JP2017114512A - 原料投下用管 - Google Patents

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【課題】 原料投下用管をノズルから取外すことなく、原料投下用管とノズルとの間の被処理物を除去することができる原料投下用管を提供する。【解決手段】 原料投下用管は、容器のノズルに取付けられ、容器内に原料を投下するためのものである。原料投下用管は、原料を投下可能な内孔を有し且つ前記ノズルに挿入される管本体と、管本体の周方向全周にわたって形成され、且つノズルの端面に載せてシールを達成した状態で端面に取付けられる取付リングとを備える。管本体は、その外径が前記ノズルの内径より小さく、前記ノズルとの間に間隙を形成し、取付リングは、間隙に繋がる内側開口と、外方に繋がる外側開口とを有する連通孔を有している。【選択図】 図1

Description

本発明は、容器内に添加剤及び目的物を得るために必要な調整剤等を含む原料を投下するための原料投下用管に関する。
反応容器等を用いて所定の物質を製造する際、基本的に大きな口径の原料供給用ノズルから原料が供給されるが、供給する原料が少量の場合(例えば、添加剤又は調整剤等を投下する)場合、又は反応容器の上蓋部への付着を最小限に抑えて確実に内容液中に滴下したい場合、原料供給用ノズルとは別に形成される投下用ノズルから原料が投下される。投下用ノズルには、滴下管と呼ばれる少量の原料を投下するための原料投下用管が挿入されている。
原料投下用管は、大略円筒状の管本体を有しており、管本体を投下用ノズルに挿通させて下端部分を反応容器内に位置させるようになっている。また、管本体の上端部には、管側フランジが形成され、投下用ノズルには、管側フランジに対応するようにノズル側フランジが形成されている。管側フランジは、ノズル側フランジとの間にガスケットを介在させた状態でノズル側フランジに載せられており、クランプ部材等によって2つのフランジを挟み込んで固定している。このように配置される原料投下用管は、例えば添加剤供給装置に繋がっており、添加剤供給装置から供給される添加剤が原料投下用管の内側を通って反応容器内に投下される。
反応容器では、所定物質の製造時において被処理物を撹拌させたり反応させたりする際に被処理物が反応容器内で飛散する。原料投下用管は、ノズルの内周面との間に間隔をあけてノズルに挿入されており、原料投下用管の外周面とノズルの内周面との間に形成される間隙に飛散した被処理物が入り込み、原料投下用管の外周面及びノズルの内周面に付着することがある。それ故、間隙に入り込んだ被処理物を取り除くべく、所定物質が製造された後に間隙を洗浄する必要がある。しかし、原料投下用管の外周面とノズルの内周面の間に形成される間隙は狭所である。洗浄する際には、原料投下用管をノズルから一度取外し、原料投下用管の外周面やノズルの内周面に付着する被処理物を洗浄液で洗浄し、スワブ又はエア等によって除去する必要があり、作業時間の増加、手間となる点が問題であった。また、被処理物が腐食性を有する場合、原料投下用管をノズルから取り外してから洗浄を行う際、被処理物が反応容器内から外側に飛散することがある。それ故、原料投下用管をノズルから取外す前に間隙の被処理物を取り除くことが望ましい。
そこで本発明は、原料投下用管をノズルから取外すことなく、原料投下用管とノズルとの間の被処理物を除去することができる原料投下用管を提供することを目的としている。
本発明の原料投下用管は、容器のノズルに取付けられ、前記容器内に原料を投下するための原料投下用管であって、原料を投下可能な内孔を有し、且つ前記ノズルに挿入される管本体と、前記管本体の周方向全周にわたって形成され、且つ前記ノズルの端面に載せてシールを達成した状態で前記端面に取付けられる取付リングとを備え、前記管本体は、その外径が前記ノズルの内径より小さく、前記ノズルとの間に間隙を形成し、前記取付リングは、前記間隙に繋がる内側開口と、外方に繋がる外側開口とを有する連通孔を有しているものである。
本発明に従えば、外側開口から連通孔に流体を供給することによって、内側開口を介して間隙に流体を導くことができる。これにより、原料投下用管をノズルから取外すことなく間隙に入り込んだ被処理物を流体によって取り除くことができる。
上記発明において、前記管本体は、円筒状になっており、前記連通孔は、前記管本体の軸線に垂直な断面で見て前記管本体の外表面の接線に沿って形成されていてもよい。
上記構成に従えば、内側開口から間隙に吹き出された流体は、管本体の外周面に沿って螺旋状に流れる、即ち間隙において旋回流を発生させることができる。これにより、内側開口から吹き出された流体を間隙において広範囲に行き渡らせることができ、間隙に対する洗浄性(又は除去性)を向上させることができる。
上記発明において、前記内側開口は、前記管本体の外表面に向いていてもよい。
上記構成に従えば、管本体の外周面に付着する物質を除去することができ、管本体の外周面に対する洗浄性(又は除去性)を向上させることができる。
上記発明において、前記内側開口は、斜め下方に向いていてもよい。
上記構成に従えば、内側開口が斜め下方を向いているので、流体(特に液体)が吹き出された後に内側開口に戻って被処理物と共に内側開口に溜まることを防ぐことができる。これにより、内側開口に被処理物が付着して詰まることを防ぐことができる。
上記発明において、前記取付リングには、複数の前記連通孔が形成され、前記複数の連通孔は、互いに等間隔をあけて配置されていてもよい。
上記構成に従えば、間隙を広範囲にわたって除去することができ、間隙に対する洗浄性を向上させることができる。
上記発明において、前記取付リングは、前記管本体の上端部に形成され、前記取付リングの上面の内縁部分は、その全周にわたって半径方向内側に向かって下方に傾斜していてもよい。
上記構成に従えば、原料投下用管内に原料を投下する際に取付リングの上面の内縁部分に載った原料を半径方向内側に下方に落ちやすくすることができる。これにより、取付リングの上面の内縁部分に原料が留まることを抑制することができる。
上記発明において、前記取付リングの厚みを調整する調整板を備え、前記取付リングは、弾性変形可能な材料から成り、クランプ機構によって前記ノズルの端面に押し付けられることによってシールを達成しており、前記調整板は、前記取付リングの外周面に形成される調整用溝に挿入されて前記取付リングの厚みを部分的に調整可能に構成されていてもよい。
上記構成に従えば、調整用溝に調整板を挿入することで取付リングの厚みを調整して、取付リングとノズルの端面との当たりを調整することができる。それ故、当たりの調整作業が容易である。
本発明によれば、原料投下用管をノズルから取外すことなく、原料投下用管とノズルとの間の被処理物を除去することができる。
本件発明に係る第1実施形態の滴下管を示す断面図である。 図1の滴下管を切断線II−IIで切断してみた平面断面図である。 本件発明に係る第2実施形態の滴下管を示す断面図である。 本件発明に係る第3実施形態の滴下管を切断してみた平面断面図である。 本件発明に係る第4実施形態の滴下管を示す断面図である。 本件発明に係る第5実施形態の滴下管を示す断面図である。
以下、本発明に係る第1乃至第5実施形態の投下用管1,1A〜1Dについて図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明する投下用管1,1A〜1Dは、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。
[第1実施形態]
反応機、攪拌機、及び貯蔵槽等は、液体やスラリー等を貯蔵するための容器、即ちタンク2(図1にその一部を示す)を備えており、反応機及び撹拌機では、タンク2に貯蔵された被処理物を反応させたり撹拌させたりするようになっている。タンク2は、被処理物を貯蔵するタンク本体2aを有しており、このタンク本体2aの上鏡、即ち上部2bに複数のノズル3が形成されている。複数のノズルは、タンク2の軸線周りにおいて間隔をあけて配置されており、各ノズルは種々の用途に用いられる。
複数のノズル3のうちの1つは、図示しないが大量の原料を供給するための原料供給用ノズルであり、この原料供給用ノズルとは別のノズルとして添加剤等のように投下する量が少ない原料を投下するための投下用ノズル3(以下、単に「ノズル3」という)がある。ノズル3は、大略円筒状になっており、タンク2の上部2bから鉛直上方に延在しており、ノズル3は、その上端部(開口端部)にフランジ部3aを有している。フランジ部3aは、ノズル3の上端部において周方向全周にわたって形成され、半径方向に突出している。また、タンク2の内周面2c(ノズル3の内周面3bも含む)には、腐食性の液体やスラリーをタンク2内に貯蔵すべく耐腐食性の表面処理、例えばグラスライニング加工やフッ素樹脂加工が施されている。なお、本実施形態では、タンク2の内周面2c及びノズルの内周面3bにはグラスライニング加工が施されている。このように構成されるタンク2のノズル3には、投下用管1(いわゆる、滴下管)が取り付けられている。
原料投下用管である投下用管1は、管本体11と、取付リング12とを有している。管本体11は、例えばPTFE等の耐食性を有する材料から成り、大略円筒状に形成されている。また、管本体11の外径は、ノズル3の内径より小さくなっており、ノズル3に管本体11が挿入されている状態でノズル3の内周面3bと管本体11の外周面11aとの間に間隙10が形成されている。また、管本体11は、上端部にフランジ11bを有している。フランジ11bは、管本体11の上端部において周方向全周にわたって形成されており、半径方向外方に向かって突出している。また、フランジ11bには、取付リング12が取り付けられている。
取付リング12は、大略円環状に形成されており、PTFE等の合成樹脂から成る。取付リング12は、下側板部材13及び上側板部材14の2つの板部材を有し、これら2つの板部材13,14を上下方向に重ね合わせることによって構成されている。即ち、下側板部材13は、大略円環状に形成される板状の部材であり、下側板部材13の外径は、ノズル3のフランジ部3aの外径と略同じになっている。また、下側板部材13の内径は、管本体11の外径と略同じになっており、下側板部材13の内孔には、管本体11が挿通されている。また、下側板部材13の上面には、内周縁部に管本体11のフランジ11bが載置され、更に下側板部材13の上面に重ね合わせるように上側板部材14が載せられている。
上側板部材14は、大略円環状に形成される板状の部材である。上側板部材14の内径及び外径は、下側板部材13の内径及び外径と略同じに形成されており、取付リング12の内周面及び外周面が略平坦になっている。また、上側板部材14は、その上面の内周縁部にテーパ部14aを有している。テーパ部14aは、上面から下方(即ち、下側板部材13側)に向かうにつれて縮径するように傾斜しており、投下用管1を介して投下される投下物が上側板部材14の上面の内周縁部に留まることなく下方に落ちやすくなっている。なお、ノズル3の上面の内周縁部もまたテーパ状に形成されており、テーパ部14aと同様に、その内周縁部に後述する被処理物等が溜まらないようになっている。
このように形成される上側板部材14は、その下面が下側板部材13に固着されており、下側板部材13と共に管本体11のフランジ11bを挟持している。このように下側板部材13及び上側板部材14は、取付リング12を構成し、管本体11のフランジ11bを挟持することによって管本体11に設けられている。このように構成される取付リング12は、下側板部材13に複数の連通孔15を有している。
複数の連通孔15は、図2にも示すように周方向において等間隔を空けて配置されている。なお、本実施形態の投下用管1では、3つの連通孔15が形成されている。各連通孔15は、外側開口15a及び内側開口15bの2つの開口と、連通路15cとを有している。外側開口15aは、下側板部材13の外周面に形成されている。外側開口15aには、図示しない洗浄液供給装置又はエア供給装置を繋げることができるようになっており、前記装置から洗浄液又はエア等の流体が供給されるようになっている。外側開口15aには、連通路15cが繋がっている。連通路15cは、外側開口15aから取付リング12の軸中心(即ち、投下用管1の軸線L1)に向かって延びる直線部15dと、直線部15dの先端部分から半径方向内側に進むにつれて下方に傾斜する傾斜部15eとを有している。傾斜部15eは、下側板部材13の下面まで達しており、下側板部材13の下面に内側開口15bが形成されている。内側開口15bは、管本体11の外周面に向かって斜め下方に向いており(即ち、傾斜部15eの中心軸が斜め下方に延びている)、外側開口15aに供給される洗浄液又はエアを管本体11の外周面に向かって吹き付けるようになっている。
このように構成されている投下用管1は、管本体11をノズル3の内孔に挿入し、シールを達成した状態で取付リング12がノズル3のフランジ部3a上に載せて取り付けられている。即ち、取付リング12は、下側ガスケット16を介してフランジ部3a上(即ち、フランジ部3aの上面3c)に載せられている。下側ガスケット16は、合成ゴム等の樹脂材料から成る大略円環状の部材であり、その内孔に管本体11が挿通されている。下側ガスケット16の外径は、取付リング12及びフランジ部3aの外径と略同じになっており、その厚み方向の両面(即ち、上下面)が略平坦に形成されている。下側ガスケット16は、その下面をフランジ部3aの上面(即ち、ノズル3の端面)3cに当接させ、且つその上面3cを取付リング12に当接させて取付リング12及びフランジ部3aの間に介在している。
また、取付リング12の上面にも上側ガスケット17が配置されており、上側ガスケット17は、下側ガスケット16と同じ外形寸法を有している。即ち、上側ガスケット17は、取付リング12と略同じ外径を有している。また、上側ガスケット17の内径は、上側板部材14のテーパ部14aの上端と略同径に形成されており、上側ガスケット17と上側板部材14の上面との間に投下物(例えば、原料となる添加物)が留まることが抑制されている。このような形状を有する上側ガスケット17は、取付リング12の上面に配置されており、取付リング12及びノズル3は、2つのガスケット16,17と共にクランプ機構18によってクランプされている。
クランプ機構18は、上下一対のクランプ部材19,20を有している。下側クランプ部材19は、大略円環状に形成されており、その内孔にノズル3が挿通されている。また、下側クランプ部材19は、その上面の内周縁部にノズル3のフランジ部3aの下側外周縁部が当てられており、この部分を支持するようになっている。また、上側クランプ部材20は、下側クランプ部材19に対してフランジ部3a及び取付リング12を介して反対側、即ちフランジ部3a及び取付リング12の上側に配置され、上側ガスケット17の上面に載せられている。
上側クランプ部材20は、円筒状の本体部分20aを有して、本体部分20aの内径が投下用管1の管本体11の内径より若干小径に形成されている。また、本体部分20aの外径は、取付リング12の外径より小さく形成されている。更に、本体部分20aの下端部分には、周方向全周にわたってフランジ20bが形成されている。フランジ20bの外径は、ノズル3のフランジ部3a及び取付リング12の外径より大径に形成され、また下側クランプ部材19の外径と略同じになっている。それ故、一対のクランプ部材19,20の外周縁部分は、共にノズル3のフランジ部3a及び取付リング12の半径方向外方で且つ上下方向に互いに対向する位置に配置されており、これら外周縁部分が複数の締結部材21によって締結されている。これにより、フランジ部3a及び取付リング12がそれらの間にガスケット16を介在させた状態で一対のクランプ部材19,20によって挟持され、取付リング12は、シールを達成している状態でフランジ部3aに取付けられる。また、締結することによって、上側クランプ部材20と取付リング12との間でガスケット17が押し潰されて各々に密着し、上側クランプ部材20と取付リング12との間もシールされる。このようにして、ノズル3に挿入された投下用管1は、クランプ機構18によってノズル3にシールを達成した状態で取付けられている。
このように取り付けられている投下用管1では、管本体11とノズル3との間に間隙10が空いており、タンク2内で撹拌及び反応させた時に飛散した被処理物が間隙10に入り込んで管本体11の外表面及びノズル3の内表面に付着することがある。このように付着した被処理物を取り除くべく、投下用管1では、連通孔15の外側開口15aに洗浄液供給装置又はエア供給装置が取り付けられている。例えば、タンク2内を洗浄する際、外側開口15aに洗浄液供給装置のチューブが取り付けられ、チューブを介して外側開口15aに洗浄液が供給される。洗浄液は、連通路15cを通って内側開口15bに導かれる。その後、洗浄液は、内側開口15bから管本体11の外周面に向かって吹き付けられ、間隙10に洗浄液が供給される。これにより、間隙10に入り込んだ被処理物を除去することができる。
また、投下用管1では、各連通孔15の内側開口15bが管本体11の外表面11aに向いており、洗浄液を管本体11の外周面11aに向かって吹き付けることができる。それ故、管本体11の外表面11aに付着する被処理物を取り除くことができる。また、管本体11に吹き付けることによって、洗浄液を飛散させてノズル3の内周面3bに付着する被処理物を取り除くこともできる。このように洗浄液を管本体11の外周面11aに向かって吹き付けることによって、管本体11の外周面11a及びノズル3の内周面3bに付着する被処理物を洗い流すことができる。このように投下用管1は、それをノズル3から取外すことなく間隙10に入り込んだ被処理物や各面11a,3bに付着する被処理物を洗浄することができる。それ故、タンク2の洗浄毎に投下用管1をノズル3から外して洗浄後に取付けるという作業を行わなくてよく、投下用管1とノズル3との間を洗浄する洗浄作業の容易性を改善することができる。なお、エア供給装置から供給されるエアによっても洗浄液同様、間隙10に入り込んだ被処理物を取り除くことができる。また、エアを用いる場合には、洗浄時だけでなく製造時においてもエアを吹き付けることができるので、間隙10に入り込んだ被処理物をエアによってタンク2内に戻すことができる。
また、投下用管1をノズル3から取外して洗浄する場合、投下用管1を再度ノズル3に取付けなければならず、また取付けた際にシール性を確認する作用が必要である。このように取付作業が煩雑である。しかし、本実施形態の投下用管1は、ノズル3から取外すことなく洗浄を行うことができるので、洗浄時における取付作業の負担を削減することができるので、作業負担を小さくすることができる。また、投下用管1をノズル3から取外すことなく洗浄を行うことができるので、被処理物が腐食性を有する場合、投下用管1を取外して被処理物が外部に出てしまうことを防ぐことができる。
更に、投下用管1では、内側開口15bが斜め下方を向いているので、吹き出した後の洗浄液が内側開口15bに戻って被処理物と共にそこに溜まることを防ぐことができる。これにより、内側開口15bに被処理物が付着して詰まることを防ぐことができる。また、複数の連通孔15が周方向に等間隔で配置されているので、間隙10を広範囲にわたって洗浄することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る投下用管1Aは、第1実施形態の投下用管1と構成が類似している。以下では、第2実施形態の投下用管1Aの構成について、第1実施形態の投下用管1Aと異なる構成についてだけ説明し、同一の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。後述する、第3乃至第5実施形態の投下用管1B〜1Dについても同様である。
第2実施形態の投下用管1Aは、図3に示すように取付リング12Aの下側板部材13Aの内周面が逆テーパ状になっている。即ち、下側板部材13Aの内周面は、下方に進むにつれて半径方向外側に傾斜するように形成されている。また、連通孔15Aの連通路15cは、半径方向に真直ぐに形成され、内側開口15bが下側板部材13Aの内周面に形成されている。このように形成される連通孔15Aは、連通路15cが真直ぐになっているが、内側開口15bの開口面が斜めになっているので、内側開口15bは、斜め下方に向かって開口し、管本体11の外周面の方に向くようになっている。これにより、洗浄液供給装置又はエア供給装置から外側開口15aに供給される洗浄液又はエアを内側開口15bから管本体11の外周面に吹き付けることができ、間隙10に入り込んだ被処理物を取り除くことができる。
その他、第2実施形態の投下用管1Aは、第1実施形態の投下用管1と同様の作用効果を奏する。
<第3実施形態>
第3実施形態の投下用管1Bでは、第2実施形態と同様に取付リング12Bの下側板部材13Bの内周面が逆テーパ状に形成され、その内周面に連通孔15Bの内側開口15bが形成されている。また、連通孔15Bは、投下用管1Bの軸線L1を通る1つの垂直平面P1に対してオフセットするように形成されており、連通孔15Bが管本体11の接線方向に延在している。これにより、内側開口15bは、図4に示すように平面視で円弧状に形成され、管本体11の外周面に向くようになっている。なお、本実施形態の投下用管1Bでは、取付リング12Bに2つの連通孔15Bが形成されている。
このように形成される投下用管1Bでは、連通孔15Bが管本体11の接線方向に延在しているので、内側開口15bから吹き出された洗浄液(又はエア)を管本体11の外周面に沿って螺旋状に流すことができる、即ち間隙10において旋回流を発生させることができる。これにより、内側開口15bから吹き出させた洗浄液又はエアを間隙10の広範囲に行き渡らせることができ、間隙に対する洗浄性(又は被処理物の除去性)を向上させることができる。これにより、第1及び第2実施形態の投下用管1,1Aに比べて連通孔15Bの数を低減することができる。
その他、第3実施形態の投下用管1Bは、第2実施形態の投下用管1Aと同様の作用効果を奏する。
<第4実施形態>
第4実施形態の投下用管1Cでは、図5に示すようにガスケット16,17に代えてOリング16C,17Cが用いられ、Oリング16C,17Cによって投下用管1Cとノズル3との間、及び投下用管1Cと上側クランプ部材20との間のシールが達成されている。更に詳細に説明すると、下側板部材13Cの下面には、軸線L1を中心とする円環状の下側リング溝31が形成されており、下側リング溝31には、Oリング16Cが嵌まり込んでいる。また、上側板部材14Cの上面には、軸線L1を中心とする円環状の上側リング溝32が形成されており、上側リング溝32には、Oリング17Cが嵌まり込んでいる。
このように取付リング12Cは、上下面の各々にOリング16C,17Cが取り付けられ、下面をノズル3のフランジ部3aに当接させ且つ上面を上側クランプ部材20に当接させている。取付リング12Cは、この状態でフランジ部3aと共にクランプ機構18によって把持されてフランジ部3aに固定されている。このように取付リング12Cとフランジ部3aとの間にOリング16Cを介在させることによって取付リング12Cとフランジ部3aとの間のシールを達成することができ、また取付リング12Cと上側クランプ部材20との間にOリング17Cを介在させることによって取付リング12Cと上側クランプ部材20との間のシールと達成することができる。
また、Oリング16C,17Cは、フランジ部3aの上面及び上側クランプ部材20の下面と線接触している。それ故、シールの状態に関して、フランジ部3aの上面に形成される傾斜部分及び凹凸部分等による影響が少ない。従って、投下用管1Cを取付ける際のOリング16C,17Cの当たりの調整を省くことができ、取り付け作業を容易にすることができる。
その他、第4実施形態の投下用管1Cは、第2実施形態の投下用管1Aと同様の作用効果を奏する。
<第5実施形態>
第5実施形態の投下用管1Dでは、図6に示すように第4実施形態の投下用管1Cと同様に取付リング12Dの下面がノズル3のフランジ部3aに直接載置され、取付リング12Dの上面が上側クランプ部材20を直接載置されている。取付リング12Dは、弾性変形可能な合成樹脂、具体的にはPTFEから成り、クランプ機構18によって取付リング12Dをフランジ部3a及び上側クランプ部材20に押し付けることによって、取付リング12Dとフランジ部3aとの間、及び取付リング12Dと上側クランプ部材20との間のシールが達成される。
また、取付リング12Dの外周面には、周方向全周にわたって複数の調整溝33(本実施形態では、2つの調整溝33u,33d)が形成されている。2つの調整溝33u,33dは、上下方向に間隔をあけて配置され下側板部材13D及び上側板部材14D、互いに取付リング12Dの上面及び下面付近に形成されている。調整溝33u,33dは、半径方向内方に向かって延びており、調整溝33u,33dには、調整板34を挿入可能に構成されている。調整板34は、平面視で大略円弧状の薄板(例えば、ジョイントシート)であり、調整溝33u,33dに挿入することによって取付リング12Dの厚み及び硬さを微調整するようになっている。例えば、調整板34は、平面視において、調整溝33dにおいてノズル3のフランジ部3aの上面にある傾斜部分又は凹凸部分と重なる位置に調整板34を挿入する。挿入することによって取付リング12Dを弾性変形させてその下面をフランジ部3aの上面の形状に合わせることができる。同様に、調整溝33uに調整板34を挿入することによって、取付リング12Dの上面を上側クランプ部材20の下面の形状に合わせることができる。このように、取付リング12Dの上下面を上側クランプ部材20の下面及びフランジ部3aの上面に夫々合わせて面同士の当たりを調整することができるので、シール性を向上させることができる。また、単に調整溝33u,33dに調整板34を挿入するだけの作業であるので、投下用管1をノズル3に取付ける際の調整作業を容易にすることができ、作業時間を短縮させることができる。
その他、第5実施形態の投下用管1Cは、第2実施形態の投下用管1Aと同様の作用効果を奏する。
<その他の実施形態>
第1乃至第5実施形態の投下用管1,1A〜1Dでは、取付リング12,12A〜12Dが上下分割構造になっているが、必ずしも分割構造になっている必要はない。また、管本体11は、必ずしも上下一体構造ではなく、フランジ11bの部分と残余の部分とが別体で構成され、それらが溶接等で接続されるように構成されていてもよい。
また、第1乃至第5実施形態の投下用管1,1A〜1Dでは、投下する原料として主に添加物を想定しているが、必ずしも原料は添加物に限定されず、所定物質を製造する上で使用される原料であればどのようなものであってもよい。また、連通孔15の内側開口15bは、必ずしも斜め下方に向いている必要はなく、半径方向内方に真直ぐ向いていてもよい。また、連通孔15が形成される個数も、必ずしも2つ又は3つである必要はなく、1つであってもよく、また4つ以上であってもよい。
更に、第1乃至第5実施形態の投下用管1,1A〜1Dが適用されているタンク2の内周面には、耐腐食性の表面処理が施されているが、必ずしもそのような表面処理を施されている必要はない。即ち、タンク2は、表面処理が施されていないステンレス製等の容器であってもよい。
1,1A〜1D 投下用管
2 タンク
3 ノズル
10 間隙
11 管本体
12,12A〜12D 取付リング
13,13A〜13D 下側板部材
14,14A〜14D 上側板部材
14a テーパ部
15,15B 連通孔
15a 外側開口
15b 内側開口
18 クランプ機構
21 締結部材
33 調整溝
33d 調整溝
33u 調整溝
34 調整板

Claims (7)

  1. 容器のノズルに取付けられ、前記容器内に原料を投下するための原料投下用管であって、
    原料を投下可能な内孔を有し、且つ前記ノズルに挿入される管本体と、
    前記管本体の周方向全周にわたって形成され、且つ前記ノズルの端面に載せてシールを達成した状態で前記端面に取付けられる取付リングとを備え、
    前記管本体は、その外径が前記ノズルの内径より小さく、前記ノズルとの間に間隙を形成し、
    前記取付リングは、前記間隙に繋がる内側開口と、外方に繋がる外側開口とを有する連通孔を有している、原料投下用管。
  2. 前記管本体は、円筒状になっており、
    前記連通孔は、前記管本体の軸線に垂直な断面で見て前記管本体の外表面の接線に沿って形成されている、請求項1に記載の原料投下用管。
  3. 前記内側開口は、前記管本体の外表面に向いている、請求項1又は2に記載の原料投下用管。
  4. 前記内側開口は、斜め下方に向いている、請求項3に記載の原料投下用管。
  5. 前記取付リングには、複数の前記連通孔が形成され、
    前記複数の連通孔は、互いに等間隔をあけて配置されている、請求項1乃至4の何れか1つに記載の原料投下用管。
  6. 前記取付リングは、前記管本体の上端部に形成され、
    前記取付リングの上面の内縁部分は、その全周にわたって半径方向内側に向かって下方に傾斜している、請求項1乃至5の何れか1つに記載の原料投下用管。
  7. 前記取付リングの厚みを調整する調整板を備え、
    前記取付リングは、弾性変形可能な材料から成り、クランプ機構によって前記ノズルの端面に押し付けられることによってシールを達成しており、
    前記調整板は、前記取付リングの外周面に形成される調整用溝に挿入されて前記取付リングの厚みを部分的に調整可能に構成されている、請求項1乃至6の何れか1つに記載の原料投下用管。
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