JP2017139132A - 光源装置、投射型表示装置及び光源制御方法 - Google Patents

光源装置、投射型表示装置及び光源制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】長期間にわたって出射光の輝度を維持することが可能な光源装置、投射型表示装置及び光源制御方法を提供すること。【解決手段】本技術に係る光源装置は、固体光源と、光源駆動部と、制御部とを具備する。固体光源は、駆動電流の供給を受けて電界発光により発光する。光源駆動部は、固体光源に駆動電流を供給する。制御部は、固体光源の点灯開始からの経過時間に応じて駆動電流の電流値を増加させる。【選択図】図5

Description

本技術は、液晶プロジェクタやDLP(Digital Light Processing)プロジェクタ(米国 Texas Instruments 社の登録商標)等に利用可能な光源装置、投射型表示装置及び光源制御方法に関する。
プロジェクタ等の投射型表示装置には水銀ランプ、キセノンランプ、LED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)等の光源が用いられる。このうちLEDやLD等の固体光源は寿命が長く従来のようなランプ交換が不要であり、また電源を入れて即時に点灯するといった利点を有する。
一方で、固体光源は、点灯時間が数万時間程度の長時間に及ぶと光変換効率が低下し、次第に輝度が減少する。特に固体光源は、発光波長帯域が比較的狭く、複数種の固体光源を組み合わせて利用されることが多いが、固体光源の間で光量のバランスが崩れると色調が変化するおそれがある。
これに対して特許文献1には、光の出力レベルの低下率が大きい光源の発光体に供給する電力を、他方の光源に比べて少なくして光の出力レベルの低下率を抑え、光源からの光を組み合わせた特定色の色バランスの変化を抑えつつ、特定色としての光の出力レベルを低下しにくくした光源装置が開示されている。
また、特許文献2には、複数の光源が配列する光源列に対して光源列の温度を検出し、検出結果に応じて光源列毎に出力を制御することにより、輝度ムラがなく正確な階調表現が可能な光源装置が開示されている。
特開2012−215755号公報 特開2013−73068号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載されている技術では固体光源の輝度の低下による色調の変化を防止することは可能であっても、輝度の低下自体を防止することはできない。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、長期間にわたって出射光の輝度を維持することが可能な光源装置、投射型表示装置及び光源制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る光源装置は、固体光源と、光源駆動部と、制御部とを具備する。
上記固体光源は、駆動電流の供給を受けて電界発光により発光する。
上記光源駆動部は、上記固体光源に上記駆動電流を供給する。
上記制御部は、上記固体光源の点灯開始からの経過時間に応じて上記駆動電流の電流値を増加させる。
この構成によれば、固体光源の光変換効率が点灯時間の経過と共に減少しても、点灯時間の経過に伴って固体光源の駆動電流が増加されるため、固体光源からの出射光の輝度を維持することが可能である。
上記制御部は、上記固体光源の点灯開始からの経過時間を横軸とし、上記電流値を縦軸とした電流の上昇カーブを予め備え、上記上昇カーブに応じて上記駆動電流を決定してもよい。
電流の上昇カーブは、予め測定又はシミュレート等により固体光源の点灯時間の経過に伴う輝度の低下を補うことが可能な駆動電流を予測したものとすることができる。制御部が、予め準備された電流の上昇カーブを利用して、駆動電流を決定することにより、所定の点灯時間まで固体光源の輝度を一定に維持することが可能となる。
上記制御部は、上記固体光源又は上記光源駆動部から取得した測定値に基づいて上記駆動電流を決定してもよい。
制御部は、固体光源又は上記光源駆動部から取得した測定値を利用して駆動電流をどの程度上昇させるかを決定することができ、固体光源の状態を駆動電流にフィードバックさせることができる。
上記制御部は、上記固体光源の点灯開始からの経過時間を横軸とし、上記電流値を縦軸とし、上記経過時間に対する上記電流値の上昇速度が異なる複数本の上昇カーブを予め備え、上記測定値に基づいて、上記複数本の上昇カーブから一つの上昇カーブを選択し、選択された上記一つの上昇カーブに応じて上記電流値を決定する
制御部は、複数の上昇カーブから一つの上昇カーブを選択することによって、固体光源の状態を駆動電流にフィードバックさせることも可能である。
上記測定値は、上記固体光源の温度及び上記固体光源の電圧降下のいずれか一方又は両方であってもよい。
固体光源の温度と固体光源の電圧降下には、固体光源の光変換効率が反映される。このため制御部は駆動電流の決定にこれらの値を利用することができる。
上記固体光源は、第1の固体光源と第2の固体光源を含み、
上記制御部は、上記固体光源の点灯開始からの経過時間を横軸とし、上記電流値を縦軸とした第1の上昇カーブと第2の上昇カーブを予め備え、上記第1の上昇カーブに応じて上記第1の固体光源に対する電流値を決定し、上記第2の上昇カーブに応じて上記第2の固体光源に対する電流値を決定してもよい。
光源装置は、2つの固体光源を備えるものであってもよく、制御部はそれぞれの固体光源の駆動電流を異なる上昇カーブを利用して決定することも可能である。これにより、点灯時間の経過に応じて各固体光源の光変換効率に差異が生じても、それぞれの固体光源の輝度を一定に維持することが可能となる。
上記光源装置は、上記第2の固体光源からの第1色を有する出射光を励起光として上記第1色とは異なる第2色を有する蛍光を出射する蛍光体を有し、上記蛍光体から出射された上記蛍光と、上記1の固体光源から出射された光を合成して白色光を生成してもよい。
上記制御部は、上記固体光源の点灯開始から少なくとも一万時間が経過するまでは上記駆動電流を次第に増加させてもよい。
上記制御部は、一定時間毎に上記駆動電流を上昇させてもよい。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る投射型表示装置は、固体光源と、光源駆動部と、制御部と、画像生成部と、画像投射部とを具備する。
上記固体光源は、駆動電流の供給を受けて電界発光により発光する。
上記光源駆動部は、上記固体光源に上記駆動電流を供給する。
上記制御部は、上記固体光源の点灯開始からの経過時間に応じて上記駆動電流の電流値を増加させる制御部と
上記固体光源の出射光から画像を生成する。
上記画像投射部は、上記画像生成部によって生成された画像を投射する。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る光源制御方法は、
駆動電流の供給を受けて電界発光により発光する固体光源に上記駆動電流を供給する光源駆動部に対して、上記固体光源の点灯開始からの経過時間に応じて上記駆動電流の電流値を増加させるように制御する。
以上のように、本技術によれば、長期間にわたって出射光の輝度を維持することが可能な光源装置、投射型表示装置及び光源制御方法を提供することが可能である。
本技術の実施形態に係る投射型表示装置の構成を示す模式図である。 同投射型表示装置の光源部が備えるB光源モジュールの構成を示す模式図である。 同投射型表示装置の光源部が備えるGR光源モジュールの構成を示す模式図である。 同投射型表示装置が備える制御部の構成を示す模式図である。 同投射型表示装置が備える制御部によって決定される固体光源の駆動電流及び輝度の時間変化を示すグラフである。 比較例に係る駆動電流及び輝度の時間変換を示すグラフである。 本技術の実施形態に係る投射型表示装置が備える制御部が駆動電流の決定に利用する電流上昇カーブである。 同投射型表示装置が備える制御部によって決定される2つの固体光源それぞれの駆動電流及び輝度の時間変化を示すグラフである。 同投射型表示装置が備える制御部によって決定される固体光源の駆動電流及び輝度の短時間における時間変化を示すグラフである。
[投射型表示装置の構成]
図1は、本技術の一実施形態に係る投射型表示装置500の構成例を示す概略図である。投射型表示装置500は、例えばプレゼンテーション用又はデジタルシネマ用のプロジェクタとして用いられる。その他の用途に用いられる投射型表示装置にも、以下に説明する本技術は適用可能である。
投射型表示装置500は、光源部100と、光源部100から出射された白色光Wをもとに画像を生成する画像生成部200と、画像生成部200により生成された画像を図示しないスクリーン等に投射する画像投射部300と、制御部400を有する。
光源部100は、青色波長域の青色光B1(図2参照)を出射するB光源モジュール10と、赤色波長域から緑色波長域までを含む波長域の光(すなわち黄色光)GR1(図3参照)を出射するGR光源モジュール50とを有する。
B光源モジュール10から出射された青色光B1と、GR光源モジュール50から出射された黄色光GR1とが合成されて白色光Wが生成される。図1に示すように白色光Wは、光軸L1に沿って画像生成部200に出射される。なお各光源モジュールから出射される光の色は限定されず、他の色の光が出射されてもよい。
画像生成部200は、本実施形態において画像生成部として機能し、複数の反射型の液晶ライトバルブ(画像生成素子)201と、液晶ライトバルブ201の各々に光を導く照明光学系202と、ダイクロイックプリズム214とを有する。
照明光学系202は、インテグレータ光学系203と、第1のダイクロイックミラー207と、2つの反射ミラー208及び209と、2つの集光レンズ210及び211と、第2のダイクロイックミラー212と、反射型の偏光素子213R、213G及び213Bとを有する。
インテグレータ光学系203は、1組のフライアイレンズ205a及び205bと、コンデンサレンズ206とを有する。インテグレータ光学系203により、光軸L1上に出射される白色光Wの輝度分布が整えられ、第1のダイクロイックミラー207に出射される。
第1のダイクロイックミラー207は、コンデンサレンズ206から出射された白色光Wを、短波長側の青色光B2と長波長側の黄色光GR2とに分光する。青色光B2はB光源モジュール10から出射された青色光B1とほぼ等しい波長帯域の光であり、黄色光GR2はGR光源モジュール50から出射された黄色光GR1とほぼ等しい波長帯域の光である。
第1のダイクロイックミラー207により分光された青色光B2は、第1の反射ミラー208、第1の集光レンズ210及び反射型偏光素子213Bを介して液晶ライトバルブ201Bに入射する。黄色光GR2は、第2の反射ミラー209及び集光レンズ211を介して第2のダイクロイックミラー212に入射する。
第2のダイクロイックミラー212は、黄色光GR2を、短波長側の緑色光Gと長波長側の赤色光Rとに分光する。分光された赤色光Rは、反射型偏光素子213Rを介して液晶ライトバルブ201Rに入射する。緑色光Gは、反射型偏光素子213Gを介して液晶ライトバルブ201Gに入射する。
液晶ライトバルブ201R、201G及び201Bは、制御部400が備えるパネルドライバから出力される駆動信号に基づき、入射光を画素毎に変調して反射する。変調されたRGBの3つの像光は、反射型偏光素子213R、213G、213Bにより反射され、それぞれ偏光板215を介してダイクロイックプリズム214に入射する。
ダイクロイックプリズム214は、液晶ライトバルブ201R、201G及び201Bにより変調された3つの像光を同一光路上に合成し、画像投射部300に向けて出射する。画像投射部300は、図示しないレンズ等を有し、合成された光を所定の倍率に拡大してスクリーン等に照射する。これによりフルカラーの画像が表示される。
制御部400は、投射型表示装置500の各部を制御する。制御部400は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を有し、CPUがROMに予め記録されているプログラムをRAMにロードして実行することにより、種々の処理が実行される。制御部400の具体的な構成は限定されず、任意のハードウェア及びソフトウェアが適宜用いられてよい。
図2は、B光源モジュール10の光学系の構成例を示す概略図であり、B光源モジュール10の光学系を上方から見た(Z軸方向から見た)平面図である。
B光源モジュール10は、光源ブロック11と、集光レンズ12と、拡散板13と、反射ミラー14と、回転拡散板15と、出射レンズ16とを有する。光源ブロック11は、青色光B1を出射する複数の固体光源17を備える。固体光源17は、LD(Laser Diode)やLED(Light Emitting Diode)等の電界発光により発光する光源である。例えば複数の固体光源17により、中心波長(発光強度のピーク波長)が約400nm−500nmの青色波長域の範囲内に設定された青色光B1が出射される。
集光レンズ12は、光源ブロック11の前方に配置され、青色光B1を拡散板13上に集光する。拡散板13により光束の径が広げられた青色光B1は、反射ミラー14により約90度曲げられて反射される。図2に示すように、固体光源17の出射方向をX軸方向とすると、反射ミラー20により、青色光B1はY軸方向に反射される。
回転拡散板15は、図示しないモータ等により回転駆動され、青色光B1を出射レンズ16に向けて出射する。出射レンズ16は、Y軸方向に延在する光軸L2に沿って、青色光B1を出射する。
図3は、GR光源モジュール50の光学系の構成例を示す概略図であり、GR光源モジュール50の光学系を上方から(Z軸方向で見た)平面図である。なおXYZの座標軸は、図2と同じ方向に設定されている。
GR光源モジュール50は、2つの光源ブロック51と、2つの非球面ミラー52と、2つの平面ミラー53と、集光レンズ系54と、拡散板55と、蛍光体ホイール56と、分離フィルタ57と、出射レンズ58と、反射ミラー59と、出射ミラー60とを有する。
2つの光源ブロック51は、各々が複数の固体光源61を備える。固体光源61は、LD(Laser Diode)やLED(Light Emitting Diode)等の電界発光により発光する光源である。複数の固体光源61は、蛍光体ホイール56に形成された蛍光体層62を励起するための励起光を出射する励起光源として用いられる。本実施形態では、励起光として、中心波長が約400nm−500nmの青色波長域の範囲内に設定された青色光BEが出射される。
図3に示すように、光源ブロック51は、各固体光源61の出射方向がX軸方向と平行になるように配置される。すなわち光源ブロック51は、B光源モジュール10の光源ブロック11とX軸方向で対向するように配置される。
2つの非球面ミラー52は、光源ブロック51の前方に配置され、青色光BEを反射して集光する。光源ブロック51から出射された青色光BEは、非球面ミラー52により、2つの光源ブロック51の間に向かって折り返すように反射される。反射された青色光BEは、2つの平面ミラー53により再び折り返すように反射され、集光レンズ系54の入射口に集光される。
集光レンズ系54は、集光された青色光BEを拡散して略平行化する入射側レンズ群63と、平行化された青色光BEを蛍光体ホイール56に形成された蛍光体層62上に集光する出射側レンズ群64とを有する。入射側レンズ群63及び出射側レンズ群64は互いの向きが約90度の角度で交差するように配置される。
拡散板55及び分離フィルタ57は、入射側レンズ群63の前方に、この順番で配置される。入射側レンズ群63から出射された青色光BEは、拡散板55を介して分離フィルタ57に入射する。分離フィルタ57は、青色光BEを出射側レンズ群64に向けて反射する。反射された青色光BEは、出射側レンズ群64により、蛍光体ホイール56の蛍光体層62に集光される。
蛍光体ホイール56は、出射側レンズ群64の背面側に配置される。蛍光体ホイール56は、反射型の蛍光体ホイールであり、例えばサファイア等の結晶性部材からなる基板65と、基板65に形成された蛍光体層62とを有する。
蛍光体層62は、青色光BEによって励起されて蛍光を発する蛍光物質を含む。蛍光物質が励起することで、青色光BEが黄色光GR1に変換される。蛍光体層62から発生する黄色光GR1は、基板65により出射側レンズ群64に向けて反射される。
蛍光体ホイール56は、モータ66により回転駆動される。これにより励起光が集光するポイントが相対的に移動し、蛍光体の飽和や焼き付き等が抑制される。なお蛍光体層62に含まれる蛍光物質としては、例えばYAG(Yttrium Aluminum Garnet)系の蛍光体が用いられる。他の蛍光体が用いられる場合も本技術は適用可能である。
出射側レンズ群64は、蛍光体層62から発生した黄色光GR1を略平行化して、分離フィルタ57に向けて出射する。黄色光GR1は、分離フィルタ57を透過し、出射レンズ58を介して反射ミラー59に入射する。反射ミラー59は、黄色光GR1を、X軸方向の下方側に配置された出射ミラー60に向けて反射する。出射ミラー60は、Y軸方向に延在する光軸L3に沿って、黄色光GR1を出射する。
光軸L2に沿って出射される青色光B1と、光軸L3に沿って出射される黄色光GR1とが合成されることで、図1に示す白色光Wが生成される。例えば図3に示す出射ミラー60として、黄色光GR1を反射し、青色光B1を透過する分離フィルタが用いられる。そして出射ミラー60の背面側に、光軸L2と光軸L3とが一致するように、図2に示す出射レンズ16が配置される。これにより同一の光軸に沿って青色光B1と黄色光GR1とを出射することが可能となる。
青色光B1と黄色光GR1とを同一の光軸に沿って出射する方法や構成は限定されない。例えば青色光B1及び黄色光GR1を同一の光軸上に導く光学系等が追加して構成されてもよい。
なおB光源モジュール10の光学系の構成、及びGR光源モジュール50の光学系の構成は上記で説明したものに限定されない。またこれらの光学系を保持する保持機構の構成も全く限定されず適宜設計されてよい
[制御部の構成]
制御部400は上述のように、投射型表示装置500の各部を制御する。図4は、制御部400及び制御対象のブロック図である。同図に示すように制御部400は、点灯時間計測部401、電流値決定部402、温度取得部403、電圧降下取得部404及び記憶部405を備える。また、制御部400は電源600、光源駆動部101、固体光源17及び固体光源61に接続されている。
電源600は、投射型表示装置500に搭載されており、制御部400による制御を受けて電流を光源駆動部101に供給する。
光源駆動部101は、光源部100に搭載されており、固体光源17及び固体光源61に接続されている。なお、上記のように固体光源17及び固体光源61は複数が設けられているが、図4ではそれぞれ1つずつを示す。光源駆動部101は、CPUやROMを備えており、CPUがROMに予め記録されているプログラムをRAMにロードして実行することにより、種々の処理を実行する。
電流値決定部402は、固体光源17及び固体光源61のそれぞれの駆動電流の電流値を決定し、光源駆動部101に指示する。光源駆動部101は、電源600から供給された電流のうち電流値決定部402から支持された量の電流を固体光源17及び固体光源61に供給する。
固体光源17は、光源駆動部101から供給された駆動電流を受けて電界発光による発光を生じ、上述した青色光B1を生成する。固体光源61は光源駆動部101から供給された駆動電流を受けて、電界発光による発光を生じ、上述した青色光BEを生成する。
固体光源17及び固体光源61はそれぞれが温度センサを備えており、温度取得部403はこれらの温度センサから固体光源17及び固体光源61の温度を取得する。また、光源駆動部101は固体光源17及び固体光源61の電圧降下(図中Vf)を計測しており、電圧降下取得部404は光源駆動部101から固体光源17及び固体光源61の電圧降下を取得する。
記憶部405は、後述する電流上昇カーブを記憶する。電流値決定部402は記憶部405から電流上昇カーブを読み出し、電流値の決定に利用することができる。
制御部400は以上のような構成を有する。なお、制御部400は、上記構成に加えて図示しないパネルドライバを備え、PC等の外部機器から入力された画像信号に応じて液晶ライトバルブ201(図1参照)を制御し、画像を生成することができる。
[制御部の動作]
制御部400の動作について説明する。図5は、本実施形態に係る駆動電流と輝度の時間変化を示すグラフである。横軸は点灯時間であり、固体光源17及び固体光源61の点灯開始からの経過時間である。縦軸の駆動電流(右目盛)は、固体光源17及び固体光源61に供給される駆動電流であり、縦軸の輝度(左目盛)は、光源部100から出射される白色光W(図1参照)の輝度である。縦軸及び横軸については以下の図で同様とする。
同図に示すように、制御部400は、固体光源17及び固体光源61の点灯開始からの経過時間に応じて駆動電流の電流値を増加させる。具体的には、点灯時間計測部401が固体光源17及び固体光源61の点灯時間を計測し、電流値決定部402に供給する。電流値決定部402は、固体光源17及び固体光源61の点灯時間に応じて駆動電流の電流値を決定する。
この際、電流値決定部402は、点灯時間が長くなるほど駆動電流の電流値を大きくする。電流値決定部402は、点灯時間が時間Tに到達するまで電流値を大きくするものとすることができる。時間Tは例えば4万時間であり、少なくとも1万時間以上が好適である。電流Aは例えば2000mAであり、輝度Lは例えば2000lm(D65換算)である。
図6は、比較として、駆動電流を一定とした場合の駆動電流と輝度の時間変化を示すグラフである。同図に示すように、駆動電流の電流を一定とすると、白色光Wの輝度は次第に低下する。これは、固体光源17及び固体光源61のような電界発光により発光する光源は、点灯時間の経過と共に光変換効率が次第に減少するためである。
これに対し、図5に示すように、点灯時間が長くなるほど駆動電流の電流値を大きくすることにより、白色光Wの輝度を一定に維持することが可能である。
記憶部405は、図5に示すような電流上昇カーブを予め備えており、電流値決定部402は記憶部405から取得した電流上昇カーブを参照することによって点灯時間に応じた電流値を決定することができる。電流上昇カーブの形状は図5に示すものに限定されず、固体光源17及び固体光源61の輝度が一定に維持されるような形状とすることができる。
また、制御部400は、固体光源17、固体光源61及び光源駆動部101から取得した測定値に基づいて駆動電流を決定してもよい。具体的には、温度取得部403は、固体光源17及び固体光源61から各固体光源の温度を取得し、電流値決定部402に供給することができる。また、電圧降下取得部404は、光源駆動部101から固体光源17及び固体光源61の電圧降下を取得し、電流値決定部402に供給することができる。
また、記憶部405は、複数の電流上昇カーブを備えているものとすることができる。図7は記憶部405が備える複数の電流上昇カーブを示すグラフである。同図に示すように複数の電流上昇カーブは、互いに傾きが異なっている。同図では5本の電流上昇カーブを示すが、実際には10本程度が好適である。
電流値決定部402は、温度取得部403から供給された各固体光源の温度及び電圧降下取得部404から供給された各固体光源の電圧低下に基づいて、複数の電流上昇カーブから一つを選択し、選択した電流上昇カーブに従って点灯時間に応じた駆動電流を決定することができる。
これにより電流値決定部402は、固体光源17及び固体光源61の温度及び電圧降下の予測と実際の差分から固体光源17及び固体光源61の実際の発光効率の低下率を把握し、電流上昇カーブへフィードバックすることができる。
具体的には電流値決定部402は、各固体光源の発光効率の低下速度が予想より速い場合には傾きが大きい電流上昇カーブを選択し、各固体光源の発光効率の低下速度が予想より遅い場合には傾きが小さい電流上昇カーブを選択することができる。
なお、電流値決定部402は、各固体光源の温度及び電圧降下のうちいずれか一方を用いて電流上昇カーブを選択してもよい。また、電流値決定部402は、各固体光源の温度及び電圧降下の他にも各固体光源の発光効率の低下率を把握することが可能な測定値を用いて電流上昇カーブを選択することも可能である。
電流値決定部402は、固体光源17及び固体光源61に対して同一の電流上昇カーブを利用して駆動電流を決定することができるが、固体光源17及び固体光源61に対してそれぞれ別の電流上昇カーブを利用して駆動電流を決定してもよい。
図8は、固体光源17及び固体光源61のそれぞれの駆動電流と白色光の輝度の時間変化を示すグラフである。図中、第1駆動電流は、固体光源17の駆動電流であり、第2駆動電流は固体光源61の駆動電流である。同図に示すように、電流値決定部402は、青色光源である固体光源17と励起光源である固体光源61に対して傾きや最大値、最大値到達時間が異なる電流上昇カーブを利用して駆動電流を決定することもできる。
固体光源17と固体光源61では発光効率の低下率等が異なる場合があるが、電流値決定部402がそれぞれに適した電流上昇カーブを利用して駆動電流を決定することにより、さらに長期間にわたって輝度を一定に維持することが可能となる。
また、制御部400は、固体光源17及び固体光源61のそれぞれから取得した測定値を利用して駆動電流を決定してもよい。具体的には、記憶部405は、固体光源17と固体光源61のそれぞれについて複数の電流上昇カーブを備えており、電流値決定部402は固体光源17及び固体光源61のそれぞれについて温度及び電圧降下等の測定値から電流上昇カーブを選択することができる。
制御部400は以上のような動作を行う。なお、上記各図において電流上昇カーブは曲線状としたが、より短い時間で見れば段差状であってもよい。図9は、短時間についての駆動電流と輝度の時間変化を示すグラフであり、図5の拡大図である。同図に示すように、電流上昇カーブは、時間Sの間は電流値が一定であり、時間Sの経過毎に電流値が上昇するような段差状の形状であってもよい。時間Sは特に限定されないが、例えば2000時間とすることができる。
これにより、輝度は短期的に見れば点灯時間の経過と共に次第に減少するが、時間S毎に上昇し、長期的に見れば一定となるものとすることができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
駆動電流の供給を受けて電界発光により発光する固体光源と、
上記固体光源に上記駆動電流を供給する光源駆動部と、
上記固体光源の点灯開始からの経過時間に応じて上記駆動電流の電流値を増加させる制御部と
を具備する光源装置。
(2)
上記(1)に記載の光源装置であって、
上記制御部は、上記固体光源の点灯開始からの経過時間を横軸とし、上記電流値を縦軸とした電流の上昇カーブを予め備え、上記上昇カーブに応じて上記駆動電流を決定する
光源装置。
(3)
上記(1)又は(2)に記載の光源装置であって、
上記制御部は、上記固体光源又は上記光源駆動部から取得した測定値に基づいて上記駆動電流を決定する
光源装置。
(4)
上記(3)に記載の光源装置であって、
上記制御部は、上記固体光源の点灯開始からの経過時間を横軸とし、上記電流値を縦軸とし、上記経過時間に対する上記電流値の上昇速度が異なる複数本の上昇カーブを予め備え、上記測定値に基づいて、上記複数本の上昇カーブから一つの上昇カーブを選択し、選択された上記一つの上昇カーブに応じて上記電流値を決定する
光源装置。
(5)
上記(3)又は(4)に記載の光源装置であって、
上記測定値は、上記固体光源の温度及び上記固体光源の電圧降下のいずれか一方又は両方である
光源装置。
(6)
上記(1)に記載の光源装置であって、
上記固体光源は、第1の固体光源と第2の固体光源を含み、
上記制御部は、上記固体光源の点灯開始からの経過時間を横軸とし、上記電流値を縦軸とした第1の上昇カーブと第2の上昇カーブを予め備え、上記第1の上昇カーブに応じて上記第1の固体光源に対する電流値を決定し、上記第2の上昇カーブに応じて上記第2の固体光源に対する電流値を決定する
光源装置。
(7)
上記(6)に記載の光源装置であって、
上記第2の固体光源からの第1色を有する出射光を励起光として上記第1色とは異なる第2色を有する蛍光を出射する蛍光体を有し、上記蛍光体から出射された上記蛍光と、上記第1の固体光源から出射された光を合成して白色光を生成する
光源装置。
(8)
請求項(1)から(7)のうちいずれか一つに記載の光源装置であって、
上記制御部は、上記固体光源の点灯開始から少なくとも一万時間が経過するまでは上記駆動電流を次第に増加させる
光源装置。
(9)
請求項(1)から(8)のうちいずれか一つに記載の光源装置であって、
上記制御部は、一定時間毎に上記駆動電流を上昇させる
光源装置。
(10)
駆動電流の供給を受けて電界発光により発光する固体光源と、
上記固体光源に上記駆動電流を供給する光源駆動部と、
上記固体光源の点灯開始からの経過時間に応じて上記駆動電流の電流値を増加させる制御部と、
上記固体光源の出射光から画像を生成する画像生成部と、
上記画像生成部によって生成された画像を投射する画像投射部と
を具備する投射型表示装置。
(11)
駆動電流の供給を受けて電界発光により発光する固体光源に上記駆動電流を供給する光源駆動部に対して、上記固体光源の点灯開始からの経過時間に応じて上記駆動電流の電流値を増加させるように制御する
光源制御方法。
10…B光源モジュール
50…GR光源モジュール
100…光源部
101…光源駆動部
200…画像生成部
300…画像投射部
400…制御部
500…投射型表示装置
600…電源

Claims (11)

  1. 駆動電流の供給を受けて電界発光により発光する固体光源と、
    前記固体光源に前記駆動電流を供給する光源駆動部と、
    前記固体光源の点灯開始からの経過時間に応じて前記駆動電流の電流値を増加させる制御部と
    を具備する光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記制御部は、前記固体光源の点灯開始からの経過時間を横軸とし、前記電流値を縦軸とした電流の上昇カーブを予め備え、前記上昇カーブに応じて前記駆動電流を決定する
    光源装置。
  3. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記制御部は、前記固体光源又は前記光源駆動部から取得した測定値に基づいて前記駆動電流を決定する
    光源装置。
  4. 請求項3に記載の光源装置であって、
    前記制御部は、前記固体光源の点灯開始からの経過時間を横軸とし、前記電流値を縦軸とし、前記経過時間に対する前記電流値の上昇速度が異なる複数本の上昇カーブを予め備え、前記測定値に基づいて、前記複数本の上昇カーブから一つの上昇カーブを選択し、選択された前記一つの上昇カーブに応じて前記電流値を決定する
    光源装置。
  5. 請求項3に記載の光源装置であって、
    前記測定値は、前記固体光源の温度及び前記固体光源の電圧降下のいずれか一方又は両方である
    光源装置。
  6. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記固体光源は、第1の固体光源と第2の固体光源を含み、
    前記制御部は、前記固体光源の点灯開始からの経過時間を横軸とし、前記電流値を縦軸とした第1の上昇カーブと第2の上昇カーブを予め備え、前記第1の上昇カーブに応じて前記第1の固体光源に対する電流値を決定し、前記第2の上昇カーブに応じて前記第2の固体光源に対する電流値を決定する
    光源装置。
  7. 請求項6に記載の光源装置であって、
    前記第2の固体光源からの第1色を有する出射光を励起光として前記第1色とは異なる第2色を有する蛍光を出射する蛍光体を有し、前記蛍光体から出射された前記蛍光と、前記第1の固体光源から出射された光を合成して白色光を生成する
    光源装置。
  8. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記制御部は、前記固体光源の点灯開始から少なくとも1万時間が経過するまでは前記駆動電流を次第に増加させる
    光源装置。
  9. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記制御部は、一定時間毎に前記駆動電流を上昇させる
    光源装置。
  10. 駆動電流の供給を受けて電界発光により発光する固体光源と、
    前記固体光源に前記駆動電流を供給する光源駆動部と、
    前記固体光源の点灯開始からの経過時間に応じて前記駆動電流の電流値を増加させる制御部と、
    前記固体光源の出射光から画像を生成する画像生成部と、
    前記画像生成部によって生成された画像を投射する画像投射部と
    を具備する投射型表示装置。
  11. 駆動電流の供給を受けて電界発光により発光する固体光源に前記駆動電流を供給する光源駆動部に対して、前記固体光源の点灯開始からの経過時間に応じて前記駆動電流の電流値を増加させるように制御する
    光源制御方法。
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