JP2017131542A - 生体情報処理装置 - Google Patents

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佳那子 西村
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Abstract

【課題】チャージ動作の作業効率を向上可能な生体情報処理装置を提供すること。【解決手段】センサ及び針部材を備える交換具と、前記交換具が交換可能に装着され、前記センサ及び前記針部材を生体内に挿入可能なセンサ挿入装置と、前記センサ挿入装置により生体内に留置された前記センサから得られる生体情報を処理可能な処理装置と、を備え、前記センサ挿入装置は、前記針部材の挿入方向及び抜去方向に移動可能な可動部材と、前記可動部材の移動により変形し、前記センサ及び前記針部材を生体内へ挿入可能な挿入位置まで移動させる弾性エネルギーを蓄積可能な弾性部材と、を備え、前記弾性部材は、前記可動部材を前記処理装置に押し付けて前記可動部材を前記抜去方向に移動させることにより、前記弾性エネルギーを蓄積可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、生体情報処理装置に関する。
従来、患者などの被測定者の体内にセンサを挿入あるいは埋め込み、患者の体液中のアナライト(例えば、グルコースやpH、コレステロール、たんぱく質等)を該センサによって検出することが行われている。この場合、患者の皮膚を貫通してセンサを迅速且つ容易に配置するためにセンサ挿入装置が使用される(特許文献1参照)。
特許文献1には、センサとともに挿入される鋭利部材(針部材)と、該センサ及び鋭利部材を移動させて穿刺するプランジャと、が記載されている。特許文献1に記載の構成によれば、取付けユニットを、生体内に挿入されたセンサと共に生体側へと留置することができる。そして、この取付けユニットには、取得したグルコース値の生体情報を格納する身体装着用電子装置が設けられている。
特表2013−523217号公報
ところで、この種のセンサ挿入装置では、生体内に挿入される部分等の一部を使い捨ての交換具として、その他の部分を再利用できるようにすることが求められている。かかる場合には、使用済みの交換具を取り外した後に、センサ及び針部材の生体内への挿入時や針部材の生体外への抜去時に利用される弾性部材の弾性エネルギーを蓄積させる動作(以下、単に「チャージ動作」と記載する場合がある。)を行い、その後、使い捨ての交換具を新たに装着する一連の作業が発生するが、この一連の作業は、センサ挿入装置を使用する被測定者や医療従事者にとって手間となる。
特許文献1に記載されたセンサ挿入装置は、生体内に挿入される部分等の一部以外を再利用するものではなく、センサ及び針部材を生体内に挿入する際に弾性部材のチャージ動作を必要としない。そのため、上述したチャージ動作に関わる一連の作業の効率を改善するものではない。
本発明は、チャージ動作の作業効率を向上可能な生体情報処理装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様としての生体情報処理装置は、生体情報を検出可能なセンサと、前記センサと共に生体内に挿入される針部材と、を備える交換具と、前記交換具が交換可能に装着され、前記センサ及び前記針部材を生体内に挿入可能なセンサ挿入装置と、前記センサ挿入装置により生体内に留置された前記センサから得られる生体情報を処理可能な処理装置と、を備え、前記センサ挿入装置は、前記針部材の挿入方向及び抜去方向に移動可能な可動部材と、前記可動部材の移動により変形し、前記センサ及び前記針部材を生体内へ挿入可能な挿入位置まで移動させる弾性エネルギーを蓄積可能な弾性部材と、を備え、前記弾性部材は、前記可動部材を前記処理装置に押し付けて前記可動部材を前記抜去方向に移動させることにより、前記弾性エネルギーを蓄積可能であることを特徴とするものである。
本発明の1つの実施形態として、前記センサ挿入装置は、前記可動部材及び前記弾性部材を収容するハウジングを備え、前記ハウジングの内壁には、前記可動部材が前記抜去方向に移動する際に前記可動部材の移動方向をガイドするレール部が設けられていることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記可動部材は、前記交換具を保持する保持部材と、前記処理装置に押し付けられ、前記保持部材を支持した状態で前記抜去方向に移動可能な支持部材と、を備え、前記レール部は、前記支持部材を前記抜去方向に向かうにつれて前記抜去方向と直交する方向における前記保持部材との距離が遠ざかるようにガイドし、前記支持部材は、前記弾性部材が前記弾性エネルギーを蓄積した状態で前記保持部材と離間し、前記針部材は、前記弾性エネルギーによって前記挿入位置まで移動することが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記センサ挿入装置は、前記支持部材を前記処理装置に向かって付勢する付勢部材を備えることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記支持部材は複数設けられており、前記保持部材は、前記複数の支持部材により複数の位置で支持されることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記レール部は、前記支持部材が前記抜去方向に移動する際に移動方向をガイドする第1ガイド部と、前記第1ガイド部と連続し、前記支持部材が前記挿入方向に移動する際に移動方向をガイドする第2ガイド部と、を備えることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記弾性部材を第1弾性部材とし、前記弾性エネルギーを第1弾性エネルギーとした場合に、前記センサ挿入装置は、前記針部材を前記挿入位置から生体外へ抜去可能な抜去位置まで移動させる第2弾性エネルギーを蓄積可能な第2弾性部材を備え、前記第2弾性部材は、前記可動部材を前記処理装置に押し付けて前記抜去方向に移動させることにより、前記第2弾性エネルギーを蓄積可能であることが好ましい。
本発明によれば、チャージ動作の作業効率を向上可能な生体情報処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態としての生体情報処理装置の要部の概略を示す図であり、図1(a)〜図1(d)は、生体情報処理装置の要部の形態変化を模式的に示している。 本発明の一実施形態としての生体情報処理装置を示す図であり、交換具が装着されたセンサ挿入装置と処理装置とを別々に示す図である。図2(a)は正面図、図2(b)側面図である。 図2に示すセンサ挿入装置における弾性部材が処理装置により圧縮されて弾性エネルギーを蓄積した状態を示す図であり、図3(a)は正面図、図3(b)側面図である。 交換具の形態変化を示す図である。 処理装置の内部の構成を示す図である。 図2に示すレール部の変形例としてのレール部を示す図である。 図6に示すレール部を用いた例を示す図である。 図2に示すレール部の変形例としてのレール部を示す図である。 付勢部材の動作を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る生体情報処理装置の実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
図1は、本発明に係る生体情報処理装置の1つの実施形態としての生体情報処理装置1の要部の概略を示す図である。具体的に、図1(a)〜図1(d)は、生体情報処理装置1の要部の形態変化を模式的に示している。図1に示すように、本実施形態の生体情報処理装置1は、交換具10と、センサ挿入装置20と、処理装置50と、を備えている。
交換具10は、生体情報を検出可能なセンサ11と、このセンサ11と共に生体内に挿入される針部材12と、を備えている。
センサ挿入装置20は、交換具10が交換可能に装着され、センサ11及び針部材12を生体内に挿入することができる。また、本実施形態のセンサ挿入装置20は、センサ11の先端側を生体内に留置した後に針部材12を生体外へ抜去することができる。
具体的に、センサ挿入装置20は、針部材12の挿入方向A及び抜去方向Bに移動可能な可動部材21と、この可動部材21の移動により変形し、センサ11及び針部材12を生体内へ挿入可能な挿入位置まで移動させる弾性エネルギーを蓄積可能な弾性部材22と、可動部材21及び弾性部材22を収容するハウジング23と、を備えている。
処理装置50は、センサ挿入装置20により生体内に留置されたセンサ11から得られる生体情報を処理可能である。
センサ挿入装置20には、センサ11及び針部材12を備える交換具10が装着され、装着された交換具10のセンサ11及び針部材12が、センサ挿入装置20により、患者等の被測定者の生体内に挿入される。そして、処理装置50とセンサ11とを生体側に残し、センサ11以外の交換具10を構成する部材及びセンサ挿入装置20は、生体表面から離間される。生体側に残された処理装置50は、センサ11から得られる生体情報を処理する。
一方で、センサ11以外の交換具10の部材は、センサ挿入装置20から取り外されて処分され、センサ挿入装置20は再利用される。つまり、センサ挿入装置20に新たな交換具10を装着することにより、上述したセンサ11及び針部材12の挿入を行うことができる。
ここで、図1に示すように、センサ挿入装置20の弾性部材22は、可動部材21を処理装置50に押し付けて、可動部材21をセンサ挿入装置20内でハウジング23に対して相対的に抜去方向Bに移動させることにより、センサ挿入装置20に装着された交換具10におけるセンサ11及び針部材12を挿入位置まで移動させる弾性エネルギーを蓄積可能である。
具体的に、図1(a)では、交換具10が装着されているセンサ挿入装置20の挿入方向Aに処理装置50が位置し、センサ挿入装置20と処理装置50とが離間している状態を示している。図1(a)に示す状態から、センサ挿入装置20を処理装置50に向かって挿入方向Aに近づけていくと、センサ挿入装置20の可動部材21が処理装置50の天面の当接部50aと当接する。そして、更にセンサ挿入装置20を挿入方向Aに向かって移動させると、可動部材21が処理装置50に押圧されて、可動部材21は、弾性部材22を圧縮変形させながらセンサ挿入装置20内でハウジング23に対して相対的に抜去方向Bに移動する(図1(b)参照)。これにより、弾性部材22に所定の弾性エネルギーを蓄積させることができる。
つまり、生体情報処理装置1は、交換具10が装着されたセンサ挿入装置20を、センサ11を生体内に留置した後に本来利用される処理装置50に対して押し付けることによって、弾性部材22に弾性エネルギーを蓄積するものである。従来、生体内に留置されたセンサから得られた生体情報を処理する処理装置は、センサ挿入装置によりセンサを生体内に留置し、かつ、センサ挿入装置を生体表面から離間した後に、生体表面上のセンサ近傍に設置されるものであるが、生体情報処理装置1によれば、生体表面上に予め処理装置50を設置しておき、その処理装置50の形状を利用することにより、センサ挿入装置20の弾性部材22での弾性エネルギーの蓄積を容易に行うことができる。すなわち、弾性部材22のチャージ動作をより容易に行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、図1(b)に示す状態から更にセンサ挿入装置20を挿入方向Aに向かって移動させると、弾性部材22に蓄積された所定の弾性エネルギーを解放する解放機構が設けられている(図1(c)参照)。そして、この解放機構により弾性部材22に蓄積された弾性エネルギーが解放されると、センサ11及び針部材12は、この弾性エネルギーによって挿入方向Aに移動し、生体内に挿入される挿入位置へと移動する(図1(d)参照)。この詳細は後述する。
上述の説明では、センサ挿入装置20を処理装置50に向かって挿入方向Aに近づけていく場合について記載したが、処理装置50をセンサ挿入装置20に向かって抜去方向Bに近づけていくことにより、弾性部材22をチャージすることも可能である。また、センサ挿入装置20及び処理装置50を互いに近づける方向に移動させることによって、弾性部材22をチャージすることも可能である。但し、弾性部材22をチャージした後のセンサ11及び針部材12の生体内への挿入操作を考慮すれば、生体上に設置された処理装置50に対してセンサ挿入装置20を近づける動作により弾性部材22をチャージすることが好ましい。
以下、生体情報処理装置1の各構成や特徴部について詳細に説明する。
図2、図3は、図1で概略を示した生体情報処理装置1の詳細を示す図である。具体的に、図2は、交換具10が装着されたセンサ挿入装置20と、処理装置50とが離間した状態を示しており、図3は、交換具10が装着されたセンサ挿入装置20における弾性部材22が処理装置50により圧縮されて弾性エネルギーを蓄積した状態を示している。そして、図2(a)、図3(a)は、生体情報処理装置1の正面図であり、図2(b)、図3(b)は、生体情報処理装置1の側面図である。なお、生体情報処理装置1の「正面」とは、センサ挿入装置20の正面を意味しており、センサ挿入装置20のうち、ハウジング23の側壁開口23aが形成されている面を意味する。また、生体情報処理装置1の「側面」とは、センサ挿入装置20の側面を意味しており、センサ挿入装置20の正面に向かって左右に位置する面を意味する。また、図2、図3では、説明の便宜上、センサ挿入装置20のハウジング23の内壁及び外壁を二点鎖線により示している。
<センサ挿入装置20>
まず、センサ挿入装置20の詳細について説明する。センサ挿入装置20は、上述した弾性部材22と、上述したハウジング23と、針部材12を挿入位置から生体外へ抜去可能な抜去位置まで移動させる弾性エネルギーを蓄積可能な弾性部材24と、上述した可動部材21を含む弾性エネルギー可変機構25と、保持機構26と、付勢部材27と、を備えている。以下、説明の便宜上、弾性部材22を「第1弾性部材22」と記載し、弾性部材24を「第2弾性部材24」と記載する。また、第1弾性部材22に蓄積される、センサ11及び針部材12を挿入位置まで移動させる弾性エネルギーを「第1弾性エネルギー」と記載し、第2弾性部材24に蓄積される、針部材12を挿入位置から生体外へ抜去可能な抜去位置まで移動させる弾性エネルギーを「第2弾性エネルギー」と記載する。
[ハウジング23]
ハウジング23は、中空部を区画する、センサ挿入装置20の外装部材である。図2、図3に示すように、ハウジング23は、側壁開口23aを区画する筒状の側壁部23bと、この側壁部23bの抜去方向Bの一端に一体で形成された天壁部23cと、を備えている。なお、ハウジング23は、天壁部23cと対向する位置に底壁部を有していない。換言すれば、ハウジング23は、天壁部23cと対向する位置に開放部23dを区画しており、ハウジング23の中空部は、開放部23dを通じて、外方と連通している。
なお、センサ挿入装置20の内部構造は、上述した開放部23dを通じてハウジング23内へと入れられる。また、ハウジング23内に入れられたセンサ挿入装置20の内部構造は、例えば、その一部(例えば後述する支持台部28b)にハウジング23の側壁部23bに形成された凹部又は貫通孔に嵌合する突起が設けられており、センサ挿入装置20の内部構造は、突起と凹部又は貫通孔とを嵌合することにより、ハウジング23に対して係止される。このように、センサ挿入装置20の内部構造とハウジング23との間に、凹凸形状などの係止部を設けることにより、センサ挿入装置20の内部構造がハウジング23の開放部23dから抜け落ちることを防止可能である。
また、センサ11及び針部材12の生体内への穿刺は、ハウジング23の開放部23dを通じて行われる。上述したように、センサ挿入装置20によりセンサ11及び針部材12を生体内に挿入する際は、まず、処理装置50が開放部23dからハウジング23内に入り込むように可動部材21を処理装置50の当接部50aに押し付け、可動部材21を抜去方向Bに移動させることにより、第1弾性部材22のチャージを行う(図1(a)〜図1(c)、図2、図3参照)。そして、第1弾性部材22に第1弾性エネルギーが蓄積されると、解放機構により、第1弾性部材22の第1弾性エネルギーが解放され、ハウジング23内に処理装置50が入り込んだ状態のまま、開放部23dのうち処理装置50が位置しない空間、又は処理装置50に形成された挿入方向Aに貫通する貫通孔を通じて、センサ11及び針部材12が挿入位置まで移動する(図1(d)参照)。
すなわち、本実施形態では、生体上の所定の位置に予め設置された処理装置50の形状を利用して第1弾性部材22に第1弾性エネルギーを蓄積するチャージ動作を行うことができる(図1(a)〜図1(c)、図2、図3参照)のみならず、処理装置50を生体上の所定の位置に予め設置した状態のまま、センサ11及び針部材12を生体内に挿入することができる(図1(d)参照)。なお、本実施形態の解放機構の詳細は後述する。
なお、ハウジング23の材料としては、例えば樹脂材料が挙げられる。この樹脂材料としては、例えば、ABS樹脂、AS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリフェニレンオキサイド、熱可塑性ポリウレタン、ポリメチレンメタクリレート、ポリオキシエチレン、フッ素樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、アセタール樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート等の射出成形で用いられる熱可塑性樹脂や、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂等が挙げられる。
[第1弾性部材22]
第1弾性部材22は、上述したように、交換具10のセンサ11及び針部材12を生体内へ挿入可能な挿入位置まで移動させる第1弾性エネルギーを蓄積することが可能であり、本実施形態では、第1弾性部材22として1つの発射バネ22aを用いており、発射バネ22aは、コイルバネにより構成されている。なお、ここでいう「挿入位置」とは、少なくとも針部材の先端が生体内に挿入可能となる位置を意味している。また、図2は、第1弾性部材22が第1弾性エネルギーを蓄積していない状態を示しており、図3は、第1弾性部材22に第1弾性エネルギーが蓄積されている状態を示している。
[第2弾性部材24]
第2弾性部材24は、交換具10の針部材12を挿入位置から生体外へ抜去可能な抜去位置まで移動させる第2弾性エネルギーを蓄積することが可能であり、本実施形態では、第2弾性部材24として1つの戻しバネ24aを用いており、戻しバネ24aは、コイルバネにより構成されている。なお、ここでいう「抜去位置」とは、針部材が生体外に抜去可能となる位置を意味している。また、図2は、第2弾性部材24が第2弾性エネルギーを蓄積していない状態を示しており、図3は、第2弾性部材24に第2弾性エネルギーが蓄積されている状態を示している。
[弾性エネルギー可変機構25]
弾性エネルギー可変機構25は、第1弾性部材22及び第2弾性部材24を弾性変形させることにより、第1弾性部材22が第1弾性エネルギーを蓄積し、かつ、第2弾性部材24が第2弾性エネルギーを蓄積したエネルギー蓄積状態とすることができる。なお、図3は、エネルギー蓄積状態にあるセンサ挿入装置20を示している。また、本実施形態の弾性エネルギー可変機構25は、第1弾性部材22及び第2弾性部材24を同時に弾性変形させることにより、エネルギー蓄積状態を実現するものである。ここでいう「第1弾性部材22及び第2弾性部材24を同時に弾性変形させることにより、エネルギー蓄積状態とする」とは、エネルギー蓄積状態とするまでに、第1弾性部材22及び第2弾性部材24を同時に弾性変形させる過程を有することを意味しており、いずれか一方のみが弾性変形する過程を一部に有していてもよい。
まず、図2、図3を参照して、本実施形態の弾性エネルギー可変機構25を構成する各部材について説明する。図2、図3に示すように、本実施形態の弾性エネルギー可変機構25は、ハウジング23に対して位置が固定される固定部材28と、この固定部材28に対して移動可能な可動部材21と、を備えている。
固定部材28は、挿入方向A(又は抜去方向B)に延在する棒状のガイド部28aと、このガイド部28aの挿入方向Aの一端に設けられた支持台部28bと、ガイド部28aの抜去方向Bの一端に設けられた移動規制部28cと、を備えている。
ガイド部28aは、支持台部28bと移動規制部28cとの間に設けられており、ガイド部28aの周囲に、第1弾性部材22としての発射バネ22aが装着されている。換言すれば、第1弾性部材22としての発射バネ22aが区画する中空部にガイド部28aが延在している。
また、ガイド部28aは、可動部材21が区画する貫通孔を貫通した状態で、その両端が支持台部28b及び移動規制部28cに連結されている。
本実施形態の支持台部28bは、ガイド部28aの延在方向(挿入方向A及び抜去方向B)が厚み方向となる板状の形状を有しており、針部材12の挿入時には、挿入方向Aに位置する底面28b1が、生体表面と当接する。
なお、図2、図3に示すように、支持台部28bの天面28b2には、抜去方向Bに突出する突起部28b3が設けられている。この突起部28b3は、後述する保持機構26の可動部材31における係止爪部31cと係合するものである。この詳細は後述する。
本実施形態の移動規制部28cは、第1弾性部材22及び第2弾性部材24に対して抜去方向Bに位置し、第1弾性部材22及び第2弾性部材24の抜去方向Bの端部が抜去方向Bへと移動することを規制する。また、本実施形態の移動規制部28cは、ガイド部28aの延在方向(挿入方向A及び抜去方向B)が厚み方向となる板状の形状を有している。なお、本実施形態の移動規制部28cは、ハウジング23とは別部材で構成されているが、例えば、ガイド部28aの抜去方向Bの一端をハウジング23の天壁部23cに固定し、ハウジング23の天壁部23cにより移動規制部を構成するようにしてもよい。
また、本実施形態の固定部材28は、ガイド部28aを構成する棒状部材と、この棒状部材の一端に連結され、支持台部28bを構成する底板部材と、棒状部材の他端に連結され、移動規制部28cを構成する天板部材と、を備えているが、ガイド部、支持台部及び移動規制部を備える構成であればよく、この構成に限られるものではない。したがって、例えば、ガイド部、支持台部及び移動規制部を1つ又は2つの部材により構成することや、4つ以上の部材を組み合わせて構成することも可能である。
可動部材21は、交換具10を保持する保持部材21aと、処理装置50の当接部50aに押し付けられ、保持部材21aを支持した状態で抜去方向Bに移動可能な支持部材21bと、を備えている。
保持部材21aは、第1弾性部材22及び第2弾性部材24に対して挿入方向Aに位置すると共に、固定部材28の移動規制部28cと支持台部28bとの間を、ガイド部28aに沿って移動可能である。したがって、保持部材21aは、固定部材28のガイド部28aに沿って、固定部材28の移動規制部28cとの対向距離が変化するように移動可能である。そして、このように保持部材21aを挿入方向A及び抜去方向Bに移動させることにより、移動規制部28cとの間で第1弾性部材22及び第2弾性部材24を同時に弾性変形させることができる。
換言すれば、本実施形態の第1弾性部材22及び第2弾性部材24はいずれも、可動部材21を処理装置50に押し付けて、可動部材21をハウジング23に対して相対的に抜去方向Bに移動させることによりチャージすることができ、これにより、第1弾性部材22が第1弾性エネルギーを蓄積し、かつ、第2弾性部材24が第2弾性エネルギーを蓄積したエネルギー蓄積状態を実現することができる。
本実施形態の保持部材21aは、基礎部21a1と、この基礎部21a1から抜去方向Bに向かって突設された円筒状の受け部21a2と、を備えている。円筒状の受け部21a2が区画する中空部は、挿入方向Aにおいて基礎部21a1をも貫通しており、この中空部内にガイド部28aが延在している。
基礎部21a1には、交換具10の後述するセンサハウジング13を挟持可能な第1挟持部29が設けられている。また、基礎部21a1のうち挿入方向Aと直交する方向の外縁の一部には、後述する別の可動部材31に設けられた係止爪部31cが引っ掛かる係止突部30が形成されている。
受け部21a2は、その抜去方向B側に位置する天面において、第1弾性部材22としての発射バネ22aの挿入方向Aの一端を受けている。そのため、保持部材21aをガイド部28aに沿って抜去方向Bに移動すると、受け部21a2の天面と移動規制部28cとの間で第1弾性部材22が圧縮変形し、上述したように第1弾性部材22に第1弾性エネルギーが蓄積された状態となる。また、第2弾性部材24としての戻しバネ24aの挿入方向Aの一端部は、受け部21a2の外周面上に外嵌されている。そして、戻しバネ24aの挿入方向Aの一端は、基礎部21a1の天面で受けられており、戻しバネ24aの挿入方向Aの一端近傍の螺旋状の一端部は、受け部21a2の外周面で受けられている。第2弾性部材24の抜去方向Bの一端部は、後述する別の可動部材31により受けられており、保持部材21aをガイド部28aに沿って抜去方向Bに移動させると、基礎部21a1の天面と可動部材31との間で第2弾性部材24が圧縮変形し、上述したように第2弾性部材24に第2弾性エネルギーが蓄積された状態となる。
支持部材21bは、保持部材21aを支持する支持状態と、保持部材21aから離間して保持部材21aを支持しない非支持状態と、の間で移動することができる。具体的に、本実施形態の第1弾性部材22及び第2弾性部材24は、可動部材21の支持部材21bを処理装置50の天面の当接部50aに押し付けて、可動部材21の支持部材21b及びこの支持部材21bに支持された可動部材21の保持部材21aを抜去方向Bに移動させることにより、エネルギー蓄積状態を実現するものであり、この過程において、支持部材21bは、保持部材21aを支持した状態が維持される。
そして、第1弾性部材22に第1弾性エネルギーが蓄積され、かつ、第2弾性部材24に第2弾性エネルギーが蓄積されたエネルギー蓄積状態で、支持部材21bは、保持部材21aから離間し、保持部材21aを支持しない状態となる。
具体的に、図2に示す状態は、第1弾性部材22に第1弾性エネルギーが蓄積されておらず、かつ、第2弾性部材24に第2弾性エネルギーが蓄積されていない状態である。この状態で、可動部材21の支持部材21bを処理装置50に押し付けると、支持部材21b及びこの支持部材21bに支持された保持部材21aがハウジング23に対して相対的に抜去方向Bに移動する。これにより、第1弾性部材22及び第2弾性部材24がチャージされる。
第1弾性部材22に第1弾性エネルギーが蓄積され、かつ、第2弾性部材24に第2弾性エネルギーが蓄積されたエネルギー蓄積状態になると、後述する保持機構26により、第2弾性部材24の姿勢が保持される。その一方で、支持部材21bが保持部材21aから離間し、保持部材21aが支持部材21bにより支持されない状態となるため、第1弾性部材22の第1弾性エネルギーが解放され、この第1弾性エネルギーによりセンサ11及び針部材12は挿入位置まで移動する(図1(d)参照)。
つまり、本実施形態の生体情報処理装置1によれば、第1弾性部材22のチャージ動作に連動させて、センサ11及び針部材12を挿入位置まで移動させる挿入操作を行うことができる。
本実施形態では、第1弾性部材22の第1弾性エネルギーを解放させる解放機構として、ハウジング23の内壁に設けられたレール部23fを利用している。レール部23fは、可動部材21の保持部材21a及び支持部材21bが抜去方向Bに移動する際に可動部材21の支持部材21bの移動方向をガイドする。
図2、図3に示すように、レール部23fは、支持部材21bを、抜去方向Bに向かうにつれて抜去方向Bと直交する方向(挿入方向Aと直交する方向と同じ方向)における保持部材21aとの距離が遠ざかるようにガイドする。そして、支持部材21bは、第1弾性部材22が第1弾性エネルギーを蓄積した状態で保持部材21aと離間する(図3参照)。これにより、センサ11及び針部材12は、第1弾性エネルギーによって挿入位置まで移動する。なお、支持部材21bが保持部材21aと離間する際、第2弾性部材24には第2弾性エネルギーが蓄積された状態となっている。
本実施形態のレール部23fは、ハウジング23の内壁に形成された、横断面形状がC形の長溝により構成されている。支持部材21bのうち長溝内に位置する接続部80は、長溝の延在方向に沿って長溝内を移動することができるが、接続部80は、長溝の横断面形状がC形であるため、長溝から抜け落ちることはない。
なお、本実施形態では、ハウジング23の側面側の内壁を抜去方向Bに向かうにつれて拡がるように傾斜させ、この傾斜面にレール部23fを形成することにより、上述した第1弾性エネルギーの解放機構を実現しているが、支持部材21bを、抜去方向Bに向かうにつれて抜去方向Bと直交する方向における保持部材21aとの距離が遠ざかるようにガイドするものであればよく、本実施形態の構成に限られるものではない。
また、本実施形態のレール部23fは、ハウジング23の側面側の内壁に設けられているが、この位置に限られるものではなく、例えば、ハウジング23の背面側の内壁に設ける構成等、他の位置としてもよい。レール部23fをハウジング23の背面側の内壁に設ける構成については後述する(図8参照)。
更に、本実施形態の支持部材21bは、抜去方向Bと直交する方向において、より具体的には、正面視(図2(a)、図3(a)参照)における左右方向において、保持部材21aを挟んで対向する位置にそれぞれ設けられている。本実施形態のように、支持部材21bを複数設け、保持部材21aを、複数の支持部材21bにより複数の位置で支持する構成とすれば、単一の支持部材21bにより保持部材21aの一部を局所的に支持する構成と比較して、保持部材21aの傾き等を抑制し易く、保持部材21a及びこの保持部材21aに保持されている交換具10に含まれる針部材12が挿入方向A及び抜去方向Bに移動する軌道を安定させることができる。
また更に、本実施形態では、可動部材21の支持部材21bをレール部23fに沿って移動させる構成としているが、レール部23fがなく、可動部材21の支持部材21bの移動方向をガイドするものがない構成としてもよい。但し、本実施形態のように、可動部材21の支持部材21bの移動方向をレール部23fによってガイドする構成とすれば、チャージ動作時の可動部材21の移動方向を安定させることができる。
弾性エネルギー可変機構25を構成する固定部材28及び可動部材21の材料としては、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金等の金属材料や上述したハウジング23に使用可能な樹脂材料を用いることができる。
[保持機構26]
保持機構26は、エネルギー蓄積状態において、及びエネルギー蓄積状態から第1弾性部材22の第1弾性エネルギーが解放された後、センサ11及び針部材12が第1弾性エネルギーにより挿入位置まで移動する間、第2弾性部材24の姿勢を保持するものである。
本実施形態の保持機構26は、係止爪部31cが設けられた可動部材31を備えている。ここで、上述した弾性エネルギー可変機構25における可動部材21と、保持機構26の可動部材31とを区別するために、以下、説明の便宜上、弾性エネルギー可変機構25における可動部材21を「第1可動部材21」と記載し、保持機構26の可動部材31を「第2可動部材31」と記載する。
第2可動部材31は、固定部材28の移動規制部28cと第2弾性部材24との間を、ガイド部28aに沿って移動可能である。換言すれば、第2弾性部材24は、第1可動部材21の保持部材21aと、第2可動部材31との間に延在しており、ガイド部28aの延在方向(挿入方向A又は抜去方向B)における第1可動部材21の保持部材21aと、第2可動部材31との対向距離を変動させることにより、第2弾性部材24の変形状態を変えることができる。
具体的に、第2可動部材31は、基礎部31aと、この基礎部31aから挿入方向Aに向かって突設された円筒状の受け部31bと、基礎部31aの挿入方向Aと直交する方向の外縁部から挿入方向Aに向かって突出する係止爪部31cと、を備えている。受け部31bの中空部は、抜去方向Bにおいて基礎部31aをも貫通しており、この中空部内にガイド部28a及び第1弾性部材22が延在している。
基礎部31aには、交換具10の針部材12の針支持部12bを挟持可能な第2挟持部32が設けられている。
受け部31bは、第2弾性部材24の抜去方向B側の端部を受けている。具体的に、第2弾性部材24としての戻しバネ24aの抜去方向Bの一端部は、受け部31bの外周面上に外嵌されている。そして、戻しバネ24aの抜去方向Bの一端は、基礎部31aの底面で受けられており、戻しバネ24aの抜去方向Bの一端近傍の螺旋状の一端部は、受け部31bの外周面で受けられている。つまり、第2弾性部材24は、その挿入方向Aの一端が第1可動部材21の保持部材21aに受けられ、その抜去方向Bの一端が第2可動部材31に受けられており、ガイド部28aの延在方向において保持部材21aと第2可動部材31との対向距離を変動することにより、第2弾性部材24の圧縮状態を変化させることができる。
なお、上述したように、第2弾性部材24の挿入方向Aの一端部は保持部材21aの受け部21a2の外周面で受けられ、第2弾性部材24の抜去方向Bの一端部は第2可動部材31の受け部31bの外周面で受けられている。そして、保持部材21aの受け部21a2の中心軸線と、第2可動部材31の受け部31bの中心軸線とは略一致している。そのため、第2弾性部材24の変形方向は、ガイド部28aの延在方向に制限される。
更に、本実施形態では、第1弾性部材22としての発射バネ22aが、第2弾性部材24としての戻しバネ24aが区画する中空部内に延在しており、第1弾性部材22の中心軸線と第2弾性部材24の中心軸線とが略一致している。また、第1弾性部材22としての発射バネ22aは、ガイド部28aの周囲に装着されており、第1弾性部材22の変形方向も、第2弾性部材24の変形方向と同様、ガイド部28aの延在方向に制限されている。このように、第1弾性部材22及び第2弾性部材24の変形方向を略一致させると共に、第1弾性部材22の中心軸線と第2弾性部材24の中心軸線とを略一致させることにより、針部材12の挿入時の軌道及び抜去時の軌道を安定させ、穿刺の痛みを軽減することができる。
係止爪部31cは、保持部材21aと第2可動部材31とのガイド部28aの延在方向における対向距離が所定値になった場合、すなわち、第2弾性部材24が第2弾性エネルギー以上の弾性エネルギーを蓄積する状態において、保持部材21aの係止突部30を乗り上げ、この係止突部30に引っ掛かる。係止爪部31cが係止突部30に引っ掛かることにより、第2弾性部材24の姿勢は、第2弾性エネルギーを蓄積した状態で保持される。
具体的に、第2弾性部材24が第2弾性エネルギーを蓄積しない状態(図2参照)から第1可動部材21を処理装置50に押し付けることにより、第1可動部材21をハウジング23に対して相対的に抜去方向Bに移動させる。第2可動部材31が移動規制部28cに当接する状態であれば、第2可動部材31はそれ以上、抜去方向Bに移動しない。したがって、第2可動部材31の基礎部31aを移動規制部28cに当接させた状態のまま、第1可動部材21の保持部材21aを抜去方向Bに移動させると、保持部材21aと第2可動部材31との間のガイド部28aの延在方向における対向距離が小さくなる。これにより、第2弾性部材24は圧縮変形する。
そして、保持部材21aの基礎部21a1の天面と第2可動部材31の基礎部31aの底面との間のガイド部28aの延在方向における対向距離が所定値になった場合、すなわち、第2弾性部材24が第2弾性エネルギー以上の弾性エネルギーを蓄積する状態になると、上述したように、第2可動部材31の係止爪部31cが、保持部材21aの係止突部30を乗り上げ、この係止突部30に引っ掛かる(図3参照)。
なお、図3に示すエネルギー蓄積状態で、上述した第1弾性エネルギーの解放機構によって第1弾性エネルギーが解放されると、第1弾性部材22の第1弾性エネルギーによってセンサ11及び針部材12は挿入位置まで移動する(図1(d)参照)が、この間、第2弾性部材24は第2弾性エネルギーを蓄積した状態のままである。すなわち、係止爪部31cは、センサ11及び針部材12が挿入位置まで移動する間、係止突部30に引っ掛かっており、保持部材21aを係止した状態のままとなる。
そして、センサ11及び針部材12が挿入位置まで移動すると、支持台部28bの天面28b2に設けられた突起部28b3が、第2可動部材31の係止爪部31cと係合し、係止爪部31cを、正面視(図2(a)、図3(a)参照)において、左右方向に拡げるように弾性変形させ、係止爪部31cと係止突部30との係合を解除する。これにより、第2弾性部材24の第2弾性エネルギーは解放され、針部材12は挿入位置から抜去位置へと移動する。
換言すれば、本実施形態のセンサ挿入装置20において、センサ11及び針部材12を挿入位置まで移動させる動作は、第1弾性部材22に蓄積された弾性エネルギーにより実行され、この間、第2弾性部材24に蓄積された弾性エネルギーは利用されない。そして、センサ11及び針部材12が挿入位置に到達した後に針部材12を抜去位置まで移動させる動作は、第2弾性部材24に蓄積された弾性エネルギーにより実行され、この間、第1弾性部材22の弾性エネルギーは利用されない。
[付勢部材27]
図9は、付勢部材27の動作を模式的に示す図である。図9(a)は、支持部材21bを処理装置50(図9では不図示)の当接部50aに押し付ける前の状態を示す。また、図9(b)は、支持部材21bを処理装置50の当接部50aに押し付け、第1弾性部材22及び第2弾性部材24(図9では不図示)をチャージしている途中の状態を示す。更に図9(c)は、エネルギー蓄積状態を示す。
図9に示すように、付勢部材27は、支持部材21bを処理装置50に向かって付勢するものである。具体的に、本実施形態の付勢部材27は、ハウジング23の天壁部23cの底面と、支持部材21bとの間に延在するコイルバネである。支持部材21bは付勢部材27により挿入方向Aに付勢されているため、支持部材21bと処理装置50(図9では不図示)とを密着させた状態で、支持部材21b及びこの支持部材21bに支持された保持部材21aを、第1弾性部材22を圧縮変形させながら抜去方向Bに移動させることができる。これにより、抜去方向Bに移動する保持部材21a及び支持部材21bの挙動を安定させることができる。また、センサ挿入装置20によりセンサ11を生体内に留置した後、センサ挿入装置20を処理装置50から離間させる際には、支持部材21bは、付勢部材27の付勢力(本実施形態ではコイルバネの復元力)により、図2に示す初期位置に復帰する。なお、図2、図3は、説明の便宜上、付勢部材27を省略して描いている。
<交換具10>
次に、本発明の1つの実施形態としての交換具10について説明する。図4は交換具10の形態変化を示す図である。図4(a)は、センサ挿入装置20に装着可能な形態を示している。図4(b)は、図4(a)の状態でセンサ挿入装置20に装着された後、支持部材21bを処理装置50に押し付けて抜去方向Bに移動させることにより実現されるセンサ挿入装置20のエネルギー蓄積状態での交換具10の形態を示している。図4(b)に示す交換具10の形態は、センサ挿入装置20よってセンサ11及び針部材12が挿入位置に移動するまで維持される。図4(c)は、図4(b)の状態からセンサ挿入装置20によって針部材12が抜去位置まで移動したときの交換具10の形態を示している。なお、図4(a)に示す交換具10の形態が、図2に示す交換具10の形態と同じであり、図4(b)に示す交換具10の形態が、図3に示す交換具10の形態と同じである。
図4に示すように、本実施形態の交換具10は、上述したセンサ11及び針部材12に加えて、センサハウジング13と、中空部材14と、シート部材15と、を備えている。
[センサ11]
本実施形態のセンサ11は、生体内に挿入及び留置され、生体情報を検出することが可能である。具体的に、本実施形態のセンサ11は、先端側が生体内に留置され、基端側が生体外に延在する導光部材としての光ファイバ150と、この光ファイバ150の先端部150bに設けられ、生体内に留置されて生体情報を検出可能な検出部151と、を備えている。なお、導光部材としては、光導波路フイルムから構成される光導波路を用いることもできる。
本実施形態の検出部151は、励起光によって蛍光する蛍光色素を含む蛍光ゲルを備え、この蛍光ゲルは、アナライト量に応じた蛍光を発生する。
光ファイバ150は、検出部151に照射する励起光及び検出部151により検出された測定光を伝達する導光路である。具体的に、光ファイバ150の基端側には後述する処理装置50が配置されており、光ファイバ150の基端側に配置された処理装置50の発光部51から発生する励起光は、光ファイバ150を通じて検出部151に照射される。また、励起光によって発生した検出部151の測定光は、光ファイバ150を通じて、処理装置50の光学検出部53における受光部52により受光される。
また、本実施形態の光ファイバ150は、センサハウジング13に保持されている。具体的に、光ファイバ150は、センサハウジング13が区画する貫通孔16内に延在する直線部150aと、この直線部150aの先端側に連続し、貫通孔16から外方に突出する先端部150bと、直線部150aの基端側に連続する湾曲部150cと、この湾曲部150cの基端側に連続する基端部150dと、を備えている。
図4(a)に示す状態の光ファイバ150は、針部材12の針部12a内に位置しておらず、センサハウジング13内で延在している。なお、光ファイバ150の先端部150b及びこの先端部150bに設けられた検出部151は、センサ挿入装置20によって針部材12と共に生体内に挿入され、その後生体内に留置される部分となる。
図4(a)の状態から図4(b)に示す状態になると、光ファイバ150の直線部150a及び先端部150bは、針部材12の針部12a内に位置する。センサ11及び針部材12は、センサ挿入装置20により、図4(b)に示す位置関係を維持したまま、挿入位置まで移動する。なお、図4(b)に示す状態では、先端部150bに設けられる検出部151も、針部材12の針部12aに位置している。また、湾曲部150cは、直線部150aの基端から、針部材12の針部12aに形成された間隙を通じて針部12aの外方に延在している。
図4(b)に示す状態から針部材12を抜去位置まで移動させて図4(c)に示す状態にすると、光ファイバ150は、図4(a)の状態と同様、針部材12の針部12a内に位置しない状態となる。つまり、図4(c)に示す状態は、貫通孔16から外方に突出する先端部150bが生体内に留置された状態を示している。
[針部材12]
針部材12は、センサ11と共に生体内に挿入され、センサ11の先端側(本実施形態では検出部151及び光ファイバ150の先端部150b)を生体内に留置した後で生体外に抜去されるものである。具体的に、針部材12は、中空部を区画し、横断面に間隙が形成されている断面U字型の針部12aと、この針部12aを支持する針支持部12bと、を備えている。
針部12aは、センサハウジング13の貫通孔16内を移動可能である。具体的に、針部12aは、図4(a)に示す状態で貫通孔16内に延在しておらず、図4(b)に示す状態から図4(b)に示す状態に移行する際に、センサハウジング13に対して相対的に挿入方向Aへと貫通孔16内を移動する。そして、図4(b)に示す状態から図4(c)に示す状態へ移行する際に、センサハウジング13に対して相対的に抜去方向Bへと貫通孔16内を移動し、後述する中空部材14内に収容される。なお、針部12aは、上述したように、図4(b)に示す状態で、センサ11の先端側を内部に収容している。
針支持部12bは棒状の形状を有しており、先端部に針部12aの基端部が固定されている。より具体的に、針支持部12bは、挿入方向A及び抜去方向Bに延在しており、針部12aは、針支持部12bの挿入方向Aの端部に設けられたフランジ部12b1から挿入方向Aに向かって突設されている。また、針支持部12bは、その抜去方向Bの端部に、センサ挿入装置20の第2可動部材31に形成された第2挟持部32が入り込む環状溝部12b2を有している。フランジ部12b1は、中空部材14の中空部14a内を移動可能である。また、フランジ部12b1は、中空部材14の天壁部14bが区画する貫通孔14b1よりも外径が大きく構成されている。そのため、フランジ部12b1が貫通孔14b1を通じて、中空部材14の外方へ抜け落ちることが防止される。したがって、このフランジ部12b1から挿入方向Aに突設されている針部12aについても、貫通孔14b1を通じて、中空部材14の外方へ抜け落ちることが防止されている。
なお、針支持部12bのフランジ部12b1は、後述する中空部材14の爪部14eと当接しないような外径を有している。具体的には、図4に示すように、挿入方向Aと直交する方向におけるフランジ部12b1の最大幅は、中空部材14の側壁部14cの内壁に対向して設けられた爪部14e間の対向距離よりも小さく、フランジ部12b1は、対向して配置された爪部14eの間を、挿入方向A及び抜去方向Bに移動することができる。
[センサハウジング13]
センサハウジング13は、針部材12がセンサ挿入装置20により挿入位置から抜去位置へと移動可能な貫通孔16を区画している。また、センサハウジング13は、針部材12の針部12aに形成された間隙から針部12aの外方に延在する光ファイバ150のため、貫通孔16と連通するガイド路17を区画している。
より具体的に、本実施形態のセンサハウジング13は、外形が円柱状の胴部13aと、この胴部13aの挿入方向A側に一体で形成された円盤状の台部13bと、胴部13aの側壁から径方向外側に突出する円筒状の接続部13cと、を備えている。なお、上述した貫通孔16は、胴部13a及び台部13bにより区画されており、胴部13aの天面(図4における上面)から台部13bの底面(図4における下面)まで貫通している。貫通孔16には、ディスク状の弾性部材が配置される。この弾性部材の材料としては、ブチルゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴム、天然ゴム等の加硫ゴム、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、オレフィン系エラストマー等の熱可塑性エラストマー等が用いられる。この弾性部材により、針部12aを抜去後もセンサハウジング13内が密封されるため、感染を予防することができる。また、上述したガイド路17は、胴部13a及び接続部13cにより区画されており、ガイド路17内を光ファイバ150の湾曲部150c及び基端部150dが延在している。
更に、胴部13aの天面には、中空部材14の挿入方向Aの端部が嵌め込まれる嵌合溝18が形成されている。胴部13aを天面側から見た場合に、この嵌合溝18は四角形状であり、その中央部に貫通孔16が位置している。つまり、嵌合溝18の底壁が、その中央部において、貫通孔16の抜去方向Bの一端開口を区画している。なお、胴部13aを天面側から見た場合の嵌合溝18の形状は、上述した四角形状に限られるものではなく、例えば、円形や四角以外の多角形状であってもよい。
接続部13cは、励起光を発光する及び測定光を受光する処理装置50に接続可能である。接続部13cの先端面は、ガイド路17の一端開口を区画しており、ガイド路17は、この一端開口から接続部13c及び胴部13a内を延在し、貫通孔16に連通している。
[中空部材14]
本実施形態の中空部材14は、外形が略直方体形状であって、図4(a)及び図4(c)に示す状態で針部材12の針部12aを収容する中空部14aを区画している。中空部材14は、図4(a)〜図4(c)に示すように、センサハウジング13の胴部13aの天面に形成された嵌合溝18に対して嵌め込み可能である。また、中空部材14は、嵌合溝18に嵌め込まれた状態から抜去方向Bに移動させることにより、容易に取り外し可能である。
具体的に、本実施形態の中空部材14は、角筒状の側壁部14cと、この側壁部14cの挿入方向Aの一端に位置する底壁部14dと、側壁部14cの抜去方向Bの一端に位置する天壁部14bと、を備えており、側壁部14c、底壁部14d及び天壁部14bにより、中空部14aを区画している。
ここで、中空部材14内の底壁部14d上には、針部材12の針支持部12bにおけるフランジ部12b1が接続可能な接続部材60が配置されている。
接続部材60は、中空部材14の側壁部14cの内壁に沿って、中空部14a内を挿入方向A及び抜去方向Bに移動することができ、その抜去方向B側の天面に、針支持部12bのフランジ部12b1が嵌り込むことが可能な窪み部61を区画している。
図4(a)に示す状態から図4(b)に示す状態に移行する際に(図4(a)の白抜き矢印参照)、針支持部12bのフランジ部12b1が、接続部材60の窪み部61に嵌り込み、針部材12と接続部材60とが接続される。なお、図4に示す例では、窪み部61を区画する内壁に、窪み部61に嵌り込んだフランジ部12b1が窪み部61から抜け出てしまうことを防ぐ係止爪部62が設けられている。
そして、接続部材60は、図4(b)に示す状態から図4(c)に示す状態に移行する際に、針部材12と共に中空部14a内を抜去方向Bに移動する(図4(c)の白抜き矢印参照)。
また、中空部材14は、針部材12が挿入位置から抜去位置へと移動した後に、針部材12が挿入位置へ再移動することを規制するワンウェイロック部を備えている。具体的に、本実施形態の中空部材14における側壁部14cの内面には、中空部14a側に突出するワンウェイロック部としての爪部14eが設けられている。図4(b)、図4(c)に示すように、針部材12が抜去位置まで移動する際に、針部材12の針支持部12bにおけるフランジ部12b1に接続された接続部材60が、爪部14eと摺動し、この爪部14eを乗り越える。その結果、接続部材60の挿入方向A側の面(図4では下面)が爪部14eの係止面14e1(図4では爪部14eの上面)と当接し、針部材12が挿入方向Aへ戻ることが規制される。そして、針部12aの先端が底壁部14dの貫通孔14d1から突出せずに、中空部14a内にとどまった状態が維持される。そのため、図4(c)の状態の交換具10をセンサ挿入装置20から取り外した後に、針部材12及び中空部材14を、センサ11、センサハウジング13及びシート部材15から離間させるように移動させたとしても、針部材12の針部12aは中空部材14の中空部14a内に位置するため、被測定者や医療従事者が、生体内に穿刺及び抜去された針部12aに触れることが抑制される。
なお、上述した針部材12の挿入位置への再移動を規制するため、挿入方向Aと直交する方向における接続部材60の最大幅は、中空部材14の側壁部14cの内壁に対向して設けられた爪部14e間の対向距離よりも大きく構成されている。
また、本実施形態の爪部14eは、側壁部14cのうち対向する2つの壁部の内面に2つ設けられているが、針部12aが針部12aの中心軸線上を移動する際に接続部材60が接続されていないフランジ部12b1の通過を許容するものであって、かつ、接続部材60が接続されたフランジ部12b1が抜去方向Bに移動する際は摺動及び乗り越えを要する配置や個数であればよく、上述の配置や個数に限られるものではない。したがって、爪部14eを、例えば、側壁部14cのうち3つ又は4つの壁部にそれぞれ設ける構成や、1つの壁部のみに設ける構成としてもよい。
底壁部14dは、その中央部に貫通孔14d1を区画しており、中空部材14の底壁部14dをセンサハウジング13の胴部13aの嵌合溝18に嵌め込んだ際には、底壁部14dの貫通孔14d1が、センサハウジング13の貫通孔16と連通する。したがって、中空部材14の底壁部14dを嵌合溝18に嵌め込んだ状態において、針部材12の針部12aを、センサハウジング13の貫通孔16及び底壁部14dの貫通孔14d1を通じて、抜去位置となる中空部14a内へと移動させることができる。嵌合溝18と中空部材14との嵌合力は、針支持部12bを抜去方向に動かすときの摺動力よりも大きい。なお、針部材12を生体外へ抜去可能な抜去位置まで移動させる動作(図4(c)参照)により、針部材12の針支持部12bにおけるフランジ部12b1に接続された接続部材60は、上述した側壁部14cの爪部14eと摺動し、爪部14eを乗り越え、挿入方向Aへの移動が規制される。嵌合溝18と中空部材14との嵌合力は、接続部材60が爪部14eを乗り越えるために必要な抵抗力よりも大きい。
[シート部材15]
シート部材15は、挿入方向A又は抜去方向Bが厚み方向となる薄肉部材であり、その挿入方向Aに位置する面(図4では下面)は、生体表面上に当接した状態で、センサ11及びセンサハウジング13と共に生体側に留置されるものである。
シート部材15の下面には、生体表面に粘着可能な粘着剤が設けられていてもよい。このような構成とすれば、センサ挿入装置20により針部材12を挿入位置まで移動させた際にシート部材15の粘着剤が生体表面と粘着する。そのため、生体側に留置されたセンサ11及びセンサハウジング13が体動等によって動いてしまうことを抑制可能である。シート部材15の粘着面には剥離可能な剥離紙が設けられていてもよい。
<処理装置50>
次に、交換具10のうち、生体側に留置されるセンサ11、センサハウジング13及びシート部材15を用いて行う生体情報の測定について説明する。まず、センサハウジング13の接続部13cに処理装置50を接続する。
上述したように、本実施形態の生体情報処理装置1では、センサ挿入装置20によりセンサ11を生体内に留置する際に、処理装置50を利用する。つまり、処理装置50を生体表面上に配置した状態で、センサ挿入装置20によりセンサ11の生体内への留置を実行するため、センサ11を留置した後にセンサ挿入装置20を生体表面から離間させれば、センサ11の生体外に延在する部分を収容するセンサハウジング13と、処理装置50とが近傍に位置する状態となる。そのため、本実施形態の生体情報処理装置1によれば、上述したセンサハウジング13の接続部13cと処理装置50との接続をより容易に行うことができる。
図5は、処理装置50の内部の構成を簡単に示している。図5に示すように、本実施形態の処理装置50は、センサ11の検出部151に照射する励起光を発生する発光部51と、アナライト量に応じて発生した検出部151の測定光(本実施形態では蛍光)を受光する受光部52を備えた光学検出部53と、この光学検出部53から得られた信号を処理する処理部54と、を備えている。
なお、本発明に係る生体情報処理装置は、上述した実施形態で記載したものに限られるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、本実施形態の第1可動部材21の支持部材21bが移動するレール部23fは線状に延在しており、支持部材21bが挿入方向Aに移動する際の動線と、支持部材21bが抜去方向Bに移動する際の動線とは同じであるが、挿入方向Aに移動する際の動線と、抜去方向Bに移動する際の動線とを異ならせるようなレール部とすることも可能である。図6は、レール部23fの変形例としてのレール部23f´を示す図である。図6は、レール部23f´を、ハウジング23の正面側から見た模式図である。すなわち、図6の示すレール部23f´は、ハウジング23の内壁のうち、ハウジング23の正面側に面する壁面に形成されている。
図6に示すように、レール部23f´は、支持部材21bが抜去方向Bに移動する際に移動方向をガイドする第1ガイド部71と、この第1ガイド部71と連続し、支持部材21bが挿入方向Aに移動する際に移動方向をガイドする第2ガイド部72と、を備えている。このように、支持部材21bが挿入方向Aに移動する際の動線、すなわち、支持部材21bが初期位置に戻る際の動線と、支持部材21bが抜去方向Bに移動する際の動線、すなわち、第1弾性部材22(図2等参照)及び第2弾性部材24(図2等参照)をチャージする際の動線と、を別々にすることにより、保持部材21a(図2等参照)や支持部材21bの形状等に合わせて、支持部材21bの動線を最適化することができる。
より具体的に、図6に示すレール部23f´は、第1ガイド部71の挿入方向Aの端部及び抜去方向Bの端部で、第2ガイド部72と繋がっており、支持部材21bのうちレール部23f´に収容された接続部80は、第1ガイド部71、第2ガイド部72を順に移動する。
図7(a)は、図6に示すレール部23f´において、第1ガイド部71と第2ガイド部72との接続箇所に、支持部材21bが逆戻りせずに一方向に移動するように誘導する誘導部材を配置した構成を示す図である。具体的に、図7(a)は、第1ガイド部71と第2ガイド部72との接続箇所に、誘導部材として回動可能なフラップ73を配置したものである。また図7(b)は、第1ガイド部71と第2ガイド部72との接続箇所で、支持部材21bが逆戻りせずに一方向に移動するように、レール部23f´内に収容される支持部材21bの接続部80の形状を、長軸が挿入方向Aに対して傾斜した楕円柱形状としたものを示している。このように、接続部80の形状を工夫することにより、支持部材21bの逆戻りを抑制することができる。また、図7(c)は、接続部80がレール部23f´としての長溝内で回動するように、接続部80から長溝外に向かって突出する軸部の周囲にバネ部材81を配置したものである。バネ部材81は、接続部80が回動するように接続部80を付勢している(図7(c)の接続部80近傍の矢印参照)。接続部80をレール部23f´内で回動するようにすれば、第1ガイド部71と第2ガイド部72との接続箇所において、一方から他方のガイド部へと支持部材21bを移動し易くすることができる。
また、本実施形態のレール部23fは、ハウジング23の側面側の内壁に形成されているが、この構成に限られるものではなく、図8に示すように、ハウジング23の背面側の内壁にレール部を設ける構成としてもよい。図8(a)は、交換具10が装着されたセンサ挿入装置20と、処理装置50とが離間した状態を示しており、図8(b)は、交換具10が装着されたセンサ挿入装置20における第1弾性部材22及び第2弾性部材24が処理装置50からの力を受けて圧縮された状態、すなわち、エネルギー蓄積状態を示している。なお、図8では、説明の便宜上、支持部材21bを処理装置50に向かって付勢する付勢部材27(図9参照)を省略して描いている。
図8に示すレール部23gは、ハウジング23の背面側の内壁に形成されており、支持部材21bは、このレール部23gに沿って挿入方向A及び抜去方向Bに移動可能である。レール部23gは、上述したレール部23fと同様、支持部材21bを抜去方向Bに向かうにつれて抜去方向Bと直交する方向における保持部材21aとの距離が遠ざかるようにガイドする。レール部23gがハウジング23の背面側の内壁に形成されている点以外は、上述した生体情報処理装置1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
更に、本実施形態の交換具10では、センサ挿入装置20に装着される形態(図4(a)参照)において、センサ11の先端部を構成する検出部151及び光ファイバ150の先端部150bが、外部に露出した状態となっているが、センサ挿入装置20に装着される形態において、センサ11、及び針部材12の針部12aの両方を中空部材14内に収容しておく構成とすることも可能である。
本発明は、生体情報処理装置に関する。
1:生体情報処理装置
10:交換具
11:センサ
12:針部材
12a:針部
12b:針支持部
12b1:フランジ部
12b2:環状溝部
13:センサハウジング
13a:胴部
13b:台部
13c:接続部
14:中空部材
14a:中空部
14b:天壁部
14b1:貫通孔
14c:側壁部
14d:底壁部
14d1:貫通孔
14e:爪部(ワンウェイロック部)
14e1:係止面
15:シート部材
16:貫通孔
17:ガイド路
18:嵌合溝
20:センサ挿入装置
21:第1可動部材(可動部材)
21a:保持部材
21a1:基礎部
21a2:受け部
21b:支持部材
22:第1弾性部材(弾性部材)
22a:発射バネ
23:ハウジング
23a:側壁開口
23b:側壁部
23c:天壁部
23d:開放部
23f、23f´、23g:レール部
24:第2弾性部材
24a:戻しバネ
25:弾性エネルギー可変機構
26:保持機構
27:付勢部材
28:固定部材
28a:ガイド部
28b:支持台部
28b1:底面
28b2:天面
28b3:突起部
28c:移動規制部
29:第1挟持部
30:係止突部
31:第2可動部材
31a:基礎部
31b:受け部
31c:係止爪部
32:第2挟持部
50:処理装置
50a:当接部
51:発光部
52:受光部
53:光学検出部
54:処理部
60:接続部材
61:窪み部
62:係止爪部
71:第1ガイド部
72:第2ガイド部
73:フラップ(誘導部材)
80:接続部
81:バネ部材
150:光ファイバ(導光部材)
150a:光ファイバの直線部
150b:光ファイバの先端部
150c:光ファイバの湾曲部
150d:光ファイバの基端部
151:検出部

Claims (7)

  1. 生体情報を検出可能なセンサと、前記センサと共に生体内に挿入される針部材と、を備える交換具と、
    前記交換具が交換可能に装着され、前記センサ及び前記針部材を生体内に挿入可能なセンサ挿入装置と、
    前記センサ挿入装置により生体内に留置された前記センサから得られる生体情報を処理可能な処理装置と、を備え、
    前記センサ挿入装置は、前記針部材の挿入方向及び抜去方向に移動可能な可動部材と、前記可動部材の移動により変形し、前記センサ及び前記針部材を生体内へ挿入可能な挿入位置まで移動させる弾性エネルギーを蓄積可能な弾性部材と、を備え、
    前記弾性部材は、前記可動部材を前記処理装置に押し付けて前記可動部材を前記抜去方向に移動させることにより、前記弾性エネルギーを蓄積可能であることを特徴とする生体情報処理装置。
  2. 前記センサ挿入装置は、前記可動部材及び前記弾性部材を収容するハウジングを備え、
    前記ハウジングの内壁には、前記可動部材が前記抜去方向に移動する際に前記可動部材の移動方向をガイドするレール部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の生体情報処理装置。
  3. 前記可動部材は、前記交換具を保持する保持部材と、前記処理装置に押し付けられ、前記保持部材を支持した状態で前記抜去方向に移動可能な支持部材と、を備え、
    前記レール部は、前記支持部材を前記抜去方向に向かうにつれて前記抜去方向と直交する方向における前記保持部材との距離が遠ざかるようにガイドし、
    前記支持部材は、前記弾性部材が前記弾性エネルギーを蓄積した状態で前記保持部材と離間し、前記針部材は、前記弾性エネルギーによって前記挿入位置まで移動することを特徴とする、請求項2に記載の生体情報処理装置。
  4. 前記センサ挿入装置は、前記支持部材を前記処理装置に向かって付勢する付勢部材を備えることを特徴とする、請求項2又は3に記載の生体情報処理装置。
  5. 前記支持部材は複数設けられており、
    前記保持部材は、前記複数の支持部材により複数の位置で支持されることを特徴とする、請求項2乃至4のいずれか1つに記載の生体情報処理装置。
  6. 前記レール部は、前記支持部材が前記抜去方向に移動する際に移動方向をガイドする第1ガイド部と、前記第1ガイド部と連続し、前記支持部材が前記挿入方向に移動する際に移動方向をガイドする第2ガイド部と、を備えることを特徴とする、請求項2乃至5のいずれか1つに記載の生体情報処理装置。
  7. 前記弾性部材を第1弾性部材とし、前記弾性エネルギーを第1弾性エネルギーとした場合に、
    前記センサ挿入装置は、前記針部材を前記挿入位置から生体外へ抜去可能な抜去位置まで移動させる第2弾性エネルギーを蓄積可能な第2弾性部材を備え、
    前記第2弾性部材は、前記可動部材を前記処理装置に押し付けて前記抜去方向に移動させることにより、前記第2弾性エネルギーを蓄積可能であることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の生体情報処理装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112294302A (zh) * 2019-08-02 2021-02-02 华广生技股份有限公司 生物传感器的植入装置及其植入方法
CN115868974A (zh) * 2021-09-29 2023-03-31 上海微创生命科技有限公司 医疗设备及医疗辅助装置

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