JP2017128692A - エチレン系重合体 - Google Patents
エチレン系重合体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017128692A JP2017128692A JP2016010779A JP2016010779A JP2017128692A JP 2017128692 A JP2017128692 A JP 2017128692A JP 2016010779 A JP2016010779 A JP 2016010779A JP 2016010779 A JP2016010779 A JP 2016010779A JP 2017128692 A JP2017128692 A JP 2017128692A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- polymerization
- molecular weight
- component
- measured
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
Description
ESCR≧―0.8×FM+1210
という関係になる、成形性に優れた、高い機械的強度を示すエチレン系共重合体が記載されている。
(1)190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレートが5〜15g/10minである。
(2)190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレートに対する190℃における21.6kg荷重でのメルトフローレートの比が40以上である。
(3)密度が940〜965kg/m3である。
(4)ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定した重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比(Mw/Mn)が4.5〜7.0である。
(5)135℃においてデカリン中で測定した極限粘度[η]が1.3dl/g未満である。
(6)200℃、厚み1mmにおけるスパイラルフロー長が20cm以上である。
900≦FM≦1100 [1]
前記エチレン系重合体は、下記要件(I)〜(IV)を満たす高分子量体および下記要件(i)〜(iv)を満たす低分子量体からなっていてもよい。
(I)190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレートが3〜5g/10minである。
(II)ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定した重量平均分子量Mwが70000〜80000である。
(III)密度が950〜960kg/m3である。
(IV)135℃においてデカリン中で測定した極限粘度[η]が1.3〜1.5である。
(i)190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレートが80〜120g/10minである。
(ii)ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定した重量平均分子量Mwが25000〜40000である。
(iii)密度が945〜955kg/m3である。
(iv)135℃においてデカリン中で測定した極限粘度[η]が0.7〜0.9である。
本発明のエチレン系重合体は、炭素数3〜10のα−オレフィンから導かれる構成単位の含有率、すなわち該重合体が有する全構成単位に占める炭素数3〜10のα−オレフィンから導かれる構成単位の比率が0〜1.0mol%である。本発明のエチレン系重合体は、例えば、エチレン単独重合体であるか、エチレンと前記α−オレフィンとの共重合体であるか、またはエチレン単独重合体と前記α−オレフィンとの共重合体である。本発明のエチレン系重合体は、例えば、エチレン単独重合体と、エチレンと炭素数3〜10のα−オレフィンとの共重合体とを2段に重合して製造することができる。
(1)190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレート(MFR)が5〜15g/10minである。
前記メルトフローレートは、JIS K7210に従って測定された値である。本発明のエチレン系重合体の前記メルトフローレートは、好ましくは7〜10である。メルトフローレートが5g/10minより小さい場合は流動性が悪く、射出成形不良を招き、15g/10minより大きい場合は耐環境応力破壊性(ESCR)が低下し、好ましくない。メルトフローレートは分子量の大きさの目安であり、通常は重合時に連鎖移動材である水素の量を調節することによりその値を制御することができる。
前記密度は、ASTM D1505に従って、密度勾配管法(23℃)により測定した値である。本発明のエチレン系重合体の密度は、好ましくは950〜960kg/m3である。密度が940kg/m3より小さいと剛性が低下し、965kg/m3より大きいと耐環境応力破壊性(ESCR)が低下し、好ましくない。
前記重量平均分子量Mwおよび数平均分子量Mnは、ユニバーサル構成してポリエチレン換算により得られた値である。
本発明のエチレン系重合体の前記比(Mw/Mn)は、好ましくは5.0〜6.0である。前記比(Mw/Mn)が7.0より大きいとゲル状物質が増加し、衝撃強度の低下を招き、4.5より小さいと射出成形がし難くなり、好ましくない。前記比(Mw/Mn)が広すぎると流動性が低下し、射出成形性に劣る。また、前記比(Mw/Mn)が7.0より大きいとスパイラルフロー長が低下する傾向がある。
本発明のエチレン系重合体の前記極限粘度[η]は、好ましくは1.1〜1.3dl/gである。極限粘度[η]が上記範囲にあると、流動性とESCRとのバランスが良好になる点で好ましい。
前記スパイラルフロー長は、アルキメデスのスパイラル形状の厚み1mmの金型に樹脂を流し込むことにより測定された値である。本発明のエチレン系重合体の前記スパイラルフロー長が20cm以上であると、流動性が良好であり、成形性が良く、バリの無い成形が可能である。20cm未満であると金型末端まで樹脂が入らなかったり、バリが出る等の不良現象が起こる。
本発明のエチレン系重合体は、JIS K7171に準拠して、23℃で測定した曲げ弾性率FM(MPa)が下記式[1]を満たすことが好ましい。
この条件を満たすポリエチレン系樹脂は、衝撃耐性と耐環境応力破壊性とのバランスに優れ、本発明の目的をより好適に達成することができる。
−0.8FM+825 ≦ESCR≦ −0.8FM+1210 [2]
但し、式[2]において0<ESCRである。
(I)190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレートが3〜5g/10minである。
(II)ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定した重量平均分子量Mwが70000〜80000である。
(III)密度が950〜960kg/m3である。
(IV)135℃においてデカリン中で測定した極限粘度[η]が1.3〜1.5である。
(i)190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレートが80〜120g/10minである。
(ii)ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定した重量平均分子量Mwが25000〜40000である。
(iii)密度が945〜955kg/m3である。
(iv)135℃においてデカリン中で測定した極限粘度[η]が0.7〜0.9である。
高分子量体の分子量が高すぎると、成型性が悪化したり、重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比(Mw/Mn)が前記要件(4)の範囲外となったりすることがある。また、高分子量体の分子量が高すぎると、曲げ弾性率FMに対して耐環境応力破壊性(ESCR)が大きくなり、前記式[2]を満たしにくくなる。
高分子量体の密度が高すぎると、成型性の悪化や耐環境応力破壊性(ESCR)の低下につながることがある。そのため、低密度の低分子量体と低密度の高分子量体との組合せが好ましい。
上記エチレン系重合体は、メタロセン系オレフィン重合触媒を用いて製造することができる。このメタロセン系オレフィン重合触媒としては、例えば
(A)シクロペンタジエニル基およびフルオレニル基が、周期表第14族原子を含む共有結合架橋によって結合されている遷移金属化合物(以下説明では「架橋メタロセン化合物」と呼ぶ場合がある)と、
(B)(B−1) 有機金属化合物、
(B−2) 有機アルミニウムオキシ化合物、および
(B−3) 遷移金属化合物と反応してイオン対を形成する化合物
から選ばれる少なくとも1種の化合物(以下の説明では(B)成分を「共触媒」と呼ぶ場合がある。)と、必要に応じて用いられる。
(C)微粒子状担体
とから形成されるオレフィン重合触媒を挙げることができる。前記エチレン系重合体は、このオレフィン重合触媒を用いて、例えば、エチレンを単独重合させるか、またはエチレンと前記α-オレフィンとを共重合させることによって好適に製造することができる。
(A)遷移金属化合物
遷移金属化合物(A)は、例えば、下記一般式[I]で表される化合物である。
〔(B−1) 有機金属化合物〕
(B−1)有機金属化合物としては、周期表第1、2族および第12、13族の元素を含む有機金属化合物が挙げられ、具体的には下記式で表される有機アルミニウム化合物を挙げることができる。
一般式 Ra mAl(ORb)nHpXq
(式中、RaおよびRbは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示し、mは0<m≦3、nは0≦n<3、pは0≦p<3、qは0≦q<3の整数であり、かつm+n+p+q=3である。)
後述する実施例において用いたアルミニウム化合物はトリイソブチルアルミニウムである。
本発明で必要に応じて用いられる(B−2)有機アルミニウムオキシ化合物は、従来公知のアルミノキサンであってもよく、また特開平2−78687号公報に例示されているようなベンゼン不溶性の有機アルミニウムオキシ化合物であってもよい。
本発明で用いられる、遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物(B−3)(以下、「イオン化イオン性化合物」という。)としては、特開平1−501950号公報、特開平1−502036号公報、特開平3−179005号公報、特開平3−179006号公報、特開平3−207703号公報、特開平3−207704号公報、US5321106号公報などに記載されたルイス酸、イオン性化合物、ボラン化合物およびカルボラン化合物などを挙げることができる。さらに、ヘテロポリ化合物およびイソポリ化合物も挙げることができる。このようなイオン化イオン性化合物は、1種単独でまたは2種以上組み合せて用いられる。
本発明で必要に応じて用いられる(C)微粒子状担体は、無機または有機の化合物であって、顆粒状ないしは微粒子状の固体である。このうち無機化合物としては、多孔質酸化物、無機ハロゲン化物、粘土、粘土鉱物またはイオン交換性層状化合物が好ましい。このような多孔質酸化物は、種類および製法によりその性状は異なるが、本発明に好ましく用いられる担体は、粒径が1〜300μm、好ましくは3〜200μmであって、比表面積が50〜1000m2/g、好ましくは100〜800m2/gの範囲にあり、細孔容積が0.3〜3.0cm3/gの範囲にある。このような担体は、必要に応じて80〜1000℃、好ましくは100〜800℃で焼成して使用される。
本発明において、(D)有機化合物成分は、必要に応じて、重合性能および生成ポリマーの物性を向上させる目的で使用される。このような有機化合物としては、アルコール類、フェノール性化合物、カルボン酸、リン化合物およびスルホン酸塩等が挙げられる。
(P1) 成分(A)と成分(B)とを任意の順序で重合器に添加する方法。
(P2) 成分(A)と成分(B)とを予め接触させた触媒を重合器に添加する方法。
(P3) 成分(A)と成分(B)とを予め接触させた触媒成分、および成分(B)を任意の順序で重合器に添加する方法。この場合各々の成分(B)は、同一でも異なっていてもよい。
(P4) 成分(A)を微粒子状担体(C)に担持した触媒成分、および成分(B)を任意の順序で重合器に添加する方法。
(P5) 成分(A)と成分(B)とを微粒子状担体(C)に担持した触媒成分を、重合器に添加する方法。
(P6) 成分(A)と成分(B)とを微粒子状担体(C)に担持した触媒成分、および成分(B)を任意の順序で重合器に添加する方法。この場合各々の成分(B)は、同一でも異なっていてもよい。
(P7) 成分(B)を微粒子状担体(C)に担持した触媒成分、および成分(A)を任意の順序で重合器に添加する方法。
(P8) 成分(B)を微粒子状担体(C)に担持した触媒成分、成分(A)、および成分(B)を任意の順序で重合器に添加する方法。この場合各々の成分(B)は、同一でも異なっていてもよい。
(P9) 成分(A)と成分(B)とを微粒子状担体(C)に担持した触媒成分と、成分(B)とを予め接触させた触媒成分を、重合器に添加する方法。この場合各々の成分(B)は、同一でも異なっていてもよい。
(P10) 成分(A)と成分(B)とを微粒子状担体(C)に担持した触媒成分と、成分(B)とを予め接触させた触媒成分、および成分(B)を任意の順序で重合器に添加する方法。この場合各々の成分(B)は、同一でも異なっていてもよい。
上記の微粒子状担体(C)に、成分(A)および成分(B)が担持された固体触媒成分を利用する方法、すなわち(P5)、(P6)、(P9)及び(P10)においてはオレフィンが予備重合されていてもよい。オレフィンが予備重合された固体触媒成分は、通常固体触媒成分1g当たり、ポリオレフィンが0.1〜1000g、好ましくは0.3〜500g、特に好ましくは1〜200gの割合で予備重合されている。予備重合に供されるオレフィンとしてはエチレンまたは前記した炭素数3〜10のα−オレフィンを例示でき、これらの中ではエチレンが好適に用いられる。本発明においては、通常、微粒子状担体(C)を用いる方法によってエチレン系重合体が調製され、好ましくは成分(A)と成分(B)とを微粒子状担体(C)に担持した触媒成分にエチレンが予備重合された触媒成分と、成分(B)を任意の順序で重合器に添加する方法が採用される。
重合は溶解重合、懸濁重合などの液相重合法および気相重合法のいずれにおいても実施できるが、生産性の視点から懸濁重合および気相重合法が好んで採用される。
(1)エチレン系重合体粒子および所望により添加される他の成分を、押出機、ニーダー等を用いて機械的にブレンドして、所定の大きさにカットする方法。
(2)エチレン系重合体粒子および所望により添加される他の成分を適当な良溶媒(例えば、ヘキサン、ヘプタン、デカン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエンおよびキシレン等の炭化水素溶媒)に溶解し、次いで溶媒を除去、しかる後に押出機、ニーダー等を用いて機械的にブレンドして、所定の大きさにカットする方法。
本発明のエチレン系重合体は、ブロー成形体、インフレーション成形体、キャスト成形体、押出ラミ成形体、押出成形体、発泡成形体、射出成形体などに成形することができる。さらに繊維、モノフィラメント、不織布などに使用することができる。これらの成形体には、エチレン系重合体からなる部分と、他の樹脂からなる部分とを含む成形体(積層体等)が含まれる。なお、該エチレン系重合体は成形過程で架橋されたものを用いてもよい。
(MFR測定方法)
MFRは、JIS K7210に準拠し、荷重2.16kg及び21.6kgで測定した。
(密度測定方法)
密度は、ASTM D1505に準拠し、密度勾配管法(23℃)で測定した。
(極限粘度[η])
極限粘度[η]は、135℃においてデカリン溶媒中で測定した。
(分子量分布(Mw/Mn)の測定)
分子量分布(Mw/Mn)は、東ソー社製HLC−8321GPC/HTを用いて下記の条件で測定した。
試験機器:高温GPC
GPCカラム:TOSOH GMHHR−H(S)HT(2本)
溶媒:TCB
温度:145℃
流速:1.0ml/min
分子量換算:Universal Calibration法
検出器:RI
注入濃度:5mg/10ml
注入量:300μl
(耐環境応力破壊性(ESCR)測定)
耐環境応力破壊性(ESCR)は、ASTM D1693に準拠して測定した。
サンプル形状:プレス成形 C法
スペシメン:38×13mm、厚さ2mm(HDPE)
ノッチ長さ:19mm、ノッチ深さ:0.35mm
試験温度:50℃ 、恒温水槽は温度を50.0±0.5℃に制御できるものを使用した。
界面活性剤:ノニルフェニルポリオキシエチレンエタノール(商品名:AntaroxCO−630)を水で希釈して10%濃度で使用した。
(スパイラルフロー長)
スパイラルフロー長は、下記条件にて、射出成形機から金型にエチレン系重合体を射出し、その流動長を測定することにより求めた。
金型:アルキメデスのスパイラル形状の厚み1mmの金型
成形温度:200℃
金型温度:45℃
射出速度:37mm/sec
射出時間:5sec
冷却時間:14sec
(引張弾性率の測定)
JISK7161、JISK7162に準拠して引張弾性率を測定した。
(曲げ弾性率FMの測定)
JIS K7171に準拠して曲げ弾性率FMを測定した。
180℃で6時間乾燥したシリカ粒子(平均粒径:6.5μm、比表面積:594m2/g、細孔容積:1.59mL/g)9.0kgを146.3Lのトルエンで懸濁状にした後、この懸濁液に、Al原子換算濃度が3.01mol/Lであるメチルアルミノキサンのトルエン溶液37.3Lを30分かけて滴下した。次いで1.0時間かけて100℃まで昇温し、その温度で4時間反応させた。その後60℃まで降温し、上澄み液をデカンテーション法によって除去した。得られた固体状担体成分をトルエンで3回洗浄した後、トルエンで再懸濁化して固体状担体(X‐1)を得た(全容積199L)。
[合成例2]架橋メタロセン化合物の担持による固体触媒成分(Y‐1)の調製
充分に窒素置換した反応容器中に、トルエンに懸濁させた合成例1にて合成した固体状担体(X‐1)をアルミニウム原子換算で18.01mol入れ、その懸濁液を撹拌しながら、室温下(20〜25℃)で、下記式[II]で表わされる架橋メタロセン化合物の31.06mmol/Lトルエン溶液を2L(架橋メタロセン化合物61.12mmol)加え、1時間反応させ、固体触媒成分(Y‐1)を得た。
<エチレン重合>
内容積340Lの攪拌機付き第1重合槽に、ヘキサンを51L/h、固体触媒成分(Y‐1)をジルコニウム原子に換算して0.027mmol/h、エチレンを7.8kg/h、水素を81.5NL/h、トリイソブチルアルミニウムを11.2mmol/h、アデカプルロニックL−71(ADEKA株式会社製、以下「L−71」という)を0.46g/hで連続的に供給し、かつ重合槽内の液レベルが一定になるように重合内容物を連続的に抜出しながら、重合温度80℃、反応圧0.75MPaG、平均滞留時間2.7hrという条件で重合を行った。
内容積200Lの攪拌機付き第2重合槽に前記重合内容物を供給し、さらにヘキサンを26L/h、エチレンを4.2kg/h、水素を26.8NL/h、トリイソブチルアルミニウムを7.2mmol/h、1−ヘキセンを432g/h、L−71を0.24g/hで連続的に供給し、かつ重合槽内の液レベルが一定になるように重合内容物を連続的に抜出しながら、重合温度75℃、反応圧0.26MPaG、平均滞留時間1.6hrという条件で重合を行った。
前記物性の測定方法によって測定されたエチレン系重合体X1の物性を表1に示した。
内容積340Lの攪拌機付き第1重合槽に、ヘキサンを51L/h、固体触媒成分(Y‐1)をジルコニウム原子に換算して0.027mmol/h、エチレンを7.8kg/h、水素を89.3NL/h、トリイソブチルアルミニウムを11.2mmol/h、L−71を0.46g/hで連続的に供給し、かつ重合槽内の液レベルが一定になるように重合内容物を連続的に抜出しながら、重合温度80℃、反応圧0.75MPaG、平均滞留時間2.7hrという条件で重合を行った。
内容積200Lの攪拌機付き第2重合槽に前記重合内容物を供給し、さらにヘキサンを26L/h、エチレンを4.2kg/h、水素を13.1NL/L、トリイソブチルアルミニウムを7.2mmol/h、1−ヘキセンを350g/h、L−71を0.24g/hで連続的に供給し、かつ重合槽内の液レベルが一定になるように重合内容物を連続的に抜出しながら、重合温度75℃、反応圧0.26MPaG、平均滞留時間1.6hrという条件で重合を行った。
前記物性の測定方法によって測定されたエチレン系重合体Y1の物性を表1に示した。
250℃で10時間乾燥したシリカ粒子(平均粒径:13.4μm、比表面積:781m2/g、細孔容積:1.31mL/g)5.0kgを112.4Lのトルエンで懸濁状にした後、この懸濁液に、Al原子換算濃度が0.74mol/Lであるメチルアルミノキサンのトルエン溶液25.5リットルを30分かけて滴下した。次いで100℃まで昇温し、その温度で2時間反応させた。その後60℃まで降温し、上澄み液をデカンテーション法によって除去した。得られた固体触媒成分をトルエンで3回洗浄した後、トルエンで再懸濁化して固体状担体(X‐2)を得た(全容積65L)。
充分に窒素置換した反応容器中に、トルエンに懸濁させた合成例3にて合成した固体状担体(X‐2)をアルミニウム原子換算で11.6mol入れ、その懸濁液を撹拌しながら、室温下(20〜25℃)で、下記式[III]で表わされるビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムクロリドの35.4mmol/Lトルエン溶液を2L(前記化合物70.8mmol)加えたのち、60分撹拌した。撹拌停止後、上澄み液をデカンテーションで取り除き、n−ヘキサン60Lを用いて洗浄を2回行い、得られた担持触媒をn−ヘキサンに再懸濁し、30リットルの触媒懸濁液として、固体触媒成分(Y‐2)を得た。
攪拌機つき反応器に、窒素雰囲気下で上記固体触媒成分(Y−2)を投入した後、水素化ジイソブチルアルミニウム1.5molを加え、撹拌しながら、固体触媒成分(Y−2)1g当たり4時間で3gのポリエチレンを生成できる量のエチレンを供給し、予備重合を行った。重合温度を40℃に保った。重合終了後、撹拌を停止して、上澄み液をデカンテーションで取り除き、n−ヘキサン45リットルを用いて洗浄を4回行い、得られた担持触媒をn−ヘキサン27リットルにて触媒懸濁液として、固体触媒成分(Z−1)を得た。
内容積340Lの攪拌機付き第1重合槽に、ヘキサンを38L/h、固体触媒成分(Z−1)をジルコニウム原子に換算して0.30mmol/h、エチレンを13.6kg/h、水素を10.5NL/h、トリイソブチルアルミニウムを8.1mmol/h、L−71を0.46g/hで連続的に供給し、かつ重合槽内の液レベルが一定になるように重合内容物を連続的に抜出しながら、重合温度75℃、反応圧0.29(MPaG)、平均滞留時間2.7hrという条件で重合を行った。
内容積200Lの攪拌機付き第2重合槽へ前記重合内容物を供給し、さらにヘキサンを26L/h、エチレンを9.0kg/h、水素を8.7NL/h、トリイソブチルアルミニウムを6.2mmol/h、L−71を0.24g/hで連続的に供給し、かつ重合槽内の液レベルが一定になるように重合内容物を連続的に抜出しながら、重合温度75℃、反応圧0.45(MPaG)、平均滞留時間1.6hrという条件で重合を行った。
前記物性の測定方法によって測定されたエチレン系重合体Y2の物性を表1に示した。
内容積340Lの攪拌機付き第1重合槽に、ヘキサンを38L/h、固体触媒成分(Z−1)をジルコニウム原子に換算して0.30mmol/h、エチレンを13.6kg/h、水素を22.6NL/h、1−ブテンを250g/h、トリイソブチルアルミニウムを8.1mmol/h、L−71を0.46g/hで連続的に供給し、かつ重合槽内の液レベルが一定になるように重合内容物を連続的に抜出しながら、重合温度75℃、反応圧0.29(MPaG)、平均滞留時間2.7hrという条件で重合を行った。
その後、内容積200Lの攪拌機付き第2重合槽へ前記重合内容物を供給し、さらにヘキサンを26L/h、エチレンを9.0kg/h、水素を22.7NL/h、1-ブテンを250g/h、トリイソブチルアルミニウムを6.2mmol/h、L−71を0.24g/hで連続的に供給し、かつ重合槽内の液レベルが一定になるように重合内容物を連続的に抜出しながら、重合温度75℃、反応圧0.45(MPaG)、平均滞留時間1.6hrという条件で重合を行った。
前記物性の測定方法によって測定されたエチレン系重合体Y3の物性を表1に示した。
高分子量体であるエチレン系重合体Y1と低分子量体であるエチレン系重合体Y3とを、エチレン系重合体Y1 7に対しエチレン系重合体Y3 3の割合でブレンドしてエチレン系重合体X2を得た。
Claims (4)
- 炭素数3〜10のα−オレフィンから導かれる構成単位の含有率が0〜1.0mol%であり、以下の要件(1)〜(6)を満たすエチレン系重合体。
(1)190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレートが5〜15g/10minである。
(2)190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレートに対する190℃における21.6kg荷重でのメルトフローレートの比が40以上である。
(3)密度が940〜965kg/m3である。
(4)ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定した重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比(Mw/Mn)が4.5〜7.0である。
(5)135℃においてデカリン中で測定した極限粘度[η]が1.3dl/g未満である。
(6)200℃、厚み1mmにおけるスパイラルフロー長が20cm以上である。 - JIS K7171に準拠して、23℃で測定した曲げ弾性率FM(MPa)が下記式[1] を満たすことを特徴とする請求項1に記載のエチレン系重合体。
900≦FM≦1100 [1] - 下記要件(I)〜(IV)を満たす高分子量体および下記要件(i)〜(iv)を満たす低分子量体からなる請求項1または2に記載のエチレン系重合体。
(I)190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレートが3〜5g/10minである。
(II)ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定した重量平均分子量Mwが70000〜80000である。
(III)密度が950〜960kg/m3である。
(IV)135℃においてデカリン中で測定した極限粘度[η]が1.3〜1.5である。
(i)190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレートが80〜120g/10minである。
(ii)ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定した重量平均分子量Mwが25000〜40000である。
(iii)密度が945〜955kg/m3である。
(iv)135℃においてデカリン中で測定した極限粘度[η]が0.7〜0.9である。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のエチレン系重合体を射出成形して得られた容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016010779A JP6661386B2 (ja) | 2016-01-22 | 2016-01-22 | エチレン系重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016010779A JP6661386B2 (ja) | 2016-01-22 | 2016-01-22 | エチレン系重合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017128692A true JP2017128692A (ja) | 2017-07-27 |
| JP6661386B2 JP6661386B2 (ja) | 2020-03-11 |
Family
ID=59394545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016010779A Active JP6661386B2 (ja) | 2016-01-22 | 2016-01-22 | エチレン系重合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6661386B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024190655A1 (ja) * | 2023-03-10 | 2024-09-19 | 株式会社プライムポリマー | 電線 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003312625A (ja) * | 2002-04-24 | 2003-11-06 | Japan Polychem Corp | 高密度ポリエチレン系樹脂製食品容器 |
| JP2006160987A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Nippon Polyethylene Kk | 薄肉射出成形容器用ポリエチレン及びそれからなる容器 |
| JP2012241034A (ja) * | 2011-05-16 | 2012-12-10 | Japan Polyethylene Corp | 薄肉容器用ポリエチレン樹脂組成物 |
| WO2015055393A1 (en) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | Basell Polyolefine Gmbh | Polyethylene for injection moulding |
| WO2015055394A1 (en) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | Basell Polyolefine Gmbh | Polyethylene composition for injection moulding |
-
2016
- 2016-01-22 JP JP2016010779A patent/JP6661386B2/ja active Active
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003312625A (ja) * | 2002-04-24 | 2003-11-06 | Japan Polychem Corp | 高密度ポリエチレン系樹脂製食品容器 |
| JP2006160987A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Nippon Polyethylene Kk | 薄肉射出成形容器用ポリエチレン及びそれからなる容器 |
| JP2012241034A (ja) * | 2011-05-16 | 2012-12-10 | Japan Polyethylene Corp | 薄肉容器用ポリエチレン樹脂組成物 |
| WO2015055393A1 (en) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | Basell Polyolefine Gmbh | Polyethylene for injection moulding |
| WO2015055394A1 (en) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | Basell Polyolefine Gmbh | Polyethylene composition for injection moulding |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024190655A1 (ja) * | 2023-03-10 | 2024-09-19 | 株式会社プライムポリマー | 電線 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP6661386B2 (ja) | 2020-03-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7700708B2 (en) | Ethylene polymer and application thereof to moldings | |
| KR100833561B1 (ko) | 에틸렌계 중합체 및 그 용도 | |
| JP2019515097A (ja) | 混成担持メタロセン触媒を用いた高密度エチレン系重合体及び製造方法 | |
| CN116113648A (zh) | 包含再循环聚合物的热塑性组合物和由其制造的制品 | |
| US9000116B2 (en) | Blow molding ethylene resin composition and blow molded article therefrom | |
| JP2011157562A (ja) | エチレン系重合体及びブロー成形体への応用 | |
| US20100227098A1 (en) | Ethylenic Resin and Blow Molded Article Obtained Therefrom | |
| JP2007218324A (ja) | ポリエチレンパイプ | |
| JP5288682B2 (ja) | エチレン系重合体及びブロー成形体への応用 | |
| JP6661386B2 (ja) | エチレン系重合体 | |
| JP2006083371A (ja) | エチレン系重合体及びパイプ成形体への応用 | |
| JP6680480B2 (ja) | エチレン系重合体および中空成形体 | |
| JP5843918B2 (ja) | エチレン系重合体及び成形体への応用 | |
| JP7088717B2 (ja) | エチレン系共重合体組成物 | |
| US20090036584A1 (en) | Environmental Stress Cracking Resistance Improver, and Resin Composition With Improved Environmental Stress Cracking Resistance Properties Containing the Same |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190109 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191218 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200204 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200212 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6661386 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
