JP2017118664A - 電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リード線を両側から挟んで保持する一対の保持片を有するタイプのブッシングを備えた電動機において、ブッシングに設けられた排水通路から小虫がモータ外郭の内部へ侵入するのを防止することができる電動機を提供すること。【解決手段】第1当接部67と第2当接部68は一方の保持片61の幅方向中央に第1当接部67から第2当接部68にわたって形成されモータ外郭40の内部で発生した水を排水するための排水通路7を備え、排水通路7は第1当接部67のモータ外郭40の端面401との当接面671から凹んだ第1排水通路71と第2当接部68のモータ外郭40の外周面402との当接面681から凹んだ第2排水通路72を備え、第1排水通路71の深さD1は第2排水通路72の深さD2よりも深く形成され、第2排水通路72の深さD2は小虫の侵入を阻止するために微小な深さに形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、回路基板に接続されたリード線をモータ外郭の内部から外部へ引出すためのブッシングを備えた電動機に関する。
従来の電動機には、回転磁界を発生するステータの内部に、永久磁石を備えるロータを回転可能に配置したインナーロータ型の電動機がある。この型の電動機には、例えば、空気調和機の室外機に搭載される送風ファンを回転駆動するためのブラシレスDCモータがある。
このような電動機は、例えば、樹脂で形成されたモータ外郭で覆われたステータとロータと回路基板を備え、この回路基板に接続されたリード線をモータ外郭の内部から外部へ引出すためのブッシングを備えている。モータ外郭は、ブッシングが配置される回路基板側に、ロータの軸方向に対し垂直な端面と、この端面に連続形成されロータの軸方向に対し平行な外周面が形成されている。
このブッシングは、例えば、リード線を両側から挟んで保持する一対の保持片を有するタイプのものがある(例えば、特許文献1)。この一対の保持片のうち、一方の保持片は略L字状に形成され、モータ外郭の端面に沿って当接される第1当接部と、モータ外郭の外周面に沿って当接される第2当接部を備えている。
このようなブッシングを備えた電動機において、モータ外郭の内部に結露水などの水が発生した場合、発生した水をモータ外郭の外部に水抜きする必要がある。このため、モータ外郭の内部の水抜き対策として、例えば、モータ外郭の内部と外部を連通する排水通路を、ブッシングの一方の保持片に備えた第1当接部から第2当接部に向かって形成することが考えられる。
しかしながら、例えば、空気調和機の室外機に搭載される電動機は、ブッシングの一方の保持片に形成される排水通路の大きさによっては、アリなどの小虫が排水通路からモータ外郭の内部に侵入し回路基板に備えた配線や部品のショートの原因になるおそれがあった。
特開2013−138551号公報
本発明は上記問題点に鑑み、リード線を両側から挟んで保持する一対の保持片を有するタイプのブッシングを備えた電動機において、ブッシングに設けられた排水通路から小虫がモータ外郭の内部へ侵入するのを防止することができる電動機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電動機は、モータ外郭で覆われたステータとロータと回路基板を備え、回路基板に接続されたリード線をモータ外郭の内部から外部へ引出すためのブッシングを備え、モータ外郭はブッシングが配置される回路基板側にロータの軸方向に対し垂直に形成された端面とこの端面に連続するようにロータの軸方向に対し平行に形成された外周面を備え、ブッシングはリード線を挟んで保持する一対の保持片を有し、一対の保持片のうちの一方の保持片はL字状に形成されモータ外郭の端面に沿って当接される第1当接部とモータ外郭の外周面に沿って当接される第2当接部を備え、第1当接部と第2当接部は一方の保持片の幅方向中央に第1当接部から第2当接部にわたって形成されモータ外郭の内部で発生した水を排水するための排水通路を備え、排水通路は第1当接部の端面との当接面から凹んだ第1排水通路と第2当接部の外周面との当接面から凹んだ第2排水通路を備え、第1排水通路の深さは第2排水通路の深さよりも深く形成され、第2排水通路の深さは小虫の侵入を阻止するために微小な深さに形成されていることを特徴とする。
本発明の電動機によれば、リード線を挟んで保持する一対の保持片を有するタイプのブッシングを備えた電動機において、ブッシングに設けられた排水通路から小虫がモータ外郭の内部へ侵入するのを防止することができる。
本発明のブッシングを備えた電動機を示す説明図であり、(a)は断面図、(b)は部分斜視図である。 本発明の電動機のブッシングが配置されるモータ外郭の位置を示す説明図であり、(a)は部分正面図、(b)は部分平面図である。 本発明の電動機のブッシングを示す外観斜視図である。 本発明の電動機の取付態様を説明する説明図であり、(a)は部分外観斜視図、(b)は部分平面図である。 本発明の電動機のブッシングをモータ外郭に当接させた状態を示す説明図であり、(a)は部分断面図、(b)は部分正面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1乃至図5は、本実施形態における電動機を説明する図である。図1乃至図5に示すように、この電動機1は、ステータ2の内部にロータ3を回転可能に配置したインナーロータ型の電動機であり、例えば、空気調和機の室外機に搭載される送風ファンを回転駆動するためのブラシレスDCモータである。
この電動機1は、図1に示すように、円筒状のステータ2と、ステータ2の内径側にステータ2と同軸的に配置されるロータ3とを有し、ステータ2は、金型内で合成樹脂をステータコア21と一体成形することによってステータコア21のティース面22を残して、全体が合成樹脂で形成されたモータ外郭40で覆われている。
ステータ2の一方の端面側(図1において下面)を覆うモータ外郭40には、ロータ3に備えた後述するシャフト32を支持する軸受33が収納される第1ブラケット41が設けられている。ステータ2の他方の端面側(図1において上面)を覆うモータ外郭40には、電動機1を駆動する制御部を搭載した回路基板5が搭載され、その回路基板5を覆うようにシャフト32を支持するもう1つの軸受34が収納される第2ブラケット42が設けられている。
ロータ3は、軸受33、34に回転可能な状態で支持されたシャフト32と、シャフト32に同軸的に取付けられた円盤状のバックヨーク35と、バックヨーク35の外径側に配置された複数の板状のロータマグネット31とを備えている。ステータ2とロータ3の両端には、第1ブラケット41はモータ外郭40と一体成形され、第2ブラケット42はモータ外郭40に圧入され、モータ外郭40の内部を塞ぐことで防水構造になっている。
モータ外郭40と第2ブラケット42との間には、回路基板5に接続されたリード線51をモータ外郭40の内部から外部へ引出すためのブッシング6が設けられている。ブッシング6について説明するにあたり、まず、ブッシング6が当接されるモータ外郭40の構造について説明する。
モータ外郭40は、図1、図2、図4に示すように、シャフト32の出力側(軸受34の側)に形成されシャフト32の軸方向に対し垂直な端面401と、端面401に連続形成されシャフト32の軸方向に対し平行な外周面402が形成されている。モータ外郭40の端面401(図1において上面)の外周側には、端面401に連続形成されシャフト32の軸方向に向かって突出する外周凸部407が設けられている。外周凸部407には、回路基板5が載置されて、ブッシング6が配置される箇所に切欠部403が設けられている。切欠部403は、モータ外郭40の外周から内側に向かって、ブッシング6の幅に対応した開口幅になるように切欠かれている。
切欠部403の外周側には、ブッシング6の後述する第2当接部68が当接される外周面402を、モータ外郭40の最外周から凹んだ箇所に形成するための外周凹部404が設けられている。外周凹部404は、ブッシング6の第2当接部68を係止することによってブッシング6を支持する。そして、切欠部403の両側に形成された側壁405、405に、ブッシング6の両側端に形成された切欠部69、69を嵌合することによってブッシング6が支持されている。
ブッシング6は、図3および図4に示すように、リード線51を挟んで保持する一対の第1保持片61と第2保持片62とを有し、第1保持片61と第2保持片62はそれぞれ、絶縁性を有する合成樹脂から形成されている。第1保持片61と第2保持片62にはそれぞれ、互いに向かい合わせて当接する第1向かい合わせ面63と第2向かい合わせ面64を有している。第1向かい合わせ面63と第2向かい合わせ面64にはそれぞれ、第1向かい合わせ面63と第2向かい合わせ面64から凹んでリード線51が案内される第1案内部65と第2案内部66を備えている。
第1保持片61は、L字状に形成され、モータ外郭40の端面401に当接される第1当接部67と、モータ外郭40の外周面402に沿って当接される第2当接部68を備えている。第1当接部67と第2当接部68は、第1保持片61の幅方向の中央に、第1当接部67から第2当接部68にわたって形成され、モータ外郭40の内部で発生した結露水などの水を排水するための排水通路7を備えている。
排水通路7は、図4および図5に示すように、第1当接部67の端面401との当接面671から矩形状に凹んだ第1排水通路71と、第2当接部68の外周面402との当接面681から矩形状に凹んだ第2排水通路72を備えている。ここで、電動機1を空気調和機の室外機に搭載した場合、電動機1の設置状態として、シャフト32が水平方向に延び、ブッシング6がモータ外郭40から鉛直方向の下方に延びているものとする。この時のブッシング6の第1保持片61に備えた排水通路7は、第1排水通路71が鉛直方向の下方に、第2排水通路72が水平方向に延びる通路になっている。
このため、排水通路7としては、第1排水通路71には水を溜める役目を持たせ、第2排水通路72には溜めた水を排水させる役目を持たせたものになっており、第1排水通路71の深さD1は第2排水通路72の深さD2よりも深く形成されている。第1排水通路71の深さD1は、例えば、1mmに設定されている。さらに、第2排水通路72の深さD2は、アリなどの小虫が入らないように微小な深さに形成されている。第2排水通路72の深さD2は、小虫の大きさと種類が、例えば、ヒメアリ(全長2mm、頭部(縦幅0.15mm、横幅0.5mm))を基準として、0.1mmに設定されている。図5に示すように、第2排水通路72の深さD2は、ブッシング6の第2当接部68が当接された状態のとき、第2排水通路72とモータ外郭40の外周面402との断面の隙間に相当しており、この隙間にヒメアリの頭部(縦幅0.15mm)が侵入しないようにしている。
モータ外郭40の外周凹部404と、第1保持片61の第2当接部68との間には、第2排水通路72の出口721をモータ外郭40の外部に繋ぎ、第2排水通路72から水を排出するためのスリット406が形成されている。このスリット406の隙間Lは、第2排水通路72の深さD2と同様に、アリなどの小虫が入らないように、0.1mmに設定されている。
以上説明してきた本実施形態による電動機1によれば、第1当接部67と第2当接部68は第1保持片61の幅方向中央に第1当接部67から第2当接部68にわたって形成されモータ外郭40の内部で発生した水を排水するための排水通路7を備え、排水通路7は第1当接部67の端面401との当接面671から矩形状に凹んだ第1排水通路71と第2当接部68の外周面402との当接面681から矩形状に凹んだ第2排水通路72を備え、第1排水通路71の深さD1は第2排水通路72の深さD2よりも深く形成され、第2排水通路72の深さD2は小虫の侵入を阻止するために微小な深さに形成されている。この結果、リード線51を挟んで保持する一対の第1保持片61と第2保持片62を有するタイプのブッシング6を備えた電動機1において、ブッシング6に設けられた排水通路7から小虫がモータ外郭40の内部へ侵入するのを防止することができる。
なお、本実施形態による電動機1では、排水通路7として、矩形状に凹んだ第1排水通路71と第2排水通路72を備える構造としたが、本発明はこれに限らず、三角形状や円形状に凹んだ第1排水通路71と第2排水通路72を備える構造にしてもよい。この場合、第1排水通路71の深さD1や第2排水通路72の深さD2は、例えば、三角形状や円形状の凹んだ最深の部分において、上述と同様にD1=1mm、D2=0.1mmに設定されている。
また、本実施形態による電動機1では、モータ外郭40として、切欠部403の外周側には、ブッシング6の第2当接部68が当接される外周面402を、モータ外郭40の最外周から凹んだ箇所に形成するための外周凹部404を設ける構造としたが、本発明はこれに限らず、外周凹部404を省略し、モータ外郭40の最外周にブッシング6の第2当接部68を当接するようにしてもよい。
1 電動機
2 ステータ
21 ステータコア
22 ティース面
3 ロータ
31 ロータマグネット
32 シャフト
33、34 軸受
35 バックヨーク
40 モータ外郭
401 端面
402 外周面
403 切欠部
404 外周凹部
405 両側壁
406 スリット
407 外周凸部
41 第1ブラケット
42 第2ブラケット
5 回路基板
51 リード線
6 ブッシング
61 第1保持片
62 第2保持片
63 第1向かい合わせ面
64 第2向かい合わせ面
65 第1案内部
66 第2案内部
67 第1当接部
671 当接面
68 第2当接部
681 当接面
69 切欠部
7 排水通路
71 第1排水通路
72 第2排水通路
721 出口
D1 第1排水通路71の深さ
D2 第2排水通路72の深さ
L スリット406の隙間

Claims (2)

  1. モータ外郭で覆われたステータとロータと回路基板を備え、前記回路基板に接続されたリード線を前記モータ外郭の内部から外部へ引出すためのブッシングを備え、
    前記モータ外郭は前記ブッシングが配置される前記回路基板側に前記ロータの軸方向に対し垂直に形成された端面と前記端面に連続するように前記ロータの軸方向に対し平行に形成された外周面を備え、
    前記ブッシングは前記リード線を挟んで保持する一対の保持片を有し、
    前記一対の保持片のうちの一方の保持片はL字状に形成され前記モータ外郭の前記端面に沿って当接される第1当接部と前記モータ外郭の前記外周面に沿って当接される第2当接部を備え、
    前記第1当接部と前記第2当接部は前記一方の保持片の幅方向中央に前記第1当接部から前記第2当接部にわたって形成され前記モータ外郭の内部で発生した水を排水するための排水通路を備え、
    前記排水通路は前記第1当接部の前記端面との当接面から凹んだ第1排水通路と前記第2当接部の前記外周面との当接面から凹んだ第2排水通路を備え、
    前記第1排水通路の深さは前記第2排水通路の深さよりも深く形成され、
    前記第2排水通路の深さは小虫の侵入を阻止するために微小な深さに形成されていることを特徴とする電動機。
  2. 前記モータ外郭は前記外周面を前記モータ外郭の最外周から凹んだ箇所に形成するための外周凹部を備え、
    前記外周凹部と前記第2当接部の間には前記第2排水通路の出口を前記モータ外郭の外部に繋ぐ前記第2排水通路の深さと同じ微小な隙間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
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