JP2017116384A - エンコーダ故障検出装置 - Google Patents
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Abstract
Description
エンコーダ故障検出装置100は、例えば周期的に本フローチャートを開始することにより、エンコーダ220に対する故障診断を実施する。周期的に実施する他、例えば上位装置300がモータ210の機能安全を有効化するよう指示したことを契機として、本フローチャートを開始してもよい。その他適当なタイミングで開始してもよい。
診断部130は、指令取得部120を介して上位装置300からモータ制御装置200に対する指令を監視することにより、モータ210に対するサーボ制御がONされているか否かを判定する。サーボ制御がONされている場合はステップS202へ進み、ONされていない場合は本フローチャートを終了する。
サーボ制御機能を備えたモータ制御装置は一般に、サーボ制御機能をON/OFFするための信号を上位装置から受信する。指令取得部120がこれを受信することにより、サーボ制御がONされているか否かを判断することができる。あるいはモータ制御装置200の内部的な制御状態を取得することにより、サーボ制御がONされているか否かを判断することもできる。サーボ制御がONされているか否かを判断できるのであれば、その他適当な信号や手段を用いることもできる。
診断部130は、指令取得部120を介して上位装置300からモータ制御装置200に対する駆動指令を取得する。駆動指令がゼロである(すなわちモータ210を静止させるように指示する駆動指令が出力されている、または駆動指令が全く出力されていない)場合はステップS203へ進み、それ以外であれば本フローチャートを終了する。
本発明は、モータ210に対する駆動指令がゼロである場合においてエンコーダ220の故障を検出することを目的としている。したがってその前提として、サーボ制御がONされていることが必要である。サーボ制御がOFFされている場合におけるエンコーダ220の故障は、例えばエンコーダ220自身の故障検出機能などによって検出することができる。
診断部130は、検出結果取得部110を介してエンコーダ220からモータ210の動作位置の検出結果を取得する。検出結果が所定時間(例えば100ms)にわたって変化しない場合はステップS204へ進み、検出結果がその所定時間にわたって経時的に変化している場合は本フローチャートを終了する。
モータ210に対する駆動指令がゼロであるにも関わらずエンコーダ220の検出結果が変化している場合、エンコーダ220が故障しているか否かは例えばエンコーダ220自身の故障検出機能などの別手段によって判断できると考えられる。そこで本発明においては、駆動指令がゼロであり検出結果が変化しない場合を、エンコーダ220の診断対象とすることにした。
エンコーダ220による検出結果が変化しない状態とは、以下のことである。(a)エンコーダ220がパルスエンコーダである場合は、A相とB相のどちらか一方または両方の信号が変化しない状態である。(b)エンコーダ220がシリアルエンコーダである場合は、エンコーダ220が出力するシリアルデータ上の位置データが変化しない状態である。
診断部130は、モータ制御装置200の制御モードを位置制御モード(モータ210の動作位置に基づき制御するモード)へ切り替えるように、制御モード切替部140に対して指示する。制御モード切替部140はその指示にしたがって、モータ制御装置200に対してその旨の指示を出力する。
エンコーダ220の基本機能は、モータ210の動作位置を検出することである。そこで後述するステップにおいてその位置検出機能が正確に動作しているか否かをチェックするため、あらかじめ制御モードを位置制御に切り替えておくこととした。
モータ制御装置200は、本ステップ以降はエンコーダ220に対する故障診断を実施するための制御モードに移行し、その間は通常の駆動指令が到着しても破棄するようにしてもよい。故障診断と通常の駆動指令のいずれを優先するかは適宜定めればよい。ただし故障診断は長時間を要するものではないので、故障診断が完了するまでは通常の駆動制御を停止することが望ましいと考えられる。
診断部130は、モータ210を所定位置へ動かすよう指示する位置指令を出力するように、指令出力部150に対して指示する。この位置指令は、例えばエンコーダ220がパルスエンコーダであれば±1パルス以上位置を変化させるようにセットする。指令出力部150はその指示にしたがって、モータ制御装置200に対して位置指令を出力する。モータ制御装置200は、その位置指令が指示する位置へモータ210の動作位置を移動させる(すなわち指示された位置へ回転させる)。
診断部130は、検出結果取得部110を介してエンコーダ220からモータ210の動作位置の検出結果を取得する。
診断部130は、エンコーダ220から取得した検出結果が、ステップS205において指示した位置を示しているか否かを判定する。指定した位置である場合はステップS208〜S209を実施し、指定した位置ではない場合はステップS210を実施する。
診断部130は、モータ210をステップS205の前の時点における位置へ戻すよう指示する位置指令を出力するように、指令出力部150に対して指示する。指令出力部150はその指示にしたがって、モータ制御装置200に対して位置指令を出力する。モータ制御装置200は、その位置指令が指示する位置へモータ210の動作位置を移動させる。
エンコーダ220に対する故障診断を完了した後に、モータ210の動作位置を診断開始前の位置へ戻す必要がない場合は、本ステップを省略することもできる。
診断部130は、モータ制御装置200の制御モードをステップS204の前の時点における制御モードへ戻すように、制御モード切替部140に対して指示する。制御モード切替部140はその指示にしたがって、モータ制御装置200に対してその旨の指示を出力する。モータ制御装置200が初めから位置制御モードで動作している場合や、位置制御モード以外の動作モードが存在しない場合は、ステップS204や本ステップを省略することもできる。
診断部130は、エンコーダ220が故障している旨を通知する。例えばその旨を示す信号を上位装置300などへ出力することにより、ユーザに対してエンコーダ220が故障している旨を通知することができる。その他適当な出力手段を用いてもよい。
診断部130は、エンコーダ220が正常である場合(S208〜S209)においても、その旨をステップS210と同様の手段によってその旨を通知するようにしてもよいし、故障している場合のみ通知してもよい。
本発明に係るエンコーダ故障検出装置100は、モータ210に対するサーボ制御がONされており、駆動指令がゼロであってもエンコーダ220の検出結果が変化しない場合に、診断用の駆動指令をモータ210に対して与えることによりエンコーダ220に対する故障診断を実施する。これにより、従来診断することが困難であった状況においてもエンコーダ220の故障を適切に診断することができる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
Claims (9)
- エンコーダの故障を検出するエンコーダ故障検出装置であって。
前記エンコーダが動作位置を検出する電動機に対する制御指令を取得する指令取得部、
前記エンコーダによる検出結果を取得する検出結果取得部、
前記指令取得部が取得した前記制御指令と前記検出結果取得部が取得した前記検出結果に基づき前記エンコーダが故障しているか否かを診断する故障診断部、
を備えることを特徴とするエンコーダ故障検出装置。 - 前記指令取得部はさらに、前記電動機に対する駆動制御が開始されているか否かを示すサーボオン状態信号を取得し、
前記故障診断部は、前記指令取得部が取得した前記制御指令と前記検出結果取得部が取得した前記検出結果に加えて、前記サーボオン状態信号に基づき、前記エンコーダが故障しているか否かを診断する
ことを特徴とする請求項1記載のエンコーダ故障検出装置。 - 前記故障診断部は、前記電動機に対する駆動制御が開始されていることを前記サーボオン状態信号が示し、前記電動機に対する制御指令が前記電動機を静止状態に維持するよう指示しており、かつ前記検出結果が変化しないとき、前記診断を実施する
ことを特徴とする請求項2記載のエンコーダ故障検出装置。 - 前記エンコーダ故障検出装置はさらに、前記故障診断部が前記診断を開始する前に前記電動機を動作位置に基づき制御する制御モードへ切り替えるよう要求する切替要求を出力する制御モード切替部を備え、
前記故障診断部は、前記制御モード切替部が前記切替要求を出力した後、前記診断を実施する
ことを特徴とする請求項3記載のエンコーダ故障検出装置。 - 前記エンコーダ故障検出装置はさらに、前記電動機の動作位置を指定する位置指令を出力する指令出力部を備え、
前記故障診断部は、前記指令出力部が出力する前記位置指令に対応して前記検出結果が変化したか否かに基づき、前記診断を実施する
ことを特徴とする請求項4記載のエンコーダ故障検出装置。 - 前記指令出力部は、前記故障診断部が前記診断を完了した後、前記切替要求を出力する前の動作位置へ前記電動機を戻すよう要求する位置復帰指令を出力する
ことを特徴とする請求項5記載のエンコーダ故障検出装置。 - 前記制御モード切替部は、前記故障診断部が前記診断を完了した後、前記切替要求を出力する前の制御モードへ戻すよう要求するモード復帰要求を出力する
ことを特徴とする請求項4記載のエンコーダ故障検出装置。 - 前記指令出力部は、前記制御モード切替部が前記切替要求を出力した後に前記位置指令を出力し、
前記指令出力部は、前記故障診断部が前記診断を完了した後、前記切替要求を出力する前の動作位置へ前記電動機を戻すよう要求する位置復帰指令を出力し、
前記制御モード切替部は、前記指令出力部が前記位置復帰指令を出力した後、前記切替要求を出力する前の制御モードへ戻すよう要求するモード復帰要求を出力する
ことを特徴とする請求項5記載のエンコーダ故障検出装置。 - 前記エンコーダ故障検出装置は、前記電動機を駆動制御する制御装置の一部として構成されている
ことを特徴とする請求項1記載のエンコーダ故障検出装置。
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