JP2017123280A - 電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】電池セル間の段差が発生して配線基板が歪んだ場合であっても、ヒューズが破断しない電池モジュールを提供する。【解決手段】隣接する複数電池セル11の端子間に固定される板状部21と立設部23とを備える金属リード20と、金属リード20の立設部23が差し込まれる差込穴から延在する配線パターンが設けられる配線基板50と、配線パターン上に設けられたヒューズ61とを有しており、金属リード20の立設部23には配線基板50の下面と接触して配線基板50を支持する補強部25が設けられ、金属リード20の補強部25が配線基板50を支持する位置の上方にヒューズ61の少なくとも一部が配置されている電池モジュール。【選択図】図6

Description

本発明は、ヒューズの破断を防ぎ、防水機能を有する電池モジュールに関する。
電池モジュールの一例として、電池セルの正極と負極との間に基板を配置し、基板上に保護素子(ヒューズ、ダイオード)を配置することがある。例えば、特許文献1では、電池セル上に基板を配置し、電池監視回路やセルバランス回路をハーネスで接続する。この例では、ヒューズの電極部は金属が露出している。
しかし、上記構成では、ヒューズがむき出しのため、水没時および塩水没時に、ヒューズ端子間でリークの恐れがある。
上記のヒューズのむき出し状態を解消するため、ヒューズをモールド樹脂で被膜することが提案されている(特許文献2)。
また、ヒューズのリークを防止するため、ヒューズを電池端子近傍に配置することが提案されている(特許文献3)。
特開2012−230963号公報 特開平06−314538号公報 特開2014−093864号公報
しかし、ヒューズを電池端子近傍に配置すると、電池セル間に段差が発生し、配線基板が歪んだ場合に、ヒューズが破断するおそれがあった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した、電池セル間の段差が発生して配線基板が歪んだ場合であっても、ヒューズが破断しない、電池モジュールの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
一つの案では、電池モジュールは、並設される複数の電池と、隣接する電池の端子間に固定される板状部と上下方向に立設する立設部とを備える金属リードと、前記金属リードの前記立設部が差し込まれる差込穴が形成され、前記差込穴から延在する配線パターンが設けられる配線基板と、前記配線パターン上に設けられたヒューズと、を有しており、
前記金属リードの前記立設部が、前記配線基板の前記差込穴に差込まれて固定されて、前記金属リードと前記配線基板とが電気的及び機械的に接続され、前記金属リードの前記立設部には、前記配線基板の下面と接触して前記配線基板を支持する補強部が設けられ、
前記金属リードの前記補強部が前記配線基板を支持する位置の上方に、前記ヒューズの少なくとも一部が配置されている。
一態様によれば、電池モジュールにおいて、電池セル間の段差が発生して配線基板が歪んだ場合であっても、ヒューズが破断しない。
本発明の実施形態の電池モジュールの概略斜視図。 本発明の第1の実施形態の電池モジュールの短手方向側面図。 図1のB面で切断した配線基板などの断面上面図。 本発明の第1の実施形態の電池モジュールの回路図。 本発明の第1の実施形態のヒューズの拡大断面図。 図1の矢印Cから見たリード周辺の長手方向側面図。 (A)は、本発明の第2の実施形態の配線基板などの断面上面図、(B)は(A)のD部分の拡大図。 本発明の第3の実施形態のヒューズの拡大断面図。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
本発明の実施形態である電池モジュール(蓄電モジュール)について説明する。本発明の複数の実施形態に係る電池モジュール1は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車などの車両に搭載することができ、走行用モータに電力を供給する電源装置として使用される。
まず、本発明に係る電池モジュール1の一例の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電池モジュール1の一例の概略構成を示す斜視図である。図2は、本発明の第1の実施形態の電池モジュール1の短手方向(矢印A方向の)側面断面図である。
図1〜図3及び図5〜図8において、X軸、Y軸およびZ軸は、互いに直交する軸である。本実施形態では、鉛直方向に相当する軸をZ軸としている。なお、X軸、Y軸およびZ軸の関係は、他の図面においても図1と同様である。
図1に示すように、電池モジュール1は、電池スタック10、金属リード20、リード締結部30、排煙ダクト40、配線基板50、保護素子部60、電圧監視回路(電池監視手段)70、基板間コネクタ80、及び支持体90を備える。
図1を参照して、電池スタック10は、例えば複数の電池セル11がセパレータ14を介して、図1のY方向に沿って一方向に配列(積層)された組電池である。
電池セル11は、例えば図1のX方向を長手方向とする直方体形状を有する。電池セル11の上面の長手方向(X軸方向)の両端部近傍には、一対の電極としての電極端子12,13が突出するように設けられている。一対の電極端子12,13は、例えば電池セル11の正極端子及び負極端子である。
また、電池スタック10において、隣接する電池セル11は、例えば正極端子12と負極端子13の位置が逆向きとなるように配置されている。電池セル11の種類としては、例えばニッケル水素電池、リチウムイオン電池等が挙げられるが、本発明はこの点において限定されるものではない。
セパレータ14は、互いに隣接する電池セル11の間に配置されて、隣接する電池セル11を一定の間隔に保持する。セパレータ14としては、例えばプラスチック等の絶縁部材を成形したもの等が挙げられるが、本発明はこの点において限定されるものではない。
電池スタック10内に並んだ複数の電池セル11間を金属リード(バスバー)20が接続している。電池スタック10のY軸方向の両端には、支持体90が設けられている。
電池モジュール1には、配線パターン51(図3参照)を夫々備える配線基板50が2つ設けられている。2つの配線基板50は、全ての電池セル11に共通であるため、電池セル11毎のハーネス等の接続が不要になり、組み付け、配索を簡素化することができ、配線基板の固定のためのスペースを最小限にすることができる。
図2を参照して、排煙ダクト40の上方には、基板間コネクタ80が設けられており、基板間コネクタ80は2つの配線基板50を接続する。基板間コネクタ80は、車両に設けられるECU(電気制御ユニット:Electrical control unit)基板と接続されてもよい。
配線基板50の配線パターン51上の端子と、セルバランスや過電流などの電池セル11の状態を監視するための電圧監視回路70とは、監視線(ハーネス)72を介して接続される。配線パターン51と電圧監視回路70とを接続するハーネス72を基板間コネクタ80に集めることで、配線基板50の脱着を、基板間コネクタ80と一括して行うことができる。
したがって、配線に関わる部品点数を削減することができる。
図1及び図2を参照して、2つの配線基板50は、電池モジュール1の上部であって、電池モジュール1の短手方向(電池セル11の長手方向、X軸方向)両端部近傍に設けられている。すなわち、2つの配線基板50は、電池モジュール1の短手方向中央部を避けて配置されている。
したがって、排煙ダクト40を、配線基板50と干渉させることなく、電池モジュール1の短手方向中央部に設けることができる。排煙ダクト40は、電池セル11内部の異常により発火や発煙が生じた場合に、発生したガスを回収して、電池モジュール1の外へ排気し、さらにはそのガスを電池モジュール1が搭載される車両の外へ排出させる機能を備える。
上述のように、電池モジュール1の中央部を避けて配線基板50が配置できるので、配線基板50と排煙ダクト40とが干渉しないという利点がある。
ここで、電池セル11間に段差が発生して、配線基板50が歪むと、ヒューズに荷重がかかり、破断してしまうおそれがあった。
そこで、上記問題を解決すべく、本発明の実施形態において、ヒューズ61及び金属リード20を下記のように配置する。
図3は、図1のB面で切断した配線基板50などの断面上面図であり、図4は本発明の実施形態の電池モジュール1の回路図である。
配線基板50は、一例として、ガラスエポキシ(ガラエポ)樹脂を母材として、銅などの金属層である配線パターン51が積層されることで構成されている。配線基板50には、金属リード20の一部が差し込まれる差込穴55が形成されている。配線基板50において、配線パターン51は差込穴55から延在している。
金属リード20は、電池セル11間を接続し、配線基板50内の配線パターン51へ接続される。配線パターン51の途中には、保護素子としてヒューズ61が直列で接続される。
電圧監視回路70は、端子部71、保護回路及びIC等を備えており、電池セル11又は/及び接続されるECUの電圧を監視する。
図3の上面図からわかるように、保護素子部60(ヒューズ61)は、差込穴55に嵌合された基板接合部(端子)24の近傍に配置される。よって、過電流が発生した場合であっても、電圧監視回路70や配線パターン51と電圧監視回路70とを接続するハーネスには過電流は流れない。
図5は保護素子部60周辺の拡大断面図である。また、保護素子部60において、ヒューズ61、その電極(ヒューズ電極)62、及びヒューズ電極62と配線パターン51とを接続するはんだ65は水の進入を防ぐ封止樹脂66で覆われている。
したがって、例えば本構成の電池モジュール1を車両へ搭載する場合、塩水没などで、電圧監視回路70や電圧監視回路70の端子部71や配線パターン51で端子間のリークが発生することがある。その場合、ECU内でリークが発生し、過電流が流れた際、ヒューズ61を切って絶縁状態にして電流を遮断することで延焼を防止する。
図5に示すように、本構成では、ヒューズ61及びヒューズ電極62は、樹脂66(エポキシ樹脂)で封止しているので、この部位に水が進入を防ぐことができる。さらに、ヒューズ電極62の間で塩水や金属異物が付着し、遮断した箇所が再導通することを防ぐことができる。
従って、簡易な構成で、電圧監視回路70の塩水没後の過電流保護が可能になる。
図6は、第1の実施形態に係る金属リード20周辺の長手方向(矢印C方向)の側面図である。
金属リード20は、電池セル11間を接続するとともに、配線基板50の配線パターン51へ接続される。金属リード20は、板状リード21、監視端子部22、立設部23、基板接合部(差込部、セル端子、電池端子)24、及び補強部25を備えている。
板状リード(板状部)21は、並設されている複数の電池セル11において、隣接する電池セル11の正極端子12と負極端子13とをそれぞれ接続して、固定するように設けられている。ここで、板状リード21が夫々の電池セル11に対してリード締結部30で締結される。
監視端子部22は、板状リード21と一体になって設けられている。立設部23は監視端子部22から略垂直に折り曲げられ(接続され)、上下方向に立設して配線基板50を支持する支柱として機能する。
立設部23の上端部が、配線基板50と接続され、配線基板50の穴52に差し込まれる、基板接合部24として機能する。ここで、立設部23(基板接合部24)が、配線基板50の差込穴55に、差込まれて(嵌め込まれて)固定されることで、金属リード20と配線基板50とが電気的・機械的に接続される。
本実施形態では、金属リード20の立設部23の、配線基板50と接続する部分の一部において、配線基板50の下面と接触するように、補強部25が設けられている。
なお、補強部25をリード(立設部23)とは一体的に構成してもよいし、別に取り付けてもよい。
本実施形態では、上述の図3の上面断面図を参照して保護素子部60は、監視端子部22と可能な限り近接して設けられている。したがって、図6を参照して、保護素子部60内のヒューズ61は配線基板50において、金属リード20の補強部25が配線基板50の下に配置されている位置の上面側に設けられる。
一般的に、ヒューズ61を構成するヒューズ基板部は、セラミックで構成されている場合が多く、圧縮応力には強いが、特に引っ張り応力に対して弱い特性があり、引っ張りにより割れが発生しやすい。
上記のように、板状リード21は、電池セル11を2つずつ隣り合う端子12,13間を接続するように固定しているため、電池モジュール1に対して外部からの応力がかかると、板状リード21によって、対応するX方向の端部が固定されていない、隣り合う電池セル11間が垂直方向にずれて、隣りあう電池セル11に高さの違いが生じることがある。
隣りあう電池セル11間で高さの違いがあると、この違いにより、配線基板50を電池セル11に接続するように金属リード20へ固定していると、配線基板50に歪みが発生する。
そこで、補強部25を金属リード20へ取り付ける又は一体形成することで、電池セル11間の高さ違いにより発生する、配線基板50の歪みによるヒューズ61、及び封止樹脂66への応力は、抑制できる(図6参照)。詳しくは、補強部25の上に少なくとも一部が配置された保護素子部60に対して、配線基板50における補強された部分の、圧縮応力は変わらず、引っ張り方向の応力が抑制されるため、ヒューズ61や封止樹脂66の破断を防ぐことができる。
<第2の実施形態>
図7の(A)は、本発明の第2の実施形態の配線基板50Aなどの断面上面図を示し、図7(B)は、図7(A)のD部分の拡大図を示す。
本実施形態では、配線基板50Aにおいて、保護素子部60の実装近傍の配線パターン51について、パターンの幅を広くする、幅広部52としている。
この構成により、保護素子部60の実装近傍の配線幅が広い幅広部52が、剛性が強くなり、その他の部分(通常の配線パターン51)の配線幅が相対的に細く(狭く)なり、細い部分の剛性が相対的に弱くなる。
ここで、外部からの応力がかかったときに、配線幅が細く、剛性が弱い部位(51)を積極的に歪ませることで、保護素子部60の実装近傍(幅広部52)にかかる引っ張り応力及び圧縮応力を抑制することができる。よって、保護素子部60の実装近傍の歪みが緩和でき、ヒューズ61及び封止樹脂66への応力を減らし、ヒューズ61や封止樹脂66の破断を防ぐことができる。
また、本実施形態においても、図6に示す第1実施形態のように、金属リード20に補強部25を設けて、ヒューズ61や封止樹脂66の破断をさらに防止することができる。
<第3の実施形態>
図8は第3の実施形態の保護素子部60Bの拡大断面図を示す。
本実施形態において、保護素子部(ヒューズ部)60Bの下部の凹部に、ヒューズエレメント(ヒューズ)61Bを配置し、ガラエポ基板(ガラスエポキシ基板)である配線パターン51と、ヒューズエレメント61Bを覆うヒューズ筐体63によって壁を作る。
本構成では、封止樹脂66がヒューズエレメント61Bに直接付着しないので、冷熱サイクル時に発生する封止樹脂66からの熱応力がヒューズエレメント61Bに付与されず、ヒューズエレメント61Bの破断を抑制できる。
また、本実施形態においても、図6に示す第1実施形態のように、金属リード20に補強部25を設けて、ヒューズ61や封止樹脂66の破断をさらに防止することができる。
しかし、万一、ヒューズエレメント61Bが溶断したとしても、その後の封止樹脂66の樹脂炭化による絶縁性低下を防ぐことができる。
以上、電池モジュールを複数の実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
1 電池モジュール
10 電池スタック
11 電池セル
12 正極端子
13 負極端子
14 セパレータ
20 金属リード(リード端子、導線)
21 板状部(板状リード)
22 監視端子部
23 立設部
24 基板接合部(電池端子)
25 連結部
30 リードネジ締結部
40 排煙ダクト
50,50A 配線基板
51 配線パターン
53 下部配線パターン
55 差込穴
60,60B 保護素子部
61,61B ヒューズ(ヒューズエレメント)
62 ヒューズ電極
63 ヒューズ保護体
65 はんだ
66 封止樹脂
70 電圧監視回路
80 基板間コネクタ
90 支持体(フレーム)

Claims (1)

  1. 並設される複数の電池と、
    隣接する電池の端子間に固定される板状部と上下方向に立設する立設部とを備える金属リードと、
    前記金属リードの前記立設部が差し込まれる差込穴が形成され、前記差込穴から延在する配線パターンが設けられる配線基板と、
    前記配線パターン上に設けられたヒューズと、を有しており、
    前記金属リードの前記立設部が、前記配線基板の前記差込穴に差込まれて固定されて、前記金属リードと前記配線基板とが電気的及び機械的に接続され、
    前記金属リードの前記立設部には、前記配線基板の下面と接触して前記配線基板を支持する補強部が設けられ、
    前記金属リードの前記補強部が前記配線基板を支持する位置の上方に、前記ヒューズの少なくとも一部が配置されている、
    電池モジュール。
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