JP2017124903A - エレベータの制御装置および制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】かご内に人がいるときにかご内の照明が消灯してしまう事態を防ぐ。【解決手段】実施形態に係るエレベータの制御装置は、人の存在を検出可能な人感センサをかご内に備えたエレベータの制御装置であって、少なくとも前記人感センサの検出結果を用いてかご内の人の滞留の有無を検知する滞留検知手段と、かごのドアが戸閉し且つかご呼びが無い状態が戸閉完了から一定時間経過してもなお前記滞留検知手段によりかご内に人が滞留していることが検知される場合に、かご内の照明を消灯させずに点灯を継続させる消灯抑制手段とを具備する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、エレベータの制御装置および制御システムに関する。
エレベータには、省エネの観点から、例えば乗りかご(以下、「かご」と称す。)のドアが戸閉してからかご呼びが無い状態が一定時間経過すると、かご内に人がいないものとみなし、かご内の照明を自動的に消灯させる機能(以下、「かご内照明自動消灯機能」と称す。)を備えたものがある。
かご内照明自動消灯機能は、省エネに有効な機能ではあるが、場合によっては、かごに人が乗っているにもかかわらずかご内の照明を消灯させてしまい、かご内にいる人を驚かせてしまうことがあり得る。そのような事態は、かごに人が乗り込んだ後、その人が行先階ボタンを押し忘れてしまった場合や、身体が不自由であるために行先階ボタンを押すことができなかった場合などに発生する。
本発明が解決しようとする課題は、かご内に人がいるときにかご内の照明が消灯してしまう事態を防ぐことのできるエレベータの制御装置および制御システムを提供することにある。
実施形態に係るエレベータの制御装置は、人の存在を検出可能な人感センサをかご内に備えたエレベータの制御装置であって、少なくとも前記人感センサの検出結果を用いてかご内の人の滞留の有無を検知する滞留検知手段と、かごのドアが戸閉し且つかご呼びが無い状態が戸閉完了から一定時間経過してもなお前記滞留検知手段によりかご内に人が滞留していることが検知される場合に、かご内の照明を消灯させずに点灯を継続させる消灯抑制手段とを具備する。
以下、図面を参照して、実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
最初に、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係るエレベータおよびその制御装置を含むシステムの構成の一例を示す図である。
最初に、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係るエレベータおよびその制御装置を含むシステムの構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本システムには、かご1を備えたエレベータが設けられる。かご1の上方(天井裏)にはかご上2と呼ばれるスペースが備えられる。さらに本システムには、かご上2を備えたかご1を含むエレベータ全体を制御するエレベータ制御装置3が設けられる。
かご1には、開閉可能なドア11と、行先階の登録やドア11の戸開/戸閉の指示が可能なかご内操作盤12と、かご1内に灯りを燈す照明13と、かご1内を撮影して映像を記録する記録媒体を有する防犯用の監視カメラ14と、かご1内の人の存在を検出可能な人感センサ15と、かご1内の搭載物の荷重または搭載物を含むかご1の荷重を検出する荷重センサ16とが備えられる。
なお、監視カメラ14により得られた映像は、かご上2の所定のコネクタを介して監視室Kに設置されるモニタへ送られるようになっている。また、人感センサ15の検出結果は、かご上2のかご制御部21へ送られた後、さらにエレベータ制御装置3のエレベータ制御部31へ送られるようになっている。また、荷重センサ16の検出結果は、エレベータ制御装置3のエレベータ制御部31へ送られるようになっている。なお、荷重センサ16の検出結果は、人感センサ15の検出結果と同様に、かご上2のかご制御部21へ送られた後、さらにエレベータ制御装置3のエレベータ制御部31へ送られるように構成してもよい。
本実施形態においては、人感センサ15として、例えば監視カメラ14を収めるユニットに予め備え付けられている赤外線センサを適用する。この場合の赤外線センサは、例えば焦電素子を利用した焦電型センサであり、熱源が放射する赤外線の温度変化を検出するものである。
監視カメラ14に備え付けの赤外線センサは、本来、防犯の観点から、ドア11が戸開してかご1内に乗り込む人を検出して監視カメラ14の作動を開始するタイミングを得るために使用される。これに対し、本実施形態ではこの赤外線センサを、かご1内に人が滞留しているか否か(特に、ドア11が戸閉し且つかご呼びが無い状態が戸閉完了から一定時間経過してもなおかご1内に人が滞留しているか否か)の検出にも利用する。なお、赤外線センサの検出範囲が狭くかご1内全域を捉えることができない場合には、検出範囲がかご1内全域に広がるよう、例えば赤外線センサの前に光の角度を変えるレンズを配置する等の工夫をしてもよい。
一般に、焦電型センサは、熱源が移動しなければその検出を行うことができない。そのため、焦電型センサを適用した人感センサ15は、例えば、かご1内に人が倒れて身動きしない状態が続く場合、その人を検出することができない。そこで、本実施形態では、かご1内に人が滞留しているか否かの検知のために、人感センサ15を用いると共に、荷重センサ16をも用いる。例えば、荷重センサ16により検出される荷重が予め定められた設定値以上である場合に、かご1内に人がいるものと推定することができる。なお、設定値の具体的な設定方法については、後で述べる。
このように人感センサ15と荷重センサ16とを組み合わせて使用することにより、かご1内に人がいるか否かを精度よく検出することができる。
なお、本実施形態においては、人感センサ15として監視カメラ14に備え付けの赤外線センサを適用する例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば独立した赤外線センサを設置してもよい。また、使用する赤外線センサとしては、焦電型センサの代わりに、フォトセンサを採用してもよい。この場合の検出方式として、反射式を採用してもいし、あるいは透過式を採用してもよい。例えば、かご1内において発光素子および受光素子の対を例えば壁面などに一定間隔で水平方向にまたは鉛直方向に複数個配置することにより、かご1内に人が滞留しているか否かを検知することができる。この場合、対象物に動きが無くても、かご1内の人の滞留の有無を検知することができるため、荷重センサ16の設置を省略してもよい。
一方、かご上2には、かご制御部21と記憶部22とが備えられる。かご制御部21は、エレベータ制御装置3の制御部31の制御のもとで、かご1のドア11、かご内操作盤12、照明13等に関する各種の制御を行ったり、制御部31との間で情報の受け渡しを行ったりする。記憶部22は、かご制御部21が制御に使用する情報を記憶する記憶領域を有する。例えば、かご制御部21は、ドア11の状態、照明13の状態、人感センサ15の検出結果、アナウンスの有無やアナウンス回数など、各種の状態を示す情報を記憶部22上で管理したり、それらの情報を制御部31へ供給したり、制御部31から供給される各種の情報を記憶部22に記憶して管理することができる。
なお、かご制御部21は、制御機能を持たないコネクタなどの入出力装置として構成してもよく、また、記憶部22の設置を省略してもよい。その場合、必要な制御や記憶は、後述するエレベータ制御装置3の制御部31や記憶部32で行うようにしてもよい。
エレベータ制御装置3には、エレベータ制御部31と記憶部32とが備えられる。エレベータ制御部31は、図示しない他のエレベータを含む複数のエレベータの運行制御を司るプロセッサであり、例えば所定のプログラムを実行することによりエレベータのかご上2のかご制御部21を介してかご1に関わる各種の制御を行ったり、当該制御部21との間で情報の受け渡しを行ったり、非常時に監視室K、ナースセンター、防災センター等や、外部の遠隔監視センター等へ発報したりすることもできる。記憶部32は、エレベータ制御部31が制御に使用する情報を記憶する記憶領域を有する。例えば、エレベータ制御部31は、荷重センサ16の検出結果を示す情報、閉じ込め防止機能が有効であるか否かを示す情報、かご1内に人が滞留しているか否かを示す情報、発報を行っているか否かを示す情報など、各種の状態を示す情報を記憶部32上で管理したり、それらの情報を制御部21へ供給したり、制御部21から供給される各種の情報を記憶部32に記憶して管理することができる。
本実施形態では、主としてエレベータ制御装置3側のエレベータ制御部31が、かご1内の人を見守るための閉じ込め防止機能を実現する場合を説明する。なお、この閉じ込め防止機能の一部を、かご上2のかご制御部21に分担させるように構成してもよい。
閉じ込め防止機能は、例えばかご1に乗り込んだ人が例えばかご内操作盤12上の行先階ボタンを押し忘れ、エレベータが待機状態になったとしても、かご1内の照明13を消灯させない制御を行うことで照明消灯によるパニックの発症を防いだり、不安を感じさせないように戸開を促すアナウンスを流したり、アナウンス後も戸閉等の操作が無ければ監視室K、ナースセンター、防災センター等や、外部の遠隔監視センター等へ状況を伝えるための発報を行ったりする機能である。
図2は、エレベータ制御部31に備えられる閉じ込め防止機能の構成を示す図である。
閉じ込め防止機能4は、滞留検知機能41、消灯抑制機能42、アナウンス機能43、および発報機能44を有する。なお、閉じ込め防止機能4の一部(例えば、消灯抑制機能42やアナウンス機能43)は、かご制御部21に分担させるように構成してもよい。
閉じ込め防止機能4は、滞留検知機能41、消灯抑制機能42、アナウンス機能43、および発報機能44を有する。なお、閉じ込め防止機能4の一部(例えば、消灯抑制機能42やアナウンス機能43)は、かご制御部21に分担させるように構成してもよい。
滞留検知機能41は、かご1内の人の滞留の有無を検知する機能である。本実施形態ででは、滞留検知機能41は、人感センサ15が一定の熱の変化を検出した場合、もしくは荷重センサ16により検出された搭載物の荷重が予め定められた設定値以上(例えば30kg以上)である場合に、かご1内に人が滞留していると判断する。ただし、誤検出を生じさせない荷重の最小値(最小荷重)は、かごのサイズ(定員数、最大積載量)が大きくなれば大きくなるほど、増加する傾向にある。そのため、上記設定値は、最小荷重を考慮するとともに、かご1に乗ると想定される人の最低体重を考慮した上で決定することが望ましい。
消灯抑制機能42は、ドア11が戸閉し且つかご呼びが無い状態が戸閉完了から一定時間経過してもなおかご1内に人が滞留していることが滞留検知機能41により検知される場合に、かご1内の照明を消灯させずに点灯を継続させることをかご制御部21に指示する。この場合、かご制御部21は当該指令に従ってかご1内の照明の点灯を継続させる。
アナウンス機能43は、ドア11が戸閉し且つかご呼びが無い状態が戸閉完了から一定時間経過してもなお滞留検知機能41によりかご1内に人が滞留していることが検知される場合に、行先階登録または戸開を促すアナウンスを行うことをかご制御部21に指示する。この場合、かご制御部21は当該指令に従って行先階登録または戸開を促すアナウンスをかご内操作盤12のスピーカ等から流す。
発報機能44は、アナウンス機能43によりアナウンスを所定回数行ってもなお滞留検知機能41によりかご1内に人が滞留していることが検知される場合に、監視室K、ナースセンター、防災センター等や、外部の遠隔監視センター等への発報を行う。
次に、図3のタイムチャートおよび図4のフローチャートを参照して、閉じ込め防止機能4による動作の一例を説明する。
エレベータ制御部31は、ドア11の状態、かご1内の人の滞留の有無、アナウンスの有無やアナウンス回数、発報の状態、照明13の状態等を監視している。
ここで、かご1の照明13が点灯中に、ドア11が戸開し、人がかご1内に乗り込んできたものとする。
このとき、エレベータ制御部31は、かご1内に人が乗車していることを検知し、その後、ドア11が戸閉したことを検知する。
エレベータ制御部31は、戸閉完了を検知した後、かご1のドア11が戸閉の状態にあり且つかご1が停止した状態(かご呼びによる呼び登録がなされていないためにかご1が待機している状態)にあるか否かを判定し(ステップS11)、該当する場合には(ステップS11のYES)、その状態が戸閉完了から一定時間(例えば60秒)経過したか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12で一定時間(例えば60秒)が経過したとき、エレベータ制御部31は、人感センサ15の検出結果と荷重センサ16の検出結果とを用いてかご1内に人が滞留しているか否かを判定する。
人感センサ15が一定の熱の変化を検出した場合(ステップS13のYES)、もしくは荷重センサ16により検出された荷重が予め定められた設定値以上である場合(ステップS14のYES)、エレベータ制御部31は、かご1内に人が滞留していると判定し、かご1内における照明13を消灯させずに点灯を継続させ(ステップS15)、また、かご1内で行先階登録または戸開を促すアナウンスをかご内操作盤12のスピーカ等から流す(ステップS16)。このアナウンスは、かご1内に人が滞留している状態が解消するまで一定の時間間隔(例えば30秒間隔)で所定回数分(例えば7回)実施される。かご1内に人が滞留している状態が解消する場合の例としては、後述するようにかご1が戸開中または全戸開の状態となった場合や、かご呼びが登録された場合、乗場呼びが登録された場合などが挙げられる。
エレベータ制御部31は、アナウンスを所定回数行ってもなおかご1内に人が滞留していることが検知される場合(ステップS17,S18)、監視室K、ナースセンター、防災センター等や、外部の遠隔監視センター等への発報を行う(ステップS19)。この発報は、かご1のドア11が戸開中または全戸開の状態になるまで継続される。
かご1のドア11が戸開中または全戸開の状態になると(ステップS20のYES)、エレベータ制御部31は、発報を停止させる(ステップS21)。
図5は、消灯抑制機能42により消灯動作が抑制される照明制御の動作の一例を説明する。
かご1内の照明13の制御は、例えば、エレベータ制御部31の制御のもとでかご制御部21が実行するようにしてもよい。この場合、かご制御部21は、かご1のドア11が戸閉中であり(ステップS31のYES)、且つかご呼びによる呼び登録が無く(ステップS32のNO)、その状態が所定時間(例えば60秒)経過した場合において(ステップS33のYES)、かご1内に人が滞留していないと検知された場合に限り(ステップS34のNO)、かご1内の照明13を消灯させる(ステップS35)。
上記以外の場合(ステップS31のNO、ステップS32のYES、ステップS33のNO、ステップS34のYES)においては、かご制御部21は、照明13を点灯させた状態を維持させる(ステップS36)。特にステップS34において、かご1内に人が滞留していることが検知された場合には(ステップS34のYES)、照明13を点灯させた状態が維持されるため、かご1に人が乗り込んだ人が行先階ボタンを押し忘れてしまっても、照明13が消灯してしまう事態を防ぐことができる。
本実施形態では、人感センサ15として赤外線センサを適用する場合を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、人感センサ15として、代わりにかご1の振動を検出する振動センサ(加速度センサ、速度センサ等)を適用してもよい。この場合、例えば、人がかご1の床に倒れたときの振動のパターン、人がかご1の壁や床を叩いたときの振動のパターン等を、事前に記憶部32の所定の記憶領域に登録しておき、滞留検知機能41が振動センサにより検出された振動のパターンと、登録された各種の振動のパターンとを照合し、一致するものがある場合に、かご1内に人が滞留していると判定し、さらに検出された振動のパターンからかご1内に滞留している人の状況を把握するようにしてもよい。
また、人感センサ15として、代わりにかご1内の音を検出する音センサ(マイク等)を適用してもよい。この場合、例えば、人がかご1の床に倒れたときの音のパターン、人がかご1の壁や床を叩いたときの音のパターン、人の非常事態のときの声のパターン等を、事前に記憶部32の所定の記憶領域に登録しておき、滞留検知機能41が音センサにより検出された振動のパターンと、登録された各種の音のパターンとを照合し、一致するものがある場合に、かご1内に人が滞留していると判定し、さらに検出された音のパターンからかご1内に滞留している人の状況を把握するようにしてもよい。
本実施形態においてはエレベータ制御部31が外部の遠隔監視センター等に発報するものとしたが、当該発報を図示しない遠隔監視端末装置が行うものとしてもよい。
本実施形態においてはエレベータ制御部31が外部の遠隔監視センター等に発報するものとしたが、当該発報を図示しない遠隔監視端末装置が行うものとしてもよい。
第1の実施形態によれば、人感センサ15と荷重センサ16とを組み合わせて使用しているため、簡単な構成で精度よくかご1内に人がいるか否かを検出することができる。また、その検出結果によりかご1内に人が滞留していることが検知された場合に、照明13の点灯状態が確実に維持されるため、かご1に人が乗り込んだ人が行先階ボタンを押し忘れてしまっても、照明13が消灯してしまう事態を防ぐことができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
以下では、前述した第1の実施形態と共通する部分の説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
次に、第2の実施形態について説明する。
以下では、前述した第1の実施形態と共通する部分の説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
図8は、第2の実施形態に係るエレベータおよびその制御装置を含むシステムの構成の一例を示す図である。
この第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、荷重センサ16およびそれを用いる処理を無くした点と、人感センサ15を人感センサ15’に変更した点である。
第2の実施形態では、人感センサ15’として、例えばかご1内に超音波を発して得られる反射波の変化から対象物の有無を検出する超音波センサを採用する。例えば、かご1内において送波器および受波器の対を例えば壁面などに配置することにより、かご1内の人に動きが無くてもかご1内に人が滞留しているか否かを検知することができる。あるいは、人感センサ15’として、例えばかご1内にマイクロ波を発して得られる反射波の変化から対象物の心臓または肺の動きを捉えるマイクロ波センサを採用してもよい。
第2の実施形態によれば、荷重センサを設置しないより簡易な構成で、かご1内における人の滞留の有無を検知することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
以下では、前述した第1の実施形態と共通する部分の説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
次に、第3の実施形態について説明する。
以下では、前述した第1の実施形態と共通する部分の説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
図9は、第3の実施形態に係るエレベータおよびその制御装置を含むシステムの構成の一例を示す図である。
この第3の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、人感センサ15およびそれを用いる処理を無くした点と、監視カメラ14を監視カメラ14’に変更した点である。
監視カメラ14と監視カメラ14’の違いを、図10および図11を参照して説明する。
監視カメラ14は、図10(a)に示されるように、イメージセンサ51の表面にカラーフィルタ52が設けられ、さらにその前には赤外線カットフィルタ53が設けられており、典型的な監視カメラの内部構造を成している。カラーフィルタ52は、一般に、図10(b)に示されるように1画素(ピクセル)を構成する4つのサブピクセルが、R(赤)透過フィルタ、G(グリーン)透過フィルタ、G(グリーン)透過フィルタ、B(青)透過フィルタからなるベイヤー配列を成している。
これに対し、監視カメラ14’は、図11(a)に示されるように、赤外線カットフィルタ53を無くし、カラーフィルタ52の代わりにカラーフィルタ52’を採用している。
カラーフィルタ52’は、上述した4つのサブピクセルのうち、1つのG(グリーン)透過フィルタを、赤外線(Ir)透過フィルタに変えたものである。
このような構成により、監視カメラ14’から、かご1内のRGB映像と共に、かご1内の人が発する赤外線を検出することができる。
なお、1つのG(グリーン)透過フィルタを赤外線(Ir)透過フィルタに変えたことによりRGB映像が見えにくくなる場合は、当該RGB映像に対して画素間の補間処理等の画像処理を施すようにしてもよい。
第3の実施形態によれば、人感センサや荷重センサを設置しないより一層簡易な構成で、かご1内における人の滞留の有無を検知することができる。
以上詳述したように、少なくとも1つの実施形態によれば、かご内に人がいるときにかご内の照明が消灯してしまう事態を防ぐことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…かご、2…かご上、3…エレベータ制御装置、4…閉じ込め防止機能、11…ドア、12…かご内操作盤、13…照明、14…監視カメラ、15…人感センサ、16…荷重センサ、21…かご制御部、22…記憶部、31…エレベータ制御部、32…記憶部、41…滞留検知機能、42…消灯抑制機能、43…アナウンス機能、44…発報機能。
実施形態に係るエレベータの制御装置は、人の存在を検出可能な人感センサをかご内に備えたエレベータの制御装置であって、少なくとも前記人感センサの検出結果を用いてかご内の人の滞留の有無を検知する滞留検知手段と、かごのドアが戸閉し且つかご呼びが無い状態が戸閉完了から一定時間経過してもなお前記滞留検知手段によりかご内に人が滞留していることが検知される場合に、かご内の照明を消灯させずに点灯を継続させる消灯抑制手段とを具備し、前記人感センサは、赤外線センサを用いて構成されたものであり、前記かごには、かご内の搭載物の荷重または搭載物を含むかごの荷重を検出する荷重センサが備えられ、前記滞留検知手段は、前記赤外線センサの検出結果と前記荷重センサの検出結果とを用いてかご内の人の滞留の有無を検知するものである。
Claims (11)
- 人の存在を検出可能な人感センサをかご内に備えたエレベータの制御装置であって、
少なくとも前記人感センサの検出結果を用いてかご内の人の滞留の有無を検知する滞留検知手段と、
かごのドアが戸閉し且つかご呼びが無い状態が戸閉完了から一定時間経過してもなお前記滞留検知手段によりかご内に人が滞留していることが検知される場合に、かご内の照明を消灯させずに点灯を継続させる消灯抑制手段と、
を具備することを特徴とするエレベータの制御装置。 - 前記かごには、かご内の搭載物の荷重または搭載物を含むかごの荷重を検出する荷重センサが備えられ、
前記滞留検知手段は、前記人感センサの検出結果と前記荷重センサの検出結果とを用いてかご内の人の滞留の有無を検知することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。 - 前記人感センサは、赤外線センサを用いて構成されたものであることを特徴とする請求項2記載のエレベータの制御装置。
- 前記人感センサは、監視カメラを収めるユニットに備え付けられているセンサであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
- 前記人感センサは、前記かごの振動を検出する振動センサを用いて構成されたものであることを特徴とする請求項2記載のエレベータの制御装置。
- 前記人感センサは、前記かご内の音を検出する音センサを用いて構成されたものであることを特徴とする請求項2記載のエレベータの制御装置。
- 前記人感センサは、前記かご内に超音波を発して得られる反射波の変化から対象物の有無を検出する超音波センサを用いて構成されたものであることを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
- 前記人感センサは、前記かご内にマイクロ波を発して得られる反射波の変化から対象物の心臓または肺の動きを捉えるマイクロ波センサを用いて構成されたものであることを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
- 前記かごのドアが戸閉し且つかご呼びが無い状態が戸閉完了から一定時間経過してもなお前記滞留検知手段によりかご内に人が滞留していることが検知される場合に、かご内で行先階登録または戸開を促すアナウンスを行うアナウンス手段と、
前記アナウンス手段によりアナウンスを所定回数行ってもなお前記滞留検知手段によりかご内に人が滞留していることが検知される場合に、所定の施設への発報を行う外部発報手段と、
を更に具備することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。 - 前記かごが戸開中または全戸開の状態となった場合もしくは呼びが登録された場合に、人の滞留が検知されている状態を解除する手段を更に具備することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
- 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置と前記人感センサとを含むことを特徴とする制御システム。
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