JP2017144704A - 液体吐出用基板、液体吐出ヘッド、および液体吐出装置 - Google Patents

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刈田 誠一郎
Seiichiro Karita
誠一郎 刈田
孝綱 青木
Takatsuna Aoki
孝綱 青木
真吾 奥島
Shingo Okujima
真吾 奥島
西谷 英輔
Eisuke Nishitani
英輔 西谷
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Abstract

【課題】複数の吐出口のそれぞれに対応する圧力室を通して、液体を確実に循環させることができる液体吐出用基板、液体吐出ヘッド、および液体吐出装置を提供すること。【解決手段】共通供給路13に、複数の圧力室Rのそれぞれの一方側の部分が接続され、共通排出路14に、複数の圧力室Rのそれぞれの他方側の部分が接続される。共通供給路13に、第1の圧力のインクを導入可能な複数の供給口15A,15Bを設け、共通排出路14に、第1の圧力と異なる第2の圧力のインクを導入可能な複数の排出口16A,16Bを設ける。【選択図】図5

Description

本発明は、インクなどを含む種々の液体を吐出するための液体吐出用基板、液体吐出ヘッド、および液体吐出装置に関するものである。
複数の吐出口からインクを選択的に吐出可能なインクジェット記録ヘッドにおいては、長期間に渡ってインクを吐出しない吐出口からインク中の水分が蒸発し、その吐出口内のインクが増粘することがある。このような場合には、その後、その吐出口からインクを適確に吐出できなくなるおそれがある。
特許文献1には、インクを吐出しないときの吐出口内のインクの増粘を抑制するために、インクを吐出しないときの吐出口に対応するインク室を通して、インクを循環させる構成が記載されている。具体的には、第1の共通流路と第2の共通流路との間に、複数の吐出口のそれぞれに対応する複数のインク室が並列的に接続され、第1の共通流路の一端部と第2の共通流路の一端部との間に、所定の圧力差を生じさせる構成となっている。このような構成により、第1の共通流路、インクを吐出しないときの吐出口に対応するインク室、および第2の共通流路を通してインクを循環させる。
特開2008−142910号公報
特許文献1において、第1および第2の共通流路内のインクの圧力は、それらの一端部から他端部に向かって減衰するため、それらの他端部に接続されるインク室に対してはインクが循環しにくい。
本発明の目的は、複数の吐出口のそれぞれに対応する圧力室を通して、液体を確実に循環させることができる液体吐出用基板、液体吐出ヘッド、および液体吐出装置を提供することにある。
本発明の液体吐出用基板は、複数の圧力室と、前記複数の圧力室のそれぞれに連通される複数の吐出口と、前記複数の圧力室内の液体のそれぞれを前記複数の圧力室のそれぞれに対応する前記複数の吐出口から吐出させる複数の吐出エネルギー発生素子と、を備える液体吐出用基板であって、前記複数の圧力室のそれぞれの一方側の部分が接続される第1の共通流路と、前記複数の圧力室のそれぞれの他方側の部分が接続される第2の共通流路と、前記第1の共通流路に連通する複数の第1の導入部と、前記第2の共通流路に連通する複数の第2の導入部と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数の圧力室が接続される第1および第2の共通流路のそれぞれに液体の導入部を複数備えることにより、それぞれの圧力室に対して液体の差圧を充分に作用させて、それぞれの圧力室を通して液体を確実に循環させることができる。
本発明の第1の実施形態における記録ヘッド用基板の分解斜視図である。 (a)は、図1の記録ヘッド用基板の要部の平面図、(b)は、(a)のIIb−IIb線に沿う断面図である。 図1の記録ヘッド用基板を備えた記録ヘッドに対するインクの供給系の説明図である。 (a)は、図3の記録ヘッドの全ノズルが非吐出ノズルであるときのインク流路の等価回路の説明図、(b)は、(a)の等価回路におけるインクの流れの説明図である。 (a)は、図3の記録ヘッドに吐出ノズルと非吐出ノズルとが混在するときのインク流路の等価回路の説明図、(b)は、(a)の等価回路におけるインクの流れの説明図である。 (a)は、比較例としての記録ヘッドに吐出ノズルと非吐出ノズルとが混在するときのインク流路の等価回路の説明図、(b)は、(a)の等価回路におけるインクの流れの説明図である。 本発明の第2の実施形態における記録ヘッド用基板の分解斜視図である。 本発明を適用可能なインクジェット記録ヘッドの要部の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態における液体吐出用基板、液体吐出ヘッド、および液体吐出装置は、液体としてのインクを吐出するためのインク吐出用基板(インクジェット記録ヘッド用基板)、インクジェット記録ヘッド、およびインクジェット記録装置としての適用例である。
(第1の実施形態)
図8は、インクジェット記録装置の構成例を説明するための図である。本例のインクジェット記録装置は、いわゆるフルライン方式の記録装置であり、シート(記録媒体)201を矢印Y方向に連続的に搬送する搬送機構202と、インクを吐出可能な長尺な記録ヘッド120と、を備えている。搬送機構202としては、本例のように搬送ベルトを用いる構成の他、搬送ローラなどを用いる構成であってもよい。記録ヘッド120は、電気熱変換素子(ヒータ)やピエゾ素子などの吐出エネルギー発生素子を用いて、吐出口からインクを吐出するように構成されている。このような吐出口は、搬送方向と交差(本例の場合は、直交)する方向に延在する吐出口列を形成するように、複数形成されている。本例においては、記録ヘッド120として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(Bk)のインクを吐出するための4つの記録ヘッド120Y,120M,120C,120Bが備えられている。これにより、矢印Y方向に連続的に搬送されるシート210に対して、カラー画像を記録することができる。
本発明は、このようなフルライン方式の記録装置に対してのみならず、いわゆるシリアルスキャン方式等の種々の記録装置に対しても広く適用することができる。
図1は、記録ヘッド120を構成するインク吐出用基板1の分解斜視図である。図8における各記録ヘッド120の夫々に、複数の吐出用基板1が設けられている。図示はしないが、各記録ヘッド120に対して、複数の吐出用基板1を千鳥状もしくは直線状に配列させることによって、記録媒体の幅に対応した画像の記録が可能となっている。基板1は、ノズル形成部材7、素子基板8、および流路基板9を積層した構成であり、ノズル形成部材7には、複数の吐出口3が吐出口列を成すように形成されている。素子基板8には、図2のように、圧力室Rの内部の吐出口3と対向する位置に、インクを吐出するための吐出エネルギー発生素子としてのヒータ(電気熱変換素子)2が形成されている。また、素子基板8には、ヒータ2を駆動するための不図示の駆動回路が形成されている。ノズル形成部材7には、流路壁4によって仕切られた複数の圧力室(発泡室)Rが形成されており、それぞれの圧力室Rは、互いに対向する吐出口3とヒータ2との間に位置する。素子基板8には、それぞれの圧力室Rの一方側の部分に接続される個別供給口(第1の個別流路)5と、それぞれの圧力室Rの他方側の部分に接続される個別排出口(第2の個別流路)6が形成されている。
流路基板9は第1および第2の流路基板9A,9Bを含み、第1の流路基板9Aには、吐出口3の配列方向に沿って延在する共通供給路(第1の共通流路)13と共通排出路(第2の共通流路)14が形成されている。共通供給路13は、素子基板8における複数の個別供給口5に共通に連通し、共通排出路14は、素子基板8における複数の個別排出口6に共通に連通する。第2の流路基板9Bには、吐出口3の配列方向における共通供給路13の両端部に連通する供給口(第1の導入部)15A,15Bと、吐出口3の配列方向における共通排出路14の両端部に連通する排出口16A,16B(第2の導入部)と、が形成されている。図1に示すように本実施形態においては、素子基板8、流路基板9A、9Bを夫々異なる層として説明しているが、それらが一体で構成されてもよい。また、流路基板9A、9Bが一体で構成されてもよく、素子基板8、流路基板9A、9Bの全てが一体で構成されてもよい。
後述するように、供給口15A(第1の開口部),15B(第2の開口部)、共通供給路13、および個別供給口5を通して圧力室R内にインクが供給される。また、圧力室R内にインクが個別排出口6、共通排出路14、および排出口16A(第3の開口部),16B(第4の開口部)を通して排出される。また、記録ヘッド120の使用状況によっては、供給口15A,15B、共通供給路13、および個別供給口5を通してだけではなく、排出口16A,16B、共通排出路14、および個別排出口6からも圧力室内にインクが供給される。記録動作時は、記録データに基づいてヒータ2が選択的に発熱させることにより、圧力室R内のインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して吐出口3からインクを吐出することができる。また、図1および図2に示すように、供給口15Aと供給口15Bとの間に、各圧力室Rと共通供給路13との接続部が配され、排出口16Aと排出口16Bとの間に、各圧力室Rと共通排出路14との接続部が配されている。
図3は、記録ヘッド120にインクを供給可能な記録装置のインク供給系(液体供給系)の説明図である。なお、図3の例では、記録ヘッド120が1つのインク吐出用基板1を有する構成として説明している。記録ヘッド120は、インク吐出用基板1と共に、種々の構成を備えることができる。例えば、記録ヘッド120自体を記録装置に装着するための構成、記録ヘッド120をインク供給系に接続するための構成、あるいはインクタンクと結合可能な構成などを備えることができる。
供給口15Aは、チューブポンプ103aを介してサブタンク104aに接続され、供給口15Bは、サブタンク104aに直接接続されている。排出口16Aは、チューブポンプ103bを介してサブタンク104bに接続され、排出口16Bは、サブタンク104bに直接接続されている。コントローラ110は、ポンプ105および弁102a,102bを制御することにより、メインタンク107内のインクをサブタンク104a,104bに供給、およびサブタンク104a,104b内のインクをメインタンク107に排出可能である。サブタンク104a,104bには水位センサ106a,106bが備えられている。コントローラ110は、これらのセンサの検出信号に基づいてポンプ105および弁102a,102bを制御することにより、サブタンク104a,104bのインクの液面の位置を調整することができる。したがって、記録ヘッド120とサブタンク104aとの間のインクの水頭差H1、および記録ヘッド120とサブタンク104bとの間のインクの水頭差H2を所定の大きさに維持することができる。水頭差H2は、水頭差H1よりも大きい(H2>H1)。
記録動作時は、チューブポンプ103a,103bをリリース状態として、サブタンク104a,104bと排出口16A,16Bとを連通させる。これにより、供給口15A,15B内のインクに対しては、水頭差H1に相当する比較的小さい負圧が作用し、排出口16A,16B内のインクに対しては、水頭差H2に相当する比較的大きい負圧が作用する。記録ヘッド120がインクを吐出しない休止状態においては、これらの圧力差によって記録ヘッド120内のインクが循環される。すなわち、サブタンク104a内のインクが供給口15A,15Bから記録ヘッド120の圧力室R内に供給され、その圧力室R内のインクが排出口16A,16Bを通してサブタンク104b内に排出される。コントローラ110は、水頭差H1,H2を一定に維持するように、サブタンク104a,104b内のインクの液面の位置を調整する。
供給口15A,15B内のインクと排出口16A,16Bとの間に差圧を発生させる差圧発生部は、本例のように水頭差を利用する構成のみに限定されず、サブタンク104a,104bを異なる圧力に調整可能な圧力室として機能させる構成であってもよい。要は、インクの吐出に影響を与えない程度のインクが圧力室を通って循環するように、供給口15A,15Bと排出口16A,16Bとの間に圧力差を生じさせることができればよい。
図4(a),(b)は、インク吐出用基板1がインクを吐出しない休止状態において、供給口15A,15Bと排出口16A,16Bとの間の差圧によって、インク吐出用基板1内にインクが循環しているときの説明図である。
図4(a)において、Rcは、隣接する圧力室Rの間の流抵抗、N1、N2,N3,・・・Nnは、複数(n)のノズルに付したノズル番号であり、それぞれのノズルは、対応するヒータ2、圧力室R、および吐出口3を含む。前述したように、供給口15A,15Bのそれぞれに水頭差H1に対応する負圧が作用し、排出口16A,16Bのそれぞれに水頭差H2に対応する負圧が作用する。共通供給路13は、供給口15A(第1の開口部)および15B(第2の開口部)によって外部と流体連通し、共通排出路14は、排出口16A(第3の開口部)および16B(第4の開口部)によって外部と流体連通する。共通供給路13と共通排出路14は、並列に配されている。共通供給路13内の圧力PAと共通排出路14内の圧力PBは、ノズル列方向において図4(b)のように同様に変化し、それぞれのノズルの圧力室Rの個別供給口5と個別排出口6との間には同等の圧力差ΔPが生じる。その結果、それぞれのノズルの圧力室Rにおいては、供給口15A,15Bに接続される共通供給路13から、排出口16A,16Bに接続される共通排出路14に向かって、矢印A方向にインクが同様に流れる。
記録動作時は、前述したように、記録データに応じて複数のノズルのヒータ2が選択的に駆動されるため、インクを吐出するノズル(吐出ノズル)と、インクを吐出しないノズル(非吐出ノズル)と、が混在する。ヒータ2が駆動されたときには、圧力室R内のインクの発泡に伴って発生する圧力によって、吐出口3に形成されているインクのメニスカスの表面張力に抗して、圧力室R内のインクが吐出口3から外部に吐出される。これにより、吐出口3の断面積に応じた微小なインク滴が形成される。インクの吐出後は、後述するように、個別供給口5および個別排出口6から圧力室R内にインクが供給され、吐出口3にインクのメニスカスが形成されて、次のインク吐出が可能な状態となる。
図5(a)は、吐出ノズルと非吐出ノズルとが混在している状態におけるインク吐出用基板1内のインクの流れの説明図である。インク吐出用基板1におけるインクの吐出状況によっては、図4(a),(b)のようなインクの循環時と異なる。すなわち、吐出ノズルにおける圧力室R内のインクの発泡エネルギーによってインクが吐出された後は、その圧力室R内の消泡によって生じる負圧により、個別供給口5からだけではなく、圧力差ΔPに抗して個別排出口6からも圧力室R内にインクが供給される。そのため、排出口16A,16B、共通排出路14、および個別排出口6は、インクの循環時とは逆に、サブタンク104b内のインクを圧力室R内に供給することになる。
例えば、図5(a)のようにノズルN2が非吐出ノズルであって、他のノズルN1,N3,・・・Nnがインク滴I1,I3,・・・Inを吐出する吐出ノズルである場合を想定する。この場合、図5(a)のように、非吐出ノズルN2の両端、つまり非吐出ノズルN2の圧力室Rの両側の共通供給路13と共通排出路14には、ほぼ同等の量IA,IBのインクが流れる。それらの量IA,IBの差は圧力差ΔPに対応する僅かな量であり、ノズル間の流抵抗Rcによる共通供給路13内と共通排出路14内の圧力損出は、ほぼ同等となる。よって、非吐出ノズルN2の両端間の圧力差は、他のノズルが吐出ノズルであった場合でもほとんど影響を受けず、非吐出ノズルN2には矢印A方向にインクが流れる。
図5(b)は、前述した図4(a)のようなインクの循環時にノズルに流れる矢印A方向のインクの量(循環量)と、吐出ノズルと非吐出ノズルとが混在したときに、非吐出ノズルに流れる矢印A方向のインクの量(循環量)と、の比(流量比)の説明図である。前者のインクの循環量に関しては、ノズル列の両端に位置するノズルN1,Nnにおけるインクの循環量を「1」とした。本例においては、図5(b)のように、非吐出ノズルの位置が変化したとしても、両者間におけるインクの循環量の差を数%程度に抑えることができた。また、前述した図4(a)のようなインクの循環時においても、ノズルの配列方向におけるインクの循環量の分布は、図5(b)とほぼ同様に、数%程度の差に抑えることができた。
(比較例)
図6(a),(b)は、本実施形態における供給口15Bと排出口16Aを備えなかった場合の比較例の説明図である。この比較例においては、共通供給路13に対して、供給口15Aのみから水頭差H1に相当する比較的小さい負圧が作用し、共通排出路14に対して、排出口16Bのみから水頭差H2に相当する比較的大きい負圧が作用する。供給口15Aと排出口16Bとの間の圧力差は、ΔPとする。
この比較例において、図5(a)と同様に、ノズルN2が非吐出ノズルであって、他のノズルN1,N3,・・・Nnがインク滴I1,I3,・・・Inを吐出する吐出ノズルである場合には、共通供給路13と共通排出路14の両方からインクが供給される。その場合は、図6(b)のように、共通供給路13内の圧力PAがノズルN1からノズルNnに向かって降下し、共通排出路14内の圧力PBがノズルNnからノズルN1に向かって降下する。この結果、ノズルの位置に応じて、その両端おける圧力差が大きく異なり、図6(b)中の右側に位置するノズルに関しては、その両端における圧力差が小さくなって、そのノズルの圧力室Rにはインクがほとんど流れなくなる。
このように、非吐出ノズルにおけるインクの循環流量が減少した場合には、その循環による効果が小さくなり、ノズル先端部の吐出口3において、インク中の水分の蒸発によってインクの粘度が高くなって、インクの良好な吐出が阻害されるおそれがある。また、それぞれのノズルにおけるインクの循環流量が大きく異なって、それらの循環流量の変動幅が所定の許容範囲を逸脱した場合には、インクの吐出不良によって画像の記録品位を損なうおそれがある。これに対して、上述した本願発明の実施形態においては、それぞれのノズルにおけるインクの循環流量の変動幅を小さく抑えてインクの循環を維持し、その循環による効果を充分に確保することができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態における記録ヘッド120の記録ヘッド用基板(液体吐出用基板)1の分解斜視図である。本例の基板1は、ノズル形成部材7、素子基板8、流路基板9、および支持基板22を積層した構成である。
本例のノズル形成部材7には、4つのノズル列(吐出口列)L1,L2,L3,L4に沿って複数の吐出口が形成されている。前述した実施形態と同様に、素子基板8には、それぞれの吐出口3に対応する電気熱変換素子(ヒータ)2、流路壁4、個別供給口5、および個別排出口6が形成されており、ノズル形成部材7には、流路壁4によって仕切られた複数の圧力室Rが形成されている。
流路基板9は、第1および第2の流路基板9A,9Bを含み、第1の流路基板9Aには、吐出口3の配列方向に沿って延在する共通供給路13A,13B,13Cと共通排出路14A,14Bが形成されている。共通供給路13Aは、ノズル列L1に対応する複数の個別供給口5に共通に連通し、共通排出路14Aは、ノズル列L1,L2に対応する複数の個別排出口6のそれぞれに共通に連通する。共通供給路13Bは、ノズル列L2,L3に対応する複数の個別供給口5のそれぞれに共通に連通し、共通排出路14Bは、ノズル列L3,L4に対応する個別排出口6のそれぞれに共通に連通する。共通供給路13Cは、ノズル列L4に対応する複数の個別供給口5に共通に連通する。
第2の流路基板9Bには、吐出口3の配列方向における共通供給路13A,13B,13Cの両端部のそれぞれに連通する計3組の供給口15A,15Bが形成されている。また、第2の流路基板9Bには、吐出口3の配列方向における共通排出路14A,14Bの両端部のそれぞれに連通する計2組の排出口16A,16Bが形成されている。支持基板22には、3つの供給口15Aに共通に連通する共通供給口31Aと、3つの供給口15Bに共通に連通する共通供給口31Bと、が形成されている。また、支持基板22には、2つの排出口16Aに共通に連通する共通排出口32Aと、2つの排出口16Bに共通に連通する共通排出口32Bと、が形成されている。
本例においては、供給口15A,15Bと排出口16A,16Bを基板1の両端部に配置して、供給口15Aと排出口16Aとの間隔、および供給口15Bと排出口16Bとの間隔を充分に大きく設定する。これにより、共通供給路13A,13B,13Cおよび共通排出路14A,14Bの流路幅を広げることなく、共通供給口31Aと共通排出口32Aとの間隔、および共通供給口31Bと共通排出口32Bとの間隔を大きく設定することができる。このように、共通供給路13A,13B,13Cおよび共通排出路14A,14Bの流路幅を広げることなく、それぞれのノズル間におけるインクの吐出性能のバラツキを抑制しつつ、複数のノズル列を高密度の配備することができる。この結果、より高精細かつ高品位な画像を記録することができる。
(他の実施形態)
供給口15A,15Bの位置は、共通供給路13の両端部のみに特定されず、共通供給路13の一端部と中間部とを含む位置、あるいは共通供給路13の複数の中間部を含む位置等、共通供給路13の延在方向にずれた複数の位置であればよい。同様に、排出口16A,16Bの位置は、共通排出路14の両端部のみに特定されず、共通排出路14の一端部と中間部とを含む位置、あるいは共通排出路14の複数の中間部を含む位置等、共通排出路14の延在方向にずれた複数の位置であればよい。また、個別供給口5および個別排出口6は、必ずしも圧力室Rと1対1に対応する必要はなく、複数の圧力室Rと対応するように、図2中の上下方向に長く延在させてもよい。
本発明は、インク吐出用基板、インクジェット記録ヘッド、およびインクジェット記録装置のみに特定されず、種々の液体を吐出するための液体吐出用基板、液体吐出ヘッド、および液体吐出装置として広く適用することができる。本発明は、前述した実施形態のようなフルライン方式の記録装置に対してのみならず、いわゆるシリアルスキャン方式等の種々の方式の記録装置に対しても適用可能である。
1 インク吐出用基板(液体吐出用基板)
2 ヒータ(吐出エネルギー発生素子)
3 吐出口
5 個別供給口(第1の個別流路)
6 個別排出口(第2の個別流路)
13 共通供給路(第1の共通流路)
14 共通排出路(第2の共通流路)
15A,15B 供給口(第1の導入部)
16A,16B 排出口(第2の導入部)
120 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
R 圧力室

Claims (17)

  1. 複数の圧力室と、前記複数の圧力室のそれぞれに連通される複数の吐出口と、前記複数の圧力室内の液体のそれぞれを前記複数の圧力室のそれぞれに対応する前記複数の吐出口から吐出させる複数の吐出エネルギー発生素子と、を備える液体吐出用基板であって、
    前記複数の圧力室のそれぞれの第1の部分が接続される第1の共通流路と、
    前記複数の圧力室のそれぞれの第2の部分が接続される第2の共通流路と、
    前記第1の共通流路に連通する複数の第1の導入部と、
    前記第2の共通流路に連通する複数の第2の導入部と、
    を含むことを特徴とする液体吐出用基板。
  2. 前記複数の第1の導入部は、前記第1の共通流路における当該第1の共通流路の延在方向にずれた複数の位置に設けられ、
    前記複数の第2の導入部は、前記第2の共通流路における当該第2の共通流路の延在方向にずれた複数の位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出用基板。
  3. 前記複数の圧力室のそれぞれの前記第1の部分は、前記第1の共通流路における当該第1の共通流路の延在方向にずれた位置に接続され、
    前記複数の圧力室のそれぞれの前記第2の部分は、前記第2の共通流路における当該第2の共通流路の延在方向にずれた位置に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出用基板。
  4. 前記複数の第1の導入部の少なくとも1つは、前記第1の共通流路の延在方向における端部に設けられており、
    前記複数の第2の導入部の少なくとも1つは、前記第2の共通流路の延在方向における端部に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出用基板。
  5. 前記複数の第1の導入部の少なくとも2つは、前記第1の共通流路の延在方向における両端部に設けられており、
    前記複数の第2の導入部の少なくとも2つは、前記第2の共通流路の延在方向における両端部に設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出用基板。
  6. 前記複数の圧力室は第1の方向に沿って配列され、
    前記第1の共通流路と前記第2の共通流路は、前記第1の方向に沿って延在することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の液体吐出用基板。
  7. 前記複数の圧力室のそれぞれの前記第1の部分は、前記複数の圧力室のそれぞれに対応する第1の個別流路を通して前記第1の共通流路に接続され、
    前記複数の圧力室のそれぞれの前記第2の部分は、前記複数の圧力室のそれぞれに対応する第2の個別流路を通して前記第2の共通流路に接続されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の液体吐出用基板。
  8. 前記複数の圧力室は、第1の方向に延在する第1および第2の列を形成するように配列され、
    前記第1の共通流路に、前記第1の列における前記複数の圧力室のそれぞれの一方側の部分と、前記第2の列における前記複数の圧力室のそれぞれの一方側の部分と、が接続されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の液体吐出用基板。
  9. 前記複数の圧力室は、第1の方向に延在する第1および第2の列を形成するように配列され、
    前記第2の共通流路に、前記第1の列における前記複数の圧力室のそれぞれの他方側の部分と、前記第2の列における前記複数の圧力室のそれぞれの他方側の部分と、が接続されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の液体吐出用基板。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の液体吐出用基板を備えることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  11. 前記吐出エネルギー発生素子は前記圧力室の内部に備えられ、
    前記圧力室内の液体は、当該圧力室の外部との間において循環されることを特徴とする請求項10に記載の液体吐出ヘッド。
  12. 請求項10または11に記載の液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドの前記液体吐出用基板における前記複数の吐出エネルギー発生素子を制御する制御手段と、
    前記複数の第1の導入部と前記複数の第2の導入部とに液体を供給可能な液体供給手段と、
    前記複数の第1の導入部と前記複数の第2の導入部との間に差圧を生じさせる差圧発生手段と、
    を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  13. 前記差圧発生手段は、液体の水頭差によって前記差圧を生じさせることを特徴とする請求項12に記載の液体吐出装置。
  14. 液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する吐出エネルギー発生素子を内部に備える第1および第2の圧力室を備える液体吐出用基板であって、
    前記第1および第2の圧力室のそれぞれの第1の部分と接続される第1の共通流路と、前記第1および第2の圧力室のそれぞれの第2の部分と接続される第2の共通流路と、を備え、
    前記第1の共通流路は外部と流体連通する第1および第2の開口部を備え、前記第2の共通流路は外部と流体連通する第3および第4の開口部を備え、前記第1の共通流路の前記第1の部分との接続部は、前記第1および第2の開口部の間に配され、前記第2の共通流路の前記第2の部分との接続部は、前記第3および第4の開口部の間に配されることを特徴とする液体吐出用基板。
  15. 前記第1の共通流路は前記第1および第2の圧力室に液体を供給し、前記第2の共通流路は前記第1および第2の素子基板から液体を排出することを特徴とする請求項14に記載の液体吐出用基板。
  16. 前記第1の共通流路と前記第2の共通流路とは並列して配されていることを特徴とする請求項14または15に記載の液体吐出用基板。
  17. 前記吐出エネルギー発生素子は前記第1および第2の圧力室の内部にそれぞれ備えられ、
    前記第1および第2の圧力室内の液体は、当該第1および第2の圧力室の外部との間において循環されることを特徴とする請求項14から16のいずれか1項に記載の液体吐出用基板。
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