JP2017141074A - 建設機械のプラットフォーム - Google Patents

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Abstract

【課題】格納状態における足場部と手摺りの高さを低くすることができて、輸送がしやすい建設機械のプラットフォームを提供する。【解決手段】建設機械本体の外側に張出される踏面を有する足場部5と、足場部5の張出し先端側に設けられる手摺り7とを備え、この手摺り7は少なくとも二本の支柱13間に横杆14が掛け渡されている。足場部5が、建設機械本体の本体外側面2aに沿った横軸を中心として、建設機械本体に対して外向きに突出する張出し状態と本体外側面2aに沿う格納状態との間で回動可能に設けられている。支柱13が、足場部5の先端部に、支柱13が横軸まわりに回動可能にかつ支柱13の長手方向に移動可能に設けられており、足場部5および手摺り7を互いに厚み方向に重なり合う状態で本体外側面2aに格納し得るように構成されている。【選択図】図15

Description

本発明は、建設機械においてアクセス通路を確保するためのプラットフォームに関するものである。
建設機械が例えばクローラクレーンである場合、クローラ式の下部走行体上に上部旋回体が縦軸まわりに旋回自在に搭載されて建設機械本体が構成され、この建設機械本体の上部旋回体に操縦室(キャビン)、ブーム、ウィンチ等の必要設備が設置される。
また、上部旋回体には機械室が設けられ、この機械室内にエンジン、エンジン関連設備、油圧機器その他の機器類が設置される。
一方、操縦室や機械室に対する乗り降りのための通路として、上部旋回体の左右両側(機械室の外側)にプラットフォームが設けられる(例えば特許文献1参照)。
このプラットフォームは、本体外側に水平に張出される足場板と、この足場板の張出し先端側に立設される手摺りとによって構成される。
足場板は、建設機械本体の本体外側面に沿った横軸を中心として、建設機械本体に対して外向きに突出する張出し状態と、本体外側面に沿う格納状態との間で回動可能に設けられている。支柱は、足場板の先端部に、横軸まわりに回動可能に設けられている。
特開2012−202071号公報
この従来例にあっては、足場板を本体外側面に沿う格納状態とした際、足場板の先端側が上方に回動したうえで、その上端部から手摺りが上方に伸びる。すなわち、格納状態においては、建設機械本体の足場板が回動可能に設けられている箇所から上方に、足場板の張出し方向の長さに手摺りの高さを加えた高さまで、手摺りが突出することになる。
このため、建設機械の輸送時における上端(手摺りの上端)までの高さが高くなってしまい、輸送がしにくいものであった。
そこで本発明は、格納状態における足場部と手摺りの高さを低くすることができて、輸送がしやすい建設機械のプラットフォームを提供するものである。
前記の課題を解決するため、本発明は、建設機械本体の外側に張出される踏面を有する足場部と、前記足場部の張出し先端側に設けられる手摺りとを備え、この手摺りは少なくとも二本の支柱間に横杆が掛け渡されている建設機械のプラットフォームであって、前記足場部が、前記建設機械本体の本体外側面に沿った横軸を中心として、前記建設機械本体に対して外向きに突出する張出し状態と前記本体外側面に沿う格納状態との間で回動可能に設けられており、前記支柱が、前記足場部の先端部に、前記支柱が横軸まわりに回動可能にかつ前記支柱の長手方向に移動可能に設けられており、前記足場部および前記手摺りを互いに厚み方向に重なり合う状態で前記本体外側面に格納し得るように構成されている。
これにより、建設機械の輸送に際して、プラットフォームを折り畳んで格納状態としたときに、手摺りを足場部に対して低い位置に格納することができ、輸送時の足場部と手摺りの高さが低くなり、輸送がしやすくなる。
また、前記足場部および前記手摺りが互いに厚み方向に重なり合う状態で、前記手摺りを前記足場部に対して保持させる手摺り保持手段を備えることが好ましい。
これにより、建設機械の輸送に際して、手摺りが足場部に対してがたついたりすることが抑制される。
また、前記足場部の先端部に、前記本体外側面に沿った横軸まわりに回動可能なホルダーを備え、前記ホルダーは、前記支柱をその長手方向に移動可能に保持するものであることが好ましい。
このようなホルダーを設けるだけで、支柱(手摺り)を横軸まわりに回動可能にかつ長手方向に移動可能に設けることができ、プラットフォームの構成を簡単にできてコンパクトにすることができる。
また、張出し状態における前記ホルダーの角度を調整するホルダー角度調整手段を備えることが好ましい。これにより、張出し状態における手摺りの角度を所望の角度に調整することができる。
また、張出し状態における前記足場部の角度を調整する足場部角度調整手段を備えることが好ましい。これにより、張出し状態における足場部の角度を所望の角度に調整することができる。
また、前記足場部を格納状態となる方に付勢する付勢部材を備えることが好ましい。これにより、付勢部材による付勢により足場部の回動を助勢できるため、手摺りを建設機械に格納したり建設機械から張出すようにする作業の労力をより一層軽減することができる。
本発明にあっては、手摺りを足場部に対して低い位置に格納することができ、輸送時の足場部と手摺りの高さが低くなり、輸送がしやすくなる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る建設機械のプラットフォームの張出し状態を示す側面図である。 図2は、同上の張出し状態を示す平面図である。 図3は、同上の張出し状態を示す正面図である。 図4は、図2の一部を拡大した平面図である。 図5は、図3の一部を拡大した正面図である。 図6は、図5の一部を拡大した正面図である。 図7は、図4の一部を拡大した平面図である。 図8は、図1の一部を拡大した側面図である。 図9は、同上の格納状態を示す側面図である。 図10は、同上の格納状態を示す平面図である。 図11は、同上の格納状態を示す正面図である。 図12は、図11の一部を拡大した正面図である。 図13は、図5の一部を拡大した正面図である。 図14は、支柱角度調整手段を説明する側面図である。 図15は、支柱をホルダーに対して下げた状態を説明する正面図である。 図16は、支柱、ホルダー、手摺り固定ピンおよび抜止めピンを示す平面断面図である。 図17は、支柱、ブラケット、手摺り固定ピンおよび抜止めピンを示す平面断面図である。 図18は、支柱を足場部に対して回動させた状態を説明する正面図である。 図19は、足場部を本体外側面に沿うように回動させた状態を説明する正面図である。 図20は、本発明の第2実施形態に係る建設機械のプラットフォームの張出し状態を示す要部側面図である。 図21は、同上の要部平面図である。 図22は、同上の格納状態を示す要部正面図である。
本発明の建設機械のプラットフォームについて、実施形態に基いて説明する。以下の実施形態に係る建設機械はクローラクレーンである。
第1実施形態について、図1〜図19に基いて説明する。図1〜図8にプラットフォームの張出し状態を示し、図9〜図12にプラットフォームの格納状態を示す。
クローラクレーンは、図1〜3に示すようにクローラ式の下部走行体1を備え、この下部走行体1上に上部旋回体2が縦軸まわりに旋回自在に搭載されて建設機械本体(ベースマシン)Aが構成される。
上部旋回体2には、操縦室(キャビン)3、図示しないブーム、カウンタウェイト4が設けられるとともに、左右両側に、ガード部材によって覆われかつ図示しないドアによって開閉される機械室A1が設けられている。ここで、便宜上、前後左右について図1〜3等に示すように、前方F、後方B、左方L、右方Rの各矢印で示す。図1〜3および図9〜図11は、上部旋回体2の前面および下部走行体1の前面が前方Fを向く中立状態を示している。上部旋回体2は、図2、図10に示す平面視における中立状態より右回りおよび左回りに所定の角度範囲(360度以上の角度範囲も含む)で旋回可能となっている。そして、前方F、後方B、左方L、右方Rは、上部旋回体2を基準とする向き(上部旋回体2から見た向き)として定義するものとする。前方Fは、操縦者が操縦室3の所定の位置で所定の向きで操縦する際に向く方向として設計されている。
この機械室A1内には、エンジン、エンジン関連設備、油圧ポンプ、バルブその他の機器類が設置され、この機器類に対するアクセス通路を確保するためのプラットフォームPが上部旋回体2の左右両側に装着される。なお、建設機械に設けられるプラットフォームPの数、位置は特に限定されない。
このプラットフォームPは、図3に示すように、建設機械本体Aの外側に張出される踏面を有する足場部5と、足場部5の張出し先端側に設けられる手摺り7と、を備えるものである。第1実施形態では、足場部5は、踏面を有する足場板50とアーム6とにより主体が構成される。
第1実施形態では、足場部5は、図4に示すように、上部旋回体2における機械室A1の下部の外側面(以下、本体外側面という)2aに、足場部5の一端側が回動中心となって他端側が回動可能となるように設けられる。機械室A1の本体外側面2aは、左方Lを向く面および右方Rを向く面からなるが、特に左方Lおよび右方Rを向く面でなくてもよい。足場板50は、建設機械本体Aから張出された状態における平面視形状が前後方向に長い長方形状となる板により構成される。足場板50は、一つのプラットフォームPにつき一枚設けられている。
なお、本発明の足場板50としては、その平面視形状、材質、厚み、枚数等は特に限定されない。また、足場板50として、板の代わりに例えば網状部材等が用いられてもよく、踏面を構成し得る部材が適宜利用可能である。
第1実施形態では、アーム6は、図5に示すように、一端側が回動中心となって他端側が回動可能となるように(図6、図12参照)、本体外側面2aに設けられる。アーム6は、図4に示すように、一つのプラットフォームPにつき、プラットフォームPの前後方向の端部付近にそれぞれ(計二本)設けられている。アーム6は、図5に示す正面視において、回動半径方向を長手方向とする矩形状をした梁部材からなる。
なお、本発明のアーム6としては、その形状、材質、本数、プラットフォームP内での位置等は特に限定されない。また、このようなアーム6と足場板50とにより主体が構成される足場部5も、その形状、材質、本数、厚み(図5における上下長さ)、枚数等は特に限定されない。
第1実施形態では、アーム6は、図5、図6に示すように、足場板50が建設機械本体Aから張出された状態において足場板50が上側に位置するように、足場板50を保持している。すなわち、足場板50は、本体外側面2aにアーム6を介して、一端側が回動中心となって他端側が回動可能となるように設けられている。図示しないが、足場板50は、アーム6に対してビス止め・ボルト止め、接着等、適宜の方法により固定され、固定方法は特に限定されない。
第1実施形態では、手摺り7は、図8に示すように、支柱13間に横杆14が掛け渡されたものである。支柱13は、図8に示す張出し状態において、上下方向を長手方向とする円柱状または円筒状をした部材で、複数本が水平方向に間隔をあけて設けられる。横杆14は、張出し状態において、水平方向を長手方向とする円柱状または円筒状をした部材で、複数本の支柱13間に掛け渡されて設けられ、足場板50に載る使用者が落下するのを防止したり手摺り棒として使用するものである。
第1実施形態では、支柱13および横杆14は、円柱状または円筒状をした部材により構成されているが、支柱13および横杆14はこのような部材により構成されなくてもよく、例えば横杆14が板状をした部材により構成されてもよい。また、横杆14は複数本が上下方向に間隔をあけて設けられているが、横杆14の本数は特に限定されない。また、上側の横杆14と支柱13とは一体の円柱状または円筒状をした部材を曲げて形成しているが、別体の支柱13と横杆14とを連結してももちろんよい。また、このような支柱13と横杆14とにより主体が構成される手摺り7は、その形状、個数、厚み(図5における左右方向の長さ)等は特に限定されない。支柱13は、足場部5の先端部に回動可能に設けられるもので、これについては後述する。
図5〜図7に示すように、本体外側面2aにブラケット8が固定されている。第1実施形態では、図7に示すように、ブラケット8は、ボルト80により本体外側面2aに着脱可能に固定されているが、溶接等により本体外側面2aに固定されてもよく、ブラケット8の建設機械本体Aへの固定方法は限定されない。また、ブラケット8の形状も限定されない。
プラットフォームPのアーム6は、図7に示すように、前後方向に水平な支軸9を介してブラケット8に取付けられる。図示しないが、ブラケット8およびアーム6には、前後方向に貫通する貫通孔がそれぞれ形成されており、これらの貫通孔が連通した状態で貫通孔に支軸9が挿通される。支軸9は、主にピンにより構成されるが、ピンに限定されない。支軸9は、径方向に貫通する孔に挿通されるピンにより、ブラケット8およびアーム6の貫通孔からの抜止めがなされる。
このようにして、足場部5が、建設機械本体Aの本体外側面2aに沿った横軸(支軸9)を中心として、建設機械本体Aに対して外向きに突出する張出し状態と本体外側面2aに沿う格納状態との間で回動可能に設けられる。横軸(支軸9)の方向は、水平方向が好ましいが、水平方向に対してなす角度が所定の角度範囲(例えば3度、5度、10度等が挙げられるが、限定されない)に収まればよい。格納状態における、足場部5(足場板50およびアーム6)の角度は、第1実施形態では、水平方向に対してほぼ垂直となっているが、水平方向に対してなす角度は特に限定されない。なお、足場部5の建設機械本体Aへの設け方はこのような形態に限定されず、例えばブラケット8が設けられない形態であってもよい。
第1実施形態では、建設機械は、足場部5を張出し状態で保持する張出し状態保持手段を備えるもので、以下に説明する。
ブラケット8には、図6、図12に示すように、支軸9が挿通される貫通孔とは別に、前後方向に貫通する足場部保持用の貫通孔85が形成されている。これに対応して、アーム6には、張出し状態においてブラケット8の足場部保持用の貫通孔85に連通する位置に、前後方向に貫通する張出し状態保持用の貫通孔66aが形成されている。足場部5は、張出し状態において、張出し状態保持用の貫通孔66aと足場部保持用の貫通孔85とが連通する状態で、これらの貫通孔66a、85に足場部固定用ピン10が挿通されることにより、張出し状態が保持される。足場部固定用ピン10は、図示しないが、径方向に貫通する孔に挿通されるピンにより、貫通孔66a、85からの抜止めがなされる。第1実施形態では、以上のようにして張出し状態保持手段が構成されているが、張出し状態保持手段はこのような形態に限定されず、例えばマグネットやバンド等を用いるものであってもよい。
また、第1実施形態では、建設機械は、足場部5を格納状態で保持する格納状態保持手段を備えるもので、以下に説明する。
アーム6には、図6、図12に示すように、格納状態においてブラケット8の足場部保持用の貫通孔85に連通する位置に、前後方向に貫通する格納状態保持用の貫通孔66bが形成されている。アーム6は、格納状態において、格納状態保持用の貫通孔66bと足場部保持用の貫通孔85とが連通する状態で、これらの貫通孔66b、85に足場部固定用ピン10が挿通されることにより、格納状態が保持される。第1実施形態では、以上のようにして格納状態保持手段が構成されているが、格納状態保持手段はこのような形態に限定されず、例えばマグネットやバンド等を用いるものであってもよい。
また、第1実施形態では、張出し状態における足場部5の角度を調整する足場部角度調整手段を備えるもので、以下に説明する。
アーム6には、図6、図12に示すように、張出し状態において左右方向に貫通するネジ孔を有する下方に突出するボルト保持片61を備えている。ボルト保持片61のネジ孔に、足場部角度調整用のボルト11が螺合される。足場部角度調整用のボルト11の頭部をブラケット8に当接させ、足場部5を張出し状態としたうえで、足場板50が水平となるように調整する。
すなわち、第1実施形態では、足場部固定用ピン10が貫通孔66a、85に挿通されて張出し状態を保持しているが、足場部固定用ピン10の外径は貫通孔66a、85の内径よりも小さく、足場部5は若干回動し得る。また、このような張出し状態保持手段によって、足場部5が充分に水平に近い状態になるとは限らない。そこで、足場部角度調整用のボルト11をボルト保持片61に対して左右方向に移動調整することにより、足場部5の角度を調整することができる。図中の符号12は、ボルト保持片61に対して足場部角度調整用のボルト11を移動調整した状態で、足場部角度調整用のボルト11の位置を固定するためのロックナットである。第1実施形態では、以上のようにして足場部角度調整手段が構成されているが、足場部角度調整手段はこのような形態に限定されない。
次に、手摺り7についてさらに説明する。手摺り7は、支柱13が横軸まわりに回動可能となりかつ支柱13の長手方向に移動可能となるように、足場部5の先端部に設けられるものである。
第1実施形態では、手摺り7は、図5に示すように、ホルダー15を介して足場部5のアーム6に取付けられている。図13に示すように、ホルダー15は、支柱13に被嵌される筒にて主体が構成される。図5、図13に示すように、ホルダー15内に、張出し状態において支柱13の下端部が挿入される。支柱13は、図5、図15に示すように、その長手方向に沿ってホルダー15内を移動可能となっている。
ホルダー15は、足場部5の先端部に、横軸(前後軸)まわりに回動可能に設けられる。第1実施形態では、図14に示すように、アーム6の先端部に、前後方向に貫通する貫通孔6aが形成される。ホルダー15には、前後方向に貫通する貫通孔15aが形成される。これらの貫通孔6a、15aが連通する状態で、これらの貫通孔6a、15aにホルダー支軸16が挿通されて、ホルダー15がアーム6に横軸まわりに回動可能に設けられている。横軸(ホルダー支軸16)の方向は、水平方向が好ましいが、水平方向に対してなす角度が所定の角度範囲(例えば3度、5度、10度等が挙げられるが、限定されない)に収まればよい。ホルダー支軸16は、主にピンにより構成されるが、ピンに限定されない。図示しないが、ホルダー支軸16は、径方向に貫通する孔に挿通されるピンにより、アーム6からの抜止めがなされる。
このようにして、支柱13が横軸まわりに回動可能となりかつ支柱13の長手方向に移動可能となるように、足場部5の先端部に手摺り7が設けられるものである。なお、支柱13の足場部5への設け方はこのような形態に限定されない。
また、第1実施形態では、張出し状態における手摺り7の支柱13の角度を調整する支柱角度調整手段を備えるもので、以下に説明する。
足場部5(アーム6)の先端部には、図13、図14に示すように、張出し状態における上部に、左右方向に貫通する貫通孔を有するブラケット62が設けられている。ブラケット62の貫通孔に挿通されるレバー支軸18に、ホルダー回動固定レバー17が枢支されている。ホルダー回動固定レバー17の先端側には、係止溝17aが形成されている。
図13に示すように、ホルダー15には、張出し状態において支柱13の下端部を保持している状態で、ブラケット8側に突出する、雄ネジを有するロッド19が設けられている。ホルダー回動固定レバー17が回動することで、ホルダー回動固定レバー17の係止溝17aにホルダー15のロッド19が係止したり離脱したりする。ホルダー回動固定レバー17の係止溝17aにホルダー15のロッド19が係止した状態で、ロッド19に螺合したホルダー取付調整ナット20とホルダー固定蝶ナット21とで、ホルダー回動固定レバー17を両側より挟持する。ロッド19に螺合するホルダー取付調整ナット20とホルダー固定蝶ナット21の位置を調整することにより、ホルダー15の角度を調整することができ、結果的に、ホルダー15に保持される支柱13(手摺り7)の角度を調整することができる。
これにより、例えば複数のプラットフォームPが設けられている場合に、張出し状態で隣接する手摺り7(支柱13、横杆14)が互いに不揃いにならないように調整することができ、整然とした外観にすることができる。第1実施形態では、以上のようにして支柱角度調整手段(直接的にはホルダー角度調整手段)が構成されているが、支柱角度調整手段はこのような形態に限定されない。
また、手摺り7は、図13に示す張出し状態において、支柱13がホルダー15に対して最上位置で固定されるように、図16に示すように、ホルダー15に形成されている貫通孔15bと支柱13に形成されている貫通孔13aに手摺り固定ピン22が挿通されている。手摺り固定ピン22は、図16に示す径方向に貫通する孔に挿通される抜止めピン22aにより、ホルダー15および支柱13からの抜止めがなされる。図13、図15中の符号71は、支柱13が最上位置を超えてホルダー15から抜け出さないようにするフランジ状をした位置決め具である。また、この位置決め具71により、最上位置で手摺り固定ピン22が挿通される、ホルダー15の貫通孔15bと支柱13の貫通孔が合致しやすくなる。
また、第1実施形態では、足場部5および手摺り7が互いに厚み方向に重なり合う状態で、手摺り7(直接的にはホルダー15)を足場部5に対して保持させる手摺り保持手段を備えている。図5〜図6に示すように、張出し状態におけるアーム6の下部に、前後方向に貫通する貫通孔63aを有するブラケット63が設けられている。この貫通孔63a(ブラケット63)、貫通孔15b(ホルダー15)、手摺り固定ピン22により、手摺り保持手段が構成されている。
次に、プラットフォームPを張出し状態から格納状態にして、建設機械本体Aに格納する手順について説明する。
図5に示す張出し状態において、手摺り固定ピン22をホルダー15および支柱13から取外す。
その後、図15に示すように、手摺り7の横杆14(第1実施形態では下側の横杆14)がホルダー15の上端に当接するまで、手摺り7を降下させる。
その後、ホルダー15のホルダー固定蝶ナット21を緩めた後、ホルダー回動固定レバー17を回動させて、図14の破線に示すように、ホルダー回動固定レバー17とロッド19との係合を解除する。
その後、図17に示すように、手摺り7(ホルダー15)を倒して足場部5の下方に位置するように回動させると、足場部5および手摺り7が互いに厚み方向に重なり合う状態となり、足場部5のブラケット63に形成された貫通孔63aと、支柱13に形成されている貫通孔13aとが連通する。この状態で、図18に示すように、外した手摺り固定ピン22を、足場部5のブラケット63に形成された貫通孔63aと、支柱13に形成されている貫通孔13aとに挿通させて、手摺り保持手段により手摺り7の足場部5に対する摺動および回動を固定する。
その後、図17に示す状態において、足場部5の基端部の足場部固定用ピン10を取外して、図19に示すように、足場部5および手摺り7を一体で90度上方に回動させて、本体外側面2aに沿うように立設させる。
最後に、図12に示すように、外した足場部固定用ピン10を足場部5の格納状態保持用の貫通孔66bおよびブラケット8の足場部保持用の貫通孔85に挿入して、アーム6および手摺り7を一体で格納状態に固定する。これにより、足場部5および手摺り7が互いに厚み方向に重なり合う状態で本体外側面2aに格納される。
次に、プラットフォームPを格納状態から張出し状態にする手順について説明する。
図19に示す格納状態において、足場部固定用ピン10を足場部5およびブラケット8から取外す。
その後、足場部5および手摺り7を一体で90度下方に回動させて、本体外側面2aから側方に突出させ、図17に示すように、外した足場部固定用ピン10を足場部5の張出し状態保持用の貫通孔66aおよびブラケット8の足場部保持用の貫通孔85に挿入して、足場部5および手摺り7を一体で張出し状態に固定する。
その後、図17に示す状態において、手摺り固定ピン22を、ブラケット63と支柱13から外し、手摺り保持手段による手摺り7の足場部5に対する摺動および回動を解除する。
その後、図15に示すように、手摺り7(ホルダー15)を90度上方に回動させる。
その後、図13に示すように、ホルダー回動固定レバーを回動させて係止溝17aにロッド19を係止させ、ホルダー取付調整ナット20とホルダー固定蝶ナット21とでホルダー回動固定レバー17を挟持して固定する。これにより、ホルダー15および手摺り7が立設した状態で固定される。
その後、図5に示すように、ホルダー15に対して手摺り7を、位置決め具71がホルダー15の下端に当接するまで上方へ移動させ、外した手摺り固定ピン22を支柱13の貫通孔13aとホルダー15の貫通孔15aに挿入して、手摺り7をホルダー15に対して固定する。
その後、足場板50が水平になるように、足場部角度調整用のボルト11で調整し、ロックナット12で固定する。
最後に、ホルダー取付調整ナット20およびホルダー固定蝶ナット21のロッド19に対する位置を調整し、手摺り7の角度を調整する。
第1実施形態のプラットフォームPは、図1〜図3に示すように、足場部5を張出してその先端部に手摺り7を立設し、足場部5は上部旋回体2の左右両側に張出される。
この状態で、作業員は、機械室A1に収容された機器類のメンテナンス時や操縦室3に対する乗降時等にこのプラットフォームPをアクセス通路として使用することができる。
また、建設機械(クローラクレーン)の輸送に際して、プラットフォームPを折り畳んで格納状態とする。このとき、手摺り7を足場部5に対して従来より低い位置に格納することができ、輸送時の足場部5と手摺り7の高さ(足場部5と手摺り7の高い方の高さ)が低くなり、輸送がしやすくなる。
また、アーム6および手摺り7の横軸まわりの回動と、手摺り7の長手方向への移動のみによって、手摺り7を張出し状態としたり格納状態とすることができる。すなわち、手摺り7を着脱する場合と比べて、手摺り7を建設機械に格納したり建設機械から張出したりするようにする作業を、少ない労力と操作によって簡単かつ迅速に行うことができる。
また、足場板50を、本体外側面2aから張出すアーム6によって支持する構成であるため、足場板50の張出し方向における曲げ強度は高くする必要がなく、長さ方向(すなわち本体外側面2aに水平に沿った方向)の強度のみ考慮すればよいので足場板50を軽量化できる。
次に、第2実施形態について、図20〜図21に基いて説明する。以下の第2実施形態の説明においては、第1実施形態と同様となる説明は省略し、主に第1実施形態と異なる点について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同符号を付している。
第2実施形態では、足場部5を格納状態となる方に付勢する付勢部材を備える。具体的には、アーム6の格納状態への回動運動をねじりバネ23によって助勢するように構成されている。
ねじりバネ23は、アーム6の回動中心である支軸9に巻装され、アーム6に格納方向(起立する方向)へのバネ力を付勢するように、両端がブラケット8に水平方向に突出して固着されたロッド81に係止され、中央部がアーム6のバネ受け部64に係止されている。
これにより、プラットフォームPを張出し状態としたり格納状態としたりする際の労力負担をより一層軽減することができる。
付勢部材としては、ねじりバネ23をはじめとする各種バネや、弾性体が適宜利用可能であり、特に限定されない。
また、第2実施形態の変形例として、ねじりバネ23に代えて、自動車の後背部ドア等に使用されているシリンダ付きダンパーを用いてもよい。
以上、説明したように、本発明に係る建設機械のプラットフォームPは、建設機械本体Aの外側に張出される踏面を有する足場部5と、足場部5の張出し先端側に設けられる手摺り7とを備え、この手摺り7は少なくとも二本の支柱13間に横杆14が掛け渡されている。足場部5が、建設機械本体Aの本体外側面2aに沿った横軸を中心として、建設機械本体Aに対して外向きに突出する張出し状態と本体外側面2aに沿う格納状態との間で回動可能に設けられている。支柱13が、足場部5の先端部に、支柱13が横軸まわりに回動可能にかつ支柱13の長手方向に移動可能に設けられており、足場部5および手摺り7を互いに厚み方向に重なり合う状態で本体外側面2aに格納し得るように構成されていることを特徴とする。
これにより、建設機械の輸送に際して、プラットフォームPを折り畳んで格納状態とするときに、手摺り7を足場部5に対して低い位置に格納することができ、輸送時の足場部5と手摺り7の高さが低くなり、輸送がしやすくなる。
また、足場部5および手摺り7が互いに厚み方向に重なり合う状態で、手摺り7を足場部5に対して保持させる手摺り保持手段を備えることが好ましい。
これにより、建設機械の輸送に際して、手摺り7が足場部5に対してがたついたりすることが抑制される。
また、足場部5の先端部に、本体外側面2aに沿った横軸まわりに回動可能なホルダー15を備え、ホルダー15は、支柱13をその長手方向に移動可能に保持するものであることが好ましい。
このようなホルダー15を設けるだけで、支柱13(手摺り7)を横軸まわりに回動可能にかつ長手方向に移動可能に設けることができ、プラットフォームPの構成を簡単にできてコンパクトにすることができる。
また、張出し状態におけるホルダー15の角度を調整するホルダー角度調整手段を備えることが好ましい。
これにより、張出し状態における手摺り7の角度を所望の角度に調整することができる。
また、張出し状態における足場部5の角度を調整する足場部角度調整手段を備えることが好ましい。
これにより、張出し状態における足場板50の角度を所望の角度に調整することができる。
また、足場部5を格納状態となる方に付勢する付勢部材を備えることが好ましい。
これにより、付勢部材による付勢によりアーム6の回動を助勢できるため、手摺り7を建設機械に格納したり建設機械から張出すようにする作業の労力をより一層軽減することができる。
なお、本発明のプラットフォームPが設けられる建設機械はクローラクレーンに限定されず、クレーンにも限定されない。プラットフォームPは、主に、地面よりも高い位置にメンテナンスを要する機器類、操縦室3等を備える建設機械本体Aに設けられる。このような建設機械としては、下部走行体1および上部旋回体2を備える、クレーン、杭打ち機、パワーショベル等が好適に挙げられるが、前記クレーン等以外の建設機械であってもよい。また、本発明のプラットフォームPは、下部走行体1を備えず上部旋回体2を備える建設機械や、上部旋回体2を備えず下部走行体1を備える建設機械や、上部旋回体2および下部走行体1のいずれも備えず旋回や走行を行わない建設機械にも適用可能である。
また、本発明のプラットフォームPは、アーム6と足場板50とが建設機械本体Aに対して別々に回動するものであってもよい。この場合、足場板50の建設機械本体Aに対する回動は、第1実施形態に示すアーム6の建設機械本体Aに対する回動機構と同様の機構により行ってもよい。
また、本発明のプラットフォームPは、手摺り7およびアーム6を格納状態とする際に、アーム6および手摺り7に対して足場板50を分離する使用形態であってもよい。
1 下部走行体
10 足場部固定用ピン
11 足場部角度調整用のボルト
12 ロックナット
13a 貫通孔
13 支柱
14 横杆
15a 貫通孔
15b 貫通孔
15 ホルダー
16 ホルダー支軸
17a 係止溝
17 ホルダー回動固定レバー
18 レバー支軸
19 ロッド
2 上部旋回体
2a 本体外側面
20 ホルダー取付調整ナット
21 ホルダー固定蝶ナット
22a 抜止めピン
22 手摺り固定ピン
23 ねじりバネ
3 操縦室
4 カウンタウェイト
5 足場部
50 足場板
6 アーム
6a 貫通孔
61 ボルト保持片
62 ブラケット
63 ブラケット
63a 貫通孔
64 バネ受け部
66a 張出し状態保持用の貫通孔
66b 格納状態保持用の貫通孔
7 手摺り
71 位置決め具
8 ブラケット
80 ボルト
85 足場部保持用の貫通孔
9 支軸
A1 機械室
A 建設機械本体
P プラットフォーム

Claims (6)

  1. 建設機械本体の外側に張出される踏面を有する足場部と、前記足場部の張出し先端側に設けられる手摺りとを備え、この手摺りは少なくとも二本の支柱間に横杆が掛け渡されている建設機械のプラットフォームであって、前記足場部が、前記建設機械本体の本体外側面に沿った横軸を中心として、前記建設機械本体に対して外向きに突出する張出し状態と前記本体外側面に沿う格納状態との間で回動可能に設けられており、前記支柱が、前記足場部の先端部に、前記支柱が横軸まわりに回動可能にかつ前記支柱の長手方向に移動可能に設けられており、前記足場部および前記手摺りを互いに厚み方向に重なり合う状態で前記本体外側面に格納し得るように構成されていることを特徴とする建設機械のプラットフォーム。
  2. 前記足場部および前記手摺りが互いに厚み方向に重なり合う状態で、前記手摺りを前記足場部に対して保持させる手摺り保持手段を備えることを特徴とする請求項1記載の建設機械のプラットフォーム。
  3. 前記足場部の先端部に、前記本体外側面に沿った横軸まわりに回動可能なホルダーを備え、前記ホルダーは、前記支柱をその長手方向に移動可能に保持するものであることを特徴とする請求項1または2記載の建設機械のプラットフォーム。
  4. 張出し状態における前記ホルダーの角度を調整するホルダー角度調整手段を備えることを特徴とする請求項3記載の建設機械のプラットフォーム。
  5. 張出し状態における前記足場部の角度を調整する足場部角度調整手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の建設機械のプラットフォーム。
  6. 前記足場部を格納状態となる方に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の建設機械のプラットフォーム。
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