JP2017110137A - デュアル硬化性シリコーン組成物、及びそれを用いた物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)粘度が1〜30Pa・sの範囲であり湿気反応性基を有さず光反応性基を末端に有するシリコーン、(B)粘度が0.3〜30Pa・s以上の範囲であり光反応性基を有さず湿気反応性基を末端に有するシリコーン、及び(C)メタクリロイル又はメタクリロイルオキシ基及び湿気反応性基を有するシリコーンの少なくとも二種と、(D)モノオールをトリメトキシメチルシランで封止したシリコーンと、(E)反応性官能基を少なくとも二つ有するシラン化合物とを含有し、(C)を含有する場合には、その含有量が成分(A)、(B)、(C)及び(D)の合計を100質量%としたときに40質量%以下である、硬化性シリコーン組成物。
【選択図】なし
Description
本発明2は、前記(A)が、下記式(1):
〔式中、
R1は、独立して、非置換又は置換の、C1〜C6アルキル基又はC6〜C12アリール基であり、
Lは、23℃での粘度を1〜30Pa・sの範囲とする数であり、
X1は、独立して、式(1a):
−O−Si(R2)p(R1)3−p (1a)
(式中、
R2は、独立して、1〜3個の(メタ)アクリロイル基もしくは(メタ)アクリロイルオキシ基で置換されている、C1〜C9アルキル基、又は(メタ)アクリロイル基もしくは(メタ)アクリロイルオキシ基であり、
pは、1、2又は3である)で示される基である〕
で示されるオルガノポリシロキサンである、本発明1記載の硬化性シリコーン組成物である。
本発明3は、(B)が、下記式(2):
〔式中、
R1は、前記本発明2で定義したとおりであり、
Lは、23℃での粘度を0.3〜30Pa・sの範囲とする数であり、
X2は、独立して、式(2a):
−O−Si(R3)q(R1)3−q (2a)
(式中、
R3は、独立して、1〜3個のC1〜C9アルコキシ基で置換されている、C1〜C9アルキル基であるか、又はC1〜9アルコキシ基であり、
qは、1、2又は3である)で示される基である〕
で示されるオルガノポリシロキサンである、本発明1又は2記載の硬化性シリコーン組成物である。
本発明4は、(E)が、各々独立して、ビニル基、エポキシ基、アルコキシ基、(メタ)アクリロイル及び(メタ)アクリロイルオキシ基からなる群より選択される反応性官能基を少なくとも二つ有する、本発明1〜3のいずれか記載の硬化性シリコーン組成物である。
本発明5は、本発明1〜4のいずれか記載の硬化性シリコーン組成物からなる、画像表示装置用接着剤である。
本発明6は、本発明5記載の画像表示装置用接着剤を用いて、画像表示部と保護部とが封止された、画像表示装置である。
[成分(A)]
成分(A)は、粘度が1〜30Pa・sの範囲であり湿気反応性基を有さず光反応性基を有するシリコーンである。成分(A)を配合することにより、硬化性シリコーン組成物のモジュラスが高くなることを抑制することができる。
〔式中、
R1は、独立して、非置換又は置換の、C1〜C6アルキル基又はC6〜C12アリール基であり、
Lは、23℃での粘度を1〜30Pa・sの範囲とする数であり、
X1は、独立して、式(1a):
−O−Si(R2)p(R1)3−p (1a)
(式中、
R2は、独立して、1〜3個の(メタ)アクリロイル基もしくは(メタ)アクリロイルオキシ基で置換されている、C1〜C9アルキル基、又は(メタ)アクリロイル基もしくは(メタ)アクリロイルオキシ基であり、
pは、1、2又は3である)で示される基である〕
で示されるオルガノポリシロキサンである。
成分(B)は、粘度が0.3〜30Pa・sの範囲であり光反応性基を有さず湿気反応性基を有するシリコーンである。成分(B)により、シリコーン組成物のモジュラスが高くなることを抑制することができる。
〔式中、
R1は、先に式(1)において定義したとおりであり、
Lは、23℃での粘度を0.3〜30Pa・sの範囲とする数であり、
X2は、独立して、式(2a):
−O−Si(R3)q(R1)3−q (2a)
(式中、
R3は、独立して、1〜3個のC1〜C9アルコキシ基で置換されている、C1〜C9アルキル基であるか、又はC1〜9アルコキシ基であり、
qは、1、2又は3である)で示される基である〕
で示されるオルガノポリシロキサンである。
成分(C)は、メタクリロイル又はメタクリロイルオキシ基及び湿気反応性基を有するシリコーンである。ただし、成分(A)又は(B)のいずれかが硬化性シリコーン組成物に含まれない場合には、硬化性シリコーン組成物には成分(C)が含有されるものとし、成分(C)が硬化性シリコーン組成物に含有される場合には、その含有量は、成分(A)、(B)、(C)及び後述する成分(D)の合計を100質量%としたときに、40質量%以下である。硬化性シリコーン組成物中に成分(C)を含まないか、又はその含有量を40質量%以下とすることで、硬化性シリコーン組成物のモジュラスが高くなることを抑制することができる。
硬化性シリコーン組成物が成分(C)を含まない場合、成分(A)の含有量は、成分(A)、(B)、(C)及び後述する成分(D)の合計を100質量%としたときに、好ましくは10〜80質量%、より好ましくは20〜70質量%、特に好ましくは30〜50質量%である。成分(B)の含有量は、好ましくは5〜50質量%、より好ましくは5〜40質量%、特に好ましくは10〜30質量%である。成分(A)〜(C)の含有量をこの範囲とすることによって、硬化性シリコーン組成物のモジュラスを低く抑えることができる。
成分(D)は、モノオールをトリメトキシメチルシランで封止したシリコーンである。成分(D)を配合することで、湿気硬化時のモジュラスの上昇を抑制することができる。
成分(E)は、反応性官能基を少なくとも二つ有するシラン化合物である。成分(E)を配合することで、硬化性シリコーン組成物のヘイズを低くすることができる。ここで、「反応性官能基」とは、光反応性官能基及び湿気反応性官能基を含む官能基群を指す。
(Ra)r(Rb)3−rSi−(CH)n−Rc
(式中、Raはアルコキシであり、Rbはアルキルであり、Rcはエポキシ、(メタ)アクリロイル又は(メタ)アクリロイルオキシであり、rは1〜3の整数であり、nは0〜6の整数である)
本発明の硬化性シリコーン組成物は、(A)粘度が1〜30Pa・sの範囲であり湿気反応性基を有さず光反応性基を末端に有するシリコーン、(B)粘度が0.3〜30Pa・s以上の範囲であり光反応性基を有さず湿気反応性基を末端に有するシリコーン、及び(C)メタクリロイル又はメタクリロイルオキシ基及び湿気反応性基を有するシリコーンの少なくとも二種と、(D)モノオールをトリメトキシメチルシランで封止したシリコーンと、(E)反応性官能基を少なくとも二つ有するシラン化合物とを含有する。ただし、(C)を含有する場合には、その含有量は、成分(A)〜(D)の合計を100質量%としたときに、40質量%以下である。
〔低いモジュラス〕
本発明の硬化性シリコーン組成物は、モジュラス(ヤング率)が小さく、柔軟である。このため、基材との剥離、反りの発生などが生じにくく、ディスプレー等との接着を良好に保つことができる。モジュラスをより小さくするためには、成分(C)の使用量を抑制することがより好ましい。
本発明の硬化性シリコーン組成物は、ヘイズの値が小さく、さらに高温高湿に長期間曝されるような過酷な条件下でも、ヘイズの上昇が小さい。このため、長期間に渡って透明度を保つことができ、ディスプレー等の視認性を良好に保つことができる。
具体的には、光学用プラスチック等で形成される透明な保護部を構成する保護パネル上に、硬化性シリコーン組成物を塗布した後、画像表示部を構成する画像表示パネルを張り合わせ、紫外線照射することができる。保護パネルには、外周縁部に、本発明の組成物の流出を妨げるための段差を設けておいてもよい。
(1)モジュラス(ヤング率)
接着条件
アクリルのテストピース(2×25×80mm)
スライドガラスのテストピース(1×26×76mm)
接着面(10×20mm)、膜厚150μmでシリコーン組成物を塗布
スライドガラス側から光を照射、光照射条件 3000mJ/cm2
照射後、23℃50%RHで7日放置後に、モジュラスを測定した。
ガラスのテストピース(50×50×1mm)
シリコーン組成物の膜厚180μm
光照射条件 3000mJ/cm2
光照射後、23℃50%RHで7日放置後に、初期のヘイズを測定した。また、85℃85%RHで200時間後のヘイズを同様に測定した。
成分(A):メタクリル末端PDMS;α−[ジメチル[3−[(2−メチル−1−オキソ−2−プロペニル)オキシ]プロピル]シリル]−ω−[[ジメチル[3−[(2−メチル−1−オキソ−2−プロペニル)オキシ]プロピル]シリル]オキシ]ポリ[オキシ(ジメチルシリレン)]
成分(B):ジメトキシ末端PDMS;ポリジメチルシロキサン[(ジメトキシメチルシリル)オキシ]−末端(粘度1Pa・s)、ポリジメチルシロキサン[(ジメトキシメチルシリル)オキシ]−末端(粘度13Pa・s)
成分(C):ジメトキシメタクリル末端PDMS;α,Ω−ビス[3−(メタクリルオキシ)プロピルジメトキシシロキシ]ポリ(ジメチルシロキサン)
成分(D):モノオールをトリメトキシメチルシランで封止したPDMS
成分(E):シラン化合物;3−(トリメトキシシリル)プロピルアクリレート、[3−(2,3−エポキシプロポキシ)プロピル]ジメトキシメチルシラン、3−[ジメトキシ(メチル)シリル]プロピルメタクリレート
光反応開始剤:Irgacure819(BASF製)
Darocur1173(BASF製)
LucirinTPO(BASF製)
縮合触媒:Fomrez(登録商標)UL-28(モメンティブ製)
Neostann(登録商標)U-220H(日東化成製)
Claims (6)
- (A)粘度が1〜30Pa・sの範囲であり湿気反応性基を有さず光反応性基を末端に有するシリコーン、(B)粘度が0.3〜30Pa・sの範囲であり光反応性基を有さず湿気反応性基を末端に有するシリコーン、及び(C)メタクリロイル又はメタクリロイルオキシ基及び湿気反応性基を有するシリコーンの少なくとも二種と、
(D)モノオールをトリメトキシメチルシランで封止したシリコーンと、
(E)反応性官能基を少なくとも二つ有するシラン化合物とを含有し、(C)を含有する場合には、その含有量が成分(A)、(B)、(C)及び(D)の合計を100質量%としたときに、40質量%以下である、硬化性シリコーン組成物。 - (A)が、下記式(1):
〔式中、
R1は、独立して、非置換又は置換の、C1〜C6アルキル基又はC6〜C12アリール基であり、
Lは、23℃での粘度を1〜30Pa・sの範囲とする数であり、
X1は、独立して、式(1a):
−O−Si(R2)p(R1)3−p (1a)
(式中、
R2は、独立して、1〜3個の(メタ)アクリロイル基もしくは(メタ)アクリロイルオキシ基で置換されている、C1〜C9アルキル基、又は(メタ)アクリロイル基もしくは(メタ)アクリロイルオキシ基であり、
pは、1、2又は3である)で示される基である〕
で示されるオルガノポリシロキサンである、請求項1記載の硬化性シリコーン組成物。 - (E)が、各々独立して、ビニル基、エポキシ基、アルコキシ基、(メタ)アクリロイル及び(メタ)アクリロイルオキシ基からなる群より選択される反応性官能基を少なくとも二つ有する、請求項1〜3のいずれか一項記載の硬化性シリコーン組成物。
- 請求項1〜4のいずれか一項記載の硬化性シリコーン組成物からなる、画像表示装置用接着剤。
- 請求項5記載の画像表示装置用接着剤を用いて、画像表示部と保護部とが封止された、画像表示装置。
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