JP2017121364A - イップス改善用トレーニング装具およびイップス改善用トレーニングセット - Google Patents
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Abstract
Description
以下、図面を用いて第1実施形態のイップス改善用トレーニング装具1(以下、単にトレーニング装具と呼ぶ)およびイップス改善用トレーニングセット2(トレーニングセット)について説明する。なお、各図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、各図において、トレーニング装具1のうち、使用者の一方の足に固定される部材についてのみ図示されており、他方の足に固定される部材については、省略した。
図2〜図4は、本実施形態のトレーニング装具1およびトレーニング装具1を装着した使用者50の足51を示し、図2は側面図であり、図3は正面図であり、図4は下面図である。
板部10は、矩形状の板体であり、使用者50の足51を搭載する上面10aと、上面10aの反対側に位置し地面Gと対向する下面10bと、を有する。板部10の下面10bには、突起部30が固定される。
固定部20は、図2〜図4に示すように、板部10を使用者50の足51に対して固定する。本実施形態では、靴55を履いた状態の足51に固定することが想定されるが、イップスに係る競技が、素足で行うものである場合には、素足に固定してもよい。
突起部30は、図1に示すように、板部10の下面10bに固定ボルト35により固定されている。突起部30は、平坦な上面32を有する半球形状であり、下側に向かって突出している。突起部30は、下側の最下点として頂点Cを有する。頂点Cは、トレーニング装具1を装着した使用者50が直立した状態で、地面Gと接触する接点となる。また、突起部30は、左右方向反対側を向き、互いに平坦かつ平行な端面31が設けられている。端面31同士の左右方向に沿う距離は、凹部12の対向面12a同士の距離と同じか若干小さい。突起部30は、凹部12内に位置することで、端面31が対向面12a同士の間に嵌る。このとき、端面31と対向面12aとは、互いに接触する。これにより、突起部30の板部10に対する回転が抑制され、固定ボルト35が緩むことがない。
本実施形態のトレーニング装具1は、イップスを抱える使用者50の両足に装着させた状態で、使用者50にイップスに係る動作を繰り返し行わせることで、イップス改善を図るものである。ここで、イップスに係る動作とは、使用者のイップス症状が現れる競技動作を意味し、トレーニング装具1は、各種スポーツにおけるイップスに効果を奏する。イップスに係る動作としては、野球の投球動作、ゴルフのパター、テニスのサーブなどが例示される。本実施形態のトレーニング装具1は、特に野球の投球動作に対するイップスに高い効果を奏することが確認されている。
また、イップスを抱える競技者は、自身の足の裏が、地面から受ける反力(床反力)の感覚を喪失した感覚に陥っていると考えられている。通常の競技者は、無意識化で足裏に受ける床反力を感じて競技動作時の自身の体重移動を制御する。これに対し、イップスを抱える競技者は、床反力の感覚を喪失していることで、体重移動の制御が不安定となるばかりか、上半身の動作に伴う慣性力により体軸が感覚以上に移動してしまい、体軸の喪失感が促進された状態となる。
加えて本実施形態の固定部20は、ループさせた固定バンド21、22により、使用者50の足51の甲56を締め付ける。このような固定部20を採用することで、調整作業を行うことなく、所定の位置に容易に板部10を位置決めして、トレーニング装具1を足51に装着できる。
ここで、右利きの使用者50が野球の投球動作を行う場合を例として、より具体的に説明する。トレーニング装具1を装着した使用者50は、野球の投球動作を行う際に、左足を前方に踏み出した後に、右足で地面Gを蹴って体幹を前方に移動させる。使用者50は、トレーニング装具1を装着した状態で拇指球53および小指球54の両方を地面Gに接触させることができるため、このような地面Gを蹴り出す動作をスムーズに行うことができる。このような、地面Gを蹴る動作は、野球の投球動作に限らず多くの競技に存在する。すなわち、トレーニング装具1は、使用者50がイップスに係る動作を行うための妨げることなく競技動作を行わせて、体軸の意識を思い出させることができる。これにより、トレーニング装具1は、使用者50の体軸獲得の効果を高めることができる。
図1に示すように、トレーニング装具1は、突起部30と交換可能な複数種類の突起部30A、30Bとともに、トレーニングセット2を構成する。突起部30A、30Bは、上述の突起部30と同様に、平坦な上面32を有する半球形状であり、下側に向かって突出している。突起部30A、30Bは、突起部30と比較して、頂点Cの高さ並びに半球形状の半径が異なる。トレーニングセット2は、上述した突起部30、30A、30Bの他に、頂点Cの高さ並びに前方、後方、左方および右方の曲率半径のうち、何れか一つ又は二つ以上が異なる複数種類の突起部を有していてもよい。使用者50は、自身の体格に応じて、複数の種類の突起部30、30A、30Bの中から最適なものを選択して板部10に固定する。また、板部10に対する突起部30、30A、30Bの固定は、複数の貫通孔11の中から使用者50の体格に応じて選択された貫通孔11に固定ボルト35を挿通することで行われる。これらの構成により、幅広い体格の使用者50にとって、イップス改善に効果的なトレーニング装具1を提供できる。
次に、上述したトレーニング装具1およびトレーニングセット2に採用可能な、変形例1の突起部130および変形例2の突起部230について説明する。
図5は、変形例1の突起部130を採用したトレーニング装具1Aおよびトレーニング装具1Aを装着した使用者50の足51の側面図である。図6は、変形例2の突起部230を採用したトレーニング装具1Bおよびトレーニング装具1を装着した使用者50の足51の側面図である。
なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
後傾姿勢になる傾向の競技者は、後傾姿勢となった状態でバランスを崩すように構成されたトレーニング装具を用いることが好ましい。したがって、このような競技者は、変形例1の突起部130を備えたトレーニング装具1Aを使用することが好ましい。トレーニング装具1Aは、前方に向かう曲率半径R1が、後方に向かう曲率半径R2より大きいため、装着した使用者50が、後傾した際の重心線Pの後方への移動が、前傾した際の重心線Pの前方への移動と比較して応答性が高くなる。したがって、使用者50は、後傾姿勢になろうとした場合にバランス維持が難しくなり自立困難となる。これにより、自身が後傾姿勢となっていることを自覚して、正しい体軸の獲得を促進できる。
一方で、前傾姿勢になる傾向の競技者は、変形例2の突起部230を備えたトレーニング装具1Bを使用することが好ましい。トレーニング装具1Bを使用することで、使用者50は、前傾姿勢になろうとした場合に自立が困難となり、自身が前傾姿勢となっていることを自覚して、正しい体軸の獲得を促進できる。
第2実施形態のトレーニング装具301について説明する。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
また、上側の介在部材336の第2の端面338bは、下側の介在部材336の第1の端面338aに対向して接触する。これにより、下側の介在部材336は、上側の介在部材336に対する回転が抑制される。
例えば、上述の実施形態において、固定部は、固定バンドにより板部を使用者の足に固定するものであったが同様の効果を奏するものであれば他の構成を採用してもよい。また、上述の実施形態において、板部に対する突起部の固定は、1つの固定ボルトによりなされていたが、他の構成を採用しもよい。さらに、板部に対する突起部の前後位置調整手段は、互いの位置関係を前後に調整可能であれば、他の構成を採用できる。
Claims (6)
- 使用者の足にそれぞれ装着する一対の板部と、
前記板部を前記使用者の足に固定する固定部と、
前記板部の下面に固定され下側に突出する突起部と、を備え、
前記固定部は、平面視で、前記板部の前端部を前記使用者の足の拇指球および小指球より後方に位置させ、しかも前記突起部の頂点を前記使用者の足の前記拇指球と前記小指球と踵骨とを結ぶ三角形の内側に位置させて、前記板部を前記使用者の足に固定する、イップス改善用トレーニング装具。 - 前記固定部は、前記使用者の側方から見て、前記突起部の頂点を前記使用者の重心線上に位置させて、前記板部を前記使用者の足に固定する、請求項1に記載のイップス改善用トレーニング装具。
- 前記板部と前記突起部との前後方向の相対位置を調整する前後位置調整手段を備える、請求項1又は2に記載のイップス改善用トレーニング装具。
- 前記板部の下面には、前後方向に延びる対向面を有する段部が設けられ、
前記突起部には、互いに左右方向を向く端面が設けられ、
前記突起部が、前記端面を前記対向面と対向させ接触させて前記板部に固定される、請求項1〜3の何れか一項に記載のイップス改善用トレーニング装具。 - 前記突起部は、下端に位置し頂点から前方、後方、左方および右方に向かってそれぞれ連続的な曲率半径で傾斜する下端部材と、前記下端部材と前記板部の間に介在する介在部材と、を有する、請求項1〜3の何れか一項に記載のイップス改善用トレーニング装具。
- 請求項1〜5の何れか一項に記載のイップス改善用トレーニング装具を含むイップス改善用トレーニングセットであって、
前記板部の下面に対する頂点の高さ並びに前方、後方、左方および右方の曲率半径のうち、何れか一つ又は二つ以上が異なる複数種類の前記突起部を有し、
前記使用者の体格に応じて、前記板部に固定する前記突起部を選択可能である、イップス改善用トレーニングセット。
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|---|---|---|---|---|
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