用できるものである。
この箱Aの詳細について、展開状態を示す図4〜図6を主として利用して説明する。箱Aは、図4〜図6に示す展開状態の1枚のシート状のブランク(具体的には、段ボール製(例えば、薄型段ボール製)のブランクであり、厚紙製のブランク等の他の紙製のブランクでもよい)を組み立てることにより形成されている。つまり、箱Aは、段ボール材(特に、両面段ボール材)等の紙製の箱である。段ボールにおける断面略波形形状の中芯の段の方向は、図4における円内に示す方向(Y1−Y2方向)となっている。なお、図4における円内に示す方向には限られない。図面において、Y1−Y2方向は、X1−X2方向と直角な方向を示している。
まず、基板部10は、方形状の板状に形成されている。つまり、基板部10の正面側(Y1側)の辺部と背面側(Y2側)の辺部は、X1−X2方向に形成され、基板部10の右側面側(X2側)の辺部と左側面側(X1側)の辺部は、Y1−Y2方向に形成されている。つまり、基板部10は、互いに平行な相対する2辺(正面側と辺部と背面側の辺部)と、該2辺と直角をなす互いに平行な他の相対する2辺(右側面側の辺部と左側面側の辺部)とを有している。基板部10は、箱Aが身蓋式の箱における身である場合には、底板部となり、箱Aが身蓋式の箱における蓋である場合には、天板部となる。
また、基板部10のY1側(正面側)の辺部からは折れ線を介して外側板部(第1外側板部)22aが連設されている。この外側板部22aは、長方形状を呈し、横方向(X1−X2方向)には基板部10と同じ幅を有している。
この外側板部22aの両側には、延設フラップ28a、30aが折れ線を介して連設されている。すなわち、外側板部22aのX1側の辺部からは折れ線を介して延設フラップ28aが形成され、また、外側板部22aのX2側の辺部からは折れ線を介して延設フラップ30aが形成されている。この延設フラップ28a、30aはともに略四角形状を呈し、延設フラップ28aは、外側板部22aとの折れ線に沿った辺部28a−1と、辺部28a−1の端部から連設され、外側板部22aと縁板部24a間の折れ線の延長線上に形成された辺部28a−2と、辺部28a−2の端部から辺部28a−2に対して屈曲して直線状に形成された辺部28a−3と、辺部28a−3の端部から連設され、略円弧状に形成された辺部28a−4と、辺部28a−4の端部から直線状に形成され、辺部28a−1と平行に形成された辺部28a−5と、辺部28a−5の端部から連設され、辺部28a−5に対して屈曲して直線状に形成された辺部28a−6と、辺部28a−6の端部から外側板部22dの正面側の辺部に沿って直線状に形成された辺部28a−7とを有しており、長方形状を辺部28a−3、28a−4、28a−6により切り欠いた形状を呈している。また、延設フラップ30aは、延設フラップ28aと対称に形成され、図4に示す箱Aの展開状態において、延設フラップ28aと左右対称に形成されている。
なお、延設フラップ28aは、外側板部22dと分離した構成であり(つまり、外側板部22dとは連設されておらず、隣接箇所は切込みにより区画されている)、延設フラップ30aは、外側板部22bと分離した構成である(つまり、外側板部22bとは連設されておらず、隣接箇所は切込みにより区画されている)。また、外側板部22aの基板部10側とは反対側の辺部からは縁板部24aが折れ線を介して連設されている。この縁板部24aは、幅狭の帯状を呈し、組立て状態では、側壁部20aの上端部分を構成する。この縁板部24aの長手方向の長さは、外側板部22aの長手方向の長さと同一(略同一としてもよい)に形成され、外側板部22a側から内側板部26a側に行くに従い若干短くなるように形成され、縁板部24aの両側の辺部は外側板部22aとの折れ線に対して鋭角に傾斜する斜辺となっている。なお、この縁板部24aは、内側板部26aを縁板部24aを介して外側板部22aに対して折り返した状態とする際に、ブランクの厚みを考慮して設けられたものであるが、内側板部26aを外側板部22aに対して折り返す構成であるので、ブランクの厚みが薄い場合には、縁板部24aの構成を省略して、外側板部22aから内側板部26aが連設された構成としてもよい。その場合には、正面側構成部A1の展開状態において、罫線P1と罫線P2とは外側板部22aと内側板部26a間の折れ線を中心に線対称に形成され、罫線P3と罫線P4とは外側板部22aと内側板部26a間の折れ線を中心に線対称に形成される。
また、縁板部24aの外側板部22a側とは反対側の辺部からは内側板部(第1内側板部)26aが折れ線を介して連設されている。この内側板部26aは、長方形状における先端の両側の角部(内側板部26aと外側板部22aとが接着された状態では、基板部10側の両側の角部)に切欠部K1a、K2aを形成した形状を呈し、縁板部24aに沿った直線状の辺部26a−1と、内側板部26aの先端側の辺部で辺部26a−1に対して平行な直線状の辺部26a−2と、辺部26a−2の左側面側の端部から辺部26a−2に対して傾斜した直線状の辺部(第1辺部)50aと、辺部50aの辺部26a−2とは反対側の端部から連設され、辺部26a−1と平行(略平行としてもよい)に形成された直線状の辺部(第2辺部)52aと、辺部52aの辺部50aとは反対側の端部から連設されるとともに辺部26a−1の左側面側の端部から連設され、辺部52a及び辺部26a−1に対して直角を呈する直線状の辺部26a−3と、辺部26a−2の右側面側の端部から辺部26a−2に対して傾斜した直線状の辺部(第1辺部)60aと、辺部60aの辺部26a−2とは反対側の端部から連設され、辺部26a−1と平行(略平行としてもよい)に形成された直線状の辺部(第2辺部)62aと、辺部62aの辺部60aとは反対側の端部から連設されるとともに辺部26a−1の右側面側の端部から連設され、辺部62a及び辺部26a−1に対して直角を呈する直線状の辺部26a−4とを有している。つまり、辺部50aと辺部52aにより切欠部K1aが形成され、辺部60aと辺部62aにより切欠部K2aが形成されている。
辺部50aと辺部60aは、辺部26a−2に対して135度(略135度としてもよい)をなしている。つまり、辺部26a−2と辺部50a間の角度α1と辺部26a−2と辺部60a間の角度α4は、135度(略135度としてもよい)となっている。
なお、切欠部K1aが形成されることにより、内側板部26aには、辺部50aの延長線から下方(具体的には、斜め下方)に突出した突状部54が形成され、切欠部K2aが形成されることにより、内側板部26aには、辺部60aの延長線から下方(具体的には、斜め下方)に突出した突状部64が形成されている。つまり、突状部54は、辺部26a−3の一部と辺部52aと辺部50aの延長線により囲まれた領域で三角形状(具体的には、直角三角形状(特に、直角二等辺三角形))を呈し、突状部64は、辺部26a−4の一部と辺部62aと辺部60aの延長線により囲まれた領域で三角形状(具体的には、直角三角形状(特に、直角二等辺三角形))を呈している。
つまり、内側板部26aの基板部10側の両側の角部には、それぞれ辺部50a、60aと、辺部52a、62aが設けられ、辺部50aは、内側板部26aの横方向の一対の端部において辺部50aに近い側の端部である近位置端部(X1側の端部、辺部26a−3側の端部)側に行くほど内側板部26aの上辺との距離が短くなるように内側板部26aの上辺の方向に対して傾斜して形成され、辺部52aは、辺部50aの上端から内側板部26aにおける近位置端部側の側辺まで形成され、辺部52aと内側板部26aの側辺(辺部26a−3)の一部により辺部50aの延長線から突出した突状部54が形成される。また、辺部60aは、内側板部26aの横方向の一対の端部において辺部60aに近い側の端部である近位置端部(X2側の端部、辺部26a−4側の端部)側に行くほど内側板部26aの上辺との距離が短くなるように内側板部26aの上辺の方向に対して傾斜して形成され、辺部62aは、辺部60aの上端から内側板部26aにおける近位置端部側の側辺まで形成され、辺部62aと内側板部26aの側辺(辺部26a−4)の一部により辺部60aの延長線から突出した突状部54が形成される。
辺部50aには、箱Aの組立て状態において、係止片72dが係止し、具体的には、係止片72dは、係止片72dの辺部72d−2が辺部50aに沿った状態で、辺部50aに係止する。同様に、辺部60aには、箱Aの組立て状態において、係止片72bが係止し、具体的には、係止片72bは、係止片72bの辺部72b−2が辺部60aに沿った状態で、辺部60aに係止する。
また、内側板部26aの幅(つまり、Y1−Y2方向の幅(組立て状態における高さ方向の幅))は、外側板部22aの幅(つまり、Y1−Y2方向の幅(組立て状態における高さ方向の幅))と同じか又は基板部10の厚みを考慮して、外側板部22aの幅よりも若干小さく形成されている。また、内側板部26aの長手方向の長さ(つまりX1−X2方向の長さ)は、外側板部22aの長手方向の長さや縁板部24aの長手方向の長さよりも若干短く形成されている。
また、内側板部26aは、縁板部24aを介して内側に折り返した状態で、外側板部22aに接着されている。つまり、内側板部26aは外側板部22aに対して内側に折り返した状態で接着されている。内側板部26aと外側板部22aの接着領域は、例えば、辺部50aの位置(又は辺部50aの近傍位置)から辺部60aの位置(又は辺部60aの近傍位置)までとし、例えば、接着領域を方形状とした場合には、接着領域R1は、図7に示すように、接着領域R1の横方向の端部(具体的には、接着領域R1の角部)が辺部50a、60aに接するように形成するか、あるいは、接着領域R1の横方向の端部(具体的には、接着領域R1の角部)が辺部50a、60aの近くとなるように形成する。なお、係止片72dが切欠部K1aに係止し、係止片72bが切欠部K2aに係止するので、辺部50aに沿った領域と辺部60aに沿った領域には接着剤を塗布して接着するのが好ましく、一方の端部領域(辺部50aに沿った領域)から他方の領域(辺部60aに沿った領域)まで接着するのが好ましい。なお、内側板部26aの全面を接着領域としてもよい。また、接着手段としては、接着剤以外の手段(例えば、両面接着テープ)でもよいが、係止片72d、72bが内側板部26aの切欠部K1a、K2aに係止した状態で、係止片72d、72bと内側板部26aとの間に段差が生じるのを防ぐには、接着剤を用いるのが好ましい。
また、内側板部26aの辺部50aから内側斜め上方に向けて(つまり、右側面側に斜め上方に向けて)直線状の罫線P1が形成されている。厳密には、辺部50aの下端から上端までの途中位置P1−1から辺部50aに対して直角(略直角としてもよい)に内側板部26aの上辺である辺部26a−1にまで形成されている。罫線P1と辺部26a−1との接点は、辺部26a−1の一方の端部から他方の端部までの途中位置P1−2である。罫線P1と内側板部26aの上辺である辺部26a−1との角度α2は45度(略45度としてもよい)となっている。つまり、罫線P1は、途中位置P1−1から途中位置P1−2側に向けて、辺部60a(他方の第1辺部)側(X2側)に斜め上方の方向となるように形成されている。また、罫線P1における辺部50a側の部分には、罫線P1に沿って直線状の切込みP1aが複数(図4、図5の例では2つ)形成されている。切込みP1aは、内側板部26aの一方の面から他方の面まで貫通した切込みである。切込みP1aが設けられることにより、罫線P1を介した湾曲(折曲げとしてもよい)が容易となるようになっている。なお、罫線P1は、辺部50aの途中位置P1−1から内側板部26aの辺部26a−1の途中位置P1−2まで形成されているとしたが、罫線P1の端部は辺部50aや辺部26a−1と間隔が設けられていてもよく(辺部50aと辺部26a−1のいずれか一方のみと間隔が設けられる構成でもよい)、結果として、罫線P1は、途中位置P1−1と途中位置P1−2の間の位置に途中位置P1−1と途中位置P1−2を結ぶ方向に形成されていればよい。
また、外側板部22aには、罫線P2が形成されていて、罫線P2は、箱Aの組立て状態において、内側板部26aと外側板部22a間の仮想中心面(内側板部26aと外側板部22aと平行で内側板部26aと外側板部22aと等距離の仮想中心面)を介して罫線P1と対称(面対称としてもよい)に形成されている。罫線P2は、外側板部22aの上辺の一方の端部から他方の端部までの途中位置P2−2から外側板部22aの下辺の一方の端部から他方の端部までの途中位置P2−1にまで形成されている。つまり、罫線P1における上端位置(途中位置P1−2の位置)と罫線P2における上端位置(途中位置P2−2の位置)とは、X1−X2方向において同じ位置に形成され、また、罫線P2の外側板部22aと縁板部24aの折れ線に対する角度α3は、α2と同一に形成され、45度(略45度としてもよい)に形成されている。つまり、正面側構成部A1(後述)の展開状態において、罫線P1と罫線P2とは線対称(つまり、縁板部24aの外側板部22a側の辺部及び縁板部24aの内側板部26a側の辺部と平行な中心線で、縁板部24aの外側板部22a側の辺部及び縁板部24aの内側板部26a側の辺部と等距離にある中心線を中心に線対称)に形成されている(ただし、切欠部K1aが設けられている関係で、途中位置P1−1と途中位置P1−2間の長さが途中位置P2−1と途中位置P2−2間の長さよりも短く形成されている)。また、罫線P2の外側板部22aの下辺との接点は途中位置P2−1となるので、該接点と基板部10の角部10a(正面及び左側面側の角部)とは間隔が設けられている。なお、罫線P2は、途中位置P2−2から途中位置P2−1まで形成されているとしたが、罫線P2の端部は外側板部22aの上辺や下辺と間隔が設けられていてもよく(外側板部22aの上辺と下辺のいずれか一方のみと間隔が設けられる構成でもよい)、結果として、罫線P2は、途中位置P2−2と途中位置P2−1の間の位置に途中位置P2−2と途中位置P2−1を結ぶ方向に形成されていればよい。
また、内側板部26aの辺部60aから内側斜め上方に向けて(つまり、左側面側に斜め上方に向けて)直線状の罫線P3が形成されている。罫線P3は、罫線P1と線対称に形成されている。厳密には、辺部60aの下端から上端までの途中位置P3−1から辺部60aに対して直角(略直角としてもよい)に内側板部26aの上辺である辺部26a−1にまで形成されている。罫線P3と辺部26a−1との接点は、辺部26a−1の一方の端部から他方の端部までの途中位置P3−2であり、途中位置P3−2は、途中位置P2−2よりも右側面側にある。罫線P3と内側板部26aの上辺である辺部26a−1との角度α5は45度(略45度としてもよい)となっている。つまり、罫線P3は、途中位置P3−1から途中位置P3−2側に向けて、辺部50a(一方の第1辺部)側(X1側)に斜め上方の方向となるように形成されている。また、罫線P3における辺部60a側の部分には、罫線P3に沿って直線状の切込みP3aが複数(図4、図5の例では2つ)形成されている。切込みP3aは、内側板部26aの一方の面から他方の面まで貫通した切込みである。切込みP3aが設けられることにより、罫線P3を介した湾曲(折曲げとしてもよい)が容易となるようになっている。なお、罫線P3は、辺部60aの途中位置P3−1から内側板部26aの辺部26a−1の途中位置P3−2まで形成されているとしたが、罫線P3の端部は辺部60aや辺部26a−1と間隔が設けられていてもよく(辺部60aと辺部26a−1のいずれか一方のみと間隔が設けられる構成でもよい)、結果として、罫線P3は、途中位置P3−1と途中位置P3−2の間の位置に途中位置P3−1と途中位置P3−2を結ぶ方向に形成されていればよい。
また、外側板部22aには、罫線P4が形成されていて、罫線P4は、箱Aの組立て状態において、内側板部26aと外側板部22a間の仮想中心面(内側板部26aと外側板部22aと平行で内側板部26aと外側板部22aと等距離の仮想中心面)を介して罫線P3と対称(面対称としてもよい)に形成されている。罫線P4は、外側板部22aの上辺の一方の端部から他方の端部までの途中位置P4−2から外側板部22aの下辺の一方の端部から他方の端部までの途中位置P4−1にまで形成されている。つまり、罫線P3における上端位置(途中位置P3−2の位置)と罫線P4における上端位置(途中位置P4−2の位置)とは、X1−X2方向において同じ位置に形成され、また、罫線P4の外側板部22aと縁板部24aの折れ線に対する角度α6は、α5と同一に形成され、45度(略45度としてもよい)に形成されている。つまり、正面側構成部A1(後述)の展開状態において、罫線P3と罫線P4とは線対称(つまり、縁板部24aの外側板部22a側の辺部及び縁板部24aの内側板部26a側の辺部と平行な中心線で、縁板部24aの外側板部22a側の辺部及び縁板部24aの内側板部26a側の辺部と等距離にある中心線を中心に線対称)に形成されている(ただし、切欠部K2aが設けられている関係で、途中位置P3−1と途中位置P3−2間の長さが途中位置P4−1と途中位置P4−2間の長さよりも短く形成されている)。また、罫線P4の外側板部22aの下辺との接点は途中位置P4−1となるので、該接点と基板部10の角部10b(正面及び右側面側の角部)とは間隔が設けられている。なお、罫線P4は、途中位置P4−2から途中位置P4−1まで形成されているとしたが、罫線P4の端部は外側板部22aの上辺や下辺と間隔が設けられていてもよく(外側板部22aの上辺と下辺のいずれか一方のみと間隔が設けられる構成でもよい)、結果として、罫線P4は、途中位置P4−2と途中位置P4−1の間の位置に途中位置P4−2と途中位置P4−1を結ぶ方向に形成されていればよい。
なお、罫線P1、P2、P3、P4は、ブランクの内側の面(箱Aの組立て状態において内側となる面で、内側板部26aと外側板部22aにおいて、互いに接触し合う面であり、内側板部26cと外側板部22cにおいて、互いに接触し合う面)から押圧した押罫により形成され、押罫を形成する際の圧力を小さくすることにより外側に罫線が視認できない(又はほとんど視認できない)ようにすることができる。図4〜図6は、箱Aの内側となる面を示す展開図であり、罫線P1〜P4、Q1〜Q4が表れているが、外側から罫線が視認できない場合には、箱Aの外側となる面を示す展開図においては、罫線P1〜P4、Q1〜Q4は表れない。なお、箱Aの外側となる面にも罫線P1〜P4、Q1〜Q4が表れる場合には、箱Aの外側となる面を示す展開図は、図4〜図6と同様となる。
なお、外側板部22aと内側板部26aとは接着されていて、罫線P1と罫線P2は上記のように対称に形成され、罫線P3と罫線P4は上記のように対称に形成されているので、罫線P2は罫線P1に沿って形成され、罫線P4は罫線P3に沿って形成されているといえる(罫線P2は罫線P1の形成位置に沿って形成され、罫線P4は罫線P3の形成位置に沿って形成されているとしてもよい。)。なお、罫線P2は罫線P1に沿って形成され、罫線P4は罫線P3に沿って形成されている点は、罫線P1〜P4がブランクの内側の面から押圧した押罫により形成した場合のみならず、罫線P1〜P4がブランクの外側の面から押圧した押罫により形成した場合にも当てはまる。つまり、罫線をブランクの外側の面から押圧した押罫により形成した場合には、押罫側の罫線同士の間は、ブランクの厚みを介して間隔が設けられるが、この場合も、互いの罫線が平行に形成されるので、罫線P2は罫線P1に沿って形成され、罫線P4は罫線P3に沿って形成されているといえる。なお、罫線P1〜P4をブランクの内側の面から押圧した押罫とした場合には、押罫側の罫線同士が互いに対向するので、罫線P2は罫線P1に沿って形成され、罫線P4は罫線P3に沿って形成されているといえる。
外側板部22aにおいて、罫線P2よりも延設フラップ28a側(左側面側)の領域が端部領域22aAとなり、罫線P4よりも延設フラップ30a側(右側面側)の領域が端部領域22aBとなり、また、内側板部26aにおいて、罫線P1よりも左側面側(内側板部26aは外側板部22aに対して内側に折り返した状態で接着されるので、延設フラップ28a側ともいえる)の領域が端部領域26aAとなり、罫線P3よりも右側面側(内側板部26aは外側板部22aに対して内側に折り返した状態で接着されるので、延設フラップ30a側ともいえる)の領域が端部領域26aBとなる。
なお、基板部10のY1側の辺部から形成された各部(すなわち、外側板部22a、縁板部24a、内側板部26a、延設フラップ28a、30aは、展開状態において、線対称に形成され(すなわち、Y1側を正面側とした場合には、Y1−Y2方向の中心線を介して左右対称に形成されている)、基板部10のY1側の辺部から形成された各部により正面側構成部(第1構成部)A1が構成される。また、側壁部20aは、正面側の側壁を形成するので、側壁部20aは、正面側構成部A1から延設フラップ28a、30aを除いた構成と係止片72b、72dにより構成されるといえる。
次に、基板部10のX2側(右側面側)の辺部からは折れ線を介して外側板部(第2外側板部)22bが連設されている。この外側板部22bは、長方形状を呈し、長手方向(Y1−Y2方向)には基板部10と同じ幅を有している(外側板部22bのY1−Y2方向の長さは、基板部10のY1−Y2方向の長さと同一である)。また、外側板部22bの基板部10側とは反対側の辺部からは縁板部24bが折れ線を介して連設されている。この縁板部24bは、幅狭の帯状を呈し、組立て状態では、側壁部20bの上端部分を構成する。この縁板部24bの長手方向の長さは、外側板部22b側から内側板部26bに向けて若干小さく形成されている。また、縁板部24bの長手方向の長さは、外側板部22b側から内側板部26b側に行くに従い若干短くなるように形成され、縁板部24bの両側の辺部は外側板部22bとの折れ線に対して鋭角に傾斜する斜辺となっている。
なお、縁板部24bは箱Aの組立て状態において、外側板部22bと内側板部26bの間に延設フラップ30a、30cを収納するための隙間を形成するために設けられたものであるが、縁板部24bを省略して外側板部22bから折れ線を介して内側板部26bが連設された構成としてもよい。なお、その場合には、縁板部24bが外側板部22bと内側板部26bの間に設けられるので、外側板部22bと内側板部26bの上端側の領域は若干湾曲することになる。
また、縁板部24bの外側板部22b側とは反対側の辺部からは内側板部(第2内側板部)26bが折れ線を介して連設されている。この内側板部26bは、略方形状を呈している。この内側板部26bの幅(つまり、X1−X2方向の幅(組立て状態における高さ方向の幅))は、外側板部22bの幅(つまり、X1−X2方向の幅(組立て状態における高さ方向の幅))と同じか又は基板部10の厚みを考慮して、外側板部22bの幅よりも若干小さく形成されている。また、内側板部26bの長手方向の長さ(つまりY1−Y2方向の長さ)は、外側板部22bの長手方向の長さよりも若干短く形成されている。
また、内側板部26bの背面側の辺部からは折れ線を介して係止片70bが連設されている。この係止片70bは、内側板部26bとの折れ線に沿った辺部70b−1と、辺部70b−1の上端(外側板部22bの側辺の上端から下端までの途中位置)から連設され、辺部70b−1に対して45度(略45度としてもよい)に形成された直線状の辺部(傾斜辺部)70b−2と、辺部70b−2の端部から円弧状(略円弧状としてもよい)に形成された辺部(先端辺部)70b−3と、辺部70b−3の端部から辺部70b−1(内側板部26bの側辺としてもよい)に対して直角に直線状に形成された辺部(下側辺部)70b−4とを有し、辺部70b−2は、上端から下端にいくほど辺部70b−1との距離が長くなる(つまり、内側板部26bとの距離が長くなる)ように形成されている。また、辺部70b−3により係止片70bの先端は略円弧状に形成されている。箱Aの組立て状態では、係止片70bが内側板部26cの切欠部K2cに係止し、係止片70bが切欠部K2cに係止した状態では、辺部70b−2は、突状部66に重なった部分を除き、辺部60cに沿って辺部60cと接している。
また、内側板部26bの正面側の辺部からは折れ線を介して係止片72bが連設されている。係止片72bは、箱Aの展開状態において、係止片70bと前後対称に形成され、係止片72bは、内側板部26bとの折れ線に沿った辺部72b−1と、辺部72b−1の上端(外側板部22bの側辺の上端から下端までの途中位置)から連設され、辺部72b−1に対して45度(略45度としてもよい)に形成された直線状の辺部(傾斜辺部)72b−2と、辺部72b−2の端部から円弧状(略円弧状としてもよい)に形成された辺部(先端辺部)72b−3と、辺部72b−3の端部から辺部72b−1(内側板部26bの側辺としてもよい)に対して直角に直線状に形成された辺部(下側辺部)72b−4とを有し、辺部72b−2は、上端から下端にいくほど辺部72b−1との距離が長くなる(つまり、内側板部26bとの距離が長くなる)ように形成されている。また、辺部72b−3により係止片72bの先端は略円弧状に形成されている。箱Aの組立て状態では、係止片72bが内側板部26aの切欠部K2aに係止し、係止片72bが切欠部K2cに係止した状態では、辺部72b−2は、突状部64に重なった部分を除き、辺部60aに沿って辺部60aと接している。
なお、係止片70bにおいて、辺部70b−1と辺部70b−2間の角度α21と辺部72b−2と辺部72b−4間の角度α22は、45度(略45度としてもよい)に形成されている。すなわち、係止片70bが辺部60cに係止している状態では、辺部70b−1が鉛直方向となり、辺部70b−1と辺部70b−4間の角度は直角であるので、係止片70bにおいては、角度α21+角度α22+90度=180度となり、角度α22=180度−α14、角度α21=90度−α22=α14−90度=135度−90度=45度となる。
同様に、係止片72bにおいて、辺部72b−1と辺部72b−2間の角度α31と辺部72b−2と辺部72b−4間の角度α32は、45度(略45度としてもよい)に形成されている。すなわち、係止片72bが辺部60aに係止している状態では、辺部72b−1が鉛直方向となり、辺部72b−1と辺部72b−4間の角度は直角であるので、係止片72bにおいては、角度α31+角度α32+90度=180度となり、角度α32=180度−α4、角度α31=90度−α32=α4−90度=135度−90度=45度となる。
また、内側板部26bの縁板部24bとは反対側の辺部からは重合フラップ(底フラップとしてもよい)40bが形成されている。この重合フラップ40bは、箱Aの組立て状態において、基板部10と重なり合うものであり、細長の略長方形状を呈し、具体的には、長方形状の先端側の両側の角部が斜めに面取りされた形状となっている。すなわち、重合フラップ40bは、内側板部26bとの折れ線に沿った辺部40b−1と、辺部40b−1の正面側の端部から連設され、辺部40b−1に対して直角の直線状を呈する辺部40b−2と、辺部40b−2から連設され辺部40b−2に対して鈍角をなす直線状の辺部40b−3と、辺部40b−3から連設され、辺部40b−3に対して鈍角をなし辺部40b−1と平行な直線状の辺部40b−4と、辺部40b−4の背面側の端部から連設されるとともに辺部40b−1の背面側の端部から連設され、辺部40b−4に対して鈍角をなす直線状の辺部40b−5と、辺部40b−5の辺部40b−4側とは反対側の端部から連設されるとともに辺部40b−1の背面側の端部から連設された直線状の辺部40b−6とを有し、重合フラップ40bは、辺部40b−3、40b−5により面取りされている。このように、重合フラップ40bの両側の端部が面取りされていることにより、係止片70b、72bの係止が解除して、係止片70b、72bが回動する際に、重合フラップ40bが邪魔になることがない。
なお、基板部10のX2側の辺部から形成された各部(すなわち、外側板部22b、縁板部24b、内側板部26b、重合フラップ40b)は、展開状態において、線対称に形成され(すなわち、Y1側を正面側とした場合には、X1−X2方向の中心線を介して前後対称に形成されている)、基板部10のX2側の辺部から形成された各部により右側面側構成部(第1構成部)A2が構成される。また、側壁部20bは、右側面側の側壁を形成するので、側壁部20bは、右側面側構成部A2から係止片70b、72bを除いた構成と延設フラップ30a、30cとから構成されているといえる。
次に、基板部10のY2側(背面側)の辺部からは折れ線を介して外側板部(第1外側板部)22cが連設され、また、この外側板部22cの両側には、延設フラップ28c、30cが折れ線を介して連設され、また、外側板部22cの基板部10側とは反対側の辺部からは縁板部24cが折れ線を介して連設され、また、縁板部24cの外側板部22c側とは反対側の辺部からは内側板部(第1内側板部)26cが折れ線を介して連設されているが、これらの構成は、外側板部22aと、延設フラップ28a、30aと、縁板部24aと、内側板部26aと同じ構成であるので、詳しい説明を省略する。つまり、箱Aの展開状態において、基板部10の背面側(Y2側)に設けられた各部材の構成は、基板部10の正面側(Y1側)に設けられた各部材の構成と線対称(X1−X2方向の中心線を介して線対称)に形成されている。また、延設フラップ28cは、外側板部22dと分離した構成であり(つまり、外側板部22dとは連設されておらず、隣接箇所は切込みにより区画されている)、延設フラップ30cは、外側板部22bと分離した構成である(つまり、外側板部22bとは連設されておらず、隣接箇所は切込みにより区画されている)。
なお、内側板部26cは、長方形状における先端の両側の角部(内側板部26cと外側板部22cとが接着された状態では、基板部10側の両側の角部)に切欠部K1c、K2cを形成した形状を呈し、縁板部24cに沿った直線状の辺部26c−1と、内側板部26cの先端側の辺部で辺部26c−1に対して平行な直線状の辺部26c−2と、辺部26c−2の左側面側の端部から辺部26c−2に対して傾斜した直線状の辺部(第1辺部)50cと、辺部50cの辺部26c−2とは反対側の端部から連設され、辺部26c−1と平行(略平行としてもよい)に形成された直線状の辺部(第2辺部)52cと、辺部52cの辺部50cとは反対側の端部から連設されるとともに辺部26c−1の左側面側の端部から連設され、辺部52c及び辺部26c−1に対して直角を呈する直線状の辺部26c−3と、辺部26c−2の右側面側の端部から辺部26c−2に対して傾斜した直線状の辺部(第1辺部)60cと、辺部60cの辺部26c−2とは反対側の端部から連設され、辺部26c−1と平行(略平行としてもよい)に形成された直線状の辺部(第2辺部)62cと、辺部62cの辺部60cとは反対側の端部から連設されるとともに辺部26c−1の右側面側の端部から連設され、辺部62c及び辺部26c−1に対して直角を呈する直線状の辺部26c−4とを有している。つまり、辺部50cと辺部52cにより切欠部K1cが形成され、辺部60cと辺部62cにより切欠部K2cが形成されている。
辺部50cと辺部60cは、辺部26c−2に対して135度(略135度としてもよい)をなしている。つまり、辺部26c−2と辺部50c間の角度α11と辺部26c−2と辺部60c間の角度α14は、135度(略135度としてもよい)となっている。
なお、切欠部K1cが形成されることにより、内側板部26cには、辺部50cの延長線から下方(具体的には、斜め下方)に突出した突状部56が形成され、切欠部K2cが形成されることにより、内側板部26cには、辺部60cの延長線から下方(具体的には、斜め下方)に突出した突状部66が形成されている。つまり、突状部56は、辺部26c−3の一部と辺部52cと辺部50cの延長線により囲まれた領域で三角形状(具体的には、直角三角形状(特に、直角二等辺三角形))を呈し、突状部66は、辺部26c−4の一部と辺部62cと辺部60cの延長線により囲まれた領域で三角形状(具体的には、直角三角形状(特に、直角二等辺三角形))を呈している。
つまり、内側板部26cの基板部10側の両側の角部には、それぞれ辺部50c、60cと、辺部52c、62cが設けられ、辺部50cは、内側板部26cの横方向の一対の端部において辺部50cに近い側の端部である近位置端部(X1側の端部、辺部26c−3側の端部)側に行くほど内側板部26cの上辺との距離が短くなるように内側板部26cの上辺の方向に対して傾斜して形成され、辺部52cは、辺部50cの上端から内側板部26cにおける近位置端部側の側辺まで形成され、辺部52cと内側板部26cの側辺(辺部26c−3)の一部により辺部50cの延長線から突出した突状部54が形成される。また、辺部60cは、内側板部26cの横方向の一対の端部において辺部60cに近い側の端部である近位置端部(X2側の端部、辺部26c−4側の端部)側に行くほど内側板部26cの上辺との距離が短くなるように内側板部26cの上辺の方向に対して傾斜して形成され、辺部62cは、辺部60cの上端から内側板部26cにおける近位置端部側の側辺まで形成され、辺部62cと内側板部26cの側辺(辺部26c−4)の一部により辺部60cの延長線から突出した突状部54が形成される。
辺部50cには、箱Aの組立て状態において、係止片70dが係止し、具体的には、係止片70dは、係止片70dの辺部70d−2が辺部50cに沿った状態で、辺部50cに係止する。同様に、辺部60cには、箱Aの組立て状態において、係止片70bが係止し、具体的には、係止片70bは、係止片70bの辺部70b−2が辺部60cに沿った状態で、辺部60cに係止する。
また、内側板部26cは、縁板部24cを介して内側に折り返した状態で、外側板部22cに接着されている。つまり、内側板部26cは外側板部22cに対して内側に折り返した状態で接着されている。内側板部26cと外側板部22cの接着領域は、例えば、辺部50cの位置(又は辺部50cの近傍位置)から辺部60cの位置(又は辺部60cの近傍位置)までとし、例えば、接着領域を方形状とした場合には、接着領域R2は、図7に示すように、接着領域R2の横方向の端部(具体的には、接着領域R2の角部)が辺部50c、60cに接するように形成するか、あるいは、接着領域R2の横方向の端部(具体的には、接着領域R2の角部)が辺部50c、60cの近くとなるように形成する。なお、係止片70dが切欠部K1cに係止し、係止片70bが切欠部K2cに係止するので、辺部50cに沿った領域と辺部60cに沿った領域には接着剤を塗布して接着するのが好ましく、一方の端部領域(辺部50cに沿った領域)から他方の領域(辺部60cに沿った領域)まで接着するのが好ましい。なお、内側板部26cの全面を接着領域としてもよい。また、接着手段としては、接着剤以外の手段(例えば、両面接着テープ)でもよいが、係止片70d、70bが内側板部26cの切欠部K1c、K2cに係止した状態で、係止片70d、70bと内側板部26cとの間に段差が生じるのを防ぐには、接着剤を用いるのが好ましい。
また、内側板部26cの辺部50cから内側斜め上方に向けて(つまり、右側面側に斜め上方に向けて)直線状の罫線Q1が形成されている。厳密には、辺部50cの下端から上端までの途中位置Q1−1から辺部50cに対して直角(略直角としてもよい)に内側板部26cの上辺である辺部26c−1にまで形成されている。罫線Q1と辺部26c−1との接点は、辺部26c−1の一方の端部から他方の端部までの途中位置Q1−2である。罫線Q1と内側板部26cの上辺である辺部26c−1との角度α12は45度(略45度としてもよい)となっている。つまり、罫線Q1は、途中位置Q1−1から途中位置Q1−2側に向けて、辺部60c(他方の第1辺部)側(X2側)に斜め上方の方向となるように形成されている。また、罫線Q1における辺部50c側の部分には、罫線Q1に沿って直線状の切込みQ1aが複数(図4、図6の例では2つ)形成されている。切込みQ1aは、内側板部26cの一方の面から他方の面まで貫通した切込みである。切込みQ1aが設けられることにより、罫線Q1を介した湾曲(折曲げとしてもよい)が容易となるようになっている。なお、罫線Q1は、辺部50cの途中位置Q1−1から内側板部26cの辺部26c−1の途中位置Q1−2まで形成されているとしたが、罫線Q1の端部は辺部50cや辺部26c−1と間隔が設けられていてもよく(辺部50cと辺部26c−1のいずれか一方のみと間隔が設けられる構成でもよい)、結果として、罫線Q1は、途中位置Q1−1と途中位置Q1−2の間の位置に途中位置Q1−1と途中位置Q1−2を結ぶ方向に形成されていればよい。
また、外側板部22cには、罫線Q2が形成されていて、罫線Q2は、箱Aの組立て状態において、内側板部26cと外側板部22c間の仮想中心面(内側板部26cと外側板部22cと平行で内側板部26cと外側板部22cと等距離の仮想中心面)を介して罫線Q1と対称(面対称としてもよい)に形成されている。罫線Q2は、外側板部22cの上辺の一方の端部から他方の端部までの途中位置Q2−2から外側板部22cの下辺の一方の端部から他方の端部までの途中位置Q2−1にまで形成されている。つまり、罫線Q1における上端位置(途中位置Q1−2の位置)と罫線Q2における上端位置(途中位置Q2−2の位置)とは、X1−X2方向において同じ位置に形成され、また、罫線Q2の外側板部22cと縁板部24cの折れ線に対する角度α13は、α12と同一に形成され、45度(略45度としてもよい)に形成されている。つまり、正面側構成部A1(後述)の展開状態において、罫線Q1と罫線Q2とは線対称(つまり、縁板部24cの外側板部22c側の辺部及び縁板部24cの内側板部26c側の辺部と平行な中心線で、縁板部24cの外側板部22c側の辺部及び縁板部24cの内側板部26a側の辺部と等距離にある中心線を中心に線対称)に形成されている(ただし、切欠部K1cが設けられている関係で、途中位置Q1−1と途中位置Q1−2間の長さが途中位置Q2−1と途中位置Q2−2間の長さよりも短く形成されている)。また、罫線Q2の外側板部22cの下辺との接点は途中位置Q2−1となるので、該接点と基板部10の角部10c(背面及び左側面側の角部)とは間隔が設けられている。なお、罫線Q2は、途中位置Q2−2から途中位置Q2−1まで形成されているとしたが、罫線Q2の端部は外側板部22cの上辺や下辺と間隔が設けられていてもよく(外側板部22cの上辺と下辺のいずれか一方のみと間隔が設けられる構成でもよい)、結果として、罫線Q2は、途中位置Q2−2と途中位置Q2−1の間の位置に途中位置Q2−2と途中位置Q2−1を結ぶ方向に形成されていればよい。
また、内側板部26cの辺部60cから内側斜め上方に向けて(つまり、左側面側に斜め上方に向けて)直線状の罫線Q3が形成されている。罫線Q3は、罫線Q1と線対称に形成されている。厳密には、辺部60cの下端から上端までの途中位置Q3−1から辺部60cに対して直角(略直角としてもよい)に内側板部26cの上辺である辺部26c−1にまで形成されている。罫線Q3と辺部26c−1との接点は、辺部26c−1の一方の端部から他方の端部までの途中位置Q3−2であり、途中位置Q3−2は、途中位置Q2−2よりも右側面側にある。罫線Q3と内側板部26cの上辺である辺部26c−1との角度α15は45度(略45度としてもよい)となっている。つまり、罫線Q3は、途中位置Q3−1から途中位置Q3−2側に向けて、辺部50c(一方の第1辺部)側(X1側)に斜め上方の方向となるように形成されている。また、罫線Q3における辺部60c側の部分には、罫線Q3に沿って直線状の切込みQ3aが複数(図4、図6の例では2つ)形成されている。切込みQ3aは、内側板部26cの一方の面から他方の面まで貫通した切込みである。切込みQ1aが設けられることにより、罫線Q3を介した湾曲(折曲げとしてもよい)が容易となるようになっている。なお、罫線Q3は、辺部60cの途中位置Q3−1から内側板部26cの辺部26c−1の途中位置Q3−2まで形成されているとしたが、罫線Q3の端部は辺部60cや辺部26c−1と間隔が設けられていてもよく(辺部60cと辺部26c−1のいずれか一方のみと間隔が設けられる構成でもよい)、結果として、罫線Q3は、途中位置Q3−1と途中位置Q3−2の間の位置に途中位置Q3−1と途中位置Q3−2を結ぶ方向に形成されていればよい。
また、外側板部22cには、罫線Q4が形成されていて、罫線Q4は、箱Aの組立て状態において、内側板部26cと外側板部22c間の仮想中心面(内側板部26cと外側板部22cと平行で内側板部26cと外側板部22cと等距離の仮想中心面)を介して罫線Q3と対称(面対称としてもよい)に形成されている。罫線Q4は、外側板部22cの上辺の一方の端部から他方の端部までの途中位置Q4−2から外側板部22cの下辺の一方の端部から他方の端部までの途中位置Q4−1にまで形成されている。つまり、罫線Q3における上端位置(途中位置Q3−2の位置)と罫線Q4における上端位置(途中位置Q4−2の位置)とは、X1−X2方向において同じ位置に形成され、また、罫線Q4の外側板部22cと縁板部24cの折れ線に対する角度α16は、α15と同一に形成され、45度(略45度としてもよい)に形成されている。つまり、背面側構成部A3(後述)の展開状態において、罫線Q3と罫線Q4とは線対称(つまり、縁板部24cの外側板部22c側の辺部及び縁板部24cの内側板部26c側の辺部と平行な中心線で、縁板部24cの外側板部22c側の辺部及び縁板部24cの内側板部26c側の辺部と等距離にある中心線を中心に線対称)に形成されている(ただし、切欠部K2cが設けられている関係で、途中位置Q3−1と途中位置Q3−2間の長さが途中位置Q4−1と途中位置Q4−2間の長さよりも短く形成されている)。また、罫線Q4の外側板部22cの下辺との接点は途中位置Q4−1となるので、該接点と基板部10の角部10d(背面及び右側面側の角部)とは間隔が設けられている。なお、罫線Q4は、途中位置Q4−2から途中位置Q4−1まで形成されているとしたが、罫線Q4の端部は外側板部22cの上辺や下辺と間隔が設けられていてもよく(外側板部22cの上辺と下辺のいずれか一方のみと間隔が設けられる構成でもよい)、結果として、罫線Q4は、途中位置Q4−2と途中位置Q4−1の間の位置に途中位置Q4−2と途中位置Q4−1を結ぶ方向に形成されていればよい。
なお、罫線Q1、Q2、Q3、Q4は、ブランクの内側の面(箱Aの組立て状態において内側となる面)から押圧した押罫により形成され、押罫を形成する際の圧力を小さくすることにより外側に罫線が視認できない(又はほとんど視認できない)ようにすることができる。
なお、外側板部22cと内側板部26cとは接着されていて、罫線Q1と罫線Q2は上記のように対称に形成され、罫線Q3と罫線Q4は上記のように対称に形成されているので、罫線Q2は罫線Q1に沿って形成され、罫線Q4は罫線Q3に沿って形成されているといえる(罫線Q2は罫線Q1の形成位置に沿って形成され、罫線Q4は罫線Q3の形成位置に沿って形成されているとしてもよい。)。なお、罫線Q2は罫線Q1に沿って形成され、罫線Q4は罫線Q3に沿って形成されている点は、罫線Q1〜Q4がブランクの内側の面から押圧した押罫により形成した場合のみならず、罫線Q1〜Q4がブランクの外側の面から押圧した押罫により形成した場合にも当てはまる。つまり、罫線をブランクの外側の面から押圧した押罫により形成した場合には、押罫側の罫線同士の間は、ブランクの厚みを介して間隔が設けられるが、この場合も、互いの罫線が平行に形成されるので、罫線Q2は罫線Q1に沿って形成され、罫線Q4は罫線Q3に沿って形成されているといえる。なお、罫線Q1〜Q4をブランクの内側の面から押圧した押罫とした場合には、押罫側の罫線同士が互いに対向するので、罫線Q2は罫線Q1に沿って形成され、罫線Q4は罫線Q3に沿って形成されているといえる。
外側板部22cにおいて、罫線Q2よりも延設フラップ28c側(左側面側)の領域が端部領域22cAとなり、罫線Q4よりも延設フラップ30c側(右側面側)の領域が端部領域22cBとなり、また、内側板部26cにおいて、罫線Q1よりも左側面側(内側板部26cは外側板部22cに対して内側に折り返した状態で接着されるので、延設フラップ28c側ともいえる)の領域が端部領域26cAとなり、罫線Q3よりも右側面側(内側板部26cは外側板部22cに対して内側に折り返した状態で接着されるので、延設フラップ30c側ともいえる)の領域が端部領域26cBとなる。
なお、基板部10のY2側の辺部から形成された各部(すなわち、外側板部22c、縁板部24c、内側板部26c、延設フラップ28c、30cは、展開状態において、線対称に形成され(すなわち、Y1側を正面側とした場合には、Y1−Y2方向の中心線を介して左右対称に形成されている)、基板部10のY2側の辺部から形成された各部により背面側構成部(第2構成部)A3が構成される。また、側壁部20cは、背面側の側壁を形成するので、側壁部20cは、背面側構成部A3から延設フラップ28c、30cを除いた構成と係止片70b、70dにより構成されるといえる。
なお、この縁板部24cは、内側板部26cを縁板部24cを介して外側板部22cに対して折り返した状態とする際に、ブランクの厚みを考慮して設けられたものであるが、内側板部26cを外側板部22cに対して折り返す構成であるので、ブランクの厚みが薄場合には、縁板部24cの構成を省略して、外側板部22cから内側板部26cが連設された構成としてもよい。その場合には、背面側構成部A3の展開状態において、罫線Q1と罫線Q2とは外側板部22cと内側板部26c間の折れ線を中心に線対称に形成され、罫線Q3と罫線Q4とは外側板部22cと内側板部26c間の折れ線を中心に線対称に形成される。
なお、箱Aの組立て状態においては、罫線P1、P3、Q1、Q3(具体的には、該罫線の下端)は、係止片72d、72b、70d、70bの傾斜した辺部72d−2、72b−2、70d−2、70b−2に接するようになっている。つまり、罫線P1(具体的には、罫線P1の下端(つまり、該下端は途中位置P1−1と一致する))は、係止片72dの辺部72d−2に接し、罫線P3(具体的には、罫線P3の下端(つまり、該下端は途中位置P3−1と一致する))は、係止片72bの辺部72b−2に接し、罫線Q1(具体的には、罫線Q1の下端(つまり、該下端は、途中位置Q1−1と一致する))は、係止片70dの辺部70d−2に接し、罫線Q3(具体的には、罫線Q3の下端(つまり、該下端は途中位置Q3−1と一致する))は、係止片70bの辺部70b−2に接している。つまり、途中位置P1−1は辺部72d−2に接し、途中位置P3−1は辺部72b−2に接し、途中位置Q1−1は辺部70d−2に接し、途中位置Q3−1は辺部72d−2に接している。特に、罫線P1、P3、Q1、Q3の下端は、係止片72d、72b、70d、70bの傾斜した辺部72d−2、72b−2、70d−2、70b−2の上端と下端間の中点(上端と下端から等距離の点)よりも下端側に接している(つまり、辺部72d−2、72b−2、70d−2、70b−2の下側領域に接している)。
例えば、罫線Q1の場合を例にとると、図3に示すように、罫線Q1の下端である途中位置Q1−1は、係止片70dの辺部70d−2に接し、特に、辺部70d−2の上端と下端間の中点(上端と下端から等距離の点)CPよりも下端側に接している。
このように、罫線が係止片の傾斜した辺部に接しているので、内側板部を罫線を介して折り曲げた際に、罫線の下端(つまり、途中位置P1−1、P3−1、Q1−1、Q3−1)は外側に移動するので、辺部50a、60a、50c、60cの係止片72d、72b、70d、70bとの係止を解除しやすくなり、特に、罫線が辺部の下側領域に接しているので、該辺部の下側領域を解除しやすい。例えば、内側板部26cを罫線Q1を介して折り曲げた際には、罫線Q1の下端は外側に移動するので、係止片70dの辺部50cへの係止を解除しやすく、特に、罫線Q1が辺部70d−2の下側領域に接しているので、該辺部70d−2の下側領域を解除しやすい。
なお、罫線P1、P3、Q1、Q3の下端が辺部50a、60a、50c、60cまで形成されていない場合(罫線P1、P3、Q1、Q3の下端と辺部50a、60a、50c、60c間に間隔がある場合)には、罫線P1、P3、Q1、Q3の下方への延長線(具体的には、該延長線の下端で辺部50a、60a、50c、60cと接する下端)が、係止片72d、72b、70d、70bの傾斜した辺部72d−2、72b−2、70d−2、70b−2と接するようにし、特に、該延長線が、辺部72d−2、72b−2、70d−2、70b−2の下側領域(辺部72d−2、72b−2、70d−2、70b−2の上端と下端間の中点(上端と下端から等距離の点)よりも下端側の領域)に接するようにすればよい。よって、内側板部を罫線を介して折り曲げた際に、罫線の延長線の下端は外側に移動するので、係止片との係止を解除しやすくなり、特に、罫線の延長線が辺部の下側領域に接しているので、該辺部の下側領域を解除しやすい。
なお、罫線P1、P3、Q1、Q3の下端(又は該罫線の延長線の下端)となる途中位置が、係止片の傾斜辺部に接しない場合(例えば、途中位置P1−1、P3−1、Q1−1、Q3−1が辺部50a、60a、50c、60cにおける図4〜図6に示す位置よりもより下側にあり、係止片72d、72b、70d、70bの長さ(横方向の長さ)が短い(これにより、傾斜辺部である辺部72d−2、72b−2、70d−2、70b−2の長さが短くなる)場合には、該罫線の延長線の下端となる途中位置が、係止片の傾斜辺部に接しない場合がある)でも、内側板部を罫線を介して折り曲げた際に、罫線の下端(つまり、途中位置P1−1、P3−1、Q1−1、Q3−1)は外側に移動し、これに伴い、辺部50a、60a、50c、60cにおいて、係止片の傾斜辺部が係止している部分も外側に移動するので、辺部50a、60a、50c、60cの係止片72d、72b、70d、70bとの係止を解除できる。ただし、罫線P1、P3、Q1、Q3の下端(又は該罫線の延長線の下端)となる途中位置が、係止片の傾斜辺部に接する場合の方が、辺部50a、60a、50c、60cの傾斜辺部に係止している部分が大きく外側に移動するので、その分係止を解除しやすくなる。
次に、基板部10のX1側(左側面側)の辺部からは折れ線を介して外側板部(第2外側板部)22dが連設され、また、外側板部22dの基板部10側とは反対側の辺部からは縁板部24dが折れ線を介して連設され、また、縁板部24dの外側板部22d側とは反対側の辺部からは内側板部(第2内側板部)26dが折れ線を介して連設され、さらには、内側板部26dの縁板部24dとは反対側の辺部からは重合フラップ(底フラップとしてもよい)40dが形成されているが、これらの構成は、外側板部22bと、縁板部24bと、内側板部26bと、重合フラップ40bと同じ構成であるので、詳しい説明を省略する。つまり、箱Aの展開状態において、基板部10の左側面側に設けられた各部材の構成は、基板部10の右側面側に設けられた各部材の構成と線対称である以外は同じである。また、箱Aの展開状態において、基板部10の左側面側に設けられた各部材の構成は、基板部10の右側面側に設けられた各部材の構成とY1−Y2方向の中心線を介して対称に構成されているといえる。
なお、内側板部26dの背面側の辺部からは折れ線を介して係止片70dが連設されている。この係止片70dは、内側板部26dとの折れ線に沿った辺部70d−1と、辺部70d−1の上端(外側板部22dの側辺の上端から下端までの途中位置)から連設され、辺部70d−1に対して45度(略45度としてもよい)に形成された直線状の辺部(傾斜辺部)70d−2と、辺部70d−2の端部から円弧状(略円弧状としてもよい)に形成された辺部(先端辺部)70d−3と、辺部70d−3の端部から辺部70d−1(内側板部26dの側辺としてもよい)に対して直角に直線状に形成された辺部(下側辺部)70d−4とを有し、辺部70d−2は、上端から下端にいくほど辺部70d−1との距離が長くなる(つまり、内側板部26dとの距離が長くなる)ように形成されている。また、辺部70d−3により係止片70dの先端は略円弧状に形成されている。箱Aの組立て状態では、係止片70dが内側板部26dの切欠部K1cに係止し、係止片70dが切欠部K1cに係止した状態では、辺部70d−2は、突状部56に重なった部分を除き、辺部50cに沿って辺部50cと接している。
また、内側板部26dの正面側の辺部からは折れ線を介して係止片72dが連設されている。係止片72dは、箱Aの展開状態において、係止片70dと前後対称に形成され、係止片72dは、内側板部26dとの折れ線に沿った辺部72d−1と、辺部72d−1の上端(外側板部22dの側辺の上端から下端までの途中位置)から連設され、辺部72d−1に対して45度(略45度としてもよい)に形成された直線状の辺部(傾斜辺部)72d−2と、辺部72d−2の端部から円弧状(略円弧状としてもよい)に形成された辺部(先端辺部)72d−3と、辺部72d−3の端部から辺部72d−1(内側板部26dの側辺としてもよい)に対して直角に直線状に形成された辺部(下側辺部)72d−4とを有し、辺部72d−2は、上端から下端にいくほど辺部72d−1との距離が長くなる(つまり、内側板部26dとの距離が長くなる)ように形成されている。また、辺部72d−3により係止片72dの先端は略円弧状に形成されている。箱Aの組立て状態では、係止片72dが内側板部26aの切欠部K1aに係止し、係止片72dが切欠部K1aに係止した状態では、辺部72d−2は、突状部54に重なった部分を除き、辺部50aに沿って辺部50aと接している。
なお、係止片70dにおいて、辺部70d−1と辺部70d−2間の角度α41と辺部70d−2と辺部70d−4間の角度α42は、45度(略45度としてもよい)に形成されている。すなわち、係止片70dが辺部50cに係止している状態では、辺部70d−1が鉛直方向となり、辺部70d−1と辺部70d−4間の角度は直角であるので、係止片70dにおいては、角度α41+角度α42+90度=180度となり、角度α42=180度−α11、角度α41=90度−α42=α11−90度=135度−90度=45度となる。
同様に、係止片72dにおいて、辺部72d−1と辺部72d−2間の角度α51と辺部72d−2と辺部72d−4間の角度α52は、45度(略45度としてもよい)に形成されている。すなわち、係止片72dが辺部50aに係止している状態では、辺部72d−1が鉛直方向となり、辺部72d−1と辺部72d−4間の角度は直角であるので、係止片72dにおいては、角度α51+角度α52+90度=180度となり、角度α52=180度−α1、角度α51=90度−α52=α1−90度=135度−90度=45度となる。
また、重合フラップ40dは、箱Aの組立て状態において、基板部10と重なり合うものであり、細長の略長方形状を呈し、具体的には、長方形状の先端側の両側の角部が斜めに面取りされた形状となっている。すなわち、重合フラップ40dは、内側板部26dとの折れ線に沿った辺部40d−1と、辺部40d−1の正面側の端部から連設され、辺部40d−1に対して直角の直線状を呈する辺部40d−2と、辺部40d−2から連設され辺部40d−2に対して鈍角をなす直線状の辺部40d−3と、辺部40d−3から連設され、辺部40d−3に対して鈍角をなし辺部40d−1と平行な直線状の辺部40d−4と、辺部40d−4の背面側の端部から連設されるとともに辺部40d−1の背面側の端部から連設され、辺部40d−4に対して鈍角をなす直線状の辺部40d−5と、辺部40d−5の辺部40d−4側とは反対側の端部から連設されるとともに辺部40d−1の背面側の端部から連設された直線状の辺部40d−6とを有し、重合フラップ40dは、辺部40d−3、40d−5により面取りされている。このように、重合フラップ40dの両側の端部が面取りされていることにより、係止片70d、72dの係止が解除して、係止片70d、72dが回動する際に、重合フラップ40dが邪魔になることがない。
なお、縁板部24dは箱Aの組立て状態において、外側板部22dと内側板部26dの間に延設フラップ28a、28cを収納するための隙間を形成するために設けられたものであるが、縁板部24dを省略して外側板部22dから折れ線を介して内側板部26dが連設された構成としてもよい。なお、その場合には、縁板部24dが外側板部22dと内側板部26dの間に設けられるので、外側板部22dと内側板部26dの上端側の領域は若干湾曲することになる。
なお、基板部10のX1側の辺部から形成された各部(すなわち、外側板部22d、縁板部24d、内側板部26d、重合フラップ40d)は、展開状態において、線対称に形成され(すなわち、Y1側を正面側とした場合には、X1−X2方向の中心線を介して前後対称に形成されている)、基板部10のX1側の辺部から形成された各部により左側面側構成部(第1構成部)A4が構成される。また、側壁部20dは、左側面側の側壁を形成するので、左側面側構成部A4から係止片70d、72dを除いた構成と延設フラップ28a、28cとから構成されているといえる。
上記構成の箱Aの組立て方法について説明すると、箱Aを組み立てる前の状態は、図7に示すように、内側板部26aが外側板部22aに対して折り返した状態で、内側板部26aが外側板部22aに接着され、内側板部26cが外側板部22cに対して折り返した状態で、内側板部26cが外側板部22cに接着されている。
そして、外側板部22aを基板部10に対して起立させ、また、延設フラップ28a、30aを基板部10側に折り曲げておく。また、同様に、外側板部22cを基板部10に対して起立させ、また、延設フラップ28c、30cを基板部10側に折り曲げておく。
そして、外側板部22bを基板部10に対して折り曲げ、さらに、縁板部24bを外側板部22bに対して折り曲げるとともに、内側板部26bを縁板部24bに対して折り曲げることにより、縁板部24bと内側板部26bを延設フラップ30a、30cに被せて、延設フラップ30a、30cが外側板部22bと内側板部26b間に挟まれた状態とする。
その後、重合フラップ40bを基板部10に接するようにし、内側板部26bの下端を外側板部22b側に押し込む(つまり、右側面側の奥に押し込む)ことにより、係止片72bが切欠部K2aに係止し、係止部70bが切欠部K2cに係止する。つまり、内側板部26bに対して折り曲げられた係止片72bは折曲げ状態から復帰しようとするが、係止片72bの辺部72b−2が辺部60aに沿った状態になると、係止片72bが切欠部K2aに係止し、内側板部26bに対して折り曲げられた係止片70bは折曲げ状態から復帰しようとするが、係止片70bの辺部70b−2が辺部60cに沿った状態になると、係止片70bが切欠部K2cに係止する。これにより、係止片72bの辺部72b−2が辺部60aに沿って辺部60aに接した状態となり(つまり、辺部72b−2は突状部64に重なった部分以外は、辺部60aに沿って辺部60aに接した状態となる)、係止部70bの辺部70b−2が辺部60cに沿って辺部60cに接した状態となる(つまり、辺部70b−2は突状部66に重なった部分以外は、辺部60cに沿って辺部60cに接した状態となる)。辺部72b−2において、辺部60aに沿って辺部60aに接した部分は、辺部60aと重なり合う部分(重なり合い部分)と、辺部72b−2の上側から下側に向けて徐々に辺部60aに重なり合う部分(重なり移行部分)とを有し、辺部72b−2の突状部64に重なった部分と該重なり合い部分の間に該重なり移行部分が存在し、重なり移行部分では、辺部60aと重なり合う厚み方向の長さが上側から下側に向けて徐々に大きくなっている。同様に、辺部70b−2において、辺部60cに沿って辺部60cに接した部分は、辺部60cと重なり合う部分(重なり合い部分)と、辺部70b−2の上側から下側に向けて徐々に辺部60cに重なり合う部分(重なり移行部分)とを有し、辺部70b−2の突状部66に重なった部分と該重なり合い部分の間に該重なり移行部分が存在し、重なり移行部分では、辺部60cと重なり合う厚み方向の長さが上側から下側に向けて徐々に大きくなっている。なお、辺部72b−2における該重なり合い部分の長さは、辺部72b−2の長さの半分以上であり、辺部70b−2における該重なり合い部分の長さは、辺部70b−2の長さの半分以上となっている。辺部72b−2における該重なり合い部分では、辺部72b−2と辺部60aとが突き合わせた状態となっていて、係止片72bと内側板部26aとの間には段差は形成されず(たとえ段差があっても極めて小さい)、辺部70b−2における該重なり合い部分では、辺部70b−2と辺部60cとが突き合わせた状態となっていて、係止片70bと内側板部26cとの間には段差は形成されない(たとえ段差があっても極めて小さい)。よって、係止片72b、70bが内側に突出して邪魔になることがない。該重なり合い部分と該重なり移行部分により(特に、該重なり合い部分により)、係止片72bが辺部60aに係止し、係止片70bが辺部60cに係止する。
また、係止片72bの上端領域は、突状部64に重なった状態(突状部64の外側の面(外側板部22a側とは反対側の面)(突状部64が設けられた内側板部26aに接着された外側板部22a側の面とは反対側の面である外側の面に対して重なった状態)となり、係止部70bの上端領域は、突状部66に重なった状態(突状部66の外側の面(外側板部22c側とは反対側の面)に対して重なった状態)(突状部66が設けられた内側板部26cに接着された外側板部22c側の面とは反対側の面である外側の面に対して重なった状態)となる。図8は、右側面側構成部A2を組み立てた段階の状態を示している。
また、同様に、外側板部22dを基板部10に対して折り曲げ、さらに、縁板部24dを外側板部22dに対して折り曲げるとともに、内側板部26dを縁板部24dに対して折り曲げることにより、縁板部24dと内側板部26dを延設フラップ28a、28cに被せて、延設フラップ28a、28cが外側板部22dと内側板部26d間に挟まれた状態とする。
その後、重合フラップ40dを基板部10に接するようにし、内側板部26dの下端を外側板部22d側に押し込む(つまり、左側面側の奥に押し込む)ことにより、係止片72dが切欠部K1aに係止し、係止部70dが切欠部K1cに係止する。つまり、内側板部26dに対して折り曲げられた係止片72dは折曲げ状態から復帰しようとするが、係止片72dの辺部72d−2が辺部50aに沿った状態になると、係止片72dが切欠部K1aに係止し、内側板部26dに対して折り曲げられた係止片70dは折曲げ状態から復帰しようとするが、係止片70dの辺部70d−2が辺部50cに沿った状態になると、係止片70dが切欠部K1cに係止する。これにより、係止片72dの辺部72d−2が辺部50aに沿って辺部50aに接した状態となり(つまり、辺部72d−2は突状部54に重なった部分以外は、辺部50aに沿って辺部50aに接した状態となる)、係止部70dの辺部70d−2が辺部50cに沿って辺部50cに接した状態となる(つまり、辺部70d−2は突状部56に重なった部分以外は、辺部50cに沿って辺部50cに接した状態となる)。辺部72d−2において、辺部50aに沿って辺部50aに接した部分は、辺部50aと重なり合う部分(重なり合い部分)と、辺部72d−2の上側から下側に向けて徐々に辺部50aに重なり合う部分(重なり移行部分)とを有し、辺部72d−2の突状部54に重なった部分と該重なり合い部分の間に該重なり移行部分が存在し、重なり移行部分では、辺部50aと重なり合う厚み方向の長さが上側から下側に向けて徐々に大きくなっている。同様に、辺部70d−2において、辺部50cに沿って辺部50cに接した部分は、辺部50cと重なり合う部分(重なり合い部分)と、辺部70d−2の上側から下側に向けて徐々に辺部50cに重なり合う部分(重なり移行部分)とを有し、辺部70d−2の突状部56に重なった部分と該重なり合い部分の間に該重なり移行部分が存在し、重なり移行部分では、辺部50cと重なり合う厚み方向の長さが上側から下側に向けて徐々に大きくなっている。なお、辺部72d−2における該重なり合い部分の長さは、辺部72d−2の長さの半分以上であり、辺部70d−2における該重なり合い部分の長さは、辺部70d−2の長さの半分以上となっている。なお、図2の例では、W1の範囲が、辺部70d−2の突状部56に重なった部分を示し、W2の範囲が、該重なり移行部分を示し、W3の範囲が、該重なり合い部分を示す。辺部72d−2における該重なり合い部分では、辺部72d−2と辺部50aとが突き合わせた状態となっていて、係止片72dと内側板部26aとの間には段差は形成されず(たとえ段差があっても極めて小さい)、辺部70d−2における該重なり合い部分では、辺部70d−2と辺部50cとが突き合わせた状態となっていて、係止片70dと内側板部26cとの間には段差は形成されない(たとえ段差があっても極めて小さい)。よって、係止片72d、70dが内側に突出して邪魔になることがない。該重なり合い部分と該重なり移行部分により(特に、該重なり合い部分により)、係止片72dが辺部50aに係止し、係止片70dが辺部50cに係止する。なお、図2、図3は、係止片70dの係止状態を示すものであるが、係止片72bの係止状態も同様であり、係止片70b、72dの係止状態も図2、図3と左右対称になる以外は同様である。
また、係止片72dの上端領域は、突状部54に重なった状態(突状部54の外側の面(外側板部22a側とは反対側の面)に対して重なった状態)(突状部54が設けられた内側板部26aに接着された外側板部22a側の面とは反対側の面である外側の面に対して重なった状態)となり、係止部70dの上端領域は、突状部56に重なった状態(突状部56の外側の面(外側板部22c側とは反対側の面)に対して重なった状態)(突状部56が設けられた内側板部26cに接着された外側板部22c側の面とは反対側の面である外側の面に対して重なった状態)となる。以上のようにして、箱Aが組み立てられる。
箱Aの組立て状態では、重合フラップ40b、40dの下面、基板部10の上面に接した状態となっている。
次に、箱Aを解体する場合について説明する。箱Aを解体するには、側壁部20aと側壁部20cの端部付近(罫線が形成される領域)を両手でつかんで外側に押し広げることにより解体を行なう。
すなわち、側壁部20d側を解体する場合について説明すると、図9に示すように、側壁部20aの側壁部20d側の端部領域(具体的には、罫線P1の箇所)を左手でつかみ、側壁部20cの側壁部20d側の端部領域(具体的には、罫線Q1の箇所)を右手でつかむ。つまり、左手の親指を内側板部26aの罫線P1の箇所に当てた状態で側壁部20aをつかみ、右手の親指を内側板部26cの罫線Q1の箇所に当てた状態で側壁部20cをつかむ。
その後、側壁部20aと側壁部20cを外側に倒すように押し広げる。すると、側壁部20aが罫線P1、P2を介して湾曲(折曲でもよい)しながら外側に倒れ(つまり、内側板部26aが罫線P1を介して湾曲し、外側板部22aが罫線P2を介して湾曲する)、側壁部20cが罫線Q1、Q2を介して湾曲(折曲でもよい)しながら外側に倒れる(内側板部26cが罫線Q1を介して折曲し、外側板部22cが罫線Q2を介して折曲する)。
すると、内側板部26aが罫線P1を介して湾曲(折曲でもよい)することにより、端部領域26aAが罫線P1を介して回動し、端部領域26aAが回動することにより突状部54が内側に突出して係止片72dを内側から押すことになる。また、内側板部26aが罫線P1を介して湾曲(折曲でもよい)することにより、辺部50aも途中位置P1−1を介して外側に湾曲(折曲でもよい)して途中位置P1−1は外側(正面側)に移動する。このように、突状部54が係止片72dを押すとともに、辺部50aも外側に折れ曲がるので、係止片72dの辺部50aへの係止が解除される。なお、係止片72dの先端が円弧状(略円弧状としてもよい)に形成されているので、辺部50aとの係止の解除が容易である。すなわち、係止片72dの先端が、辺部72d−2の延長線と辺部72d−4の延長線により尖って形成されている場合には、上記のような解除の操作をしても、該先端が辺部50aに係止したままとなるおそれがあるが、本実施例の場合には、そのようなおそれがない。係止片70dの辺部50cへの係止と係止片72dの辺部50aへの係止が解除した状態は、図10に示すようになり、特に、係止片72dの辺部50aへの係止が解除した状態は、図11に示すようになる。
同様に、内側板部26cが罫線Q1を介して湾曲(折曲でもよい)することにより、端部領域26cAが罫線Q1を介して回動し、端部領域26cAが回動することにより突状部56が内側に突出して係止片70dを内側から押すことになる。また、内側板部26cが罫線Q1を介して湾曲(折曲でもよい)することにより、辺部50cも途中位置Q1−1を介して外側に湾曲(折曲でもよい)して途中位置Q1−1は外側(背面側)に移動する。このように、突状部56が係止片70dを押すとともに、辺部50cも外側に折れ曲がるので、係止片70dの辺部50cへの係止が解除される。なお、係止片70dの先端が円弧状(略円弧状としてもよい)に形成されているので、辺部50cとの係止の解除が容易である。すなわち、係止片70dの先端が、辺部70d−2の延長線と辺部70d−4の延長線により尖って形成されている場合には、上記のような解除の操作をしても、該先端が辺部50cに係止したままとなるおそれがあるが、本実施例の場合には、そのようなおそれがない。
また、側壁部20b側の解体についても、側壁部20d側の場合と同様である。すなわち、側壁部20cの側壁部20b側の端部領域(具体的には、罫線Q3の箇所)を左手でつかみ、側壁部20aの側壁部20b側の端部領域(具体的には、罫線P3の箇所)を右手でつかむ。つまり、左手の親指を内側板部26cの罫線Q3の箇所に当てた状態で側壁部20cをつかみ、右手の親指を内側板部26aの罫線P3の箇所に当てた状態で側壁部20aをつかむ。
その後、側壁部20cと側壁部20aを外側に倒すように押し広げる。すると、側壁部20cが罫線Q3、Q4を介して湾曲(折曲でもよい)しながら外側に倒れ(つまり、内側板部26cが罫線Q3を介して湾曲し、外側板部22cが罫線Q4を介して湾曲する)、側壁部20aが罫線P3、P4を介して湾曲(折曲でもよい)しながら外側に倒れる(内側板部26aが罫線P3を介して湾曲し、外側板部22aが罫線P4を介して湾曲する)。
すると、内側板部26cが罫線Q3を介して湾曲することにより、端部領域26cBが罫線Q3を介して回動し、端部領域26cBが回動することにより突状部66が内側に突出して係止片70bを内側から押すことになる。また、内側板部26cが罫線Q3を介して湾曲することにより、辺部60cも途中位置Q3−1を介して外側に湾曲(折曲でもよい)して途中位置Q3−1は外側(背面側)に移動する。このように、突状部66が係止片70bを押すとともに、辺部60cも外側に折れ曲がるので、係止片70bの辺部60cへの係止が解除される。なお、係止片70bの先端が円弧状(略円弧状としてもよい)に形成されているので、辺部60cとの係止の解除が容易である。すなわち、係止片70bの先端が、辺部70b−2の延長線と辺部70b−4の延長線により尖って形成されている場合には、上記のような解除の操作をしても、該先端が辺部60cに係止したままとなるおそれがあるが、本実施例の場合には、そのようなおそれがない。
同様に、内側板部26aが罫線P3を介して湾曲することにより、端部領域26aBが罫線P3を介して回動し、端部領域26aBが回動することにより突状部64が内側に突出して係止片72bを内側から押すことになる。また、内側板部26aが罫線P3を介して折曲することにより、辺部60aも途中位置P3−1を介して外側に湾曲(折曲でもよい)して途中位置P3−1は外側(正面側)に移動する。このように、突状部64が係止片72bを押すとともに、辺部60aも外側に折れ曲がるので、係止片72bの辺部60aへの係止が解除される。なお、係止片72bの先端が円弧状(略円弧状としてもよい)に形成されているので、辺部60aとの係止の解除が容易である。すなわち、係止片72bの先端が、辺部72b−2の延長線と辺部72b−4の延長線により尖って形成されている場合には、上記のような解除の操作をしても、該先端が辺部60aに係止したままとなるおそれがあるが、本実施例の場合には、そのようなおそれがない。
4つの係止片70b、70d、72b、72dの係止を解除した状態は、図12に示すようになる。
以上のように、本実施例の箱Aにおいては、側壁部20aと側壁部20cの端部付近(罫線が形成される領域)を両手でつかんで外側に押し広げるという簡単な操作により解体を行なうことができるので、解体が容易である。
特に、箱Aの組立て状態において、係止片72d、72b、70d、70bが突状部54、64、56、66に重なっていて、罫線P1、P3、Q1、Q3を介して内側板部を湾曲することにより、突状部54、64、56、66が係止片72d、72b、70d、70bを押すので、係止片の解除が容易となり、また、罫線P1、P3、Q1、Q3が、係止片72d、72b、70d、70bの傾斜した辺部72d−2、72b−2、70d−2、72d−2に接するので、係止片の解除が容易である。
特に、係止片72d、72b、70d、70bの上端領域が突状部54、64、56、66に重なることから、係止片の辺部72d−2、72b−2、70d−2、70b−2の上側領域を解除しやすくでき、また、罫線P1、P3、Q1、Q3が、辺部72d−2、72b−2、70d−2、70b−2の下側領域に接するので、係止片の辺部72d−2、72b−2、70d−2、72b−2の下側領域を解除しやすくできるので、係止片の解除を容易に行なうことができる。
また、係止片72d、72b、70d、70bの先端が円弧状(略円弧状としてもよい)に形成されているので、辺部50a、60a、50c、60cとの係止の解除が容易である。
なお、罫線P1〜P4、Q1〜Q4は、ブランクの内側の面(箱Aの組立て状態において内側となる面)から押圧した押罫により形成されているとしたが、ブランクの外側の面から押圧した押罫により形成してもよい。
また、上記の説明では、延設フラップ28a、28cは隣接する外側板部22dと分離した構成であり、延設フラップ30a、30cは隣接する外側板部22bと分離した構成であるとしたが、図13に示す箱Aのように、外側板部22d、22bに折れ線を介して連設されたフラップで、二つ折りの状態で挟持させるものであってもよい。
すなわち、図13におけるフラップ(延設フラップ)28aは、外側板部22a及び外側板部22dと折れ線を介して連設され、それらの折れ線に対して45度の角度に形成された折れ線28a−Lを介して二つ折りになり、フラップ(延設フラップ)28cは、外側板部22c及び外側板部22dと折れ線を介して連設され、それらの折れ線に対して45度の角度に形成された折れ線28c−Lを介して二つ折りになり、箱Aの組立て状態において、延設フラップ28a、28cは、二つ折りの状態で外側板部22dと内側板部26dにより挟まれた状態となる。
同様に、図13におけるフラップ(延設フラップ)30aは、外側板部22a及び外側板部22bと折れ線を介して連設され、それらの折れ線に対して45度の角度に形成された折れ線30a−Lを介して二つ折りになり、フラップ(延設フラップ)30cは、外側板部22c及び外側板部22bと折れ線を介して連設され、それらの折れ線に対して45度の角度に形成された折れ線30c−Lを介して二つ折りになり、箱Aの組立て状態において、延設フラップ30a、30cは、二つ折りの状態で外側板部22bと内側板部26bにより挟まれた状態となる。
なお、図13に示す構成においては、延設フラップ28a、28c、30a、30c以外は、図4〜図7に示す構成と同様の構成である。また、図13に示す箱Aを組み立てた状態は、図1、図2に示すようになり、図3についても、延設フラップ28c以外は同様である。
延設フラップ28a、28c、30a、30cを図13に示す構成とした場合においても、係止片72d、72b、70d、70bの解除の操作は同様であり、その作用・効果も図4〜図7に示す構成の場合と同様である。
また、角度α2、α3、α5、α6、α12、α13、α15、α16は45度(略45度としてもよい)に形成されているとしたが、罫線P1〜P4、Q1〜Q4が下端から内側斜め上方に向けて形成される角度(つまり、鋭角)であれば他の角度でもよい。ただし、角度α2、α3、α5、α6、α12、α13、α15、α16は45度(略45度としてもよい)とすると、内側板部26a、26c、外側板部22a、22cを大きく折曲させることができるので、45度とするのが好ましい。
また、角度α1、α4、α11、α14は135度に形成されているとしたが、鈍角であれば他の角度でもよい。なお、角度α1、α4、α11、α14が135度以外の鈍角である場合には、係止片70b、72b、70d、72dの角度α21、α31、α41、α51は、角度α21=α14−90度、角度α31=α4−90度、角度α41=α11−90度、角度α51=α1−90度に従って決定される。
また、角度α1、α4、α11、α14が135度以外の鈍角である場合に、罫線P1、P3、Q1、Q3を辺部50a、60a、50c、60cと直角にする場合には、角度α2、α5、α12、α15は、角度α2=α1−90度、角度α5=α4−90度、角度α12=α11−90度、角度α15=α14−90度となる。
なお、切欠部K1a、K2a、K1c、K2cの辺部50a、60a、50c、60cの角度α1、α4、α11、α14を135度以外の鈍角とした場合には、135度よりも小さい鈍角とすると、辺部50a、60a、50c、60cの長さが短くなってしまい、係止片との係止力が弱くなり、また、135度よりも大きい鈍角とすると、突状部54、64、56、66の頂点から辺部50a、60a、50c、60cの延長線までの垂線の長さが短くなって、突状部54、64、56、66が係止片を押し出す長さが短くなるので、角度α1、α4、α11、α14は135度とするのが好ましい。
例えば、突状部54を例にとると、角度α1の角度を135度よりも大きい鈍角とすると、突状部54の頂点(辺部52aと辺部26a−3の角部の頂点)から辺部50aの延長線までの垂線が短くなり、内側板部26aが罫線P1を介して折曲された際に、突状部54が係止片72dを押し出す長さが短くなる。
なお、上記の説明において、辺部52a、62aは、辺部26a−1、26a−2と平行に形成されているとしたが、辺部50a、60aの延長線から突出した突状部を形成することができれば、辺部52a、62aは辺部26a−1、26a−2と平行でなくてもよく、例えば、内側板部26aの側辺(辺部26a−3、26a−4)に向けて斜め下方に形成してもよい。同様に、辺部52c、62cは、辺部26c−1、26c−2と平行に形成されているとしたが、辺部50c、60cの延長線から突出した突状部を形成することができれば、辺部52c、62cは辺部26c−1、26c−2と平行でなくてもよく、例えば、内側板部26cの側辺(辺部26c−3、26c−4)に向けて斜め下方に形成してもよい。
また、辺部50a、60a、50c、60cと辺部52a、62a、52c、62cは直線状であるとしたが、曲線状であってもよく、例えば、円弧状(略円弧状としてもよい)や楕円弧状(略楕円弧状)であってもよい。
なお、上記において、「延設フラップ」の語は、「挿入フラップ」、「差込みフラップ」、「挟設フラップ」、「挟持フラップ」、「縦フラップ」のいずれかとしてもよい。