JP2017129377A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信装置にOTDR機能を付加することにより、運用コストを低減する。【解決手段】通信装置1は、複数のスロットおよびバックプレーン基板40を有する。スロットは、モジュールが装着される。バックプレーン基板は、スロットが接続される。モジュールは、少なくともラインカード20、管理モジュール10、WDMモジュール30、およびOTDRモジュール15を有する。ラインカード20は、フレームの中継を行う。管理モジュール10は、スロットに装着されるモジュールを管理する。WDMモジュール30は、光伝送網である光ファイバとの通信インタフェースを有し、波長分割多重を行う。OTDRモジュール15は、WDMモジュールに接続される光ファイバの伝送損失を測定する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置に関し、特に、複数のモジュールを搭載可能な通信装置におけるOTDR(Optical Time Domain Reflectmeter)機能の付加に有効な技術に関する。
LAN(Local Area Network)規格の1つであるイーサネット(登録商標)などの通信を長距離伝送する際には、通信装置として伝送装置、いわゆるメディアコンバータが広く用いられている。
この種の伝送装置においては、複数のスロットを有し、それらのスロットに各モジュールを挿抜して装着可能な構成からなるシャーシ形の伝送装置、いわゆる集合形伝送装置が知られている。
この集合形伝送装置を用いて構築されたネットワークは、例えば光回線からなり、該光回線における光線路の保守用測定器として、例えば光パルス試験装置であるOTDRが広く使われている。
OTDRは、例えば光ファイバの損失、接続点までの距離と接続損失、接続点にて生じた反射量、および光ファイバが破断した場合の破断点までの距離などを測定する。
なお、この種の伝送装置における保守技術としては、例えばイーサネットOAMの疎通性監視機能に対する耐障害性を向上するシャーシ形のネットワーク中継装置(例えば、特許文献1参照)や、煩雑な初期設定作業を不要とし、試験の実施コストの増加を抑制する光ファイバ監視装置(例えば特許文献2参照)などがある。
特開2014−195147号公報 特開2011−69679号公報
上述したOTDRによる光ファイバの保守技術には、以下に述べる2通りの技術がある。
第1の技術としては、伝送装置が設置されている現地に作業者が出向いて、OTDRを対象の光ファイバに接続することにより、光ファイバの劣化度を測定するものである。この場合、OTDRを対象の光ファイバに接続するために一旦回線の運用を休止したり、作業者が現地に出向く移動コストや時間などが発生してしまう。
また、第2の技術としては、例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)等の技術を使ったOTDRの遠隔監視である。SNMPは、ルータやコンピュータ、端末など様々な機器をネットワーク経由にて監視、制御するプロトコルである。
しかし、この場合は、OTDRに遠隔監視用の機能を搭載する必要があり、装置サイズが大きくなったり、コストが増加することになる。また、使用中の回線(主回線)にOTDR用の試験信号をそのまま流すことできないため、主回線そのものを監視できないことに加え、監視用の光ファイバ回線を設ける必要があり、運用コストが増加してしまうという問題がある。
本発明の目的は、通信装置における運用コストを低減させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、代表的な通信装置は、複数のスロットおよびバックプレーン基板を有する。スロットは、モジュールを装着する。バックプレーン基板には、複数のスロットが接続される。
モジュールは少なくとも、1つのラインカード、管理モジュール、WDMモジュール、および測定モジュールを有する。
ラインカードは、フレームの中継を行う。管理モジュールは、スロットに装着されるモジュールを管理する。WDMモジュールは、光伝送網である光ファイバとの通信インタフェースを有し、波長分割多重を行う。測定モジュールは、WDMモジュールに接続される光ファイバの伝送損失を測定する。
また、測定モジュールは、測定機能部、制御部、およびバックプレーン通信部を有する。測定機能部は、光ファイバの伝送損失を測定する。制御部は、測定機能部が測定した結果から測定情報を生成して出力する。バックプレーン通信部は、バックプレーン基板との通信インタフェースであり、測定情報をバックプレーン基板に出力する。
特に、管理モジュールは、管理端末が接続される通信網との通信インタフェースであり、ラインカードから取得したラインカードの管理情報を通信網に送信する通信部を有する。
通信部は、測定モジュールがバックプレーン基板に送信した測定情報を、管理モジュールが有するラインカードから出力される管理データを管理制御する管理制御部を経由することなく通信網に転送する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
通信装置における運用コストを低減することができる。
実施の形態における通信システムによる構成の一例を示す説明図である。 図1の通信システムが有する通信装置に装着されるOTDRモジュールにおける構成の一例を示す説明図である。 図2のOTDR機能部による光ファイバにおける測定の概要を示す説明図である。 断線が発生した際のOTDR波形の一例を示す説明図である。 OTDRモジュールが測定した測定情報を管理モジュールに転送する際のデータの流れの一例を示す説明図である。 図5をより簡略化したデータ転送の一例を示した説明図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
〈通信システムの構成例〉
図1は、本実施の形態における通信システムによる構成の一例を示す説明図である。
通信システムは、図1に示すように、通信装置1、および管理端末2を有する。
通信装置1は、利用者網4および光伝送網5に接続されている。通信装置1および管理端末2は、管理用の通信網3に接続されている。通信網3は、IP網などである。通信装置1と管理端末2は、通信網3を介さずに直接的に有線接続または無線接続されてもよい。
通信装置1は、WDM(波長分割多重:Wavelength Division Multiplexing)を行う伝送装置である。通信装置1は、管理モジュール10、OTDRモジュール15、ラインカード20、WDMモジュール30、バックプレーン基板40、およびスロット50を有する。
通信装置1は、シャーシ型の伝送装置からなり、複数のスロット50を備えている。各スロット50には、モジュールが挿抜により装着可能になっている。スロット50に装着されたモジュールは、バックプレーン基板40と電気的に接続され、バックプレーン基板40の配線を通じて、他のモジュールと接続される。ここで、モジュールは、管理モジュール10、OTDRモジュール15、ラインカード20、およびWDMモジュール30である。
バックプレーン基板40は、各モジュールを接続するためのコネクタおよびコネクタ間の配線を有する。モジュールの装着時において、スロット50に挿入されたモジュールのコネクタは、バックプレーン基板40のコネクタと接続される。バックプレーン基板40の配線は、管理モジュール10が各モジュールの管理を行うための通信用の配線を含む。
スロット50に装着可能なモジュールは、例えば管理モジュール10、OTDRモジュール15、ラインカード20、およびWDMモジュール30などである。図1では、複数のスロット50として、スロットSL1,SL2,……,SLxを有している。
通信装置1のスロット50の識別子としては、スロット番号を用いる。例えば、スロット番号が1であるスロット50をスロットSL1で示す。図1では、スロットSL1に管理モジュール10が装着されており、スロットSL2には、OTDRモジュール15が装着されており、スロットSL3には、ラインカード20が装着されており、スロットSLxには、WDMモジュール30が装着されている例を示している。
バックプレーン基板40には、図示しない電源部などが接続されている。電源部は、各モジュールにそれぞれ電力を供給する。
管理モジュール10は、通信装置1内の各部を管理するためのモジュールである。この管理モジュール10は、所定のスロット50に装着され、バックプレーン基板40と接続される。管理モジュール10は、通信網3との通信インタフェースを備える。
管理者が操作する管理端末2は、通信網3を通じて、通信装置1にアクセスし、管理モジュール10との通信が可能である。管理モジュール10は、バックプレーン基板40の配線を通じて、各スロット50およびスロット50に装着されたモジュールの状態の検知や、各モジュールとの管理用の通信が可能である。管理モジュール10は、スロット50にモジュールが挿入されて装着された状態や、スロット50からモジュールが抜かれて非装着になった状態、各ラインカードや各モジュールの通信状態などを検知する機能を有する。
管理モジュール10は、通信機能部11、管理制御部12、メモリ13、およびポート14などを有する。通信部である通信機能部11は、通信網3との通信インタフェース、および通信装置1内のモジュールとの通信インタフェースを備え、通信処理を行う。
管理制御部12は、例えばCPU(Central Processing Unit)などからなり、ソフトウェアプログラム処理に基づいて、所定の管理機能を実現する。メモリ13は、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などを有し、管理制御部12が使用するプログラムやデータを格納する。ポート14は、管理用の通信網3に接続される通信ポートである。
測定モジュールであるOTDRモジュール15は、通信装置1に接続される光伝送網5である光ファイバの損失、接続点までの距離と接続損失、接続点で生じた反射量、および光ファイバが破断した場合の破断点までの距離などを測定する測定器であり、スロット50に装着されるモジュールである。OTDRモジュール15と光伝送網5とはWDMモジュール30を介して接続される。OTDRモジュール15の測定波長とWDMモジュール30のポート波長は同じλ1に設定され、OTDRポート74とWDMモジュール30のポート34とがリンク81を介して光ファイバで接続される。
OTDRモジュール15による測定結果は、バックプレーン基板40を経由して管理モジュール10に入力される。そして、管理モジュール10に入力された測定結果は、管理端末2に送信される。管理モジュール10に入力された測定結果は、通信機能部11によって通信網3に出力される。
ラインカード20は、利用者網4との通信インタフェースおよびWDMモジュール30との通信インタフェースを備える通信インタフェースモジュールである。通信装置1における所定数までの複数のスロット50に、所定数までの複数のラインカード20が装着可能になっている。各ラインカード20の利用者網4との通信インタフェースは異なっていてもよい。
ラインカード20の利用者網4との通信インタフェースは、電気信号を伝送する通信インタフェースでもよいし、光信号を伝送する通信インタフェースでもよい。この通信インタフェースとしては、イーサネットが挙げられる。
ラインカード20のWDMモジュール30との通信インタフェースは、光信号を伝送する通信インタフェースである。この通信インタフェースとしては、イーサネットが挙げられる。
ラインカード20は、ポート21、通信部22、およびポート23を有する。ポート21は、利用者網4とのリンクに接続される通信ポートである。ポート23は、WDMモジュール30とのリンク80に接続される通信ポートである。
ラインカード20のポート23とWDMモジュール30のポート31は、リンク80として光ファイバで接続される。ポート23には、接続先のWDMモジュール30のポート31のチャネルの波長λ2に合わせた同じ波長λ2が設定される。なお、λ1とλ2は異なる波長である。 通信部22は、ポート21を通じて利用者網4との通信を行い、ポート23を通じてWDMモジュール30との通信を行う。通信部22は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)により構成される。
通信部22は、利用者網4からの電気信号または光信号をポート21にて受信し、その電気信号または光信号を、WDMモジュール30との通信インタフェースに対応した光信号に変換し、その光信号をポート23から送信する。
通信部22は、光電変換部22aを有する。光電変換部22aは、例えば波長可変レーザおよびAPD(Avalanche photodiode)からなる。波長可変レーザは、利用者網4からの電気信号を光信号に変換する。APDは、光伝送網5からの光信号を電気信号に変換する。なお、波長可変レーザは、固定波長を出力するレーザダイオードであってもよく、APDは、その他の受光素子であってもよい。
さらに、図1では、光電変換部22aを通信部22に設けた構成としたが、該光電変換部22aは、ラインカード20に設けられていればよく、これに限定されるものではない。
また、通信部22は、WDMモジュール30からの光信号をポート23で受信し、その光信号を、利用者網4との通信インタフェースに対応した電気信号または光信号に変換し、その電気信号または光信号をポート21から送信する。
WDMモジュール30は、光伝送網5との通信インタフェース、ラインカード20との通信インタフェース、およびOTDRモジュール15との通信インタフェースを備える通信インタフェースモジュールであり、WDMを行う機能を持つWDMフィルタモジュールである。WDMモジュール30の光伝送網5との通信インタフェースは、光信号を伝送する通信インタフェースである。
また、WDMモジュール30は、ラインカード20からの信号とOTDRモジュール15からの信号とを合波する。具体的には、ラインカード20から出力された波長λ2の信号とOTDRモジュール15から出力された波長λ1の信号とが合分波部32によって合波され、ポート33から出力される。また、光伝送網5からの戻り光のうち波長λ1の成分がWDMモジュール15を介してOTDRモジュール30に入力される。
〈OTDRモジュールの構成例〉
図2は、図1の通信システムが有する通信装置1に装着されるOTDRモジュール15における構成の一例を示す説明図である。
OTDRモジュール15は、図2に示すように、バックプレーン基板通信機能部70、制御部71、メモリ72、OTDR機能部73、およびOTDRポート74を有する。バックプレーン通信部であるバックプレーン基板通信機能部70は、図1のバックプレーン基板40との通信インタフェースである。OTDRモジュール15による測定情報は、バックプレーン基板通信機能部70により、バックプレーン基板40を経由して図1の管理モジュール10に送信される。
制御部71は、後述するOTDR機能部73が測定した測定情報を任意のデータ形式に変換するとともに、OTDR機能部73およびバックプレーン基板通信機能部70の制御を司る。また、制御部71は、測定情報から光ファイバの劣化度を判定し、大きな劣化や断線などが発生した判定した際に、アラートとなる劣化検出情報を生成して出力する。
メモリ72は、例えばフラッシュメモリ、あるいはRAMなどの半導体メモリなどからなり、OTDR機能部73から出力される測定情報、制御部71が上述した変換した任意のデータ形式などのデータなどを格納する。
測定機能部であるOTDR機能部73は、制御部71の制御に基づいて、光パルスによるレイリー散乱に基づいて、光ファイバの損失を測定する。すなわち、光ファイバに光パルスを入力し、その戻り光を観測することによって光ファイバの損失を測定する。また、OTDRポート74は、光ファイバに照射する光パルスの出射および光ファイバにおける戻り光が入射されるポートである。
〈OTDR機能部の測定概要〉
図3は、図2のOTDR機能部73による光ファイバOFにおける測定の概要を示す説明図である。
図3(a)は、光ファイバOFにおける光パルスの測定例を示しており、図3(b)は、図3(a)による測定情報の一例を示している。
OTDR機能部73は、図示しないレーザダイオードを有している。レーザダイオードは、波長可変に対応しており、他の通信装置とWDMモジュール30によって合波される。光ファイバの測定の際には、図3(a)に示すように、光ファイバOFの片端からレーザダイオードが照射する光パルスPを入射する。
そして、その光ファイバOFの長手方向の各点にて反射されて入射端に戻ってくる光パワーの距離分布を解析することによって測定が行われる。具体的には、光ファイバOFに照射した光パルスPである出射光P1の戻り光P2を観測することによって、時間と光強度を計算する。
その計算から求められた結果から図3(b)に示すOTDR波形を生成して、該OTDR波形のデータを測定情報として出力する。時間と光強度は、言い換えれば距離と損失である。ここで、OTDR波形を生成するのではなく、計算結果を測定情報として出力するようにしてもよい。
また、制御部71は、メモリ72に格納されている測定情報、すなわちOTDR波形を図1の管理端末2が表示することのできるデータ形式、例えばCSV形式のデータなどに変換してバックプレーン基板通信機能部70に出力する。
〈劣化検出情報の生成例〉
続いて、制御部71による劣化検出情報の生成について説明する。
図4は、断線が発生した際のOTDR波形の一例を示す説明図である。
この図4においては、実線は、光ファイバに断線が発生していない場合のOTDRモジュール15による測定結果であるリファレンス曲線を示しており、点線は、断線が発生した際のOTDRモジュール15による測定結果を示している。
図4では、点線に示すように、40km〜50kmの間におけるある地点にて光ファイバの断線が発生したことを示している。よって、断線箇所に該当する距離では、信号レベル、すなわち損失が急激に大きくなっている。
制御部71は、予め設定された距離毎にOTDR機能部73の測定結果と損失判定しきい値とを比較する。損失判定しきい値は、例えばOTDRモジュール15のメモリ72には、損失判定しきい値が格納されている。この損失判定しきい値は、光ファイバのそれぞれ距離に対する信号レベルの下限を示すものである。
よって、制御部71は、メモリ72から読み出し、予め設定された距離毎にOTDR機能部73の測定結果と損失判定しきい値とを比較する。そして、測定した信号レベルが損失判定しきい値を下回ると、すなわち光ファイバの損失が設定された値よりも大きくなると、光ファイバに断線などが発生したと判定する。
光ファイバに断線などが発生したと判定した際、制御部71は、劣化検出情報を生成して出力する。出力された劣化検出情報は、測定情報としてバックプレーン基板40を経由して管理モジュールに出力される。
図4においては、例えば40kmを過ぎたところまでは、光ファイバの信号レベルが損失判定しきい値より大きいことを示している。しかし、45km程度の地点では、急激に光ファイバの信号レベルが低下しており、該信号レベルが損失判定しきい値よりも小さくなっている。ここで、図4では、損失判定しきい値を太線にて示している。
よって、50km程度の地点において、制御部71が光ファイバの信号レベルと損失判定しきい値とを比較した際には、光ファイバの信号レベルが損失判定しきい値よりも小さくなっている。これにより、制御部71は、光ファイバに断線などが発生したと判定して劣化検出情報を生成して測定情報として出力する。
〈測定情報の転送例〉
続いて、OTDRモジュール15が測定した測定情報の転送例について説明する。
図5は、OTDRモジュール15が測定した測定情報を管理モジュール10に転送する際のデータの流れの一例を示す説明図であり、図6は、図5をより簡略化したデータ転送の一例を示した説明図である。
図5および図6において、実線は、OTDRモジュール15が測定した測定情報が管理モジュール10に転送される際のデータ転送経路をそれぞれ示しており、点線は、ラインカード20から出力される管理データが管理モジュール10に転送される際のデータ転送経路をそれぞれ示している。管理データは、ラインカード20を管理する管理情報である。
まず、管理データにおけるデータの流れについて説明する。
ラインカード20から出力される管理データは、図5および図6の点線に示すように、バックプレーン基板40を介して管理モジュール10の通信機能部11に入力される。その後、管理データは、通信機能部11から管理制御部12を介してメモリ13に一旦格納される。
管理制御部12は、メモリ13に格納された管理データのうち、必要なデータを該メモリ13から読み出し、読み出したデータが通信機能部11からポート14を介して通信網3などに出力されるように制御を行う。
一方、OTDRモジュール15が測定した測定情報は、図5および図6の実線に示すように、該OTDRモジュール15からバックプレーン基板40を介して管理モジュール10の通信機能部11に入力される。
通信機能部11は、入力された測定情報を通信網3に出力する。このとき、通信機能部11は、管理制御部12によるデータ管理の制御が行われることなく、測定情報を通信網3に出力する処理を行う。
このように、OTDRモジュール15が測定した測定情報を通信機能部11がそのまま通信網3に出力することによって、管理モジュール10の管理制御部12による制御を不要としている。これによって、管理制御部12の負荷が増加することを防止することができる。すなわち、管理制御部12の処理能力の低下を防止することができる。
その結果、通信装置1のパフォーマンスを低下させることなく、OTDRモジュール15が測定した測定情報を管理端末2に転送することが可能となる。
また、通信機能部11は、管理制御部12を介することなく、入力された測定情報を直接通信網3に転送するので、メモリ13のメモリ容量の増加を抑えることができる。測定情報をメモリ13に格納する場合には、該メモリ13に管理データを格納する容量に加えて、測定情報を格納する容量も必要となるからである。
管理制御部12を介して測定情報を転送する際には、図5および図6の点線に示すラインカード20のデータ転送時と同様に、一旦メモリ13に測定情報を格納する必要がある、しかし、管理制御部12を介することなく測定情報を転送する場合には、図5および図6の実線に示すように、メモリ13への測定情報の格納が不要となる。
これにより、メモリ資源の消費拡大を防止することができる。このことにより、メモリ13の容量アップを不要とすることができ、容量の大きなメモリを新たに設けることによる通信装置1のコストアップなどを回避することができる。また、メモリ13への測定情報の格納が不要となることによって、メモリに格納する動作やその処理時間が不要となるので、測定情報の出力遅延を防止することができる。
制御部71から出力される劣化検出情報についても、測定情報と同様の転送経路によって転送される。管理端末2は、劣化検出情報を受信すると、例えばアラームなどの発報や該管理端末2のモニタに光ファイバの断線が発生した旨の警告画面などを表示する。このとき、管理端末2は、CSV形式のデータに変換されたOTDR波形を取得し、例えば図4に示すような波形などを表示するようにしてもよい。
これによって、どの地点で光ファイバの断線などが発生したかを容易に判定することができるようになり、光ファイバの監視効率を向上させることができる。
以上により、通信装置1のパフォーマンスやコストを低下させることなく、OTDRモジュール15を該通信装置1に装着することができる。
また、通信装置1が有するスロットにOTDRモジュール15を装着することができるので、バックプレーン基板40を大型化することなく、OTDR機能を持たせることができる。これは、通信装置1の大型化の防止に貢献することができる。
さらに、通信装置1にOTDRモジュール15を装着することによって、通信装置が設置されている現地に出向く移動コストや現地での接続作業などを不要とすることができる。また、遠隔監視の場合に必要である監視用回線の新たに構築などを不要とすることができ、運用コストの増加を抑えることができる。
例えばOTDRを通信装置が有するバックプレーン基板などのプリント基板に実装する構成とした場合には、該プリント配線基板にOTDRを実装する物理的なスペースが必要となる。その結果、プリント基板が大面積化してしまうことになり、それに伴い、通信装置が大型化してしまう恐れがある。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
1…通信装置、2…管理端末、3…通信網、4…利用者網、5…光伝送網、10…管理モジュール、11…通信機能部、12…管理制御部、13…メモリ、15…OTDRモジュール、20…ラインカード、22…通信部、22a…光電変換部、30…WDMモジュール、40…バックプレーン基板、50…スロット、60…制御部、70…バックプレーン基板通信機能部、71…制御部、72…メモリ、73…OTDR機能部、74…OTDRポート。

Claims (5)

  1. モジュールが装着される複数のスロットと、
    複数の前記スロットが接続されるバックプレーン基板と、
    を有し、
    前記モジュールは少なくとも、
    フレームの中継を行う少なくとも1つのラインカードと、
    前記スロットに装着される前記モジュールを管理する管理モジュールと、
    光伝送網である光ファイバとの通信インタフェースを有し、波長分割多重を行うWDMモジュールと、
    前記WDMモジュールに接続される前記光ファイバの伝送損失を測定する測定モジュールと、を有する、通信装置。
  2. 請求項1記載の通信装置において、
    前記測定モジュールは、
    前記光ファイバの伝送損失を測定する測定機能部と、
    前記測定機能部が測定した結果から測定情報を生成して出力する制御部と、
    前記バックプレーン基板との通信インタフェースであり、前記測定情報を前記バックプレーン基板に出力するバックプレーン通信部と、
    を有する、通信装置。
  3. 請求項2記載の通信装置において、
    前記管理モジュールは、管理端末が接続される通信網との通信インタフェースであり、前記ラインカードから取得した前記ラインカードの管理情報を前記通信網に送信する通信部を有し、
    前記通信部は、前記測定モジュールが前記バックプレーン基板に送信した前記測定情報を、前記管理モジュールが有する前記ラインカードから出力される管理データを管理制御する管理制御部を経由することなく前記通信網に転送する、通信装置。
  4. 請求項3記載の通信装置において、
    前記制御部は、前記伝送損失が設定された損失判定しきい値よりも大きくなると、前記光ファイバの断線が発生したと判定してアラートを生成し、
    前記バックプレーン通信部は、前記制御部が生成したアラートを前記バックプレーン基板に送信する、通信装置。
  5. 請求項4記載の通信装置において、
    前記管理モジュールは、管理端末が接続される通信網との通信インタフェースであり、前記ラインカードから取得した前記ラインカードの管理情報を前記通信網に送信する通信部を有し、
    前記通信部は、前記測定モジュールが前記バックプレーン基板に送信した前記アラートを前記通信網に転送する、通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019106684A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 日本電信電話株式会社 光送受信器及び光通信システム

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