JP2017133176A - 水栓部品及び水栓部品の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水栓部品の外殻を構成し、第1分割部材46と第2分割部材48に分離可能に設けられるハウジング42を備え、第1分割部材46及び第2分割部材48は、互いにスライドすることにより、スライド方向Xと異なる方向Yに分離可能な分離可能位置と、異なる方向Yに分離不能な分離不能位置との間を相対移動可能に構成される。
【選択図】図8
Description
洗面台100は水栓装置10の設置相手となる機器であり、主に、洗面ボウル102と、洗面ボウル102に対して上側に配置されるキャビネット104とを備える。洗面台100には洗面ボウル102の上方に設置面としてバックガード106が設けられ、水栓装置10はそのバックガード106に設置される。水栓装置10は洗面ボウル102に吐水する吐水装置12を備える。本実施形態の水栓装置10は吐水装置12に主な特徴があるが、先に周辺構造から説明する。
水栓装置10は、吐水装置12と、弁ユニット14と、吐水装置12と弁ユニット14とを接続する給水路16と、吐水装置12の動作状態を操作するためのレバー18(図1も参照)とを備える。また、水栓装置10は、吐水装置12の近傍の被検知物を検知するためのセンサ部材20と、吐水装置12の動作状態を表示するための表示部材22と、吐水装置12や表示部材22の動作を制御する制御ユニット24(制御部)とを備える。水栓装置10は、レバー18を手動操作することで吐水装置12から吐水される手動吐水状態と、制御ユニット24による制御のもとで吐水装置12から吐水される自動吐水状態とを取り得る。
水栓装置10は、バックガード106にビス等により固定され、吐水装置12が着脱可能に取り付けられるベースフレーム32と、ベースフレーム32に取り付けられるとともにベースフレーム32を覆う外装カバー34(図1も参照)とを備える。
吐水装置12は、ベースフレーム32に取り付けられるとともにホース挿通孔36aが形成されるヘッドホルダー36と、ヘッドホルダー36に着脱可能に保持される吐水ヘッド38と、吐水ヘッド38に接続されるとともにホース挿通孔36aに対して出し入れ可能な給水ホース40とを備える。
ハウジング42はヘッドホルダー36の外殻を構成する。ハウジング42は外部に露出して用いられるヘッドホルダー36の外装体を構成しているともいえる。ハウジング42は、ハウジング42を二つに分割した形状をもつ第1分割部材としての下カバー46と、第2分割部材としての上カバー48とを有する。下カバー46と上カバー48のそれぞれは樹脂等を素材とする一体成形品である。
図6、図7に示すように、下カバー46と上カバー48とは互いの内面を上下方向Y(第1方向)に対向して配置される。ハウジング42の下カバー46と上カバー48との間には前後方向Xに沿って延在する筒状断面の空洞部58が形成される。下カバー46及び上カバー48は、詳細は後述するが、前後方向Xに沿って互いにスライド可能に設けられる。以下、前後方向Xから見て上下方向Yと直交する方向を左右方向Z(第2方向)とする。ここでの前後方向X、上下方向Y、左右方向Zはヘッドホルダー36を基準として定まる互いに直交する方向をいい、鉛直軸、水平軸とは無関係に定められる。前後方向Xは、下カバー46に対する上カバー48のスライド方向でもある。
ハウジング42の空洞部58は、ハウジング42のホース挿通部42aより前後方向Xの一方側である前側に突出する形状である。
図7、図9、図10に示すように、ハウジング42は、空洞部58の前面を画定する前壁部58aと、空洞部58の少なくとも上面を画定する上壁部58bと、空洞部58の下面を画定する下壁部58cと、空洞部58の後面を画定する後壁部58dとを有する。前壁部58a及び下壁部58cは下カバー46により構成される。上壁部58b及び後壁部58dは上カバー48により構成される。上壁部58bは下向きに開放する円弧状に形成され、空洞部58の左右両側面も画定している。上壁部58bと下壁部58cとにより前後方向Xに沿って延在する筒状断面が形成される。
図7、図8、図11に示すように、下カバー46の下壁部58cは、上カバー48の一部となるスライド部60をスライド方向Xに沿ってスライドさせるスライドガイド部62を有する。スライドガイド部62は、複数のスライド部60のそれぞれに一対一に対応して複数設けられる。スライドガイド部62は、複数のスライド部60のそれぞれに対応して、下カバー46の左右方向Zの両側部に複数設けられるとともに、前後方向Xに複数設けられることになる。図8では一つのスライドガイド部62の設けられる前後方向Xでの範囲を示す。
図12に示すように、スライドガイド部62のガイド溝62d内にスライド部60が配置されておらず、スライドガイド部62の第1ガイド面62aにスライド部60が接触している場合を考える。この場合、上カバー48は、下カバー46に対して上側に変位しようとすると、スライドガイド部62の第3ガイド面62cとスライド部60とが当接せず、下カバー46から分離可能となる。以下、下カバー46及び上カバー48がスライド方向Xと異なる方向(上下方向Y)に分離可能な位置を分離可能位置という。
まず、分離している下カバー46及び上カバー48を少なくとも上下方向Yに相対移動させることで分離可能位置まで動かす(図12参照)。この後、各カバー46、48をスライド方向Xにスライドさせて分離不能位置まで動かすことで、ハウジング42の組み立てが完了する(図8参照)。これにより、各カバー46、48を分離不能位置から分離可能位置まで動かさない限り、両者を分離できない仮止め状態を簡易に作り出せる。
まず、各カバー46、48をスライド方向Xにスライドさせることで分離不能位置から分離可能位置まで動かす(図12参照)。この後、各カバー46、48を上下方向Yに相対移動させて分離させることで、ハウジング42の分解が完了する。
図8、図11、図13に示すように、下カバー46の後端部には上側に面する箇所に被挟持部46cが設けられる。ベースフレーム32には挿入孔32bに連通するクリップ孔32eが形成され、クリップ孔32eにはクリップ66が差し込まれる。クリップ66は下カバー46の被挟持部46cを挟み込むように配置される一対の弾性腕66aを有する。一対の弾性腕66aは、拡径するように弾性変形した状態であり、復元力により下カバー46の被挟持部46cを挟持する。これにより、クリップ66は下カバー46に着脱可能に取り付けられる。
次に、ヘッドホルダー36の内部部材に関連する構成の詳細を説明する。
図6、図9、図10に示すように、ハウジング42の下カバー46の前壁部58aには第1窓部となるセンサ窓部58gが形成され、上カバー48の上壁部58bには第2窓部となる表示窓部58hが形成される。センサ窓部58gは前後方向Xに貫通する孔である。表示窓部58hは上下方向Yに貫通するとともに前後方向Xに沿って長いスリット孔である。
図7、図14に示すように、センサ部材20は、下カバー46の左右方向Z両側の一対の縦壁部58e間において下壁部58c上に配置され、一対の縦壁部58eに沿って前後方向Xにスライド可能である。また、センサ部材20は、一対の縦壁部58eに沿ってスライドさせることにより、その第1嵌込部20aを下カバー46のセンサ窓部58g内に嵌め込み可能である。よって、下カバー46にセンサ部材20を取り付けるとき、センサ部材20を一対の縦壁部58e間に配置できれば、センサ部材20のスライドによりセンサ窓部58g内に第1嵌込部20aを嵌め込める。
図5、図6、図15に示すように、押さえ部材44は、ハウジング42の下壁部58cの内面との間で第1配線50を挟む押さえ壁部44aを有する。押さえ壁部44aは前後方向X及び左右方向Zに沿って延びる板状をなす。押さえ壁部44aは、表示部材22と対向する上面が平坦に形成される。
図5、図6、図16に示すように、押さえ壁部44aは、ハウジング42の下壁部58cの内面と対向する下面に下壁部58cに向けて突出する複数の第1圧入部44bを有する。複数の第1圧入部44bは、押さえ壁部44aの左右方向Zの両側部において、前後方向Xに間隔を空けて設けられる。
表示部材22は、上カバー48の表示窓部58hに対する第2嵌込部22aの嵌め込みと、上カバー48の第2被圧入部58kに対する第2圧入部22bの圧入とにより、上カバー48に取り付けられる。このとき、詳細は後述するが、表示部材22の第2配線52は上カバー48の第2保持孔56により保持された状態となる。
図5、図18に示すように、押さえ部材44は、表示部材22に対して左右方向Z両側に設けられる一対の位置決め部44eを有する。位置決め部44eは、押さえ部材44の押さえ壁部44aから前寄りの部分から上側に突出する板状をなす。位置決め部44eは、表示部材22との接触により、下カバー46に対して表示部材22や上カバー48を左右方向Zに位置決めする機能をもつ。
ヘッドホルダー36は、ハウジング42の空洞部58の内面との間で第1配線50を挟んだ状態で保持される押さえ部材44を備える。よって、ハウジング42の組み立て時、押さえ部材44によって第1配線50の位置ずれを抑えることで、下カバー46と上カバー48との間での第1配線50の噛み込みを防止できる。
次に、第1保持孔54及び第2保持孔56に関連する構成の詳細を説明する。
図6、図9に示すように、下カバー46の下壁部58cは、ハウジング42の空洞部58を画定する他の壁部(上壁部58b、後壁部58d)よりも後方に延び出る延出部46eを有する。下カバー46の下壁部58cの後部には、延出部46eを含む範囲に、前後方向Xに沿って延びる溝部46fが形成される。
図6、図19に示すように、下カバー46の下壁部58cの溝部46fと上カバー48の後壁部58dとの間には隙間72が形成される。センサ部材20の第1配線50は隙間72を通して空洞部58から外部に引き出される。第1配線50は溝部46fに沿って敷設されるように配置される
図6、図9、図20に示すように、下カバー46の下保持壁部74には前後方向Xに沿って延びる第1保持孔54(以下、下保持孔54という)が形成される。下保持孔54には複数の第1配線50が挿通される。下保持孔54は第1配線50の挿通方向(前後方向X)と交差する上下方向Yの上側に第1開放口54a(以下、下開放口54aという)を有する開断面形状である。下保持孔54は、下開放口54a側に設けられる入口部54bと、入口部54bより奥側に設けられる奥部54cとを有する。入口部54bは矩形状をなし、奥部54cは円形状をなし、下保持孔54は全体として鍵穴状をなす。複数の第1配線50は下保持孔54に挿通されることで、下保持孔54により保持される。
センサ部材20の第1配線50は下保持孔54により保持され、表示部材22の第2配線52は上保持孔56に保持されるため、第1配線50と第2配線52とを分離させた状態に維持できる。よって、ハウジング42の外部での他物体との干渉や、運搬時の振動によって、ハウジング42の外部で各配線50、52が位置ずれしても、ハウジング42の内部での各配線50、52同士の絡まりを防止できる。これにより、各電子部品(センサ部材20、表示部材22)のメンテナンスや交換にあたり、各配線50、52の絡まりをほどく作業をせずに単一の電子部品を取り扱い易くなり、良好な作業性を得られる。
図20に示すように、下保持孔54の入口部54bは左右方向Zに対向する一対のガイド面54dを有する。一対のガイド面54dは、下カバー46及び上カバー48の分離方向となる上下方向Yに沿って平坦に延びるように形成される。上保持壁部76は一対のガイド面54dのそれぞれと左右方向Zに対向する一対の被ガイド面76aを有する。一対の被ガイド面76aも上下方向Yに沿って平坦に延びるように形成される。
実施形態では、請求の範囲に記載の第1分割部材が下カバー46であり、第2分割部材が上カバー48である例を説明した。そして、第1分割部材となる下カバー46にスライドガイド部62が設けられたり、下カバー46がベースフレーム32に取り付けられる例を説明した。これに限られず、第1分割部材が上カバー48であり、第2分割部材が下カバー46であってもよい。つまり、第1分割部材となる上カバー48にスライドガイド部62が設けられたり、上カバー48がベースフレーム32に取り付けられてもよい。また、第1分割部材及び第2分割部材が上下方向Yに対向する下カバー46及び上カバー48である例を説明したが、左右方向Xに対向する左カバー及び右カバーでもよい。つまり、第1分割部材及び第2分割部材は、スライド方向Zを一つの方向軸とする3軸直交系において、他の方向軸(左右方向X、上下方向Y)の何れかに対向していてもよい。
ハウジング42の空洞部58内に配置される第1電子部品の例としてセンサ部材20を説明し、第2電子部品の例として表示部材22を説明した。この電子部品は配線が接続されるものであればよく、これらに特に限定されるものではない。たとえば、第1電子部品、第2電子部品の両方がセンサ部材や表示部材でもよいし、発音素子を内蔵した発音部材等でもよい。また、ハウジング42の空洞部58内には二つの電子部品が配置される例を説明したが、単一の電子部品のみが配置されてもよいし、三つ以上の電子部品が配置されてもよい。
第1保持孔54(下保持孔54)、第2保持孔56(上保持孔56)の形状は、その内側に挿通される第1配線50、第2配線52を保持できる形状であればよく、その具体的な形状は特に限定されない。たとえば、第1保持孔54は第1開放口54aを有する開断面形状である例を説明したが、第1配線50の挿通方向の両側にのみ開口する閉断面形状でもよい。また、第1保持孔54は入口部54bよりも内幅寸法の大きい奥部54cを有する例を説明したが、入口部54bと奥部54cとは同等の内幅寸法であってもよい。第2保持孔56も同様である。
この態様によれば、第1分割部材と第2分割部材との間に配線が噛み込まれた場合、第1分割部材及び第2分割部材を分離可能位置から分離不能位置にスライドさせるときに、配線が抵抗となるため、配線の噛み込みに気づき易くなる。よって、第1分割部材と第2分割部材との間に配線が噛み込まれたまま、ハウジングが誤って組み立てられてしまう事態を防止できる。
この態様によれば、第1分割部材と第2分割部材の間でのスライド方向軸周りのガタつきを抑え易くなり、第1分割部材と第2分割部材との固定度を高められる。
この態様によれば、第1分割部材及び第2分割部材の分離可能位置から分離不能位置までのスライド距離を小さくしつつ、第1分割部材のスライドガイド部と第2分割部材の一部との接触面積を確保し易くなる。よって、第1分割部材及び第2分割部材のスライド距離を短くすることにより組み立て時の作業性を高めつつ、第1分割部材と第2分割部材の接触面積の確保により、第1分割部材と第2分割部材との固定度を高められる。
この態様によれば、第1分割部材をベースに取り付けるだけで、第2分割部材を分離不能位置にロックして、ハウジングを組み立てた状態に保持できる。
Claims (5)
- 第1分割部材と第2分割部材に分離可能に設けられるハウジングを備え、
前記第1分割部材及び前記第2分割部材は、互いにスライドすることにより、スライド方向と異なる方向に分離可能な分離可能位置と、前記異なる方向に分離不能な分離不能位置との間を相対移動可能に構成されることを特徴とする水栓部品。 - 前記第1分割部材と前記第2分割部材との間には空洞部が形成され、
前記空洞部内から引き出される配線が接続され、前記空洞部内に配置される電子部品を備える請求項1に記載の水栓部品。 - 前記第1分割部材と前記第2分割部材とは、互いの内面を第1方向に対向して配置され、
前記第1分割部材は、前記第2分割部材の一部を前記スライド方向に沿ってスライドさせる複数のスライドガイド部を有し、
前記スライド方向から見て前記第1方向と直交する方向を第2方向としたとき、前記複数のスライドガイド部は、前記第1分割部材の第2方向の両側部に設けられる請求項1又は2に記載の水栓部品。 - 前記第1分割部材は、前記第2分割部材の一部を前記スライド方向に沿ってスライドさせるスライドガイド部を有し、
前記スライドガイド部は、前記スライド方向に複数設けられる請求項1から3のいずれかに記載の水栓部品。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の水栓部品と、
前記第1分割部材が着脱可能に取り付けられるベースと、を備え、
前記第2分割部材は、前記ベースに対して前記第1分割部材が取付状態にあるとき、前記分離不能位置からのスライドが他部材との係合によりロックされることを水栓部品の取付構造。
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