JP2017115556A - 遠隔操作式排水栓装置 - Google Patents
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Abstract
Description
弁部材は周囲にパッキンが嵌着されており、当該パッキンが排水口の周縁と水密に当接することによって槽体内に湯水を貯留することが可能となる。
操作部は使用者が触れるスイッチ部を備えており、スイッチ部は槽体の天面、槽体の側面や壁面等、様々な場所に配置され、使用者が当該スイッチ部を操作することで、直接弁部材に触れることなく排水口を開閉することが可能となっている。
レリースワイヤは樹脂製の筒体であるアウターチューブと、金属の撚り線であるインナーワイヤより成り、スイッチ部に加えられた押動操作によってインナーワイヤがアウターチューブ内を摺動し、弁部材を突き上げることで排水口の開閉を行う構造となっている。
ロック機構は内部に回転ギア、固定ギアを備え、回転ギアと固定ギアの噛合によって弁部材の上昇状態又は下降状態を保持する機構である。
例えば、槽体が浴槽である場合、浴槽裏側には浴室の内壁が存在し、槽体がキッチンシンクや洗面ボウルである場合、シンクやボウル裏側にはキャビネットの内壁が存在することから、槽体裏側には十分な空間が存在しない。従って、スイッチ部端部と連結されたレリースワイヤは、上記狭い空間内において排水口(弁部材)へ向けて急激に曲げられて施工される。この時、金属の撚り線からなるインナーワイヤはあまりにも小さな曲げ半径で屈曲されると作動不良や破損の恐れがある。
排水口内に配置されて上下動することで該排水口の開閉を行う弁部材と、
弁部材の開閉操作を行う、槽体の側面に配置される操作部と、
操作部に加えられた操作を弁部材に伝達するレリースワイヤと、からなる遠隔操作式排水栓装置において、
上記操作部は、
槽体の内面に沿って摺動可能に配置されたスイッチ部と、
弁部材の上昇状態又は下降状態を保持するロック機構を備え、
上記ロック機構は、槽体の内側に配置されていることを特徴とする遠隔操作式排水栓装置である。
当該ロック軸の軸方向はスイッチ部の摺動方向と略同一であることを特徴とする請求項2に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
上記ロック機構はスイッチ部の突出部分に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項2及び請求項3に記載の本発明によれば、ロック軸の軸方向とスイッチ部の摺動方向が共に上下方向であり、互いに略同一方向であるため、ロック機構が槽体の内側に配置されていても、操作部の槽体内側への突出幅を短くすることができる。又、請求項4に記載の本発明のように、ロック軸の軸方向とレリースワイヤの操作部側端部の軸方向が略略閉口且つその中心軸が異なる位置に配置されている場合、レリースワイヤを狭い空間内で曲げることによる破損を防ぐことができる。
請求項5に記載の本発明によれば、ロック機構がレリースワイヤとは直接接続されていないため、ロック機構のみ、又はレリースワイヤのみを取り外すことができ、メンテナンス性に優れている。
請求項6に記載の本発明によれば、スイッチ部の突出部分にロック機構が収納されていることにより、ロック機構が外部に露出せず意匠性に優れるとともに、槽体内側への突出量を低減することが可能となる。
請求項7に記載の本発明によれば、押動操作によってスイッチ部がレリースワイヤ及びロック機構を可動させることが可能になる。
排水器5は上流側に螺刻された雌螺子によって排水栓1下端と螺合されているとともに、その下流側には、内部に流入した排水を更に下流側の配管(図示せず)へと排出する排出口7が下端に形成されている。又、排水器5は側方において枝管部6を備え、当該枝管部6は可撓性を有するオーバーフロー管10を介して操作部30と連結されている。
ワイヤ受け15は爪部によって上記排水栓1の内部に形成された凸部に係止されており、レリースワイヤ20端部の弁軸26を固定する軸受部16を備えている。
アウターチューブ21は側面方向に可撓性を有する中空の樹脂製チューブであって、内部には側面方向に可撓性を有する金属の撚り線であるインナーワイヤ22が摺動可能に配置されている。
支持筒24は硬質の樹脂材から成る筒状体であって、オーバーフローエルボ31の固定部34に支持されている。又、支持筒24の下端にはアウターチューブ21端部が連結されており、内部に上記ワイヤ軸23、インナーワイヤ22、及び戻りスプリング25が配置されている。
戻りスプリング25は下端が支持筒24下端に形成された内鍔に当接しているとともに、上端がワイヤ軸23の下端に当接しており、ワイヤ軸23を上方に向けて付勢している。
ここで、ワイヤ軸23及び支持筒24はその中心軸が上下方向となるように配置されており、ワイヤ軸23と支持筒24とレリースワイヤ20の操作部30側端部の軸方向は後述するスイッチ部35の摺動方向と略同一方向となっている。
押動部36は槽体B内部に突出された上面及び側面より成り、断面視略L字状であって内部にロック機構40が配置されている。又、押動部36は下方が開放されており、槽体Bの湯水が流入口32へと流入可能となっている。尚、押動部36は図4(a)に示すように正面視略矩形状であって、補助部材50のガイド部52間に配置されているとともに、弁部材18が上昇状態にある時、その上端及び下端が隣接するガイド部52と面一となるよう形成されている。
支承部37は押動部36裏面(図2における右方)よりオーバーフローエルボ31内へと延設されており、端部において接続部38が形成されている。
接続部38は断面視略L字状であって、ワイヤ軸23の先端が当接しており、押動部36に加えられた操作をワイヤ軸23へと伝達する。
上記の通り、スイッチ部35は押動部36がロック機構40と、接続部38はレリースワイヤ20と当接しており、押動操作によってスイッチ部35が下降した際には、レリースワイヤ20及びロック機構40を同時に可動させることが可能となっている。
ロック軸41はケーシング上面を貫通し、押動部36上面の裏側まで延設されているとともに、ケーシング内部を上下動可能に配置されており、回転ギアが回動可能且つロック軸41に対して上下動不能に取り付けられている。ロック機構40は当該ロック軸41が下降した際、回転ギアと固定ギアの噛合によってロック軸41の下降状態を保持することが可能となっている。
上記ロック機構40はスイッチ部35内部に配置されており、ロック軸41の上端が押動部36上面の裏側に当接している。又、ロック軸41の軸方向が上下方向となるように配置されていることから、ロック軸41の軸方向とスイッチ部35の摺動方向、及びレリースワイヤ20端部の軸方向は略平行(略同一)となっている。尚、ロック機構40は槽体Bの内側に配置されていることから、ロック軸41の中心軸とレリースワイヤ20の操作部30側端部の中心軸は異なる位置となるように配置されている。
図5に示すように、上記ロック機構40はケーシング外側において、環状部42が一体に形成されている。環状部42は外径が流入口32と略同一であって、爪部がオーバーフローエルボ31内の凸部と係合されることによってオーバーフローエルボ31内に固定されている。
ここで、補助部材50は図2及び図4等に示すように、ガイド部52の長手方向が上下方向を向くようにして切り欠き部51がオーバーフローエルボ31の鍔部裏面に差し込まれており、槽体B側壁とオーバーフローエルボ31の鍔部によって挟持されている。
次に、図7に示すように、レリースワイヤ20の弁軸26側を、流入口32を通じてオーバーフローエルボ31内へと挿入し、固定部34にレリースワイヤ20の支持筒24を取り付ける。この時、レリースワイヤ20はオーバーフロー管10によってガイドされて、弁軸26が枝管部6より排水器5内に到達する。当該弁軸26を排水口2より槽体B内に取り出し、弁軸26をワイヤ受け15に固定した後、当該ワイヤ受け15の爪部を排水栓1の凸部に係合させて固定する。
そして、図8に示すように、ロック機構40を流入口32より挿入し、オーバーフローエルボ31内に固定した後、図9に示すように、スイッチ部35を流入口32に取り付ける。この時、スイッチ部35は補助部材50のガイド部52の間に配置され、上下方向にのみ摺動可能となるようガイドされるとともに、接続部38にワイヤ軸23先端が当接し、スイッチ部35の摺動がワイヤ軸23に伝達可能となる。
最後に、弁軸26に弁部材18を嵌合させて施工が完了する。
尚、本願発明においては、ロック機構40とレリースワイヤ20が直接接続されてはいないため、ロック機構40のみを取り外してメンテナンスを行うことが可能である。
上記弁部材18の下降状態より、使用者によってスイッチ部35の押動部36上面が下方へ向けて押動されると、支承部37を介して接続部38及びワイヤ軸23が押し下げられる。インナーワイヤ22はワイヤ軸23と接続されているため、ワイヤ軸23の押し下げに伴いアウターチューブ21内を弁部材18側へ向けて摺動し、内筒28が外筒27より突出することによって弁部材18を上昇させる。この時、図10に示すように、押動部36の押し下げに伴いロック軸41も下降しており、ロック軸41の下降に伴って回転ギアが回動し、固定ギアと噛合することによって弁部材18の上昇状態が保持される。尚、図4(b)に示すように、弁部材18が上昇状態にある時、スイッチ部35は平面視において、押動部36が隣接するガイド部52よりも下方に位置し、使用者はスイッチ部35を目視することで弁部材18の状態を把握することができる。
一方、弁部材18が下降状態にある時には槽体B内に湯水が貯留可能となる。ここで、流入口32の下端を超えて槽体B内に湯水が貯留されると、当該湯水は押動部36下端から流入口32、及びオーバーフローエルボ31内へと流入し、オーバーフロー管10を通じて枝管部6より排水器5へと流入し、図示しない更に下流側の排水配管へと排出される。この時、本願発明においては、オーバーフロー流路内にロック機構40が配置されていないため、オーバーフロー流路の排水流量が低下することはない。
又、ロック軸41の軸方向とスイッチ部35の摺動方向が共に上下方向であり、互いに略同一方向(略平行)であるため、ロック機構40が槽体Bの内側に配置されていても、操作部30の槽体B内側への突出幅も短くすることができる。更に、本願発明においてはレリースワイヤ20の操作部30側端部の軸方向も上下方向となっているため、レリースワイヤ20が屈曲される必要がなく、動作不良や部材の破損を防ぐことができる。
第二実施形態に係る遠隔操作式排水栓装置は、オーバーフローエルボ31内部に回転部材60を有し、スイッチ部35の接続部38及びワイヤ軸23は回転部材60と係合するギア部を備えている。
上記第二実施形態は、押動部36が押し下げられた際、接続部38は回転部材60を介してワイヤ軸23を上昇させ、インナーワイヤ22を引き上げる構造となっている。従って、図11に示すように、ロック軸41が下降している状態の時に弁部材18は下降状態となり、排水口2が閉口される。一方、図12に示すように、ロック軸41が上昇している状態の時、弁部材18は上昇状態となり、排水口2が開口される。ここで、第一実施形態においては、弁部材18が下降している状態には押動部36が隣接するガイド部52と上端及び下端が略面一となっていたが、第二実施形態においては、弁部材が上昇している状態には押動部36が隣接するガイド部52と上端及び下端が略面一となる。
上記第二実施形態は、インナーワイヤ22に対し、押動操作が直接圧縮方向に加わることを防ぐ構造となっている。従って、押動操作時に瞬間的に強く加わる圧縮方向の応力を回避することによって、インナーワイヤ22の破損を防止することができる。
又、レリースワイヤ22の操作部30側端部も水平方向にしても良い。この場合、槽体B裏側の空間は水平方向に対してある程度の幅を有するため、レリースワイヤ20を大きな曲げ半径で屈曲することが可能となる。尚、ここにいう「左右方向」とは、図2における左右方向ではなく、図4における左右方向を指すものである。即ち、図4に示すスイッチ部35及び補助部材50を90度回転させ、スイッチ部35を左右方向に摺動させる構造であっても良い。この場合、ロック機構40及びワイヤ軸23もスイッチ部35の摺動方向に伴い90度回転された向きに配置されると好適である。
2 排水口
5 排水器
6 枝管部
7 排出口
10 オーバーフロー管
15 ワイヤ受け
16 軸受部
18 弁部材
20 レリースワイヤ
21 アウターチューブ
22 インナーワイヤ
23 ワイヤ軸
24 支持筒
25 戻りスプリング
26 弁軸
27 外筒
28 内筒
30 操作部
31 オーバーフローエルボ
32 流入口
33 流出口
34 固定部
35 スイッチ部
36 押動部
37 支承部
38 接続部
40 ロック機構
41 ロック軸
42 環状部
50 補助部材
51 切り欠き部
52 ガイド部
60 回転部材
B 槽体
Claims (7)
- 槽体に設けられた排水口と、
排水口内に配置されて上下動することで該排水口の開閉を行う弁部材と、
弁部材の開閉操作を行う、槽体の側面に配置される操作部と、
操作部に加えられた操作を弁部材に伝達するレリースワイヤと、からなる遠隔操作式排水栓装置において、
上記操作部は、
槽体の内面に沿って摺動可能に配置されたスイッチ部と、
弁部材の上昇状態又は下降状態を保持するロック機構を備え、
上記ロック機構は、槽体の内側に配置されていることを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。 - スイッチ部が上下方向に摺動することを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 上記ロック機構はスイッチ部の操作によって動作するロック軸を有し、
当該ロック軸の軸方向はスイッチ部の摺動方向と略同一であることを特徴とする請求項2に記載の遠隔操作式排水栓装置。 - 筒状のロック軸の軸方向と、レリースワイヤの操作部側端部の軸方向が略平行であって、当該ロック軸とレリースワイヤの操作部側端部の中心軸が異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 上記レリースワイヤは、槽体の外側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 上記スイッチ部は槽体の内側に突出するとともに、
上記ロック機構はスイッチ部の突出部分に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の遠隔操作式排水栓装置。 - 上記スイッチ部は、レリースワイヤ及びロック機構と当接し、押動操作によってレリースワイヤとロック機構を可動させることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の遠隔操作式排水栓装置。
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