JP2017125472A - 過給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】価格上昇と燃費低下を抑制しつつ、堆積したデポジットを容易に除去することができる過給装置を提供すること【解決手段】過給装置1は、コンプレッサハウジング20と吸気配管3とを備える。コンプレッサハウジング20の内側には空気を流通させる空気流路10が形成され、空気流路10にはインペラ13が配されているとともに、インペラ13に向けて空気を吸い込む吸気口11が設けられている。吸気口11には吸気配管3が接続されている。吸気配管3は筒状をなし、一方の端部に吸気口11に接続される吸気口接続部31を有し、吸気口接続部31を介して吸気口11に吸い込まれる空気を供給する。そして、吸気配管3には、空気流路10に堆積したデポジットと相溶する清浄剤を空気流路10に噴射するための清浄剤噴射装置100が接続可能な噴射装置接続部33が設けられている。【選択図】図3
Description
本発明は、過給装置に関する。
自動車等に搭載される過給装置は、コンプレッサとタービンとを有するターボチャージャを備える。コンプレッサの外殻を成すコンプレッサハウジングは、インペラが配された空気流路を内側に有する。空気流路は、インペラに向けて空気を吸い込む吸気口と、インペラから吐出された圧縮空気が流れ込む吐出スクロール室とを有する。さらに、コンプレッサハウジングは、インペラに対向するシュラウド面と、該シュラウド面から吐出スクロール室に向かって延びるディフューザ面とを有する。インペラを一端に固定したロータシャフトを回転自在に支持する軸受ハウジングは、コンプレッサハウジングのディフューザ面との間にディフューザ通路を形成する。そして、吸気口には吸気配管が接続されている。
ターボチャージャにおいて、インペラは、吸気配管から吸気口を通じて空気流路に空気を吸い込むとともに圧縮する。圧縮された空気はインペラから吐出され、ディフューザ通路を通過して吐出スクロール室に流れ込み、さらに吐出スクロール室から内燃機関側へ吐出される。
例えば、内燃機関には、クランクケース内に発生したブローバイガス(主に未燃焼ガス)を吸気通路に還流させ、クランクケース内やヘッドカバー内を浄化させるブローバイガス還流装置(以下、PCVという)を備えたものがある。この場合、ブローバイガスに含まれるオイル(オイルミスト)がPCVからターボチャージャにおけるコンプレッサの上流側の吸気通路に流出することがある。
このとき、コンプレッサの出口空気圧力が高いとその出口空気温度も高くなるため、PCVから流出したオイルが蒸発を起因とする濃縮・高粘度化によってコンプレッサハウジングのディフューザ面やそれに対向する軸受ハウジングの表面等にデポジットとなって堆積することがある。そして、堆積したデポジットによってディフューザ通路が狭められ、ターボチャージャの性能低下を招き、さらには内燃機関の出力低下を招くおそれがある。
従来は、上述したようなディフューザ通路におけるデポジットの堆積を防止するため、コンプレッサの出口空気温度をある程度抑制していた。そのため、ターボチャージャの性能を充分に発揮することができず、また内燃機関の出力を充分に高めることができなかった。
そこで、空気流路内に付着するデポジットを除去するために、特許文献1には、空気流路内にデポジットと相溶する清浄剤を供給する清浄剤供給手段を備えた過給装置の構成が開示されている。かかる過給装置では、デポジットと相関する物理量、例えば、コンプレッサ効率ηの変化量(低下量)に基づいて清浄剤の供給を制御している。
一方、車両の走行距離や使用状況に応じて、オイルの劣化度合いを推測し、オイル交換時期をユーザーに知らせるための警告ランプを備えた構成がある。かかる構成は、オイルライフモニタリングシステム(OLM)やオイルマネジメントモニタリングシステム(OMM)などと呼ばれることがある。OLMでは、例えば、車両の走行距離が5,000kmに達すると上記警告ランプを点灯する。そして、当該警告ランプが点灯したにもかかわらずオイル交換をしなかった場合には、走行距離が30,000〜40,000kmに達したときに再度上記警告ランプを点灯する。これにより、オイルが過度に劣化する前に新しいオイルに交換することをユーザーに促す。そして、新しいオイルに交換されることにより、デポジットの堆積が抑制されることとなる。
オイルが過度に劣化する前にオイルの交換がなされている場合には、デポジットの堆積が抑制されることから、デポジットを除去するための清浄剤供給装置が稼働する機会が到来しないこととなる。そして、ユーザーの多くは、自主的にオイル交換を定期的に行ったり、上述のOLMやOMM等の警告ランプの点灯に応じてオイル交換を行うため、上記清浄剤供給装置を特段必要としない。すなわち、上記清浄剤供給装置は、オイル交換を行わずにオイルが過度に劣化した状態で使用する一部のユーザーのみ(以下、特定ユーザーという)が必要とするものである。そして、上記清浄剤供給装置が車両の初期装備として備えられていることは、車両価格の上昇を招いたり、車両重量の増加に起因する燃費の低下を招いたりすることとなり、特定ユーザー以外の多くのユーザーにとっては好ましくない。
一方、単に、上記清浄剤供給装置を設けないこととすれば、オイル交換を行わなかった場合に空気流路に堆積するデポジットを容易に除去することができない。そのため、特定ユーザーにおいては、上述の如くターボチャージャの性能を充分に発揮することができず、また内燃機関の出力を充分に高めることができないという問題が依然として生じることとなる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、価格上昇と燃費低下を抑制しつつ、堆積したデポジットを容易に除去することができる過給装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、空気を流通させる空気流路と、該空気流路に配されたインペラと、該インペラに向けて空気を吸い込む吸気口と、上記インペラの外周側において周方向に形成され、上記インペラから吐出される圧縮空気を外部へ導く吐出スクロール室と、を有するコンプレッサハウジングと、
筒状をなすとともに、一方の端部に上記吸気口に接続される吸気口接続部を有し、該吸気口接続部を介して上記吸気口に吸い込まれる空気を供給する吸気配管と、
を備え、
該吸気配管には、上記空気流路に堆積したデポジットと相溶する清浄剤を上記空気流路に噴射するための清浄剤噴射装置が接続可能な噴射装置接続部が設けられている、過給装置にある。
筒状をなすとともに、一方の端部に上記吸気口に接続される吸気口接続部を有し、該吸気口接続部を介して上記吸気口に吸い込まれる空気を供給する吸気配管と、
を備え、
該吸気配管には、上記空気流路に堆積したデポジットと相溶する清浄剤を上記空気流路に噴射するための清浄剤噴射装置が接続可能な噴射装置接続部が設けられている、過給装置にある。
上記過給装置によれば、コンプレッサハウジングの吸気口に接続された吸気配管に清浄剤を噴射する清浄剤噴射装置が接続させる噴射装置接続部が設けられている。そのため、コンプレッサハウジングの空気流路にデポジットが堆積した場合には、当該噴射装置接続部に清浄剤噴射装置を接続して、清浄剤を吸気配管に噴射することにより、デポジットと清浄剤とを相溶させて、デポジットを除去することができる。そして、当該清浄剤噴射装置は、デポジットの除去を要するときに噴射装置接続部に接続すればよいため、当該過給装置や車両に初期装備として備えられている必要がない。これにより、当該過給装置の価格を低減でき、引いては車両価格を低減することができる。また、清浄剤噴射装置を搭載する必要がないため、車両重量を低減することができ、燃費の向上に寄与する。さらに、デポジットを除去するときには、インペラを回転させつつ清浄剤噴射装置を噴射装置接続部に接続して清浄剤を噴射すればよいため、容易にデポジットを除去することができる。
以上のように、本発明によれば、価格上昇と燃費低下を抑制しつつ、堆積したデポジットを容易に除去することができる過給装置を提供することができる。
上記噴射装置接続部は、該噴射装置接続部に接続された上記清浄剤噴射装置から上記吸気口に向けて、上記清浄剤が噴射されるように構成されていることが好ましい。この場合には、清浄剤噴射装置から噴射された清浄剤が、吸気口から空気流路に入り込みやすくなる。そのため、清浄剤が空気流路内に堆積したデポジットに到達しやすくなり、デポジット除去の効果が一層向上する。
上記噴射装置接続部は、上記清浄剤噴射装置から上記インペラの先端に向けて、上記清浄剤が噴射されるように構成されていることが好ましい。この場合には、清浄剤噴射装置から噴射された清浄剤が、インペラに到達しやすくなる。そして、清浄剤はインペラにより吸い込まれた空気とともに、空気流路内に吸い込まれて、空気流路内に堆積したデポジットに到達しやすくなる。その結果、デポジット除去の効果が一層向上する。
上記吸気配管の内壁には凹部が設けられており、該凹部を形成する内壁に上記噴射装置接続部が形成されていることが好ましい。この場合には、噴射装置接続部が吸気配管内を流通する空気の流れを阻害することが抑制され、吸気効率の低下が抑制される。
上記噴射装置接続部には、着脱自在な栓部材によりシール可能に構成されていることが好ましい。この場合には、デポジットの除去作業をしない場合には、栓部材により噴射装置接続部をシールすることにより、噴射装置接続部から空気が漏えいすることが防止された状態とすることができ、吸気効率の低下が防止される。一方、デポジットの除去作業をする場合には、栓部材を噴射装置接続部から取り外して、噴射装置接続部に清浄剤噴射装置を接続可能な状態とすることができる。そして、デポジットの除去作業が終了した際に、再度栓部材を噴射装置接続部に取り付けることにより、噴射装置接続部をシールすることができる。これにより、簡易な構成で、必要に応じて噴射装置接続部のシール状態を変更することができ、使い勝手が良くなる。
(実施例1)
以下、本過給装置の実施例について説明する。
図1、図2に示すように、過給装置1は、コンプレッサハウジング20と吸気配管3とを備える。
コンプレッサハウジング20は、空気流路10、インペラ13、吸気口11、及び吐出スクロール室12を備える。
空気流路10は、空気を流通させる。
インペラ13は、該空気流路10に配されている。
吸気口11は、インペラ13に向けて空気を吸い込む。
吐出スクロール室12は、インペラ13の外周側において周方向に形成され、インペラ13から吐出される圧縮空気を外部へ導く。
以下、本過給装置の実施例について説明する。
図1、図2に示すように、過給装置1は、コンプレッサハウジング20と吸気配管3とを備える。
コンプレッサハウジング20は、空気流路10、インペラ13、吸気口11、及び吐出スクロール室12を備える。
空気流路10は、空気を流通させる。
インペラ13は、該空気流路10に配されている。
吸気口11は、インペラ13に向けて空気を吸い込む。
吐出スクロール室12は、インペラ13の外周側において周方向に形成され、インペラ13から吐出される圧縮空気を外部へ導く。
また、吸気配管3は、筒状をなすとともに、一方の端部に吸気口11に接続される吸気口接続部31を有する。吸気配管3は吸気口接続部31を介して吸気口11に吸い込まれる空気を供給する。
そして、図3、図4に示すように、吸気配管3には、空気流路10に堆積したデポジットと相溶する清浄剤を空気流路10に噴射するための清浄剤噴射装置100が接続可能な噴射装置接続部33が設けられている。
そして、図3、図4に示すように、吸気配管3には、空気流路10に堆積したデポジットと相溶する清浄剤を空気流路10に噴射するための清浄剤噴射装置100が接続可能な噴射装置接続部33が設けられている。
以下、本実施例の過給装置1について、詳述する。
図1〜図4に示すように、本例の過給装置1に備えられるターボチャージャ2は、PCVを備えた内燃機関に接続して用いることができる。ターボチャージャ2は、自動車等の内燃機関から排出される排ガスによってタービンを回転させ、その回転力を利用してコンプレッサにおいて吸入空気を圧縮し、その圧縮空気を内燃機関に送り込むよう構成されている。したがって、ターボチャージャ2は、軸方向において、コンプレッサの外殻を構成するコンプレッサハウジング20と反対側にタービンハウジング(図示略)を備えている。
図1〜図4に示すように、本例の過給装置1に備えられるターボチャージャ2は、PCVを備えた内燃機関に接続して用いることができる。ターボチャージャ2は、自動車等の内燃機関から排出される排ガスによってタービンを回転させ、その回転力を利用してコンプレッサにおいて吸入空気を圧縮し、その圧縮空気を内燃機関に送り込むよう構成されている。したがって、ターボチャージャ2は、軸方向において、コンプレッサの外殻を構成するコンプレッサハウジング20と反対側にタービンハウジング(図示略)を備えている。
タービンハウジングの内側には、タービンインペラが配された排ガス流路が形成されている。タービンインペラは、ロータシャフト14に固定されている。すなわち、ロータシャフト14によって、コンプレッサのインペラ13とタービンインペラとが連結されている。これにより、タービンインペラの回転に伴い、コンプレッサのインペラ13が回転するよう構成されている。
図1〜図4に示すように、コンプレッサハウジング20は、吸気口11を形成する筒状の吸気口形成部21と、シュラウド面22及びディフューザ面23を形成するシュラウド部24と、吐出スクロール室12を形成する吐出スクロール室形成部26とを有する。ディフューザ面23は、軸受ハウジング40の対向面42に対向するように円環状に形成されている。また、ディフューザ面23は、軸受ハウジング40の対向面42との間にディフューザ通路15を形成している。
また、コンプレッサハウジング20のシュラウド部22の内周側には、インペラ13が配置されている。インペラ13は、軸端ナット16によってロータシャフト14に固定されるハブ131と、ハブ131の外周面から突出してなると共に周方向に並んで配置された複数のブレード132とを有する。複数のブレード132は、コンプレッサハウジング20のシュラウド面22に対向して配置されている。
また、コンプレッサハウジング20とタービンハウジングとの間には、ロータシャフト14を回転自在に軸支する軸受ハウジング40が配置されている。軸受ハウジング40の軸方向の一端側には、略円板状のフランジ部41が設けられている。フランジ部41におけるコンプレッサ側の面には、コンプレッサハウジング20のディフューザ面23に対向する対向面42が円環状に形成されている。コンプレッサハウジング20の吸気口形成部21の縁には円環状のフランジ部27が形成されている。
吸気配管3はその一端に、コンプレッサハウジング20のフランジ部27を介して吸気口11に接続される吸気口接続部31が形成されている。吸気配管3は筒状を成しており、その内側が吸気通路30となっている。インペラ13により吸い込まれる空気は、吸気配管3の吸気通路30を介して供給される。
吸気配管3には、図1〜図4に示すように、清浄剤を噴射する清浄剤噴射装置100が接続可能な噴射装置接続部33が形成されている。噴射装置接続部33は、吸気配管3の外側壁面から吸気配管3内側の吸気通路30まで貫通する貫通孔からなる。噴射装置接続部33は、吸気配管3に径方向外側に膨出する膨出部35に形成されている。そして、吸気配管3の内壁面32において膨出部35の内側に相当する部分には凹部34が形成されている。凹部34は、膨出部35を吸気通路30側からエンドミルで切削することにより形成することができる。そして、噴射装置接続部33における吸気配管3の内側(すなわち、吸気通路30)に開口する開口部33aは、凹部34の内壁面32aに位置している。
本例では、噴射装置接続部33には、図3、図4に示すように、清浄剤噴射装置100の先端に設けられた清浄剤噴射部101が取り付け可能となっている。本例では、噴射装置接続部33の内壁にはネジ溝(図示せず)が形成されているとともに、清浄剤噴射部101の外周面には、噴射装置接続部33の内壁のネジ溝に螺合するネジ山(図示せず)が形成されている。そして、清浄剤噴射部101が噴射装置接続部33に螺入することにより、清浄剤噴射装置100が噴射装置接続部33に確実に接続されることとなる。そして、清浄剤噴射装置100が噴射装置接続部33に接続された状態において、清浄剤噴射部101から清浄剤が吸気口11に向けて噴射されることとなる。すなわち、噴射装置接続部33は、清浄剤噴射部101から噴射される清浄剤の噴射方向Gが、ターボチャージャ2の吸気口11に向かうように構成されている。
そして、図3、図4に示すように、本例では噴射装置接続部33は、噴射方向Gが吸気口11の奥に位置するインペラ13に向かうように構成されている。さらに本例では、図3に示すように、噴射装置接続部33は、清浄剤噴射部101における清浄剤の噴射方向Gの軸線GL(清浄剤噴射部101から噴射領域Rの中心位置ROを通る仮想直線)がインペラ13の先端における遠い側の端部13aを通るように構成されている。これにより、清浄剤は清浄剤噴射部101から吸気口11に向けて噴射されるとともに、吸気口11の奥のインペラ13に向かうこととなる。
また、噴射装置接続部33に清浄剤噴射装置100が接続されていない状態では、図1、図2に示すように、噴射装置接続部33に栓部材50が取り付けられている。栓部材50は噴射装置接続部33に対して着脱可能となっている。本例では、栓部材50は、噴射装置接続部33に螺合可能なボルト状となっている。
清浄剤噴射装置100から噴射される清浄剤としては、デポジットと相溶するものであって、例えば、マークテック株式会社製のスーパーチェック洗浄液等、液体状態のものを用いることができる。
次に、本例におけるデポジットの除去態様について説明する。
本例の過給装置1が搭載された車両において、例えば、OLMやOMM等の警告ランプが点灯したにも関わらず、オイル交換を行わなかったことによってオイルが過度に劣化した場合にデポジットの除去を行うことが好ましい。デポジットの除去作業は、当該車両を清浄剤噴射装置100が備えられた自動車整備所、ガソリンスタンド等の所定のステーションに持ち込むことにより行うことができる。当該ステーションでは、まず、噴射装置接続部33に取り付けられた栓部材50を取り外す。そして、ステーションに備えられた清浄剤噴射装置100の清浄剤噴射部101を噴射装置接続部33に螺入する。その後、車両のエンジンを始動するとともに、清浄剤噴射部101から清浄剤を噴射する。これにより、インペラ13の回転により吸気配管3を介して空気が吸入口11から吸い込まれるのに伴って、清浄剤噴射部101から噴射された清浄剤が吸入口11から吸い込まれる。
本例の過給装置1が搭載された車両において、例えば、OLMやOMM等の警告ランプが点灯したにも関わらず、オイル交換を行わなかったことによってオイルが過度に劣化した場合にデポジットの除去を行うことが好ましい。デポジットの除去作業は、当該車両を清浄剤噴射装置100が備えられた自動車整備所、ガソリンスタンド等の所定のステーションに持ち込むことにより行うことができる。当該ステーションでは、まず、噴射装置接続部33に取り付けられた栓部材50を取り外す。そして、ステーションに備えられた清浄剤噴射装置100の清浄剤噴射部101を噴射装置接続部33に螺入する。その後、車両のエンジンを始動するとともに、清浄剤噴射部101から清浄剤を噴射する。これにより、インペラ13の回転により吸気配管3を介して空気が吸入口11から吸い込まれるのに伴って、清浄剤噴射部101から噴射された清浄剤が吸入口11から吸い込まれる。
そして、清浄剤は、コンプレッサハウジング20内の空気流路10を通って、ディフューザ通路15等に堆積したデポジットと相溶する。これにより、デポジットはディフューザ通路15等から剥離しやすくなり、インペラ13から吐出される圧縮空気により吹き飛ばされて、吐出スクロール12を介してターボチャージャ2の外部に排出される。その後、清浄剤噴射部101からの清浄剤の噴射を停止し、車両のエンジンを停止する。そして、清浄剤噴射部101を噴射装置接続部33から取り外し、栓部材50を再度噴射装置接続部33に取り付けて、デポジットの除去作業を終了する。
本例の過給装置1による作用効果について、以下に詳述する。
本例の過給装置1によれば、コンプレッサハウジング20の吸気口11に接続された吸気配管3に清浄剤を噴射する清浄剤噴射装置100が接続される噴射装置接続部33が設けられている。そのため、コンプレッサハウジング20内の空気流路10にデポジットが堆積した場合には、噴射装置接続部33に清浄剤噴射装置100を接続して、清浄剤を吸気配管3に噴射することにより、空気流路10に堆積したデポジットと清浄剤とを相溶させて、デポジットを除去することができる。そして、清浄剤噴射装置100は、デポジットの除去を要するときに噴射装置接続部33に接続すればよいため、本例の過給装置1や車両に初期装備として備えられている必要がない。これにより、過給装置1の価格を低減でき、引いては車両価格を低減することができる。また、清浄剤噴射装置100を車両に搭載する必要がないため、車両重量を低減することができ、燃費の向上に寄与する。さらに、デポジットを除去するときには、インペラ13を回転させつつ清浄剤噴射装置100を噴射装置接続部33に接続して清浄剤を噴射すればよいため、容易にデポジットを除去することができる。
本例の過給装置1によれば、コンプレッサハウジング20の吸気口11に接続された吸気配管3に清浄剤を噴射する清浄剤噴射装置100が接続される噴射装置接続部33が設けられている。そのため、コンプレッサハウジング20内の空気流路10にデポジットが堆積した場合には、噴射装置接続部33に清浄剤噴射装置100を接続して、清浄剤を吸気配管3に噴射することにより、空気流路10に堆積したデポジットと清浄剤とを相溶させて、デポジットを除去することができる。そして、清浄剤噴射装置100は、デポジットの除去を要するときに噴射装置接続部33に接続すればよいため、本例の過給装置1や車両に初期装備として備えられている必要がない。これにより、過給装置1の価格を低減でき、引いては車両価格を低減することができる。また、清浄剤噴射装置100を車両に搭載する必要がないため、車両重量を低減することができ、燃費の向上に寄与する。さらに、デポジットを除去するときには、インペラ13を回転させつつ清浄剤噴射装置100を噴射装置接続部33に接続して清浄剤を噴射すればよいため、容易にデポジットを除去することができる。
また、本例では、噴射装置接続部33は、噴射装置接続部33に接続された清浄剤噴射装置100から吸気口11に向けて、清浄剤が噴射されるように構成されている。これにより、清浄剤噴射装置100から噴射された清浄剤が、吸気口11からコンプレッサハウジング20内の空気流路10内に入り込みやすくなる。そのため、清浄剤が空気流路10内に堆積したデポジットに到達しやすくなり、デポジット除去の効果が一層向上する。
また、本例では、噴射装置接続部33は、清浄剤噴射装置100からインペラ13に向けて、清浄剤が噴射されるように構成されている。これにより、清浄剤噴射装置100から噴射された清浄剤が、インペラ13に到達しやすくなる。そして、清浄剤はインペラ13により吸い込まれた空気とともに、空気流路10に吸い込まれて、空気流路10内に堆積したデポジットに一層到達しやすくなる。その結果、デポジット除去の効果が一層向上する。
なお、本例では、噴射装置接続部33は、清浄剤噴射部101における清浄剤の噴射方向Gの軸線GL(清浄剤噴射部101から噴射領域の中心位置に向かう仮想直線)がインペラ13の軸方向先端における遠い側の端部13aを通るように構成されている。これにより、図3、図4に示すように、清浄剤噴射部101から吸気配管3の吸気通路30に噴射された清浄剤が吸気通路30を流通する空気の流れSによってインペラ13側に引き寄せられることにより、当該清浄剤が効率よく吸気口11内に吸い込まれることとなる。これにより、清浄剤が空気流路10内に堆積したデポジットにより一層到達しやすくなる。
また、本例では、吸気配管3の内壁32には凹部34が設けられており、凹部34を形成する内壁32に噴射装置接続部33が形成されている。これにより、噴射装置接続部33が吸気配管3内の吸気通路30を流通する空気の流れSを阻害することが抑制され、吸気効率の低下が抑制される。
また、本例では、噴射装置接続部33には、着脱自在な栓部材50によりシール可能に構成されている。これにより、デポジットの除去作業をしない場合には、栓部材50により噴射装置接続部33をシールすることにより、噴射装置接続部33から空気が漏えいすることが防止された状態とすることができ、吸気効率の低下が防止される。一方、デポジットの除去作業をする場合には、栓部材50を噴射装置接続部33から取り外して、噴射装置接続部33に清浄剤噴射装置100を接続可能な状態とすることができる。そして、デポジットの除去作業が終了した際に、再度栓部材50を噴射装置接続部33に取り付けることにより、噴射装置接続部33をシールすることができる。これにより、簡易な構成で、必要に応じて噴射装置接続部33のシール状態を変更することができ、使い勝手に優れる。
なお、本例では、噴射装置接続部33の内壁と清浄剤噴射部101とを螺合可能なように構成したが、これに限らず、清浄剤噴射部101から噴射される清浄剤の噴射方向Gを所定の方向に固定することができる態様であればよい。
また、本例では、噴射装置接続部33に接続される清浄剤噴射装置100はステーションに備えられたものを使用することを開示したが、これに限らず、ユーザーが清浄剤噴射装置100を所有する場合には、ユーザーが自ら作業をしてもよい。また、清浄剤噴射装置100は、繰り返し使用できるものに限らず、使い捨てのものであってもよい。
以上のように、本発明によれば、価格上昇と燃費低下を抑制しつつ、堆積したデポジットを容易に除去することができる過給装置1を提供することができる。
1 過給装置
10 空気流路
11 吸気口
13 インペラ
20 コンプレッサハウジング
3 吸気配管
31 吸気口接続部
33 噴射装置接続部
34 凹部
100 清浄剤噴射装置
101 清浄剤噴射部
10 空気流路
11 吸気口
13 インペラ
20 コンプレッサハウジング
3 吸気配管
31 吸気口接続部
33 噴射装置接続部
34 凹部
100 清浄剤噴射装置
101 清浄剤噴射部
Claims (5)
- 空気を流通させる空気流路と、該空気流路に配されたインペラと、該インペラに向けて空気を吸い込む吸気口と、上記インペラの外周側において周方向に形成され、上記インペラから吐出される圧縮空気を外部へ導く吐出スクロール室と、を有するコンプレッサハウジングと、
筒状をなすとともに、一方の端部に上記吸気口に接続される吸気口接続部を有し、該吸気口接続部を介して上記吸気口に吸い込まれる空気を供給する吸気配管と、
を備え、
該吸気配管には、上記空気流路に堆積したデポジットと相溶する清浄剤を上記空気流路に噴射するための清浄剤噴射装置が接続可能な噴射装置接続部が設けられている、過給装置。 - 上記噴射装置接続部は、該噴射装置接続部に接続された上記清浄剤噴射装置から、上記吸気口に向けて上記清浄剤が噴射されるように構成されている、請求項1に記載の過給装置。
- 上記噴射装置接続部は、上記清浄剤噴射装置から上記インペラの先端に向けて、上記清浄剤が噴射されるように構成されている、請求項1に記載の過給装置。
- 上記吸気配管の内壁には凹部が設けられており、該凹部を形成する内壁に上記噴射装置接続部が形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の過給装置。
- 上記噴射装置接続部には、着脱自在な栓部材によりシール可能に構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の過給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016006081A JP2017125472A (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | 過給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016006081A JP2017125472A (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | 過給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017125472A true JP2017125472A (ja) | 2017-07-20 |
Family
ID=59363928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016006081A Pending JP2017125472A (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | 過給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017125472A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108757162A (zh) * | 2018-06-25 | 2018-11-06 | 南京世界村汽车动力有限公司 | 一种汽车发动机增压器回油管除气结构 |
| CN115623869A (zh) * | 2021-05-13 | 2023-01-17 | 三菱重工船用机械株式会社 | 排气涡轮、增压器以及排气涡轮的清洗方法 |
-
2016
- 2016-01-15 JP JP2016006081A patent/JP2017125472A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
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| CN115623869A (zh) * | 2021-05-13 | 2023-01-17 | 三菱重工船用机械株式会社 | 排气涡轮、增压器以及排气涡轮的清洗方法 |
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