JP2017136314A - 消臭剤組成物 - Google Patents

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祥子 池内
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孝一 宮嵜
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貴則 星
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Abstract

【課題】汗臭やアルデヒド類等に対する消臭性能を改良した消臭剤組成物、及び臭いを低減させる消臭方法の提供。【解決手段】少なくとも、水と、下記式(1)で表されるポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩(a)を、水の質量を基準=100質量%として、0.2%以上含有する消臭剤組成物を、適用すべき対象物に付着させ、該対象物の臭いを低減させる。【選択図】なし

Description

本発明は、従来の消臭剤においては不充分であったところの、「汗臭やアルデヒド類等に対する消臭性能」を改良した消臭剤組成物に関する。本発明によれば、該「汗臭やアルデヒド類等に対する消臭性能」の改良に加えて、他の消臭効果をも加味した「より高いレベルの消臭」を可能とした消臭剤組成物を提供することもできる。
本発明の消臭剤組成物は、「消臭性能」を必要とする限り、その用途は特に制限されない。本発明の消臭剤組成物は、例えば、空間、硬質表面、布等の用途に好適に使用可能である。
一般消費者のみならず、企業のオフィスや、消臭効果が求められ、ないしは好適である、その他種々の施設(例えば、介護施設、病院等)において、消臭剤は、生活を送る上で発生する不快な匂いを和らげる重要な要素である。近年、消臭に対するニーズは、強い芳香で悪臭をマスキングする芳香剤から、微香性または無香性で悪臭を物理的あるいは化学的に消臭する消臭剤へ変化している。
また、一般消費生活においても、例えば、洗濯後の衣類には通常の洗濯工程では完全に落ち切らない蓄積汚れが存在しており、部屋干し中の菌による分解、あるいは着用中の皮膚常在菌による蓄積汚れや汗等の分解により発生する悪臭(以下、汗臭やアルデヒド類等)が生ずる場合が多い。このような種々の原因により発生する悪臭に対しては、従来より、例えば、洗剤や柔軟仕上げ剤、漂白剤、スプレー剤などに消臭剤や抗菌剤を配合し、悪臭を化学的・物理的に消臭する手段や菌由来の悪臭の発生を軽減する抗菌防臭の手段が取られている。更に、種々の原因により衣類等に「蓄積」した汚れが、外干し時に紫外線により分解されることにより生じる悪臭も存在する。
上記した種々の悪臭を含めた複合臭に対しては、従来より、種々の解決策が取られてきた。例えば、特許文献1には、ポリヒドロキシアミン化合物及びその塩と界面活性剤を併用することにより、汗臭及びアルデヒド類等に由来する複合臭を消臭する消臭剤組成物が開示されている。特許文献2には、ポリヒドロキシアミン化合物及びその塩と第4級アンモニウム型抗菌剤及び浸透剤を併用することにより、汗臭及びアルデヒド類等に由来する複合臭を消臭する消臭剤組成物が開示されている。また、特許文献3には、ポリヒドロキシアミン化合物及びその塩と陽イオン性界面活性剤を併用することにより、汗臭及びアルデヒド類等に由来する複合臭を消臭する消臭剤組成物が開示されている。しかしながら、これら従来の消臭剤組成物においては、上記複合臭に対する消臭性能は充分ではなかった。
より具体的には、従来の消臭剤では、汗臭やアルデヒド類等を含む「複合臭」に対する消臭性能は充分ではなかった。また、これらの特許文献1〜3においては、上記した「複合臭」を、「より高いレベル」で消臭する方法は記載されていない。
特開2007−44422号公報 特開2007−209464号公報 特開2007−229356号公報
本発明の目的は、従来の消臭剤においては不充分であったところの、「汗臭やアルデヒド類等に対する消臭性能」を改良した消臭剤組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記「汗臭やアルデヒド類等に対する消臭性能」に加えて、他の消臭効果をも加味した「より高いレベルの消臭」を可能とした消臭剤組成物を提供することにある。
本発明者は鋭意研究の結果、消臭剤組成物に「ポリヒドロキシアミン化合物」を配合することにより、衣類に付着する汗臭及びアルデヒド類等そのものに対する消臭効果のみならず、該「汗臭及びアルデヒド類等」に由来する「複合臭」に対する消臭効果における、より高いレベルの「消臭効果の改良」が可能であることを見出した。
本発明の消臭剤組成物は上記知見に基づくものであり、より詳しくは、下記一般式(1)で表されるポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩(a)を含有するものである。
Figure 2017136314
本発明は、例えば、以下の態様を包含することができる。
[1] 少なくとも水と、下記一般式(1)で表されるポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩(a)を含有する消臭剤組成物。
Figure 2017136314
[2] 前記一般式(1)で表されるポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩(a)の含有量が、(水の質量を基準=100質量%として)0.2%以上である、[1]に記載の消臭剤組成物。
[3] 機器分析の手法により測定した、オクチルアルデヒドに対する消臭効果が、6.00×10未満である、[1]または[2]のいずれか1項に記載の消臭剤組成物。
[4] [1]〜[3]のいずれか1項に記載の消臭剤組成物を、消臭剤組成物を適用すべき対象物に付着させ、該対象物の臭いを低減させる消臭方法。
上述したように本発明によれば、汗臭及びアルデヒド類等に由来する複合臭を低減することができ、その結果、衣類製品に付着する汗の臭いなどの悪臭を、効果的に軽減することができる。
本発明における抗菌剤を配合した態様によれば、更に、部屋干しの匂いなど菌由来で発生する悪臭を、効果的に軽減させることができる。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ本発明を更に具体的に説明する。以下の記載において量比を表す「部」および「%」は、特に断らない限り質量基準とする。
(消臭剤組成物)
本発明の消臭剤組成物は、下記一般式(1)で表されるポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩(a)を含有する消臭剤組成物である。
Figure 2017136314
(ポリヒドロキシアミン化合物)
本発明の消臭剤組成物は、下記一般式(1)で表されるポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩(a)(以下、単に「ポリヒドロキシアミン化合物類(a)」ということがある)を主成分として含有する。
Figure 2017136314
一般式(1)において、R1は、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、又は炭素数1〜5のヒドロキシアルキル基を表す。
炭素数1〜5のアルキル基は、直鎖又は分岐鎖のいずれであってもよく、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、各種ブチル基、各種ペンチル基が挙げられる。また、炭素数1〜5のヒドロキシアルキル基としては、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル基、3−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシブチル基等が挙げられる。
R1は、消臭性能及び入手性の観点から、上記の中では水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基が好ましく、特に水素原子、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基が好ましい。
R2は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は炭素数1〜5のヒドロキシアルキル基を表す。
炭素数1〜6のアルキル基は、直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれであってもよい。アルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、各種ブチル基、各種ペンチル基、各種ヘキシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
炭素数1〜5のヒドロキシアルキル基としては、上記のものが挙げられる。
R2は、消臭性能及び入手性の観点から、上記の中では水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシエチル基が好ましく、特に水素原子が好ましい。R3及びR4は、炭素数1〜5のアルキレン基を表す。R3及びR4は、同一でも異なっていてもよい。炭素数1〜5のアルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基が好ましく、特にメチレン基が好ましい。
ポリヒドロキシアミン化合物類(a)の具体例としては、例えば、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシエチル−1,3−プロパンジオール、4−アミノ−4−ヒドロキシプロピル−1,7−ヘプタンジオール、2−(N−エチル)アミノ−1,3−プロパンジオール、2−(N−エチル)アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、2−(N−デシル)アミノ−1,3−プロパンジオール、2−(N−デシル)アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール等、及びそれらと塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、炭酸等との塩が挙げられる。
これらの中では、消臭性能等の観点から、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシエチル−1,3−プロパンジオール及びそれらと塩酸等との塩から選ばれる1種以上が特に好ましい。
一般式(1)で表されるポリヒドロキシアミン化合物を塩酸等の塩として用いる場合は、塩基を添加することによりpHを調整することができる。用いることができる塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の他、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、メチルエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン等が挙げられる。これらの中では、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが好ましい。
なお、ポリヒドロキシアミン化合物類(a)は、常法により製造することができる。
上記のポリヒドロキシアミン化合物類(a)は、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。ポリヒドロキシアミン化合物類(a)の単独物又は混合物でも、脂肪酸類、アルデヒド類及びアミン類に由来する複合臭に対して消臭性能を発揮する。
本発明の消臭剤組成物中のポリヒドロキシアミン化合物類(a)の含有量は、消臭する悪臭の濃度、使用形態によって異なる。
上記(a)成分は、(水の質量を基準=100質量%として)通常0.001質量%以上、好ましくは0.001〜10質量%、更に好ましくは0.01〜9質量%、更に好ましくは0.1〜8質量%、特に好ましくは0.2〜7質量%である。
本発明の消臭剤組成物のpHは特に限定されるものではないが、6.0〜11.0が好ましく、8.0〜11.0が更に好ましく、10.0〜11.0が特に好ましい。
本発明の消臭剤組成物のpHは、塩酸等の酸、又は水酸化ナトリウム等のアルカリを添加することにより調整することができる。
本発明の消臭剤組成物には、更に、界面活性剤、多価アルコール、他の消臭剤、及び一般に添加される各種の溶剤、油剤、ゲル化剤、硫酸ナトリウムやN,N,N−トリメチルグリシン等の塩、防汚剤、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌・抗菌剤、香料、色素、紫外線吸収剤等の他の成分を添加することができる。
(好適な添加剤)
上記した「他の成分」たる添加剤は、既製品から適宜選択して使用することができる。このような添加剤は、例えば三洋化成工業(株)の「Product Line;商品リスト−洗剤用商品版」2015−6−12(URL:http://www.sanyo-chemical.co.jp/products/productsPDF/pdf005.pdf)に記載された各種添加剤を挙げることができる。
(界面活性剤)
界面活性剤類は、併用することにより、消臭性能を更に高めることができる。
すなわち、通常、臭気成分はスーツ、セーター、カーテン、ソファー等の繊維製品等の固体表面に付着するが、界面活性剤は、固体表面に付着した臭気成分の揮発を抑制するばかりでなく、消臭成分であるポリヒドロキシアミン化合物類(a)を安定に分散させ、臭気成分との接触を向上させて、消臭性能を更に高めることができる。
本発明に使用可能な界面活性剤は、ポリヒドロキシアミン化合物類(a)を繊維に浸透させる働きを示すものならば特に制限はなく、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及び陰イオン性界面活性剤の中から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。ただし、陰イオン性界面活性剤の含有量がポリヒドロキシアミン化合物類(a)に対してモル比で0.9を超えると、消臭性能が阻害されると考えられるため、陰イオン性界面活性剤の含有量は、ポリヒドロキシアミン化合物類(a)に対して、モル比で0.9以下である。
用いることができる界面活性剤としては、例えば、非イオン性界面活性剤としては、炭素数8〜18の第1級又は第2級アルコールにエチレンオキサイド(以下、「EO」という)及び/又はプロピレンオキサイド(以下、「PO」という)を平均6〜18モル付加したポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル;平均炭素数6〜12のアルキル基を有し、EOを平均6〜20モル付加したポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル;炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を有する脂肪酸に、EO及び/又はPOを平均6〜18モル付加したポリオキシアルキレン脂肪酸エステル;炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を有する脂肪酸が1〜3モルエステル結合したソルビタン脂肪酸エステル又はグリセリン脂肪酸エステルに、EO及び/又はPOを平均6〜30モル付加したポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル又はポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル、もしくはEO及び/又はPOを平均6〜80モル付加したポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル;EO及び/又はPOを平均6〜80モル付加したポリオキシアルキレンヒマシ油又は硬化ヒマシ油;POとプロピレングリコールとの縮合物にEOを付加したもの(プルロニック型界面活性剤);POとエチレンジアミンとの縮合物にEOを付加したもの(テトロニック型界面活性剤);アルキル又はアルケニルジエタノールアマイド、アルキルアミン又はアルキルジメチルアミン、アルケニルアミン又はアルケニルジメチルアミン、炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキルアミン又はアルケニルアミンにEO及び/又はPOを平均2〜40モル付加したポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルアミン等が挙げられる。
これらの中では、消臭性能向上の観点から、炭素数8〜18の第1級又は第2級アルコールにEO及び/又はPOを平均6〜18モル付加したポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテルが好ましい。
陽イオン性界面活性剤としては、第1級アミン塩、第2級アミン塩、第3級アミン塩、第4級アンモニウム塩が挙げられる。これらの中では、第4級アンモニウム塩が好ましい。
第4級アンモニウム塩としては、4つの置換基の少なくとも1つが総炭素数8〜28のアルキル又はアルケニル基であり、残余がベンジル基、炭素数1〜5のアルキル基及び炭素数1〜5のヒドロキシアルキル基から選ばれる基である化合物が挙げられる。総炭素数8〜28のアルキル又はアルケニル基は、この炭素数の範囲で、アルコキシル基、アルケニルオキシ基、アルカノイルアミノ基、アルケノイルアミノ基、アルカノイルオキシ基又はアルケノイルオキシ基で置換されていてもよい。
特に好適な第4級アンモニウム塩としては、N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−ベンジルアンモニウムクロリド、N−ドデシル−N−ベンジル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N−テトラデシル−N−ベンジル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N−テトラデシル−N,N−ジメチル−N−エチル4級アンモニウムエチルサルフェート等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基を有する、アミドプロピルアミンオキシド(ラウリン酸とジメチルアミノプロピルアミンとのアミド化合物を過酸化水素と反応させて得たもの)、アルキル又はアルケニルアミンオキサイド、又はジメチルラウリルアミンオキシド;ジメチルアミノ酢酸ベタイン、又はイミダゾリニウムベタイン;炭素数8〜18のアルキル基もしくはアルケニル基を有する、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、N−アシルアミノ酸又はその塩、又はN−アシルメチルタウリン酸塩等が挙げられる。
これらの中では、消臭性能向上の観点から、アミドプロピルアミンオキシド(ラウリン酸とジメチルアミノプロピルアミンとのアミド化合物を過酸化水素と反応させて得たもの)、ジメチルラウリルアミンオキシドが好ましい。
陰イオン性界面活性剤としては、炭素数8〜16のアルキル基を有する直鎖又は分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(ドデシルベンゼンスルホン酸等);炭素数10〜20の、アルキル硫酸塩もしくはアルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルグリセリルエーテルスルホン酸のようなアルキル多価アルコールエーテル硫酸塩、高級脂肪酸塩;炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有し、平均0.5〜8モルのEO、PO、ブチレンオキサイド、又はEO/PO=0.1/9.9〜9.9/0.1の比で付加した、アルキルエーテル硫酸塩又はアルケニルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩又はアルケニルエーテルカルボン酸塩;ポリカルボン酸塩等が挙げられる。
本発明においては、上記界面活性剤の中から選ばれる1種又は2種以上を好適に使用することができる。
使用可能な界面活性剤の含有量は、消臭する悪臭の濃度、使用形態によっても異なるが、通常、(水の質量を基準=100質量%として)0.001質量%以上、好ましくは0.001〜80質量%、更に好ましくは0.01〜60質量%、更に好ましくは0.01〜40質量%、更に好ましくは0.01〜20質量%、に好ましくは0.01〜10質量%、特に好ましくは0.01〜8質量%である。
ただし、陰イオン性界面活性剤の含有量は、消臭性能の観点から、(a)成分に対して、モル比で0.9以下であり、好ましくは0.7以下、より好ましくは0.5以下、更に好ましくは0.3以下が好ましい。
(多価アルコール類)
多価アルコール類は、界面活性剤と同様に、固体表面に付着した臭気成分の揮発を抑制し、消臭成分であるポリヒドロキシアミン化合物類(a)を安定に分散させ、臭気成分との接触を向上させて、消臭性能を更に高めることができる。
本発明において使用可能な多価アルコール類としては、例えば、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、ブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等が挙げられる。これらの中では、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールが好ましい。
使用可能な多価アルコール類の含有量は、消臭する悪臭の濃度、使用形態によっても異なるが、通常0.001質量%以上、好ましくは0.001〜30質量%、更に好ましくは0.005〜10質量%である。
溶剤としては、水、エタノール、イソプロパノール等の低級(炭素数3〜4)アルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコール類(炭素数2〜12)、エチレングリコールやプロピレングリコールのモノエチル又はモノブチルエーテル、ジエチレングリコールやジプロピレングリコールのモノエチル又はモノブチルエーテル、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、フェノール性化合物のエチレンオキシド又はプロピレンオキシド付加物等が挙げられる。
(好ましい溶剤)
本発明においては、消臭性能向上の観点からは、溶剤として、「水」(他、イオン交換水)が好適に使用可能である。もちろん、必要に応じて、水に対して、適宜他の溶剤(例えば種々の有機溶剤)を加えることもできる。上記した消臭性能向上の観点からは、(溶剤たる「水」の質量を基準=100質量%として)溶剤の量は、99.999質量%以下が好ましく、好ましくは0.001〜99.999質量%、好ましくは0.01〜99.999質量%、好ましくは0.1〜99.999質量%、好ましくは1〜99.999質量%、好ましくは5〜99.999質量%、好ましくは10〜99.999質量%、好ましくは30〜99.999質量%、好ましくは50〜99.999質量%、好ましくは70〜99.99質量%、特に好ましくは80〜99.8質量%である。
(使用形態)
本発明の消臭剤の使用形態は、液状、ゲル状、粉状、粒状等の固体状とすることができる。液状の場合には、特にスプレー、ローション等として繊維や空間等に用いることができる。本発明の消臭剤は、特に水系消臭剤としてミストタイプのスプレー容器に充填し、一回の噴霧量を0.1〜1mlに調整したものが好ましい。ここに、「水系消臭剤」とは、流動性がある限り特に限定しないが、「水系消臭剤」の粘度(B型粘度計、25℃、No.2ローターで測定)が1000mPa・s以下が好ましく、より好ましくは500mPa・s以下、より好ましくは100mPa・s以下、特に好ましくは50mPa・s以下である。
ゲル状、固体状の場合には、衣服に部分的に使用するのに適している。また、例えば、紙や不織布等に浸漬、噴霧させて空気清浄器のフィルターとして用いる等、据え置き型として使用することもできる。
(好ましい消臭剤組成物−1)
本発明の消臭剤組成物においては、下記の臭気成分に対する消臭効果(後述する実施例3の機器分析法により評価する)が、以下の通りであることが好ましい。
・酢酸(AC):1.00×10未満が好ましく、更には9.00×10未満が好ましく、更には8.00×10未満が好ましく、更には7.00×10未満が好ましく、更には6.00×10未満が好ましく、更には5.00×10未満が好ましく、更には4.00×10未満が好ましく、更には3.00×10未満が好ましく、更には2.00×10未満が好ましく、特に1.50×10未満が好ましい。
・ノネナール(NON):2.00×10未満が好ましく、更には1.80×10未満が好ましく、更には1.60×10未満が好ましく、更には1.40×10未満が好ましく、更には1.20×10未満が好ましく、更には1.00×10未満が好ましく、更には9.50×10未満が好ましく、更には9.00×10未満が好ましく、更には8.50×10未満が好ましく、特に8.00×10未満が好ましい。
・ヘキシルアルデヒド(HEX):8.00×10未満が好ましく、更には5.00×10未満が好ましく、更には2.00×10未満が好ましく、更には1.00×10未満が好ましく、更には9.00×10未満が好ましく、更には8.00×10未満が好ましく、更には7.00×10未満が好ましく、更には6.00×10未満が好ましく、更には5.50×10未満が好ましく、特に5.00×10未満が好ましい。
・オクチルアルデヒド(OCT):6.00×10未満が好ましく、更には4.00×10未満が好ましく、更には2.00×10未満が好ましく、更には1.00×10未満が好ましく、更には9.00×10未満が好ましく、更には8.00×10未満が好ましく、更には7.00×10未満が好ましく、更には6.00×10未満が好ましく、更には5.50×10未満が好ましく、特に5.00×10未満が好ましい。
・イソ吉草酸(ISV):1.00×10未満が好ましく、更には9.00×10未満が好ましく、更には7.00×10未満が好ましく、更には6.00×10未満が好ましく、更には5.00×10未満が好ましく、更には4.00×10未満が好ましく、更には3.00×10未満が好ましく、更には2.00×10未満が好ましく、更には1.50×10未満が好ましく、特に1.00×10未満が好ましい。
(好ましい消臭剤組成物−2)
本発明の消臭剤組成物においては、上記の5種類(AC、NON、HEX、OCT、ISV)のうち、1種以上が上記した「好ましい範囲」にあることが好ましく、更には2種以上、更には3種以上、更には4種以上、特に5種全部が上記した「好ましい範囲」にあることが好ましい。上記の5種類のうちでは、より「複合臭」への影響が大きい順に、通常、以下の通りとなる傾向がある。なお、本発明の消臭剤組成物の用途に応じて、この「悪臭への影響が大きい順」は、異なる可能性がある。
(複合臭を重視する態様A)
・衣服等の人体に接触する繊維製品に対して、本発明の消臭剤組成物をスプレー適用する態様における、「複合臭」への影響が大きい順:
OCT>ISV>NON>HEX>AC
(1種類の臭気成分に対する消臭効果を用いる態様)
本発明において、1種類の臭気成分に対する消臭効果評価を用いる上記「態様A」においては、これらの「好ましい順」は、以下の通りである(すなわち、臭気成分OCTを用いる態様が最も好ましい)。この場合、組合せの数は、=5(通り)となる。
OCT>ISV>NON>HEX>AC
(2種類の臭気成分に対する消臭効果を用いる態様)
本発明において、2種類の臭気成分に対する消臭効果を用いる態様においては、これらの「好ましい順」は、以下の通りである(すなわち、臭気成分(OCT+ISV)を用いる態様が最も好ましい)。この場合、組合せの数は、=10(通り)となる。
(OCT+ISV)>(OCT+NON)>(OCT+HEX)>(OCT+AC)>(ISV+NON)>(ISV+HEX)>(ISV+AC)>(NON+HEX)>(NON+AC)>(HEX+AC)
(3種類の臭気成分に対する消臭効果を用いる態様)
本発明において、3種類の臭気成分に対する消臭効果評価を用いる態様においては、これらの「好ましい順」は、以下の通りである(すなわち、臭気成分(OCT+ISV+NON)を用いる態様が最も好ましい)。この場合、組合せの数は、=10(通り)となる。
(OCT+ISV+NON)>(OCT+ISV+HEX)>(OCT+ISV+AC)>(OCT+NON+HEX)>(OCT+NON+AC)>(OCT+HEX+AC)>(ISV+NON+HEX)>(ISV+NON+AC)>(ISV+HEX+AC)>(NON+HEX+AC)
(4種類の臭気成分に対する消臭効果を用いる態様)
本発明において、2種類の臭気成分に対する消臭効果評価を用いる態様においては、これらの「好ましい順」は、以下の通りである(すなわち、臭気成分(OCT+ISV+NON+HEX)を用いる態様が最も好ましい)。この場合、組合せの数は、=5(通り)となる。
(OCT+ISV+NON+HEX)>(OCT+ISV+NON+AC)>(OCT+ISV+HEX+AC)>(OCT+NON+HEX+AC)>(ISV+NON+HEX+AC)
(5種類の臭気成分に対する消臭効果を用いる態様)
本発明においては、上記した5種類の全て(すなわち、OCT、ISV、NON、HEXおよびAC)を評価対象として用いることが、消臭性能の観点からは最も好ましい。
(加齢臭を重視する態様B)
また、他の悪臭として「加齢臭」を重視する態様Bでは、以下の順で影響が大きくなる傾向がある(すなわち、最も影響が大きいものは、NONである)。
NON>OCT≒ISV≒HEX≒AC
このような加齢臭を重視する態様Bにおいても、前述した「態様A」と同様の方法で、1種類〜5種類の臭気成分を評価対象として用いる場合の「好ましい順」を求めることができる。
(足の裏の臭いを重視する態様C)
また、他の悪臭として「足の裏の臭い」を重視する態様Cでは、以下の順で影響が大きくなる傾向がある(すなわち、最も影響が大きいものは、ISVである)。
ISV>NON≒OCT≒NON≒HEX≒AC
このような足の裏の臭いを重視する態様Cにおいても、前述した「態様A」と同様の方法で、1種類〜5種類の臭気成分を評価対象として用いる場合の「好ましい順」を求めることができる。
(汗臭を重視する態様D)
また、他の悪臭として「汗臭」を重視する態様Dでは、以下の順で影響が大きくなる傾向がある(すなわち、最も影響が大きいものは、OCTである)。
OCT>ISV>NON>HEX>AC
このような足の裏の臭いを重視する態様Dにおいても、前述した「態様A」と同様の方法で、1種類〜5種類の臭気成分を評価対象として用いる場合の「好ましい順」を求めることができる。
例えば、この態様D(2種類の臭気成分に対する消臭効果を用いる場合)においては以下の傾向がある。
最も影響が大きい組合せ:(OCT+ISV)
最も影響が小さい組合せ:(HEX+AC)
(機器分析による消臭効果の測定)
本発明の消臭剤組成物においては、客観的な消臭効果は、後述する実施例3において用いた「機器分析法」により評価することが好ましい。
(官能評価による消臭効果の測定)
他方、好ましい消臭剤組成物を簡便に多数の候補から選別する際には、後述する実施例4における「官能評価法」を用いることが一般的に有利である(以下、後述する実施例4における「比較的に厳密」なスクリーニング法を、「スクリーニング法A」と称する)。このような簡便な消臭剤組成物スクリーニングにおいては、必要に応じて、実施例4における方法よりも、更に簡便な方法(以下、後述する実施例5または実施例6における「比較的に簡便」なスクリーニング法を、「スクリーニング法B」と称する)を使用することもできる。
上記した「スクリーニング法A」および「スクリーニング法B」は、個々に単独で使用可能である。他方、必要に応じて、該「スクリーニング法A」および「スクリーニング法B」を適宜組み合わせて使用しても良い。例えば、スクリーニング対象たる「消臭剤組成物」サンプルが「10種類」ある場合、「比較的に厳密」なスクリーニング法Aを用いた場合では、1つのサンプルに10人以上のパネラーが必要であり、官能評価そのものに要する時間は、概ね60分〜90分程度である。これに対して、「比較的に簡便」なスクリーニング法Bを用いた場合では、1つのサンプルに3〜10人のパネラーが必要であり、官能評価そのものに要する時間は、概ね30分〜60分程度である。また、「スクリーニング法B」は、より実使用に近い試験方法である。
よって、これらのスクリーニングに要する時間、コスト、労力の経済性の観点からは、通常は、上記の「スクリーニング法B(より簡便)」を第1段階の消臭剤組成物スクリーニングとして用い、「スクリーニング法A」(より厳密)を第2段階の消臭剤組成物スクリーニングとして用いることが好ましい。もちろん、必要に応じて、これらの順番は可変とすることが可能である。
(任意成分の好ましい量)
本発明の消臭剤組成物における必須成分たる「ポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩(a)」を基準(10質量部)とした場合に、該「ポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩(a)との関係で「その他各成分」が効果的であり、且つ本発明の消臭剤組成物の効果を実質的に阻害しない点から、「その他各成分」の好適な範囲は、以下の通りである。
・抗菌剤:((a)成分=10質量部を基準として)0.001質量部以上、好ましくは0.001〜1000質量部、更に好ましくは0.001〜500質量部、更に好ましくは0.01〜300質量部、特に好ましくは0.1〜100質量部である。
・界面活性剤:((a)成分=10質量部を基準として)0.001質量部以上、好ましくは0.001〜20質量部、更に好ましくは0.001〜10質量部、更に好ましくは0.01〜8質量部、特に好ましくは0.02〜6質量部である。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
実施例1〜2;比較例1〜6
<消臭剤組成物の調製>
後述する「表1」に示す配合処方の消臭剤組成物を調製した。
表1中の記号の成分は、下記の通りである。
<(a)成分>
(a)−1成分:トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン
(a)−2成分:2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール
(a)−3成分:2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
<抗菌剤>
抗菌剤1:PRAEPAGEN HY(クラリアントジャパン株式会社製)
抗菌剤2:アクチサイドBAC50(ソージャパン株式会社製)
抗菌剤3:プロキセルBDN(アビシア株式会社製、10%水溶液)
<界面活性剤>
界面活性剤1:炭素数12〜15の直鎖第1級アルコールにエチレンオキサイド(EO)を平均9モル付加させたポリオキシエチレンアルキルエーテル
界面活性剤2:ポリカルボン酸型界面活性剤(三洋化成工業(株)、商品名:NSA−400L)
界面活性剤3:炭素数12の直鎖第1級アルコールにエチレンオキサイド(EO)を平均8モル付加させたポリオキシエチレンアルキルエーテル
界面活性剤4:ラウリルアミドプロピルアミン−N,N−ジメチル−N−オキサイド(ラウリル酸とN,N−ジメチル−1,3−ジアミノプロパンとのアミド化合物を過酸化水素と反応させて得たもの)
界面活性剤5:ドデシルベンゼンスルホン酸
実施例1、2及び比較例2は、60℃加熱下でアンカー翼(直径=6cm)を用いて200〜250rpm下に、前記のイオン交換水、界面活性剤1、(a)成分、界面活性剤2、抗菌剤の順で市販の容量500mLのトールビーカーの混合容器内に順次加えることにより、表1に示す上記消臭剤組成物を調製した。
比較例3〜6は、常温で表1の成分を容量500mLのトールビーカーの容器内に攪拌棒を用いて攪拌しながら消臭剤組成物を調製した。
実施例3(消臭剤組成物の機器分析)
<機器分析用消臭対象物の調製>
上記により得た「消臭剤組成物」の効果を測定するために、以下の方法で機器分析用の消臭対象物(臭気組成物)を調製した。すなわち、20mlバイアルビンに臭気成分として、酢酸の7.00%水溶液、又はノネナールの0.50%エタノール溶液、又はヘキシルアルデヒドの0.10%エタノール溶液、又はオクチルアルデヒドの0.10%エタノール溶液、又はイソ吉草酸の2.00%エタノール溶液を20μL入れたものを機器分析用の試験品とした。
<機器分析における消臭性能評価>
上記方法にて得た試験品(臭気成分溶液、20μL)を入れた上記した「20mlバイアルビン」に対して、表1に示す配合処方(4種類)の個々の消臭剤組成物の100μLを、更に加えた。すなわち、該バイアルビン中の液体成分は、(20μL+100μL)=120μLである。
<機器分析による消臭性能評価>
フラッシュGCノーズ HERACLES II(アルファ・モス・ジャパン株式会社製)を用い、上記バイアル瓶のヘッドスペース分析を行い、各臭気成分のピーク値から面積値を算出した。面積値としては、N=3回の測定を1セットとし、合計3セット行い、算術平均値を求めた。なお、詳細なGC測定条件は、下記の表2に示す。
上記の結果から算出された面積値については、各臭気成分に対応して、以下のようにクラス分け、および評価した。
<酢酸>
1.50×10未満を◎、1.50×10以上6.00×10未満を○、6.00×10以上1.00×10未満を△、1.00×10以上を×とした。
<ノネナール>
8.00×10未満を◎、8.00×10以上1.00×10未満を○、1.00×10以上2.00×10未満を△、2.00×10以上を×とした。
<ヘキシルアルデヒド>
5.00×10未満を◎、5.00×10以上5.00×10未満を○、5.00×10以上8.00×10未満を△、8.00×10以上を×とした。
<オクチルアルデヒド>
5.00×10未満を◎、5.00×10以上4.00×10未満を○、4.00×10以上6.00×10未満を△、6.00×10以上を×とした。
<イソ吉草酸>
1.00×10未満を◎、1.00×10以上5.00×10未満を○、5.00×10以上1.00×10未満を△、1.00×10以上を×とした。
表1に示した「評価」においては、記号「◎」(非常に良い)又は「○」(良い)を好ましいものとする。上記で得られた測定・評価結果を表1に示す。
実施例4(消臭剤組成物の官能評価−より厳密な方法)
<官能評価用消臭対象物の調製>
酢酸7.00%、イソ吉草酸3.95%、ヘキシルアルデヒド0.10%、オクチルアルデヒド0.10%、ノネナール0.30%、残部ジプロピレングリコールから成る臭気成分を調製した。
<官能評価における消臭方法>
市販のTシャツ生地(株式会社Test Fabric製、20cm×20cm)に、表1に示す消臭剤組成物をスプレーヘッド(竹本容器株式会社製、Z−155−29−1)及び透明ボトル(竹本容器株式会社製、PEPI−100 No.1)を用いて5回スプレー(1回の吐出量0.13〜0.15g)し、室温で乾燥させた。その後、上記臭気成分をスプレーヘッド(竹本容器株式会社製、Z−155−29−1)及び透明ボトル(竹本容器株式会社製、PEPI−100 No.1)を用いて同Tシャツ生地に1回スプレー(1回の吐出量0.13〜0.15g)した。その後、Tシャツ生地を35cm〜40cmに裁断したアルミホイル(株式会社中村製)の中心に置き、Tシャツ生地に沿って端を折り返し、さらにジッパー袋(株式会社生産日本社製、商品名:ユニパック)に入れ、室温で60分間放置した。
< 官能評価による消臭性能評価>
上記試験布をパネル選定基準に合格した8人のパネラーに嗅いでもらい、下記の6段階の臭気強度表示法で評価し、算術平均値を求めた。なお、この「パネル選定基準」の詳細については、必要に応じて、公益社団法人「におい・かおり環境協会」のサイト(http://orea.or.jp/index.html)を参照することができる。
0(点):無臭
1(点):やっと感知できるにおい(検知閾値)
2(点):何のにおいであるかわかる弱いにおい(認知閾値)
3(点):楽に感知できるにおい
4(点):強いにおい
5(点):強烈なにおい
平均値0以上3.2未満を◎、平均値3.2以上3.4未満を○、平均値3.4以上3.6未満を△、平均値3.6以上を×として評価した。評価は◎(非常に良い)又は○(良い)が好ましい。得られた結果を、同じ消臭組成物を用いた際の機器分析評価結果とともに表1に示す。
消臭剤組成物スクリーニングにおいては、必要に応じて、実施例4における方法よりも更に簡便な方法をとることができる。
実施例5(消臭剤組成物の官能評価−より簡便な方法1)
<官能評価における消臭方法>
市販のTシャツ生地(株式会社Test Fabric製、20cm×20cm)に、スクリーニングを行う消臭剤組成物をスプレーヘッド(竹本容器株式会社製、Z−155−29−1)及び透明ボトル(竹本容器株式会社製、PEPI−100 No.1)を用いて5回スプレー(1回の吐出量0.13〜0.15g)し、室温で乾燥させた。その後、擬似体臭組成物(特開2004−262900の擬似体臭組成物を参照した)5.0%プロピレングリコール溶液に調整し、スプレーヘッド(竹本容器株式会社製、Z−155−29−1)及び透明ボトル(竹本容器株式会社製、PEPI−100 No.1)を用いて同Tシャツ生地に1回スプレー(1回の吐出量0.13〜0.15g)した。その後、Tシャツ生地を35cm〜40cmに裁断したアルミホイル(株式会社中村製)の中心に置き、Tシャツ生地に沿って端を折り返し、さらにジッパー袋(株式会社生産日本社製、商品名:ユニパック)に入れ、室温で60分間放置した。
<官能評価による消臭性能評価>
消臭剤組成物を塗布していない試験布を比較対象とし、各試験布をパネル選定基準に合格した10人以上のパネラーに嗅いでもらい、下記の方法で評価した。
0(点): 比較対象と同じくらい臭いがする(臭いがとれていない)
1(点): 比較対象よりやや臭いがしない
2(点): 比較対象より臭いがしない
3(点): 比較対象より明らかに臭いがしない
比較対象と有意水準5.0%最小有意差が出たものを合格品とする。
実施例6(消臭剤の官能評価−より簡便な方法2)
<官能評価における消臭方法>
消臭などの機能が付与されていない市販のTシャツに、スクリーニングを行う消臭剤各5%水溶液を液体のりの容器(40cc、株式会社大創産業製、中ののりをすすぎ落とし乾かしたもの)を用いてTシャツの片側の襟及び脇部分に2.0gずつ塗布し、室温で乾燥させた。その後、工場勤務の人が8時間着用したものを試験品とする。なお、上記試験方法は7〜9月の気温が30度以上の日に行うことが望ましい。
< 官能評価による消臭性能評価>
消臭剤組成物を塗布していない試験布を比較対象とし、各試験布をパネル選定基準に合格した3人以上のパネラーに嗅いでもらい、その平均値を求めた。
0(点): 比較対象と同じくらい臭いがする(臭いがとれていない)
1(点): 比較対象よりやや臭いがしない
2(点): 比較対象より臭いがしない
3(点): 比較対象より明らかに臭いがしない
算術平均値を求め、結果をスクリーニングの参考値とする。
Figure 2017136314
上記表1から、比較例1〜6は消臭性能が不充分であるのに対し、実施例1、2は消臭性能が高いことが分かる。
Figure 2017136314

Claims (3)

  1. 少なくとも、水と、下記一般式(1)で表されるポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩(a)とを含有する消臭剤組成物。
    Figure 2017136314
  2. 前記一般式(1)で表されるポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩(a)の含有量が、(水の質量を基準=100質量%として)0.2%以上である、請求項1に記載の消臭剤組成物。
  3. 請求項1または2に記載の消臭剤組成物を、消臭剤組成物を適用すべき対象物に付着させ、該対象物の臭いを低減させる消臭方法。
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