JP2017128489A - 早強性コンクリートの調製方法及び硬化体 - Google Patents
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Abstract
【課題】流動性の優れたコンクリートを充填し打設するコンクリート工事では充分な骨組みを有する型枠を組み立てる必要があり、その作業に費用と手間がかかる。また、コンクリート工事の工期の短縮を図るという問題がある。充填作業中は流動性を保ちつつ、逐次部位の充填が終了すると速やかに流動性が停止し早期に凝結・硬化を促進する早強性コンクリートの調製方法及びその硬化体を提供。【解決手段】ベース配合のコンクリートを練り混ぜた後、該コンクリートスラリーに対して、A成分:特定のポリアクリルアミド及び特定のポリアクリル酸アルカリ金属塩の中から選ばれる一つ又は2つ以上、B成分:ケイ酸アルカリ金属塩、C成分:特定のポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル、D成分:リン酸ナトリウム、E成分:水、からなる構成成分を特定割合で含有する混和剤組成物の所定量を添加して含有させることを特徴とする早強性コンクリートの調製方法。【選択図】なし
Description
本発明は早強性コンクリートの調製方法及び該調製方法によって得られるコンクリート硬化体に関する。
コンクリートを打設する建築工事や土木工事において、作業性がよく鉄筋の多い部位へ充填性の優れた流動性のよいコンクリートの使用が近年増している。コンクリート(以下、モルタルを包含してコンクリートと呼ぶ)を打設する新設工事では、流動性のよいコンクリートを型枠内に大量打設する際に、充填後も長時間に亘り高流動性を持続し型枠の側面にかかる側圧が大きくなり、充填後のコンクリートスラリーが型枠の隙間から外に流れ出ないよう頑丈な型枠を組み立てる必要があり、その作業に手間と費用がかかるという課題がある。すなわち、型枠組み立て作業を軽減すると同時に、逐次充填が終了すると速やかに流動性が停止して早期に凝結・硬化する早強性コンクリートの実現が望まれている。またコンクリート補修・補強工事において、壁部材や天板部材のコンクリート工事では、可能な限り型枠組み立て作業を簡略化、軽減して施工する工事が望まれている。すなわち、コンクリート補修・補強工事において、充填作業中はコンクリートの流動性を保ちつつ、逐次充填が終わると速やかに流動性が停止して早期に凝結・硬化する早強性コンクリートの提案が望まれている。かかる課題に関連する従来技術として、例えば特許文献1〜3や、特にトンネルの吹付け工事においてコンクリートの凝結・硬化を促進するための種々の急結材の利用が知られている。しかしながら、例えば急結材として比較的安価で安全性の高いケイ酸塩を使用する方法では硬化体の収縮が大きいという問題(例えば特許文献4〜6)が指摘されているなど、前記の課題解決に向けては種々の問題を抱えており充分に解決されていないのが現状である。
本発明が解決しようとする課題は、流動性のよいコンクリートを型枠に充填する際に、強い側圧負荷を考慮した充分な骨組みを有する型枠を組み立てる必要があり、その作業に手間と費用がかかるという問題がある。またコンクリート工事における工期の短縮を図るため、充填作業中はコンクリートの流動性を保ちつつ、逐次充填が終了すると速やかに流動性が停止して早期に凝結・硬化する早強性コンクリートが望まれるという課題がある。本発明者らはかかる課題を解決するべく鋭意研究した結果、特定の5つの構成成分を特定割合で含有する液状の混和剤組成物を、ベース配合のコンクリートスラリーに対して特定割合で添加して含有させる方法が正しく好適であることを見出した。
すなわち本発明は、セメント、細骨材、粗骨材、水及びセメント分散剤を含有するベース配合のコンクリートを練り混ぜた後、該コンクリートスラリーに対してセメント100質量部当たり下記の混和剤組成物を0.1〜15質量部の割合で添加して含有させること特徴とする早強性コンクリートの調製方法に係る。
混和剤組成物:下記のA成分、下記のB成分、下記のC成分、下記のD成分及び下記のE成分とから成り、且つA成分を0.05〜3質量%、B成分を15〜48質量%、C成分を0.4〜30質量%、D成分を0.05〜3質量%及びE成分を16〜84.5質量%(合計100質量%)の割合で含有して成る混和剤組成物。
A成分:分子量が10×104〜1500×104のポリアクリルアミド及び分子量が5×104〜500×104のポリアクリル酸アルカリ金属塩の中から選ばれる一つ又は二つ以上。
B成分:ケイ酸アルカリ金属塩
C成分:下記の化1で示されるポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル
化1において、
R1:炭素数3〜5のアルキル基
A1:分子中に合計2〜10個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基。
R1:炭素数3〜5のアルキル基
A1:分子中に合計2〜10個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基。
D成分:リン酸ナトリウム塩
E成分:水
本発明に係る混和剤組成物(以下、本発明の混和剤と呼ぶ)について説明する。本発明の混和剤はA成分とB成分とC成分とD成分とE成分とから成る液状の混和剤組成物である。
A成分としては、分子量が10×104〜1500×104の水溶性のポリアクリルアミドが使用でき、更には分子量100×104〜1000×104の範囲のポリアクリルアミドが好ましい。かかる範囲より分子量が小さい場合には流動性を停止するための凝集効果が弱くなり、逆に分子量が大きい場合には水溶液の粘度が高くなりハンドリングが低下する。またA成分としては、分子量が5×104〜500×104のポリアクリル酸アルカリ金属塩が使用でき、更には分子量が10×104〜200×104の範囲のポリアクリル酸アルカリ金属塩が好ましい。かかる範囲より分子量が小さい場合や大きい場合は前記の理由同様に適さない。またアルカリ金属塩の種類としては、ナトリウム塩、カリウム塩及びリチウム塩が挙げられ、中でもナトリウム塩が好ましい。以上説明した高分子量のポリアクリルアミド及びポリアクリル酸アルカリ金属塩の水溶性高分子は水に溶解した状態になって始めて凝集効果が発揮される性質のものであり、仮にそれらの高分子が粉末状態のものを水に溶解させようとしても短時間で容易に水に溶解しないため、予め水に溶解した水溶液のものを使用することが本発明の混和剤の重要なポイントの一つとなっている。
B成分はケイ酸アルカリ金属塩である。ケイ酸アルカリ金属塩としては、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、及びケイリチウムが挙げられるが、工業的に入手し易い観点から、ケイ酸ナトリウムを主成分とする水ガラスを使用するのが好ましい。水ガラスの分子式は、Na2O・nSiO2で表され、限定するものではないが、JIS−K1408に規定された1号〜3号までの化合物、言い換えると分子式で示される酸化ナトリウムに対する二酸化ケイ素のモル比(n)がSiO2/Na2O=1.8〜3.5の範囲のものが有利に使用でき、この範囲の中でもモル比の高いものを使用するが好ましい。本発明において、水ガラスの役割はコンクリートスラリーに混合した際に、吹付けコンクリートのように吹付け直後に瞬結させるのではなく、一定の作業時間を確保しながら充填後の流動性を停止し凝結を早めて硬化反応を促進する役割として使用する。
C成分は下記の化1で示されるポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルである。
但し、化1において、
R1:炭素数3〜5のアルキル基
A1:分子中に合計2〜10個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基から成る化合物等の条件に適合するものが本発明において使用できる。
R1:炭素数3〜5のアルキル基
A1:分子中に合計2〜10個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基から成る化合物等の条件に適合するものが本発明において使用できる。
また、C成分における化1の化合物として、好ましくはR1が炭素数4のブチル基であって、且つA1が分子中に合計3〜8個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基から成る化合物が挙げられる。本発明において、C成分から成る化合物は常温で液状であって、混和剤組成物が均一の溶液であり製品の化学的安定性が優れ、また硬化後のコンクリート硬化体の収縮ひび割れを抑制する役割として使用する。
D成分はリン酸ナトリウム塩である。リン酸ナトリウム塩としてはリン酸3ナトリウム、リン酸2ナトリウム、リン酸1ナトリウム等が挙げられるが、中でもリン酸2ナトリウム又はリン酸1ナトリウムが好ましく、更には水に対する溶解性がよい観点からリン酸1ナトリウムが好ましい。また、本発明の混和剤においてリン酸ナトリウム塩の役割としては、B成分であるケイ酸アルカリ金属塩がコンクリートスラリーと混合したときにセメントの急激な水和反応による急結作用を一時的に遅延させ、該スラリーの充填に必要な作業時間を確保するために用いる。
E成分は水である。天然水、蒸留水、水道水等、使用する水の種類については限定するものではなく、通常は水道水を使用するのが好ましい。また水の役割としては、本発明の混和剤を溶液の状態で沈殿物や分離のない安定な均一溶液として使用することが重要であるためである。
以上説明した本発明に係る混和剤組成物は、A成分とB成分とC成分とD成分及びE成分とから成り、且つA成分を0.05〜3質量%、B成分を15〜48質量%、C成分を0.4〜30質量%、D成分を0.05〜3質量%及びE成分を16〜84.5質量%(合計100質量%)の割合で含有する液状の混和剤であり、好ましくはA成分を0.1〜1.5質量%、B成分を20〜45質量%、C成分を1〜20質量%、D成分を0.1〜2質量%及びE成分を31.5〜79.8質量%(合計100質量%)の割合で含有して成る混和剤組成物である。
次に本発明に係る早強性コンクリートの調製方法(以下単に本発明の方法と呼ぶ)について説明する。本発明の方法は、セメント、細骨材、粗骨材、水及びセメント分散剤を含有するベース配合のスランプ値が12〜27cm、好ましくは15〜25cmのコンクリートスラリーに本発明の混和剤を所定量添加して含有させることにより、充填後に速やかに流動性を停止させ、同時に凝結・硬化を促進して早強性コンクリートを調製する方法である。ベース配合で練り混ぜた後のコンクリートスラリーに本発明の混和剤を添加する時期は、現場で打設する事情に応じて適宜選択して行うことができる。例えば、生コン工場で練り混ぜたコンクリートスラリーを打設現場まで運搬した後、該コンクリートスラリーに本発明の混和剤を添加して短時間で混合し、速やかに型枠内に充填して打設することができる。また別の方法として、例えばY字管を用いて、一方でコンクリートスラリーを圧縮空気、或はピストンポンプ等により配管で輸送し、他方で本発明の混和剤溶液を別の配管で輸送し、其々の所定量をノズルの手前で合流させ短時間で混合した後ノズルから押し出す方法で行うことができる。いずれの場合も添加混合後約1分〜60分の範囲内で充填したコンクリートスラリーの流動性が完全に停止し、その後凝結が開始して硬化が徐々に進行する。充填したコンクリートスラリーの流動性が完全に停止する時間は本発明の混和剤の添加量に大きく依存し、通常コンクリートスラリー中に含有するセメント100質量部当たり本発明の混和剤を0.1〜15質量部、好ましくは0.3〜10質量部の割合で添加して用いるが、調節しようとする目標の流動性停止時間及び凝結・硬化時間に合わせて本発明の混和剤の組成比率及び添加量を適宜選択して所定量を添加することができる。
前記のセメント、細骨材、粗骨材、水及びセメント分散剤を含有するコンクリートにおいて、セメントとしては、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント、及び中庸熱ポルトランドセメント等の各種ポルトランドセメントや、これらのポルトランドセメントに、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ微粉末、或いはシリカフューム微粉末を混合した混合セメントも使用することができる。中でも本発明においては、汎用で入手し易い観点から普通ポルトランドセメント及び早強ポルトランドセメントが好ましく、更には早期強度が得られ易い観点から早強ポルトランドセメントを使用するのが好ましい。
細骨材としては、川砂、山砂、海砂等が挙げられる。更に粗骨材としては、川砂利、砕石、軽量骨材等が挙げられる。
セメント分散剤としては、限定するものではなく、ポリカルボン酸系水溶性ビニル共重合体、ナフタレンスルホン酸ホルマリン高縮合物、メラミンナフタレンスルホン酸ホルマリン高縮合物、リグニンスルホン酸塩等の一般のセメント分散剤が使用できるが、中でも本発明の方法では、ポリエチレングリコール鎖を側鎖にもち、強い分散力を有するポリカルボン酸系水溶性ビニル共重合体が好ましい。例えば、ポリエチレングリコール鎖を側鎖にもつポリカルボン酸系水溶性ビニル共重合体を主成分とするポリカルボン酸系セメント分散剤(例えば特開2003−2720)を使用すると、コンクリートに流動性を付与する際に少ない添加量で大きな流動性が得られ、逆に流動性を強く停止させる際に分散剤と凝集剤との間の相互作用が強く働くため、特定の分散剤と特定の前記A成分から成る水溶性高分子凝集剤を組み合わせて用いることにより流動性が鋭敏に停止し、同時に凝結・硬化を促進する相乗効果が得られることを本発明者らは見出した。
以上説明した本発明の方法は、ベース配合のコンクリートを練り混ぜた後、該コンクリートスラリーに対して本発明の混和剤を所定量添加して含有させることにより、型枠内に充填した後はコンクリートスラリーが早期に流動性が停止して側圧負荷を軽減し、同時に凝結・硬化を促進することによって短い工期で早強性コンクリートが得られるという特徴がある。
また、ポルトランドセメントを使用すると本発明の方法によって得られるコンクリート硬化体は、コンクリートスラリーの充填型枠を早期に取り外すことができ、常温で材齢1日の圧縮強度が20N/mm2以上、また蒸気養生する場合には更に高い強度発現が早期に得られ易いなど、生コンクリートのみならず、コンクリート二次製品の用途にも適用が可能である。
本発明の方法の実施形態としては、次の1)〜6)が挙げられる。
1)水/セメント比(以下、W/Cと略す)が40%のベース配合のコンクリートスラリー(CS−1)に対して、分子量800×104のポリアクリルアミドを0.2質量%、ケイ酸ナトリウム(SiO2/Na2Oのモル比=3〜3.3)を30質量%、ポリ(n=2モル)エチレングリコールポリ(n=2モル)プロピレングリコールモノブチルエーテルを8質量%、リン酸1ナトリウムを0.8質量%及び水を61質量%(合計100質量%)の割合で含有して成る混和剤組成物(M−1)を、セメント100質量部当たり2質量部の割合で添加して含有させる早強性コンクリートの調製方法。
1)水/セメント比(以下、W/Cと略す)が40%のベース配合のコンクリートスラリー(CS−1)に対して、分子量800×104のポリアクリルアミドを0.2質量%、ケイ酸ナトリウム(SiO2/Na2Oのモル比=3〜3.3)を30質量%、ポリ(n=2モル)エチレングリコールポリ(n=2モル)プロピレングリコールモノブチルエーテルを8質量%、リン酸1ナトリウムを0.8質量%及び水を61質量%(合計100質量%)の割合で含有して成る混和剤組成物(M−1)を、セメント100質量部当たり2質量部の割合で添加して含有させる早強性コンクリートの調製方法。
2)コンクリートスラリー(CS−1)に対して、分子量800×104のポリアクリルアミドを0.2質量%、ケイ酸ナトリウム(前記モル比=3〜3.3)を25質量%、ポリ(n=2モル)エチレングリコールポリ(n=2モル)プロピレングリコールモノブチルエーテルを15質量%、リン酸1ナトリウムを0.5質量%及び水を59.3質量%(合計100質量%)の割合で含有して成る混和剤組成物(M−2)を、セメント100質量部当たり3質量部の割合で添加して含有させる早強性コンクリートの調製方法。
3)コンクリートスラリー(CS−1)に対して、分子量100×104のポリアクリル酸ナトリウムを0.7質量%、ケイ酸ナトリウム(前記モル比=3〜3.3)を30質量%、ポリ(n=3モル)エチレングリコールポリ(n=3モル)プロピレングリコールモノブチルエーテルを10質量%、リン酸1ナトリウムを0.3質量%及び水を59質量%(合計100質量%)の割合で含有して成る混和剤組成物(M−3)を、セメント100質量部当たり2質量部の割合で添加して含有させる早強性コンクリートの調製方法。
4)コンクリートスラリー(CS−1)に対して、分子量100×104のポリアクリル酸ナトリウムを0.5質量%、ケイ酸ナトリウム(SiO2/Na2Oのモル比=2〜2.3)を35質量%、ポリ(n=2モル)エチレングリコールポリ(n=2モル)プロピレングリコールモノブチルエーテルを15質量%、リン酸2ナトリウムを0.2質量%及び水を49.3質量%(合計100質量%)の割合で含有する混和剤組成物(M−4)を、セメント100質量部当たり3質量部の割合で添加して含有させる早強性コンクリートの調製方法。
5)W/Cが35%のベース配合のコンクリートスラリー(CS−2)に対して、前記混和剤組成物(M−1)を、セメント100質量部当たり4質量部の割合で添加して含有させる早強性コンクリートの調製方法。
6)コンクリートスラリー(CS−2)に対して、前記混和剤組成物(M−3)を、セメント100質量部当たり4質量部の割合で添加して含有させる早強性コンクリートの調製方法。
本発明によると、本発明の方法は流動性のよいコンクリートを充填して打設する場合において早期に型枠を取り外すことができるため、側圧負荷を考慮した充分な骨組みを有する型枠を組み立てる作業の手間と費用を軽減する効果があり、同時にコンクリートの凝結・硬化を促進するため、コンクリート工事における工期の短縮を図ることができるという効果がある。
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明が該実施例に限定されるというものではない。なお、以下の実施例等において、別に記載しない限り、%は質量%を、また部は質量部を意味する。
試験区分1(混和剤組成物の調製)
・参考例1
A成分としてポリアクリルアミドの2%水溶液(分子量800×104、多木化学社製商品名:タキフロックAL−65)100部、B成分としてケイ酸ナトリウムの40%水溶液(昭和化学社製の商品名:水ガラス3号、モル比SiO2/Na2O=3〜3.3)750部、C成分としてポリ(n=2モル)エチレングリコールポリ(n=2モル)プロピレングリコールモノブチルエーテル80部、D成分としてリン酸1ナトリウムの15%水溶液53部及びE成分として水道水17部を混合して均一に溶解し、A成分/B成分/C成分/D成分/E成分=0.2/30/8/0.8/61(質量比、合計100%)の水溶液濃度39質量%の混和剤組成物(M−1)を調製した。
・参考例1
A成分としてポリアクリルアミドの2%水溶液(分子量800×104、多木化学社製商品名:タキフロックAL−65)100部、B成分としてケイ酸ナトリウムの40%水溶液(昭和化学社製の商品名:水ガラス3号、モル比SiO2/Na2O=3〜3.3)750部、C成分としてポリ(n=2モル)エチレングリコールポリ(n=2モル)プロピレングリコールモノブチルエーテル80部、D成分としてリン酸1ナトリウムの15%水溶液53部及びE成分として水道水17部を混合して均一に溶解し、A成分/B成分/C成分/D成分/E成分=0.2/30/8/0.8/61(質量比、合計100%)の水溶液濃度39質量%の混和剤組成物(M−1)を調製した。
・参考例2
参考例1と同様な方法により、A成分としてポリアクリルアミド(前記AL−65)、B成分としてケイ酸ナトリウム(前記水ガラス3号)、C成分としてポリ(n=2モル)エチレングリコールポリ(n=2モル)プロピレングリコールモノブチルエーテル、D成分としてリン酸1ナトリウム及びE成分として水道水を混合して均一に溶解し、A成分/B成分/C成分/D成分/E成分=0.2/25/15/0.5/59.3(質量比、合計100%)の水溶液濃度40.7質量%の混和剤組成物(M−2)を調製した。
参考例1と同様な方法により、A成分としてポリアクリルアミド(前記AL−65)、B成分としてケイ酸ナトリウム(前記水ガラス3号)、C成分としてポリ(n=2モル)エチレングリコールポリ(n=2モル)プロピレングリコールモノブチルエーテル、D成分としてリン酸1ナトリウム及びE成分として水道水を混合して均一に溶解し、A成分/B成分/C成分/D成分/E成分=0.2/25/15/0.5/59.3(質量比、合計100%)の水溶液濃度40.7質量%の混和剤組成物(M−2)を調製した。
・参考例3
A成分としてポリアクリル酸ナトリウムの18%水溶液(分子量100×104、東亜合成社製商品名:アロンA−20L)39部、B成分としてケイ酸ナトリウムの40%水溶液(前記水ガラス3号)750部、C成分としてポリ(n=3モル)エチレングリコールポリ(n=3モル)プロピレングリコールモノブチルエーテル100部及びD成分としてリン酸1ナトリウムの15%水溶液20部及び水道水91部を混合して均一に溶解し、A成分/B成分/C成分/D成分/E成分=0.7/30/10/0.3/59(質量比、合計100%)の水溶液濃度41質量%の混和剤組成物(M−3)を調製した。
A成分としてポリアクリル酸ナトリウムの18%水溶液(分子量100×104、東亜合成社製商品名:アロンA−20L)39部、B成分としてケイ酸ナトリウムの40%水溶液(前記水ガラス3号)750部、C成分としてポリ(n=3モル)エチレングリコールポリ(n=3モル)プロピレングリコールモノブチルエーテル100部及びD成分としてリン酸1ナトリウムの15%水溶液20部及び水道水91部を混合して均一に溶解し、A成分/B成分/C成分/D成分/E成分=0.7/30/10/0.3/59(質量比、合計100%)の水溶液濃度41質量%の混和剤組成物(M−3)を調製した。
・参考例4
A成分としてポリアクリル酸ナトリウムの18%水溶液(前記A−20L)39部、B成分としてケイ酸ナトリウムの55%水溶液(水ガラス1号、SiO2/Na2Oのモル比=2〜2.3)636部、C成分としてポリ(n=3モル)エチレングリコールポリ(n=3モル)プロピレングリコールモノブチルエーテル150部及びD成分としてリン酸2ナトリウムの3%水溶液67部及び水道水108部を混合して均一に溶解し、A成分/B成分/C成分/D成分/E成分=0.5/35/15/0.2/49.3(質量比、合計100%)の水溶液濃度50.7質量%の混和剤組成物(M−4)を調製した。
A成分としてポリアクリル酸ナトリウムの18%水溶液(前記A−20L)39部、B成分としてケイ酸ナトリウムの55%水溶液(水ガラス1号、SiO2/Na2Oのモル比=2〜2.3)636部、C成分としてポリ(n=3モル)エチレングリコールポリ(n=3モル)プロピレングリコールモノブチルエーテル150部及びD成分としてリン酸2ナトリウムの3%水溶液67部及び水道水108部を混合して均一に溶解し、A成分/B成分/C成分/D成分/E成分=0.5/35/15/0.2/49.3(質量比、合計100%)の水溶液濃度50.7質量%の混和剤組成物(M−4)を調製した。
・比較参考例1〜4
参考例1〜4と同様な方法で、比較参考例1〜4として、(MR−1)〜(MR−4)を調製した。以上で調製した参考例1〜4{(M−1)〜(M−4)}及び比較参考例1〜4{(MR−1)〜(MR−4)}の結果を表1にまとめて示した。
参考例1〜4と同様な方法で、比較参考例1〜4として、(MR−1)〜(MR−4)を調製した。以上で調製した参考例1〜4{(M−1)〜(M−4)}及び比較参考例1〜4{(MR−1)〜(MR−4)}の結果を表1にまとめて示した。
表1において、
a−1:ポリアクリルアミド(分子量800×104、多木化学社製商品名:タキフロックAL−65)
a−2:ポリアクリル酸ナトリウム(分子量100×104、東亜合成社製商品名:アロンA−20L)
b−1:ケイ酸ナトリウム(昭和化学社製の製品名:水ガラス3号、モル比SiO2/Na2O=3〜3.3)
b−2:ケイ酸ナトリウム(昭和化学社製の製品名:水ガラス1号、モル比SiO2/Na2O=2〜2.3)
c−1:ポリ(n=2モル)エチレングリコールポリ(n=2モル)プロピレングリコールモノブチルエーテル
c−2:ポリ(n=3モル)エチレングリコールポリ(n=3モル)プロピレングリコールモノブチルエーテル
d−1:リン酸1ナトリウム
d−2:リン酸2ナトリウム
e−1:水道水
ar−1:ポリアクリルアミド(分子量1×104)
ar−2:ポリアクリル酸ナトリウム(分子量1×104)
a−1:ポリアクリルアミド(分子量800×104、多木化学社製商品名:タキフロックAL−65)
a−2:ポリアクリル酸ナトリウム(分子量100×104、東亜合成社製商品名:アロンA−20L)
b−1:ケイ酸ナトリウム(昭和化学社製の製品名:水ガラス3号、モル比SiO2/Na2O=3〜3.3)
b−2:ケイ酸ナトリウム(昭和化学社製の製品名:水ガラス1号、モル比SiO2/Na2O=2〜2.3)
c−1:ポリ(n=2モル)エチレングリコールポリ(n=2モル)プロピレングリコールモノブチルエーテル
c−2:ポリ(n=3モル)エチレングリコールポリ(n=3モル)プロピレングリコールモノブチルエーテル
d−1:リン酸1ナトリウム
d−2:リン酸2ナトリウム
e−1:水道水
ar−1:ポリアクリルアミド(分子量1×104)
ar−2:ポリアクリル酸ナトリウム(分子量1×104)
試験区分2(ベース配合コンクリートスラリーの調製)
試験例1
表1に記載した配合No.1の条件で、50リットルのパン型強制練りミキサーに早強ポルトランドセメント、水、細骨材(川砂、密度=2.58g/cm3)、粗骨材(砕石、密度=2.68g/cm3)、セメント分散剤{竹本油脂社製商品名:チューポールHP−11、ポリエチレングリコール鎖を側鎖にもつポリカルボン酸系水溶性ビニル共重合体を主成分とする高性能AE減水剤)及び空気量調節剤を添加して90秒間練り混ぜ、スランプ値21±2cm、空気量4±1%のベース配合コンクリートスラリー(CS−1)を得た。
試験例1
表1に記載した配合No.1の条件で、50リットルのパン型強制練りミキサーに早強ポルトランドセメント、水、細骨材(川砂、密度=2.58g/cm3)、粗骨材(砕石、密度=2.68g/cm3)、セメント分散剤{竹本油脂社製商品名:チューポールHP−11、ポリエチレングリコール鎖を側鎖にもつポリカルボン酸系水溶性ビニル共重合体を主成分とする高性能AE減水剤)及び空気量調節剤を添加して90秒間練り混ぜ、スランプ値21±2cm、空気量4±1%のベース配合コンクリートスラリー(CS−1)を得た。
試験例2
表2に記載した配合No.2の条件で、セメントとして普通ポルトランドセメントを用いて試験例1と同様な方法により、スランプ値21±2cm、空気量4±1%のベース配合コンクリートスラリー(CS−2)を得た。
表2に記載した配合No.2の条件で、セメントとして普通ポルトランドセメントを用いて試験例1と同様な方法により、スランプ値21±2cm、空気量4±1%のベース配合コンクリートスラリー(CS−2)を得た。
表2において、
*1:早強ポルトランドセメント(密度=3.13g/cm3)
*2:普通ポルトランドセメント(密度=3.16/cm3)
*3:細骨材(川砂、密度=2.58g/cm3)
*4:粗骨材(砕石、密度=2.68g/cm3)
*1:早強ポルトランドセメント(密度=3.13g/cm3)
*2:普通ポルトランドセメント(密度=3.16/cm3)
*3:細骨材(川砂、密度=2.58g/cm3)
*4:粗骨材(砕石、密度=2.68g/cm3)
試験区分3(早強性コンクリートの調製)
実施例1
試験例1で調製したコンクリートスラリー{(CS−1)、スランプ21.7cm}に対して、表1に示した参考例1の混和剤組成物(M−1)を所定量添加してコンクリートミキサーで15秒間混合し早強性コンクリートを調製した。ミキサーから排出直後の該スラリーのスランプ値は20.6cmであった。また、排出直後から30分経過後のコンクリートのスランプ値は0cm(全く流動しない状態で側圧がゼロの状態)であった。また、ミキサーから排出直後の早強性コンクリートスラリーを、直径×高さが10cm×20cmの鋼製円筒型枠に充填したコンクリートは、混和剤組成物を添加した直後から3時間経過後には硬化しており該型枠を取り外すことができた。実施例1の供試体としてコンクリート硬化体(HC−1)を得た。
実施例1
試験例1で調製したコンクリートスラリー{(CS−1)、スランプ21.7cm}に対して、表1に示した参考例1の混和剤組成物(M−1)を所定量添加してコンクリートミキサーで15秒間混合し早強性コンクリートを調製した。ミキサーから排出直後の該スラリーのスランプ値は20.6cmであった。また、排出直後から30分経過後のコンクリートのスランプ値は0cm(全く流動しない状態で側圧がゼロの状態)であった。また、ミキサーから排出直後の早強性コンクリートスラリーを、直径×高さが10cm×20cmの鋼製円筒型枠に充填したコンクリートは、混和剤組成物を添加した直後から3時間経過後には硬化しており該型枠を取り外すことができた。実施例1の供試体としてコンクリート硬化体(HC−1)を得た。
実施例2〜4
実施例1と同様な方法により実施例2〜4の早強性コンクリートを調製した。前記同様に、いずれも充填したコンクリートは混和剤組成物を添加した直後から3時間経過後には硬化しており型枠を取り外すことができた。実施例2〜4の供試体としてコンクリート硬化体(HC−2)〜(HC−4)を得た。
実施例1と同様な方法により実施例2〜4の早強性コンクリートを調製した。前記同様に、いずれも充填したコンクリートは混和剤組成物を添加した直後から3時間経過後には硬化しており型枠を取り外すことができた。実施例2〜4の供試体としてコンクリート硬化体(HC−2)〜(HC−4)を得た。
実施例5
試験例2で調製したコンクリートスラリー{(CS−2)、スランプ値は21.8cm}に対して、表1に示した参考例1の混和剤組成物(M−1)を所定量添加してコンクリートミキサーで15秒間混合し早強性コンクリートを調製した。ミキサーから排出直後の該スラリーのスランプ値は19.7cmであった。また、排出直後から30分経過後のコンクリートのスランプ値は0cmであった。ミキサーから排出直後のコンクリートスラリーを、直径×高さが10cm×20cmの鋼製円筒型枠に充填したコンクリートは、混和剤組成物を添加した直後から3時間経過後には硬化しており型枠を取り外すことができた。実施例5の供試体としてコンクリート硬化体(HC−5)を得た。
試験例2で調製したコンクリートスラリー{(CS−2)、スランプ値は21.8cm}に対して、表1に示した参考例1の混和剤組成物(M−1)を所定量添加してコンクリートミキサーで15秒間混合し早強性コンクリートを調製した。ミキサーから排出直後の該スラリーのスランプ値は19.7cmであった。また、排出直後から30分経過後のコンクリートのスランプ値は0cmであった。ミキサーから排出直後のコンクリートスラリーを、直径×高さが10cm×20cmの鋼製円筒型枠に充填したコンクリートは、混和剤組成物を添加した直後から3時間経過後には硬化しており型枠を取り外すことができた。実施例5の供試体としてコンクリート硬化体(HC−5)を得た。
実施例6
実施例5と同様な方法により実施例6の早強性コンクリートを調製した。前記同様に、充填したコンクリートは混和剤組成物を添加した直後から3時間経過後には硬化しており型枠を取り外すことができた。実施例6の供試体としてコンクリート硬化体(HC−6)を得た。以上の実施例1〜6の結果を表3及び表4にまとめて示した。
実施例5と同様な方法により実施例6の早強性コンクリートを調製した。前記同様に、充填したコンクリートは混和剤組成物を添加した直後から3時間経過後には硬化しており型枠を取り外すことができた。実施例6の供試体としてコンクリート硬化体(HC−6)を得た。以上の実施例1〜6の結果を表3及び表4にまとめて示した。
比較例1〜4
表3に記載の比較参考例の混和剤組成物(MR−1)〜(MR−4)を用いて、実施例と同様な方法により比較例1〜4のコンクリートを調製した。ミキサーから排出直後のコンクリートスラリーを、直径×高さが10cm×20cmの鋼製円筒型枠に充填したコンクリートは、比較参考例の混和剤組成物を添加した直後から3時間経過後も流動性が残っており形を保つことができず、いずれも型枠を取り外すことができなかった。
表3に記載の比較参考例の混和剤組成物(MR−1)〜(MR−4)を用いて、実施例と同様な方法により比較例1〜4のコンクリートを調製した。ミキサーから排出直後のコンクリートスラリーを、直径×高さが10cm×20cmの鋼製円筒型枠に充填したコンクリートは、比較参考例の混和剤組成物を添加した直後から3時間経過後も流動性が残っており形を保つことができず、いずれも型枠を取り外すことができなかった。
比較例5及び6
実施例と同様な方法により混和剤組成物を添加しなかった場合の比較例5及び6のコンクリートを調製した。混和剤組成物を添加することなく練り混ぜたコンクリートスラリーを前記円筒型枠に充填したコンクリートは3時間経過後も流動性があり形を保つことができず、いずれも型枠を取り外すことができなかった。以上の比較例1〜6の結果を表3及び表4にまとめて示した。なお、比較例1〜6の供試体としては20時間経過後に型枠を取り外した供試体(HR−1)〜(HR−6)を用いて測定した。
実施例と同様な方法により混和剤組成物を添加しなかった場合の比較例5及び6のコンクリートを調製した。混和剤組成物を添加することなく練り混ぜたコンクリートスラリーを前記円筒型枠に充填したコンクリートは3時間経過後も流動性があり形を保つことができず、いずれも型枠を取り外すことができなかった。以上の比較例1〜6の結果を表3及び表4にまとめて示した。なお、比較例1〜6の供試体としては20時間経過後に型枠を取り外した供試体(HR−1)〜(HR−6)を用いて測定した。
試験区分4(コンクリートの物性評価)
・コンクリートの物性評価
試験区分3で調製した各例のコンクリートについてスランプ、空気量及び凝結・硬化性状を下記のように求めた。また、各例のコンクリート硬化体(HC−1)〜(HC−6)及び(HR−1)〜(HR−6)について圧縮強度及び乾燥収縮率を下記のように求めた。
・スランプ(cm):JIS−A1101に準拠して測定した。
・空気量(容量%):JIS−A1128に準拠して測定した。
・早期型枠取外しの可否:直径×高さが10cm×20cmの鋼製円筒型枠に充填したコンクリートを充填後3時間経過(20℃×60%RHで保存)したときに、コンクリートが硬化している場合を○、硬化していない場合を×として評価した。
・圧縮強度(N/mm2):JIS−A1108に準拠して材齢3時間、材齢1日及び材齢28日の圧縮強度を測定した。型枠を取外した後の測定用円柱供試体のコンクリート養生は20℃で水中養生した。
・乾燥収縮率:JIS−A1132に準じて、寸法10cm×10cm×40cmの鋼製直方型枠に充填して供試体を作成し、JIS−A1129に準拠してコンパレータ法により材齢28日における乾燥収縮率を測定した。
・コンクリートの物性評価
試験区分3で調製した各例のコンクリートについてスランプ、空気量及び凝結・硬化性状を下記のように求めた。また、各例のコンクリート硬化体(HC−1)〜(HC−6)及び(HR−1)〜(HR−6)について圧縮強度及び乾燥収縮率を下記のように求めた。
・スランプ(cm):JIS−A1101に準拠して測定した。
・空気量(容量%):JIS−A1128に準拠して測定した。
・早期型枠取外しの可否:直径×高さが10cm×20cmの鋼製円筒型枠に充填したコンクリートを充填後3時間経過(20℃×60%RHで保存)したときに、コンクリートが硬化している場合を○、硬化していない場合を×として評価した。
・圧縮強度(N/mm2):JIS−A1108に準拠して材齢3時間、材齢1日及び材齢28日の圧縮強度を測定した。型枠を取外した後の測定用円柱供試体のコンクリート養生は20℃で水中養生した。
・乾燥収縮率:JIS−A1132に準じて、寸法10cm×10cm×40cmの鋼製直方型枠に充填して供試体を作成し、JIS−A1129に準拠してコンパレータ法により材齢28日における乾燥収縮率を測定した。
表3において、
*1:試験区分1の表1に示した混和剤組成物の種類
*2:コンクリート中のセメント100質量部当たりの混和剤組成物の添加質量部
*3:試験区分2の試験例の混和剤組成物を添加する前のコンクリートスラリーの種類
*4:コンクリートスラリーを円筒型枠に充填後3時間経過したときの型枠取外しの可否を評価した。硬化して型枠取外し可能なものを○、硬化していないものを×として評価した。
*1:試験区分1の表1に示した混和剤組成物の種類
*2:コンクリート中のセメント100質量部当たりの混和剤組成物の添加質量部
*3:試験区分2の試験例の混和剤組成物を添加する前のコンクリートスラリーの種類
*4:コンクリートスラリーを円筒型枠に充填後3時間経過したときの型枠取外しの可否を評価した。硬化して型枠取外し可能なものを○、硬化していないものを×として評価した。
表4において、
*1:表3に示した方法で得られたコンクリート硬化体の種類
*2:硬化していなかったので測定しなかった。
*1:表3に示した方法で得られたコンクリート硬化体の種類
*2:硬化していなかったので測定しなかった。
本発明の方法は、表3の結果から明らかのように流動性のよいコンクリートを充填し打設する場合において早期に型枠を取り外すことができるため、側圧負荷を考慮した充分な骨組みを有する型枠を組み立てる作業の手間と費用を軽減する効果がある。また同時に本発明の方法は、表4の結果から明らかのようにコンクリートの凝結・硬化を促進する働きがあるためコンクリート工事における工期の短縮を図ることができ、低収縮で高品質な硬化体が得られるという効果がある。
Claims (11)
- セメント、細骨材、粗骨材、水及びセメント分散剤を含有するベース配合のコンクリートを練り混ぜた後、該コンクリートスラリーに対してセメント100質量部当たり下記の混和剤組成物を0.1〜15質量部の割合で添加して含有させること特徴とする早強性コンクリートの調製方法。
混和剤組成物:下記のA成分、下記のB成分、下記のC成分、下記のD成分及び下記のE成分とから成り、且つA成分を0.05〜3質量%、B成分を15〜48質量%、C成分を0.4〜30質量%、D成分を0.05〜3質量%及びE成分を16〜84.5質量%(合計100質量%)の割合で含有して成る混和剤組成物。
A成分:分子量が10×104〜1500×104のポリアクリルアミド及び分子量が5×104〜500×104のポリアクリル酸アルカリ金属塩の中から選ばれる一つ又は二つ以上。
B成分:ケイ酸アルカリ金属塩
C成分:下記の化1で示されるポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル
(化1において、
R1:炭素数3〜5のアルキル基
A1:分子中に合計2〜10個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基)
D成分:リン酸ナトリウム塩
E成分:水 - ベース配合のコンクリートスラリーのスランプ値が15〜25cmである請求項1記載の早強性コンクリートの調製方法。
- A成分が分子量100×104〜1000×104のポリアクリルアミドである請求項1又は2記載の早強性コンクリートの調製方法。
- A成分が分子量10×104〜200×104のポリアクリル酸ナトリウム塩である請求項1又は2記載の早強性コンクリートの調製方法。
- B成分がケイ酸ナトリウムであり、且つ該分子式で示されるSiO2/Na2Oのモル比が1.8〜3.5である請求項1〜4のいずれか一つの項記載の早強性コンクリートの調製方法。
- C成分が化1において、R1が炭素数4のアルキル基であり、且つA1が分子中に合計3〜8個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である請求項1〜5のいずれか一つの項記載の早強性コンクリートの調製方法。
- D成分がリン酸1ナトリウムである請求項1〜6のいずれか一つの項記載の早強性コンクリートの調製方法。
- 混和剤組成物がA成分を0.1〜1.5質量%、B成分を20〜45質量%、C成分を1〜20質量%、D成分を0.1〜2質量%及びE成分を31.5〜79.8質量%(合計100質量%)の割合で含有して成る混和剤組成物である請求項1〜7のいずれか一つの項記載の早強性コンクリートの調製方法。
- セメント分散剤がポリエチレングリコール鎖を側鎖にもつポリカルボン酸系水溶性ビニル共重合体を主成分とするセメント分散剤である請求項1〜8のいずれか一つの項記載の早強性コンクリートの調製方法。
- 混和剤組成物をセメント100質量部当たり0.3〜10質量部の割合で添加して含有させる請求項1〜9のいずれか一つの項記載の早強性コンクリートの調製方法。
- 請求項1〜10のいずれか一つの項記載の調製方法によって得られる材齢1日の圧縮強度が20N/mm2以上のコンクリート硬化体。
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|---|---|---|---|
| JP2016021279A JP2017128489A (ja) | 2016-01-20 | 2016-01-20 | 早強性コンクリートの調製方法及び硬化体 |
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108299650A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-07-20 | 苏州弗克技术股份有限公司 | 一种压浆剂用聚羧酸减水剂及其制备方法 |
| CN112299760A (zh) * | 2020-09-28 | 2021-02-02 | 永安市永福混凝土工程有限公司 | 装配式墙体专用湿拌混凝土及其制备方法 |
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-
2016
- 2016-01-20 JP JP2016021279A patent/JP2017128489A/ja active Pending
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