JP2017143912A - ペーパーホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】ロールペーパーの端部をより確実に送り出すとともに、ロールペーパーの損傷を防ぐ。
【解決手段】ペーパーホルダーは、ロールペーパーを回転可能に保持する収納部と、前記ロールペーパーの前面上部に接触させるための先端部を含み、前記先端部が上下方向に揺動するように前記収納部に設けられたカバー部と、前記ロールペーパーの後面に当接させるための当接部を含み、前記当接部が前後方向に揺動するように前記収納部に回転軸を介して設けられた押し出し部と、を備える。前記押し出し部は、前記回転軸よりも前方に錘を有し、前記錘の自重によって前記当接部が前方向に付勢される。前記当接部は、送り出し方向と逆方向への前記ロールペーパーの回転を妨げる摩擦面を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ペーパーホルダーに関し、特に、トイレットペーパー等のロールペーパー用のホルダーに関する。
特許文献1は、ロールペーパーの先端部を簡単な操作で送り出し可能とすることを目的としている。特許文献1には、「基部から前方に突出させたロール支持部に芯受け体を設けて該芯受け体に吊り下げ用の空洞を有する円筒状芯材に巻着したロールペーパーを前記基部と平行且つ水平に吊り下げ可能としたロール装填部と、前記基部又はロール支持部に設けた枢支部を介して上下擺動可能とすると共に先端部に設けたペーパー切断刃で前記ロールペーパーの前側のペーパーを切断可能としたペーパー切断部とを備えたペーパーホルダーにおいて、前記ロールペーパーの外周面に対して前記ペーパーの先端部を送り出す方向には抵抗少なく且つその逆方向には抵抗大とする逆止面を有するロール送り出し部を前記ペーパーの使用により径が減衰するロールペーパーの後側面に対して常に当接可能となるように装着し、前記ロールペーパー外周面の前側上部面から下面にかけての部位に当接し、前記芯材が芯受け体で支持されつつ回動して該ロールペーパーを押し上げ可能とするロール押圧部を前記基部又はロール支持部に設けたことを特徴とする」と開示されている。また、特許文献1には、「前記ロール送り出し部に、該ロール送り出し部の逆止面に対してロールペーパーを前へ付勢するバネを設けたことを特徴とする」と開示されている。
特開2014−155697号公報
特許文献1のペーパーホルダーは、ロールペーパーの後側上部面に対して常に当接するロール送り出し部を有する。当該ロール送り出し部は、ロールペーパーを前側へ付勢する板バネを有する。ロールペーパーの後側上部面は、このロール送り出し部によって常に押圧される。ここで、トイレットペーパー等のロールペーパーは、薄くて損傷し易い。従って、実際は、板バネは、ロール送り出し部が当接するロールペーパーの当接領域を損傷しない程度の付勢力を持つように薄く形成される必要がある。
このような薄い板バネは、例えば、ロールペーパーの交換の際に使用者の手やロールペーパーが衝突すると、簡単に変形してしまう。板バネの変形は、例えば、ロール送り出し部の向きを正しい向きから変化させる。このような変化は、ロール送り出し部とロールペーパーの当接箇所の損傷を発生させたり、ロールペーパーの端部の送り出し動作の不具合を発生させたりするおそれがある。また、このような薄い板バネは、繰り返しの利用により劣化し、付勢力が低下してしまうこともある。付勢力の低下は、例えば、ロールペーパーの端部の送り出し動作の不具合を発生させるおそれがある。
本発明の目的は、ロールペーパーの端部をより確実に送り出すとともに、ロールペーパーの損傷を防ぐことにある。
上記の課題を解決する本発明の一態様は、ペーパーホルダーであって、ロールペーパーを回転可能に保持する収納部と、前記ロールペーパーの前面上部に接触させるための先端部を含み、前記先端部が上下方向に揺動するように前記収納部に設けられたカバー部と、前記ロールペーパーの後面に当接させるための当接部を含み、前記当接部が前後方向に揺動するように前記収納部に回転軸を介して設けられた押し出し部と、を備え、前記押し出し部は、前記回転軸よりも前方に錘を有し、前記錘の自重によって前記当接部が前方向に付勢され、前記当接部は、送り出し方向と逆方向への前記ロールペーパーの回転を妨げる摩擦面を有する。
上記のペーパーホルダーにおいて、前記押し出し部は、前記ペーパーホルダーの左右方向に前記ロールペーパーの側面より外側まで延びる支持部材を有し、前記支持部材の左右両端にそれぞれ前記錘が設けられていてもよい。
上記のペーパーホルダーにおいて、前記収納部は、前記ロールペーパーの後面に向かい合い、前記押し出し部を前記回転軸を介して接続する基部と、前記ロールペーパーの両側面に向かい合い、前記ロールペーパーを保持する芯受け部を有する1組の側部とを含み、前記側部には、前記錘及びその可動範囲を収納する収納溝が設けられていてもよい。
上記のペーパーホルダーにおいて、前記収納溝内に収納された前記錘は、前記ペーパーホルダーを正面視した場合に隠れていてもよい。
上記のペーパーホルダーにおいて、前記摩擦面は、前記ロールペーパーの外周面に沿うように湾曲していてもよい。
本発明によれば、ロールペーパーの端部をより確実に送り出すとともに、ロールペーパーの損傷を防ぐことができる。
ペーパーホルダー1の上側斜視図である。 ペーパーホルダー1の上側斜視図である。 ペーパーホルダー1の下側斜視図である。 ペーパーホルダー1の正面図である。 ペーパーホルダー1の側面図である。 ペーパーホルダー1の分解図である。 収納部2の正面図である。 押し出し部4の分解図である。 径が大きいロールペーパーPの送り出しを説明する図である。 径が小さいロールペーパーPの送り出しを説明する図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の一例は、ロールペーパーとしてのトイレットペーパーを保持するためのペーパーホルダー1に関する。
図1〜図5は、壁Wに取り付けられたペーパーホルダー1を示している。図1は、ペーパーホルダー1の上側斜視図である。図1は、ペーパーホルダー1に保持されるロールペーパーPを2点鎖線で示し、隠れた形状の一部を破線で示している。図2は、ペーパーホルダー1の上側斜視図である。図2は、省略した側部22Rを2点鎖線で示し、隠れた形状の一部を破線で示している。図3は、ペーパーホルダー1の下側斜視図である。図3は、省略した収納部2及びカバー部3を2点鎖線で示している。図4は、ペーパーホルダー1の正面図である。図4は、隠れた形状の一部を破線で示している。図5は、ペーパーホルダー1の側面図である。図5は、側部22Rを省略している。図5は、ペーパーホルダー1に保持されるロールペーパーPを2点鎖線で示している。
図6は、ペーパーホルダー1の分解図である。図6は、隠れた形状の一部を破線で示している。図7は、収納部2の正面図である。図7は、押し出し部4を省略している。図8は、押し出し部4の分解図である。
ペーパーホルダー1は、収納部2と、カバー部3と、押し出し部4とを有する。収納部2は、ロールペーパーPを回転可能に保持する。カバー部3は、ロールペーパーPの上面の少なくとも一部を覆う。押し出し部4は、ロールペーパーPの後面の少なくとも一部に接触し、ロールペーパーPを後方から前方に押す。
収納部2は、壁Wに固定される基部21と、基部21の左右両側から前方に延びる1組の側部22(22L、22R)とを含む。基部21の内壁面は、装填されるロールペーパーPの後面と略平行に向かい合う。両側部22の内壁面は、それぞれ、ロールペーパーPの両側面と略平行に向かい合う。側部22L及び側部22Rは、対称に構成されているので、以下では側部22Lに着目して説明する。
側部22Lの内壁面の上部には、ロールペーパーPの芯Tを支持する芯受け部23Lが設けられている。また、側部22Lの内壁面の上部には、芯受け部23Lを上向きに折り畳んで収納するための収納溝24Lが形成されている。芯受け部23Lは、前後方向の回転軸(図示せず)を介して収納溝24Lに取り付けられており、略水平から略垂直までの範囲で揺動することができる(図4の矢印参照)。略垂直の状態の芯受け部23Lは、側部22Lの内壁面から突出しないように、収納溝24Lに収納される。芯受け部23Lを略水平の状態に自動的に戻るように付勢するバネ、錘等の付勢手段を設けてもよい。
ロールペーパーPをペーパーホルダー1に装填する際、ロールペーパーPが収納部2の下方から上方に向かって挿入されると、上記の芯受け部23Lは、ロールペーパーPに当たって略垂直に折り畳まれる。そして、芯受け部23Lは、芯Tの内側に入ると、略水平に開く。このようにして、ロールペーパーPの芯Tは、芯受け部23Lに回転可能に支持される。
芯受け部23Lの外周は、ロールペーパーPを滑らかに回転させるため、少なくとも上部に曲面を含んで形成されるのが望ましい。また、芯受け部23Lの外径は、ロールペーパーPが前後上下に動くことができるように、芯Tの内径よりも十分小さく(例えば、半分程度)設定するのが望ましい。
側部22Lの内壁面の下部には、押し出し部4の支持部材44の左端部(少なくとも側部材44L及び錘45L)を収納するための収納溝25Lが形成されている。収納溝25Lは、支持部材44の側部材44L及び錘45Lとこれらの可動範囲とを少なくとも含む空間を有する。すなわち、ペーパーホルダー1を正面視した場合に、支持部材44の側部材44L及び錘45Lは、これらの可動範囲内のどの姿勢においても、収納溝25L内に隠れる。また、本実施形態では、図5等に示すように、側部22Lの内壁面を正面視した場合に、収納溝25Lの開口の面積は、収納溝25L内部の面積よりも狭くなるように形成されている。押し出し部4については、後に詳述する。
なお、側部22Rは、上述した側部22Lの各部と対応する構成、芯受け部23R、収納溝24R、及び収納溝25Rを有する。また、押し出し部4の支持部材44は、上述した側部材44L及び錘45Lと対応する構成、側部材44R及び錘45Rを有する。
カバー部3は、全体として概ね先端部31が収納部2の内側に向かって湾曲した板状に形成されている。カバー部3の先端部31と反対側の他端は、左右方向の回転軸32を介して両側部22の上部の壁W側に取り付けられている。カバー部3及びその先端部31は、回転軸32を中心に上下方向に揺動することができる(図5の矢印参照)。先端部31には、左右方向に延びる切断刃33が設けられている。切断刃33は、カバー部3を倒した状態でロールペーパーPの前面上部に当接する。
使用者は、例えば、先端部31の前方に外に引き出されたロールペーパーPの端部をカバー部3を押さえながら上方に引っ張ることで、切断刃33によってロールペーパーPを左右方向に切断することができる。
押し出し部4は、ロールペーパーPの後側に設けられている。押し出し部4は、当接部材41と、摩擦面42と、ヒンジ部材43と、支持部材44と、左右1組の錘45L及び45Rとを含む。
ヒンジ部材43は、2枚のヒンジ片43a及び43bと、これらのヒンジ片43a及び43bを連結するヒンジ軸43cとを含む。ヒンジ片43aは、基部21から前方に延びるように基部21の下部の内壁に固定されている。ヒンジ片43bには、当接部材41及び支持部材44が固定されている。ヒンジ片43bは、ヒンジ軸43cを中心に前後方向に揺動することができる(図5の矢印参照)。ヒンジ部材43の左右方向の幅寸法は、自由に揺動できるように、両側部22の内壁間の距離よりも短く設定される。
当接部材41は、全体として概ねロールペーパーPの後面の外周に沿うように湾曲した板状に形成されている。当接部材41の上方端は、ロールペーパーPの後面上側に位置する。当接部材41は、ヒンジ軸43cを中心に前後方向に揺動することができる(図5の矢印参照)。当接部材41の揺動範囲は、大きい分には限定されないが、図5の例では、当接部材41の後面が基部21に当たる位置から、当接部材41の前面が芯受け部23に当たる位置までである。当接部材41の左右方向の幅寸法は、自由に揺動できるように、両側部22の内壁間の距離よりも短く設定される。
当接部材41の前面側のロールペーパーPと当接する領域には、摩擦面42が設けられている。摩擦面42のロールペーパーPの外周面に対する抵抗は、ロールペーパーPの送り出し方向(ロールペーパーPの上部が前方へ回転する方向)に対しては小さく、送り出し方向と逆方向(ロールペーパーPの上部が後方へ回転する方向)に対しては大きくなるように設定される。このような摩擦面42は、例えば、抵抗を小さくする方向(図5の場合、上方)に傾斜するようにパイルを織り出した生地を用いて実現することができる。この生地をパイルが傾斜した方向に撫でると抵抗が小さく、その逆方向に撫でるとパイルが引っ掛かり抵抗が大きい。もちろん、摩擦面42は、表面処理した樹脂や金属を用いるなど、他の方法で実現してもよい。
支持部材44は、ヒンジ片43bに固定された左右方向に延びる中央部材44Cと、中央部材44Cの左右両側から前方向に延びる1組の側部材44L及び44Rとを含む。中央部材44Cと両側部材44L及び44Rは、板状に形成されている。両側部材44L及び44Rの前方端部の外側には、錘45L及び45Rが設けられている。中央部材44Cの左右方向の幅寸法は、両側部材44L及び44RがロールペーパーPの側面に接触しないように、ロールペーパーPの両側面間の距離よりも大きく設定される。また、中央部材44Cの左右方向の幅寸法は、両側部材44L及び44Rと両錘45L及び45Rが両収納溝25内に隠れ、かつ、両収納溝25の内壁に接触しないように、設定される。
ヒンジ片43bは、側部材44L及び44Rに設けられた錘45L及び45Rの自重によって、ヒンジ軸43c周りに前方向に付勢される。当接部材41も、ヒンジ軸43c周りに前方向に付勢される。装填されたロールペーパーPは、当接部材41によって前方向に押圧される。また、ロールペーパーPには、押圧される摩擦面42によって、送り出し方向の回転力が生じる。この点は、後に詳述する。
図6に示すように、基部21は、例えば、1本以上の雄ねじ5を用いて壁Wに固定される。また、ヒンジ片43aは、例えば、1本以上の雄ねじ5を用いて基部21及び壁Wに固定される。もちろん、ヒンジ片43aは、例えば1組以上のボルトおよびナットを用いて、基部21のみに固定されてもよい。なお、ペーパーホルダー1の壁Wへの固定方法は、図6に示した例に限定されない。また、押し出し部4の基部21への固定方法は、図6に示した例に限定されない。例えば、ヒンジ片43aは、基部21に固定するのではなく、側部22のみに又は基部21と側部22の両方に固定してもよい。
上述のペーパーホルダー1に装填されたロールペーパーPの端部P1を送り出す仕組みについて説明する。
図9は、径が大きいロールペーパーPの送り出しを説明する図である。図9は、側部22Rを省略している。図9は、(A)から(D)まで順番にロールペーパーP及びペーパーホルダー1の動きを示している。C1〜C4は、図9(A)〜(D)の各状態におけるロールペーパーPの中心軸の位置を示す。C0は、ロールペーパーPが押し出し部4に当接されずに芯受け部23に自由に吊られた状態における中心軸の位置を示す。
図9(A)は、ロールペーパーPが使用された直後の状態を示している。例えば、使用者は、カバー部3を下方向に押さえながらロールペーパーPの端部P1を上方に引っ張ることで、先端部31の切断刃33によってロールペーパーPを切断する。この状態では、ロールペーパーPの端部P1は、ほとんどカバー部3に隠れており、カバー部3を上方に開けない限り、端部P1を掴んで引っ張り出すことは難しい。また、図9(A)では、ロールペーパーPは、押し出し部4によって前方に押圧された状態で、芯受け部23を支点として、全体として前方に移動した状態で静止している。このときの中心軸は、C0よりも前方のC1に位置している。
図9(B)は、カバー部3が下方に押された状態を示している。例えば、使用者は、ロールペーパーPが移動する程度の力で、カバー部3の上面の前側辺りを下方向に押圧する。切断刃33がロールペーパーPの前面上部に当接しているため、ロールペーパーPは、後方に移動する。この間、ロールペーパーPには、芯受け部23を支点として、送り出し方向への回転も生じる。摩擦面42によって送り出し方向と逆方向の回転に大きい抵抗が生じるため、逆方向の回転は妨げられる。中心軸は、C1から後方のC2まで移動する。端部P1はまだカバー部3に抑えられているが、回転した分だけロールペーパーPが弛んでいる。
図9(C)は、カバー部3が自由になった状態を示している。例えば、使用者は、カバー部3の上面から手を離す。当接部材41がロールペーパーPの後面に当接して、前方に押圧しているため、ロールペーパーPは、前方に押し出される。この間、ロールペーパーPには、芯受け部23を支点として、送り出し方向への回転も生じる。摩擦面42によって送り出し方向と逆方向の回転は妨げられる。中心軸は、C2から前方のC3まで移動する。端部P1は、図9(B)及び図9(C)において回転した分だけ、カバー部3から露出する。
図9(D)は、図9(C)よりもさらにロールペーパーPが押し出されて、静止した状態を示している。ロールペーパーPは、さらに前方に押し出される。この間、ロールペーパーPには、芯受け部23を支点として、送り出し方向への回転も生じる。摩擦面42によって送り出し方向と逆方向の回転は妨げられる。中心軸は、C3から前方のC4まで移動する。C4は、図9(A)に示すC1と概ね同じ位置である。端部P1は、図9(D)で回転した分だけ、送り出し方向へ移動する。
図10は、径が小さいロールペーパーPの送り出しを説明する図である。図10は、側部22Rを省略している。図10は、(A)から(D)まで順番にロールペーパーP及びペーパーホルダー1の動きを示している。C1〜C4は、図10(A)〜(D)の各状態におけるロールペーパーPの中心軸の位置を示す。C0は、ロールペーパーPが押し出し部4を当接されずに芯受け部23に自由に吊られた状態における中心軸の位置を示す。
径が小さい場合も、径が大きい場合と基本的に同様なので、説明を省略する。このように、使用者は、カバー部3を押して離すという操作を行うことで、ロールペーパーPの端部P1を送り出すことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明した。本実施形態によれば、ロールペーパーの端部をより確実に送り出すとともに、ロールペーパーの損傷を防ぐことができる。また、カバーを押して離すという簡単な操作で、ロールペーパーの端部を送り出すことができる。
例えば、本実施形態のペーパーホルダー1は、回転軸を介して揺動可能な押し出し部4有する。この押し出し部4は、錘45の自重によってロールペーパーPを前方向に押し出すように働く。このような構成は、板バネと異なり、簡単に変形しないし、その付勢力が低下することもない。これにより、より確実にロールペーパーPの送り出し動作を制御できるとともに、ロールペーパーPとの当接箇所の損傷を防ぐこともできる。
また、例えば、本実施形態の押し出し部4は、左右両端に錘45を有する。これにより、ヒンジ軸43cの左右方向に負荷が均等に掛かるので、押し出し部4の回転がスムースになる。また、ヒンジ軸43cの耐久性も保てる。
また、例えば、本実施形態の側部材44L及び44Rと錘45L及び45Rは、収納溝25に収納されている。これにより、例えば、ロールペーパーPの交換の際に使用者の手やロールペーパーPが、側部材又は錘に衝突するのを防ぐことができる。ペーパーホルダー1を正面視した場合のデザイン状の美観も向上することもできる。また、側部22の内壁面を正面視した場合に、収納溝25の開口の面積は、収納溝25内部の面積よりも狭くなるように形成されている。これにより、側部材又は錘へ衝突をより効果的に防ぐことができる。
また、例えば、本実施形態の当接部材41は、ロールペーパーPの外周に沿うように湾曲した板状に形成されている。また、当接部材41の上方端は、ロールペーパーPの後面上側に位置する。この当接部材41の形状は、真っすぐな平板状である場合と比べて、特にロールペーパーPの径が小さい場合に、ロールペーパーPを下方に押さえ付けてロールペーパーPが上方に浮き上がるのを効果的に防ぐことができる(図10参照)。これにより、ロールペーパーPの上昇とともに切断刃33が上昇する(ロールペーパーPの外周面に対する切断刃33の角度が小さくなる)のを防ぎ、切断刃33をロールペーパーPの前面上部により確実に引っ掛からせることができる。
また、例えば、本実施形態の押し出し部4は、錘45を使うことで、どの回転角度においてもその付勢力を安定的に発揮することができる。板バネを用いた場合、ロールペーパーPの径が大きい状態と小さい状態では、その付勢力が変化すると推測される。付勢力の変化は、ロール送り出し部とロールペーパーPの当接箇所の損傷を発生させたり、ロールペーパーPの端部の送り出し動作の不具合を発生させたりするおそれがある。
上記の本発明の実施形態は、本発明の要旨と範囲を例示することを意図し、限定するものではない。例えば、ペーパーホルダー1の各部の配置、寸法、形状等の構成は、本発明の目的を達成できれば、図示した例に限られない。また、図9、図10等の図を用いて説明した動作原理は、分かり易い説明を意図したものであり、同様の目的を達成できれば、これに限定されない。
本発明は、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。また、上述の実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
例えば、当接部材41の下端部を、ヒンジ軸43cの反対方向まで延長してもよい。ペーパーホルダー1を正面視した場合に、ヒンジ部材43及び中央部材44Cが隠れる。これにより、例えば、ロールペーパーPの交換の際に使用者の手やロールペーパーPが、ヒンジ部材43及び中央部材44Cに衝突するのを防ぐことができる。
例えば、当接部材41の下端部を、ヒンジ軸43cの反対方向まで延長してもよい。また、支持部材44、錘45、及び収納溝25に替えて、当接部材41の下端部の後面に錘を設けてもよい。このような構成でも、当接部材41は、前後方向に揺動可能である。
本発明は、トイレットペーパーに限らず、キッチンペーパー等の他のロールペーパーにも使用することができる。また、本発明は、紙に限らず、フィルム等のロール状の消費財に使用することができる。
1…ペーパーホルダー、2…収納部、3…カバー部、4…押し出し部、21…基部、22(22L、22R)…側部、23(23L、23R)…芯受け部、24(24L、24R)…収納溝、24(25L、25R)…収納溝、31…先端部、32…回転軸、33…切断刃、41…当接部材、42…摩擦面、43…ヒンジ部材、43a…ヒンジ片、43b…ヒンジ片、43c…ヒンジ軸、44…支持部材、44C…中央部材、44L…側部材、44R…側部材、45L…錘、45R…錘、P…ロールペーパー、P1…端部、T…芯、W…壁

Claims (5)

  1. ロールペーパーを回転可能に保持する収納部と、
    前記ロールペーパーの前面上部に接触させるための先端部を含み、前記先端部が上下方向に揺動するように前記収納部に設けられたカバー部と、
    前記ロールペーパーの後面に当接させるための当接部を含み、前記当接部が前後方向に揺動するように前記収納部に回転軸を介して設けられた押し出し部と、を備え、
    前記押し出し部は、前記回転軸よりも前方に錘を有し、前記錘の自重によって前記当接部が前方向に付勢され、
    前記当接部は、送り出し方向と逆方向への前記ロールペーパーの回転を妨げる摩擦面を有する
    ペーパーホルダー。
  2. 請求項1に記載のペーパーホルダーであって、
    前記押し出し部は、前記ペーパーホルダーの左右方向に前記ロールペーパーの側面より外側まで延びる支持部材を有し、前記支持部材の左右両端にそれぞれ前記錘が設けられている
    ペーパーホルダー。
  3. 請求項2に記載のペーパーホルダーであって、
    前記収納部は、
    前記ロールペーパーの後面に向かい合い、前記押し出し部を前記回転軸を介して接続する基部と、
    前記ロールペーパーの両側面に向かい合い、前記ロールペーパーを保持する芯受け部を有する1組の側部とを含み、
    前記側部には、前記錘及びその可動範囲を収納する収納溝が設けられている
    ペーパーホルダー。
  4. 請求項3に記載のペーパーホルダーであって、
    前記収納溝内に収納された前記錘は、前記ペーパーホルダーを正面視した場合に隠れている
    ペーパーホルダー。
  5. 請求項1に記載のペーパーホルダーであって、
    前記摩擦面は、前記ロールペーパーの外周面に沿うように湾曲している
    ペーパーホルダー。
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