JP2017135649A - 色推定プログラム、色推定装置、及び色推定方法 - Google Patents

色推定プログラム、色推定装置、及び色推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】色標を用いて対象物の色を推定する作業を効率化する。【解決手段】コンピュータは、傾斜センサにより検出した撮像装置の傾きに基づいて、撮像装置に対して対象物と対象物に隣接する色標の撮影を指示する(ステップ701)。次に、コンピュータは、撮像装置を用いて撮影した画像から、対象物に対応する対象物画素値と、色標内に配置された基準色の複数の領域に対応する複数の基準色画素値とを抽出する(ステップ702)。そして、コンピュータは、抽出した対象物画素値と複数の基準色画素値とを用いて、対象物の色を推定し(ステップ703)、対象物の色を示す推定結果を出力する(ステップ704)。【選択図】図7

Description

本発明は、色推定プログラム、色推定装置、及び色推定方法に関する。
カメラのような撮像装置により撮影した画像を用いて、物体の色を計測する技術が知られている。例えば、肌の色の計測では、被験者の肌の真の色を推定し、日本人の平均色と比較して色白であるとか、赤味が強いとかの参考情報を提供したり、美白をうたう化粧品の効果を確認したりすることがある。
また、果実の色の計測では、果実の真の色を推定し、果実の色付き加減に基づいて収穫の適否を判断することがある。これにより、熟練作業者でなくても、短い収穫適期において同じ基準で収穫の適否を判断することができ、早摘み又は摘み残しが防止される。
既知の基準色の複数の標示領域を配置した色標を対象物と隣接させて撮影し、撮影した画像から対象物の色を計測する技術も知られている(例えば、特許文献1を参照)。
撮像装置の傾きに基づいて画像処理を行う技術も知られている(例えば、特許文献2及び特許文献3を参照)。入力信号に対応するRGB色空間内の4面体を用いて、入力信号の色補正を行う技術も知られている(例えば、特許文献4及び特許文献5を参照)。
特開2013−195243号公報 特開2003−244528号公報 特開2007−300348号公報 特開平3−13066号公報 特開平5−328113号公報
特許文献1の色計測方法では、色標上の同じ基準色の2つの領域間における画素値の差が大きい撮影条件では、それらの画素値を用いて対象物の色を推定すると、推定精度が低下することが多い。しかし、領域間における画素値の差が大きい場合に撮影条件を変更して再撮影を行うと、撮影回数が増加して作業効率が低下する。
なお、かかる問題は、特許文献1の色標を用いる場合に限らず、基準色の複数の領域が配置された他の色標を用いる場合においても生ずるものである。
1つの側面において、本発明は、色標を用いて対象物の色を推定する作業を効率化することを目的とする。
1つの案では、色推定プログラムは、以下の処理をコンピュータに実行させる。
(1)コンピュータは、傾斜センサにより検出した撮像装置の傾きに基づいて、撮像装置に対して対象物と対象物に隣接する色標の撮影を指示する。
(2)コンピュータは、撮像装置を用いて撮影した画像から、対象物に対応する対象物画素値と、色標内に配置された基準色の複数の領域に対応する複数の基準色画素値とを抽出する。
(3)コンピュータは、抽出した対象物画素値と複数の基準色画素値とを用いて、対象物の色を推定する。
(4)コンピュータは、対象物の色を示す推定結果を出力する。
1つの実施形態によれば、色標を用いて対象物の色を推定する作業を効率化することができる。
色標を示す図である。 画素値の変化を示す図である。 画素値が線形に変化する場合を示す図である。 白飛びが発生した画像における画素値の変化を示す図である。 カメラの傾きと白飛びとの関係を示す図である。 色推定装置の機能的構成図である。 色推定処理のフローチャートである。 色推定装置の具体例を示す機能的構成図である。 色推定装置の傾きと撮影可否との関係を示す図である。 色推定処理の具体例を示すフローチャートである。 色推定装置の傾きを示す図である。 点光源の場合の基準面を示す図である。 面光源の場合の基準面を示す図である。 判定テーブルを示す図である。 色補正処理のフローチャートである。 光源の方向を用いる色推定装置の機能的構成図である。 太陽位置テーブルを示す図である。 光源の方向を用いる色推定処理のフローチャートである。 点光源又は面光源を示す光源情報を用いる色推定処理のフローチャートである。 天候情報を用いる色推定処理のフローチャートである。 情報処理装置の構成図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
図1は、特許文献1の色計測方法で用いられる色標の例を示している。図1の色標は、対象物が配置される貫通孔101を有し、色標の表面には、白色の標示領域であるWh1〜Wh4と、他の色の標示領域であるC11〜C14、C21〜C24、C31〜C34、及びC41〜C44とが配置されている。C11〜C14は基準色C1の標示領域であり、C21〜C24は基準色C2の標示領域であり、C31〜C34は基準色C3の標示領域であり、C41〜C44は基準色C4の標示領域である。
白色及びC1〜C4の各基準色の4個の標示領域は、貫通孔101の中心に関して点対称に配置され、そのうち2個の標示領域の組は、中心からの距離が同じで、かつ、中心を挟んで互いに向かい合う位置に配置される。例えば、基準色C1の標示領域C11及び標示領域C13は一方の組に対応し、標示領域C12及び標示領域C14は他方の組に対応する。
このような基準色の配置によれば、撮影した画像内におけるWh1〜Wh4の画素値の相加平均等を用いて、貫通孔101の位置における仮想的な白色が求められ、仮想的な白色を用いてホワイトバランスの補正量が求められる。また、他の基準色C1〜C4についても、4個の標示領域の画素値の相加平均等を用いて、貫通孔101の位置における仮想的な基準色(仮想基準色)が求められる。そして、ホワイトバランスの補正量と仮想基準色とを用いて対象物の画素値を補正することで、対象物の色を推定することができる。以下では、色標をカラーフレームと記すことがある。
図1の色標を用いた色計測方法は簡便であるが、撮影条件によっては、必ずしも正しい仮想基準色が求められるとは限らない。例えば、単純な相加平均によって仮想基準色を求めると、誤差が大きくなることがある。
図2は、画像内における画素値の変化の例を示している。この例では、対象物201を挟んで、対象物201に隣接する位置に、色標上の同じ色の領域A及び領域Bが配置されている。図2のグラフの横軸は、領域Aと領域Bとを結ぶ方向の位置Xを表し、縦軸は、RGB色空間における画素値Rを表す。
領域Aの中心位置X1におけるRと、領域Bの中心位置X2におけるRとの差が小さく、X1とX2を結ぶ直線上において、Rが折れ線211のように変化する場合、対象物201の位置では、折れ線211と線形平均を表す破線221との距離は小さい。このため、対象物201の位置における仮想的なRとして破線221が示すRを採用しても、誤差は小さくなる。
一方、X1におけるRとX2におけるRとの差が大きく、X1とX2を結ぶ直線上において、Rが折れ線212のように変化する場合、対象物201の位置では、折れ線212と線形平均を表す破線222との距離が大きくなる。このため、対象物201の位置における仮想的なRとして破線222が示すRを採用すると、誤差が大きくなる。RGB色空間における画素値G及び画素値Bについても、同様の傾向が観察される。
このように、色標上の同じ基準色の2つの領域間における画素値の差が大きい撮影条件では、単純な相加平均によって仮想基準色を求めると、誤差が増大する。そこで、このような場合には、カメラの向きを変えて再撮影するように、ユーザを誘導することが考えられる。
しかし、図2に示した例とは異なり、2つの領域間における画素値の差が大きくても、それらの領域間で画素値が線形に変化する場合は、相加平均によって仮想基準色を求めたとしても、誤差はほとんど発生しない。2つの領域間で画素値が線形に変化するのは、逆光等の撮影条件によって撮影範囲が影に入り、影の濃さがグラデーション状に変化する場合である。
図3は、2つの領域間で画素値が線形に変化する場合の例を示している。対象物201は、カラーフレーム303上の領域A及び領域Bの間に位置し、光源である太陽301に対して、対象物201、領域A、及び領域Bが影に入っている。この状態で、スマートフォン302に搭載されたカメラにより、カラーフレーム303を斜め下から撮影すると、領域Aと領域Bの間における画素値の差が大きく、かつ、それらの領域間で画素値が線形に変化する画像が撮影される。
この場合、領域Aと領域Bの間における画素値の差に基づいて誤差を判定すると、誤差が大きいと判定されて、再撮影が促される可能性が高くなる。このように、領域Aと領域Bの間で画素値が線形に変化する撮影条件では、実際には誤差が小さいにもかかわらず、必要以上に再撮影が促されるという問題がある。そこで、不要な再撮影を削減するため、発明者は、撮影条件による画像の品質について、次の点に着目した。
(1)領域Aにおける画素値と領域Bにおける画素値の平均値と、それらの領域間の位置における実際の画素値との差が大きい場合、光源の写り込みによる白飛びが発生している可能性が高い。白飛びが発生している場合は、再撮影を行うことが望ましい。
(2)白飛びは、対象物の光源側の表面で発生する。
図4は、白飛びが発生した画像における画素値の変化の例を示している。領域A及び領域Bが太陽301の方向を向いている場合、領域A上で反射光401が発生し、領域B上で反射光402が発生する。この状態で、太陽301と同じ側からスマートフォン302により対象物201、領域A、及び領域Bを撮影した場合、画像内における輝度値は、折れ線411のように変化する。領域Bの位置では、反射光402によって白飛びが発生し、輝度値が急激に増加している。このため、対象物201の位置では、折れ線411と線形平均を表す破線421との距離が大きくなる。
図5は、カメラの傾きと白飛びとの関係の例を示している。対象物201上において、光源である太陽301と同じ側の表面は、特定の方向から光が当たることが多い。このため、矢印501の向きから撮影すると、白飛びが発生しやすい。一方、太陽301とは反対側の表面(裏面)は影に入っており、乱反射した光が様々な方向から当たるため、矢印502の向きから撮影すると、白飛びは発生しない。
なお、屋外における光源は、主として太陽301であり、対象物201の上方に位置する。また、屋内における照明器等の光源も、対象物201の上方に位置することが多い。
以上の点に着目した結果、発明者は、カメラの傾きに基づいて光源の写り込みリスクを判定し、写り込みリスクが小さい場合にのみ撮影を許可することで、不要な再撮影を削減できることに気が付いた。具体的には、カメラの傾きが、光源からの光量が所定値よりも大きな対象物の表面を撮影する傾きである場合、写り込みリスクが大きいと判定することができる。また、カメラの傾きが、光源からの光量が所定値以下の対象物の表面を撮影する傾きである場合、写り込みリスクが小さいと判定することができる。
図6は、実施形態の色推定装置の機能的構成例を示している。色推定装置601は、指示部611、推定部612、及び出力部613を含む。指示部611は、撮像装置に対して対象物と色標の撮影を指示し、推定部612は、撮影された画像から対象物の色を推定し、出力部613は、推定結果を出力する。
図7は、図6の色推定装置601が行う色推定処理の例を示すフローチャートである。まず、指示部611は、傾斜センサにより検出した撮像装置の傾きに基づいて、撮像装置に対して対象物と対象物に隣接する色標の撮影を指示する(ステップ701)。
次に、推定部612は、撮像装置を用いて撮影した画像から、対象物に対応する対象物画素値と、色標内に配置された基準色の複数の領域に対応する複数の基準色画素値とを抽出する(ステップ702)。そして、推定部612は、抽出した対象物画素値と複数の基準色画素値とを用いて、対象物の色を推定し(ステップ703)、出力部613は、対象物の色を示す推定結果を出力する(ステップ704)。
図6の色推定装置601によれば、色標を用いて対象物の色を推定する作業を効率化することができる。
図8は、図6の色推定装置601の具体例を示している。図8の色推定装置601は、指示部611、推定部612、記憶部801、傾斜センサ802、撮像装置803、表示部804、及び通信部805を含む。色推定装置601は、例えば、スマートフォン等の携帯端末であってもよい。
傾斜センサ802は、例えば、ジャイロセンサ又は磁気センサを含み、色推定装置601の傾きを検出して、検出した傾きを撮像装置803の傾きとして指示部611へ出力する。さらに、傾斜センサ802は、色推定装置601が静止しているか否かを検出する加速度センサを含み、色推定装置601が静止している場合に、ジャイロセンサ又は磁気センサによって色推定装置601の傾きを検出してもよい。撮像装置803は、指示部611からの指示に基づいて、対象物と色標を撮影し、対象物と色標を含む画像を生成して、推定部612へ出力する。
記憶部801は、撮像装置803の傾きに対する所定の条件を記述する判定テーブル811を記憶する。指示部611は、判定テーブル811を参照し、撮像装置803の傾きが所定の条件を満たす場合、撮像装置803の傾きが、光源からの光量が所定値以下の対象物の表面を撮影する傾きであると判定し、対象物と色標の撮影を行うと決定する。一方、撮像装置803の傾きがその条件を満たさない場合、指示部611は、撮像装置803の傾きが、光源からの光量が所定値よりも大きな対象物の表面を撮影する傾きであると判定し、対象物と色標の撮影を行わないと決定する。
推定部612は、撮像装置803が生成した画像から対象物画素値と複数の基準色画素値とを抽出し、抽出した画素値を用いて対象物の色を推定して、推定結果812を記憶部801に格納する。表示部804は、図6の出力部613に対応し、推定結果812を画面上に表示する。通信部805は、通信ネットワークを介してサーバ等の装置と通信する。
図9は、図8の色推定装置601の傾きと撮影可否との関係の例を示している。貫通孔を有するカラーフレーム902を対象物901の表面に置いて、色推定装置601の撮像装置803により撮影を行う際、傾斜センサ802は、色推定装置601の傾きを検出する。例えば、水平面に対する色推定装置601の傾きを仰角及び俯角を用いて表す場合、対象物901を上から見下ろす向きの傾きは仰角(正の値)となり、対象物901を下から見上げる向きの傾きは俯角(負の値)となる。
傾きが仰角である場合、白飛びのような不均等な色彩成分が写る可能性が高いため、指示部611は、撮影を禁止するか、又は対象物901の色の推定精度が低下することを示す警告を出力する。一方、傾きが俯角である場合、不均等な色彩成分が写る可能性が低いため、指示部611は、撮影を許可する。
このように、傾斜センサ802が検出した傾きに基づいて撮影可否を決定することで、推定精度が低下する撮影条件での撮影を防止することができる。これにより、不要な撮影が削減されるとともに、推定精度が向上する撮影条件で撮影された画像に基づいて、高精度な推定結果812が提供される。
図10は、図8の色推定装置601が行う色推定処理の具体例を示すフローチャートである。まず、色推定装置601は、ユーザからの指示に基づいて、撮影準備処理を行う(ステップ1001)。撮影準備処理では、例えば、色補正処理を行うアプリケーションプログラムの起動処理、撮像装置803の起動処理等が行われる。
次に、ユーザが撮像装置803の撮影ボタンを軽く押して半押し状態にし(ステップ1002)、傾斜センサ802が色推定装置601の傾きを検出する(ステップ1003)。
図11は、色推定装置601の傾きの例を示している。この例では、色推定装置601の傾きが、基準面1101に対する色推定装置601のピッチ角α、ロール角β、及びヨー角γにより表される。基準面1101に対するピッチ角αが正の場合は仰角となり、ピッチ角αが負の場合は俯角となる。
図12は、光源が点光源である場合の基準面の例を示している。例えば、晴天のときの太陽、照明器の電球、蛍光灯等が点光源に該当する。この場合、点光源1201と対象物901とを結ぶ直線1202と垂直に交差し、かつ、点光源1201と同じ側で対象物901と接する平面を、基準面1101として用いることができる。
図13は、光源が面光源である場合の基準面の例を示している。例えば、曇天、ルーバ照明器等が面光源に該当する。この場合、対象物901に最も近い面光源1301上の点と対象物901とを結ぶ直線1302と垂直に交差し、かつ、面光源1301と同じ側で対象物901と接する平面を、基準面1101として用いることができる。
なお、光源が点光源であるか面光源であるかにかかわらず、水平面を基準面1101として用いてもよい。
図14は、判定テーブル811の例を示している。撮影範囲は、撮影が許可される傾きの範囲を表し、警告範囲は、推定精度低下の警告が出力される傾きの範囲を表し、撮影禁止範囲は、撮影が禁止される傾きの範囲を表す。α1及びα2は、ピッチ角αの閾値であり、β1及びβ2は、ロール角βの閾値であり、γ1及びγ2は、ヨー角γの閾値である。|β|は、ロール角βの絶対値を表し、|γ|は、ヨー角γの絶対値を表す。
α1は、例えば、−20度〜20度の範囲の角度であり、好ましくは0度である。α2は、α1よりも大きな角度であり、α1が0度である場合、α2は20度であってもよい。β1は、例えば、0度〜30度の範囲の角度であり、10度であってもよい。β2は、β1よりも大きな角度であり、β1が10度である場合、β2は30度であってもよい。γ1は、例えば、0度〜30度の範囲の角度であり、10度であってもよい。γ2は、γ1よりも大きな角度であり、γ1が10度である場合、γ2は30度であってもよい。
指示部611は、傾斜センサ802が検出した色推定装置601の傾きから、色推定装置601のピッチ角α、ロール角β、及びヨー角γを求める。そして、指示部611は、判定テーブル811を参照して、ピッチ角α、ロール角β、及びヨー角γが撮影範囲、警告範囲、又は撮影禁止範囲のいずれに属するかをチェックする。
例えば、傾斜センサ802が水平面に対する色推定装置601の傾きを検出する場合、ユーザは、水平面と基準面との間の角度を色推定装置601に入力してもよい。この場合、指示部611は、入力された水平面と基準面との間の角度と、傾斜センサ802が検出した水平面に対する色推定装置601の傾きとから、ピッチ角α、ロール角β、及びヨー角γを求めることができる。
まず、指示部611は、ピッチ角αをα2と比較し(ステップ1004)、αがα2以上である場合(ステップ1004,No)、傾きが撮影禁止範囲に属するため、撮影を許可しない。この場合、撮影ボタンを押し続けても画像が撮影されないため、ユーザは、色推定装置601の傾きを変更し、色推定装置601は、ステップ1002以降の処理を繰り返す。
一方、αがα2よりも小さい場合(ステップ1004,Yes)、指示部611は、αをα1と比較する(ステップ1005)。そして、αがα1よりも大きい場合(ステップ1005,No)、傾きが警告範囲に属するため、指示部611は、警告表示を表示部804に指示し、表示部804は、警告を画面上に表示する(ステップ1006)。
ユーザは、表示された警告に基づき、撮影を中止するか又は撮影を続行するかを決定し、指示を入力する。指示部611は、ユーザが入力した指示をチェックし(ステップ1007)、指示が撮影中止である場合(ステップ1007,Yes)、撮影を許可しない。この場合、ユーザは、色推定装置601の傾きを変更し、色推定装置601は、ステップ1002以降の処理を繰り返す。
αがα1以下である場合(ステップ1005,Yes)、又は指示が撮影続行である場合(ステップ1007,No)、指示部611は、ロール角βをβ2と比較する(ステップ1008)。そして、βがβ2以上である場合(ステップ1008,No)、傾きが撮影禁止範囲に属するため、指示部611は、撮影を許可しない。この場合、ユーザは、色推定装置601の傾きを変更し、色推定装置601は、ステップ1002以降の処理を繰り返す。
一方、βがβ2よりも小さい場合(ステップ1008,Yes)、指示部611は、βをβ1と比較する(ステップ1009)。そして、βがβ1よりも大きい場合(ステップ1009,No)、傾きが警告範囲に属するため、指示部611は、警告表示を表示部804に指示し、表示部804は、警告を画面上に表示する(ステップ1010)。
ユーザは、撮影中止又は撮影続行の指示を入力する。指示部611は、ユーザが入力した指示をチェックし(ステップ1011)、指示が撮影中止である場合(ステップ1011,Yes)、撮影を許可しない。この場合、ユーザは、色推定装置601の傾きを変更し、色推定装置601は、ステップ1002以降の処理を繰り返す。
βがβ1以下である場合(ステップ1009,Yes)、又は指示が撮影続行である場合(ステップ1011,No)、指示部611は、ヨー角γをγ2と比較する(ステップ1012)。そして、γがγ2以上である場合(ステップ1012,No)、傾きが撮影禁止範囲に属するため、指示部611は、撮影を許可しない。この場合、ユーザは、色推定装置601の傾きを変更し、色推定装置601は、ステップ1002以降の処理を繰り返す。
一方、γがγ2よりも小さい場合(ステップ1012,Yes)、指示部611は、γをγ1と比較する(ステップ1013)。そして、γがγ1よりも大きい場合(ステップ1013,No)、傾きが警告範囲に属するため、指示部611は、警告表示を表示部804に指示し、表示部804は、警告を画面上に表示する(ステップ1014)。
ユーザは、撮影中止又は撮影続行の指示を入力する。指示部611は、ユーザが入力した指示をチェックし(ステップ1015)、指示が撮影中止である場合(ステップ1015,Yes)、撮影を許可しない。この場合、ユーザは、色推定装置601の傾きを変更し、色推定装置601は、ステップ1002以降の処理を繰り返す。
γがγ1以下である場合(ステップ1013,Yes)、又は指示が撮影続行である場合(ステップ1015,No)、指示部611は、撮影を許可し、ユーザが撮影ボタンを押す操作に応じて、撮像装置803に対して撮影を指示する(ステップ1016)。
撮像装置803は、対象物901とカラーフレーム902を含む画像を生成して、推定部612へ出力する。推定部612は、撮像装置803が生成した画像に対する色補正処理を行って、対象物901の色を推定し、推定結果812を記憶部801に格納する(ステップ1017)。そして、表示部804は、推定結果812を画面上に表示する(ステップ1018)。
図15は、図10のステップ1017における色補正処理の例を示すフローチャートである。この色補正処理では、例えば、特許文献1の色計測方法が用いられる。
まず、推定部612は、撮影された画像からカラーフレーム902の領域を抽出し(ステップ1501)、カラーフレーム902の領域から、各基準色の領域と対象物901の領域とを抽出する(ステップ1502)。
次に、推定部612は、抽出した各領域のRGB値を計算し(ステップ1503)、各基準色の複数の領域のRGB値を用いて、対象物901の位置における仮想基準色を計算する(ステップ1504)。
次に、推定部612は、対象物901の位置におけるホワイトバランスの補正量を計算し、その補正量を用いてホワイトバランス処理を行う(ステップ1505)。ホワイトバランス処理では、白色以外の仮想基準色のRGB値と対象物901のRGB値に対して、ホワイトバランスの補正量が乗算される。
次に、推定部612は、ホワイトバランス処理が施された仮想基準色のRGB値を用いて、白色以外の各基準色の変化量を計算する(ステップ1506)。ある基準色の変化量は、対応する仮想基準色のRGB値と、基準色のマスタデータに登録されたRGB値との差分に対応する。
次に、推定部612は、各基準色の変化量を用いて、ホワイトバランス処理が施された対象物901のRGB値を補正することで、対象物の色を表すRGB値を計算する(ステップ1507)。このとき、推定部612は、RGB色空間において、仮想基準色のRGB値と対象物901のRGB値との距離が近い基準色ほど、その変化量の重みが大きくなるような重み付けを用いて、対象物901のRGB値を補正する。
図10の色推定処理によれば、色推定装置601の傾きが低い推定精度の撮影条件に対応する場合、撮影を中止して色推定装置601の傾きを変更することが可能になる。したがって、不要な撮影が削減され、高精度な推定結果812を得ることができる。
推定部612は、ステップ1504〜ステップ1507の処理の代わりに、特許文献4又は特許文献5のような色補正処理を行ってもよく、RGB値の代わりに、色差信号等の他の画素値を用いて、色補正処理を行ってもよい。
なお、ピッチ角α、ロール角β、及びヨー角γのうち、ロール角β及びヨー角γに起因して白飛びが発生する可能性は、ピッチ角αに起因して白飛びが発生する可能性よりも低いと考えられる。このため、図10のステップ1008〜ステップ1015の処理は省略してもよい。
図16は、光源の方向に基づいて撮影可否を決定する色推定装置の機能的構成例を示している。図16の色推定装置601は、図8の色推定装置601に、Global Positioning System(GPS)受信機1601を追加した構成を有する。図16の記憶部801は、判定テーブル811の代わりに、太陽位置テーブル1611を記憶する。
GPS受信機1601は、衛星から送信される電波を受信して、色推定装置601の位置を示す位置情報を取得し、指示部611へ出力する。指示部611は、太陽位置テーブル1611を参照して、色推定装置601の位置情報と、撮影が行われる日時を示す日時情報とから太陽の方向を求める。また、指示部611は、色推定装置601の傾きと撮像装置803の画角とに基づいて、撮影される角度範囲を求める。
撮影される角度範囲に太陽の方向が含まれる場合、図5の矢印502の向きからの撮影に対応し、白飛びが発生する可能性は低い。一方、撮影される角度範囲に太陽の方向が含まれない場合、矢印501の向きからの撮影に対応する可能性があり、白飛びが発生する可能性が高いと考えられる。
そこで、指示部611は、撮影される角度範囲に太陽の方向が含まれる場合、光源からの光量が所定値以下の対象物の表面を撮影する傾きであると判定し、撮影を許可する。一方、撮影される角度範囲に太陽の方向が含まれない場合、指示部611は、撮像装置803の傾きが、光源からの光量が所定値よりも大きな対象物の表面を撮影する傾きであると判定し、撮影を許可しない。
図17は、図16の太陽位置テーブル1611の例を示している。図17の太陽位置テーブル1611において、位置は、色推定装置601の位置を表す。この例では、大阪、兵庫、岡山等の都道府県名と、各都道府県の緯度及び経度が登録されている。日時は、撮影が行われる日時を表す。この例では、15分間隔で日時が登録されている。
太陽の方位は、各位置における日時毎の太陽の方位を表し、太陽の高度は、各位置における日時毎の太陽の高度を表す。撮影位置における撮影日時の太陽の方位及び高度から、撮影時の太陽の方向を特定することができる。
図18は、図16の色推定装置601が行う色推定処理の例を示すフローチャートである。まず、色推定装置601は、ユーザからの指示に基づいて、撮影準備処理を行う(ステップ1801)。このとき、ユーザは、光源が移動光源であるか否かを示す光源情報を、色推定装置601に入力する。移動光源は、晴天のときの太陽を表し、曇天のときの太陽は、移動光源には該当しない。また、屋内の照明器も移動光源には該当しない。
指示部611は、入力された光源情報をチェックし(ステップ1802)、光源情報が移動光源を示している場合(ステップ1802,Yes)、ステップ1803〜ステップ1808の移動光源処理を行う。
まず、指示部611は、GPS受信機1601が出力する位置情報を取得し(ステップ1803)、太陽位置テーブル1611を参照して、位置情報が示す位置と現在の日時とに対応する太陽の方位及び高度から太陽の方向を求める(ステップ1804)。このとき、指示部611は、太陽位置テーブル1611に登録されている日時のうち、現在時刻に最も近い日時の太陽の方位及び高度を用いて、太陽の方向を求める。
次に、ユーザが撮像装置803の撮影ボタンを軽く押して半押し状態にする(ステップ1805)。そして、指示部611は、傾斜センサ802が出力する色推定装置601の傾きを取得し、その傾きと撮像装置803の画角から、撮影される角度範囲を求める(ステップ1806)。例えば、指示部611は、色推定装置601の傾きから撮像装置803の光軸の方向を計算し、その光軸を中心線とする画角の範囲を角度範囲として計算する。
次に、指示部611は、求めた角度範囲に太陽の方向が含まれるか否かをチェックする(ステップ1807)。角度範囲に太陽の方向が含まれない場合(ステップ1807,No)、指示部611は、太陽の方向が変化したか否かをチェックする(ステップ1808)。
例えば、ステップ1804で太陽の方向を求めてから一定時間が経過し、太陽位置テーブル1611において、現在時刻に最も近い日時が変化している場合、太陽の方向が変化したと判定される。一方、現在時刻に最も近い日時が変化していない場合、太陽の方向は変化していないと判定される。
太陽の方向が変化していない場合(ステップ1808,No)、ユーザは、色推定装置601の傾きを変更し、色推定装置601は、ステップ1805以降の処理を繰り返す。一方、太陽の方向が変化した場合(ステップ1808,Yes)、色推定装置601は、ステップ1804以降の処理を繰り返す。
そして、角度範囲に太陽の方向が含まれる場合(ステップ1807,Yes)、指示部611は、撮影を許可し、色推定装置601は、ステップ1809〜ステップ1811の処理を行う。ステップ1809〜ステップ1811の処理は、図10のステップ1016〜ステップ1018の処理と同様である。
光源情報が移動光源を示していない場合(ステップ1802,No)、指示部611は、ステップ1812〜ステップ1815の固定光源処理を行う。
まず、指示部611は、対象物901の上方の所定範囲に光源が存在すると仮定して、光源の方向を求める(ステップ1812)。この場合、光源は、曇天のような屋外の面光源、屋内の面光源、屋内の点光源等に対応する。
所定範囲としては、例えば、対象物901の表面上の点を頂点として上方に広がる、逆さまの円錐を用いることができる。円錐の断面を表す二等辺三角形の頂角は、例えば、10度〜50度の範囲であり、30度であってもよい。この場合、指示部611は、円錐の底面全体を光源とみなして、色推定装置601から見た底面の方向を光源の方向に決定する。
次に、色推定装置601は、ステップ1813以降の処理を行う。ステップ1813及びステップ1814の処理は、ステップ1805及びステップ1806の処理と同様である。
次に、指示部611は、求めた角度範囲に光源の方向が含まれるか否かをチェックする(ステップ1815)。角度範囲に光源の方向が含まれない場合(ステップ1815,No)、ユーザは、色推定装置601の傾きを変更し、色推定装置601は、ステップ1813以降の処理を繰り返す。
そして、角度範囲に光源の方向が含まれる場合(ステップ1815,Yes)、指示部611は、撮影を許可し、色推定装置601は、ステップ1809以降の処理を行う。
このような色推定処理によれば、撮影時の太陽の方向と色推定装置601の傾きとの関係に応じて動的に推定精度を判定し、撮影可否を決定することが可能になる。したがって、推定結果812の精度がさらに向上する。
なお、ステップ1803において、指示部611は、GPS受信機1601から位置情報を取得する代わりに、ユーザが入力した位置情報を用いてもよい。この場合、ユーザは、現在位置に対応する都道府県名を色推定装置601に入力し、指示部611は、その都道府県名に対応する太陽位置テーブル1611のエントリから、太陽の方位及び高度を取得する。
ステップ1804において、指示部611は、太陽位置テーブル1611を参照する代わりに、色推定装置601の位置情報と現在の日時とから太陽の方向を計算してもよい。
図19は、移動光源であるか否かを示す光源情報の代わりに、点光源又は面光源のいずれかを示す光源情報を用いる色推定処理の例を示すフローチャートである。まず、色推定装置601は、ユーザからの指示に基づいて、撮影準備処理を行う(ステップ1901)。このとき、ユーザは、光源が点光源又は面光源のいずれであるかを示す光源情報を、色推定装置601に入力する。
ユーザは、例えば、光源が晴天のときの太陽、照明器の電球、蛍光灯等である場合、点光源を示す光源情報を入力し、光源が曇天、ルーバ照明器等である場合、面光源を示す光源情報を入力する。
指示部611は、入力された光源情報をチェックし(ステップ1902)、光源情報が点光源を示している場合(ステップ1902,Yes)、ユーザに対して撮影種別を問い合わせる(ステップ1903)。ユーザは、屋外撮影又は屋内撮影のいずれかを示す撮影種別を、色推定装置601に入力する。
指示部611は、入力された撮影種別をチェックし(ステップ1904)、撮影種別が屋外撮影を示している場合(ステップ1904,Yes)、図18のステップ1803〜ステップ1808と同様の移動光源処理を行う(ステップ1905)。一方、撮影種別が屋内撮影を示している場合(ステップ1904,No)、図18のステップ1812〜ステップ1815と同様の固定光源処理を行う(ステップ1909)。
そして、指示部611が撮影を許可した場合、色推定装置601は、ステップ1906〜ステップ1908の処理を行う。ステップ1906〜ステップ1908の処理は、図10のステップ1016〜ステップ1018の処理と同様である。
このような色推定処理によれば、ユーザは、点光源又は面光源のいずれかを明示的に指定して、色推定処理を行うことが可能になる。
図20は、点光源又は面光源のいずれかを示す光源情報の代わりに、現在の天候を示す天候情報を用いる色推定処理の例を示すフローチャートである。まず、色推定装置601は、ユーザからの指示に基づいて、撮影準備処理を行う(ステップ2001)。
次に、ユーザは、現在の天候を示す天候情報を、色推定装置601に入力する(ステップ2002)。指示部611は、入力された天候情報が点光源又は面光源のいずれに対応するかをチェックする(ステップ2003)。天候情報が晴天を示している場合、点光源に対応すると判定され、天候情報が曇天を示している場合、面光源に対応すると判定される。
天候情報が点光源に対応する場合(ステップ2003,Yes)、指示部611は、ステップ2004〜ステップ2006の処理を行う。ステップ2004〜ステップ2006の処理は、図19のステップ1903〜ステップ1905の処理と同様である。
一方、天候情報が面光源に対応する場合(ステップ2003,No)、指示部611は、ステップ2010の処理を行う。ステップ2010の処理は、図19のステップ1909の処理と同様である。
そして、指示部611が撮影を許可した場合、色推定装置601は、ステップ2007〜ステップ2009の処理を行う。ステップ2007〜ステップ2009の処理は、図10のステップ1016〜ステップ1018の処理と同様である。
このような色推定処理によれば、ユーザは、点光源又は面光源のいずれかを明示的に指定することなく、天候情報を入力するだけで、色推定処理を行うことが可能になる。
なお、ステップ2002において、指示部611は、ユーザが入力した天候情報を用いる代わりに、インターネットから取得した天候情報を用いてもよい。この場合、通信部805は、インターネットから天候情報を取得して指示部611へ出力し、指示部611は、その天候情報が点光源又は面光源のいずれに対応するかをチェックする。
図6、図8、及び図16の色推定装置601の構成は一例に過ぎず、色推定装置601の用途又は条件に応じて、一部の構成要素を省略又は変更してもよい。例えば、図8及び図16の傾斜センサ802及び撮像装置803が色推定装置601の外部に設けられる場合は、傾斜センサ802及び撮像装置803を省略することができる。色推定装置601が通信ネットワークに接続されない場合は、図8及び図16の通信部805を省略することができる。
図7、図10、図15、及び図18〜図20のフローチャートは一例に過ぎず、色推定装置601の構成又は条件に応じて一部の処理を省略又は変更してもよい。例えば、図10の色推定処理において、ロール角β及びヨー角γを撮影可否の判定に用いない場合は、ステップ1008〜ステップ1015の処理を省略することができる。推定精度低下の警告を出力することなく、警告範囲における撮影を許可する場合は、ステップ1005〜ステップ1007、ステップ1009〜ステップ1011、及びステップ1013〜ステップ1015の処理を省略することができる。
図18の色推定処理において、ステップ1808の処理を省略してもよい。この場合、指示部611は、太陽の方向が変化したか否かにかかわらず、ステップ1804において太陽の方向を再度求める。
図1〜図4及び図9の色標は一例に過ぎず、色推定装置601の構成又は条件に応じて、別の色標を用いてもよい。図12及び図13の基準面1101は一例に過ぎず、色推定装置601の構成又は条件に応じて、別の基準面を用いてもよい。
図14の判定テーブル及び図17の太陽位置テーブルは一例に過ぎず、色推定装置601の構成又は条件に応じて、別の判定テーブル又は太陽位置テーブルを用いてもよい。例えば、ロール角β及びヨー角γを撮影可否の判定に用いない場合は、図14のロール角β及びヨー角γの撮影範囲、警告範囲、及び撮影禁止範囲を省略することができる。
図6、図8、及び図16の色推定装置601は、例えば、図21に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現可能である。図21の情報処理装置は、Central Processing Unit(CPU)2101、メモリ2102、入力装置2103、出力装置2104、補助記憶装置2105、媒体駆動装置2106、及びネットワーク接続装置2107を備える。これらの構成要素はバス2108により互いに接続されている。図8及び図16の傾斜センサ802及び撮像装置803は、バス2108に接続されていてもよい。
メモリ2102は、例えば、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)、フラッシュメモリ等の半導体メモリであり、処理に用いられるプログラム及びデータを格納する。メモリ2102は、図8及び図16の記憶部801として用いることができる。
CPU2101(プロセッサ)は、例えば、メモリ2102を利用してプログラムを実行することにより、図6、図8、及び図16の指示部611及び推定部612として動作する。
入力装置2103は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス等であり、オペレータ又はユーザからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置2104は、例えば、表示装置、プリンタ、スピーカ等であり、オペレータ又はユーザへの問い合わせ又は指示、及び処理結果の出力に用いられる。出力装置2104は、図6の出力部613、又は図8及び図16の表示部804として用いることができる。処理結果は、推定結果812であってもよい。
補助記憶装置2105は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。補助記憶装置2105は、ハードディスクドライブ又はフラッシュメモリであってもよい。情報処理装置が携帯端末である場合、補助記憶装置2105としてフラッシュメモリを用いることができる。補助記憶装置2105は、図8及び図16の記憶部801として用いることができる。
情報処理装置は、補助記憶装置2105にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ2102にロードして使用することができる。
媒体駆動装置2106は、可搬型記録媒体2109を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬型記録媒体2109は、メモリデバイス、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク等である。可搬型記録媒体2109は、Compact Disk Read Only Memory(CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、Universal Serial Bus(USB)メモリ等であってもよい。情報処理装置が携帯端末である場合、可搬型記録媒体2109としてメモリカードを用いることができる。
オペレータ又はユーザは、この可搬型記録媒体2109にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ2102にロードして使用することができる。
このように、処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、メモリ2102、補助記憶装置2105、又は可搬型記録媒体2109のような、物理的な(非一時的な)記録媒体である。
ネットワーク接続装置2107は、Local Area Network、Wide Area Network等の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う通信インタフェースである。情報処理装置が携帯端末である場合、ネットワーク接続装置2107として無線装置を用いることができる。ネットワーク接続装置2107は、図8及び図16の通信部805と、図16のGPS受信機1601として用いることができる。
情報処理装置は、プログラム及びデータを外部の装置からネットワーク接続装置2107を介して受信し、それらをメモリ2102にロードして使用することができる。
情報処理装置は、ネットワーク接続装置2107を介して、ユーザ端末から処理要求を受信し、推定結果812をユーザ端末へ送信することもできる。この場合、ネットワーク接続装置2107は、図6の出力部613として用いられる。
なお、情報処理装置が図21のすべての構成要素を含む必要はなく、用途又は条件に応じて一部の構成要素を省略することも可能である。例えば、情報処理装置がユーザ端末から通信ネットワーク経由で処理要求を受信する場合は、入力装置2103及び出力装置2104を省略してもよい。また、可搬型記録媒体2109又は通信ネットワークを利用しない場合は、媒体駆動装置2106又はネットワーク接続装置2107を省略してもよい。
情報処理装置が携帯端末である場合、マイク及びスピーカのような通話用の装置を含んでいてもよい。
開示の実施形態とその利点について詳しく説明したが、当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
図1乃至図21を参照しながら説明した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
傾斜センサにより検出した撮像装置の傾きに基づいて、前記撮像装置に対して対象物と前記対象物に隣接する色標の撮影を指示し、
前記撮像装置を用いて撮影した画像から、前記対象物に対応する対象物画素値と、前記色標内に配置された基準色の複数の領域に対応する複数の基準色画素値とを抽出し、
前記対象物画素値と前記複数の基準色画素値とを用いて前記対象物の色を推定し、
前記対象物の色を示す推定結果を出力する、
処理をコンピュータに実行させる色推定プログラム。
(付記2)
前記コンピュータは、前記撮像装置の傾きが、光源からの光量が所定値以下の前記対象物の表面を撮影する傾きである場合、前記対象物と前記色標を撮影することを特徴とする付記1記載の色推定プログラム。
(付記3)
前記傾斜センサは、ジャイロセンサ又は磁気センサを含み、前記コンピュータは、前記ジャイロセンサ又は前記磁気センサにより検出した前記撮像装置の傾きから、前記光源と前記対象物とを結ぶ直線に基づいて決められた基準面と前記撮像装置との間の角度を求め、前記角度が所定の条件を満たす場合、前記対象物と前記色標を撮影すると決定し、前記角度が前記所定の条件を満たさない場合、前記対象物と前記色標を撮影しないと決定することを特徴とする付記2記載の色推定プログラム。
(付記4)
前記コンピュータは、前記撮像装置の傾きと前記撮像装置の画角とに基づいて、撮影される角度範囲を求め、前記光源の方向が前記角度範囲に含まれる場合、前記対象物と前記色標を撮影すると決定し、前記光源の方向が前記角度範囲に含まれない場合、前記対象物と前記色標を撮影しないと決定することを特徴とする付記2記載の色推定プログラム。
(付記5)
前記光源が太陽である場合、前記コンピュータは、前記撮像装置の位置を示す位置情報と、前記撮影が行われる日時を示す日時情報とに基づいて、前記太陽の方向を求め、前記太陽の方向を前記光源の方向として用いることを特徴とする付記4記載の色推定プログラム。
(付記6)
前記光源が面光源又は屋内の点光源である場合、前記コンピュータは、前記対象物の上方の所定範囲に前記光源が存在すると仮定して、前記光源の方向を求めることを特徴とする付記4記載の色推定プログラム。
(付記7)
傾斜センサにより検出した撮像装置の傾きに基づいて、前記撮像装置に対して対象物と前記対象物に隣接する色標の撮影を指示する指示部と、
前記撮像装置を用いて撮影した画像から、前記対象物に対応する対象物画素値と、前記色標内に配置された基準色の複数の領域に対応する複数の基準色画素値とを抽出し、前記対象物画素値と前記複数の基準色画素値とを用いて前記対象物の色を推定する推定部と、
前記対象物の色を示す推定結果を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする色推定装置。
(付記8)
前記指示部は、前記撮像装置の傾きが、光源からの光量が所定値以下の前記対象物の表面を撮影する傾きである場合、前記対象物と前記色標を撮影することを特徴とする付記7記載の色推定装置。
(付記9)
前記傾斜センサは、ジャイロセンサ又は磁気センサを含み、前記指示部は、前記ジャイロセンサ又は前記磁気センサにより検出した前記撮像装置の傾きから、前記光源と前記対象物とを結ぶ直線に基づいて決められた基準面と前記撮像装置との間の角度を求め、前記角度が所定の条件を満たす場合、前記対象物と前記色標を撮影すると決定し、前記角度が前記所定の条件を満たさない場合、前記対象物と前記色標を撮影しないと決定することを特徴とする付記8記載の色推定装置。
(付記10)
前記指示部は、前記撮像装置の傾きと前記撮像装置の画角とに基づいて、撮影される角度範囲を求め、前記光源の方向が前記角度範囲に含まれる場合、前記対象物と前記色標を撮影すると決定し、前記光源の方向が前記角度範囲に含まれない場合、前記対象物と前記色標を撮影しないと決定することを特徴とする付記8記載の色推定装置。
(付記11)
コンピュータが、
傾斜センサにより検出した撮像装置の傾きに基づいて、前記撮像装置に対して対象物と前記対象物に隣接する色標の撮影を指示し、
前記撮像装置を用いて撮影した画像から、前記対象物に対応する対象物画素値と、前記色標内に配置された基準色の複数の領域に対応する複数の基準色画素値とを抽出し、
前記対象物画素値と前記複数の基準色画素値とを用いて前記対象物の色を推定し、
前記対象物の色を示す推定結果を出力する、
ことを特徴とする色推定方法。
(付記12)
前記コンピュータは、前記撮像装置の傾きが、光源からの光量が所定値以下の前記対象物の表面を撮影する傾きである場合、前記対象物と前記色標を撮影することを特徴とする付記11記載の色推定方法。
(付記13)
前記傾斜センサは、ジャイロセンサ又は磁気センサを含み、前記コンピュータは、前記ジャイロセンサ又は前記磁気センサにより検出した前記撮像装置の傾きから、前記光源と前記対象物とを結ぶ直線に基づいて決められた基準面と前記撮像装置との間の角度を求め、前記角度が所定の条件を満たす場合、前記対象物と前記色標を撮影すると決定し、前記角度が前記所定の条件を満たさない場合、前記対象物と前記色標を撮影しないと決定することを特徴とする付記12記載の色推定方法。
(付記14)
前記コンピュータは、前記撮像装置の傾きと前記撮像装置の画角とに基づいて、撮影される角度範囲を求め、前記光源の方向が前記角度範囲に含まれる場合、前記対象物と前記色標を撮影すると決定し、前記光源の方向が前記角度範囲に含まれない場合、前記対象物と前記色標を撮影しないと決定することを特徴とする付記12記載の色推定方法。
101 貫通孔
201、901 対象物
211、212、411 折れ線
221、222、421 破線
301 太陽
302 スマートフォン
303、902 カラーフレーム
401、402 反射光
501、502 矢印
601 色推定装置
611 指示部
612 推定部
613 出力部
801 記憶部
802 傾斜センサ
803 撮像装置
804 表示部
805 通信部
811 判定テーブル
812 推定結果
1101 基準面
1201 点光源
1202、1302 直線
1301 面光源
1601 GPS受信機
1611 太陽位置テーブル
2101 CPU
2102 メモリ
2103 入力装置
2104 出力装置
2105 補助記憶装置
2106 媒体駆動装置
2107 ネットワーク接続装置
2108 バス
2109 可搬型記録媒体

Claims (7)

  1. 傾斜センサにより検出した撮像装置の傾きに基づいて、前記撮像装置に対して対象物と前記対象物に隣接する色標の撮影を指示し、
    前記撮像装置を用いて撮影した画像から、前記対象物に対応する対象物画素値と、前記色標内に配置された基準色の複数の領域に対応する複数の基準色画素値とを抽出し、
    前記対象物画素値と前記複数の基準色画素値とを用いて前記対象物の色を推定し、
    前記対象物の色を示す推定結果を出力する、
    処理をコンピュータに実行させる色推定プログラム。
  2. 前記コンピュータは、前記撮像装置の傾きが、光源からの光量が所定値以下の前記対象物の表面を撮影する傾きである場合、前記対象物と前記色標を撮影することを特徴とする請求項1記載の色推定プログラム。
  3. 前記傾斜センサは、ジャイロセンサ又は磁気センサを含み、前記コンピュータは、前記ジャイロセンサ又は前記磁気センサにより検出した前記撮像装置の傾きから、前記光源と前記対象物とを結ぶ直線に基づいて決められた基準面と前記撮像装置との間の角度を求め、前記角度が所定の条件を満たす場合、前記対象物と前記色標を撮影すると決定し、前記角度が前記所定の条件を満たさない場合、前記対象物と前記色標を撮影しないと決定することを特徴とする請求項2記載の色推定プログラム。
  4. 前記コンピュータは、前記撮像装置の傾きと前記撮像装置の画角とに基づいて、撮影される角度範囲を求め、前記光源の方向が前記角度範囲に含まれる場合、前記対象物と前記色標を撮影すると決定し、前記光源の方向が前記角度範囲に含まれない場合、前記対象物と前記色標を撮影しないと決定することを特徴とする請求項2記載の色推定プログラム。
  5. 前記光源が太陽である場合、前記コンピュータは、前記撮像装置の位置を示す位置情報と、前記撮影が行われる日時を示す日時情報とに基づいて、前記太陽の方向を求め、前記太陽の方向を前記光源の方向として用いることを特徴とする請求項4記載の色推定プログラム。
  6. 傾斜センサにより検出した撮像装置の傾きに基づいて、前記撮像装置に対して対象物と前記対象物に隣接する色標の撮影を指示する指示部と、
    前記撮像装置を用いて撮影した画像から、前記対象物に対応する対象物画素値と、前記色標内に配置された基準色の複数の領域に対応する複数の基準色画素値とを抽出し、前記対象物画素値と前記複数の基準色画素値とを用いて前記対象物の色を推定する推定部と、
    前記対象物の色を示す推定結果を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする色推定装置。
  7. コンピュータが、
    傾斜センサにより検出した撮像装置の傾きに基づいて、前記撮像装置に対して対象物と前記対象物に隣接する色標の撮影を指示し、
    前記撮像装置を用いて撮影した画像から、前記対象物に対応する対象物画素値と、前記色標内に配置された基準色の複数の領域に対応する複数の基準色画素値とを抽出し、
    前記対象物画素値と前記複数の基準色画素値とを用いて前記対象物の色を推定し、
    前記対象物の色を示す推定結果を出力する、
    ことを特徴とする色推定方法。
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JP2016015906A Pending JP2017135649A (ja) 2016-01-29 2016-01-29 色推定プログラム、色推定装置、及び色推定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019134331A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 セコム株式会社 画像処理装置

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