以下に、図面を参照しながら開示技術を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
開示技術を適用した第1実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の排気再循環システム1は、例えば車両に搭載された水冷式の内燃機関10に適用される。以下、排気再循環システムをEGRシステム(Exhaust Gas Recirculation System)と呼ぶ場合がある。また、内燃機関をエンジンと呼ぶ場合がある。エンジン10は、ターボチャージャ11を備えた過給機付エンジンであり、例えば複数の気筒を有している。エンジン10は、例えばガソリンエンジンである。エンジン10は、ディーゼルエンジン等であってもかまわない。
エンジン10には、エンジン10の吸気が流通する吸気流路を形成する吸気ダクト20と、エンジン10の排気が流通する排気流路を形成する排気ダクト30とが接続している。吸気ダクト20は、例えば吸気マニホルド及び吸気マニホルドの吸気流れ上流側に配置される吸気管を含む。排気ダクト30は、例えば排気マニホルド及び排気マニホルドの排気流れ下流側に配置される排気管を含む。
吸気ダクト20には、吸気流れ上流側から順に、エアクリーナ21、ターボチャージャ11のコンプレッサ11a、スロットルバルブ22及びインタークーラ23が配設されている。エアクリーナ21は、エアフィルタを有し、吸気を清浄化する。ターボチャージャ11は、コンプレッサ11aと排気ダクト30に配設された排気タービン11bとを有している。ターボチャージャ11は、排気のエネルギーによって排気タービン11bが回転駆動され、排気タービン11bに連結されたコンプレッサ11aが回転駆動されることにより過給を行なう。スロットルバルブ22は、吸気ダクト20内を流れエンジン10に吸入される気体の流量を調節する。インタークーラ23は、コンプレッサ11aで圧縮されて高温となった吸気を、例えばエンジン冷却水との熱交換により冷却する。
排気ダクト30には、排気流れ上流側から順に、排気タービン11b及び浄化装置31が配設されている。浄化装置31は、例えば触媒を備えた排気浄化装置である。浄化装置31は、排気が車外へ排出される際に予め除去されることが好ましい粒子状物質や窒素酸化物等のガス状物質を、排気から除去する。
EGRシステム1は、還流ダクト40、分流ダクト41、ガスクーラ42、EGRバルブ43、処理装置50及び制御装置60を備えている。還流ダクト40は、一端側が排気ダクト30に接続するとともに、他端側が吸気ダクト20に接続している。還流ダクト40の一端側は、排気ダクト30における浄化装置31下流側の部位に接続している。還流ダクト40の他端側は、吸気ダクト20におけるエアクリーナ21下流側かつコンプレッサ11a上流側の排気合流部20aに接続している。還流ダクト40は、排気ダクト30内の排気流路を流れる排気の少なくとも一部を、吸気ダクト20内の吸気流路の排気合流部20aへ還流可能な還流路を形成する。
還流ダクト40には、還流排気流れ上流側から順に、ガスクーラ42、処理装置50及びEGRバルブ43が配設されている。ガスクーラ42は、例えばエンジン冷却水との熱交換により通過する排気から吸熱して排気を冷却する吸熱部42aを有している。ガスクーラ42は、排気冷却器に相当する。吸熱部42aは、排気とエンジン冷却水とを熱交換するものに限定されない。吸熱部42aは、例えば、排気とエンジン冷却水以外の冷却媒体との熱交換を行うものであってもよい。
還流ダクト40内に形成される排気の還流路のうち、吸熱部42aへの排気の流入部位42bと排気合流部20aとの間の領域が、本実施形態における第1領域に相当する。以下、当該領域を第1領域と呼ぶ場合がある。還流ダクト40内の還流路を流れる排気は、吸熱部42aの排気流れ上流端の流入部位42bへ流入した時点から冷却される。したがって、第1領域には、流入部位42bより上流側を流れる排気よりも低温の排気が流通する。
EGRバルブ43は、例えば電動弁装置からなり、開状態のときには排気の流通を許容し、閉状態のときには排気の流通を禁止する。EGRバルブ43は、弁開度を調節することにより、還流ダクト40内の還流路を流れる排気流量を調節する。EGRバルブ43は、制御装置60からの制御信号により開度を設定する。
分流ダクト41は、一端側が還流ダクト40に接続するとともに、他端側が排気ダクト30に接続している。分流ダクト41の一端側は、還流ダクト40におけるガスクーラ42上流側の部位に接続している。分流ダクト41の他端側は、排気ダクト30における還流ダクト40の分岐接続点よりも下流側の部位に接続している。分流ダクト41は、ガスクーラ42により冷却されない高温の排気を流通する排気流路を形成する。分流ダクト41の両端の接続点は、上記したものに限定されない。分流ダクト41の上流端は、例えば排気ダクト30に直接接続してもよい。分流ダクト41の下流端は、例えば排気ダクト30に接続せず車両の外部に開口してもよい。
処理装置50は、図2及び図3に示すように、第1配管51、第2配管52、切替バルブ53、吸着部材55及び吸着部冷却器56を備えている。第1配管51は、内部に第1通気路51aを形成する。第2配管52は、内部に第2通気路52aを形成する。第1通気路51aと第2通気路52aとは、第1配管51及び第2配管52により相互に隔絶されている。
吸着部材55は、第1通気路51aに配置された第1部材551と第2通気路52aに配置された第2部材552とを有する。吸着部材55は、例えばゼオライトやシリカゲル等の水分吸着能を有する材料により形成されている。吸着部材55は、例えば、吸着能を有する材料を、連泡を有する連通多孔体として形成することができる。また、吸着部材55は、例えば、吸着能を有する材料を粒状に成形して、複数の粒状体を通気路に充填して形成することができる。吸着部材55は、水分を物理吸着するものに限定されない。吸着部材55は、例えば酸化カルシウムのような化学吸着能力を有する材料により形成してもよい。
切替バルブ53は、図2に示す第1通気路51aが第1領域に含まれる第1通気モードと、図3に示す第2通気路52aが第1領域に含まれる第2通気モードとを選択的に切り替える。切替バルブ53は、例えば4枚のダンパからなる弁部を電動アクチュエータで駆動するものとすることができる。切替バルブ53は、上記した構成に限定されず、複数の開閉弁や三方切替弁等を用いて構成することができる。切替バルブ53は、本実施形態における流路切替装置に相当する。
切替バルブ53の通気モード切替動作により、図2に示す第1通気モードが設定された場合には、第1配管51及び第1部材551が吸着部50aとなり、図3に示す第2通気モードが設定された場合には、第2配管52及び第2部材552が吸着部50aとなる。吸着部50aは、通過する排気に含まれる水分を吸着部材55で吸着する。吸着部50aは、排気がガスクーラ42で冷却された際に生成される凝縮水を吸着し、排気から除去する。
第1通気モードが設定された場合には、第2通気路52aは第1領域外にあり、ガスクーラ42で冷却されない高温の排気が流通する。第1通気モードが設定された場合には、第2配管52及び第2部材552が脱離部50bとなる。一方、第2通気モードが設定された場合には、第1通気路51aは第1領域外にあり、ガスクーラ42で冷却されない高温の排気が流通する。第2通気モードが設定された場合には、第1配管51及び第1部材551が脱離部50bとなる。
分流ダクト41内の排気流路は、第1領域とは異なる第2領域であると言える。脱離部50bは、第2領域に位置付けられた吸着部材55から吸着している水を脱離する。脱離部50bは、エンジン10の高温の排気の熱により吸着部材55を加熱して吸着部材55から水分を脱離させ、吸着部材55の吸着能力を再生する。切替バルブ53は、制御装置60からの制御信号により通気モードを設定する。
第1通気モードと第2通気モードとが交互に設定されると、第1領域に位置付けられる吸着部材55が順次変更され、吸着部50aで水の吸着処理を連続的に行なうことができる。また、第2領域に位置付けられる吸着部材55も順次変更され、脱離部50bで水の脱離処理を連続的に行なうことができる。
吸着部冷却器56は、第1配管51に配設された第1冷却器561と第2配管52に配設された第2冷却器562とを有する。第1冷却器561は、例えば第1配管51と二重管構造をなす冷却器とすることができる。第1冷却器561は、第1配管51の外周に例えばエンジン冷却水を冷却媒体として流通し第1部材551を冷却することができる。また、第1冷却器561は、第1部材551を介して第1通気路51aを流通する排気も冷却することができる。
第2冷却器562は、例えば第2配管52と二重管構造をなす冷却器とすることができる。第2冷却器562は、第2配管52の外周に例えばエンジン冷却水を冷却媒体として流通し第2部材552を冷却することができる。また、第2冷却器562は、第2部材552を介して第2通気路52aを流通する排気も冷却することができる。なお、第1冷却器561及び第2冷却器562のいずれにおいても、冷却水と排気とは対向流を形成することが好ましい。吸着部冷却器56は、吸着部材冷却部に相当する。
吸着部冷却器56は、第1冷却器561及び第2冷却器562のうち、吸着部50aとして機能する側の冷却器で吸着部材55を冷却する。吸着部冷却器56は、例えば冷却水流路切替装置を備えており、この冷却水流路切替装置の作動により第1冷却器561と第2冷却器562とに対して選択的に冷却水を流通する。
図2に示す第1通気モードが設定された場合には、第1冷却器561に冷却水の通水が行なわれ、第1冷却器561により第1部材551が冷却される。一方、図3に示す第2通気モードが設定された場合には、第2冷却器562に冷却水の通水が行なわれ、第2冷却器562により第2部材552が冷却される。冷却水流路切替装置の作動は制御装置60からの制御信号に基づいて行われる。
制御装置60は、マイクロコンピュータとその周辺回路から構成される。制御装置60は、予め設定されたプログラムに従って、外気温センサ61からの外気温度信号、エンジン制御装置62からのエンジン情報信号等に対する演算処理を行なう。更に、制御装置60は演算結果に基づいて、EGRバルブ43、処理装置50等の制御を行なう。制御装置60は、エンジン制御装置62と別体とすることができる。制御装置60は、エンジン制御装置62と一体化されエンジン制御装置62の一部を構成するものでもよい。
制御装置60は、エンジン情報信号としてエンジン回転数及びエンジン負荷情報の少なくともいずれかをエンジン制御装置62から入力する。エンジン負荷情報とは、例えばエンジン10のトルク値である。制御装置60は、吸気密度の関連値である外気温度、及び吸気量の関連値であるエンジン負荷情報に基づいて、EGRバルブ43の開度を制御する。制御装置60は、エンジン10の吸気量が大きくなるに従ってEGRバルブ43の開度が大きくなるように制御する。制御装置60は、外気温度が所定温度よりも低い場合には、EGRバルブ43を閉じる。
次に、制御装置60による処理装置50の制御に関して、図4を用いて説明する。制御装置60は、車両の運転スイッチがオンである場合に、図4に示す制御を実行する。車両の運転スイッチは、車両を走行可能状態に設定するスイッチである。
図4に示すように、制御装置60は、まず、ステップ110において、EGRバルブ43の開度を取得する。EGRバルブ43の開度は、制御装置60が出力するEGRバルブ43への指令値を用いることができる。また、EGRバルブ43の開度は、EGRバルブ43から制御装置60へフィードバックされる実開度値を用いることも可能である。EGRバルブ43の開度が変動している場合には、直近所定期間の開度の平均値を用いることができる。また、直近所定期間の開度の積算値を採用してもよい。ステップ110は、還流ダクト40内の還流路を流れる排気流量の関連物理量を検出する物理量検出部に相当する。
ステップ110を実行したら、ステップ120へ進む。ステップ120では、通気モードの切替時間を設定する。制御装置60は、処理装置50を、図2に示す第1通気モードと図3に示す第2通気モードとに交互に設定する。制御装置60は、第1通気モード設定状態を開始した後、第1通気モード設定状態から第2通気モード設定状態に切り替え、再度第1通気モード設定状態に戻すサイクル運転を、所定周期で実行する。ステップ120では、この所定周期に基づいて、第1通気モード又は第2通気モードを継続する時間を決定する。
ステップ120では、制御装置60の記憶部に記憶された、例えば図5に示すEGRバルブ43の開度と通気モード切替時間との関係に基づいて、通気モード切替時間を決定する。図5に例示するように、EGRバルブ43の開度が大きくなるに従って、通気モードの切替時間を短くする。
換言すれば、処理装置50は、第1領域に位置付けられた吸着部材55が、第1領域から外れて吸着能力を再生された後、第1領域に再度位置付けられる運転を所定周期で繰り返し実行する。ステップ120では、物理量検出部であるステップ110で検出した還流排気流量の関連物理量に基づいて、還流路を流れる排気の流量が大きくなるに従って、この所定周期を短くする。
ステップ120を実行したら、ステップ130においてステップ120で設定した切替時間が経過したか否かを監視する。ステップ130で切替時間を経過したと判断した場合には、ステップ140へ進む。ステップ140では、処理装置50に対して切替バルブ53の動作信号を出力し、通気モードの切り替えを行なう。すなわち、第1通気モードが設定されていた場合には、第2通気モードを設定する。第2通気モードが設定されていた場合には、第1通気モードを設定する。これに合わせて、冷却水流路切替装置も作動制御し、冷却水を流通する冷却器も切り替える。ステップ140を実行したら、ステップ110へリターンする。
図4に示す制御動作により、処理装置50は、第1通気路51aが排気還流路に含まれる第1通気モードと第1通気路51aとは隔絶された第2通気路52aが排気還流路に含まれる第2通気モードとを周期的に切り替える。このモード切替により、吸着部材55で水を吸着する吸着部50aと、吸着部材55から水を脱離させる脱離部50bとが周期的に入れ替わり、吸着部50aの吸着部材55で連続的に水の吸着処理を行なう。
上述した構成及び作動によれば、以下に述べる効果を得ることができる。
本実施形態のEGRシステム1は、還流ダクト40と、排気冷却器であるガスクーラ42と、吸着部50a及び脱離部50bを有する処理装置50とを備えている。還流ダクト40は、内燃機関10の排気が流通する排気流路を形成する排気ダクト30と内燃機関10の吸気が流通する吸気流路を形成する吸気ダクト20とを接続している。還流ダクト40は、排気流路を流れる排気の少なくとも一部を、吸気流路の排気合流部20aへ還流可能な還流路を形成している。ガスクーラ42は、還流路を流れる排気から吸熱可能な吸熱部42aを有し、吸熱部42aで吸熱して還流路を流れる排気を冷却する。
処理装置50の吸着部50aは、還流路における吸熱部42aへの排気の流入部位42bと排気合流部20aとの間の領域である第1領域に位置付けられた吸着部材55で、還流路を流れる排気に含まれる水を吸着する吸着処理を行なう。脱離部50bは、第1領域とは異なる領域である第2領域に位置付けられた吸着部材55から、吸着されている水を脱離する脱離処理を行なう。
処理装置50は、還流路を排気が流れているときには、第1領域に位置付けられる吸着部材55を順次変更して吸着部50aで吸着処理を連続的に行なう。処理装置50は、吸着部50aで吸着処理を行なっている最中に、第1領域から外れ第2領域に位置付けられる吸着部材55に対して脱離部50bで脱離処理を行ない、第1領域へ戻る前に吸着部材55の吸着能力を再生する。
これによると、還流路に排気が流れているときには、吸着部50aにおいて順次変更される吸着部材55で排気に含まれる水を連続的に吸着処理することができる。したがって、吸着部材55が吸着能力を使い切ってしまい除湿されていない排気が還流されることを防止することができる。また、吸着部50aにおける吸着処理の最中に、脱離部50bにおいて吸着部材55の吸着能力の再生を行なうことができる。したがって、吸着部材55の吸着能力を回復させるために排気の還流を中止する必要がない。このようにして、除湿した排気を吸気流路へ安定して還流することができる。
除湿した排気を吸気流路へ安定して還流することで、EGR率の向上や、EGR導入外気温域の下限温度の低下に対応することが容易である。その結果、内燃機関がガソリンエンジンである場合には、ガソリンエンジンの燃費向上に寄与することができる。また、内燃機関がディーゼルエンジンである場合には、ディーゼルエンジンの燃費向上に加え、排気浄化に寄与することができる。
また、処理装置50は、還流路を排気が流れているときには、第1領域に位置付けられる吸着部材55を順次変更して吸着部50aで吸着処理を連続的に行なう。これとともに、第2領域に位置付けられる吸着部材55を順次変更して脱離部50bで脱離処理を連続的に行なう。
これによると、吸着部50aにおいて連続的に吸着処理を行なっているときには、脱離部50bにおいても連続的に脱離処理を行なうことができる。したがって、吸着部材55の吸着能力を確実に再生することができる。
また、処理装置50は、第1通気路51aが第1領域に含まれる第1通気モードと第1通気路51aとは隔絶された第2通気路52aが第1領域に含まれる第2通気モードとを切り替える通気モード切替動作を行なう切替バルブ53を有している。吸着部材55は、第1通気路51aに配置された第1部材551と、第2通気路52aに配置された第2部材552とを有している。処理装置50は、切替バルブ53の通気モード切替動作に伴って、第1領域に位置付けられる吸着部材55を順次変更する。
これによると、連続的に吸着処理を行なうために第1領域に位置付けられる吸着部材55を順次変更することを、切替バルブ53の通気モード切替動作により容易に行なうことができる。
また、処理装置50は、第1領域に位置付けられた吸着部材55が、第1領域から外れて吸着能力を再生された後、第1領域に再度位置付けられる運転を所定周期で繰り返し実行する。EGRシステム1は、還流路を流れる排気流量の関連物理量を検出する物理量検出部としてステップ110を有している。そして、ステップ110で検出する排気流量の関連物理量であるEGRバルブ開度に基づいて、還流路を流れる排気の流量が大きくなるに従って、前述の繰り返し運転の所定周期を短くする。
これによれば、還流路を流れる排気の流量が比較的大きいときには吸着部材55の吸着脱離の繰り返し周期を比較的短くし、排気の流量が比較的小さいときには吸着部材55の吸着脱離の繰り返し周期を比較的長くすることができる。したがって、第1領域に位置付けられる吸着部材55の過度の変更を抑制しつつ、吸着部50aにおける吸着処理を確実に行なうことができる。
また、処理装置50は、吸着部材55を加熱することにより脱離部50bにおいて脱離処理を行なう。これによれば、吸着部材55を加熱することにより、吸着部材55の吸着能力を再生するための脱離処理を容易に行なうことができる。
また、処理装置50は、内燃機関10の排熱により吸着部材55を加熱する。これによれば、吸着部材55の吸着能力を再生するための脱離処理を、内燃機関10の排熱を有効利用して行なうことができる。
また、処理装置50は、内燃機関10の排気の熱により吸着部材55を加熱する構成である。これによれば、排気が有する熱を内燃機関10の排熱として比較的容易に利用することができる。
また、本実施形態のEGRシステム1は、還流ダクト40と、排気冷却器であるガスクーラ42と、吸着部材55と、吸着部材冷却部である吸着部冷却器56とを備えている。還流ダクト40は、内燃機関10の排気が流通する排気流路を形成する排気ダクト30と内燃機関10の吸気が流通する吸気流路を形成する吸気ダクト20とを接続している。還流ダクト40は、排気流路を流れる排気の少なくとも一部を、吸気流路の排気合流部20aへ還流可能な還流路を形成している。ガスクーラ42は、還流路を流れる排気から吸熱可能な吸熱部42aを有し、吸熱部42aで吸熱して還流路を流れる排気を冷却する。
吸着部材55は、還流路における吸熱部42aへの排気の流入部位42bと排気合流部20aとの間に設けられ、還流路を流れる排気に含まれる水を吸着する。吸着部冷却器56は、吸着部材55を冷却する。
これによると、吸着部材55が排気に含まれる水を吸着するときに、吸着部冷却器56により吸着部材55を冷却することができる。したがって、吸着部材55が水を吸着して発熱しても、吸着部冷却器56により吸着部材の温度上昇を抑制することができ、吸着速度の低下や吸着能力の低下を抑制することができる。これにより、吸気流路へ還流する排気から効率よく除湿を行なうことができる。
また、吸着部冷却器56は、吸着部材55を介して還流路を流れる排気を冷却する構成である。これによると、吸着部冷却器56が吸着部材55を冷却する際に、吸着部材55を介して還流路を流れる排気も冷却することができる。
また、吸着部冷却器56は、冷却媒体を流通させることで吸着部材55を冷却させる構成である。これによれば、吸着部冷却器56では、流通する冷却媒体により確実に吸着部材55を冷却することができる。
また、吸着部冷却器56は、内燃機関10の冷却水を冷却媒体として流通する構成である。これによれば、吸着部材55を冷却する冷却媒体として内燃機関10の冷却水を利用することができる。これにより、冷却媒体の流通構成を簡素化することが可能である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図6〜図8に基づいて説明する。
第2実施形態は、前述の第1実施形態と比較して、連続的に吸着処理を行なうために吸着部に位置付けられる吸着部材を順次変更するための構成が異なる。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品、第2実施形態において説明しない他の構成は、第1実施形態と同様であり、また同様の作用効果を奏するものである。
図6に示すように、本実施形態の処理装置250は、第1実施形態で説明した切替バルブ53のような流路切替装置を備えていない。図6〜図8に示すように、処理装置250は、ケース251、吸着部材55、吸着部冷却器256、及び回動アクチュエータ255を備えている。
ケース251は、例えば円筒形状の外周筒部252と、外周筒部252内の空間を2つに区画する区画壁部253とを有する。区画壁部253は、外周筒部252の内部にそれぞれが軸線方向に延びる低温通気路251a及び高温通気路251bの2つの通路を形成する。低温通気路251aは、還流ダクト40の還流路と連通し、ガスクーラ42で冷却された低温の排気が流通する通路である。低温通気路251aは、第1実施形態で説明した第1領域に含まれる。一方、高温通気路251bは、分流ダクト41内の排気流路と連通し、ガスクーラ42で冷却されない高温の排気が流通する通路である。高温通気路251bは、第1領域とは異なる第2領域に含まれる。
吸着部材55は、円盤状に形成されている。吸着部材55の軸線はケース251の軸線上に配置され、吸着部材55の外径はケース251の内径と同一となっている。吸着部材55は、ケース251の径方向において低温通気路251a及び高温通気路251bの全域に拡がっている。ケース251及び低温通気路251aに配置される吸着部材55が吸着部50aを構成する。一方、ケース251及び高温通気路251bに配置される吸着部材55が脱離部50bを構成する。
吸着部材55は、その外周に支持円筒を有し、支持円筒によりその内方に保持されている。吸着部材55は、ケース251に対して回転可能に配設されている、吸着部材55を支持する支持円筒とケース251とは、摺接するシール機構によりシールされている。図8に示すように、吸着部材55は、回動アクチュエータ255により回転軸線を中心に回転駆動される。例えば電動式の回動アクチュエータ255の出力軸から吸着部材55へは、伝達ベルト255aにより駆動力が伝達される。吸着部材55を回転させる駆動力の伝達手段はベルトに限定されない。伝達手段はギア等であってもかまわない。回動アクチュエータ255は、吸着部材55が回動する周方向において並設された吸着部50a及び脱離部50bに対して、吸着部材55を移動させる移動装置に相当する。
図7に示すように、吸着部冷却器256は、ケース251の外周面に装着されている。吸着部冷却器256は、カバー部256a及び摺接シール部256bを有する。カバー部256aは、ケース251と所定間隔を空けてケース251の外周面を覆うように配置される。カバー部256aは、ケース251の周方向において約半分の領域を覆う。カバー部256aは、ケース251の内周面が低温通気路251aに臨む領域を覆っている。すなわち、カバー部256aは、吸着部50aに対応する位置に配置されている。
ケース251とカバー部256aとの間には、低温通気路251aに配設された吸着部材55を冷却する冷却媒体が流通する。冷却媒体は、吸着部材55ばかりでなく、吸着部材55を介して低温通気路251aを流れる排気も冷却する。冷却媒体は、例えば比較的低温の気体である外気である。冷却媒体をエンジン冷却水としてもかまわない。
摺接シール部256bは、カバー部256aの外周縁部に設けられている。摺接シール部256bは、ケース251に摺接して、冷却媒体の漏洩を防止する。なお、吸着部冷却器256は、吸着部材55を回動する移動装置に干渉しないように配置されている。吸着部冷却器256は、吸着部材冷却部に相当する。
本実施形態のEGRシステムでは、例えばEGRバルブ43の開度に応じて吸着部材55の回転数が調節される。処理装置250は、第1領域に含まれる低温通気路251aに位置付けられた吸着部材55が、低温通気路251aから外れて高温通気路251bで吸着能力を再生された後、低温通気路251aに再度位置付けられる運転を所定周期で繰り返し実行する。本実施形態の制御装置は、還流排気流量の関連物理量であるEGRバルブ43の開度に基づいて、還流路を流れる排気の流量が大きくなるに従って、この所定周期を短くするように、吸着部材55の回転数を大きくする。
本実施形態のEGRシステムによれば、第1実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、処理装置250は、吸着部50a及び脱離部50bに対して吸着部材55を移動させる移動動作を行なう移動装置として回動アクチュエータ255を有している。そして、移動装置の移動動作に伴って、第1領域に位置付けられる吸着部材55を順次変更する。
これによると、連続的に吸着処理を行なうために第1領域に位置付けられる吸着部材55を順次変更することを、移動装置による吸着部材55の吸着部50a及び脱離部50bに対する移動により容易に行なうことができる。また、これによれば、還流路を切り替えるための弁装置等が不要である。
また、移動装置による吸着部材55の移動動作は回転軸線を中心とした回転動作であり、吸着部50a及び脱離部50bは、回転動作の周方向に並設された構成である。これによれば、吸着部材55を吸着部50a及び脱離部50bに対して相対的移動させる移動装置を比較的簡素化することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図9〜図11に基づいて説明する。
第3実施形態は、前述の第2実施形態と比較して、吸着部材を移動する構成が異なる。なお、第1、第2実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。第1、第2実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品、第3の実施形態において説明しない他の構成は、第1、第2実施形態と同様であり、また同様の作用効果を奏するものである。
図11に示すように、本実施形態の処理装置350は、ケース351、可動筒部352、吸着部材55、吸着部冷却器356、及びアクチュエータ355を備えている。
ケース351は、例えば断面が長円状の筒状部を有する。可動筒部352は、ケース
351内に配設されている。吸着部材55は、可動筒部352の内方に配設されて可動筒部352に保持されている。ケース351の内径のうち短径は、可動筒部352の外径とほぼ同一である。また、ケース351の内径のうち長径は、可動筒部352の外径の2倍とほぼ同一である。可動筒部352は、内方に吸着部材55を保持した状態で、ケース351内を、図11に実線で示す位置から二点鎖線で示す位置にまで移動可能となっている。
可動筒部352は、アクチュエータ355によりケース351の長径方向に移動される。例えば電動式のアクチュエータ355の出力軸であるロッド355aは、先端が可動筒部352に接合している。可動筒部352内の吸着部材55は、アクチュエータ355の作動により、図11に二点鎖線で示す第1位置と実線で示す第2位置とに交互に位置付けられる。
吸着部材55が第1位置に位置付けられた場合には、可動筒部352の内部は、還流ダクト40の還流路と連通し、ガスクーラ42で冷却された低温の排気が流通する通路となる。このとき、可動筒部352内は第1領域に含まれる。一方、吸着部材55が第2位置に位置付けられた場合には、可動筒部352の内部は、分流ダクト41内の排気流路と連通し、ガスクーラ42で冷却されない高温の排気が流通する通路となる。このとき、可動筒部352内は第1領域とは異なる第2領域に含まれる。
第1位置に位置付けられた吸着部材55及び可動筒部352は、吸着部50aを構成する。一方、第2位置に位置付けられた吸着部材55及び可動筒部352は、脱離部50bを構成する。アクチュエータ355は、吸着部50a及び脱離部50bに対して吸着部材55を移動させる移動装置に相当する。
吸着部冷却器356は、ケース351の外周面に設けられている。吸着部冷却器356は、ケース351と所定間隔を空けてケース351の外周面を覆うように配置される壁部と、ケース351とにより形成される。吸着部冷却器356は、ケース351の周方向において約半分の領域に配設される。吸着部冷却器356は、可動筒部352の内部が第1領域に含まれる図11図示二点鎖線位置に対応する領域に配設される。すなわち、吸着部冷却器356は、吸着部50aに対応する位置に配置されている。
吸着部冷却器356には、第1位置に位置付けられた吸着部材55を冷却する冷却媒体が流通する。すなわち、吸着部冷却器356のケース351の外周面を覆う壁部とケース351との間には、第1位置に位置付けられた吸着部材55を冷却する冷却媒体が流通する。冷却媒体は、吸着部材55ばかりでなく、吸着部材55を介して可動筒部352内を流れる排気も冷却する。冷却媒体は、例えばエンジン冷却水である。吸着部冷却器356は、吸着部材冷却部に相当する。
本実施形態の処理装置350は、吸着部材55及び可動筒部352からなる構成を2つ備えている。そして、図9に示す第1モードと図10に示す第2モードとを交互に設定する。第1モードでは、一方の吸着部材55が第1位置に位置付けられて吸着部50aに含まれ、他方の吸着部材55が第2位置に位置付けられて脱離部50bに含まれる。第2モードでは、上記した他方の吸着部材55が第1位置に位置付けられて吸着部50aに含まれ、上記した一方の吸着部材55が第2位置に位置付けられて脱離部50bに含まれる。
図9に示す第1モードと図10に示す第2モードとの切り替えは、2つのアクチュエータ355により行なうことができる。第1モードと第2モードとの切り替えは、共通の1つのアクチュエータで行ってもよい。
本実施形態のEGRシステムでは、例えばEGRバルブ43の開度に応じて、モード切替時間が調節される。処理装置350は、第1領域に含まれる第1位置に位置付けられた吸着部材55が、第1位置から外れて第2位置で吸着能力を再生された後、第1位置に再度位置付けられる運転を所定周期で繰り返し実行する。本実施形態の制御装置は、第1実施形態と同様に、還流排気流量の関連物理量であるEGRバルブ43の開度に基づいて、還流路を流れる排気の流量が大きくなるに従って、この所定周期を短くする。
本実施形態のEGRシステムによれば、第1実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態の処理装置350は、吸着部50a及び脱離部50bに対して吸着部材55を移動させる移動動作を行なう移動装置としてアクチュエータ355を有している。そして、移動装置の移動動作に伴って、第1領域に位置付けられる吸着部材55を順次変更する。
これによると、連続的に吸着処理を行なうために第1領域に位置付けられる吸着部材55を順次変更することを、移動装置による吸着部材55の吸着部50a及び脱離部50bに対する移動により容易に行なうことができる。また、これによれば、還流路を切り替えるための弁装置等が不要である。
(他の実施形態)
この明細書に開示される技術は、その開示技術を実施するための実施形態に何ら制限されることなく、種々変形して実施することが可能である。開示される技術は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。実施形態は追加的な部分をもつことができる。実施形態の部分は、省略される場合がある。実施形態の部分は、他の実施形態の部分と置き換え、または組み合わせることも可能である。実施形態の構造、作用、効果は、あくまで例示である。開示技術の技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示技術のいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
上記実施形態では、還流排気流量の関連物理量であるEGRバルブ43開度に基づいて、還流路を流れる排気の流量が大きくなるに従って、吸着部材55の吸着・脱離サイクルの所定周期を短くしていた。還流排気流量の関連物理量はEGRバルブ43の開度に限定されるものではない。例えば、還流排気流量の関連物理量としてエンジン回転数を採用することができる。また、EGRバルブ開度及びエンジン回転数のように、複数の還流排気流量の関連物理量を用いてもかまわない。また、還流排気流量の関連物理量ではなく、還流排気流量を直接検出して、検出した還流排気流量に基づいて吸着・脱離サイクルの周期制御を行なってもよい。
また、例えば図12に示すように、還流ダクト40の処理装置50よりも排気流れ下流側の部位に、還流路を流れる排気の湿度を検出する湿度センサ57を備えるEGRシステムを採用してもよい。これにより、吸着部材55通過後の排気の湿度が所定値以上となった場合に、吸着・脱離切り替えを行なうものであってもよい。湿度センサ57は、排気の絶対湿度を検出するセンサを用いることができる。また、湿度検出手段として、温度と相対湿度とを検出するセンサを用いてもよい。湿度検出手段は、排気の単位容積当たりの水分量を検出できるものであればよい。
また、上記実施形態では、還流する排気流量又はその関連物理量に基づいて、還流路を流れる排気の流量が大きくなるに従って、吸着・脱離サイクルの所定周期を短くするものであったが、これに限定されるものではない。例えば、還流排気流量に関わらず所定周期を一定としてもかまわない。これによれば、第1領域に位置付けられる吸着部材55を変更するための構成を簡素化することができる。
また、上記第2、第3実施形態では、固定された吸着部50a及び脱離部50bに対して、アクチュエータで吸着部材55を移動させるものであったが、これに限定されるものではない。吸着部50a及び脱離部50bに対して吸着部材55を相対的に移動させるものであればよい。例えば、吸着部材55を固定して、排気流路構成を移動させることにより、吸着部50a及び脱離部50bと吸着部材55との相対的移動を提供するものであってもよい。
また、上記実施形態では、脱離部50bにおける吸着部材55からの水の脱離は、エンジン排気の熱により行なっていたが、これに限定されるものではない。排気の熱以外のエンジンの排熱を利用するものであってもよい。排気熱以外のエンジン排熱として、例えばエンジンオイルの熱を利用できる。また、エンジンの排熱に限らず、他の熱源からの熱を用いてもよい。
処理装置が吸着部材55を加熱可能な電気ヒータを有しており、電気ヒータが発生するジュール熱により吸着部材55を加熱する構成であってもよい。これによれば、電気ヒータのジュール熱により吸着部材55を安定的に加熱して、吸着部材55の吸着能力を再生するための脱離処理を確実に行なうことができる。
また、脱離部50bにおける吸着部材55からの水の脱離は、加熱以外の手段により行なってもよい。例えば、減圧や乾燥気体の通気等により、吸着部材55からの水の脱離を行なうものであってもよい。
また、上記実施形態では、処理装置の吸着部50aは、還流路における排気冷却器としてのガスクーラ42とEGRバルブ43との間に設けられていたが、これに限定されるものではない。吸着部50aは、還流路における排気冷却器の吸熱部42aへの排気の流入部位42bと排気合流部20aとの間の領域である第1領域に位置付けられた吸着部材55で、還流路を流れる排気に含まれる水を吸着する吸着処理を行なうものであればよい。例えば、排気冷却器の吸熱部に吸着部材55を配設して吸着部50aとしてもかまわない。これによれば、排気冷却器と吸着部とを一体化することができる。吸着部50aが一体となった排気冷却器では、吸着部材55を介して排気の冷却を行なうことができる。これによれば、排気の冷却に伴い生成される凝縮水を速やかに吸着部材55で吸着して排気から除湿することができる。
また、上記実施形態では、吸着部50aで水の吸着処理を連続的に行なうとともに、脱離部50bで水の脱離処理を連続的に行なうものであったが、これに限定されるものではない。吸着部50aで水の吸着処理を連続的に行なうものであれば、脱離部50bでの水の脱離処理は断続的に行なうものでもよい。例えば、吸着部50aで吸着処理を行なう時間の一部で、脱離部50bにおける脱離処理を完了させるものでもよい。
また、上記実施形態では、エンジン10は、ターボチャージャ11を備えた過給機付エンジンであり、EGRシステムは、排気タービン11b通過後の比較的低圧の排気を吸気側に還流する所謂低圧ループ方式のものであったが、これに限定されるものではない。例えば、排気タービン11b通過前の比較的高圧の排気を吸気側に還流する所謂高圧ループ方式のシステムであってもよい。また、ターボチャージャ以外の過給機を備えたエンジンや、過給機を備えないエンジンに、開示技術を適用したEGRシステムを適用してもよい。
また、上記実施形態では、開示技術を用いたEGRシステムを、車両搭載エンジンに適用した例について説明したが、これに限定されるものではない。エンジンは、車両以外の移動体に搭載されるものであってもよい。また、エンジンは定置式のものであってもよい。