JP2017109942A - オレアナン型トリテルペンを有効成分として含有するトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用および骨格筋機能増強作用を促進させる為の組成物 - Google Patents
オレアナン型トリテルペンを有効成分として含有するトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用および骨格筋機能増強作用を促進させる為の組成物 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用を促進する為の組成物を提供する。トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる骨格筋機能増強を促進する為の組成物を提供する。【解決手段】オレアナン型トリテルペンを有効成分として含有することにより上記課題を解決する。【選択図】なし
Description
本発明はオレアナン型トリテルペンを有効成分として含有するトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用を促進する為の組成物に関する。また、本発明はオレアナン型トリテルペンを有効成分として含有するトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる骨格筋機能増強作用を促進する為の組成物に関する。
人を含む脊椎動物は、加齢や生活習慣により運動器症候群(別称:ロコモティブシンドローム)を発症するリスクを抱える。運動器症候群とは、日本臨床整形外科学会により「運動器の衰え・障害によって要介護になるリスクが高まる状態のこと」と定義された。運動器症候群に該当する症例は多岐に渡り、ケガなどの外傷的原因による外傷性関節症、自己免疫疾患の一種である関節リウマチ、椎間板の変性や変形による変形性脊椎症、加齢に伴う筋肉減少症、狭窄による神経障害、骨折や骨粗鬆症による骨の異常、変形性関節症などが含まれる。
脊椎動物のほぼ全ての関節は軟骨を有し、軟骨は関節の柔軟性や圧縮性など関節の運動の平滑さを与えるために重要であり、軟骨が異常をきたすことにより関節の柔軟性や圧縮性の減少、関節や関節を取巻く組織の炎症、疼痛などを含む多くの症状が引き起こされる。そのような症状の例として、変形性関節症が挙げられる。変形性関節症は、膝や股、足関節のような体重負荷のかかる関節で発症しやすい。外傷的な関節の損傷が原因になることがあるが、大半は加齢に伴う軟骨の磨耗と変性及び老化に起因している。
国際関節症学会は、膝痛を有する者への対処療法としてレジスタンストレーニングを推奨している(非特許文献1)。レジスタンストレーニングとは、局所あるいは全身の筋群に負荷(抵抗)を与え、筋力、筋パワー、筋持久力といった骨格筋機能の向上を図る等尺性運動及び/又は等脹性運動である。ここで等尺性運動とは、関節を動かさずに、筋に一定の負荷をかけ、筋の長さを変えずに収縮させることを特徴とした静的な筋力強化法である。等張性運動とは、関節を動かして、筋に一定の負荷をかけ、筋の長さを変えながら収縮させることを特徴とした動的な筋力強化法である。
レジスタンストレーニングはトレーニング機器を使用した態様と、その様なトレーニング機器を使用しない態様とに大別される。前者はトレーニングジムや医療機関などの施設利用型である。後者は場所を選ばない施設不必要型であり、家庭や公園等で費用をかけずに手軽に行うことが出来るというメリットがある。
膝痛を有する関節症患者又は傷病者又は潜在的傷病者(以下、関節症患者等という)においては、なるだけ痛みを伴わずに実施できる軽度負荷レジスタンストレーニングが好ましく、例えば自重運動、チューブ運動、武術や体術等の型運動、水中運動などがあげられる。これにより、関節周囲の筋肉が強化されて関節を支える力が強くなると伴に関節の安定感が増すため、関節にかかる負担が小さくなり、その結果関節の痛みを緩和させることができる。
脊椎動物のほぼ全ての関節は軟骨を有し、軟骨は関節の柔軟性や圧縮性など関節の運動の平滑さを与えるために重要であり、軟骨が異常をきたすことにより関節の柔軟性や圧縮性の減少、関節や関節を取巻く組織の炎症、疼痛などを含む多くの症状が引き起こされる。そのような症状の例として、変形性関節症が挙げられる。変形性関節症は、膝や股、足関節のような体重負荷のかかる関節で発症しやすい。外傷的な関節の損傷が原因になることがあるが、大半は加齢に伴う軟骨の磨耗と変性及び老化に起因している。
国際関節症学会は、膝痛を有する者への対処療法としてレジスタンストレーニングを推奨している(非特許文献1)。レジスタンストレーニングとは、局所あるいは全身の筋群に負荷(抵抗)を与え、筋力、筋パワー、筋持久力といった骨格筋機能の向上を図る等尺性運動及び/又は等脹性運動である。ここで等尺性運動とは、関節を動かさずに、筋に一定の負荷をかけ、筋の長さを変えずに収縮させることを特徴とした静的な筋力強化法である。等張性運動とは、関節を動かして、筋に一定の負荷をかけ、筋の長さを変えながら収縮させることを特徴とした動的な筋力強化法である。
レジスタンストレーニングはトレーニング機器を使用した態様と、その様なトレーニング機器を使用しない態様とに大別される。前者はトレーニングジムや医療機関などの施設利用型である。後者は場所を選ばない施設不必要型であり、家庭や公園等で費用をかけずに手軽に行うことが出来るというメリットがある。
膝痛を有する関節症患者又は傷病者又は潜在的傷病者(以下、関節症患者等という)においては、なるだけ痛みを伴わずに実施できる軽度負荷レジスタンストレーニングが好ましく、例えば自重運動、チューブ運動、武術や体術等の型運動、水中運動などがあげられる。これにより、関節周囲の筋肉が強化されて関節を支える力が強くなると伴に関節の安定感が増すため、関節にかかる負担が小さくなり、その結果関節の痛みを緩和させることができる。
トリテルペンは広く植物界に分布する化合物群であり、オレアナン型トリテルペンとウルサン型トリテルペン等に分類される化合物群である。オレアナン型トリテルペンにはマスリン酸、オレアノール酸等が、ウルサン型トリテルペンにはウルソール酸、コロソリン酸、トルメンチック酸等が含まれる。
植物由来のオレアナン型トリテルペンは生理活性を有する機能性成分として近年注目されており、マスリン酸について大腸癌抑制作用(非特許文献2)、皮膚の美白(特許文献1)、破骨細胞の分化抑制及び骨吸収活性効果(特許文献2)、肥満予防効果(特許文献3)、難消化性デキストリン、コロソリン酸、マスリン酸およびトルメンチック酸を有効成分として含有する組成物について血糖値上昇抑制(特許文献4)、オレアノール酸について抗う蝕(虫歯予防)(特許文献5)、抗ガン作用(特許文献6)等が報告されている。
しかしながら、オレアナン型トリテルペンがトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用や骨格筋機能増強作用を促進する作用を有することは知られていなかった。
植物由来のオレアナン型トリテルペンは生理活性を有する機能性成分として近年注目されており、マスリン酸について大腸癌抑制作用(非特許文献2)、皮膚の美白(特許文献1)、破骨細胞の分化抑制及び骨吸収活性効果(特許文献2)、肥満予防効果(特許文献3)、難消化性デキストリン、コロソリン酸、マスリン酸およびトルメンチック酸を有効成分として含有する組成物について血糖値上昇抑制(特許文献4)、オレアノール酸について抗う蝕(虫歯予防)(特許文献5)、抗ガン作用(特許文献6)等が報告されている。
しかしながら、オレアナン型トリテルペンがトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用や骨格筋機能増強作用を促進する作用を有することは知られていなかった。
Zhang W et al., Osteoarthritis Cartilage. 2008 16: 137-162
Juan ME et al., J Nutr., 136(10), 2553-2557, 2006
Hashimoto H et al., J Orthop Sci (2003) 8:288-293
本発明は、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用を促進する為の組成物を提供することを課題とする。また本発明はトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる骨格筋機能増強作用を促進する為の組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、被験者がトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングを実施している期間中、オレアナン型トリテルペンを摂取させると非摂取群と比較して膝関節機能改善作用を促進すること、且つ骨格筋機能増強作用を促進することを見いだした。
すなわち本発明は以下の通りである。
[1]オレアナン型トリテルペン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用を促進する為の組成物、
[2]オレアナン型トリテルペン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる骨格筋機能増強を促進する為の組成物、
[3]骨格筋機能増強が筋力を増強すること及び/又は筋量を増大することを含む、前記[2]に記載の組成物、
[4]オレアナン型トリテルペンが、マスリン酸及びオレアノール酸またはその混合物から選択される、前記[1]〜[3]の何れか1項に記載の組成物、
[5]トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングが、自重運動、チューブ運動、武術又は体術の型運動からなる群から選ばれる1又は2以上の組み合わせである、前記[4]に記載の組成物、
[6]武術又は体術の型運動が太極拳である、請求項5に記載の組成物、
[7]オレアナン型トリテルペン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有し、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用を促進する旨の表示を付した食品、及び
[8]オレアナン型トリテルペン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有し、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる骨格筋機能増強を促進する旨の表示を付した食品。
すなわち本発明は以下の通りである。
[1]オレアナン型トリテルペン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用を促進する為の組成物、
[2]オレアナン型トリテルペン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる骨格筋機能増強を促進する為の組成物、
[3]骨格筋機能増強が筋力を増強すること及び/又は筋量を増大することを含む、前記[2]に記載の組成物、
[4]オレアナン型トリテルペンが、マスリン酸及びオレアノール酸またはその混合物から選択される、前記[1]〜[3]の何れか1項に記載の組成物、
[5]トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングが、自重運動、チューブ運動、武術又は体術の型運動からなる群から選ばれる1又は2以上の組み合わせである、前記[4]に記載の組成物、
[6]武術又は体術の型運動が太極拳である、請求項5に記載の組成物、
[7]オレアナン型トリテルペン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有し、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用を促進する旨の表示を付した食品、及び
[8]オレアナン型トリテルペン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有し、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる骨格筋機能増強を促進する旨の表示を付した食品。
本願発明のオレアナン型トリテルペンを有効成分として含有する組成物によりトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニング中の膝関節機能改善作用、骨格筋機能増強作用を促進することができ、関節症患者等でも安全に身体機能を向上させることが出来る。
本発明において、レジスタンストレーニングとは、局所あるいは全身の筋群に負荷(抵抗)を与え、筋力、筋パワー、筋持久力といった骨格筋機能の向上を図る等尺性運動及び/又は等脹性運動をいう。ここで等尺性運動とは、関節を動かさずに、筋に一定の負荷をかけ、筋の長さを変えずに収縮させることを特徴とした静的な筋力強化法である。等張性運動とは、関節を動かして、筋に一定の負荷をかけ、筋の長さを変えながら収縮させることを特徴とした動的な筋力強化法である。
レジスタンストレーニングは、トレーニングベンチ、ウェイトマシン、エアロバイク、ウォーキングマシン、ローイングマシン、振動マシンなどのトレーニング機器を使用した態様と、その様なトレーニング機器を使用しない態様とに大別される。前者はトレーニングジムや医療機関などの施設利用型であり、後者は場所を選ばない施設不必要型であって、家庭や公園等で費用をかけずに手軽に行うことが出来るというメリットがある。
本発明において、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングは、トレーニング機器を使用しない態様のレジスタンストレーニングであれば特に限定されず、例えば自重運動、武術や体術等の型運動、水中運動、またダンベル、リストウエイト、アンクルウエイト、トレーニングチューブ、バランスボール、縄跳びなどの器具を使用したレジスタンストレーニングが挙げられる。
ここで自重運動とは、トレーニング機器又は器具を使用することなく、自己の身体の重さを負荷として利用することを特徴とする等尺性運動及び/又は等脹性運動である。
水中運動とは、浮力により足腰に掛かる負担を軽くし、水の抵抗を負荷として利用することを特徴とする等脹性運動である。
健康目的で実施される太極拳などの武術や体術の型運動は、ヨガやピラティス等と同様にボディーワークの一態様と言われているが、その緩慢な動きが筋肉の緊張を長時間持続させるため、レジスタンストレーニングの自重運動の体系に分類することができる。本発明において武術や体術等の型運動は、関節にかかる負担が小さいという観点から太極拳であることが好ましい。
本発明において、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングは、1又は2以上を組み合わせて行うことが出来、好ましくは自重運動、チューブ運動、武術又は体術の型運動からなる群から選ばれる1又は2以上の組み合わせである。
自重運動としては、(1)上腕三頭筋について、うつ伏せに寝て、両手を肩の位置で床につけて肘を曲げ、膝をついたまま腕を伸ばして膝から頭まで真っ直ぐにし、ゆっくり戻す運動、(2)大腿筋群について、脚を肩幅程度に開いて爪先を45度程度に開き、膝が爪先の方向に広げながら腰掛けるように脚を曲げ(膝が爪先より前に出ないようにし、腰が90度以上にならないようにする)、ゆっくり戻す運動、(3)大臀筋群について、仰向けに寝て、足を軽く開いて膝を立て、膝から胸まで真っ直ぐになるようにお尻を浮かせ、ゆっくり戻す運動、(4)背筋群について、うつ伏せに寝て、両手を胸の位置で床につけ、左手を前方に浮かせて伸ばすと共に右足を真っ直ぐ浮かせ、ゆっくり戻す運動(両手両脚を交互に繰り返す)、(5)膝周囲筋群について、仰向けに寝て、肘で支えて上体を起こし、両膝を立て、片足を浮かせて膝を真っ直ぐに伸ばし、ゆっくり戻す運動(両脚を交互に繰り返す)、(6)体側筋群について、腕枕で横に寝て、骨盤を床に対して垂直に立て、膝を伸ばした状態で足を上げ、ゆっくり戻す運動(両脚について行う)、(7)上腹筋について、仰向けに寝て、足を軽く開いて膝を立て、両手を体の横に置き、ヘソを見るように上体を起こし、ゆっくり戻す運動、(8)下腹筋について、仰向けに寝て、肘で支えて上体を起こし、膝を曲げて大腿部を胸に近づけ、ゆっくり戻す運動(両足を交互に繰りかえす)などが挙げられるが、これらに限定されない。
チューブ運動としては、例えばゴム製チューブ(「セラバンドチューブ」D&M 株式会社デイエム商会製)を使用し、(1)チューブの両端をそれぞれの手でつかみ、両手を高く上げた状態から片方の手を引き下げ、ゆっくり戻す、(2)胸の前で腕を上下に開き、チューブの両端をそれぞれの手でつかむ。肘を曲げないように片腕ずつ引っ張り上げ、ゆっくり戻す。(3)足を肩幅よりやや広めに開いて立ち、チューブの端を片足で止める。片手でバンドの端を持ち、肘を伸ばしたまま肩と水平になるまで引き上げ、ゆっくり戻す。(4)両足を揃えて立ち、ループ状のバンドを両足で踏み、背筋を伸ばしたまま状態をやや前に倒してチューブをつかむ。腕を伸ばしたまま状態をそらすように引き上げ、ゆっくり戻す。(5)足を肩幅に開いて立ち、ループ状のチューブの左右を両手でつかみ両腕をまっすぐ前に伸ばす。肘を曲げないで胸の前で腕を広げ、ゆっくり戻す。(6)足を肩幅に開いて立ち、ループ状のチューブを片足で止め、同じ側の腕を体側に置きバンドをつかむ。肘を曲げないように後方に引き上げ、ゆっくり戻す。(7)チューブの真ん中を、両足を揃えて止め、両端をそれぞれの手でつかむ。そのまま上に肩の力だけで引き上げ、ゆっくり戻す、(8)足を肩幅に開いて立ち、ループ状のバンドを片足で止め、腕を体側においてチューブをつかむ。肘を曲げて上に引き上げ、ゆっくり戻す、(9)両腕をまっすぐ前に伸ばし、短めのチューブの両端を持つ。手首を外側にそらし、ゆっくり戻す等を行うことが出来るが、これらに限定されない。
武術又は体術の型運動としては太極拳が好ましく、太極拳としては、練功十八法、二十四式、八十八式等が挙げられるがこれに限定されない。軽度なストレッチを目的とする練功十八法(前段)が好ましい。
トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングの実施の期間や頻度、構成はトレーニングによる膝関節機能改善作用や骨格筋機能増強作用の効果が得られるような態様であれば特に限定されない。例えば4〜50週、好ましくは8〜30週の期間にわたって週1〜7回、好ましくは週4〜7の頻度で行うことが出来る。またストレッチやレクリエーション・ゲーム等を含む準備運動、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングである主運動、全身を整える目的で行う静的ストレッチを含む整理運動の3カテゴリーで構成されるプログラムによって行うことができる。
本発明の組成物は、オレアナン型トリテルペン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する。
本発明において、トリテルペンは炭素数30を基本骨格とする化合物であり、その代表例として五環性トリテルペンが挙げられる。ここで、五環性トリテルペンとは、トリテルペン類の1種であり、イソプレン単位6個から成る五環性の化合物で、炭素数は30個を基本とするが、生合成過程で転位、酸化、脱離あるいはアルキル化され炭素数が前後するものも含まれる。
これらは、天然の植物から得ることも、人工的に得ることもできる。また、市販品も好適に利用することができる。五環性トリテルペンは、一般に、その骨格により分類されている。例えば、オレアナン型トリテルペン、ウルサン型トリテルペン、ルパン型トリテルペン、ホパン型トリテルペン、セラタン型トリテルペン、フリーデラン型トリテルペン、タラキセラン型トリテルペン、タラキサスタン型トリテルペン、マルチフロラン型トリテルペン、ジャーマニカン型トリテルペン等が挙げられる。
五環性トリテルペン類のうち、例えばオレアナン型トリテルペン類の代表例としてはマスリン酸、オレアノール酸等が挙げられる。
本発明において、トリテルペンは炭素数30を基本骨格とする化合物であり、その代表例として五環性トリテルペンが挙げられる。ここで、五環性トリテルペンとは、トリテルペン類の1種であり、イソプレン単位6個から成る五環性の化合物で、炭素数は30個を基本とするが、生合成過程で転位、酸化、脱離あるいはアルキル化され炭素数が前後するものも含まれる。
これらは、天然の植物から得ることも、人工的に得ることもできる。また、市販品も好適に利用することができる。五環性トリテルペンは、一般に、その骨格により分類されている。例えば、オレアナン型トリテルペン、ウルサン型トリテルペン、ルパン型トリテルペン、ホパン型トリテルペン、セラタン型トリテルペン、フリーデラン型トリテルペン、タラキセラン型トリテルペン、タラキサスタン型トリテルペン、マルチフロラン型トリテルペン、ジャーマニカン型トリテルペン等が挙げられる。
五環性トリテルペン類のうち、例えばオレアナン型トリテルペン類の代表例としてはマスリン酸、オレアノール酸等が挙げられる。
マスリン酸は、オリーブ果実及び葉、ナツメ、アーモンド、バナバ葉、セージ、リンゴ、クランベリー、カリン等に含まれる。オレアノール酸は、オリーブ果実及び葉、ブドウ、ビート、ナツメ、アーモンド、バナバ葉、セージ、サンザシ、ラズベリー、カリン、ローズマリー葉、グァバ、シソ葉、ブルーベリー、プルーン、ビワ、ザクロ、レモンバーム、バジル、ローズヒップ、カキ、センブリ等に含まれる。ウルソール酸は、オリーブ葉、アーモンド、リンゴ、クランベリー、サンザシ、ラズベリー、カリン、ローズマリー葉、グァバ、シソ葉、ブルーベリー、プルーン、ビワ、ザクロ、レモンバーム、バジル、ローズヒップ、カキ、センブリ、クマコケモモに含まれる。
本発明において、オレアナン型トリテルペンは好ましくはマスリン酸、オレアノール酸、及びその混合物から選択される。
これらオレアナン型トリテルペンは前記植物から公知の方法で抽出、精製して得ることができるほか、化学合成によって得ることもできる。オレアナン型トリテルペンは単独の成分または数種類の成分の混合物であっても良い。また、薬理学的に許容される塩及び/又は誘導体の形態で使用することもできる。
オレアナン型トリテルペンは、前記植物の抽出物の形態で用いても良い。特に古くからの食経験があり、オレアナン型トリテルペンが豊富に含まれており、搾油後の二次利用が可能なことから、オリーブ果実抽出物の形態を用いることが好ましい。
オレアナン型トリテルペンは、前記植物の抽出物の形態で用いても良い。特に古くからの食経験があり、オレアナン型トリテルペンが豊富に含まれており、搾油後の二次利用が可能なことから、オリーブ果実抽出物の形態を用いることが好ましい。
オレアナン型トリテルペンの製造方法としては、例えば乾燥、半乾燥又は未乾燥のオリーブ果実、搾油工程で生産されるオリーブオイル搾油粕を出発原料とし、マスリン酸等のトリテルペンが抽出可能な低級アルコール(エタノール、メタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノールなど)、又はその含水アルコールでトリテルペンを抽出する方法があげられる。必要であれば、ケン化処理、中和を行い、吸着剤としてオクタデシルシリカ(ODS)、シリカゲル、合成吸着剤などを使用して、分画、精製してマスリン酸及び/又はオレアノール酸を主成分として含むトリテルペンの混合物を得ても良い。
他の植物を出発原料とする場合には、原料として使用する植物に適した方法でオレアナン型トリテルペンを得ることができる。また、得られるオレアナン型トリテルペンの成分の種類及びその構成比は原料として使用する植物に依存する。
他の植物を出発原料とする場合には、原料として使用する植物に適した方法でオレアナン型トリテルペンを得ることができる。また、得られるオレアナン型トリテルペンの成分の種類及びその構成比は原料として使用する植物に依存する。
オレアナン型トリテルペンの摂取量は、摂取する関節症患者等の年齢、性別、症状の程度、摂取形態によって異なるが、成人では1日あたり好ましくは0.1mgマスリン酸当量/kg以上であり、より好ましくは1.0mgマスリン酸当量/kg以上である。また特に摂取量の上限はないが、60mgマスリン酸当量/kgを超えると製品コストの観点から好ましくない。
マスリン酸当量とは、マスリン酸とマスリン酸以外の化合物の混合物の量を混合物に含まれるマスリン酸の質量で表現したものである。具体的には、1.0mgマスリン酸当量のオリーブ果実由来トリテルペンとは、1mgのマスリン酸を含む、オレアノール酸や例えば図1のチャートに示されたマスリン酸以外の他のピークの化合物との混合物の量を意味する。
マスリン酸当量とは、マスリン酸とマスリン酸以外の化合物の混合物の量を混合物に含まれるマスリン酸の質量で表現したものである。具体的には、1.0mgマスリン酸当量のオリーブ果実由来トリテルペンとは、1mgのマスリン酸を含む、オレアノール酸や例えば図1のチャートに示されたマスリン酸以外の他のピークの化合物との混合物の量を意味する。
オレアナン型トリテルペンはトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングを行う期間中、レジスタンストレーニングを行う期間にあわせて好ましくは4〜50週間、さらに好ましくは8〜30週にわたり、1日量を1〜3回に分けて摂取する。レジスタンストレーニングを行う期間中は、レジスタンストレーニングの頻度にかかわらず、すなわちレジスタンストレーニングを行う日であっても行わない日であっても毎日摂取することが好ましい。摂取のタイミングとしては、レジスタンストレーニングのある日である場合、その日に行うレジスタンストレーニングの前後を問わない。
本発明の組成物は、助剤とともに任意の形態に製剤化して、経口投与または非経口投与が可能な医薬品とすることができる。例えば、経口用の剤形としては、錠剤、口腔内速崩壊錠、カプセル、顆粒、細粒などの固形投薬形態、シロップ及び懸濁液のような液体投薬形態とすることができる。非経口の剤形としては、注射剤、点眼剤、点鼻剤、貼付剤、坐剤、皮膚外用剤の形態で投与される。なお、医薬品には医薬部外品も含まれる。
固形投薬形態とする場合、一般製剤の製造に用いられる種々の添加剤を適当量含んでいてもよい。このような添加剤として、例えば賦形剤、結合剤、酸味料、発泡剤、人工甘味料、香料、滑沢剤、着色剤、安定化剤、pH調整剤、界面活性剤などが挙げられる。
液体投薬形態とする場合、本発明の組成物は必要に応じてpH調整剤、緩衝剤、溶解剤、懸濁剤等、等張化剤、安定化剤、防腐剤などの存在下、常法により製剤化することができる。
皮膚外用剤の形態としては、特に限定されず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、パック、分散液、洗浄料、メーキャップ化粧料、頭皮・毛髪用品等の化粧品や、軟膏剤、クリーム剤、外用液剤等の医薬品などとすることができる。上記成分以外に、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば、美白剤、保湿剤、各種皮膚栄養成分、紫外線吸収剤、酸化防止剤、油性成分、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、色剤、水、防腐剤、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。
本発明の組成物は、機能性食品、健康食品、特定保健用食品、栄養機能食品等の保健機能食品、特別用途食品(例えば、病者用食品)、健康補助食品、サプリメント等として調製されてもよい。サプリメントとして、例えば、一般的なサプリメントの製造に用いられる種々の添加剤とともに錠剤、丸状、カプセル(ハードカプセル、ソフトカプセル、マイクロカプセルを含む)状、粉末状、顆粒状、細粒状、トローチ状、ゼリー状、液状(シロップ状、乳状、懸濁状を含む)等の形状とすることができる。
本発明の組成物は、食品に配合することができる。配合可能な食品に特に限定はないが、例えば、飴、グミ、チューインガム等の菓子類;クッキー、クラッカー、ビスケット、チョコレート、プリン、ゼリー、スナック菓子、米菓、饅頭、羊羹などの菓子類;アイスクリーム、アイスキャンディー、シャーベット、ジェラート等の冷菓;ドーナツ、ケーキ、食パン、フランスパン、クロワッサン等のベーカリー食品;うどん、そば、中華めん、きしめん等の麺類;白飯、赤飯、ピラフ等の米飯類;カレー、シチュー、ドレッシング等のソース類;ハム、ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、魚肉ソーセージ等の練り製品;天ぷら、コロッケ、ハンバーグなどの各種惣菜類;ジュース、お茶等の飲料等が挙げられる。
以下本発明を具体的に説明する為に実施例を示すが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
製造例1[オリーブ果実由来オレアナン型トリテルペンの製造方法]
圧搾等の公知の搾油法によりオリーブオイルを除去したオリーブ果実搾油粕を得た。このオリーブ果実搾油粕100gに90%含水エタノール(v/v)を250g加えて70℃で攪拌しながら2時間加熱した後、固液分離により得られた液体部分をエバポレーター等で減圧留去して濃縮液を得た。この濃縮液を水に分散させ、合成吸着樹脂アンバーライトXAD4(オルガノ社製)を担体としたカラムクロマトグラフィーに供し、50%含水エタノールから100%エタノールに至る10%刻みのステップワイズ溶出によりトリテルペン高含有画分を得、減圧留去して液体状のオリーブ果実由来オレアナン型トリテルペンを得た。このトリテルペン含有液にはマスリン酸とオレアノール酸が10:4の割合で含まれていた(図1)。ピークの同定は、標準品とのリテンションタイムの比較及びLC/MS解析により行った。定量値は、標準品のピーク面積を基準に算出した。
マスリン酸含有量が10質量%になるようにγ−シクロデキストリンを添加して混合し、水に分散した後、スプレードライして粉末のオリーブ果実由来オレアナン型トリテルペン剤とした。
圧搾等の公知の搾油法によりオリーブオイルを除去したオリーブ果実搾油粕を得た。このオリーブ果実搾油粕100gに90%含水エタノール(v/v)を250g加えて70℃で攪拌しながら2時間加熱した後、固液分離により得られた液体部分をエバポレーター等で減圧留去して濃縮液を得た。この濃縮液を水に分散させ、合成吸着樹脂アンバーライトXAD4(オルガノ社製)を担体としたカラムクロマトグラフィーに供し、50%含水エタノールから100%エタノールに至る10%刻みのステップワイズ溶出によりトリテルペン高含有画分を得、減圧留去して液体状のオリーブ果実由来オレアナン型トリテルペンを得た。このトリテルペン含有液にはマスリン酸とオレアノール酸が10:4の割合で含まれていた(図1)。ピークの同定は、標準品とのリテンションタイムの比較及びLC/MS解析により行った。定量値は、標準品のピーク面積を基準に算出した。
マスリン酸含有量が10質量%になるようにγ−シクロデキストリンを添加して混合し、水に分散した後、スプレードライして粉末のオリーブ果実由来オレアナン型トリテルペン剤とした。
製造例2[トリテルペン含有サプリメントの作製]
表1で示した配合で原料を混合し、スティックゼリーを調製した。スティックゼリー1本当たりの内容量は10gであり、マスリン酸及びオレアノール酸の含有量は各々30mg、12mgである。
表1 スティックゼリーの組成
表1で示した配合で原料を混合し、スティックゼリーを調製した。スティックゼリー1本当たりの内容量は10gであり、マスリン酸及びオレアノール酸の含有量は各々30mg、12mgである。
表1 スティックゼリーの組成
試験例1[関節症患者等におけるトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングに与える効果の評価]
(1)臨床試験の方法と効果の判断基準・被験者の選択
(選択基準)
1)日本人
2)年齢65歳以上
3)要介護等介護認定を受けていない
4)1年以上、ストレッチなどの運動をしている
5)本試験の目的・内容について十分な説明を受け、同意能力があり、よく理解した上で自発的に試験に参加を志願した者で、書面で本試験への参加に同意した者
6)定められた方法で被験品の取り扱いを遵守できる者
7)試験実施関係者に従うことが可能である者
(1)臨床試験の方法と効果の判断基準・被験者の選択
(選択基準)
1)日本人
2)年齢65歳以上
3)要介護等介護認定を受けていない
4)1年以上、ストレッチなどの運動をしている
5)本試験の目的・内容について十分な説明を受け、同意能力があり、よく理解した上で自発的に試験に参加を志願した者で、書面で本試験への参加に同意した者
6)定められた方法で被験品の取り扱いを遵守できる者
7)試験実施関係者に従うことが可能である者
(除外基準)
1)医師より運動を禁止されている疾患(心臓病、肝臓病、糖尿病など)を持っている者
2)医師より認知症の診断を受けている者/認知症治療薬を飲んでいる者
3)摂取するオリーブ果実抽出物の原料食品に対するアレルギーがある者
4)研究チームが研究に参加するのに不適当と判断した者
上記基準に基づき、高齢者大学校健康づくり学科に通学する70〜76歳の関節症患者等から被験者を選抜した。
トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングを実施するに当たって、オレアナン型トリテルペンを含有するサプリメントの非摂取群(比較例)と摂取群(実施例)の2群に無作為に分けた。非摂取群は20名(男性6名、女性14名)で、そのうち女性1名が体調不良によりトレーニングを離脱した。摂取群は19名で(男性6名、女性13名)で、そのうち女性2名が体調不良によりトレーニングを離脱した。なお、3名の体調不良は、本試験が原因となるものとは特定されなかった。
(2)オレアナン型トリテルペン含有サプリメントの摂取方法
オレアナン型トリテルペン含有サプリメント摂取群には、表1に記載した実施例のスティックゼリーを1日1回朝食後に2個(マスリン酸として60mg/日)、12週間毎日摂取させた。非摂取群には表1比較例のスティックゼリーを同様に摂取させた。
1)医師より運動を禁止されている疾患(心臓病、肝臓病、糖尿病など)を持っている者
2)医師より認知症の診断を受けている者/認知症治療薬を飲んでいる者
3)摂取するオリーブ果実抽出物の原料食品に対するアレルギーがある者
4)研究チームが研究に参加するのに不適当と判断した者
上記基準に基づき、高齢者大学校健康づくり学科に通学する70〜76歳の関節症患者等から被験者を選抜した。
トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングを実施するに当たって、オレアナン型トリテルペンを含有するサプリメントの非摂取群(比較例)と摂取群(実施例)の2群に無作為に分けた。非摂取群は20名(男性6名、女性14名)で、そのうち女性1名が体調不良によりトレーニングを離脱した。摂取群は19名で(男性6名、女性13名)で、そのうち女性2名が体調不良によりトレーニングを離脱した。なお、3名の体調不良は、本試験が原因となるものとは特定されなかった。
(2)オレアナン型トリテルペン含有サプリメントの摂取方法
オレアナン型トリテルペン含有サプリメント摂取群には、表1に記載した実施例のスティックゼリーを1日1回朝食後に2個(マスリン酸として60mg/日)、12週間毎日摂取させた。非摂取群には表1比較例のスティックゼリーを同様に摂取させた。
(3)トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニング
太極拳、チューブ運動、自重運動を採用した。太極拳、チューブ運動、自重運動によるレジスタンストレーニング期間を12週間とし、毎週1回通学して実施し、通学しない日は自宅で実施した。プログラムは、表2に示した準備運動、レジスタンストレーニングである主運動、整理運動の3カテゴリーで構成される。
太極拳、チューブ運動、自重運動を採用した。太極拳、チューブ運動、自重運動によるレジスタンストレーニング期間を12週間とし、毎週1回通学して実施し、通学しない日は自宅で実施した。プログラムは、表2に示した準備運動、レジスタンストレーニングである主運動、整理運動の3カテゴリーで構成される。
(4)試験結果1:トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニング後の体組成に与えるオレアナン型トリテルペンの影響
1)体組成
体脂肪率及び筋肉量はInBody S10(インボディー社製)を使用して、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニング前後の測定値を表3に示す。レジスタンストレーニング後の体脂肪率は、比較例では変動がほとんど認められなかったが、実施例では有意な低下(p<0.05)が認められた。レジスタンストレーニング後の全身の骨格筋量は、比較例ではやや減少傾向であったが、実施例では有意な増加(p<0.1)が認められた。骨格筋量を部位別で測定したところ、実施例の右腕及び左腕及び体幹の筋肉で優位な増加(何れもp<0.01)が認められ、これらの増加は比較例との群間検定においても優位(何れもp<0.05)であった。
1)体組成
体脂肪率及び筋肉量はInBody S10(インボディー社製)を使用して、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニング前後の測定値を表3に示す。レジスタンストレーニング後の体脂肪率は、比較例では変動がほとんど認められなかったが、実施例では有意な低下(p<0.05)が認められた。レジスタンストレーニング後の全身の骨格筋量は、比較例ではやや減少傾向であったが、実施例では有意な増加(p<0.1)が認められた。骨格筋量を部位別で測定したところ、実施例の右腕及び左腕及び体幹の筋肉で優位な増加(何れもp<0.01)が認められ、これらの増加は比較例との群間検定においても優位(何れもp<0.05)であった。
(5)試験結果2:トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニング後の筋力に与えるオレアナン型トリテルペンの影響
2)筋力
筋力の代表例として、T.K.K.5101 GRIP-D(武井機器製)を用いて利き腕の握力を測定した。トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニング前後の測定値を表4に示す。レジスタンストレーニング後の握力は、比較例では強くなる傾向がみられたが有意な差はなく、実施例では有意に強くなった(p<0.05)。
2)筋力
筋力の代表例として、T.K.K.5101 GRIP-D(武井機器製)を用いて利き腕の握力を測定した。トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニング前後の測定値を表4に示す。レジスタンストレーニング後の握力は、比較例では強くなる傾向がみられたが有意な差はなく、実施例では有意に強くなった(p<0.05)。
(6)試験結果3:トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニング後の膝身体機能に与えるオレアナン型トリテルペンの影響
以下に示す「WOMAC version LK3.0 for the Japanese scale」(非特許文献3参照)の膝身体機能に関する質問17項目及び右膝及び左膝についての膝痛に関する質問5項目についてアンケートを行い、膝身体機能についての評点の合計、右膝についての膝痛の評点の合計及び左膝についての膝痛の評点の合計を集計し、すべて合算したものを総合点とした。結果を表5に示す。
以下に示す「WOMAC version LK3.0 for the Japanese scale」(非特許文献3参照)の膝身体機能に関する質問17項目及び右膝及び左膝についての膝痛に関する質問5項目についてアンケートを行い、膝身体機能についての評点の合計、右膝についての膝痛の評点の合計及び左膝についての膝痛の評点の合計を集計し、すべて合算したものを総合点とした。結果を表5に示す。
(膝身体機能に関する質問)
過去2週間を振り返って、次のような日常の操作が、膝の症状の為にどの程度難しかったか答えて下さい。
評価項目
1.階段をおりる。
2.階段をのぼる。
3.椅子から立ち上がる。
4.立っている。
5.床に向かって体をかがめる。
6.平地を歩く。
7.乗用車に乗り降りする。
8.買い物にでかける。
9.靴下をはく。
10.寝床から起き上がる。
11.靴下を脱ぐ。
12.寝床に横になる。
13.浴室に出入りする。
14.いすに座っている。
15.洋式のトイレで用を足す。
16.重いものを片付ける。
17.炊事洗濯など家事をする。
過去2週間を振り返って、次のような日常の操作が、膝の症状の為にどの程度難しかったか答えて下さい。
評価項目
1.階段をおりる。
2.階段をのぼる。
3.椅子から立ち上がる。
4.立っている。
5.床に向かって体をかがめる。
6.平地を歩く。
7.乗用車に乗り降りする。
8.買い物にでかける。
9.靴下をはく。
10.寝床から起き上がる。
11.靴下を脱ぐ。
12.寝床に横になる。
13.浴室に出入りする。
14.いすに座っている。
15.洋式のトイレで用を足す。
16.重いものを片付ける。
17.炊事洗濯など家事をする。
(膝痛に関する質問)
過去2週間を振り返って、次のような動作をしたときに、どの程度膝が痛いと感じますか。
評価項目
1.平地を歩くときにどの程度の痛みを覚えましたか?
2.階段を上り下りするときにどの程度痛みを覚えましたか?
3.夜、寝床に横になっているときにどの程度の痛みを覚えましたか?
4.椅子に座ったり床に横になっているときにどの程度の痛みを覚えましたか?
5.まっすぐに立っているときにどの程度の痛みを覚えましたか?
過去2週間を振り返って、次のような動作をしたときに、どの程度膝が痛いと感じますか。
評価項目
1.平地を歩くときにどの程度の痛みを覚えましたか?
2.階段を上り下りするときにどの程度痛みを覚えましたか?
3.夜、寝床に横になっているときにどの程度の痛みを覚えましたか?
4.椅子に座ったり床に横になっているときにどの程度の痛みを覚えましたか?
5.まっすぐに立っているときにどの程度の痛みを覚えましたか?
Claims (8)
- オレアナン型トリテルペン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用を促進する為の組成物。
- オレアナン型トリテルペン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる骨格筋機能増強を促進する為の組成物。
- 骨格筋機能増強が筋力を増強すること及び/又は筋量を増大することを含む、請求項2に記載の組成物。
- オレアナン型トリテルペンが、マスリン酸及びオレアノール酸またはその混合物から選択される、請求項1〜3の何れか1項に記載の組成物。
- トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングが、自重運動、チューブ運動、武術又は体術の型運動からなる群から選ばれる1又は2以上の組み合わせである、請求項4に記載の組成物。
- 武術又は体術の型運動が太極拳である、請求項5に記載の組成物。
- オレアナン型トリテルペン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有し、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用を促進する旨の表示を付した食品。
- オレアナン型トリテルペン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有し、トレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる骨格筋機能増強を促進する旨の表示を付した食品。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015244341A JP2017109942A (ja) | 2015-12-15 | 2015-12-15 | オレアナン型トリテルペンを有効成分として含有するトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用および骨格筋機能増強作用を促進させる為の組成物 |
| PCT/JP2016/075038 WO2017104180A1 (ja) | 2015-12-15 | 2016-08-26 | オレアナン型トリテルペンを有効成分として含有するトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用および骨格筋機能増強作用を促進させる為の組成物 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015244341A JP2017109942A (ja) | 2015-12-15 | 2015-12-15 | オレアナン型トリテルペンを有効成分として含有するトレーニング機器を使用しないレジスタンストレーニングによる膝関節機能改善作用および骨格筋機能増強作用を促進させる為の組成物 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017109942A true JP2017109942A (ja) | 2017-06-22 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Country Status (2)
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|---|---|
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| WO (1) | WO2017104180A1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019043876A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | 日本製粉株式会社 | マスリン酸を有効成分として含有するタンパク質合成促進剤及び骨格筋肥大促進剤 |
| JP2022510917A (ja) * | 2018-11-30 | 2022-01-28 | シージェイ チェイルジェダン コーポレーション | 飼料添加剤組成物、及びそれを含む飼料組成物 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113080456A (zh) * | 2021-05-18 | 2021-07-09 | 中国疾病预防控制中心营养与健康所 | 一种含枇杷叶提取物的组合物及其制备方法和应用 |
Citations (5)
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|---|---|---|---|---|
| JP2004529961A (ja) * | 2001-05-18 | 2004-09-30 | エスケー、ケミカルズ、カンパニー、リミテッド | 関節保護用生薬組成物 |
| JP2009534374A (ja) * | 2006-05-03 | 2009-09-24 | アールエヌエル バイオ カンパニー,リミティッド | ウルソール酸及びオレアノール酸を含有する白花蛇舌草抽出精製物を含む消炎または鎮痛用の組成物 |
| JP2010195696A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | 筋増強系のAkt−mTOR−p70S6Kを活性化する製剤及びその方法 |
| JP2011516457A (ja) * | 2008-04-03 | 2011-05-26 | ビオマスリニック ス.ル. | 疾患とその症状をcox−2阻害によって治療するためのマスリン酸の使用 |
| JP2014141444A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-08-07 | Nippon Flour Mills Co Ltd | トリテルペン類を有効成分とする骨粗鬆症予防剤 |
-
2015
- 2015-12-15 JP JP2015244341A patent/JP2017109942A/ja active Pending
-
2016
- 2016-08-26 WO PCT/JP2016/075038 patent/WO2017104180A1/ja not_active Ceased
Patent Citations (5)
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| ZHANG W.ET AL.: "OARSI recommendations for the management of hip and knee osteoarthritis, PartII:OARSI evidence-based", OSTEOARTHIRITIS CARTILAGE, vol. 16, JPN6016038223, 2008, pages 137 - 162, ISSN: 0004210664 * |
| 体力科学, vol. 63, no. 4, JPN6019021494, 2014, pages 371 - 382, ISSN: 0004085138 * |
| 尹之恩他: "マスリン酸の摂取と全身振動トレーニングの併用が膝痛を有する高齢者の下肢筋機能および膝の腫脹に及ぼす影", 体力科学, vol. 64, no. 6, JPN6016038221, 11 December 2015 (2015-12-11), pages 741, ISSN: 0004210663 * |
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| JP2022510917A (ja) * | 2018-11-30 | 2022-01-28 | シージェイ チェイルジェダン コーポレーション | 飼料添加剤組成物、及びそれを含む飼料組成物 |
| US12290085B2 (en) | 2018-11-30 | 2025-05-06 | Cj Cheiljedang Corporation | Feed additive composition and feed composition comprising the same |
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