JP2017111968A - バッテリ制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】バッテリに対する要求電力が小さい場合でも、バッテリの昇温をより早く行う。【解決手段】バッテリ制御システムは、複数の電池セル18が一方向に配列された状態に構成されるバッテリ12と、各電池セル18に対応してそれぞれ設けられ、各電池セル18の電圧を昇圧して出力可能である複数のDC/DCコンバータ14と、複数のDC/DCコンバータ14の動作を制御することによって各電池セル18に流れる電流を個別に制御する制御装置16とを備える。各DC/DCコンバータ14は互いに直列接続され、配列方向両端に位置する電池セル18に対応した2つのDC/DCコンバータ14が電圧変換器40に接続されている。制御装置16は、複数の電池セル18を発熱量大の電池セル18と発熱量小の電池セル18とに割振って、発熱量大の電池セル18に発熱量小の電池セル18よりも電流をより多く流すバッテリ昇温制御を実行する。【選択図】図1
Description
本発明は、複数の電池セルが一方向に配列された状態に構成されるバッテリの制御システムに関する。
従来、特許文献1には、リチウムイオン電池セルが直列接続されて構成されるリチウムイオン組電池において、各リチウムイオン電池セルにバイパス回路を介して昇圧コンバータをそれぞれ並列接続し、バイパス回路に設けられたバイパス用スイッチの動作を制御することにより、各リチウムイオン電池セルの電圧を個別に制御することが記載されている。
また、特許文献2には、ハイブリッド車両において、バッテリが低温状態にあるとき、バッテリに対する充放電を制御してバッテリ温度を昇温させることが記載されている。
上記特許文献1に記載されるリチウムイオン組電池において、上記特許文献2に記載されるように充放電制御を行ってバッテリ温度を昇温させることが考えられる。しかし、このリチウムイオン組電池が搭載されている車両の要求電力が小さい場合(例えば、停車状態、低速走行状態など)、バッテリに対する充放電電力が少ないために昇温速度が遅くなることが起きうる。
本発明の目的は、バッテリに対する要求電力が小さい場合でも、バッテリの昇温を早めることができるバッテリ制御システムを提供することである。
本発明に係るバッテリ制御システムは、複数の電池セルが一方向に配列された状態に構成されるバッテリと、前記各電池セルに対応してそれぞれ設けられ、前記各電池セルの電圧を昇圧して出力可能である複数のDC/DCコンバータと、前記複数のDC/DCコンバータにそれぞれ含まれるスイッチング素子の動作を制御することによって前記各電池セルに流れる電流を個別に制御することができる制御装置と、を備えるバッテリ制御システムであって、前記各DC/DCコンバータは互いに直列接続されると共に、配列方向両端に位置する前記電池セルに対応した2つの前記DC/DCコンバータが電圧変換器に接続されており、前記制御装置は、複数の電池セル18のうち一部の電池セル18に電流をより多く流して、当該一部の電池セル18の発熱量を増加させるバッテリ昇温制御を実行する。
本発明に係るバッテリ制御システムによれば、バッテリに対する要求電力が小さい場合でも、バッテリを構成する全電池セルのうちの発熱量大に割振った電池セルに電流をより多く流すことで、当該電池セルの発熱量を電流の二乗比で増加させることができ、その結果、バッテリの昇温を早めることができる。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
図1(a)は本実施形態のバッテリ制御システム10の全体構成を示す図であり、図1(b)は各リチウムイオン電池セル(以下、単に「電池セル」という)毎に設けられるDC/DCコンバータの構成例を示す図である。
図1(a)に示すように、バッテリ制御システム10は、バッテリ12と、DC/DCコンバータ14と、制御装置16とを備える。バッテリ制御システム10は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車等の電源システムとして好適に用いられる。
バッテリ12は、複数の電池セル18と、各電池セル18間に挟まれたスペーサ部材20とを含む。複数の電池セル18は、各電池セル18の厚み方向(矢印X方向)に並んで配列されている。以下では、矢印X方向を「配列方向X」ということがある。また、電池セル18の数は、バッテリ12に対する要求出力等に基づいて、適宜設定することができる。
電池セル18は、扁平な直方体状をなす例えばアルミニウム製のケースの内部に、扁平形状の電極巻回体が電解質と共に収容されている。電極巻回体は、正極電極および負極電極がセパレータを介して巻回されている。正極電極を構成する正極活物質には、例えば、コバルト酸リチウムを用い、負極電極を構成する負極活物質には、例えば、カーボンを用いることができる。
電池セル18のケースは、比較的広い2つの平坦な壁部を有しており、これらの壁部が厚み方向Xと直交する向きで配列されている。また、電池セル18のケース上面には、正極端子22及び負極端子24がそれぞれ突出して設けられている。正極端子22は、電池セル18内の電極巻回体を構成する正極電極に電気的に接続されている。負極端子24は、電池セル18内の電極巻回体を構成する負極電極に電気的に接続されている。本実施形態では、各電池セル18の正極端子22は、電池セル18の配列方向Xに並んで配置されている。各電池セル18の負極端子24についても同様に、電池セル18の配列方向Xに並んで配置されている。
スペーサ部材20は、電池セル18のケースの比較的広い壁部を介して内部の電極巻回体に拘束荷重を作用させる機能を有する。スペーサ部材20は、電池セル18のケース間に挟持された状態に配置され、少なくとも一方のケース壁部に接着剤等によって固定されてもよい。また、スペーサ部材20は、互いに平行に延伸する複数の溝部が形成されているのが好ましい。これらの溝部に冷媒を流すことによって、電池セル18を冷却することができる。
また、本実施形態において、スペーサ部材20は、良好な熱伝導性を有することが好ましく、例えば金属材料によって形成されるのが好適である。これにより、後述するように制御装置16がバッテリ昇温制御を実行したとき、各電池セル18間の伝熱性が向上し、バッテリ12の全体に亘る昇温をより早く行うことができ、電池セル18間の均熱化にも効果的である。
なお、本実施形態では各電池セル18間にスペーサ部材20を配置した例について説明するが、これに限定されるものではなく、スペーサ部材20を省略して各電池セル18のケース壁部同士が直に接触して配置されてもよい。このようにすれば、各電池セル18間での伝熱性がより良好になり、バッテリ12全体の昇温に有効である。また、スペーサ部材20は、例えば樹脂成形品によって形成されてもよく、この場合、熱伝導性を改善するために金属粉等の粒子を樹脂材料中に混合してもよい。
バッテリ12の配列方向X両端には、一対のエンドプレート26a,26bが配置されている。各エンドプレート26a,26bの上端面および下端面には、各2本の拘束バンド28がそれぞれ取り付けられている。各拘束バンド28は、それぞれ配列方向Xに沿って延伸している。各拘束バンド28の両端部は、図示しないボルト等の締結部材によってエンドプレート26a,26bに締結されている
エンドプレート26a,26bおよび拘束バンド28を用いることにより、複数の電池セル18に対して、初期拘束荷重を与えることができる。初期拘束荷重は、配列方向Xにおける両側から各電池セル18を押さえ付ける力であり、バッテリ12が組み立てられた際に付与される拘束荷重である。なお、複数の電池セル18に対して拘束荷重を与える構造は、図1(a)に示す構造に限るものではない。例えば、拘束バンド28の形状、本数、配置位置等は、適宜変更することができる。
バッテリ12には、図示しない温度センサ、電流センサ、電圧センサ等が設けられている。これらのセンサによって検出されるバッテリ温度Tb、各電池セルの電圧Vc及び電流Icは、バッテリ情報13として制御装置16に送信される。制御装置16は、これらの情報に基づいて、バッテリ12全体のSOCを監視及び制御するとともに、各電池セル18毎のSOCも監視及び制御できる。
DC/DCコンバータ14は、各電池セル18に対応して同数だけ設けられている。図1(b)に示すように、DC/DCコンバータ14は2つのバッテリ側端子19a,19bを有する。各バッテリ側端子19a,19bは、対応する電池セル18の正極端子22及び負極端子24にそれぞれ接続されている。
図1(a)に示すように、本実施形態のバッテリ制御システム10は、インバータ40に接続されている。インバータ40は、バッテリ12からDC/DCコンバータ14を介して供給される直流電圧を交流電圧に変換する電力変換器である。インバータ40によって変換された交流電圧は、回転電機42に供給される。これにより、回転電機42が回転駆動され、車両走行用動力を出力することができる。回転電機42には、例えば三相同期型モータを好適に用いることができる。車両の減速時等に回転電機42によって発電された交流電圧は、インバータ40によって交流から直流に変換され、必要に応じてDC/DCコンバータ14で降圧してバッテリ12に充電することができる。
なお、本実施形態では電池セル18及びDC/DCコンバータ14を含むバッテリ制御システム10がインバータ40に接続される例について説明するが、これに限定されるものではなく、例えば200ボルトのバッテリ電圧を700ボルト等の大電圧に昇圧可能なDC/DCコンバータ(電圧変換器)を介してインバータ40に接続されてもよい。
図1(b)に示すように、DC/DCコンバータ14は、正極出力端子30a及び負極出力端子30bを有する。図1(a)に示すように、バッテリ12の配列方向Xの一端部に位置する電池セル18に対応するDC/DCコンバータ14の正極出力端子30aは、インバータ40に接続されている。当該DC/DCコンバータ14の負極出力端子30bは、配列方向Xに隣り合う電池セル18に対応するDC/DCコンバータ14の正極出力端子30aに接続されている。
バッテリ12において配列方向Xの両端以外に位置する電池セル18にそれぞれ対応するDC/DCコンバータ14では、正極出力端子30aが配列方向Xの一方側に隣接する電池セル18に対応するDC/DCコンバータ14の負極出力端子30bに接続され、負極出力端子30bが配列方向Xの他方側に隣接する電池セル18に対応するDC/DCコンバータ14の正極出力端子30aに接続されている。そして、バッテリ12の配列方向Xの他端部に位置する電池セル18に対応する負極出力端子30bは、インバータ40に接続されている。このようにして各DC/DCコンバータ14は、互いに直列接続された状態で、インバータ40に接続されている。
図1(b)に示すように、DC/DCコンバータ14は、リアクトル32、第1スイッチング素子34、第2スイッチング素子36及びコンデンサ38を有する。リアクトル32は、一端がバッテリ側端子19aに接続され、他端が第1スイッチング素子34の一端に接続されている。そして、第1スイッチング素子34の一端が正極出力端子30aに接続されている。
DC/DCコンバータ14において、他方のバッテリ側端子19bと負極出力端子30bとの間は負極ライン31bによって接続されている。また、第2スイッチング素子36の一端はリアクトル32及び第1スイッチング素子34の中間位置において正極ライン31aに接続され、第2スイッチング素子36の他端は負極ライン31bに接続されている。さらに、コンデンサ38の一端は第1スイッチング素子34の他端と正極出力端子30aとの間で正極ライン31aに接続され、コンデンサ38の他端は負極ライン31bに接続されている。
DC/DCコンバータ14は、制御装置16から送信される制御信号に応じて第1スイッチング素子34及び第2スイッチング素子36がオン・オフ動作することにより、電池セル18の電圧を昇圧して出力する電圧変換器として機能する。具体的には、第1スイッチング素子34及び第2スイッチング素子36を交互にオン動作させることによって昇圧動作を行うことができる。また、回転電機42によって発電された電力がバッテリ12に充電されるとき、第2スイッチング素子36をオフ状態に維持しながら、第1スイッチング素子34を所定の時間周期で繰り返しオン動作させることにより、電池セル18の充電に適した直流電圧に降圧することができる。
また、DC/DCコンバータ14は、第1及び第2スイッチング素子34,36のオン・オフ動作を制御することによって、電池セル18に流れる電流を制御する機能を有する。具体的には、電池セル18の放電時を考えると、DC/DCコンバータ14の入力である電池セル18の電流Ic及び電圧Vcとし、DC/DCコンバータ14の出力である電流Iout及び電圧Voutとしたとき、Vc・Ic=Vout・Iout(式1)の関係が成立し、この式1からIc=(Vout/Vc)・Iout(式2)を導くことができる。この式2から、Voutの設定によって電池セル18から供給される電流Icを各電池セル18毎に独立して制御可能であることが判る。より詳しくは、所定制御期間中における第1スイッチング素子34のオンデューティ比を小さく設定してVoutを増加させることで、電池セル18から流れ出る電流Icを低下させることができる。さらに、DC/DCコンバータ14は、第1スイッチング素子34のオン期間中に第2スイッチング素子36をオン動作させることによって、負極ライン31bから正極ライン31a(充電の場合には正極ライン31aから負極ライン31b)にバイパス電流Ibpを流すことができる。この場合、当該電池セル18は、充放電電流が第2スイッチング素子36を介してバイパスされることで、放電も充電もされない無負荷状態とすることができる。
上述したように、本実施形態のバッテリ制御システム10では、各電池セル18に対応してDC/DCコンバータ14が設けられ、これらのDC/DCコンバータ14に含まれる第1及び第2スイッチング素子34,36をオン・オフ制御することによって、電池セル18の充放電を個別に制御することができる。その結果、バッテリ12を構成する各電池セル18についてSOCを独立して制御することが可能になっている。
制御装置16は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)及び記憶装置を含むマイクロコンピュータによって好適に構成される。制御装置16は、バッテリ12から送信されるバッテリ情報(温度、電流及び電圧の少なくとも1つ)13に基づいて、後述するバッテリ昇温制御を実行する。このバッテリ昇温制御は、主としてソフトウエアによる処理で実行されるが、一部をハードウエアによって実現されてもよい。
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態のバッテリ制御システム10におけるバッテリ昇温制御について説明する。図2は、制御装置16で実行されるバッテリ昇温制御を示すフローチャートである。図2に示すバッテリ昇温制御は、バッテリ温度Tbが所定値未満である場合に実行され、例えば、バッテリ温度Tbが昇温制御開始から所定温度だけ上昇したときに終了することができる。
図2を参照すると、制御装置16は、まずステップS10において、バッテリ12を構成する電池セル18の1つ(または単セル)当たりの放電制限マージン及び充電制限マージンを設定する。これらの各マージンは、バッテリ12全体の放電制限値及び充電制限値やSOC等に応じて適宜に設定される。このようなマージンを設定するのは、バッテリ12の昇温制御に用いる電力範囲を制限することによって、バッテリ12を構成する各電池セル18の劣化を抑制するためである。
次に、制御装置16は、ステップS12において、単セル当たりの昇温用許容放電制限値(以下、「セル放電制限値」という)Wout及び昇温用許容充電制限値(以下、「セル充電制限値」という)Winを算出する。これらの各値は、バッテリ12全体の放電制限値及び充電制限値を電池セル数でそれぞれ除算して算出することができる。
続いて、制御装置16は、ステップS14において、バッテリ制御システム10が搭載された車両の要求電力P*が0kwより大(すなわち正)で且つセル放電制限値Wout×全セル数より小さいか否か、又は、要求電力P*が0kwより小(すなわち負)で且つP*の絶対値がセル充電制限値Win×全セル数より小さいか否かを判定する。ここでは、上記マージンを見込んで減少させたセル放電制限値Wout及びセル充電制限値Winを用いて、バッテリ12全体として車両要求電力P*を賄えるか否かを判断している。この判定で用いられる車両要求電力P*は、バッテリ12からの放電が「正」、バッテリ12に対する充電が「負」に設定されている。また、車両要求電力P*は、アクセル開度、車速等に基づいて、車両全体の制御を司る上位ECU(Electronic Control Unit)によって算出されたものを用いることができる。
上記ステップS14において否定判定された場合、すなわち、減少させたセル放電制限値Wout又はセル充電制限値Winでは車両要求電力P*を賄えない場合、制御装置16は、バッテリ12の充放電による昇温を行うことなく、処理を終了する。この場合には、バッテリ12の昇温よりも車両動作性が優先されることになる。
他方、上記ステップS14において肯定判定された場合、制御装置16は、続くステップS16において、バッテリ12を構成する複数の電池セル18について、発熱量大の電池セル18と発熱量小の電池セル18との割振りを行う。具体例としては、発熱量大の電池セル18と発熱量小の電池セル18とを配列方向Xに関して交互に設定することができる。このようにすれば、発熱量大の電池セル18から発熱量小の電池セル18への伝熱が効率良く行われて、バッテリ昇温を早めることができる。あるいは、電池セル18毎の温度を検出している場合には、セル温度が比較的低い電池セル18を発熱量大の電池セル18として設定してもよい。この場合、セル温度が低いことで内部抵抗が高くなっているため、後述するように電流をより多く流すことによって発熱量がより大きくなり、その結果、バッテリ昇温を早めることができる。
続いて、制御装置16は、ステップS18において、車両要求電力P*が0kwより大きいか否か、すなわち、放電指令値(正)か否かを判定する。そして、車両要求電力P*が放電指令値である場合にはステップS20に進み、充電指令値である場合にはステップS22に進む。
上記ステップS18において肯定判定された場合、制御装置16は、ステップS20において、車両要求電力P*が、発熱量大の電池セル18の数×セル放電制限値Woutよりも小さいか否かを判定する。ここでは、上記ステップS16において発熱量大に設定した電池セル18だけで車両要求電力P*を賄えるか否かを判断している。
そして、制御装置16は、上記ステップS20で肯定判定された場合、すなわち、発熱量大に設定した電池セル18だけで車両要求電力P*を賄える場合、続くステップS24において、車両要求電力P*を発熱量大の電池セル数で除算した値を発熱量大の電池セル18の目標電力として設定する。他方、上記ステップS20で否定判定された場合、制御装置16は、続くステップS26において、セル放電制限値Woutを発熱量大の電池セル18の目標電力として設定する。
次に、制御装置16は、ステップS32において、上記ステップS24,S26で設定された発熱量大の電池セル18の目標電力を用いて、発熱量小の電池セル18の目標電力を設定する。より詳しくは、発熱量小の電池セル18の目標電力は、車両要求電力P*から発熱量大の目標電力×セル数を減算した値を発熱量小のセル数で除算して算出される。ここで、上記ステップS24において肯定判定された場合には、発熱量大の電池セル18からの放電だけで車両要求電力P*を賄うことができるため、発熱量小の電池セル18の目標電力は「0」に設定される。すなわち、発熱量小の電池セル18については、DC/DCコンバータ14の第2スイッチング素子36(図1参照)がオンされて無負荷状態とされる。
上記ステップS18において否定判定された場合、すなわち、車両要求電力P*が充電指令値である場合、続くステップS22において車両要求電力P*を発熱量大の電池セル18だけで賄えるか否かを判定する。そして、ステップS22で肯定判定されると、制御装置16は、車両要求電力P*を発熱量大の電池セル18だけに分配して目標電力を設定するともに、続くステップS32において発熱量小の目標電力を「0」に設定する。他方、ステップS22で否定判定された場合には、制御装置16は、ステップS30において発熱量大の電池セル18の目標電力をセル充電制限値Winに設定するとともに、ステップS32において発熱量大の電池セル18だけでは足りない充電電力を発熱量小の電池セル18の目標電力として分配する。これらのステップS22,S28及びS30は、車両要求電力P*が放電指令値である場合の上記ステップS20,S24及びS26と実質的に同一である。
上記のようにして発熱量大の電池セル18及び発熱量小の電池セル18の目標電力がそれぞれ設定されると、制御装置16は、各目標電力が放電又は充電されるように、DC/DCコンバータ14の動作(すなわち、第1及び第2スイッチング素子34,36のデューティ比)を制御する。
その結果、発熱量大の電池セル18には、発熱量小の電池セル18(あるいは、充放電されない無負荷状態の電池セル18)と比べて、より多くの電流が流れる。このように電流がより多く流れると、発熱量大の電池セル18では、発熱量Q=セル内部抵抗R×セル電流Ic2で表されるように、セル電流Icの二乗で発熱量が大きくなる。そして、発熱量大の電池セル18から発熱量小の電池セル18に伝熱することによって、発熱量小の電池セル18の昇温も早くなる。したがって、本実施形態のバッテリ制御システム10によれば、バッテリ12を構成する各電池セル18に対して均等に充放電を行う場合に比べて、バッテリ12全体に亘って昇温をより早く行うことができる。
図3(a)〜(e)は、図2を参照して上述したバッテリ昇温制御が実行されたときの状態変化を示すタイムチャートである。図3(a)はバッテリ12の昇温要求の有無を示し、図3(b)は車両の要求電力P*の状態を示し、図3(c)は発熱量大の電池セル18の目標電力を示す。図3(d)は発熱量小の目標電力を示し、図3(e)はバッテリ温度Tbの変化を示す。また、図3(a)〜(e)において、横軸は時間を表している。
図3(a)に示すように、時間t1において、バッテリ温度Tbが所定値未満であることが検出されると、バッテリ12の昇温要求有りのフラグが立てられる。なお、バッテリ温度Tbが上記所定値よりも予め定められた温度幅だけ昇温した場合に、バッテリ12の昇温要求フラグを解除することができる。
図3(b)は、理解を容易にするために車両の要求電力P*が一定である場合を例示する。
図3(c)に示すように、バッテリ12の昇温要求があると、発熱量大の電池セル18の目標電力は、図2に示したステップS24,S26,S28及びS30で設定された値に変更される。すなわち、バッテリ昇温用に目標電力がより高く設定され、それにより発熱量大の電池セル18に流れる電流がより多くなる。
これに対し、図3(d)に示すように、発熱量小の電池セル18では、時間t1において目標電力が低下し、これにより発熱量小の電池セル18を流れる電流が少なくなる。すなわち、トータル電流を変えることなく、発熱量大の電池セル18と発熱量小の電池セル18とが設定される。
その結果、図3(e)に示すように、各電池セル18に対して均等に充放電を行う従来セル(細破線)に比べて、発熱量大の電池セル18がより早く昇温し、発熱量小の電池セル18についても発熱量大の電池セル18からの伝熱によってより早く昇温する。したがって、車両が停車状態や低速走行状態等であってバッテリ12に対する要求電力P*が小さい場合でも、各電池セル18ひいてはバッテリ12全体の昇温をより早く行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項及びその均等な範囲内において種々の変更や改良が可能であることは勿論である。
10 バッテリ制御システム、12 バッテリ、13 バッテリ情報、14 DC/DCコンバータ、16 制御装置、18 リチウムイオン電池セル、19a,19b バッテリ側端子、20 スペーサ部材、22 正極端子、24 負極端子、26a,26b エンドプレート、28 拘束バンド、30a 正極出力端子、30b 負極出力端子、31a 正極ライン、31b 負極ライン、32 リアクトル、34 第1スイッチング素子、36 第2スイッチング素子、38 コンデンサ、40 インバータ、42 回転電機、X 厚み方向又は配列方向。
Claims (1)
- 複数の電池セルが一方向に配列された状態に構成されるバッテリと、
前記各電池セルに対応してそれぞれ設けられ、前記各電池セルの電圧を昇圧して出力可能である複数のDC/DCコンバータと、
前記複数のDC/DCコンバータにそれぞれ含まれるスイッチング素子の動作を制御することによって前記各電池セルに流れる電流を個別に制御することができる制御装置と、を備えるバッテリ制御システムであって、
前記各DC/DCコンバータは互いに直列接続されると共に、配列方向両端に位置する前記電池セルに対応した2つの前記DC/DCコンバータが電圧変換器に接続されており、
前記制御装置は、前記複数の電池セルを発熱量大の電池セルと発熱量小の電池セルとに割振って、前記発熱量大の電池セルに前記発熱量小の電池セルよりも電流をより多く流すバッテリ昇温制御を実行する、
バッテリ制御システム。
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