JP2017137430A - アルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いるポリアルキレンオキシドの製造方法 - Google Patents

アルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いるポリアルキレンオキシドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ホスファゼン化合物の使用量を抑えて、高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを、効率よく製造可能な重合触媒及びそれを用いるポリアルキレンオキシドの製造方法の提供。【解決手段】式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩とルイス酸とを含むアルキレンオキシド重合触媒。ルイス酸がAl化合物、Zn化合物又はB化合物から選択された1種以上の化合物であるアルキレンオキシド重合触媒。(R1及びR2はH又はC1〜20の炭化水素基;X−は塩素アニオン、臭素アニオン、又はよう素アニオン;YはC又はP;aはYがCの時2、YがPの時3)【選択図】なし

Description

本発明は、アルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いるポリアルキレンオキシドの製造方法に関するものであり、特に高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを、効率よく製造することが可能となる新規なアルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いるポリアルキレンオキシドの製造方法に関するものである。
ポリアルキレンオキシドは、水酸化カリウムを触媒とし、アルキレンオキシドの付加重合をおこなうことによって製造されることが工業的に知られている。しかしながら、この方法で高分子量のポリアルキレンオキシドを製造した場合、得られるポリアルキレンオキシドは、副生物として不飽和結合を有するモノオールを多く含むため、不飽和度が高くなるという課題を抱えている。
ポリアルキレンオキシドの製造方法として、触媒として複金属シアン化物錯体を用いて製造する方法が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
また、不飽和度の低いポリアルキレンオキシドの製造方法として、特定のホスファゼニウム塩を触媒として用いて製造する方法が提案されている(例えば、特許文献3〜5参照。)。
さらに、ポリアルキレンオキシドの製造方法として、活性水素含有化合物、ホスファゼン化合物、トリイソブチルアルミニウムを1:1:2のモル比で混合して得られるアルキレンオキシド重合触媒を用い、トルエン溶媒中、20℃で、アルキレンオキシドの開環重合を行う方法が提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。その際の触媒活性種は、まず、活性水素含有化合物とホスファゼン化合物との反応により、活性水素含有化合物の脱プロトン化反応が進行し、その後、トリイソブチルアルミニウムが作用し、脱プロトン化した活性水素含有化合物がアルミニウム上へ移動することによって、触媒活性種となる機構が提案されている。
しかしながら、特許文献1、2に記載の方法では、得られるポリアルキレンオキシドの分子量分布が広く、アルキレンオキシドとしてエチレンオキシドが適応困難である等の課題を抱えていた。
特許文献3に提案の方法は、アルキレンオキシドの転化率が9〜19%と低いという課題を有するものであった。また、得られるポリアルキレンオキシドは、分子量17000000〜160000000g/molの高分子量体及び分子量1700〜2300g/molの低分子量体の混合物であり、ポリアルキレンオキシドとしても特段の特徴を有するものではなかった。
特許文献4〜6に記載の方法は、得られるポリアルキレンオキシドの不飽和度が、依然として高いものであり、更なる低減が求められていた。また、重合温度を低いと、触媒活性が低下し、逆に重合温度を高くすると、生成物中の不純物量の指標である不飽和度が高くなるという課題を有するものであった。更に、ホスファゼニウム塩の対アニオンがハロゲンアニオンの場合は、触媒として作用しないため、イオン交換反応等によりアルコキシアニオン、カルボキシアニオン、ヒドロキシアニオン等にイオン交換することが必須であり、ホスファゼニウム塩の製造に多大な労力が必要であった。
非特許文献1に提案の方法は、高価なホスファゼン化合物を多量に使用することが必要となり、効率的なポリアルキレンオキシドを工業的に製造する方法として課題を有するものであった。また、得られるポリアルキレンオキシドとしても特段の特徴を有するものではなかった。
ポリアルキレンオキシドの不飽和度が高くなると、ポリウレタン樹脂とした際の架橋密度が低下し、貯蔵弾性率が低下するため、ヒステリシスロス、圧縮永久歪み等の物性が低下するという課題を抱えている。また、ポリアルキレンオキシドの分子量分布が広くなると、ポリウレタン樹脂とする際の成形性が悪化するという課題を抱えている。また、ポリアルキレンオキシド中の低分子量成分が多くなると、ポリウレタン樹脂とした際の架橋密度が低下し、貯蔵弾性率が低下するため、ヒステリシスロス、圧縮永久歪み等の物性が低下するという課題を抱えている。
米国特許第5235114号明細書 特開平4−59825号公報 特許第3497054号明細書(特開平10−77289号公報) 特許第3905638号明細書(特開平11−106500号公報) 特許第5663856号明細書(特開2010−150514号公報)
Polymer Chemistry,2012,3,1189.
本発明は上記した背景技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、高価なホスファゼン化合物の使用量が少なく、高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを、低温での製造条件であっても効率よく製造することが可能となるアルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、単独では重合活性を示さない特定のホスファゼニウムハロゲン化物塩と、ルイス酸とを含むアルキレンオキシド重合触媒が、高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布のポリアルキレンオキシドを効率よく製造することが可能となることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、以下に示すアルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いるポリアルキレンオキシドの製造方法に関するものである。
[1]下記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩とルイス酸とを含むアルキレンオキシド重合触媒。
Figure 2017137430
(上記一般式(1)中、R及びRは、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基を表し、RとRが互いに結合した環構造、又はR同士若しくはR同士が互いに結合した環構造を形成してもよい。Xは塩素アニオン、臭素アニオン、又はよう素アニオンを表す。Yは炭素原子又はリン原子を表し、aはYが炭素原子のとき2であり、Yがリン原子のとき3である。)
[2]ルイス酸が、アルミニウム化合物、亜鉛化合物、及びホウ素化合物からなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする上記[1]に記載のアルキレンオキシド重合触媒。
[3]上記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩とルイス酸との割合が、[ホスファゼニウムハロゲン化物塩]:[ルイス酸]=1:0.002〜500(モル比)であることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のアルキレンオキシド重合触媒。
[4]上記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物、ルイス酸、及び活性水素含有化合物を含むことを特徴とする上記[1]乃至[3]のいずれかに記載のアルキレンオキシド重合触媒。
[5]活性水素含有化合物が、ヒドロキシ化合物、アミン化合物、カルボン酸化合物、チオール化合物、及び水酸基を有するポリエーテルポリオールからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする上記[4]に記載のアルキレンオキシド重合触媒。
[6]活性水素含有化合物中の活性水素1モルに対し、上記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩が0.001〜10モルの範囲であることを特徴とする上記[4]又は[5]に記載のアルキレンオキシド重合触媒。
[7]活性水素含有化合物中の活性水素1モルに対し、ルイス酸が0.001〜10モルの範囲であることを特徴とする上記[4]乃至[6]のいずれかに記載のアルキレンオキシド重合触媒。
[8]下記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩と活性水素含有化合物とを混合した後に、ルイス酸を混合することを特徴とするアルキレンオキシド重合触媒の製造方法。
Figure 2017137430
(上記一般式(1)中、R及びRは、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基を表し、RとRが互いに結合した環構造、又はR同士若しくはR同士が互いに結合した環構造を形成してもよい。Xは塩素アニオン、臭素アニオン、又はよう素アニオンを表す。Yは炭素原子又はリン原子を表し、aはYが炭素原子のとき2であり、Yがリン原子のとき3である。)
[9]上記[1]乃至[7]のいずれかに記載のアルキレンオキシド重合触媒存在下、アルキレンオキシドの開環重合を行うことを特徴とするポリアルキレンオキシドの製造方法。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒は、高い触媒活性を有する。また、本発明のアルキレンオキシ重合触媒を用いてアルキレンオキシドを重合することによって、高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを製造することができる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒は、上記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩とルイス酸とを含むものである。
そして、その際の該ホスファゼニウムハロゲン化物塩は、上記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩の範疇に属するものであれば如何なるものであってもよい。その際のR及びRは、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基を表し、RとRが互いに結合した環構造、又はR同士若しくはR同士が互いに結合した環構造を形成してもよい。
炭素数1〜20の炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、ビニル基、n−プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、アリル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、シクロブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、フェニル基、へプチル基、シクロヘプチル基、オクチル基、シクロオクチル基、ノニル基、シクロノニル基、デシル基、シクロデシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基等を挙げることができる。
また、RとRが互いに結合した環構造としては、例えば、ピロリジニル基、ピロリル基、ピペリジニル基、インドリル基、イソインドリル基等を挙げることができる。
同士又はR同士が結合した環構造としては、例えば、一方の置換基がエチレン基、プロピレン基、ブチレン基等のアルキレン基となって、他方の置換基と互いに結合した環構造を挙げることができる。
そして、これらの中で、R及びRとしては、特に触媒活性に優れるアルキレンオキシド重合触媒となり、原料であるグアニジン類の入手が容易という点から、メチル基、エチル基、イソプロピル基であることが好ましい。
また、該ホスファゼニウムハロゲン化物塩におけるXは、塩素アニオン、臭素アニオン、又はよう素アニオンである。これらの中で、Xとしては、特に触媒活性に優れるアルキレンオキシド重合触媒となることから、塩素アニオンが好ましい。
そして、該ホスファゼニウムハロゲン化物塩としては、具体的には、
テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスホニウムクロリド、テトラキス(1,1,3,3−テトラエチルグアニジノ)ホスホニウムクロリド、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−プロピル)グアニジノ)ホスホニウムクロリド、テトラキス(1,1,3,3−テトライソプロピルグアニジノ)ホスホニウムクロリド、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−ブチル)グアニジノ)ホスホニウムクロリド、テトラキス(1,1,3,3−テトラフェニルグアニジノ)ホスホニウムクロリド、テトラキス(1,1,3,3−テトラベンジルグアニジノ)ホスホニウムクロリド、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスホニウムクロリド、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスホニウムクロリド、テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスホニウムブロミド、テトラキス(1,1,3,3−テトラエチルグアニジノ)ホスホニウムブロミド、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−プロピル)グアニジノ)ホスホニウムブロミド、テトラキス(1,1,3,3−テトライソプロピルグアニジノ)ホスホニウムブロミド、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−ブチル)グアニジノ)ホスホニウムブロミド、テトラキス(1,1,3,3−テトラフェニルグアニジノ)ホスホニウムブロミド、テトラキス(1,1,3,3−テトラベンジルグアニジノ)ホスホニウムブロミド、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスホニウムブロミド、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスホニウムブロミド、テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスホニウムアイオダイド、テトラキス(1,1,3,3−テトラエチルグアニジノ)ホスホニウムアイオダイド、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−プロピル)グアニジノ)ホスホニウムアイオダイド、テトラキス(1,1,3,3−テトライソプロピルグアニジノ)ホスホニウムアイオダイド、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−ブチル)グアニジノ)ホスホニウムアイオダイド、テトラキス(1,1,3,3−テトラフェニルグアニジノ)ホスホニウムアイオダイド、テトラキス(1,1,3,3−テトラベンジルグアニジノ)ホスホニウムアイオダイド、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスホニウムアイオダイド、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスホニウムアイオダイド等のイミノ基含有ホスファゼニウムハロゲン化物塩、
テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムクロリド、テトラキス[トリス(ジエチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムクロリド、テトラキス[トリス(ジn−プロピルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムクロリド、テトラキス[トリス(ジイソプロピルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムクロリド、テトラキス[トリス(ジn−ブチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムクロリド、テトラキス[トリス(ジフェニルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムクロリド、テトラキス[トリス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムクロリド、テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムブロミド、テトラキス[トリス(ジエチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムブロミド、テトラキス[トリス(ジn−プロピルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムブロミド、テトラキス[トリス(ジイソプロピルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムブロミド、テトラキス[トリス(ジn−ブチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムブロミド、テトラキス[トリス(ジフェニルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムブロミド、テトラキス[トリス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムブロミド、テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムアイオダイド、テトラキス[トリス(ジエチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムアイオダイド、テトラキス[トリス(ジn−プロピルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムアイオダイド、テトラキス[トリス(ジイソプロピルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムアイオダイド、テトラキス[トリス(ジn−ブチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムアイオダイド、テトラキス[トリス(ジフェニルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムアイオダイド、テトラキス[トリス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムアイオダイド等のホスファゼニウムハロゲン化物塩
を例示することができる。
これらの中で、触媒性能に優れるポリアルキレンオキシド製造触媒となることから、テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスファゼニウムクロリド、テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスファゼニウムブロミド、テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムクロリドが特に好ましい。
本発明において、ルイス酸としては、例えば、アルミニウム化合物、亜鉛化合物、ホウ素化合物等を挙げることができる。
アルミニウム化合物としては、例えば、有機アルミニウム、無機アルミニウム、アルミノキサン等を挙げることができる。
有機アルミニウムとしては、例えば、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリノルマルヘキシルアルミニウム、トリエトキシアルミニウム、トリイソプロポキシアルミニウム、トリイソブトキシアルミニウム、トリフェニルアルミニウム、ジフェニルモノイソブチルアルミニウム、モノフェニルジイソブチルアルミニウム等を挙げることができる。
無機アルミニウムとしては、塩化アルミニウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム等を挙げることができる。
アルミノキサンとしては、例えば、下式
(−AlR−O−)
(式中、Rは、炭素数1〜20の炭化水素基を表す。nは2以上の整数を表す。)
で示される化合物を挙げることができる。
ここで、炭素数1〜20の炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、ビニル基、n−プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、アリル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、シクロブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、フェニル基、へプチル基、シクロヘプチル基、オクチル基、シクロオクチル基、ノニル基、シクロノニル基、デシル基、シクロデシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基等を挙げることができる。
これらの中で、Rとしては、入手が容易で、高いアルキレンオキシドの転化率を示すアルキレンオキシド重合触媒となることから、メチル基、イソブチル基が好ましい。
アルミノキサンの具体例としては、メチルアルミノキサン、イソブチルアルミノキサン、メチル−イソブチルアルミノキサン等を挙げることができる。また、アルミノキサンの市販品としては、例えば、(商品名)MMAO−3A(東ソー・ファインケム社製)、(商品名)TMAO−340シリーズ(東ソー・ファインケム社製)、(商品名)TMAO−200シリーズ(東ソー・ファインケム社製)、(商品名)PBAO(東ソー・ファインケム社製)、(商品名)Solid−MAO(東ソー・ファインケム社製)等を挙げることができる。
亜鉛化合物としては、例えば、ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛、ジフェニル亜鉛等の有機亜鉛;塩化亜鉛、酸化亜鉛等の無機亜鉛を挙げることができる。
ホウ素化合物としては、例えば、トリエチルボラン、トリメトキシボラン、トリエトキシボラン、トリイソプロポキシボラン、トリフェニルボラン、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン、トリフルオロボラン等を挙げることができる。
そして、これらの中でも、触媒性能に優れるアルキレンオキシド重合触媒となることから、有機アルミニウム、有機亜鉛が好ましく、特に好ましくは、有機アルミニウムである。
また、これらの中でも、入手が容易で、触媒活性に優れるアルキレンオキシド重合触媒となることから、トリイソブチルアルミニウム、トリイソプロポキシアルミニウム、ジエチル亜鉛が特に好ましい。
そして、これらルイス酸は、単独で用いても良いし、数種類を混合して用いても良い。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒における、上記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩とルイス酸との割合は、アルキレンオキシド重合触媒としての作用が発現する限りにおいて任意であり、特に限定されない。それらの中でも特に触媒活性に優れ、アルキレンオキシドの転化率が高い重合触媒となることから、[ホスファゼニウムハロゲン化物塩]:[ルイス酸]=1:0.002〜500(モル比)であることが好ましく、1:0.002〜1(モル比)であることがさらに好ましい。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒としては、より高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを効率よく製造することが可能となり、触媒活性に優れた重合触媒となることから、さらに活性水素含有化合物を用いることが特に好ましい。その際の活性水素含有化合物としては、例えば、水、ヒドロキシ化合物、アミン化合物、カルボン酸化合物、チオール化合物、水酸基を有するポリエーテルポリオール等を挙げることができる。
ヒドロキシ化合物としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ソルビトール、シュークローズ、グルコース、2−ナフトール、ビスフェノール等を挙げることができる。
アミン化合物としては、例えば、エチレンジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、ピペリジン、ピペラジン等を挙げることができる。
カルボン酸化合物としては、例えば、安息香酸、アジピン酸等を挙げることができる。
チオール化合物としては、例えば、エタンジチオール、ブタンジチオール等を挙げることができる。
水酸基を有するポリエーテルポリオールとしては、例えば、分子量200〜3000のポリエーテルポリオール等を挙げることができる。
そして、これら活性水素含有化合物は、単独で用いても良いし、数種類を混合して用いても良い。
また、活性水素含有化合物を用いる際には、より高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを効率よく製造することが可能となる、触媒活性に優れた重合触媒となることから、活性水素含有化合物中の活性水素1モルに対し、上記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩は0.001〜10モルが好ましく、0.001〜5モルであることが特に好ましい。また、活性水素含有化合物中の活性水素1モルに対し、上記ルイス酸は0.001〜10モルが好ましく、特に0.001〜5モルであることが好ましい。
本発明において、アルキレンオキシド重合触媒の調製方法は、本発明のポリアルキレンオキシドが可能であれば如何なる方法をも用いることが可能であり、特に限定されない。
例えば、上記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩とルイス酸とを混合する方法を挙げることができる。その際には、溶媒として、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等を用いても良い。
また、上記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩とルイス酸を含むアルキレンオキシド重合触媒存在下、活性水素含有化合物を開始剤とし、アルキレンオキシドの開環重合を行う場合は、ホスファゼニウムハロゲン化物塩、ルイス酸、及び活性水素含有化合物を同時に混合する方法、これらのうちの1成分に他の2成分を混合する方法、これらのうちの2成分に他の1成分を混合する方法、等の如何なる方法を用いても良い。
それらの中でも、より高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを効率よく製造することが可能となる、触媒活性に優れた重合触媒を調製することが可能となることから、上記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩と活性水素含有化合物とを混合した後に、それらとルイス酸とを混合し、アルキレンオキシド重合触媒を調製することが好ましい。その際には、加熱・減圧処理等を行ってもよく、加熱処理の温度としては、例えば50〜150℃、好ましくは70〜130℃を挙げることができ、また、減圧処理の際の圧力としては、例えば50kPa以下、好ましくは20kPa以下を挙げることができる。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒は、触媒活性に優れることからポリアルキレンオキシドの製造に有用である。
本発明のポリアルキレンオキシドの製造方法は、上記した本発明のアルキレンオキシド重合触媒存在下、アルキレンオキシドの開環重合を行うことをその特徴とする。
その際のアルキレンオキシドとしては、特に限定するものではないが、例えば、炭素数2〜20のアルキレンオキシドを挙げることができる。具体的には、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、イソブチレンオキシド、ブタジエンモノオキシド、ペンテンオキシド、スチレンオキシド、シクロヘキセンオキシド等が例示される。
これらの中で、アルキレンオキシドの入手が容易で、得られるポリアルキレンオキシドの工業的価値の高いことから、エチレンオキシド、プロピレンオキシドが好ましい。アルキレンオキシドは、単一で用いても2種以上を混合して用いても良い。2種以上を混合して用いる場合は、例えば第1のアルキレンオキシドを反応させた後、第2のアルキレンオキシドを反応させても良いし、2種以上のアルキレンオキシドを同時に反応させても良い。
本発明のポリアルキレンオキシドの製造方法において、重合圧力は、通常0.05〜1.0MPaの範囲、好ましくは0.1〜0.6MPaの範囲である。本発明のポリアルキレンオキシドの製造において、重合温度は、通常0〜130℃の範囲、好ましくは10〜110℃の範囲である。
本発明のポリアルキレンオキシドの製造方法において、重合は、例えば、溶媒中又は無溶媒中で行うことができる。使用する溶媒としては、特に限定するものではないが、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等を挙げることができる。
本発明のポリアルキレンオキシドの製造方法においては、効率的なポリアルキレンオキシドの製造方法となることから、触媒活性として100g/mol・min以上を示すものであることが好ましく、200g/mol・min以上を示すものであることが特に好ましい。
本発明の製造方法により得られるポリアルキレンオキシドは、JIS K−1557記載の方法により算出したポリアルキレンオキシドの水酸基価と、その官能基数とから算出した分子量として、1000〜50000g/molであるものが好ましく、3000〜30000g/molであるものであることが特に好ましい。
また、不飽和度は、0.05meq/g以下であるものが好ましく、0.03meq/g以下であるものが特に好ましい。さらに、ポリアルキレンオキシドの数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)から算出した、ポリアルキレンオキシドの分子量分布(Mw/Mn)は、1.3以下であるものが好ましく、1.1以下であるものが特に好ましい。
以下、実施例により本発明を説明するが、本実施例は何ら本発明を制限するものではない。まず、本発明における触媒活性の算出方法、本発明により製造されるポリアルキレンオキシドの分析方法について説明する。
〜触媒活性(単位:g/mol・min)〜
反応したアルキレンオキシドの量をa(単位:g)、用いたホスファゼニウムハロゲン化物塩の量をb(単位:mol)、重合に要した時間をc(単位:min)とし、次式により触媒活性を算出した。
触媒活性=a/(b×c)。
〜ポリアルキレンオキシドの分子量(単位:g/mol)〜
JIS K−1557記載の方法により、ポリアルキレンオキシドの水酸基価d(単位:mgKOH/g)を測定した。得られるポリアルキレンオキシドの官能基数をeとし、次式によりポリアルキレンオキシドの分子量を算出した。
分子量=(56100/d)×e。
〜ポリアルキレンオキシドの不飽和度(単位:meq/g)〜
JIS K−1557記載の方法により、ポリアルキレンオキシドの不飽和度を算出した。
〜ポリアルキレンオキシドの分子量分布(単位:無し)〜
ゲル・パーミェション・クロマトグラフ(GPC)(東ソー(株)社製、(商品名)HLC8020)を用い、テトラヒドロフランを溶媒として、40℃で測定を行い、標準物質としてポリスチレンを用い、ポリアルキレンオキシドの分子量分布を算出した。
〜ホスファゼニウムハロゲン化物塩〜
ホスファゼニウムハロゲン化物塩A:テトラキス(テトラメチルグアニジノ)ホスホニウムクロリド:((MeN)C=N) Clは下記合成例1により合成したものを用いた。
ホスファゼニウムハロゲン化物塩B:テトラキス(テトラメチルグアニジノ)ホスホニウムブロミド:((MeN)C=N) Brは下記合成例2により合成したものを用いた。
ホスファゼニウムハロゲン化物塩C:テトラキス[トリス(ジメチルアミノホスホラニリデン)アミノ]ホスホニウムクロリド:[(MeN)P=N] Clは市販品(Aldrich社製)をそのまま使用した。
合成例1(ホスファゼニウムハロゲン化物塩Aの合成)
特開2013−112645号公報の実施例1に従い、ホスファゼニウムハロゲン化物塩Aとして、テトラキス(テトラメチルグアニジノ)ホスホニウムクロリド:((MeN)C=N) Clを合成した。
乾燥後に得られた白色固体は225gであり、該白色個体は、テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスホニウムクロリド((MeN)C=N) Cl)であることを確認した。また、H−NMRより求めた純度は98%であり、収率は92.7%であった。
生成物は、H−NMR、GC−MS、元素分析により同定した。
H−NMR(重溶媒:CDCl,内部標準:テトラメチルシラン):
化学シフト:2.83ppm(ホスファゼニウム塩由来のメチル基)。
GC−MS(FAB+)測定結果:
m/z=487(テトラキス(テトラメチルグアニジノ)ホスホニウムカチオンの分子量に一致。)。
合成例2(ホスファゼニウムハロゲン化物塩Bの合成)
特開2013−112645号公報の実施例1における五塩化リンの代わりに五臭化リンを用いた以外は同様に反応を行い、ホスファゼニウムハロゲン化物塩Bとして、テトラキス(テトラメチルグアニジノ)ホスホニウムブロミド:((MeN)C=N)4P Brを合成した。
乾燥後に得られた白色固体は239gであり、該白色個体は、テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスホニウムブロミド((MeN)C=N)4P Br)であることを確認した。また、H−NMRより求めた純度は98%であり、収率は90.7%であった。
生成物は、H−NMR、GC−MS、元素分析により同定した。
H−NMR(重溶媒:CDCl,内部標準:テトラメチルシラン):
化学シフト:2.83ppm(ホスファゼニウム塩由来のメチル基)。
GC−MS(FAB+)測定結果:
m/z=487(テトラキス(テトラメチルグアニジノ)ホスホニウムカチオンの分子量に一致。)。
実施例1.
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、合成例1により得られたホスファゼニウムハロゲン化物塩A2.61g(5mmol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液10ml(10mmol)を加え、混合することによって、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を20℃とし、プロピレンオキシド108gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温18〜22℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシド及びトルエンの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド106gを得た。触媒活性は350g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は20000g/mol、不飽和度は0.008meq/g、分子量分布は1.07であった。結果を表1に示す。
Figure 2017137430
実施例2.
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、合成例1により得られたホスファゼニウム塩A1.31g(2.5mmol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液7.5ml(7.5mmol)を加え、混合することによって、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を20℃とし、プロピレンオキシド108gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温18〜22℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシド及びトルエンの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド106gを得た。触媒活性は400g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は20000g/mol、不飽和度は0.008meq/g、分子量分布は1.08であった。結果を表1に併せて示す。
実施例3.
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール[三洋化成工業社製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g]18g(18mmol、活性水素量54mmol)、及び合成例1で得られたホスファゼニウム塩A0.23g(0.45mmol、活性水素1molに対して0.008mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行った。その後、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液1.35ml(1.35mmol、活性水素1molに対して0.025mol)を加え、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を90℃とし、プロピレンオキシド92gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温88〜92℃の範囲で反応させた。次いで、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった後、エチレンオキシド18gを反応圧力0.25MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温108〜112℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留エチレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド127gを得た。触媒活性は850g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6900g/mol、不飽和度は0.007meq/g、分子量分布は1.07であった。結果を表1に併せて示す。
実施例4.
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール[三洋化成工業社製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g]18g(18mmol、活性水素量54mmol)、及び合成例2で得られたホスファゼニウム塩B0.26g(0.45mmol、活性水素1molに対して0.008mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行った。その後、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液1.35ml(1.35mmol、活性水素1molに対して0.025mol)を加え、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を90℃とし、プロピレンオキシド92gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温88〜92℃の範囲で反応させた。次いで、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった後、エチレンオキシド18gを反応圧力0.25MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温108〜112℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留エチレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド122gを得た。触媒活性は820g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6700g/mol、不飽和度は0.006meq/g、分子量分布は1.06であった。結果を表1に併せて示す。
実施例5.
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール[三洋化成工業社製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g]18g(18mmol、活性水素量54mmol)、及び市販のホスファゼニウム塩C0.35g(0.45mmol、活性水素1molに対して0.008mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行った。その後、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液1.35ml(1.35mmol、活性水素1molに対して0.025mol)を加え、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を90℃とし、プロピレンオキシド92gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温88〜92℃の範囲で反応させた。次いで、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった後、エチレンオキシド18gを反応圧力0.25MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温108〜112℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留エチレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド129gを得た。触媒活性は860g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は7000g/mol、不飽和度は0.007meq/g、分子量分布は1.06であった。結果を表1に併せて示す。
実施例6.
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール[三洋化成工業社製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g]18g(18mmol、活性水素量54mmol)、及び合成例1で得られたホスファゼニウム塩A0.12g(0.23mmol、活性水素1molに対して0.004mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行った。その後、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液0.68ml(0.68mmol、活性水素1molに対して0.013mol)を加え、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を90℃とし、プロピレンオキシド92gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温88〜92℃の範囲で反応させた。次いで、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった後、エチレンオキシド18gを反応圧力0.25MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温108〜112℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留エチレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド126gを得た。触媒活性は、1300g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6800g/mol、不飽和度は0.005meq/g、分子量分布は1.06であった。結果を表1に併せて示す。
実施例7.
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール[三洋化成工業社製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g]18g(18mmol、活性水素量54mmol)、及び合成例1で得られたホスファゼニウムハロゲン化物塩A0.14g(0.27mmol、活性水素1molに対して0.005mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行った。その後、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液0.54ml(0.54mmol、活性水素1molに対して0.010mol)を加え、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を90℃とし、プロピレンオキシド92gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温88〜92℃の範囲で反応させた。次いで、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった後、エチレンオキシド18gを反応圧力0.25MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温118〜122℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留エチレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド125gを得た。触媒活性は650g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6800g/mol、不飽和度は0.007meq/g、分子量分布は1.05であった。結果を表1に併せて示す。
実施例8.
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール(三洋化成工業製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g)6.0g(6.0mmol、活性水素量18mmol)、及び合成例1で得られたホスファゼニウムハロゲン化物塩A0.09g(0.18mmol、活性水素1molに対して0.010mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行った。その後、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液0.36ml(0.36mmol、活性水素1molに対して0.020mol)を加え、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を90℃とし、プロピレンオキシド92gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温88〜92℃の範囲で反応させた。次いで、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった後、エチレンオキシド18gを反応圧力0.25MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温108〜112℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留エチレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド112gを得た。触媒活性は、980g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は18000g/mol、不飽和度は0.008meq/g、分子量分布は1.08であった。結果を表1に併せて示す。
実施例9.
オートクレーブの内温を90℃から120℃とした以外は実施例3と同様の方法により、アルキレンオキシド重合触媒、ポリアルキレンオキシドの製造をおこなった。無色無臭のポリアルキレンオキシド127gを得た。触媒活性は、1420g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6900g/mol、不飽和度は0.006meq/g、分子量分布は1.06であった。結果を表1に併せて示す。
比較例1.
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール(三洋化成工業製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g)6.0g(6.0mmol、活性水素量18mmol)、及びホスファゼンP4塩基である1−tert−ブチル−4,4,4−トリス(ジメチルアミノ)−2,2−ビス(トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ)−2λ5,4λ5−カテナジ(ホスファゼン)の1.0mol/lのヘキサン溶液18ml(18mmol、活性水素1molに対して1.0mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、トリイソブチルアルミニウムの2.0mol/lのトルエン溶液18ml(36mmol、活性水素1molに対して2.0mol)を加え、混合することによって、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を20℃とし、プロピレンオキシド37gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温18〜22℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド42gを得た。触媒活性は11g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6900g/mol、不飽和度は0.016meq/g、分子量分布は1.36であった。結果を表2に示す。
Figure 2017137430
比較例2.
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール[三洋化成工業社製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g]18g(18mmol、活性水素量54mmol)、及び合成例1で得られたホスファゼニウムハロゲン化物塩A0.23g(0.45mmol、活性水素1molに対して0.008mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を90℃とし、プロピレンオキシドを反応圧力0.3MPa以下、内温88〜92℃の範囲で反応させた。しかしながら、反応温度90℃で反応圧力0.3MPaに到達後、全く圧力の減少は観測されなかった。90℃で10時間反応を継続した後、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった。原料のポリエーテルポリオール10gを回収した。トリイソブチルアルミニウム単独ではプロピレンオキシドの重合活性を全く示さなかった。結果を表2に併せて示す。
比較例3.
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール[三洋化成工業社製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g]18g(18mmol、活性水素量54mmol)、及び合成例2で得られたホスファゼニウムハロゲン化物塩B0.26g(0.45mmol、活性水素1molに対して0.008mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を90℃とし、プロピレンオキシドを反応圧力0.3MPa以下、内温88〜92℃の範囲で反応させた。しかしながら、反応温度90℃で反応圧力0.3MPaに到達後、全く圧力の減少は観測されなかった。90℃で10時間反応を継続した後、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった。原料のポリエーテルポリオール10gを回収した。トリイソブチルアルミニウム単独ではプロピレンオキシドの重合活性を全く示さなかった。結果を表2に示す。
比較例4.
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール[三洋化成工業社製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g]18g(18mmol、活性水素量54mmol)、及び市販品(Aldrich社製)ホスファゼニウムハロゲン化物塩C0.35g(0.45mmol、活性水素1molに対して0.008mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を90℃とし、プロピレンオキシドを反応圧力0.3MPa以下、内温88〜92℃の範囲で反応させた。しかしながら、反応温度90℃で反応圧力0.3MPaに到達後、全く圧力の減少は観測されなかった。90℃で10時間反応を継続した後、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった。原料のポリエーテルポリオール10gを回収した。トリイソブチルアルミニウム単独ではプロピレンオキシドの重合活性を全く示さなかった。結果を表2に示す。
比較例5.
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール[三洋化成工業社製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g]18g(18mmol、活性水素量54mmol)、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液1.35ml(1.35mmol、活性水素1molに対して0.025mol)を加え、内温を90℃とし、0.5kPaの減圧処理を行った。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を90℃とし、プロピレンオキシドを反応圧力0.3MPa以下、内温88〜92℃の範囲で反応させた。しかしながら、反応温度90℃で反応圧力0.3MPaに到達後、全く圧力の減少は観測されなかった。90℃で10時間反応を継続した後、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった。原料のポリエーテルポリオール10gを回収した。トリイソブチルアルミニウム単独ではプロピレンオキシドの重合活性を全く示さなかった。結果を表2に併せて示す。
実施例10.
トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液1.35ml(1.35mmol、活性水素1molに対して0.008mol)の代わりに、トリイソプロポキシアルミニウム0.27g(1.35mmol、活性水素1molに対して0.025mol)を用いた以外は、実施例3と同様の方法により、アルキレンオキシド重合触媒、ポリアルキレンオキシドの製造をおこなった。無色無臭のポリアルキレンオキシド127gを得た。触媒活性は、750g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6900g/mol、不飽和度は0.007meq/g、分子量分布は1.05であった。結果を表3に示す。
Figure 2017137430
実施例11.
トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液1.35ml(1.35mmol、活性水素1molに対して0.025mol)の代わりに、トリフェニルアルミニウム1.0M溶液1.35ml(1.35mmol、活性水素1molに対して0.025mol)を用いた以外は、実施例3と同様の方法により、アルキレンオキシド重合触媒、ポリアルキレンオキシドの製造をおこなった。無色無臭のポリアルキレンオキシド127gを得た。触媒活性は、680g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6900g/mol、不飽和度は0.006meq/g、分子量分布は1.06であった。結果を表3に併せて示す。
実施例12.
トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液1.35ml(1.35mmol、活性水素1molに対して0.025mol)の代わりに、塩化アルミニウム0.18g(1.35mmol、活性水素1molに対して0.025mol)を用いた以外は、実施例3と同様の方法により、アルキレンオキシド重合触媒、ポリアルキレンオキシドの製造をおこなった。無色無臭のポリアルキレンオキシド126gを得た。触媒活性は、650g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6900g/mol、不飽和度は0.006meq/g、分子量分布は1.07であった。結果を表3に併せて示す。
実施例13.
トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液1.35ml(1.35mmol、活性水素1molに対して0.025mol)の代わりに、イソブチルアルミノキサン1.0Mヘキサン溶液1.35ml(1.35mmol、活性水素1molに対して0.025mol)を用いた以外は、実施例3と同様の方法により、アルキレンオキシド重合触媒、ポリアルキレンオキシドの製造をおこなった。無色無臭のポリアルキレンオキシド107gを得た。触媒活性は、350g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6900g/mol、不飽和度は0.006meq/g、分子量分布は1.06であった。結果を表3に併せて示す。
実施例14.
合成例1で得られたホスファゼニウムハロゲン化物塩A0.23g(0.45mmol、活性水素1molに対して0.008mol)を0.46g(0.9mmol、活性水素1molに対して0.016mol)とし、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液1.35ml(1.35mmol、活性水素1molに対して0.025mol)の代わりに、ジエチル亜鉛の1.0mol/lのヘキサン溶液2.7ml(2.7mmol、活性水素1molに対して0.05mol)を用いた以外は、実施例3と同様の方法により、アルキレンオキシド重合触媒、ポリアルキレンオキシドの製造をおこなった。無色無臭のポリアルキレンオキシド127gを得た。触媒活性は、380g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6900g/mol、不飽和度は0.010meq/g、分子量分布は1.07であった。結果を表3に併せて示す。
実施例15.
トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液1.35ml(1.35mmol、活性水素1molに対して0.025mol)の代わりに、トリフルオロボラン0.39g(2.7mmol、活性水素1molに対して0.05mol)を用いた以外は、実施例3と同様の方法により、アルキレンオキシド重合触媒、ポリアルキレンオキシドの製造をおこなった。無色無臭のポリアルキレンオキシド120gを得た。触媒活性は、360g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6600g/mol、不飽和度は0.009meq/g、分子量分布は1.07であった。結果を表3に併せて示す。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒を用いることにより、効率的にポリアルキレンオキシドを製造することができる。得られるポリアルキレンオキシドは、ポリウレタン原料、ポリエステル原料、界面活性剤原料、潤滑剤原料等に有用である。特に各種イソシアネート化合物と反応させることにより、断熱材等に使用される硬質フォーム、自動車のシート・クッション、寝具等に使用される軟質フォーム、接着剤、塗料、シーリング材、熱硬化性エラストマー、熱可塑性エラストマーへの展開が期待される。

Claims (9)

  1. 下記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩とルイス酸とを含むアルキレンオキシド重合触媒。
    Figure 2017137430
    (上記一般式(1)中、R及びRは、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基を表し、RとRが互いに結合した環構造、又はR同士若しくはR同士が互いに結合した環構造を形成してもよい。Xは塩素アニオン、臭素アニオン、又はよう素アニオンを表す。Yは炭素原子又はリン原子を表し、aはYが炭素原子のとき2であり、Yがリン原子のとき3である。)
  2. ルイス酸が、アルミニウム化合物、亜鉛化合物、及びホウ素化合物からなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載のアルキレンオキシド重合触媒。
  3. 上記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩とルイス酸との割合が、[ホスファゼニウムハロゲン化物塩]:[ルイス酸]=1:0.002〜500(モル比)であることを特徴とする請求項1又は2に記載のアルキレンオキシド重合触媒。
  4. 上記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩、ルイス酸、及び活性水素含有化合物を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアルキレンオキシド重合触媒。
  5. 活性水素含有化合物が、ヒドロキシ化合物、アミン化合物、カルボン酸化合物、チオール化合物、及び水酸基を有するポリエーテルポリオールからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項4に記載のアルキレンオキシド重合触媒。
  6. 活性水素含有化合物中の活性水素1モルに対し、上記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩が0.001〜10モルの範囲であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のアルキレンオキシド重合触媒。
  7. 活性水素含有化合物中の活性水素1モルに対し、ルイス酸が0.001〜10モルの範囲であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載のアルキレンオキシド重合触媒。
  8. 下記一般式(1)で示されるホスファゼニウムハロゲン化物塩と活性水素含有化合物とを混合した後に、ルイス酸を混合することを特徴とするアルキレンオキシド重合触媒の製造方法。
    Figure 2017137430
    (上記一般式(1)中、R及びRは、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基を表し、RとRが互いに結合した環構造、又はR同士若しくはR同士が互いに結合した環構造を形成してもよい。Xは塩素アニオン、臭素アニオン、又はよう素アニオンを表す。Yは炭素原子又はリン原子を表し、aはYが炭素原子のとき2であり、Yがリン原子のとき3である。)
  9. 請求項1乃至7のいずれかに記載のアルキレンオキシド重合触媒存在下、アルキレンオキシドの開環重合を行うことを特徴とするポリアルキレンオキシドの製造方法。
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