JP2017138055A - コンロバーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】バーナボディ3上に載置される環状のバーナキャップ4と、バーナキャップの上面を上下方向の隙間を存して覆う環状のバーナカバー8とを備えるコンロバーナであって、バーナカバーの外周縁部に、バーナキャップとバーナカバーとの間の隙間を全周に亘り閉塞する外周筒部9を設けるものにおいて、外周筒部をバーナキャップの上面に密着させて、煮こぼれがバーナキャップ上に侵入することを確実に防止できるようにする。
【解決手段】バーナキャップ4の上面に固定した第1環状板45の周方向複数個所に固定片451を設けると共に、バーナカバー8の下面に固定した第2環状板82の周方向複数個所に係合片821を設け、係合片821に、上方に膨出する凸部822を形成する。そして、係合片821と固定片451との少なくとも一方を上下方向に弾性変形させた状態で係合片821が固定片451の下方に凸部822を挟んで重ね合せられるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガスコンロに設けられるコンロバーナに関する。
コンロバーナは、バーナボディ上に載置される環状のバーナキャップを備え、バーナボディの上面外周部とバーナキャップの下面外周部との一方に他方に当接する環状壁を突設して、この環状壁に、周方向の間隔を存して複数の炎口を形成している。
ところで、燃焼時に炎口に近いため高温になるバーナキャップの上面外周寄り部分に煮こぼれが落下すると、煮こぼれが落下したバーナキャップの部分が急冷されて、バーナキャップの耐久性に悪影響が及ぶ。そこで、従来、バーナキャップの上面を上下方向の隙間を存して覆う環状のバーナカバーを備えるコンロバーナも知られている(例えば、特許文献1参照)。
然し、このものでも、バーナカバー上に落下した煮こぼれがバーナカバーの外周縁からバーナカバーの下面に回り込んでバーナキャップの上面外周寄り部分に落下してしまうことがある。従って、煮こぼれがバーナキャップの上面外周寄り部分に落下することを確実には防止できない。
かかる不具合を解消するため、本願出願人は、先に特願2014−246002で、バーナカバーの外周縁部とバーナキャップの上面外周部との少なくとも一方に、バーナキャップとバーナカバーとの間の隙間を全周に亘り閉塞する外周筒部を設けたものを提案した。これによれば、バーナカバー上に落下した煮こぼれがバーナカバーの外周縁からバーナカバーの下面に回り込むことを外周筒部で阻止でき、煮こぼれがバーナカバーの下面を伝ってバーナキャップの上面外周寄り部分に落下することを防止できる。
また、上記先願のものでは、バーナカバーがバーナキャップ上で位置ずれしないように、バーナカバーに下方にのびる爪部を設けると共に、バーナキャップの上面に爪部が圧入される凹孔を形成している。然し、これでは、爪部の圧入不足により、バーナキャップとバーナカバーとの一方に形成した外周筒部がバーナキャップとバーナカバーとの他方に密着せず、両者間の隙間を介して煮こぼれがバーナキャップ上に侵入してしまうことがある。
特開2014−77593号公報
本発明は、以上の点に鑑み、上記先願のものを改良して、煮こぼれがバーナキャップ上に侵入することを確実に防止できるようにしたコンロバーナを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、バーナボディ上に載置される環状のバーナキャップを備え、バーナボディの上面外周部とバーナキャップの下面外周部との一方に他方に当接する環状壁を突設して、この環状壁に、周方向の間隔を存して複数の炎口を形成したコンロバーナであって、バーナキャップの上面を上下方向の隙間を存して覆う環状のバーナカバーを備えるものにおいて、バーナカバーの外周縁部とバーナキャップの上面外周部との少なくとも一方に、バーナキャップとバーナカバーとの間の隙間を全周に亘り閉塞する外周筒部が設けられ、バーナキャップの上面に第1環状板、バーナカバーの下面に第2環状板が固定され、第1環状板の周方向複数個所に舌片状の固定片、第2環状板の周方向複数個所に舌片状の係合片が設けられ、係合片と固定片との一方に、当該一方が係合片である場合は上方、当該一方が固定片である場合は下方に膨出する凸部が形成され、係合片が固定片の周方向一方に外れた状態からバーナカバーを周方向他方に回動させることにより、係合片と固定片との少なくとも一方を上下方向に弾性変形させた状態で係合片が固定片の下方に凸部を挟んで重ね合せられるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、係合片を固定片の下方に凸部を挟んで重ね合せることにより、係合片と固定片との少なくとも一方が上下方向に弾性変形して、その弾性変形反力によりバーナカバーに下方への押し付け力が作用する。そして、この押し付け力によりバーナキャップとバーナカバーとの一方に形成した外周筒部がバーナキャップとバーナカバーとの他方に密着し、両者間に隙間を生じない。従って、この隙間を介してバーナキャップ上に煮こぼれが侵入することを確実に防止できる。
また、本発明においては、係合片と固定片との他方(凸部を形成しない方)に、係合片が固定片の下方に重ね合せられたときに凸部の一部が入り込む穴部が形成されることが望ましい。これによれば、係合片が固定片の下方に重ね合せられるバーナカバーの回動位相を係合位相として、バーナカバーは、凸部の一部が穴部に入り込むことにより係合位相に係止され、バーナカバーが洗浄時等に係合位相から不用意に回動してしまうことを防止できる。
本発明の第1実施形態のコンロバーナを示す斜視図。 第1実施形態のコンロバーナの切断側面図。 (a)第1実施形態のコンロバーナのバーナカバーの斜め下方から見た斜視図、(b)実施形態のコンロバーナのバーナキャップの斜め上方から見た斜視図。 図2のIV−IV線で切断した拡大断面図。 第2実施形態のコンロバーナの要部の拡大断面図。
図1、図2を参照して、TPは、ガスコンロの天板であり、この天板TPに開設したバーナ用開口TPaに臨ませて本発明の実施形態のコンロバーナ1が配置されている。コンロバーナ1は、混合管2の下流端から上方にのびてバーナ用開口TPaに挿通されるバーナボディ3と、バーナボディ3上に載置される環状のバーナキャップ4とを備えている。尚、コンロバーナ1には、バーナキャップ4の内周空間を通して上方に突出する鍋底温度センサ5と、バーナキャップ4の周囲一箇所に突設したターゲット部4aに対向する点火電極6とが付設されている。
バーナボディ3は、内筒31と外筒32とで中空環状に形成される。外筒32の上端部には、内曲げフランジ部33が形成されている。また、外筒32には、バーナ用開口TPaを上方から覆うカバーリング7が外挿されている。
バーナキャップ4の内周部には、内筒31の上端部に内嵌するシール筒部41が垂設されている。また、バーナキャップ4の下面外周部には、バーナボディ3の上面外周部たる外筒32の内曲げフランジ部33の上面に当接する環状壁42が突設されている。そして、環状壁42に、周方向の間隔を存して溝から成る複数の炎口43を形成し、混合管からの混合気(燃料ガスと一次空気との混合ガス)がこれら炎口43から噴出して燃焼するようにしている。尚、バーナボディ3の上面外周部に、バーナキャップ4の下面外周部に当接する環状壁を突設して、これに炎口を形成することも可能である。
バーナキャップ4の下面一箇所には、内曲げフランジ部33の周方向一箇所に形成した凹欠部33aに係合する位相決め用の突起部44が設けられている。また、バーナキャップ4は、ADC12等のアルミ合金製として、軽量化を図っている。
ところで、燃焼時に炎口43に近く高温になるバーナキャップ4の上面外周寄り部分に煮こぼれが落下すると、煮こぼれが落下したバーナキャップ4の部分が急冷されて、バーナキャップ4の耐久性に悪影響が及ぶ。そのため、バーナキャップ4の上面を上下方向の隙間を存して覆う環状の板材から成るバーナカバー8を設けて、バーナキャップ4の上面に煮こぼれが落下することを防止している。尚、バーナカバー8は、ステンレス製として、高級感を醸し出している。
ここで、バーナカバー8を設けるだけでは、バーナカバー8上に落下した煮こぼれがバーナカバー8の外周縁からバーナカバー8の下面に回り込んで、バーナキャップ4の上面外周寄り部分に落下する恐れがある。そこで、バーナカバー8の外周縁部に、下方にのびる外周筒部9を形成し、この外周筒部9をバーナキャップ4の上面外周部に着座させて、バーナキャップ4とバーナカバー8との間の隙間を外周筒部9により全周に亘り閉塞している。これによれば、バーナカバー8上に落下した煮こぼれがバーナカバー8の外周縁からバーナカバー8の下面に回り込むことを外周筒部9で阻止でき、煮こぼれがバーナカバー8の下面を伝ってバーナキャップ4の上面外周寄り部分に落下することを防止できる。
また、バーナカバー8の内周縁部にも、下方にのびる内周筒部81が形成されている。この内周筒部81は、バーナキャップ4のシール筒部41の上方に位置しており、バーナカバー8上に落下して内周側に流れた煮こぼれは内周筒部81を伝ってシール筒部41の内周に落下する。
ところで、バーナカバー8を下方に押し付けておかないと、外周筒部9がバーナキャップ4の上面に密着せず、外周筒部9とバーナキャップ4との間に生ずる僅かな隙間から煮こぼれがバーナキャップ4上に侵入してしまう。
そこで、本実施形態では、図3に明示する如く、バーナキャップ4の上面に第1環状板45を固定すると共に、バーナカバー8の下面に第1環状板45よりも小径の第2環状板82をスポット溶接等で固定している。第1環状板45の周方向3個所には、少許上方にオフセットした状態で径方向内方に張出す舌片状の固定片451が設けられている。また、第2環状板82の周方向3箇所には、少許下方にオフセットした状態で径方向外方に張出す、固定片451よりも僅かに下方に位置する舌片状の係合片821が設けられている。
係合片821には、図4に明示する如く、上方に膨出する凸部822が形成されている。そして、係合片821が図4に仮想線で示す如く固定片451の周方向一方に外れた状態からバーナカバー8を周方向他方に回動させることにより、係合片821を下方に弾性変形させた状態で係合片821が固定片451の下方に凸部822を挟んで重ね合せられるようにしている。尚、本実施形態では、第1環状板45が厚板であるため、固定片451は高剛性で上下方向に弾性変形しないが、第1環状板45を薄板として、係合片821が固定片451の下方に重ね合されるときに固定片451が上方に弾性変形するようにしてもよい。
以上の構成によれば、係合片821の弾性変形反力(固定片451が上方に弾性変形する場合は固定片451の弾性変形反力)によりバーナカバー8に下方への押し付け力が作用する。そして、この押し付け力により外周筒部9がバーナキャップ4の上面に密着し、外周筒部9とバーナキャップ4との間に隙間を生じない。従って、この隙間を介してバーナキャップ4上に煮こぼれが侵入することを確実に防止できる。
更に、本実施形態では、固定片451に、係合片821が固定片451の下方に重ね合せられたときに凸部822の一部(上部)が入り込む穴部452が形成されている。そのため、係合片821が固定片541の下方に重ね合せられるバーナカバー8の回動位相を係合位相として、バーナカバー8は、凸部822の一部が穴部452に入り込むことにより係合位相に係止され、バーナカバー8が洗浄時等に係合位相から不用意に回動してしまうことを防止できる。尚、穴部452は、切り欠き形状に形成されているが、丸穴状に形成されていてもよい。
また、第1環状板45の固定片451から外れた周方向3箇所には、下方に屈曲する爪部453が設けられ、一方、バーナキャップ4の上面の周方向3箇所には、爪部453の周方向幅よりも若干小径の凹孔46が形成されている。そして、爪部453を凹孔46に圧入することで、第1環状板45がバーナキャップ4の上面に固定されるようにしている。また、外周筒部9が第1環状板451に外嵌して、バーナカバー8がバーナキャップ4に対し芯決めされるようにしている。
次に、図5に示す第2実施形態について説明する。第2実施形態では、バーナキャップ4の上面外周部に、バーナキャップ4とバーナカバー8との間の隙間を全周に亘り閉塞する外周筒部9を形成している。尚、外周筒部9には、バーナカバー8に外嵌する上端部の下側に位置させて、バーナカバー8の下面外周部が着座する、径方向内方に張出す受座9aが形成されている。
第2実施形態のものも上記第1実施形態と同様に、バーナキャップ4の上面に第1環状板45を固定すると共に、バーナカバー8の下面に第2環状板82を固定している。そして、第1環状板45の周方向複数個所に設けた固定片451の下方に第2環状板82の周方向複数個所に設けた係合片821がこれに形成した凸部822を挟んで重ね合せられ、係合片821が下方に弾性変形して、その反力によりバーナカバー8が受座9aに密着するようにしている。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、係合片821に上方に膨出する凸部822を形成しているが、固定片451に下方に膨出する凸部を形成してもよい。この場合は、係合片821に凸部の一部(下部)が入り込む穴部を形成する。また、外周筒部9を上下2半部に分割して、バーナカバー8の外周縁部に形成した外周筒部の上半部をバーナキャップ4の上面外周部に形成した外周筒部の下半部上に着座させてもよい。
1…コンロバーナ、3…バーナボディ、4…バーナキャップ、42…環状壁、43…炎口、45…第1環状板、451…固定片、452…穴部、8…バーナカバー、82…第2環状板、821…係合片、822…凸部、9…外周筒部。

Claims (2)

  1. バーナボディ上に載置される環状のバーナキャップを備え、バーナボディの上面外周部とバーナキャップの下面外周部との一方に他方に当接する環状壁を突設して、この環状壁に、周方向の間隔を存して複数の炎口を形成したコンロバーナであって、バーナキャップの上面を上下方向の隙間を存して覆う環状のバーナカバーを備えるものにおいて、
    バーナカバーの外周縁部とバーナキャップの上面外周部との少なくとも一方に、バーナキャップとバーナカバーとの間の隙間を全周に亘り閉塞する外周筒部が設けられ、
    バーナキャップの上面に第1環状板、バーナカバーの下面に第2環状板が固定され、第1環状板の周方向複数個所に舌片状の固定片、第2環状板の周方向複数個所に舌片状の係合片が設けられ、係合片と固定片との一方に、当該一方が係合片である場合は上方、当該一方が固定片である場合は下方に膨出する凸部が形成され、係合片が固定片の周方向一方に外れた状態からバーナカバーを周方向他方に回動させることにより、係合片と固定片との少なくとも一方を上下方向に弾性変形させた状態で係合片が固定片の下方に凸部を挟んで重ね合せられるようにしたことを特徴とするコンロバーナ。
  2. 前記係合片と前記固定片との他方に、係合片が固定片の下方に重ね合せられたときに前記凸部の一部が入り込む穴部が形成されることを特徴とする請求項1記載のコンロバーナ。
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