JP2017144976A - ランフラットタイヤ - Google Patents
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Abstract
Description
図1には、本実施形態のランフラットタイヤ10(以下、「タイヤ10」と称する。)のタイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿って切断した切断面(タイヤ周方向に沿った方向から見た断面)の片側が示されている。なお、図中矢印AWはタイヤ10の幅方向(タイヤ幅方向)を示し、矢印ARはタイヤ10の径方向(タイヤ径方向)を示す。ここでいうタイヤ幅方向とは、タイヤ10の回転軸と平行な方向を指している。また、タイヤ径方向とは、タイヤ10の回転軸と直交する方向をいう。また、符号CLはタイヤ10の赤道面(タイヤ赤道面)を示している。
図1は、リム30に組み付けて標準空気圧を充填したときのタイヤ10を示している。リム30は標準リムとされている。なお、ここでいう「標準リム」とは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2014年度版規定のリムを指す。また、上記標準空気圧とは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2015年度版の最大負荷能力に対応する空気圧である。
一対のビード部12には、複数のワイヤを互いに接触するように複数列及び複数段に整列させて形成されたビードコア26がそれぞれ埋設されている。これらのビードコア26には、カーカス14が跨っている。ビードコア26は、断面が円形や多角形状など、空気入りタイヤにおけるさまざまな構造を採用することができる。多角形としては例えば六角形を採用することができる。また、ビード部12には補強等を目的としてゴム層・コード層等をさらに設けてもよく、このような追加部材はカーカス14やビードフィラー28に対してさまざまな位置に設けることができる。
サイドウォール部22Aの外周面には、サイドウォール部22Aの外周面から突出するリムガード34が設けられている。リムガード34は、ビード部12の外周面からタイヤサイド部22のタイヤ幅方向端部22Cに亘る部分を底辺として断面略台形状に形成されており、サイドウォール部22Aの外周面と略平行に形成された頂面34Aから側面34Bが裾野状に広がっている。リムガード34の頂面34Aは、リム30よりもタイヤ幅方向外側に形成され、リムを外的損傷から保護している。また、リムガード34は、タイヤ周方向に沿って延設されている。このため、リムガード34は、タイヤ径方向及びタイヤ表面に沿った方向から加えられる力に対する剛性が高められ、ランフラット走行時の耐久性を向上している。なお、リムガード34は、求められるランフラット走行時の耐久性や他の仕様に応じて、適宜省略することもできる。
カーカス14は、2枚のカーカスプライ14A、14B(タイヤ赤道面CLにおいてタイヤ径方向外側に配置されるカーカスプライをカーカスプライ14A、内側に配置されるカーカスプライをカーカスプライ14Bとする)によって構成されており、カーカスプライ14A、14Bはそれぞれ、複数本のコードを被覆ゴムで被覆して形成されている。
ビードフィラー28とカーカスプライ14Bとの間には、ビードコア26をタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ折り返して被覆するフリッパー32が配置されている。
フリッパー32は、複数本の高弾性の有機繊維コードを並べてゴムコーティングしたものである。本実施形態のフリッパー32に用いられている有機繊維コードは、芳香族ポリアミドコードであり、タイヤ径方向に対する角度が40°〜55°の範囲内に設定されている。なお、フリッパー32に用いるコードの素材は、特に限定されない。
カーカス14のタイヤ径方向外側には、傾斜ベルト層16が配設されている。この傾斜ベルト層16は、2枚のベルトプライ16A、16B(タイヤ径方向外側に配置されるベルトプライをベルトプライ16A、内側に配置されるベルトプライをベルトプライ16Bとする)によって構成されている。このベルトプライ16A、16Bはそれぞれ、複数本のコード(例えば、有機繊維コードや金属コードなど)を被覆ゴムで被覆して形成されている。ベルトプライ16A、16Bを構成するコードは、タイヤ周方向に対して傾斜する方向に延びている。コードの傾斜角度は、タイヤ周方向に対して15°以上とすることが好ましい。さらに、20°以上30°以下がさらに好ましい。なお、ベルトプライ16Aは、タイヤ幅方向に沿った幅(長さ)がベルトプライ16Bのタイヤ幅方向に沿った幅(長さ)よりも狭く(短く)されている。なお、本実施形態のベルトプライ16Bは、本発明における「タイヤ幅方向に沿った長さが最も大きいベルトプライ」の一例である。また、本実施形態のベルトプライ16Aは、本発明における「タイヤ幅方向に沿った長さが最も小さいベルトプライ」の一例である。
傾斜ベルト層16のタイヤ径方向外側には、補強コード層18が設けられている。この補強コード層18は、2枚の補強プライ18A、18B(タイヤ径方向外側に配置される補強プライを補強プライ18A、内側に配置される補強プライを補強プライ18Bとする)によって構成されている。補強プライ18A、18Bはタイヤ幅方向に沿った幅(長さ)が略同一とされ、傾斜ベルト層16の全体を覆っている。また、この補強プライ18A、18Bはそれぞれ、タイヤ周方向に対して角度が0〜10度の範囲内であるコード(例えば、有機繊維コードや金属コードなど)を複数本平行に並べて形成されている。
傾斜ベルト層16及び補強コード層18のタイヤ径方向外側には、トレッド部20が設けられている。トレッド部20は、走行中に路面に接地する踏面であり、図2の拡大図に示すように、傾斜ベルト層16のベルトプライ16Aの端部16AEにおけるタイヤ径方向外側のタイヤ外周面位置Nと、トレッド部20の踏面のタイヤ赤道面CL上での点Pとのタイヤ径方向の距離NHが、15mm以下とされている。
図1に示すように、タイヤサイド部22は、タイヤ径方向に延びてビード部12とトレッド部20とをつなぎ、ランフラット走行時にタイヤ10に作用する荷重を負担できるように構成されている。タイヤサイド部22のタイヤ幅方向端部22Cは、ビードのタイヤ幅方向内側端BEからタイヤ径方向外側に、タイヤ断面高さSH対比で50%〜90%の範囲に設けることができる。
タイヤサイド部22には、カーカス14のタイヤ幅方向内側にタイヤサイド部22を補強するサイド補強ゴム層24が設けられている。サイド補強ゴム層24は、パンクなどでタイヤ10の内圧が減少した場合に車両及び乗員の重量を支えた状態で所定の距離を走行させるための補強ゴムである。
次に、本実施形態のタイヤ10の作用及び効果について説明する。本発明に係るランフラットタイヤの効果を確かめるために、以下の実施例1〜3のランフラットタイヤと、本発明に含まれない比較例1〜5のランフラットタイヤを用意して試験を実施した。
16 傾斜ベルト層(ベルト層)、
16A ベルトプライ(タイヤ幅方向に沿った長さが最も小さいベルトプライ)、
16B ベルトプライ(タイヤ幅方向に沿った長さが最も大きいベルトプライ)、
22 タイヤサイド部、 24 サイド補強ゴム層、 30リム、
34 リムガード
Claims (3)
- 一対のビード部間に跨るカーカスと、
タイヤサイド部に設けられ、前記カーカスの内面に沿ってタイヤ径方向に延びるサイド補強ゴム層と、
前記カーカスのタイヤ径方向外側に配置されたベルト層と、を備え、
前記ベルト層のタイヤ幅方向に沿った長さをBとした場合、前記サイド補強ゴム層と前記ベルト層とのタイヤ径方向から見た重なり幅がタイヤ赤道面の片側で0.06B以上とされ、
前記ベルト層のタイヤ幅方向端部での前記サイド補強ゴム層の厚みが3.0〜5.5mmとされ、
前記ベルト層のタイヤ幅方向端部でのタイヤ外周面位置と、前記タイヤ赤道面におけるタイヤ外周面位置とのタイヤ径方向に沿った距離が15mm以下とされている、タイヤ断面高さが113mm以上のランフラットタイヤ。 - 前記ベルト層はタイヤ径方向に重なり合う複数枚のベルトプライによって形成され、
前記長さBはタイヤ幅方向に沿った長さが最も大きい前記ベルトプライのタイヤ幅方向に沿った長さとされ、
タイヤ幅方向に沿った長さが最も小さい前記ベルトプライの端部位置での前記サイド補強ゴム層の厚みが3.0mm以上5.5mm以下とされ、
タイヤ幅方向に沿った長さが最も小さい前記ベルトプライの端部におけるタイヤ径方向外側のタイヤ外周面位置と、タイヤ赤道面におけるタイヤ外周面位置とのタイヤ径方向に沿った距離が15mm以下とされている、請求項1に記載のランフラットタイヤ。 - 前記タイヤサイド部のタイヤ外周面から突出し、
タイヤが取付けられるリムよりもタイヤ幅方向外側で前記タイヤ外周面に沿って頂面が形成されたリムガードを備えた、請求項1又は請求項2に記載のランフラットタイヤ。
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