JP2017127931A - 回転工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願は、バックラッシを調整可能な回転工具を開示する。【解決手段】回転工具であって、動力源から伝達される動力を受けて回転される入力歯車と、動力源の動力で回転させる先端工具に連結される出力歯車と、入力歯車から伝達される動力を出力歯車へ伝達する中間歯車であって、中間歯車と噛み合う他の2つの歯車の各回転中心を結ぶ仮想直線上から外れた位置に回転中心が配置されるように設計された一又は複数の中間歯車と、一又は複数の中間歯車のうち少なくとも何れかの所定中間歯車の回転軸を、当該所定中間歯車と噛み合う他の2つの歯車の各回転中心を結ぶ仮想直線側へ寄せる位置調整機構と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、回転工具に関する。
工業製品の生産現場では、各種の工具が用いられている。例えば、機械部品の狭小部内に切削加工を施す場合、切削工具を先端に装着したアングルヘッド型の回転工具が用いられる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−206852号公報
ビット等の切削工具や、ボルトを回すソケット等の締付工具類を回転させる回転工具には、各種の動力伝達機構が備わっている。回転力を伝達する動力伝達機構としては、例えば、複数の歯車を組み合わせたものが挙げられる。複数の歯車を組み合わせた動力伝達機構の場合、歯車の摩耗に伴ってバックラッシ(backlash:「バックラッシュ」と呼ばれる場合もある)が増大する。また、新品の歯車であってもバックラッシをゼロで製作することは困難である。バックラッシの増大した回転工具は、回転力がスムーズに伝達されない。例えば、バックラッシの増大した回転工具を使って切削を行うと、刃の回転が不安定になり、切削面の仕上がりに影響を及ぼす場合がある。よって、切削に用いられる回転工具は、バックラッシが増大する度に新品と交換されているのが実情であった。
そこで、本願は、バックラッシを調整可能な回転工具を開示する。
本発明は、上記課題を解決するため、入力歯車から伝達される動力を出力歯車へ伝達する中間歯車を、中間歯車と噛み合う他の2つの歯車の各回転中心を結ぶ仮想直線上から外れた位置に回転中心が配置されるように設計し、中間歯車の回転軸を位置調整可能にした。
詳細には、回転工具であって、動力源から伝達される動力を受けて回転される入力歯車と、動力源の動力で回転させる先端工具に連結される出力歯車と、入力歯車から伝達される動力を出力歯車へ伝達する中間歯車であって、中間歯車と噛み合う他の2つの歯車の各回転中心を結ぶ仮想直線上から外れた位置に回転中心が配置されるように設計された一又は複数の中間歯車と、一又は複数の中間歯車のうち少なくとも何れかの所定中間歯車の回転軸を、当該所定中間歯車と噛み合う他の2つの歯車の各回転中心を結ぶ仮想直線側へ寄せる位置調整機構と、を備える。この回転工具であれば、歯車の摩耗が進行したり、新品の歯車のバックラッシが不適正であっても位置調整機構で中間歯車の位置を調整できるので、バックラッシを調整可能である。
なお、回転工具には、中間歯車が奇数個備わっており、上記の所定中間歯車とは、一又は複数の中間歯車のうち奇数番目の中間歯車であってもよい。上記回転工具がこのように構成されていれば、入力歯車から出力歯車へ至る全ての歯車のバックラッシを調整可能である。
また、位置調整機構は、所定中間歯車と噛み合う他の2つの歯車の回転中心から等距離の仮想直線に沿って形成されており、所定中間歯車の回転軸の端部が嵌る溝と、溝の両端部内で溝の内側へ向かって溝の長手方向沿いに突出し、当該溝に嵌る所定中間歯車の回転軸を支持する位置調整ネジと、を有するものであってもよい。上記回転工具がこのように構成されていれば、ユーザは、所定中間歯車の位置を調整するにより、バックラッシを調整可能である。
また、中間歯車は、入力歯車側から出力歯車側へ向けて千鳥配列されていてもよい。千鳥配列とは、中間歯車の中心が、入力歯車の中心から出力歯車の中心へ至る仮想直線の側方に配置された状態であり、例えば、中間歯車が複数ある場合には各中間歯車の中心が当該仮想直線の両側に交互に位置するように各中間歯車が配列された状態である。中間歯車がこのように配列されていれば、中間歯車と噛み合う他の2つの歯車の各回転中心を結ぶ仮想直線上から外れた位置に回転中心が配置されることになる。
上記の回転工具であれば、バックラッシを調整することが可能である。
図1は、実施形態のアングルヘッドを示した図である。 図2は、アングルヘッドの内部構造を示した図である。 図3は、入力歯車、中間歯車、出力歯車の位置関係を示した図である。 図4は、溝の長手方向を表した図である。 図5は、位置調整機構を示した図である。 図6は、アングルヘッドの状態遷移を表した図である。 図7は、アングルヘッドの変形例を示した第1の図である。 図8は、アングルヘッドの変形例を示した第2の図である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様を例示したものであり、本願発明の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
図1は、実施形態のアングルヘッド(本願でいう「回転工具」の一例である)を示した図である。アングルヘッド1は、金属製のワークを切削可能な刃を有する切削工具2を装着可能な工具である。アングルヘッド1は、アングルヘッド1が装着されるマシニングセンタの動力で切削工具2を回転させる。アングルヘッド1は、マシニングセンタの主軸(本願でいう「動力源」の一例である)に連結される回転軸3と、回転軸3から切削工具2へ動力を伝達する歯車等の動力伝達機構を内蔵したハウジング4とを備える。アングルヘッド1は、ワークの狭小な部分へ切削工具2を入れることができるようにするため、切削工具2が先細りの棒状のハウジング4の先端部分に配置される形態を採っている。アングルヘッド1は、例えば、自動車用ディスクブレーキのキャリパに設けられるシリンダの切削加工に用いることが可能である。ハウジング4は、先端にある切削工具2に加わる荷重で変形しない程度の強度を少なくとも有している。
図2は、アングルヘッド1の内部構造を示した図である。アングルヘッド1は、回転軸3側から切削工具2側へ向けて順に並ぶ入力歯車5A、第1の中間歯車5B(本願でいう「所定中間歯車」の一例である)、第2の中間歯車5C、第3の中間歯車5D(本願でいう「所定中間歯車」の一例である)、出力歯車5Eをハウジング4内に備える。なお、ハウジング4内は、図示しない潤滑剤循環機構と繋がっており、流動する潤滑剤で満たされるようになっていてもよいし、或いは、ハウジング4の密閉空間内で循環する潤滑剤に満たされていてもよい。
入力歯車5Aは、入力歯車5Aの回転軸8Aに設けられているかさ歯車6と一体形成されており、マシニングセンタの主軸に連結される回転軸3によって回転駆動されるかさ歯車6と共に回転する。出力歯車5Eは、アングルヘッド1の中で最も先端側に位置する歯車であり、回転軸8Eに設けられている連結部7を介して切削工具2と連結する。入力歯車5Aの回転軸8Aと出力歯車5Eの回転軸8Eは、ハウジング4の内側に形成された丸い孔の軸受にベアリングを介して嵌っている。なお、連結部7は、切削工具2が螺合されるネジ孔であってもよいし、コレットチャックやその他各種の工具連結構造を有するものであってもよい。
3つ(本願でいう「奇数個」の一例である)の中間歯車5B,5C,5Dは、入力歯車5Aから伝達される動力を出力歯車5Eへ伝達する歯車である。中間歯車5B,5C,5Dは、図2を注視すると判るように、入力歯車5A側から出力歯車5E側へ向けて千鳥配列されている。中間歯車5Bは、円柱状の中心軸8Bが中心を通るように貫通孔が設けられており、当該貫通孔に嵌っているベアリング9Bにより、中心軸8Bを中心にして回転可能になっている。中間歯車5C,5Dも中間歯車5Bと同様、ベアリング9C,9Dにより、中間歯車5C,5Dを支持する中心軸8C,8Dを中心に回転可能になっている。
中間歯車5Cを支持する中心軸8Cの端部は、ハウジング4の内側に形成された丸い孔10Cに嵌る。一方、中間歯車5Bを支持する中心軸8Bの端部は、ハウジング4の内側に形成された溝10Bに嵌る。中心軸8Bの端部は、溝10Bの長手方向沿いに延在する平らな内壁面に沿うように面取りされており、当該内壁面沿いに摺動可能な摺動面11Bを形成している。中間歯車5Dを支持する中心軸8Dの端部も中心軸8Bと同様、ハウジング4の内側に形成された溝10Dに嵌り、また、摺動面11Dを形成している。
ハウジング4には、位置調整ネジ12B,12D,12B’,12D’が螺合されるネジ孔13B,13D,13B’,13D’が設けられている。位置調整ネジ12Bは、溝10Bの長手方向における両端部内で溝10Bの内側へ向かって溝10Bの長手方向沿いに突出し、溝10Bに嵌る中心軸8Bを支持する。位置調整ネジ12D,12B’,12D’も位置調整ネジ12Bと同様である。位置調整ネジ12B,12D,12B’,12D’は、ネジの頭が無く、ネジの端部に設けられた六角の孔に嵌合される六角レンチで回すことが可能なネジであり、例えば、ホーローセットやイモネジなどと呼ばれるネジを適用可能である。位置調整ネジ12B,12D,12B’,12D’は、溝10B,10Dと共に位置調整機構14B,14Dを形成する。
図3は、入力歯車5A、中間歯車5B,5C,5D、出力歯車5Eの位置関係を示した図である。図3を見ると判るように、中間歯車5B,5C,5Dは、入力歯車5A側から出力歯車5E側へ向けて千鳥配列されている。そして、図3に示される太い破線(本願でいう「仮想直線」の一例である)を見ると判るように、中間歯車5Bは、中間歯車5Bと噛み合う入力歯車5Aと中間歯車5Cの各回転中心を結ぶ仮想直線上から外れた位置に回転中心が配置されるように設計されている。中間歯車5Dも中間歯車5Bと同様、図3に示される太い実線(本願でいう「仮想直線」の一例である)を見ると判るように、中間歯車5Dと噛み合う中間歯車5Cと出力歯車5Eの各回転中心を結ぶ仮想直線上から外れた位置に回転中心が配置されるように設計されている。
図4は、溝10B,10Dの長手方向を表した図である。溝10Bは、入力歯車5Aの中心点からの距離と中間歯車5Cの中心点からの距離とが等しい位置を示す図4の太い破線に沿って延在する溝である。また、溝10Dは、中間歯車5Cの中心点からの距離と出力歯車5Eの中心点からの距離とが等しい位置を示す図4の太い実線に沿って延在する溝である。よって、ユーザは、位置調整機構14Bの各位置調整ネジ12B,12B’を回
すと、中間歯車5Bの中心軸8Bを、中間歯車5Bと噛み合う入力歯車5Aと中間歯車5Cの各回転中心を結ぶ仮想直線側へ寄せることができる。また、ユーザは、位置調整機構14Dの各位置調整ネジ12Dを回すと、中間歯車5Dの中心軸8Dを、中間歯車5Dと噛み合う中間歯車5Cと出力歯車5Eの各回転中心を結ぶ仮想直線側へ寄せることができる(図4の太い矢印を参照)。
図5は、位置調整機構14B,14Dを示した図である。位置調整ネジ12B,12B’は、溝10Bの長手方向における両端部内で溝10Bの内側へ向かって溝10Bの長手方向沿いに突出し、溝10Bに嵌る中心軸8Bを支持している。よって、ユーザは、中心軸8Bを間に挟んで対向する一対の位置調整ネジ12B,12B’のうちの一方を左に回し、他方を右に回せば、左に回した位置調整ネジ(12Bまたは12B’)の方へ中心軸8Bを寄せることができる。また、ユーザは、中心軸8Bが一対の位置調整ネジ12B,12B’で挟まれた状態で、少なくとも一方の位置調整ネジ(12Bまたは12B’)を更に右へ回して増し締めすれば、中心軸8Bを固定状態にすることができる。位置調整機構14Dも位置調整機構14Bと同様である。
上記のように構成されるアングルヘッド1は、以下のように用いることができる。図6は、アングルヘッド1の状態遷移を表した図である。アングルヘッド1の使用開始時、または、位置調整機構14B,14Dによる中心軸8B,8Dの位置調整の直後においては、各歯車5A〜5Eのバックラッシが適正な状態になっている(図6(A)を参照)。ところが、アングルヘッド1の使用により、各歯車5A〜5Eが摩耗してくると、各歯車5A〜5Eのバックラッシが増大する(図6(B)を参照)。
各歯車5A〜5Eのバックラッシが増大すると、マシニングセンタの主軸の回転力が切削工具2へスムーズに伝達されない。よって、切削工具2の刃の回転が不安定になり、切削面の仕上がりに影響を及ぼす場合がある。そこで、ユーザは、アングルヘッド1の使用開始、または、位置調整機構14B,14Dによる中心軸8B,8Dの位置調整を行ってから適当な使用時間が経過した時点で、中心軸8B,8Dの位置を調整する(図6(C)を参照)。すなわち、ユーザは、位置調整機構14Bの各位置調整ネジ12B,12B’を回し、中間歯車5Bの中心軸8Bを、中間歯車5Bと噛み合う入力歯車5Aと中間歯車5Cの各回転中心を結ぶ仮想直線側へ寄せる。中間歯車5Dの中心軸8Dについても同様、位置調整機構14Dの各位置調整ネジ12Dを回して位置を調整する。中心軸8B,8Dの位置が適正に調整されれば、各歯車5A〜5Eのバックラッシが適正になる(図6(D)を参照)。
上記のように構成されるアングルヘッド1であれば、歯車5A〜5Eの摩耗が進行したり、新品の歯車5A〜5Eのバックラッシが不適正であっても、各位置調整ネジ12B,12D,12B’,12D’を回して中間歯車5B,5Dの位置を調整できるので、バックラッシを調整可能である。よって、上記のアングルヘッド1であれば、バックラッシを戻すことができない従来品のように、バックラッシが増大する度に新品へ交換する必要が無い。
図7は、アングルヘッド1の変形例を示した第1の図である。上記のアングルヘッド1では、各歯車5A〜5Eが略均等に摩耗するよう、各歯車5A〜5Eが何れも同じ径を有するように設計されていた。しかし、上記のアングルヘッド1は、各歯車5A〜5Eが何れも同じ径を有するものに限定されるものではない。上記のアングルヘッド1は、例えば、図7(A)に示されるように、各歯車5A〜5Eのうち何れか一または複数の歯車が、他の歯車と異なる径を有するものであってもよい。アングルヘッド1を設計する際に適宜の径の歯車を用いることができれば、任意の長さのアングルヘッド1を容易に製作することができる。
また、上記のアングルヘッド1では、各歯車5A〜5Eが千鳥配列ながらも概ね一列に並んでいた。しかし、上記のアングルヘッド1は、例えば、中間歯車5Cを境にしてL字状に各歯車5A〜5Eが並んでいてもよいし、その他、さまざまな形の列を構成するように各歯車5A〜5Eが並んでいてもよい。
また、上記のアングルヘッド1では、入力歯車5Aと出力歯車5Eとの間に3つの中間歯車5B,5C,5Dが並んでいた。しかし、上記のアングルヘッド1は、図7(B)〜(D)に示されるように、入力歯車5Aと出力歯車5Eとの間に2つ以下の中間歯車が並んでいてもよいし、4つ以上の中間歯車が並んでいてもよい。なお、入力歯車5Aと出力歯車5Eとの間に並ぶ中間歯車が奇数個の場合、奇数番目の各中間歯車に対して上記位置調整機構14B,14Dのような位置調整機構を設けることにより、入力歯車5Aと出力歯車5Eとの間に並ぶ全ての中間歯車のバックラッシを適正に調整可能となるが、上記のアングルヘッド1は、入力歯車5Aと出力歯車5Eとの間に並ぶ全ての中間歯車のバックラッシが適正に調整できるものに限定されない。上記のアングルヘッド1は、例えば、入力歯車5Aと出力歯車5Eとの間に、バックラッシの調整不能な中間歯車が一又は複数存在していてもよい。すなわち、例えば、入力歯車5Aと出力歯車5Eとの間に2つの中間歯車5B,5Cがある場合、図7(C)に示されるように中間歯車5B,5Cの両方を位置調整機構で調整可能なようになっていてもよいし、或いは、図7(D)に示されるように中間歯車5Cだけが位置調整機構で調整可能なようになっていてもよい。
また、上記のアングルヘッド1は、例えば、図7(E)に示されるように、位置調整機構による調整方向が反対方向を向いていてもよい。また、上記のアングルヘッド1では、各歯車5A〜5Eが同等に摩耗するという想定のため、溝10Bが、入力歯車5Aの中心点からの距離と中間歯車5Cの中心点からの距離とが等しい位置を示す仮想線に沿って延在していた。溝10Dも溝10Bと同様である。しかし、溝10B,10Dは、各歯車5A〜5Eの摩耗の進行度合い等に応じて、当該仮想線に対してやや傾く方向へ延在していてもよい。
また、上記実施形態は、切削工具2が装着されるアングルヘッド1であったが、本願で開示する回転工具は、このような工具に限定されるものではない。上記アングルヘッド1は、例えば、切削工具2の代わりにボルトを回すソケット等の締付工具類を回転させるものであってもよい。
また、上記のアングルヘッド1は、位置調整ネジ12B,12D,12B’,12D’を回して中間歯車5B,5Dの位置を調整するものであったが、上記のアングルヘッド1は、例えば、位置調整ネジ12B,12D,12B’,12D’の代わりにバネが中間歯車5B,5Dを押圧してバックラッシを自動的に調整するものであってもよいし、電動あるいは油圧アクチュエータで中間歯車5B,5Dの位置を自動的に調整するものであってもよい。
また、位置調整ネジ12B,12D,12B’,12D’は、頭の無いネジであったが、頭のある一般的なネジであってもよい。その場合、位置調整ネジ12B,12D,12B’,12D’の頭は、ハウジング4の表面から突出することになる。
また、上記のアングルヘッド1は、各歯車5A〜5Eの回転中心軸が何れも平行になるように設計されていたが、各歯車5A〜5Eの回転中心軸のうち何れか一又は複数の回転中心軸が他の回転中心軸と非平行であってもよい。例えば、各歯車5A〜5Eの回転中心軸のうち何れか一又は複数の回転中心軸が適当に傾くように設計すれば、アングルヘッド1の先端に配置される切削工具2の突出方向が、アングルヘッド1の先端方向に対して直
角ではなく、やや斜めに傾くように設計することもできる。
また、上記のアングルヘッド1では、ユーザが適当なタイミングで中間歯車5B,5Dの位置を調整していたが、バックラッシを調整するタイミングは、例えば、歯車5A〜5Eの摩耗を検知するセンサ類の判定結果に応じて決定されてもよいし、ワークの切削面の仕上がりに応じて決定されてもよい。歯車5A〜5Eの摩耗を検知するセンサとしては、例えば、アングルヘッド1の振動を検知する振動センサ、歯車5A〜5Eの駆動音を検知する音響センサ、切削工具2の回転状態を検知する回転角センサあるいは光学センサ、及び、マシニングセンタの主軸の駆動力を検知する荷重センサ等の各種センサ類が挙げられる。
図8は、アングルヘッド1の変形例を示した第2の図である。上記のアングルヘッド1は、長さの変更が不能であったが、例えば、図8に示されるように、スライド機構を設けた伸縮可能なハウジングを採用し、伸縮量に応じて中間歯車の個数を増減可能なようにした可変長タイプの工具にしてもよい。
1・・アングルヘッド:2・・切削工具:3・・回転軸:4・・ハウジング:5A・・入力歯車:5B・・第1の中間歯車:5C・・第2の中間歯車:5D・・第3の中間歯車:5E・・出力歯車:6・・かさ歯車:7・・連結部:8A,8E・・回転軸:8B,8C,8D・・中心軸:9B,9C,9D・・ベアリング:10C・・孔:10B,10D・・溝:11B,11D・・摺動面:12B,12D,12B’,12D’・・位置調整ネジ:13B,13D,13B’,13D’・・ネジ孔:14B,14D・・位置調整機構

Claims (4)

  1. 動力源から伝達される動力を受けて回転される入力歯車と、
    前記動力源の動力で回転させる先端工具に連結される出力歯車と、
    前記入力歯車から伝達される動力を前記出力歯車へ伝達する中間歯車であって、前記中間歯車と噛み合う他の2つの歯車の各回転中心を結ぶ仮想直線上から外れた位置に回転中心が配置されるように設計された一又は複数の中間歯車と、
    前記一又は複数の中間歯車のうち少なくとも何れかの所定中間歯車の回転軸を、当該所定中間歯車と噛み合う他の2つの歯車の各回転中心を結ぶ仮想直線側へ寄せる位置調整機構と、を備える
    回転工具。
  2. 前記回転工具には、前記中間歯車が奇数個備わっており、
    前記所定中間歯車とは、前記一又は複数の中間歯車のうち奇数番目の中間歯車である、
    請求項1に記載の回転工具。
  3. 前記位置調整機構は、
    前記所定中間歯車と噛み合う他の2つの歯車の回転中心から等距離の仮想直線に沿って形成されており、前記所定中間歯車の回転軸の端部が嵌る溝と、
    前記溝の両端部内で前記溝の内側へ向かって前記溝の長手方向沿いに突出し、当該溝に嵌る前記所定中間歯車の回転軸を支持する位置調整ネジと、を有する、
    請求項1または2に記載の回転工具。
  4. 前記中間歯車は、前記入力歯車側から前記出力歯車側へ向けて千鳥配列されている、
    請求項1から3の何れか一項に記載の回転工具。
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