JP2017125622A - レンジフード - Google Patents

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大輔 小森
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純 稲垣
和大 齋藤
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和大 齋藤
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Abstract

【課題】羽根車の油捕集機構部とブレードの洗浄をより効果的に行い、洗浄時間の短縮および洗浄液の節水を実現したレンジフードを提供する。【解決手段】洗浄ケーシング50に洗浄液51を貯水して羽根車10を洗浄するレンジフードに対して、散水ノズル54を洗浄ケーシング50の舌部37から羽根車10の回転方向側のスクロール板34上に配置し、回転軸21の垂直平面から見た噴射角度を羽根車10の回転方向とは逆向きかつ、隣り合う2つのブレード間に洗浄液51を噴射できるようできるよう設け、回転軸21と同平面から見た噴射角度は真下方向に噴射し、リング状に積層している油捕集機能部32間を通過するようにし、特に汚れが多く蓄積した油捕集機構部32およびブレード内側22を重点的に散水ノズル54からの洗浄水51で洗浄する。【選択図】図9

Description

本発明は、レンジフードに取り付ける油捕集機構部の汚れ除去に関するものである。
従来、この種のレンジフードは、図14に示すように、調理器具(図示せず)の上方に、調理器具から発生する油煙や周囲に浮遊する埃等を捕集する吸込口101を設けたフード102を壁面103に設置し、フード102には、天面には屋外とダクト104を介して連通する排出口105を設け、内部には回転軸106を略水平にして配置した電動機107と、回転軸106に取り付けた羽根車108と、羽根車108を包括した洗浄ケーシング109を配設し、この羽根車108を介し吸込口101と排出口105を結ぶ通風路110を形成している。また、フード102の吸込口101近傍には平板状の整流板111が配設されている。
洗浄ケーシング109の下方には、洗浄液112を貯水する貯水装置113と給水ポンプ114を設け、洗浄ケーシング109には、給水ポンプ114から接続された散水ノズル115を設けている。洗浄ケーシング109の下端部には孔116を設けて、孔116には、洗浄ケーシング109内に洗浄液112を貯排する開閉弁117を設け、開閉弁117の下方に排水トレイ118を構成している。
図15に示すように、遠心ファンの羽根車108は、主板119に立設した複数のブレード120を備え、羽根車108内部には、リング状の油捕集機構部121を、ブレード120から15〔mm〕程度の距離を離して、回転軸106方向に間隔を空けて複数枚取り付けている。
以下、そのレンジフードについて図16を参照しながら説明する。
洗浄時には、羽根車108の回転軸106より下方の部分が、洗浄ケーシング109内で貯水装置113から供給された洗浄液112に浸漬される。羽根車108および油捕集機構部121には、レンジフードの使用に伴い汚れが付着している。羽根車108を回転軸106で回転させることで、汚れが付着した部分を洗浄液112に浸漬させて洗浄することができる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2014−062710号公報
このような従来のレンジフードにおいて、油煙捕集に関わる羽根車の油捕集機構部およびブレードにおける洗浄力をより強化し、洗浄時間を短時間にし、かつ節水を実現する洗浄機構が求められていた。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、散水ノズルの配置や角度により羽根車の油捕集機構部とブレードの洗浄をより効果的に行うレンジフードを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、電動機により回転する羽根車と、前記羽根車の内周側に周回させて一体に設けた油捕集機構部と前記油捕集機構部を洗浄液に浸漬させるための洗浄ケーシングと、前記洗浄ケーシングに、前記洗浄液を貯排する開閉弁とを設け、前記開閉弁を閉じて洗浄液を貯め、前記羽根車の外周に配置した散水ノズルから洗浄液を噴射して前記羽根車と油捕集機構部を洗浄するレンジフードであって、前記羽根車は、円の外周方向から中心軸に向かうにしたがって、隆起するように傾斜した円錐面を持つ主板と主板から鉛直方向に立設した複数のブレードとを有し、前記散水ノズルの位置は、前記洗浄ケーシングの吐出口近傍の舌部から前記羽根車の回転方向側にあり、前記散水ノズルの噴射角度は、前記羽根車の外周側から回転方向とは逆向きかつ、回転軸の垂直平面から見た噴射角度を隣り合う2つの前記ブレード間に洗浄液を噴射できるようできるよう設け、前記回転軸を含む平面から見た噴射角度を隣り合う2つの前記油捕集機構部間を通り前記羽根車の内側から前記油捕集機構部と前記ブレードの内側へ噴射した洗浄液を着水できるよう設けたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、電動機により回転する羽根車と、前記羽根車の内周側に周回させて一体に設けた油捕集機構部と前記油捕集機構部を洗浄液に浸漬させるための洗浄ケーシングと、前記洗浄ケーシングに、前記洗浄液を貯排する開閉弁とを設け、前記開閉弁を閉じて洗浄液を貯め、前記羽根車の外周に配置した散水ノズルから洗浄液を噴射して前記羽根車と油捕集機構部を洗浄するレンジフードであって、前記羽根車は、円の外周方向から中心軸に向かうにしたがって、隆起するように傾斜した円錐面を持つ主板とこの主板から鉛直方向に立設した複数のブレードとを有し、前記散水ノズルの位置は、前記洗浄ケーシングの吐出口近傍の舌部から前記羽根車の回転方向側にあり、前記散水ノズルの噴射角度は、前記羽根車の外周側から回転方向とは逆向きかつ、回転軸の垂直平面から見た噴射角度を隣り合う2つの前記ブレード間に洗浄液を噴射できるようできるよう設け、前記回転軸を含む平面から見た噴射角度を隣り合う2つの前記油捕集機構部間を通り前記羽根車の内側から前記油捕集機構部と前記ブレードの内側へ噴射した洗浄液を着水できるよう設けたことで、羽根車の油捕集機構部とブレードの洗浄をより効果的に行い、洗浄時間の短縮および洗浄液の節水を実現したレンジフードを提供することを目的としている。
本発明の実施の形態1のレンジフードを示す断面構成図 同レンジフードの羽根車の種類図 同レンジフードの羽根車の構成正面断面図 同レンジフードの羽根車の構成斜方図 同レンジフードのブレードを通る直線状流路が最大量となる角度を示す羽根車正面断面図 同レンジフードのブレードを通る直線状流路が存在しうる最小角度を示す羽根車正面断面図 同レンジフードのブレードを通る直線状流路が存在しうる最大角度を示す羽根車正面断面図 同レンジフードのケーシング構成図 同レンジフードの特徴を示す回転軸に垂直な方向から見た断面図 同レンジフードの羽根車内に噴射した洗浄液が最も多くブレードに着水する角度を示す回転軸の垂直方向から見た断面図 同レンジフードの散水ノズルの水平方向にとりうる角度を示す側面断面図(ノズルの位置におけるケーシングの回転軸を含まない垂直断面図、図9のA−A’断面図) 同レンジフードのターボファンにおける特徴を示す回転軸に垂直な方向から見た断面図 同実施の形態2のレンジフードを示す側面断面構成図(A‐A’から見た図) 従来のレンジフードを示す側面断面構成図 同レンジフードの羽根車と油捕集機構部の構成を示す図 同レンジフードを示す正面断面構成図
本発明の請求項1記載のレンジフードは、電動機により回転する羽根車と、前記羽根車の内周側に周回させて一体に設けた油捕集機構部と前記油捕集機構部を洗浄液に浸漬させるための洗浄ケーシングと、前記洗浄ケーシングに、前記洗浄液を貯排する開閉弁とを設け、前記開閉弁を閉じて洗浄液を貯め、前記羽根車の外周に配置した散水ノズルから洗浄液を噴射して前記羽根車と油捕集機構部を洗浄するレンジフードであって、前記羽根車は、円の外周方向から中心軸に向かうにしたがって、隆起するように傾斜した円錐面を持つ主板とこの主板から鉛直方向に立設した複数のブレードとを有し、前記散水ノズルの位置は、前記洗浄ケーシングの吐出口近傍の舌部から前記羽根車の回転方向側にあり、前記散水ノズルの噴射角度は、前記羽根車の外周側から回転方向とは逆向きかつ、回転軸の垂直平面から見た噴射角度を隣り合う2つの前記ブレード間に洗浄液を噴射できるようできるよう設け、前記回転軸を含む平面から見た噴射角度を隣り合う2つの前記油捕集機構部間を通り前記羽根車の内側から前記油捕集機構部と前記ブレードの内側へ噴射した洗浄液を着水できるよう設けたものである。
これにより洗浄液は前記散水ノズルからの噴射時の圧力を保ったまま特に汚れの蓄積した、油捕集機構部分およびブレードへ羽根車の内周側からも衝突し、汚れを剥がし落とすことができ、より効果的な洗浄で短時間の洗浄時間かつ少量の洗浄液での洗浄が可能になる効果を奏する。
また、請求項2に記載のレンジフードは、前記散水ノズルの噴射口上流に水温を上昇させるヒーターを備えたものである。
これにより噴射する洗浄液を高温水または過熱スチーム等にして噴射することができる。したがって、油の軟化を促し、洗浄効果を高める効果を奏する。
また、請求項3に記載のレンジフードは、前記散水ノズルを複数前記洗浄ケーシング上に配置の際に羽根車の回転軸方向で前記主板に近づくほど個数を増やすよう設けたものである。
これにより前記散水ノズルから洗浄液を噴霧した際、汚染面に対して前記洗浄液がより鋭角に衝突する。したがって、汚れをより汚染面から移動させる力が働き、洗浄力が強化されることで、さらに洗浄時間の短時間化および洗浄液の節水化が可能になるという効果を奏する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施の形態1では、レンジフード1は、本体2を壁面3に設置し、排出口4にダクト5を接続して屋外と連通している。
本体2は、調理器具(図示せず)の上方で調理器具から発生する油煙や周囲に浮遊する埃等を捕集できるようにフード部6を備えた箱体であって、フード部6の下面7に吸込口8、天面9に前記排出口4を備えている。
本体2の内部には、羽根車10を備えた送風機11と羽根車10を洗浄する洗浄装置12を備えている。図2に示すように、羽根車10には、シロッコファン、ターボファン、プレートファンのように、いくつかの種類があり、本発明はこのいずれにも適用可能であるが、ここではシロッコファン(遠心ファン)を用いる。すなわち、羽根車10は、かご型円筒形状を有している。
送風機11は、前記羽根車10に加えて、この羽根車10を回転させるモータ13と羽根車10を包囲するケーシング14を備えている。
図3および図4に示すように羽根車10は少なくとも、複数のブレード15と環状の側板16と円形の主板17で構成されている。ブレード15は、送風機11の送風機流入口18側に位置する前記側板16とモータ13側に位置する主板17によって両端部を挟み込むようにして配置している。
前記ブレード15は、複数を主板17上の外周部で円環状に配置している。すなわち、ブレード15は、主板17から垂直方向に立設し、同一円周上に配置している。
また、ブレード15は、羽根車10の外周から内周へ向けた直線状の流路が所定の角度範囲でブレード15に干渉しないように、隙間を開けて配置している。つまり、1つのブレードである第一ブレード19は反回転方向で隣に配置した第二ブレード20に対して回転方向側に所定の間隔を開けて配置している。
また、ブレード15は、羽根車10の内周側の辺で入口を外周側の辺で出口を形成している。ブレード15は羽根車10の回転軸21に垂直な断面(回転軸を輪切りにする断面)において、前記入口と出口を結ぶ弦を引くことができるように円弧状の板である。円弧状の回転方向側の面をブレード内側22、反回転方向側の面をブレード外側23する。
図5に示すように、羽根車10の回転軸21に垂直な断面において、第二ブレード20の前記入口は入口端点24であり、前記出口は出口端点25であって、作図上、入口端点24と出口端点25を結ぶ弦26を引くことができる。この弦26と、弦26の羽根車10外周での交点における接線27とがなす回転方向側の角度をθ1とする。前記所定の直線状流路の角度がθ1をとる時、直線状の流路を通る風量が最大となる。
また、図6のように、第二ブレード20の入口端点24から第一ブレード19の出口方向へ引いた接線28と、接線28と羽根車10の外周の交点における接線29とがなす回転方向側の角度をθ2とし、さらに図7のように、第二ブレード20の出口端点25から第一ブレード19の入口方向へ引いた接線30と、第二ブレード20の出口端点25における羽根車10の外周の接線27とがなす回転方向側の角度をθ3とすると、前記所定の角度範囲は、θ2からθ3の範囲内のものである。
また、主板17は外周に対して中心部を軸方向に、かつ、側板16側に隆起した円錐面31を備えている。言い換えると、主板17は、円の外周方向から中心軸である回転軸21向うにしたがって、隆起するように傾斜した円錐面を持つものである。
さらに、羽根車10内周部には、羽根車10の内周を周回するリング状の油捕集機構部32を、互いに一定距離を離して、複数枚取り付けている。
図8に示すケーシング14には、前記送風機流入口18と送風機吹出口33が備えられている。
ケーシング14は、スクロール板34と、このスクロール板34を挟むように配置したケーシング前面板35とケーシング背面板36と、舌部37と、スクロール板34の延長上に備えた延設板38と、舌部37の延長上に備えた延長板39とを備えている。なお、ケーシング14において、延設板38と、延長板39は必須ではない。
ケーシング前面板35とケーシング背面板36は、羽根車10の高さ方向に対応して間隔を開けて配置した平面板である。
スクロール板34は、羽根車10の外周で、舌部37を基点として羽根車10の回転方向に向って風路を拡大する曲面板である。延設板38はスクロール板34をさらに送風機吹出口33へ延設した平面板である。また、延長板39は、舌部37の反回転方向側から送風機吹出口33へ延設した平面板である。
また、スクロール板34は、ケーシング14の側面部40の主要部に渡り配置されている。ケーシング14の側面において、舌部37から羽根車10の回転方向に約300度の範囲を占めている。
送風機吹出口33は、ケーシング14の側面部40において、ケーシング前面板35とケーシング背面板36と延設板38、延長板39のそれぞれ端部に囲まれて形成している。また、延設板38、延長板39を備えない場合には、ケーシング前面板35とケーシング背面板36、スクロール板34、舌部37のそれぞれ端部に囲まれて形成すればよい。
ケーシング14は、ケーシング前面板35の略中央部にオリフィス41を備えている。送風機流入口18は、オリフィス41の内周部にある。また、図1においてケーシング背面板36側にモータ13を配置している。そして、モータ13から回転軸42を通じ羽根車10を回転させている。
ケーシング14は、本体2内部で、ケーシング前面板35とケーシング背面板36を立てるように配置している。すなわち、羽根車10は、回転軸21を横にして配置し、送風機吹出口33を上方へ向けて配置している。
そして、送風機吹出口33は、本体2の排出口4へ接続されている。送風機流入口18は、本体2内部に開口し、吸込口8に連通している。
モータ13の内部には、回転数センサー(図示せず)と電流センサー(図示せず)がついており、電動機の回転数と電流値を検知する。回転数センサーとしては、ホールICが好ましく、コストが安く精度がいいからである。
洗浄装置12は、図1に示すように、送風機11のケーシング14でもある洗浄ケーシング50と、洗浄液51を貯水する貯水装置52と、給水ポンプ53と、散水ノズル54と排水トレイ55を備えている。
貯水装置52は、洗浄ケーシング50の下方に設けている。
給水ポンプ53は、貯水装置52に貯水した洗浄液51を散水ノズル54へ送水するものであって、本体2内部に設けている。
散水ノズル54は、洗浄ケーシング50に設けている。
洗浄ケーシング50は、下端部に孔56を設けて、孔56には洗浄ケーシング50内に洗浄液51を貯排する開閉弁57を設け、開閉弁57の下方に排水トレイ55を配置している。
図9は回転軸21に垂直な平面(回転軸21を輪切りにする面)から見て、ケーシング前面板35を透過した図である。散水ノズル54は、図9に示すように洗浄ケーシング50の舌部37から羽根車10の回転方向側のスクロール板34上に配置し、回転軸21に垂直な平面から見た際の噴射角度を羽根車10の回転方向とは逆向きかつ、隣り合う2つのブレード間で洗浄液51を噴射できるようできる向きに設ける。また、図11に図9のA‐A’断面にて回転軸21と同平面から見た際の散水ノズル54の水平方向への噴射角度θ6を示している。散水ノズル54は、隣り合う2つの油捕集機構部32の間を通り羽根車10の内部へ噴射した洗浄液51を着水できるように設けている。
以下、散水ノズル54の噴射角度について詳細に記述する。
図9に示すように回転軸21に垂直な平面から見た散水ノズル54の噴射角度θ4(散水ノズル54の噴射延長線58と、噴射延長線58と羽根車10外周の交点における接線59のなす角)は、噴射延長線58が回転軸21に重ならない範囲で、図6と図7に示すθ2よりも大きく、θ3よりも小さい範囲をとる。θ4が、この角度範囲をとる場合、散水ノズル54から噴射した洗浄液51が第一ブレード19と第二ブレード20の間を通過する。
なお、最も多くの洗浄液51を羽根車10内部に噴射するためには、前述した図5に示すθ1の角度をとる必要があり、この値をとる時、散水ノズル54から噴射させた洗浄液51が第一ブレード19と第二ブレード20の間を通過する水量が最大となる。
また、羽根車10内部に侵入した洗浄液51が散水ノズル54から遠い側の油捕集機構部60や散水ノズル54から遠い側のブレード内側61に最も多く着水する角度は、図10に示したθ5をとる場合である。θ5は接線59と、散水ノズル54から遠い側の第一ブレード19Aの入口端点62と第二ブレード20Aの出口端点63を結んだ直線64がなす角のうち回転側の角度である。θ1およびθ5はθ2からθ3の範囲内である。洗浄に最も効果のある角度は、遠い側の油捕集機構部60や散水ノズル54から散水ノズル54から遠い側の油捕集機構部60や遠い側のブレード内側61への着水面積が最も多くなるθ5の場合であると考えられる。
図11に示すように、回転軸42を含む平面で見たときに、散水ノズル54の噴射角度θ6はおおよそ90度、散水ノズル54から噴射される洗浄液51が側面方向から見ると真下に噴射し、リング状の油捕集機構部32を、互いに一定距離を離して、複数枚取り付けているので、油捕集機能部32間を通過するようにし、散水ノズル54から遠い側の油捕集機構部60や散水ノズル54から遠い側のブレード内側61に着水することができる。
なお、散水ノズル54は、水平または上方へ向けて噴射するものではなく下方へ向けて噴射するものである。このようにすることで、洗浄液51が散水ノズル54の噴射口へ残ることを防止できる。
上記構成において、調理で油煙が発生しているときにモータ13(好ましくはDCモータ)を作動させると、羽根車10が回転し、油煙や埃を含んだ空気が吸込口8から吸い込まれ、本体2内で羽根車10内を通過する際、油や埃がリング状の油捕集機構部32に衝突してくっついて捕集され、それらが除去された空気が洗浄ケーシング50内を通った後、排出口4を介してダクト5を通って屋外に排出される。
これを繰り返すと、油捕集機構部32、羽根車10のブレード15および主板17に油や埃が蓄積されていく、特に送風機流入口18から入った油煙が最初に衝突し捕集される油捕集機構部32とブレード内側22には多くの汚れが付着し、堆積する。局所的に堆積した汚れは油捕集機構部32やブレード15の間で目詰まりを発生させ、排出風量の低下を招くこととなる。そこで、羽根車10の油捕集機構部32とブレード15の洗浄を行うこととなる。さらに作業者の負担軽減のため、この洗浄はより効果的な洗浄として短時間の洗浄時間かつ少量の洗浄液での実現が求められている。
まず、モータ13を停止させ、開閉弁57を閉じ、給水ポンプ53により貯水装置52に貯めた洗浄液51を汲み上げ散水ノズル54に供給する。貯水装置52内の洗浄液51は事前に給水しているものとする。その後、モータ13を作動させながら散水ノズル54より洗浄液51を噴射する。従来の散水手段においては洗浄ケーシング50側からではブレード外側23のみにしか噴射水が当たらず、羽根車10の内部までは噴射水の勢いによる洗浄効果は得られないが、本発明の散水ノズル54ではブレード外側23に着水する洗浄液51に加えて、噴射された洗浄液51の多くが、散水ノズル54に近い側の油捕集機構部65と散水ノズル54に近い側のブレード66を通過し、勢いを保ったまま直線状に羽根車10内部を通過する。羽根車10の内側に侵入した洗浄液51は散水ノズル54から遠い側の油捕集機構部60や散水ノズル54から遠い側のブレード内側61に着水する。着水した際、散水ノズル54からの噴射の圧力を保ったまま衝突し、蓄積した汚れを剥がし落とす。その後着水した洗浄液51は洗浄ケーシング50内へと落下し、貯水される。加えて、モータ13を作動していると、油捕集機構部32の全周と羽根車10のブレード15が洗浄液51に浸漬され、洗浄される。排水および乾燥は開閉弁57を開けて洗浄液51を排水トレイ55に移動させ、送風することで乾燥させる。
以上一連の洗浄工程により、特に汚れが多く蓄積した油捕集機構部32およびブレード内側22を重点的に洗浄することが可能となり、より短時間でかつ少量の洗浄液51で洗浄が可能で目詰まり発生を防ぐことができる。また、散水ノズル54は噴射口を下向きにしているため停止時の噴射口への洗浄液51の残水がなく、スケールによるノズル詰まりを抑制することができる。
本実施の形態はシロッコファンで記述したが、本発明は前述のように他のファンでも適用できる。ターボファンで適用した場合の回転軸21の垂直平面から見た図を図12に示す。シロッコファンに比べて舌部37が捉えにくい場合も有るが、送風機吹出口33から回転方向側のスクロール板34上に散水ノズル54を配置し、散水ノズル54の噴射角度θ7はある第一ブレード67から回転方向で隣に配置したブレード15を第二ブレード68とすると、前述同様にθ2〜θ3の範囲をとり、最良な角度はθ5の値の時である。回転軸21と同平面から見た角度も前述したθ6と同様の範囲をとる。プレートファンにおいても回転方向によりシロッコファンもしくはターボファンと同様の形をとる。
なお本実施の形態において、給水ポンプ53から散水ノズル54へ給水される洗浄液51を加熱するヒーター等を散水ノズル54手前に搭載して洗浄液51を高温水や過熱スチーム等にして噴射してもよい。温められた洗浄液51は油汚れを軟化させて油の流動性を向上させる、つまり油汚れの付着力が低下するので洗浄効果がさらに高くなる効果を奏する。
また散水ノズル54は複数配置させても良く、噴射形状は丸形のみだけでなくホロコーンやスリットなどでも良い、また散水ノズル54は可動式でより広範囲に洗浄液51を噴射することができるようにしても良い。貯水装置52への洗浄液51の給水は高温であっても良く、界面活性剤やアルカリ塩などの添加剤を加えたものでも良い。また、貯水装置52への給水は水道から自給式でも良く、添加剤も自動投入されるものでも良い。また、孔56は洗浄ケーシング50の下端部に加えて洗浄ケーシング50内に複数設けても良い。
(実施の形態2)
図13は、実施の形態1に記述した特徴を持つ散水ノズル54を複数配置する際に、個数の偏りを図示したものである。通風時、空気の流れ69は送風機流入口18から流入後、羽根車10内部で急激に方向を変えられて油捕集機構部32やブレード15を通過する。この急激な方向変換時において油煙は他の空気中成分よりも重量があるので、大きな慣性力を受ける。これにより急激な曲がりには対応できず、より主板17側の油捕集機構部70を通過する。つまり汚れは、主板17側の油捕集機構部65およびブレード15も主板17側により多く堆積する。したがって、本実施の形態は、散水ノズル54を複数配置する際に、スクロール板34上でケーシング前面板35からケーシング背面板36の間に複数配置する際に、主板17側に寄るにつれて個数を増やしていくものである。個数の増やし方は、スクロール板34上で羽根車10の回転方向へ位置をずらすことで実現できる。
上記構成において散水ノズル54から洗浄液51を噴霧しより多く洗浄することが可能となり、ブレード内側22もより主板17側を洗浄することが可能となる。つまり、汚れの蓄積が多い箇所の洗浄をより重点的に行え、全体としての洗浄時間の短縮化が可能になる。
本発明にかかるレンジフードは、羽根車の油捕集機構部とブレードの洗浄をより効果的に行い、洗浄時間の短縮および洗浄液の節水を可能にするものであり、同様の機能が付いた換気装置にも適用することができる。
1 レンジフード
2 本体
3 壁面
4 排出口
5 ダクト
6 フード部
7 下面
8 吸込口
9 天面
10 羽根車
11 送風機
12 洗浄装置
13 モータ
14 ケーシング
15 ブレード
16 側板
17 主板
18 送風機流入口
19 第一ブレード
19A 第一ブレード
20 第二ブレード
20A 第二ブレード
21 回転軸
22 ブレード内側
23 ブレード外側
24 入口端点
25 出口端点
26 弦
27 接線
28 接線
29 接線
30 接線
31 円錐面
32 油捕集機構部
33 送風機吹出口
34 スクロール板
35 ケーシング前面板
36 ケーシング背面板
37 舌部
38 延設板
39 延長板
40 側面部
41 オリフィス
42 回転軸
50 洗浄ケーシング
51 洗浄液
52 貯水装置
53 給水ポンプ
54 散水ノズル
55 排水トレイ
56 孔
57 開閉弁
58 噴射延長線
59 接線
60 油捕集機構部
61 ブレード内側
62 入口端点
63 出口端点
64 直線
65 油捕集機構部
66 ブレード
67 第一ブレード
68 第二ブレード
69 空気の流れ
70 油捕集機構部
101 吸込口
102 フード
103 壁面
104 ダクト
105 排出口
106 回転軸
107 電動機
108 羽根車
109 洗浄ケーシング
110 通風路
111 整流板
112 洗浄液
113 貯水装置
114 給水ポンプ
115 散水ノズル
116 孔
117 開閉弁
118 排水トレイ
119 主板
120 ブレード
121 油捕集機構部

Claims (3)

  1. 電動機により回転する羽根車と、前記羽根車の内周側に周回させて一体に設けた油捕集機構部と前記油捕集機構部を洗浄液に浸漬させるための洗浄ケーシングと、前記洗浄ケーシングに、前記洗浄液を貯排する開閉弁とを設け、前記開閉弁を閉じて洗浄液を貯め、前記羽根車の外周に配置した散水ノズルから洗浄液を噴射して前記羽根車と油捕集機構部を洗浄するレンジフードであって、
    前記羽根車は、円の外周方向から中心軸に向かうにしたがって、隆起するように傾斜した円錐面を持つ主板とこの主板から鉛直方向に立設した複数のブレードとを有し、
    前記散水ノズルの位置は、前記洗浄ケーシングの吐出口近傍の舌部から前記羽根車の回転方向側にあり、
    前記散水ノズルの噴射角度は、前記羽根車の外周側から回転方向とは逆向きかつ、回転軸の垂直平面から見た噴射角度を隣り合う2つの前記ブレード間に洗浄液を噴射できるようできるよう設け、前記回転軸を含む平面から見た噴射角度を隣り合う2つの前記油捕集機構部間を通り前記羽根車の内側から前記油捕集機構部と前記ブレードの内側へ噴射した洗浄液を着水できるよう設けたレンジフード。
  2. 前記散水ノズルの噴射口上流に水温を上昇させるヒーターを備えた請求項1記載のレンジフード。
  3. 前記散水ノズルを複数前記洗浄ケーシング上に配置の際に前記羽根車の回転軸方向で前記主板に近づくほど個数を増やすよう設けた請求項1から2記載のレンジフード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111852960A (zh) * 2019-04-28 2020-10-30 广东万和电气有限公司 吸油烟机的蒸汽清洗结构
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