JP2017127400A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】発射ハンドルを操作する遊技者の手の疲れを軽減する。【解決手段】遊技者が発射ハンドルを所定の発射開始方向に回転させると、回転角度に応じた強さで遊技球を発射すると共に、発射ハンドルを発射開始方向とは逆回転の発射停止方向に付勢手段で付勢する。また、遊技者が発射ハンドルの回転を停止させると、付勢手段の付勢による発射ハンドルの回転停止方向への回転(戻り回転)を阻止手段で阻止する。そして、遊技者による所定の解除操作が行われると、阻止手段による戻り回転の阻止を解除する。こうすれば、遊技者は調整した所望の回転角度で発射ハンドルを維持するのに力を加え続ける必要がなく、発射ハンドルを操作する遊技者の手の疲れを軽減することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、遊技者が発射ハンドルを回転させて遊技盤に遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機(パチンコ機)に関する。
遊技盤に遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機には、遊技球の発射のために遊技者が回転操作を行う発射ハンドルや、遊技球を打ち出す発射装置が搭載されている。遊技者が発射ハンドルを所定の発射開始方向(例えば右回り)に回転させると、その回転操作が発射装置に伝達され、発射ハンドルの回転角度が大きいほど遊技球が強く発射されるようになっている。このため、遊技者は、発射ハンドルの回転角度を調整することによって、発射される遊技球の狙いを付けることが可能である。
こうした発射ハンドルは、バネなどの付勢手段によって発射開始方向とは逆回転の発射停止方向(例えば左回り)に付勢されているのが一般的である(例えば、特許文献1)。遊技者が回転させた発射ハンドルから手を離すと、付勢手段の付勢によって発射ハンドルが回転前の元の位置に戻されるので、遊技球の発射が停止される。
特開2013−056281号公報
しかし、発射ハンドルが付勢手段で付勢されている遊技機では、遊技者が付勢手段の付勢に抗して発射ハンドルを発射開始方向に回転させた後、発射ハンドルを所望の回転角度で維持するために力を加え続けなければならないため、発射ハンドルを操作する手が疲れ易いという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、発射ハンドルを操作する遊技者の手の疲れを軽減することが可能な遊技機の提供を目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の遊技機は次の構成を採用した。すなわち、
遊技盤に遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
遊技球の発射のために遊技者が回転操作を行う発射ハンドルと、
遊技者が前記発射ハンドルを所定の発射開始方向に回転させた角度に応じた強さで遊技球を発射する発射装置と、
前記発射ハンドルを前記発射開始方向とは逆回転の発射停止方向に付勢する付勢手段と、
遊技者が前記発射ハンドルの回転を停止させると、前記付勢手段の付勢による前記発射ハンドルの前記発射停止方向への戻り回転を阻止する阻止手段と
を備え、
前記阻止手段は、遊技者による所定の解除操作が行われると、前記戻り回転の阻止を解除する
ことを特徴とする。
このような本発明の遊技機では、遊技者が発射ハンドルを発射開始方向に回転させて所望の回転角度に調整した後、発射ハンドルを回転させる力を抜くと、付勢手段の付勢による発射ハンドルの発射停止方向への回転(戻り回転)が阻止手段によって阻止される。そして、遊技者が所定の解除操作を行わない限り、戻り回転の阻止が解除されないことから、遊技者は調整した回転角度で発射ハンドルを維持するのに力を加え続ける必要はなく、発射ハンドルを操作する遊技者の手の疲れを軽減することができる。
上述した本発明の遊技機では、
前記阻止手段は、前記解除操作として前記発射ハンドルの前記発射開始方向への回転操作が行われると、前記戻り回転の阻止を解除する
こととしてもよい。
このようにすれば、発射ハンドルの発射開始方向の回転には付勢手段の付勢に抗する力を加える必要があることから、せっかく調整した発射ハンドルの回転角度を誤ってずらしてしまうことを抑制できる。しかも、遊技者は、発射ハンドルを所望の回転角度に調整した後は、発射ハンドルに添えた手を発射停止方向に寄りかからせておくことができるので、発射ハンドルを操作する手の疲れをより軽減することが可能となる。
また、前述した本発明の遊技機では、
前記阻止手段は、前記解除操作として前記発射ハンドルの前記発射停止方向に所定の強さ以上の回転力を加える操作が行われると、前記戻り回転の阻止を解除する
こととしてもよい。
このようにすれば、阻止手段による戻り回転の阻止を解除して遊技者が発射ハンドルを発射停止方向に回転させるには、当該方向に所定の強さ以上の力を加える必要があるため、調整した発射ハンドルの回転角度を誤ってずらしてしまうことを抑制することができる。
また、前述した本発明の遊技機では、
遊技者が前記発射ハンドルに添えた手で操作可能な操作部を備え、
前記阻止手段は、前記解除操作として前記操作部の操作が行われると、前記戻り回転の阻止を解除する
こととしてもよい。
このようにすれば、遊技者は発射ハンドルに添えた手で操作部を操作可能であることから、発射ハンドルの回転操作とは独立しつつ、簡単な操作で阻止手段による戻り回転の阻止を解除することが可能となる。
また、こうした本発明の遊技機では、
前記発射ハンドルに遊技者が手を添えていることを検知する検知手段を備え、
前記阻止手段は、前記解除操作が行われた場合に加えて、前記発射ハンドルから遊技者が手を離した場合にも、前記戻り回転の阻止を解除する
こととしてもよい。
このようにすれば、遊技者が所望の回転角度で発射ハンドルを維持するのに力が不要でありながら、遊技者が発射ハンドルから手を離すと、阻止手段による戻り回転の阻止が解除され、付勢手段の付勢によって発射ハンドルが回転停止方向に回転するので、遊技球が発射されない元の位置に発射ハンドルを戻すことが可能となる。
尚、本明細書において、「前」および「表」は「遊技機を基準とする前方」、つまり「遊技者に近接する方向(遊技者から見て手前側)」を示し、「後」および「裏」は「遊技機を基準とする後方」、つまり「遊技者から離間する方向(遊技者から見て奥側)」を示す。また、「上」とは遊技者から見て「上」であることを示し、「下」とは遊技者から見て「下」であることを示し、「左」とは遊技者から見て「左」であることを示し、「右」とは遊技者から見て「右」であることを示す。
本発明によれば、発射ハンドルを操作する遊技者の手の疲れを軽減することができる。
本実施例のパチンコ機の正面図である。 本実施例の遊技盤の盤面構成を示す説明図である。 本実施例のパチンコ機における制御回路の構成を示すブロック図である。 第1実施例の発射ハンドルに採用された機構を示す斜視図である。 ドラムの構造を示した説明図である。 ドラムの外周面に形成された案内溝の形状と、案内溝に沿ってボールが移動する様子を示した説明図である。 第2実施例の発射ハンドルに採用された機構を示す斜視図である。 第2実施例のクラッチ機構の構造を示した説明図である。 第3実施例の発射ハンドルに採用された機構を示す説明図である。
上述した本発明の内容を明確にするために、本発明を「セブン機」や「デジパチ」と呼ばれるタイプのパチンコ機(遊技機)に適用した実施例について説明する。
A.パチンコ機の装置構成 :
A−1.装置前面側の構成 :
図1は、本実施例のパチンコ機1の正面図である。図1に示すように、パチンコ機1の前面部には、前面枠4が設けられている。前面枠4は、一端(図1における左側)が中枠3に対して回動可能に軸支されている。中枠3の前面側には遊技盤20(図2参照)が着脱可能に取り付けられており、前面枠4が中枠3に対してパチンコ機1の前方側に回動(開放)されると、遊技盤20が露出した状態となる。中枠3は、一端(図1における左側)が本体枠2に対して回動可能に軸支されている。本体枠2は、木製の板状部材を組み立てて構成された略長方形の枠体であり、パチンコ機1の外枠を形成している。
前面枠4の略中央部には窓部4aが形成されており、この窓部4aにはガラス板等の透明板4bが嵌め込まれている。遊技者は、窓部4a(透明板4b)を通して奥側に配置される遊技盤20の後述する遊技領域を視認可能である。また、前面枠4における窓部4aの右下方には、小窓部4cが形成されており、この小窓部4cには合成樹脂板等の透明板4dが嵌め込まれている。遊技者は、小窓部4c(透明板4d)を通して奥側に配置された遊技盤20の後述するセグメント表示部を視認可能である。
前面枠4における窓部4aの上方には上部ランプ5aが設けられ、窓部4aの右側の周縁部には右サイドランプ5bが設けられ、窓部4aの左側の周縁部には左サイドランプ5cが設けられている。また、窓部4aの上方の左右には一対の上部スピーカー6aが設けられており、本体枠2の下部の前面側には下部スピーカー6bが設けられている。これらの上部ランプ5a、右サイドランプ5b、左サイドランプ5c、上部スピーカー6a、および下部スピーカー6bは、遊技上の演出効果を高めるために駆動される。
前面枠4における窓部4aの下方には、上皿部7が設けられている。上皿部7には、カードユニット242(図3参照)を介して貸し出される遊技球や、パチンコ機1から払い出される遊技球が貯留される。また、上皿部7の下方には下皿部8が設けられており、上皿部7の容量を超えて貸し出された遊技球や、上皿部7の容量を超えて払い出された遊技球が貯留される。
前面枠4における下皿部8の右方には、遊技者による回転操作が可能な発射ハンドル100が設けられている。発射ハンドル100の回転軸は、発射ハンドル100の奥側に搭載された発射装置ユニット261(図3参照)に接続されている。この発射装置ユニット261には、上皿部7に貯留された遊技球が供給される。遊技者が発射ハンドル100を所定の発射開始方向(本実施例では右回り)に回転させると、その回転が発射装置ユニット261に伝達され、発射装置ユニット261に内蔵された発射ソレノイドが作動して、発射ハンドル100の回転角度に応じた強さで遊技球が発射される。
また、上皿部7の手前側の縁部には遊技者による押下操作が可能な演出ボタン10aが設けられており、下皿部8の左方には遊技者による押込操作や回転操作が可能なジョグシャトル10bが設けられている。これらの演出ボタン10aやジョグシャトル10bは、何れも遊技者によって操作される演出操作部であり、所定の条件成立時に遊技者によって操作されると、所定の遊技演出が行われる。
A−2.遊技盤の構成 :
図2は、遊技盤20の盤面構成を示す説明図である。前述したように遊技盤20は、中枠3の前面側に着脱可能に取り付けられている。図2に示すように、遊技盤20の中央には略円形状の遊技領域21が形成されている。発射装置ユニット261(図3参照)から発射された遊技球は、外レール22と内レール23との間を通って遊技領域21に放出され、遊技領域21の上方から下方に向かって流下する。遊技領域21は、前面枠4の窓部4a(透明板4b)を通して遊技者に視認されるので、当然ながら、遊技領域21を流下する遊技球の様子も窓部4aを通して遊技者が視認可能である。
遊技領域21の略中央には中央装置40が設けられており、中央装置40のほぼ中央には、演出表示装置41が設けられている。演出表示装置41は液晶表示器によって構成されており、その表示画面上には、演出用の種々の画像を表示することが可能である。例えば、演出図柄として3つの識別図柄41a,41b,41cを表示可能であり、これらの識別図柄41a,41b,41cが、複数の数字(例えば「1」〜「9」の9つの数字)を次々と切り換えて変動表示を実行する。
遊技領域21において中央装置40(演出表示装置41)の右方には、普通図柄作動ゲート27が設けられている。遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過すると、内蔵のゲートセンサー27s(図3参照)によって検知されて、下方へと流下していく。
遊技領域21における中央装置40(演出表示装置41)の下方には、遊技球が入球可能な開口部の大きさが不変(一定)であり、遊技球が常時入球可能な入球口である第1始動口24が設けられている。第1始動口24に入球した遊技球は、内部の通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれて、第1始動口センサー24s(図3参照)によって検知される。
遊技領域21における第1始動口24の下方には、遊技球の入球可能性が変化する入球口である第2始動口25が設けられている。本実施例の第2始動口25は、下端側を軸に上端側を前方に傾けて回動可能な開閉扉26を備えており、開閉扉26が略直立して遊技球が入球不能(または入球困難)な閉鎖状態と、開閉扉26が前方に回動して遊技球が入球可能(または入球容易)な開放状態とに変化可能である。図2では、第2始動口25が開放状態となっている様子が示されている。第2始動口25に入球した遊技球は、内部の通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれて、第2始動口センサー25s(図3参照)によって検知される。
遊技領域21における第1始動口24の右方には、略長方形状に大きく開口した大入賞口28が設けられている。大入賞口28は、下端側を軸に上端側を前方に傾けて回動可能な開閉扉29を備えており、開閉扉29が略直立して遊技球が入球不能な閉鎖状態と、開閉扉29が前方に回動して遊技球が入球可能な開放状態とに変化可能である。図2では、大入賞口28が開放状態となっている様子が示されている。大入賞口28に入球した遊技球は、内部の通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれて、大入賞口センサー28s(図3参照)によって検知される。
また、上述した各遊技装置の周辺には、遊技球が入球可能なその他入球口30や、遊技球が流下する経路に影響を与える風車型ホイール31や多数の遊技釘32などが設けられている。さらに、遊技領域21の最下部であって第2始動口25の左下方および右下方には、2つのアウト口33が設けられており、上述した第1始動口24、第2始動口25、大入賞口28、その他入球口30の何れにも入球しなかった遊技球は、アウト口33から遊技盤20の裏側に排出される。
本実施例のパチンコ機1において、上述した第1始動口24には、中央装置40(演出表示装置41)の左方の領域を流下する遊技球が入球可能である。これに対して、第2始動口25、普通図柄作動ゲート27、大入賞口28には、中央装置40(演出表示装置41)の右方の領域を流下する遊技球が入球または通過可能である。以下では、中央装置40の左方の領域を流下させるように遊技球を発射することを「左打ち」とも表現し、中央装置40の右方の領域を流下させるように遊技球を発射することを「右打ち」とも表現する。尚、本実施例のパチンコ機1では、第1始動口24、第2始動口25、その他入球口30の何れかに遊技球が入球した場合は、賞球として3個の遊技球が遊技者に払い出され、大入賞口28に遊技球が入球した場合は、13個の遊技球が遊技者に払い出される。
また、遊技盤20における遊技領域21の右下方には、複数のLEDの組合せによって遊技に係る情報を表示するセグメント表示部50が設けられている。セグメント表示部50は、前面枠4に設けられた小窓部4c(図1参照)を通して遊技者が視認可能である。
A−3.制御回路の構成 :
次に、本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成について説明する。図3は、本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成を示したブロック図である。図示されているようにパチンコ機1の制御回路は、多くの制御基板や、各種基板などから構成されている。機能に着目して大別すると、遊技の基本的な進行に係る制御を司る主制御基板200と、遊技の演出に係る制御を司るサブ制御基板220と、サブ制御基板220の制御下で画像の表示や音声の出力に係る制御を司る画像音声制御基板230と、サブ制御基板220の制御下でランプの発光に係る制御を司るランプ制御基板226と、遊技球の貸し出しや払い出しに係る制御を司る払出制御基板240と、遊技球の発射に係る制御を司る発射制御基板260などから構成されている。これら制御基板は、各種論理演算および算出演算を実行するCPU(図3におけるCPU201、221、231等)や、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM(図3におけるROM202、222、232等)、プログラムの実行に際してCPUが一時的なデータを記憶するRAM(図3における203、223、233等)、入出力用回路など、種々の周辺LSIがバスで相互に接続されて構成されている。
主制御基板200には、第1始動口24へ入球した遊技球を検知する第1始動口センサー24sや、第2始動口25へ入球した遊技球を検知する第2始動口センサー25s、大入賞口28へ入球した遊技球を検知する大入賞口センサー28s、普通図柄作動ゲート27を通過する遊技球を検知するゲートセンサー27sなどが接続されている。主制御基板200のCPU201は、第1始動口センサー24sや、第2始動口センサー25s、大入賞口センサー28s、ゲートセンサー27sなどから遊技球の検知信号の入力があると、その検知信号の入力のあったセンサーに対応したコマンドを、サブ制御基板220や、払出制御基板240などに向けて送信する。
また、主制御基板200には、第2始動口25に設けられた開閉扉26を駆動する(第2始動口25の開放状態と閉鎖状態とを切り換える)始動口ソレノイド26mや、大入賞口28に設けられた開閉扉29を駆動する(大入賞口28の開放状態と閉鎖状態とを切り換える)大入賞口ソレノイド29m、セグメント表示部50などが接続されている。主制御基板200のCPU201は、始動口ソレノイド26m、大入賞口ソレノイド29m、セグメント表示部50に向けて駆動信号を送信することにより、これらの動作の制御を行う。
サブ制御基板220には、画像音声制御基板230や、ランプ制御基板226、演出操作基板228が接続されている。サブ制御基板220のCPU221は、主制御基板200からの各種コマンドを受信すると、コマンドの内容を解析して、その内容に応じた遊技演出を行う。すなわち、画像音声制御基板230に対して、出力画像や出力音声を指定するコマンドを送信したり、ランプ制御基板226に対して、上部ランプ5a、右サイドランプ5b、左サイドランプ5c(以下「各種ランプ5a〜5c」ともいう)の発光パターンを指定するコマンドを送信したりすることによって、遊技演出を行う。また、サブ制御基板220のCPU221は、演出操作基板228を介して、演出ボタン10aやジョグシャトル10b(以下「演出操作部10a,10b」)に対する遊技者の操作を検知すると、その操作に対応する遊技演出を行う。
画像音声制御基板230は、CPU231、ROM232、RAM233に加えて、VDP234、画像ROM235、音声ROM236を備えている。画像音声制御基板230のCPU231は、サブ制御基板220からコマンドを受信すると、そのコマンドに対応した画像の表示をVDP234に指示する。VDP234は、指示された画像の表示に利用する画像データ(例えば、スプライトデータや動画データなど)を画像ROM235から読み出して画像を生成し、演出表示装置41の表示画面に出力する。また、画像音声制御基板230のCPU231は、サブ制御基板220からコマンドを受信すると、そのコマンドに対応した音声データを音声ROM236から読み出して、その音声データの信号をアンプ基板224に送信することにより、上部スピーカー6aおよび下部スピーカー6b(以下「各種スピーカー6a,6b」ともいう)から音声を出力する。
払出制御基板240には、上皿部7に設けられた球貸ボタン241(図1では図示省略)や、パチンコ機1に並設されたカードユニット242、払出モーター243などが接続されている。球貸ボタン241が操作されると、この信号は、払出制御基板240を介してカードユニット242に伝達される。カードユニット242は、払出制御基板240とデータを通信しながら、払出モーター243を駆動して遊技球の貸し出しを行う。また、払出制御基板240は、主制御基板200から遊技球の払い出しを指示する払出コマンドを受信すると、払出モーター243を駆動して遊技球の払い出しを行う。
また、払出制御基板240には発射制御基板260が接続されており、発射制御基板260には発射装置ユニット261が接続されている。発射装置ユニット261は、遊技球を発射させるための発射ソレノイド262や、遊技者が発射ハンドル100に触れていることを検知するタッチスイッチ263や、発射ハンドル100の回転角度を検知するための可変抵抗器264などを有している。遊技者が発射ハンドル100に触れていることをタッチスイッチ263で検知すると、発射ソレノイド262の作動が可能となり、発射ハンドル100の回転角度に応じた強さで発射ソレノイド262が遊技球を発射する。尚、本実施例の発射ソレノイドは、本発明の「発射装置」に相当している。
B.遊技の進行態様 :
本実施例のパチンコ機1では、次のようにして遊技が進行する。上皿部7に遊技球が貯留された状態で遊技者が発射ハンドル100を回転させると、上皿部7に貯留された遊技球が1球ずつ発射装置ユニット261に供給されて、図2を用いて前述した遊技領域21に向けて発射される。遊技球を打ち出す強さは発射ハンドル100の回転角度に対応するので、遊技者は発射ハンドル100の回転角度を変化させることによって、遊技者の所望する領域に遊技球を流下させることができる。例えば、中央装置40(演出表示装置41)の左方の領域を流下するように遊技球を発射したり(左打ちを行ったり)、中央装置40の右方の領域を流下するように遊技球を発射したり(右打ちを行ったり)することができる。
図2を用いて前述したように、第1始動口24には左打ちされた遊技球が入球可能である。遊技球が第1始動口24に入球して、第1始動口センサー24sによって検知されると、大当り判定乱数などを取得し、大当り判定乱数の値に基づいて大当りであるか外れであるかを判定する大当り判定を行う。続いて、大当り判定の結果に基づいて、セグメント表示部50にて第1の特別図柄(以下「第1特図」ともいう)を表す複数の第1特図LEDを点滅させて第1特図を変動表示させた後、LEDを所定の組合せで点灯させて第1特図を停止表示させる。このとき、大当り判定の結果が大当りであれば、大当り図柄に対応する組合せのLEDを点灯させ、外れであれば、外れ図柄に対応する組合せのLEDを点灯させる。そして、第1特図が大当り図柄で停止表示されると、遊技者にとって有利な大当り遊技を開始する。
また、前述したように第2始動口25には右打ちされた遊技球が入球可能である。遊技球が第2始動口25に入球して、第2始動口センサー25sによって検知されると、大当り判定乱数などを取得して大当り判定を行う。続いて、セグメント表示部50にて第2の特別図柄(以下「第2特図」ともいう)を表す複数の第2特図LEDを点滅させて第2特図を変動表示させた後、第1特図と同様に、大当り判定の結果に応じた所定の組合せでLEDを点灯させて第2特図を停止表示させる。そして、第2特図が大当り図柄で停止表示された場合にも、大当り遊技を開始する。
尚、第1始動口24または第2始動口25に遊技球が入球しても、第1特図や第2特図の変動表示中など大当り判定が直ぐに行われない場合は、第1始動口24への入球で取得した大当り判定乱数などを第1特図保留として記憶し、第2始動口25への入球で取得した大当り判定乱数などを第2特図保留として記憶する。その後、大当り判定が可能になると、第1特図保留または第2特図保留に基づいて大当り判定や、対応する特別図柄(第1特図または第2特図)の変動表示を行う。このような第1特図保留および第2特図保留は、それぞれ最大4つまで記憶可能である。
さらに、特別図柄の変動表示と連動して、演出表示装置41では識別図柄41a,41b,41cが複数の数字(例えば「1」〜「9」の9つの数字)を次々と切り換えて変動表示する演出(以下「図柄変動演出」ともいう)が行われる。3つの識別図柄41a,41b,41cは、特別図柄が外れ図柄で停止表示される場合は、同じ数字で揃わない組合せ(バラケ目)で停止表示されるのに対して、特別図柄が大当り図柄で停止表示される場合は、同じ数字で揃う組合せ(ゾロ目)で停止表示される。このため、3つの識別図柄のうち2つが停止表示されたときに同じ数字で揃っていると、最後に停止表示される識別図柄も同じ数字となって大当り遊技が開始されるのではないかと、遊技者は識別図柄の変動表示(図柄変動演出)を注視することになる。このように、2つの識別図柄が同じ図柄で停止表示された状態で最後の識別図柄を変動表示させながら行われる演出は「リーチ演出」と呼ばれており、このリーチ演出を発生させることで遊技興趣を高めることが可能である。
第1特図または第2特図が大当り図柄で停止表示されると、大入賞口28が開放状態となる大当り遊技を開始する。大当り遊技では、開放した大入賞口28を、規定入球数(例えば9個)の遊技球が入球するか、あるいは所定の開放時間(例えば30秒)が経過したら閉鎖するラウンド遊技が複数回繰り返される。前述したように、大入賞口28には右打ちされた遊技球が入球可能である。そして、大入賞口28に遊技球が入球すると、賞球として13個の遊技球が遊技者に払い出されるので、大当り遊技中に遊技者は多量の賞球を獲得することが可能である。
また、前述したように、中央装置40(演出表示装置41)の右方には、普通図柄作動ゲート27が設けられており、右打ちされた遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過可能である。遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過して、ゲートセンサー27sによって検知されると、普図当り判定乱数を取得し、普図当り判定乱数の値に基づいて普図当りであるか外れであるかを判定する普図当り判定を行う。続いて、普図当り判定の結果に基づいて、セグメント表示部50にて普通図柄を表す左右2つの普通図柄LEDを点滅させて普通図柄を変動表示させた後、何れかのLEDを点灯させて普通図柄を停止表示させる。このとき、普図当り判定の結果が普図当りであれば、普図当り図柄に対応する左のLEDを点灯させ、外れであれば、外れ図柄に対応する右のLEDを点灯させる。そして、普通図柄が普図当り図柄で停止表示された場合は、第2始動口25が開放状態となった後に閉鎖状態となる普図当り遊技が行われるので、第2始動口25に遊技球が入球する可能性(すなわち、第2特図の変動表示が行われる可能性)が高まる。
尚、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過しても、普通図柄の変動表示中など普図当り判定が直ぐに行われない場合は、取得した普図当り判定乱数を普図保留として最大4つまで記憶することが可能である。その後、普図当り判定が可能になると、普図保留に基づいて普図当り判定や、普通図柄の変動表示を行う。
以上のようにして遊技が行われるパチンコ機1では、前述したように遊技者が発射ハンドル100を発射開始方向(右回り)に回転させることで遊技球が発射され、遊技者は、所望の領域に遊技球を流下させるように、発射ハンドル100の回転角度の調整を行う。こうした発射ハンドル100には、発射開始方向とは逆回転の発射停止方向(本実施例では左回り)に付勢するバネなどの付勢部材が接続されているのが一般的であり、遊技者は、調整した所望の回転角度で発射ハンドル100を維持するために力を加え続けなければならないことによって、発射ハンドル100を操作する手が疲れ易くなってしまう。そこで、本実施例のパチンコ機1では、発射ハンドル100の操作に伴う遊技者の疲れを軽減するために、発射ハンドル100に以下のような機構を採用している。
C.本実施例の発射ハンドルに採用された機構 :
C−1.第1実施例 :
図4は、第1実施例の発射ハンドル100に採用された機構を示す斜視図である。まず、図4(a)に示されるように、発射ハンドル100の回転軸101は、パチンコ機1に対して固定された可変抵抗器264に接続されている。発射ハンドル100と共に回転軸101はパチンコ機1に対して回転可能であり、発射ハンドル100が回転すると、その回転が回転軸101を介して可変抵抗器264に伝わり、発射ハンドル100の回転角度に連動して可変抵抗器264の抵抗値が変化する。発射装置ユニット261に搭載された発射ソレノイド262は、可変抵抗器264の抵抗値に応じた強さで遊技球を発射する。
発射ハンドル100の回転軸101には、渦巻きバネ103の内側の端部が固定されており、渦巻きバネ103の外側の端部はパチンコ機1に対して固定されている。この渦巻きバネ103は、回転軸101側が発射開始方向(図中の右回り)に巻き締められており、発射ハンドル100の回転軸101を常に発射停止方向(図中の左回り)に付勢している。また、発射ハンドル100を発射開始方向に回転させることで、渦巻きバネ103に付勢力が貯えられる。尚、発射ハンドル100を発射停止方向に付勢することができる部材(付勢部材)であれば、渦巻きバネ103に限られず、引張コイルバネや、ねじりコイルバネを用いてもよい。本実施例の渦巻きバネ103は、本発明の「付勢手段」に相当している。
また、発射ハンドル100の回転軸101は、歯車列105を介して、クラッチ機構110と接続されている。歯車列105は、回転軸101に固定された原歯車105aと、クラッチ機構110に固定された従歯車105cとの間に中間歯車105bが挿入されているため、従歯車105cは原歯車105aと回転方向が同じである。また、原歯車105aに比べて従歯車105cの歯数が少ないことから、従歯車105cは原歯車105aよりも回転数が多い(回転速度が速い)。
図4(b)には、クラッチ機構110を分解した状態が示されている。クラッチ機構110は、パチンコ機1に対して回転不能に固定された固定軸111や、固定軸111が挿通される円筒形状のドラム120や、固定軸111が挿通されると共に、ドラム120を内部に収容する円筒形状のホルダー112や、ホルダー112の一端の開口部を塞ぐホルダーキャップ114などを備えている。ホルダー112の内周面には、断面が略半円形のスライド溝113が固定軸111と平行に形成されており、ドラム120の外周面には、断面が略半円形の案内溝121が周方向に形成されている。そして、ホルダー112の内部にドラム120を収容した状態で、スライド溝113と案内溝121との間にはボール115が挿入されている。
ホルダーキャップ114には、歯車列105の従歯車105cが固定されており、ホルダー112とホルダーキャップ114とを結合させた状態で、ホルダー112は従歯車105cと共に固定軸111に対して左右何れの方向にも回転可能である。一方、ドラム120は、固定軸111に対して右回り(発射開始方向)には回転可能であるものの、左回り(発射停止方向)には回転不能になっている。
図5は、ドラム120の構造を示した説明図である。図では、固定軸111に垂直な面でドラム120を切断した断面を表している。ドラム120の内周面には、凹部122が周方向に複数(図示した例では4つ)形成されており、凹部122の深さは左回りに深くなっている。凹部122の内部には、円柱形状のローラー123と、凹部122の深さが深い側から浅い側に向けてローラー123を付勢するスプリング124とが設置されている。
固定軸111に対してドラム120が右回り(発射開始方向)に回転しようとすると、ローラー123が凹部122の深い側に寄って空回りすることで、ドラム120の回転が可能となる。一方、固定軸111に対してドラム120が左回り(発射停止方向)に回転しようとすると、ローラー123が凹部の狭い側に寄って固定軸111との間に挟まれることで、ドラム120の回転が不能となる。
図6は、ドラム120の外周面に形成された案内溝121の形状と、案内溝121に沿ってボール115が移動する様子を示した説明図である。図には、ドラム120の外周面を広げた展開図が示されている。図示されるように案内溝121には、ドラム120の周方向に繋がった連通溝121aと、連通溝121aの一部を迂回するバイパス溝121bとが設けられており、バイパス溝121bには、第1係止部121cと、第2係止部121dとが設けられている。尚、図6に例示した案内溝121では、ドラム120の周方向に同じ形状が2回繰り返されている。
遊技者が発射ハンドル100を右回り(発射開始方向)に回転させると、その回転が回転軸101および歯車列105を介してクラッチ機構110に伝わり(図4(a)参照)、ホルダー112が固定軸111に対して右回りに回転する。これにより、ボール115がスライド溝113によって送られてドラム120の外周面を右回りに移動し、図6(a)に示されるように連通溝121aに位置していたボール115がバイパス溝121bを通って第1係止部121cに係合する。すると、前述したようにドラム120は右回りの回転が可能となっており、ホルダー112と共にドラム120が回転する。従って、発射ハンドル100の右回りの回転がクラッチ機構110によって妨げられることはない。
続いて、遊技者が発射ハンドル100を右回りに回転させる力を抜くと、渦巻きバネ103の付勢力によって発射ハンドル100の回転軸101が左回り(回転停止方向)に回転を始める。これに連動して、ホルダー112が左回りの回転を開始するので、ボール115がドラム120の外周面を左回りに移動し、図6(b)に示されるように、第1係止部121cから移動したボール115が第2係止部121dに係合する。すると、前述したようにドラム120は左回りの回転が不能となっているので、ボール115を介してドラム120に係合するホルダー112も回転できず停止する。その結果、渦巻きバネ103の付勢力による発射ハンドル100の左回りの回転がクラッチ機構110によって阻止される。尚、前述したように従歯車105cは原歯車105aよりも回転数が多くなっているので、ホルダー112の回転によってボール115が第1係止部121cから第2係止部121dまで移動する間の発射ハンドル100の回転量(回転角度の変化量)はわずかである。また、第1実施例のクラッチ機構110は、本発明の「阻止手段」に相当している。
次に、遊技者が発射ハンドル100を右回り(発射開始方向)にわずかに回転させると、連動してホルダー112が右回りに回転し、ボール115がドラム120の外周面を右回りに移動するので、図6(c)に示されるように第2係止部121dに係止していたボール115が連通溝121aに戻る。この状態で、渦巻きバネ103の付勢を受けながら遊技者が発射ハンドル100を左回り(発射停止方向)に回転させると、連動してホルダー112が左回りに回転する。このとき、ボール115は連通溝121aを通ってドラム120の外周面を左回りに移動することから、ホルダー112はドラム120とは独立して左回りに回転することが可能である。その結果、クラッチ機構110による阻止が解除されて発射ハンドル100の左回りの回転が可能となる。
また、遊技者が再び発射ハンドル100を右回りに回転させると、前述したようにボール115がバイパス溝121bを通って第1係止部121cに係合し(図6(a)参照)、その後、遊技者が発射ハンドル100を回転させる力を抜くと、ボール115が第2係止部121dに係合することによって(図6(b)参照)、発射ハンドル100の左回りの回転が阻止された状態へと戻る。
以上のように第1実施例のパチンコ機1では、遊技者が発射ハンドル100を右回り(発射開始方向)に回転させて、所望の領域に遊技球を流下させるように回転角度を調整した後、発射ハンドル100を回転させる力を抜くと、渦巻きバネ103の付勢力による発射ハンドル100の左回り(発射停止方向)の回転がクラッチ機構110によって阻止される。そして、遊技者が発射ハンドル100を右回りにわずかに回転させる操作(解除操作)を行わない限り、クラッチ機構110による阻止が解除されないようになっている。このため、遊技者は、調整した所望の回転角度で発射ハンドル100を維持するのに力を加え続ける必要はなく、発射ハンドル100を操作する遊技者の手の疲れを軽減することができる。
また、遊技者が発射ハンドル100を左回りに回転させる際のクラッチ機構110の解除操作を、一旦右回りに発射ハンドル100を回転させる操作としておけば、発射ハンドル100の右回りの回転には渦巻きバネ103の付勢力に抗する力を加える必要があることから、せっかく調整した発射ハンドル100の回転角度を誤ってずらしてしまうこと抑制できる。しかも、遊技者は、発射ハンドル100を所望の回転角度に調整した後は、左回りに寄りかかった状態で発射ハンドル100に手を添えておくことができるので、発射ハンドル100を操作する手の疲れをより軽減することが可能となる。
C−2.第2実施例 :
図7は、第2実施例の発射ハンドル100に採用された機構を示す斜視図である。第2実施例の発射ハンドル100においても、前述した第1実施例と同様に、回転軸101が可変抵抗器264に接続されていると共に、渦巻きバネ103によって回転軸101が発射停止方向(左回り)に付勢されている。ただし、第2実施例の発射ハンドル100では、歯車列105が設けられておらず、代わりに、回転軸101がクラッチ機構130に挿通されている。第2実施例のクラッチ機構130は、パチンコ機1に対して回転不能に固定されている。
図8は、第2実施例のクラッチ機構130の構造を示した説明図である。図では、回転軸101に垂直な面でクラッチ機構130を切断した断面を表している。まず、図8(a)に示されるようにクラッチ機構130は、回転軸101が挿通される円筒形状のクラッチドラム131を備えている。クラッチドラム131の内周面には、凹部132が周方向に複数(図示した例では6つ)形成されており、凹部132の内部には、断面が卵形のスプラグ133が尖端側を回転軸101に向けて設置されている。
遊技者が発射ハンドル100を右回り(発射開始方向)に回転させるのに伴い、回転軸101が右回りに回転すると、凹部132の内部では、図8(b)に拡大して示されるように、回転軸101の外周面の接線方向に対して卵形断面のスプラグ133の長手方向の傾斜(以下、スプラグ133の傾斜)が緩やかになることで、スプラグ133と回転軸101との間には摩擦が生じ難い。従って、発射ハンドル100の右回りの回転がクラッチ機構130によって妨げられることはない。
続いて、遊技者が発射ハンドル100を右回りに回転させる力を抜くと、渦巻きバネ103の付勢力によって回転軸101が左回り(回転停止方向)に回転しようとする。このとき、図8(c)に示されるように、スプラグ133の傾斜が急になることで、凹部132の回転軸101に対向した面(以下、底面134)と回転軸101との間にスプラグ133が挟まれるので、スプラグ133と回転軸101との間の摩擦が増大する。その結果、渦巻きバネ103の付勢力による発射ハンドル100の左回りの回転がクラッチ機構130によって阻止される。尚、第2実施例のクラッチ機構130は、本発明の「阻止手段」に相当している。
次に、遊技者が発射ハンドル100を左回りに回転させる力を加えると、第2実施例の凹部132の底面134は弾性部材で形成されているので、図8(d)に示されるように底面134が変形することによって、回転軸101の接線方向に対してスプラグ133の長手方向が直交した状態(以下、臨界状態)になる。そして、遊技者が発射ハンドル100の左回りに所定の強さ以上の力を加えると、図8(e)に示されるように、臨界状態を超えて反転したスプラグ133の傾斜が緩やかになることで、スプラグ133と回転軸101との間に摩擦が生じ難くなる。こうしてクラッチ機構130による阻止が解除されて発射ハンドル100の左回りの回転が可能となる。
また、遊技者が再び発射ハンドル100を右回りに回転させると、反転したスプラグ133の傾斜が急になることで、スプラグ133と回転軸101との間の摩擦が増大するものの、遊技者が発射ハンドル100に右回りの力をさらに加えると、再び臨界状態を超えてスプラグ133の傾斜が元に戻るので、発射ハンドル100の右回りの回転が可能となる(図8(b)参照)。尚、第2実施例の凹部132の底面134には、凹部132の深さが右回りに深くなる勾配が付けられている。このため、遊技者が発射ハンドル100を左回りに回転させてスプラグ133の臨界状態を超える場合よりも、発射ハンドル100を右回りに回転させてスプラグ133の臨界状態を超える場合の方が発射ハンドル100に加える力は小さくてよい。
以上のように第2実施例のパチンコ機1においても、前述した第1実施例と同様に、遊技者が発射ハンドル100を右回り(発射開始方向)に回転させて所望の回転角度に調整した後、発射ハンドル100を回転させる力を抜くと、渦巻きバネ103の付勢力による発射ハンドル100の左回り(発射停止方向)への回転がクラッチ機構130によって阻止される。そして、遊技者が発射ハンドル100の左回りにスプラグ133の臨界状態を超える力を加える操作(解除操作)を行わない限り、クラッチ機構130による阻止が解除されないことから、遊技者は調整した回転角度で発射ハンドル100を維持するのに力を加え続ける必要はなく、発射ハンドル100を操作する遊技者の手の疲れを軽減することができる。
また、クラッチ機構130による阻止を解除して遊技者が発射ハンドル100を左回りに回転させるには、所定の強さ以上の力を加える必要があるため、調整した発射ハンドル100の回転角度を誤ってずらしてしまうことを抑制することができる。
C−3.第3実施例 :
図9は、第3実施例の発射ハンドル100に採用された機構を示す説明図である。まず、図9(a)に斜視図で示されるように第3実施例の発射ハンドル100は、回転軸101が可変抵抗器264に接続されている点や、渦巻きバネ103によって回転軸101が発射停止方向(左回り)に付勢されている点では前述の第1実施例と同様であるものの、回転軸101にラチェット機構140が接続されている点で異なっている。
ラチェット機構140は、周囲にのこぎり歯状の歯を有する爪車141や、爪車141の歯と噛み合う爪片142などを備えている。爪車141は、回転軸101に固定されており、回転軸101と共に回転する。爪片142は、回転軸101と平行に回転可能なシャフト143に固定されており、シャフト143は、図示しないねじりバネなどによって爪片142を爪車141に押し付ける方向(図中の白抜きの矢印の方向)に付勢されている。
また、第3実施例の発射ハンドル100の左側方には、遊技者による押下操作が可能なレバー145が設置されている。このレバー145は、発射ハンドル100の奥側でシャフト143を介して爪片142と接続された回転円板144に固定されている。
遊技者が発射ハンドル100を右回り(発射開始方向)に回転させるのに伴い、回転軸101に固定された爪車141が右回りに回転する際には、爪車141の歯の傾きによって爪片142が押し返されながら歯を乗り越えることで、爪車141の回転が可能である。従って、発射ハンドル100の右回りの回転がラチェット機構140によって妨げられることはない。
続いて、遊技者が発射ハンドル100を右回りに回転させる力を抜くと、渦巻きバネ103の付勢力によって回転軸101と共に爪車141が左回り(回転停止方向)に回転しようとする。このときには、爪片142が爪車141の歯と噛み合うので、渦巻きバネ103の付勢力による発射ハンドル100の左回りの回転がラチェット機構140によって阻止される。尚、第3実施例のラチェット機構140は、本発明の「阻止手段」に相当している。
次に、遊技者が発射ハンドル100に手を添えたまま、親指などでレバー145を押し下げると、図9(b)に示されるように、その押下操作が回転円板144およびシャフト143を介して回転動作となって爪片142に伝わり、爪車141から爪片142が引き離されることで、爪片142が爪車141の歯と噛み合わなくなる。その結果、ラチェット機構140による阻止が解除されて発射ハンドル100の左回りの回転が可能となる。尚、第3実施例のレバー145は、本発明の「操作部」に相当している。
また、遊技者がレバー145の押し下げをやめると、図示しないねじりバネなどの付勢によって再び爪片142が爪車141に押し付けられるので、爪片142が爪車141の歯と噛み合うことで、発射ハンドル100の左回りの回転が阻止された状態へと戻る。
以上のように第3実施例のパチンコ機1においても、遊技者が発射ハンドル100を右回り(発射開始方向)に回転させて所望の回転角度に調整した後、発射ハンドル100を回転させる力を抜くと、渦巻きバネ103の付勢力による発射ハンドル100の左回り(発射停止方向)への回転がラチェット機構140によって阻止される。そして、遊技者がレバー145を押し下げる操作(解除操作)を行わない限り、ラチェット機構140による阻止が解除されないことから、遊技者は調整した回転角度で発射ハンドル100を維持するのに力を加え続ける必要はなく、発射ハンドル100を操作する遊技者の手の疲れを軽減することができる。
また、第3実施例のレバー145は、遊技者が発射ハンドル100に添えた手で操作可能に設けられていることから、発射ハンドル100の回転操作とは独立しつつ、簡単な操作でラチェット機構140による阻止を解除することが可能となる。
さらに、第3実施例の発射ハンドル100では、遊技者が握った際に手のひらで覆われる半球形状の曲面部からロッド146の一端が突出しており、ロッド146の他端は回転円板144に当接している。また、シャフト143は、図示しない付勢バネなどでパチンコ機1の前方(図9中のハッチングを付した矢印の方向)に向けて付勢されている。遊技者が発射ハンドル100を握ると、手のひらでロッド146が押し込まれることにより、シャフト143が後方に移動し、図9(a)に示されるように爪片142が爪車141と噛み合って発射ハンドル100の左回りの回転が阻止された状態となる。
一方、遊技者が発射ハンドル100から手を離すと、図9(c)に上方から見た図で示されるように、付勢によってシャフト143が前方に移動するのに伴い、ロッド146が押し戻されると共に、爪片142が爪車141と噛み合わなくなるので、ラチェット機構140による阻止が解除されて発射ハンドル100の左回りの回転が可能となる。このように、遊技者が解除操作を行った場合に加えて、遊技者が発射ハンドル100から手を離した場合にも、ラチェット機構140による阻止が解除されるので、渦巻きバネ103の付勢力によって発射ハンドル100が左回りに回転し、遊技球が発射されない元の位置に発射ハンドル100を戻すことができる。尚、第3実施例のロッド146は、本発明の「検知手段」に相当している。
以上、本発明の各種実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、上述の第3実施例では、遊技者が解除操作を行うための操作部として、親指などで押下可能なレバー145が発射ハンドル100の左側方に設けられていた。しかし、操作部は、発射ハンドル100に添えた手で操作可能であれば、レバー145に限られず、例えば、人差指などで押込操作が可能なボタンを発射ハンドル100の上方や右側方に設けておいてもよい。
また、上述の第3実施例では、発射ハンドル100の曲面部からロッド146の一端が突出していた。しかし、曲面部自体を前後方向に可動式とすると共に、ロッド146を曲面部に固定しておき、遊技者が発射ハンドル100を握ると、手のひらで曲面部の全体が押し込まれてロッド146およびシャフト143を介して爪片142に動作が伝わるようにしてもよい。また、遊技者が発射ハンドル100から手を離すことで発射ハンドル100の回転阻止が解除されるのは第3実施例の機構に限られない。例えば、前述した第1実施例において、歯車列105の中間歯車105bとロッド146とを接続可能にしておくこととして、遊技者が発射ハンドル100を握ってロッド146が押し込まれると、中間歯車105bが原歯車105aと従歯車105cとの間に挿入されて回転を伝達可能になるのに対して、遊技者が発射ハンドル100から手を離すと、ロッド146が押し戻されると共に、中間歯車105bが原歯車105aと従歯車105cとの間から外れて回転を伝達不能になるようにしてもよい。
また、上述した実施例では、遊技ホールの島設備から供給される遊技球を払い出すことによって、遊技の結果としての利益(遊技価値)を遊技者に付与するパチンコ機1に本発明を適用した例を説明した。これに限らず、「遊技球の払い出し」とは異なる形態で遊技上の利益を付与するタイプの遊技機にも、本発明を適用することができる。例えば、各種入球口への遊技球の入球が発生することで、その入球に対応する利益の量(遊技価値の大きさ)を示すデータを記憶することによって、遊技上の利益(遊技価値)を遊技者に付与するタイプのパチンコ機にも本発明を適用することができ、この場合にも、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。なお、遊技上の利益(遊技価値)をデータ化して遊技者に付与するタイプのパチンコ機としては、パチンコ機に内蔵された複数個の遊技球を循環させて使用する遊技機、具体的には、各種入球口あるいはアウト口を経て遊技盤の裏面に排出された遊技球を、再度、発射位置に戻して発射するように構成されたパチンコ機(いわゆる封入式遊技機)を例示できる。
本発明は、遊技ホールで用いられる遊技機に利用することができる。
1…パチンコ機(遊技機)、 4…前面枠、 4a…窓部、
4b…透明板、 20…遊技盤、 21…遊技領域、
22…外レール、 23…内レール、 24…第1始動口、
25…第2始動口、 27…普通図柄作動ゲート、 28…大入賞口、
100…発射ハンドル、 101…回転軸、
103…渦巻きバネ(付勢手段)、 105…歯車列、
105a…原歯車、 105b…中間歯車、 105c…従歯車、
110…クラッチ機構(阻止手段)、 111…固定軸、
112…ホルダー、 113…スライド溝、 114…ホルダーキャップ、
115…ボール、 120…ドラム、 121…案内溝、
121a…連通溝、 121b…バイパス溝、 121c…第1係止部、
121d…第2係止部、 122…凹部、 123…ローラー、
124…スプリング、 130…クラッチ機構(阻止手段)、
131…クラッチドラム、 132…凹部、 133…スプラグ、
134…底面、 140…ラチェット機構(阻止手段)、
141…爪車、 142…爪片、 143…シャフト、
144…回転円板、 145…レバー(操作部)、
146…ロッド(検知手段)、 261…発射装置ユニット、
262…発射ソレノイド(発射装置)、 263…タッチスイッチ、
264…可変抵抗器。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の遊技機は次の構成を採用した。すなわち、
遊技盤に遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
遊技球の発射のために遊技者が回転操作を行う発射ハンドルと、
遊技者が前記発射ハンドルを所定の発射開始方向に回転させた角度に応じた強さで遊技球を発射する発射装置と、
前記発射ハンドルを前記発射開始方向とは逆回転の発射停止方向に付勢する付勢手段と、
遊技者が前記発射ハンドルの回転を停止させると、前記付勢手段の付勢による前記発射ハンドルの前記発射停止方向への戻り回転を阻止する阻止手段と
を備え、
前記阻止手段は、前記発射ハンドルの前記発射停止方向への前記戻り回転を阻止した状態で、該発射ハンドルの前記発射開始方向への回転は阻止することがなく、遊技者による該発射ハンドルの該発射開始方向への回転操作が行われると、前記戻り回転の阻止を解除する
ことを特徴とする。
このような本発明の遊技機では、遊技者が発射ハンドルを発射開始方向に回転させて所望の回転角度に調整した後、発射ハンドルを回転させる力を抜くと、付勢手段の付勢による発射ハンドルの発射停止方向への回転(戻り回転)が阻止手段によって阻止される。そして、遊技者が所定の解除操作(発射ハンドルの発射開始方向への回転操作)を行わない限り、戻り回転の阻止が解除されないことから、遊技者は調整した回転角度で発射ハンドルを維持するのに力を加え続ける必要はなく、発射ハンドルを操作する遊技者の手の疲れを軽減することができる。
上述した本発明の遊技機では、
前記阻止手段は、
円筒形状に形成されて、前記発射ハンドルの回転と連動して周方向に回転可能であり、内周面に軸方向のスライド溝が設けられたホルダーと、
前記ホルダーの内部に収容可能な円筒形状に形成されて、前記ホルダーと同軸に周方向の何れか一方に回転可能であるのに対し、周方向の何れか他方に回転不能であり、外周面に周方向の案内溝が設けられたドラムと、
前記ホルダーの内部に前記ドラムを収容した状態で、前記スライド溝と前記案内溝との間に挿入されるボールと
を備え、
前記案内溝は、前記ドラムの周方向に繋がった連通溝と、該連通溝の一部を迂回すると共に、第1係止部および第2係止部が設けられたバイパス溝とを有し、
前記発射ハンドルが前記発射開始方向に回転する際には、前記ボールが前記バイパス溝を通って前記第1係止部に係合し、前記ホルダーが前記ドラムと共に回転することによって、前記発射ハンドルの前記発射開始方向への回転を阻止することがなく、
前記発射ハンドルが前記発射停止方向に回転する際には、前記ボールが前記第2係止部に係合し、前記ホルダーが前記ドラムと共に回転不能となることによって、前記発射ハンドルの前記発射停止方向への前記戻り回転を阻止し、
前記戻り回転を阻止した状態で、前記発射ハンドルの前記発射開始方向への回転操作が行われると、前記ボールが前記連通溝に移動し、前記ホルダーが前記ドラムとは独立して回転することによって、前記戻り回転の阻止を解除する
こととしてもよい。
また、上述の第3実施例では、発射ハンドル100の曲面部からロッド146の一端が突出していた。しかし、曲面部自体を前後方向に可動式とすると共に、ロッド146を曲面部に固定しておき、遊技者が発射ハンドル100を握ると、手のひらで曲面部の全体が押し込まれてロッド146およびシャフト143を介して爪片142に動作が伝わるようにしてもよい。また、遊技者が発射ハンドル100から手を離すことで発射ハンドル100の回転阻止が解除されるのは第3実施例の機構に限られない。例えば、前述した第1実施例において、歯車列105の中間歯車105bとロッド146とを接続可能にしておくこととして、遊技者が発射ハンドル100を握ってロッド146が押し込まれると、中間歯車105bが原歯車105aと従歯車105cとの間に挿入されて回転を伝達可能になるのに対して、遊技者が発射ハンドル100から手を離すと、ロッド146が押し戻されると共に、中間歯車105bが原歯車105aと従歯車105cとの間から外れて回転を伝達不能になるようにしてもよい。
また、上述した実施例では、遊技ホールの島設備から供給される遊技球を払い出すことによって、遊技の結果としての利益(遊技価値)を遊技者に付与するパチンコ機1に本発明を適用した例を説明した。これに限らず、「遊技球の払い出し」とは異なる形態で遊技上の利益を付与するタイプの遊技機にも、本発明を適用することができる。例えば、各種入球口への遊技球の入球が発生することで、その入球に対応する利益の量(遊技価値の大きさ)を示すデータを記憶することによって、遊技上の利益(遊技価値)を遊技者に付与するタイプのパチンコ機にも本発明を適用することができ、この場合にも、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。なお、遊技上の利益(遊技価値)をデータ化して遊技者に付与するタイプのパチンコ機としては、パチンコ機に内蔵された複数個の遊技球を循環させて使用する遊技機、具体的には、各種入球口あるいはアウト口を経て遊技盤の裏面に排出された遊技球を、再度、発射位置に戻して発射するように構成されたパチンコ機(いわゆる封入式遊技機)を例示できる。
上述した第1実施例ないし第3実施例のパチンコ機1は、次のような遊技機として把握することもできる。すなわち、
<把握例1>
遊技盤に遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
遊技球の発射のために遊技者が回転操作を行う発射ハンドルと、
遊技者が前記発射ハンドルを所定の発射開始方向に回転させた角度に応じた強さで遊技球を発射する発射装置と、
前記発射ハンドルを前記発射開始方向とは逆回転の発射停止方向に付勢する付勢手段と、
遊技者が前記発射ハンドルの回転を停止させると、前記付勢手段の付勢による前記発射ハンドルの前記発射停止方向への戻り回転を阻止する阻止手段と
を備え、
前記阻止手段は、遊技者による所定の解除操作が行われると、前記戻り回転の阻止を解除する
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、遊技者が発射ハンドルを発射開始方向に回転させて所望の回転角度に調整した後、発射ハンドルを回転させる力を抜くと、付勢手段の付勢による発射ハンドルの発射停止方向への回転(戻り回転)が阻止手段によって阻止される。そして、遊技者が所定の解除操作を行わない限り、戻り回転の阻止が解除されないことから、遊技者は調整した回転角度で発射ハンドルを維持するのに力を加え続ける必要はなく、発射ハンドルを操作する遊技者の手の疲れを軽減することができる。
<把握例2>
上述した遊技機では、
前記阻止手段は、前記解除操作として前記発射ハンドルの前記発射開始方向への回転操作が行われると、前記戻り回転の阻止を解除する
こととしてもよい。
このようにすれば、発射ハンドルの発射開始方向の回転には付勢手段の付勢に抗する力を加える必要があることから、せっかく調整した発射ハンドルの回転角度を誤ってずらしてしまうことを抑制できる。しかも、遊技者は、発射ハンドルを所望の回転角度に調整した後は、発射ハンドルに添えた手を発射停止方向に寄りかからせておくことができるので、発射ハンドルを操作する手の疲れをより軽減することが可能となる。
<把握例3>
また、前述した遊技機では、
前記阻止手段は、前記解除操作として前記発射ハンドルの前記発射停止方向に所定の強さ以上の回転力を加える操作が行われると、前記戻り回転の阻止を解除する
こととしてもよい。
このようにすれば、阻止手段による戻り回転の阻止を解除して遊技者が発射ハンドルを発射停止方向に回転させるには、当該方向に所定の強さ以上の力を加える必要があるため、調整した発射ハンドルの回転角度を誤ってずらしてしまうことを抑制することができる。
<把握例4>
また、前述した遊技機では、
遊技者が前記発射ハンドルに添えた手で操作可能な操作部を備え、
前記阻止手段は、前記解除操作として前記操作部の操作が行われると、前記戻り回転の阻止を解除する
こととしてもよい。
このようにすれば、遊技者は発射ハンドルに添えた手で操作部を操作可能であることから、発射ハンドルの回転操作とは独立しつつ、簡単な操作で阻止手段による戻り回転の阻止を解除することが可能となる。
<把握例5>
また、こうした遊技機では、
前記発射ハンドルに遊技者が手を添えていることを検知する検知手段を備え、
前記阻止手段は、前記解除操作が行われた場合に加えて、前記発射ハンドルから遊技者が手を離した場合にも、前記戻り回転の阻止を解除する
こととしてもよい。
このようにすれば、遊技者が所望の回転角度で発射ハンドルを維持するのに力が不要でありながら、遊技者が発射ハンドルから手を離すと、阻止手段による戻り回転の阻止が解除され、付勢手段の付勢によって発射ハンドルが回転停止方向に回転するので、遊技球が発射されない元の位置に発射ハンドルを戻すことが可能となる。

Claims (5)

  1. 遊技盤に遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
    遊技球の発射のために遊技者が回転操作を行う発射ハンドルと、
    遊技者が前記発射ハンドルを所定の発射開始方向に回転させた角度に応じた強さで遊技球を発射する発射装置と、
    前記発射ハンドルを前記発射開始方向とは逆回転の発射停止方向に付勢する付勢手段と、
    遊技者が前記発射ハンドルの回転を停止させると、前記付勢手段の付勢による前記発射ハンドルの前記発射停止方向への戻り回転を阻止する阻止手段と
    を備え、
    前記阻止手段は、遊技者による所定の解除操作が行われると、前記戻り回転の阻止を解除する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記阻止手段は、前記解除操作として前記発射ハンドルの前記発射開始方向への回転操作が行われると、前記戻り回転の阻止を解除する
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記阻止手段は、前記解除操作として前記発射ハンドルの前記発射停止方向に所定の強さ以上の回転力を加える操作が行われると、前記戻り回転の阻止を解除する
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1に記載の遊技機において、
    遊技者が前記発射ハンドルに添えた手で操作可能な操作部を備え、
    前記阻止手段は、前記解除操作として前記操作部の操作が行われると、前記戻り回転の阻止を解除する
    ことを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の遊技機において、
    前記発射ハンドルに遊技者が手を添えていることを検知する検知手段を備え、
    前記阻止手段は、前記解除操作が行われた場合に加えて、前記発射ハンドルから遊技者が手を離した場合にも、前記戻り回転の阻止を解除する
    ことを特徴とする遊技機。
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