JP2017115866A - インペラ、及び該インペラを用いたポンプ - Google Patents

インペラ、及び該インペラを用いたポンプ Download PDF

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Abstract

【課題】効率を高めたインペラと、このインペラを用いたポンプ及び流体送出装置を提供する。【解決手段】インペラ(70)と、インペラ(70)を用いたポンプと、このポンプを用いた流体送出装置とを開示する。インペラ(70)は、ベースプレート(72)と、ベースプレート(72)上に配置された複数の長いブレード(76)及び複数の短いブレード(78)とを含む。インペラ(70)は、ベースプレート(72)上に配置されたシャフト取り付け部分(74)をさらに含む。複数の長いブレード(76)及び複数の短いブレード(78)は、ベースプレート(72)上に交互に配置されてシャフト取り付け部分(74)を取り囲む。長いブレード(76)及び短いブレードは(78)、全て弓形ブレードである。上記の流体送出装置、ポンプ及びインペラは、効率が改善される。【選択図】図5

Description

本発明は、インペラに関し、具体的には、遠心インペラ、並びにこの遠心インペラを用いたポンプ及び流体送出装置に関する。
通常、遠心ポンプは、インペラを回転させるモータを含む。ポンプの始動前には、ポンプハウジング及び吸入管を液体で満たす。インペラは、高速回転時にブレード間の液体をブレードと共に回転させる。液体は、遠心力によってインペラの中心から外縁部に追いやられ、これに応じてその運動エネルギーが増加する。液体がポンプケーシングに流入すると、渦巻ポンプケーシング内の流路が徐々に拡大するので、流れの速度は徐々に低下する。この結果、運動エネルギーの一部が静圧エネルギーに変換されて、液体が出口から高圧で排出されるようになる。同時に、液体が排出されることによってインペラの中心部に真空が構築され、この結果、液面における圧力がインペラの中心部の圧力よりも高くなる。従って、吸入管内の液体が圧力差によってポンプに入り込む。インペラが連続して回転すると、液体の吸い込みと排出とが継続的に行われることによって液体送出目的が達成される。
従来のポンプのインペラは、ベースプレートと、ベースプレート上に配置された真っ直ぐなブレードとを含む。通常、ブレードは、ポンプ内の流体の流れを安定させるためにインペラ上に均一に分布する。しかしながら、このような遠心ポンプは、液体の送出効率が不十分である。
従って、効率を高めたインペラと、このインペラを用いたポンプ及び流体送出装置とが望まれている。
インペラが、ベースプレートと、ベースプレート上に配置された複数の長いブレード及び複数の短いブレードとを含む。インペラは、ベースプレート上に配置されたシャフト取り付け部分をさらに含む。複数の長いブレード及び複数の短いブレードは、ベースプレート上に交互に配置されてシャフト取り付け部分を取り囲む。長いブレード及び短いブレードは、全て弓形ブレードである。
シャフト取り付け部分は、ベースプレートから突出する円柱であることが好ましい。
長いブレードは、ベースプレートの半径方向に沿って延び、ベースプレートの半径方向縁部に隣接する終端部と、長いブレードの終端部に比べてシャフト取り付け部分に相対的に近接する始端部とを有し、各長いブレードの始端部とシャフト取り付け部分の外周面との間の距離と、ベースプレートの直径との比率は、0.219以上かつ0.4以下であり、及び/又は短いブレードの各々の開始位置と1つの隣接する長いブレードの開始位置との間の距離と、ベースプレート(72)の直径との比率は、0.219以上かつ0.4以下であることが好ましい。
複数の長いブレードは、互いに均一な間隔で離間し、複数の短いブレードは、互いに均一な間隔で離間し、各短いブレードの始端部と短いブレードに隣接する2つの長いブレードの始端部との間の距離は同じであることが好ましい。
ベースプレートは、ベースプレート上に複数の釣合い穴を定めることが好ましい。
複数の釣合い穴は、ベースプレート上に均一に分布することが好ましい。
釣合い穴の中心は、同じ円上に位置し、円の直径とベースプレートの直径との比率は、0.36以上かつ0.9以下であり、及び/又は、各釣合い穴の断面積は、9mm2以上かつ240mm2以下であり、及び/又は、各釣合い穴は、円形、正方形、三角形及び矩形のうちの少なくとも1つの形状を有することが好ましい。
シャフト取り付け部分は、滑らかな移行部を間に伴ってベースプレートに接続されることが好ましい。
ポンプが、駆動機構と、上記説明のうちのいずれか1つに記載のインペラとを含む。インペラは、駆動機構に接続され、駆動機構は、インペラを回転させるように構成される。
ポンプは、ポンプハウジングをさらに含み、このポンプハウジングは、主本体と、主本体上に配置されたカバーとを含み、主本体は、渦巻形の収容部分と、収容部分に接続された流れ誘導部分(343)とを含み、駆動機構はカバーに取り付けられ、収容部分は、インペラを収容する収容チャンバを定めることが好ましい。
収容部分の収容チャンバの形状は、近似された複数の円弧区分によって実質的に形成された渦巻線であり、円弧区分のうちの渦巻線の開始点が位置する円弧区分の直径をD1とし、ベースプレートの直径をD2とした場合、直径D1と直径D2との比率は1.05以上かつ1.1以下であり、及び/又は、収容部分の出口流量範囲とインペラの出口流量範囲との比率は、0.2以上かつ0.5以下であり、及び/又は、インペラと主本体の収容部分の下壁との間の距離と、ベースプレートの直径との比率は、0.04以上かつ0.12以下であることが好ましい。
流れ誘導部分は、収容部分の収容チャンバと連通する出口通路を定め、出口通路の直径は、収容部分から離れる方向に徐々に増加し、及び/又は、ポンプは、入口管をさらに含み、入口管は、収容部分のカバーとは反対側に配置され、収容部分の収容チャンバには、入口管の内部チャンバが連通することが好ましい。
カバーは、取り付け部分と、取り付け部分上に配置されたカバー部分とを含み、カバー部分は、主本体を覆い、駆動機構は、取り付け部分内に取り付けられることが好ましい。
ポンプは、取り付けベースをさらに含み、カバーの取り付け部分は、取り付けベース上に固定して配置されることが好ましい。
取り付けベースは、ベース本体と、ベース本体上に配置された保持部分とを含み、保持部分は、2つの対向する爪を含み、取り付け部分は、2つの爪の間に保持されることが好ましい。
駆動機構は、単相モータであることが好ましい。
本発明のポンプでは、インペラが、交互に配置された長い弓形ブレードと短い弓形ブレードとを含み、これによってポンプハウジング内の流路の設計がさらに最適化されることにより、流体の流れがスムーズで安定したものになって流体送出効率が向上する。
本発明の1つの実施形態によるポンプの斜視図である。 図1に示すポンプの分解斜視図である。 図1に示すポンプを別の角度から見た分解斜視図である。 図1に示すポンプのポンプハウジングを線IV−IVに沿って切り取った断面図である。 図2に示すポンプのインペラの斜視図である。 図5に示すインペラの上面図である。 図1に示すポンプを線VII−VIIに沿って切り取った断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
以下では、添付図面を参照しながら本発明の実施形態の技術的解決策を明確かつ完全に説明する。ただし、以下で説明する実施形態は、本発明の実施形態の全部というよりもむしろ一部にすぎない。当業者が本開示の実施形態に基づいて何ら創造的努力を行わずに取得する他のあらゆる実施形態は、本発明の保護範囲に該当する。
なお、ある構成部品が別の構成部品に「固定されている」と説明している場合、この構成部品は、別の構成部品に直接固定することも、又は中間構成部品が存在することもできる。ある構成部品が別の構成部品に「接続されている」と説明している場合、この構成部品は、別の構成部品に直接接続することも、又は中間構成部品が存在することもできる。ある構成部品が別の構成部品上に「配置されている」と説明している場合、この構成部品は、別の構成部品上に直接配置することも、又は中間構成部品が存在することもできる。「垂直な」又は同様の表現などの方向を示す用語は、例示を目的とするものにすぎない。
別途指定していない限り、全ての技術用語及び科学用語は、当業者が理解する通常の意味を有する。本開示において使用する用語は、限定ではなく例示である。本明細書で使用する「及び/又は」という用語は、列挙する1又は2以上の関連項目のありとあらゆる組み合わせを含む。
図1に示す本発明の1つの実施形態によるポンプ100は、例えば水プールから水を抜くことなどの、水又は油などの液体をある容器から別の容器又は外部環境に送出するように汲み上げるために使用される。この実施形態では、ポンプ100が遠心ポンプである。ポンプ100は、気体などの流体の引き込み及び/又は排出にも使用することができると理解されたい。
図2及び図3に示すように、ポンプ100は、取り付けベース10、ポンプハウジング30、駆動機構50、及びインペラ70を含む。図示の特定の実施形態では、ポンプハウジング30が取り付けベース10に接続され、駆動機構50及びインペラ70がポンプハウジング30に収容される。インペラ70は、駆動機構50上に配置される。駆動機構50は、インペラ70を回転させてポンプハウジング30の一方の側からポンプハウジング30の他方の側に液体を送出し、従ってポンプによる流体送出を達成するために使用される。
この実施形態では、取り付けベース10が、ポンプハウジング30を取り付けてポンプ100を動作させる電気制御要素(図示せず)を収容する、全体的に不規則なブロック形状のベース本体である。
取り付けベース10は、ベース本体12と、ベース本体12上に配置された保持部分14とを含む。ベース本体12内には、電気制御要素が配置される。なお、他のいくつかの実施形態では、ベース本体12が、放熱要素などの別の要素を収容することもできると理解されたい。保持部分14は、ベース本体12の片側に配置され、2つの爪141を含む。2つの爪141は、互いに隣接して間隔を置いて配置される。2つの爪141は、ポンプハウジング30を保持するために使用される。なお、爪141の数は2に限定されず、3、4又はそれより多くてもよいと理解されたい。
この実施形態では、ポンプハウジング30が、カバー32、主本体34、及び入口管36を含む。図示の特定の実施形態では、主本体34の一方の側をカバー32が覆い、主本体34の他方の側に入口管36が配置される。
カバー32は、取り付け部分321と、取り付け部分321に接続されたカバー部分323とを含む。取り付け部分321は、全体的に中空な円筒状であり、保持部分14に取り付けられて2つの爪141間に位置する。取り付け部分321は、駆動機構50を収容するために使用される。カバー部分323は、取り付け部分321の一端に配置されて主本体34を覆う。
主本体34は、カバー部分323上に配置され、渦巻形の収容部分341と、収容部分341の円周方向側部に接続された流れ誘導部分343とを含む。収容部分341は、カバー32の内部チャンバと連通する、インペラ70を収容する収容チャンバ3411を定める。流れ誘導部分343は、全体的に中空な管状であり、収容チャンバ3411と連通する出口通路3431をその中心軸に沿って定め、この出口通路3431を水、油又は気体などの流体が流れることができる。流れ誘導部分343の中心軸は、収容部分341の中心軸に対して実質的に垂直である。
入口管36は、全体的に中空な管状であり、収容部分341のカバー32から離れた側に配置され、入口管36の中心軸は、収容部分341の中心軸と実質的に平行であり、又は一致する。入口管36内には、その中心軸に沿って入口路361が定められる。入口路361は、収容チャンバ3411と連通して、水、油又は気体などの流体が流れることができる通路を提供する。
図4を参照すると、主本体34は渦巻形である。収容部分341の収容チャンバの形状は、近似された複数の円弧区分によって実質的に形成された渦巻線である。1つの実施形態では、これらの複数の円弧区分が4つの円弧区分を含む。これらの円弧区分のうちの、渦巻きの開始点が位置する1つの円弧区分の直径をD1で示している。流れ誘導部分343内の出口通路3431の直径は、収容部分341からの流体の動的水頭が静的水頭に変換され、従ってスムーズな流体送出を確実にするように、収容チャンバ3411から離れる方向に徐々に増加する。
さらに、流れ誘導部分343と収容部分341は、滑らかな移行部を間に伴って接続される。流れ誘導部分343と収容部分341との間の結合部の断面積である収容部分341の出口流量範囲は、A1で示している。
再び図2及び図3を参照すると、この実施形態では、駆動機構50が回転モータであり、好ましくは単相モータである。駆動機構50は、カバー32の取り付け部分321内に配置されてインペラ70を回転させる。具体的には、駆動機構50は、駆動本体52と、駆動本体52上に配置されたドライブシャフト54とを含み、駆動本体52は、取り付け部分321内に固定して配置される。ドライブシャフト54は、駆動本体52の主本体34に隣接する一端に配置され、カバー32内から主本体34の収容チャンバ3411内に延びる。ドライブシャフト54は、駆動本体52の駆動によって回転してインペラ70を回転させることができる。
この実施形態では、駆動機構50が単相ブラシレスモータである。単相ブラシレスモータは、ポンプ100内に逆転防止機構をさらに追加することなく電子調速機の制御下で有向回転することができ、これによってポンプ100の動作効率及び安定性が向上する。
図5も参照すると、インペラ70は、ドライブシャフト54に取り付けつけられて収容チャンバ3411に収容される。インペラ70は、ベースプレート72と、シャフト取り付け部分74と、長いブレード76及び短いブレード78とを含む。図示の特定の実施形態では、シャフト取り付け部分74がベースプレート72の実質的に中心に配置され、長いブレード76及び短いディスク78がベースプレート72上に配置される。
図6も参照すると、ベースプレート72は実質的に円板であり、ドライブシャフト54の周囲に固定して取り付けられ、ドライブシャフト54の駆動によって回転することができる。ベースプレート70の直径でもあるベースプレート72の直径は、D2で示される。ハウジング34の収容部分341の第1の内面円弧区分の直径D1と、ベースプレート72の直径D2(インペラの直径D2)との比率はmで示され、mは1.05以上かつ1.1以下である。すなわち、以下のようになる。
m=D1:D2=1.05〜1.10
ベースプレート72には、釣合い穴721が形成される。この実施形態では、釣合い穴721が、ベースプレート72を貫通する貫通穴であり、釣合い穴721の数は3である。3つの釣合い穴721は、ベースプレート72の中心点を中心とする正三角形の形で配置され、ベースプレート72上で均一な間隔で離間する。この実施形態では、釣合い穴721が円形の貫通穴である。3つの釣合い穴721の中心は、同じ円上に位置する。3つの釣合い穴721の中心が位置する円の直径は、D3で示される。すなわち、3つの釣合い穴721の位置における直径は、D3で示される。
ベースプレート72の釣合い穴721は、ベースプレート72の両側の流れ圧力を釣り合わせてインペラ70の回転安定性を維持することができ、従ってポンプ100の作業振動を低減してポンプ100の動作効率を保証することができる。
なお、釣合い穴721の形状は、上述したような丸穴の形状に限定されるものではないと理解されたい。むしろ、釣合い穴721は、インペラの両側の流れ圧力が釣り合って回転中にインペラ70に加わる軸方向振動を低減するように3つの釣合い穴721がベースプレート72を貫通してベースプレート72上で均一に分布する限り、三角穴、正方形穴、矩形穴又は他の多角形穴、或いはこれらの穴のいずれかの組み合わせなどの別の形状の穴として設計することもできる。また、釣合い穴721の数は3に限定されるものではなく、4、5、6又はそれより多くてもよいと理解されたい。
3つの釣合い穴721の位置における直径D3と、インペラ72の直径D2(インペラ直径D2)との比率は、0.36以上かつ0.9以下であることが好ましい。すなわち、3つの釣合い穴721の位置における直径D3と、インペラ72の直径D2(インペラ直径D2)との比率は以下のようになる。
D3:D2=0.36〜0.9
3つの釣合い穴721の位置における直径D3と、インペラ72の直径D2(インペラ直径D2)との比率が0.36〜0.9の範囲にある場合には、回転中にインペラ70に加わる軸方向の力が比較的小さいことにより、インペラ70の安定した回転が実現され、ポンプ100の動作効率が保証されるようになる。
各釣合い穴721の断面積は、S1で示される。S1は、9mm2以上かつ240mm2以下であり、すなわち以下のようになることが好ましい。
S1=9〜240mm2
シャフト取り付け部分74は、実質的に円柱状であり、インペラ72のドライブシャフト54とは反対側に実質的に垂直に配置され、ドライブシャフト54と同軸である。シャフト取り付け部分74は、3つの釣合い穴721間に位置する。シャフト取り付け部分74の端部は、インペラ70の回転安定性の維持を促すように滑らかな移行部を間に伴ってベースプレート72に接続される。
ベースプレート72上には、シャフト取り付け部分74に隣接してシャフト取り付け部分74を取り囲んで複数の長いブレード76が配置される。この実施形態では、長いブレード76の数が3であり、3つの長いブレード76は、ベースプレート72の円周方向に沿って均一に分布する。各長いブレード76は弓形ブレードであり、3つの長いブレード76は、ベースプレート72の半径方向に沿ってベースプレート72の半径方向縁部に延びる。換言すれば、各長いブレード76は、ベースプレート72の半径方向縁部に隣接する終端部を有し、各長いブレード76の始端部は、長いブレード76の終端部に比べて相対的にシャフト取り付け部分74に近接する。各長いブレード76の始端部から回転軸74の外周面までの距離は、T1で示される。
距離T1と(インペラ直径D2である)ベースプレート72の直径D2との比率は、0.219〜0.4の範囲であり、すなわち以下のようになることが好ましい。
T1/D2=0.219〜0.4
T1:D2の比率をこのような範囲内に定めると、主本体34内の流路の幅が最適化され、これによって主本体34内の流体の流れがさらに安定してスムーズになると同時に、インペラ70の入口に異物が詰まるのを防ぐことができる。
ベースプレート72上には、シャフト取り付け部分74に隣接してシャフト取り付け部分74を取り囲んで複数の短いブレード78が配置される。この実施形態では、短いブレード78の数が3であり、3つの短いブレード78は、ベースプレート72の円周方向に沿って均一に分布する。各短いブレード78は、隣接する2つの長いブレード76間に配置され、すなわち各短いブレード78と各長いブレード76とは交互に配置される。各短いブレード78は弓形ブレードであり、3つの短いブレード78は、ベースプレート72の半径方向に沿ってベースプレート72の半径方向縁部に延びる。換言すれば、各短いブレード78は、ベースプレート72の半径方向縁部に隣接する終端部を有し、各短いブレード78の始端部は、短いブレード78の終端部に比べて相対的にシャフト取り付け部分74に近接する。各短いブレード78の始端部から1つの隣接する長いブレード76の開始位置までの距離は、T2で示される。
距離T2とベースプレート72の直径D2(ベースプレートD2)との比率は、0.219〜0.4の範囲内にあり、すなわち以下のようになることが好ましい。
T2/D2=0.219〜0.4
T2/D2=0.219〜0.4の比率をこのような範囲内に定めると、主本体34内の流路の幅が最適化され、これによって主本体34内の流体の流れがさらに安定してスムーズになると同時に、インペラ70の入口に異物が詰まるのを防ぐことができる。
この実施形態では、ベースプレート72上に複数の長いブレード76が配置されて互いに均一な間隔で離間し、ベースプレート72上に複数の短いブレード78が配置されて互いに均一な間隔で離間する。各短いブレード78の始端部と、短いブレード78に隣接する2つの長いブレード76のうちの一方の始端部との間の距離T2は、短いブレード78の始端部と、短いブレード78に隣接する2つの長いブレード76のうちの他方の始端部との間の距離T2と等しくても、又は等しくなくてもよい。流れを安定させるには、これらの距離T2が等しい方がさらに有用である。
図6を参照すると、各長いブレード76の遠位端、各短いブレード78の遠位端、及びベースプレート72の縁部によってブレード出口流路の境界が協働的に定められる。ブレード出口流量範囲は、(図6の破線によって示す)A2で示される。3つの長いブレード76及び3つの短いブレード78は、ベースプレート72上の6つのブレード出口流路を形成し、6つのブレード出口流路の総面積はインペラ出口流量範囲と呼ばれてA3(付番せず)で示される。A1とA3との比率は、kで示される。この実施形態では、kが0.2以上かつ0.5以下である。すなわち、A1とA3との比率は以下を満たす。
k=A1:A3=0.2〜0.5
ポンプハウジング30の収容部分341の出口流量範囲A1とインペラ出口流量範囲A3との比率が0.2〜0.5の範囲にある場合、ポンプハウジング30内に流体の流れにとって十分な幅の流路が提供される。また、これによって流体の速度が増し、従ってポンプ100の効率が高くなると同時にポンプ100の小型サイズが保証される。
さらに図7も参照すると、長いブレード76及び短いブレード78は、ベースプレート72の軸方向に沿って実質的に同じ高さを有する。インペラ70を収容チャンバ3411に収容すると、長いブレード76及び/又は短いブレード78の上端部は、収容チャンバ3411の下壁から所定の間隙だけ離間する。すなわち、インペラ70と収容部分341の下壁との間には所定の間隙が形成される。この所定の間隙はインペラ間隙と呼ばれ、T3で示される。
インペラ間隙T3とベースプレート72の直径D2(インペラ直径D2)との比率はGで示される。Gは、0.04以上かつ0.12以下であることが好ましい。すなわち、インペラ間隙T3とベースプレート72の直径D2との比率は以下のようになる。
G=T3:D2=0.04〜0.12
インペラ間隙T3とベースプレート72の直径D2(インペラ直径D2)との比率が0.04〜0.12の範囲にある場合、収容チャンバ3411内に流体が流れるための所定の流路が提供される。また、これによって流体の速度が増し、従ってポンプ100の効率が高くなると同時にポンプ100の小型サイズが保証される。
この実施形態のポンプ100を組み立る際には、最初に駆動機構50のドライブシャフト54にインペラ70を取り付け、駆動機構50の駆動本体52をカバー32の取り付け部分321に収容して固定する。次に、ハウジング34の収容チャンバ3411を覆うようにカバー32を配置して、収容チャンバ3411内にインペラ70を収容する。最後に、組み立てたポンプハウジング30を取り付けベース10に取り付ける。この実施形態のポンプ100の使用時には、最初にポンプハウジング30を水、油又は気体などの流体で満たし、流体を収容する容器に入口管36を流体的に接続し、外部環境又は流体を収容する別の容器に流れ誘導部分343を流体的に接続する。次に、駆動機構50を回転させ、これによってポンプハウジング30内でインペラ70を回転させる。インペラ70のブレードとポンプハウジング30の内面との間に構築される遠心力及び圧力差の作用によって、流体が容器及び入口管からポンプハウジング30内に連続して流れ、流れ誘導部分343を介して外部環境に、又は流体を収容する別の容器に連続して送出される。
本発明のポンプ100では、インペラ70が、交互に配置された長い弓形ブレードと短い弓形ブレードとを含み、これによってポンプハウジング内の流路の設計がさらに最適化されることにより、流体の流れがスムーズで安定したものになって流体送出効率が向上する。また、インペラ70のブレードの延伸方向がインペラ70の回転方向に従い、これによって流路内における流れの分離及び二次流れなどの不安定な現象の発生が抑えられ、従って遠心ポンプの全体的性能が向上する。さらに、ポンプ100は、インペラ70を回転させる駆動機構として単相モータを使用しており、これによってポンプが低電圧で始動しやすくなる。
1又は2以上の実施形態を参照しながら本発明を説明したが、これらの実施形態についての上記説明は、当業者が本発明を実施又は使用できるように用いたものである。当業者には、本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなく様々な修正が可能であると理解されたい。本明細書で示した実施形態は、本発明に対する限定として解釈すべきものではなく、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲を参照することによって決定される。
1又は2以上の実施形態を参照しながら本発明を説明したが、これらの実施形態についての上記説明は、当業者が本発明を実施又は使用できるように用いたものである。当業者には、本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなく様々な修正が可能であると理解されたい。本明細書で示した実施形態は、本発明に対する限定として解釈すべきものではなく、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲を参照することによって決定される。
72 ベースプレート
721 釣合い穴
74 シャフト取り付け部分
76 長いブレード
78 短いブレード
A2 ブレード出口流量範囲

Claims (12)

  1. インペラ(70)であって、
    ベースプレート(72)と、
    前記ベースプレート(72)上に配置されたシャフト取り付け部分(74)と、
    前記ベースプレート(72)の側面上に配置された複数の長いブレード及び複数の短いブレードと、
    を備え、前記複数の長いブレード(76)及び複数の短いブレード(78)は、前記ベースプレート(72)の側面上に該ベースプレート(72)の円周方向に沿って交互に配置されて前記シャフト取り付け部分(74)を取り囲み、前記複数の長いブレード(76)及び複数の短いブレード(78)は、全て弓形ブレードである、
    ことを特徴とするインペラ(70)。
  2. 前記シャフト取り付け部分(74)は、前記ベースプレート(72)から突出する円柱である、
    請求項1に記載のインペラ(70)。
  3. 前記長いブレード(76)の各々は、前記ベースプレート(72)の半径方向に沿って延び、前記ベースプレート(72)の半径方向縁部に隣接する終端部と、該長いブレード(76)の前記終端部に比べて前記シャフト取り付け部分(74)に相対的に近接する始端部とを有し、各長いブレード(76)の始端部と前記シャフト取り付け部分(74)の外周面との間の距離と、前記ベースプレート(72)の直径との比率は、0.219以上かつ0.4以下であり、及び/又は前記短いブレード(78)の各々の開始位置と1つの隣接する長いブレード(76)の開始位置との間の距離と、前記ベースプレート(72)の前記直径との比率は、0.219以上かつ0.4以下である、
    請求項1又は2に記載のインペラ(70)。
  4. 前記複数の長いブレード(76)は、互いに均一な間隔で離間し、前記複数の短いブレード(78)は、互いに均一な間隔で離間し、各短いブレード(78)の始端部と前記短いブレード(78)に隣接する2つの長いブレードの始端部との間の距離は同じである、
    請求項3に記載のインペラ(70)。
  5. 前記ベースプレート(72)は、該ベースプレート(72)上に複数の釣合い穴(721)を定める、
    請求項1から4のいずれかに記載のインペラ(70)。
  6. 前記釣合い穴(721)は、前記ベースプレート(72)上に均一に分布する、
    請求項5に記載のインペラ(70)。
  7. 前記釣合い穴(721)の中心は、同じ円上に位置し、前記円の直径と前記ベースプレート(72)の直径との比率は、0.36以上かつ0.9以下であり、及び/又は、
    各釣合い穴(721)の断面積は、9mm2以上かつ240mm2以下であり、及び/又は、
    各釣合い穴(721)は、円形、正方形、三角形及び矩形のうちの少なくとも1つの形状を有する、
    請求項6に記載のインペラ(70)。
  8. 前記シャフト取り付け部分(74)は、滑らかな移行部を間に伴って前記ベースプレート(72)に接続される、
    請求項1から7のいずれかに記載のインペラ(70)。
  9. ポンプ(100)であって、
    駆動機構(50)と、
    前記駆動機構(50)に接続されたインペラ(70)と、
    を備え、前記駆動機構(50)は、前記インペラ(70)を回転させるように構成され、前記インペラは、
    ベースプレート(72)と、
    前記ベースプレート(72)上に配置されたシャフト取り付け部分(74)と、
    前記ベースプレート(72)の側面上に配置された複数の長いブレード(76)及び複数の短いブレード(78)と、
    を備え、前記複数の長いブレード(76)及び複数の短いブレード(78)は、前記ベースプレート(72)上に該ベースプレート(72)の円周方向に沿って交互に配置されて前記シャフト取り付け部分(74)を取り囲み、前記複数の長いブレード(76)及び複数の短いブレード(78)は、全て弓形ブレードであり、前記インペラは、
    主本体(34)と、該主本体(34)上に配置されたカバー(32)とを含むポンプハウジング(30)をさらに備え、前記主本体(34)は、渦巻形の収容部分(341)と、該収容部分(341)に接続された流れ誘導部分(343)とを含み、前記駆動機構(50)は前記カバー(32)に取り付けられ、前記収容部分(341)は、前記インペラ(70)を収容する収容チャンバ(3411)を定める、
    ことを特徴とするポンプ(100)。
  10. 前記収容部分(341)の前記収容チャンバ(3411)の形状は、近似された複数の円弧区分によって実質的に形成された渦巻線であり、前記円弧区分のうちの前記渦巻線の開始点が位置する円弧区分の直径をD1とし、前記ベースプレート(72)の直径をD2とした場合、直径D1と直径D2との比率は1.05以上かつ1.1以下であり、及び/又は、
    前記収容部分(341)の出口流量範囲と前記インペラ(70)の出口流量範囲との比率は、0.2以上かつ0.5以下であり、及び/又は、
    前記インペラ(70)と前記主本体(34)の前記収容部分(341)の下壁との間の距離と、前記ベースプレート(72)の前記直径との比率は、0.04以上かつ0.12以下である、
    請求項9に記載のポンプ(100)。
  11. 流れ誘導部分(343)は、収容部分(341)の収容チャンバ(3411)と連通する出口通路(3431)を定め、出口通路(3431)の直径は、収容部分(341)から離れる方向に徐々に増加する、請求項9に記載のポンプ(100)。
  12. 前記駆動機構(50)は、単相モータである、
    請求項10に記載のポンプ(100)。
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